JPH04228922A - 回転軸受装置の潤滑方法 - Google Patents

回転軸受装置の潤滑方法

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JPH04228922A
JPH04228922A JP40771990A JP40771990A JPH04228922A JP H04228922 A JPH04228922 A JP H04228922A JP 40771990 A JP40771990 A JP 40771990A JP 40771990 A JP40771990 A JP 40771990A JP H04228922 A JPH04228922 A JP H04228922A
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Japan
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lubricating oil
bearings
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bearing
lubricant
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JP40771990A
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Kazuyuki Hiramoto
平元 一之
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸受によって工作機械
の主軸等の高速回転する軸を支持する回転軸受装置にお
ける潤滑方法に関し、特に回転軸の外周側に取付けられ
た軸受に対して回転軸の内側の中空部から潤滑油を供給
するアンダーレース潤滑方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高速回転軸を支持するボールベアリング
等の軸受の潤滑の一方式として、高速回転軸側に固定さ
れている軸受の内輪を貫通して軸受内部に開口する複数
の半径方向の給油孔を設けると共に、前記回転軸の中心
に設けられた軸方向の中空部から前記各給油孔に連通す
る半径方向の通路を穿孔し、該回転軸の基部を通じて前
記中空部に供給された潤滑油を、遠心力によって前記半
径方向通路を経て前記給油孔に送り込んで軸受の内部に
放出し、転動体とレースとの間の潤滑を行い、外に溢れ
た潤滑油を再び回収して循環させるアンダーレース潤滑
法がある。
【0003】又、本出願人による先願(特願平2−17
0217) に詳述されているように、中空部に潤滑油
を供給するパイプは、高速回転する回転軸とは接触しな
いように僅かな隙間を保って回転軸の基部の開口に設置
されている。そして、中空部内は外部環境よりも負圧に
維持され、前記隙間を通じて外気が中空部に侵入するよ
うにして、潤滑油が前記隙間から外部に漏洩することを
防いでいる。このように非接触シールを採用するのは、
接触シールでは高速回転で焼き付きを起こすためである
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成により
、供給パイプから中空部に供給された潤滑油は、回転軸
の回転によって付与された遠心力によって中空部の内壁
上に集まり、軸心領域には前述の非接触シールの隙間か
ら侵入した空気が集まって大きな気塊を形成する。この
中空部内壁上における潤滑油の分布状態は、遠心力によ
る半径方向給油穴からの給油量の変化によって複雑に変
動し、特に、回転速度が増加すると軸方向における分布
に大きな偏りが生じることが判っている。例えば、回転
速度が低い場合には、軸方向に関して供給パイプに近い
位置Aと遠い位置Bとの間でほぼ等しい潤滑油分布が見
られても、高速回転になるにつれて、位置Aにおける量
が少なくなり、逆に位置Bにおける量が激増する傾向が
ある。
【0005】従って、位置A,Bに軸受を設けて回転軸
を支持している場合、位置Aにある軸受に対しては潤滑
油の供給が不足して焼き付き事故を発生する危険性が生
じる。本発明は、こうした従来技術の問題点を解消し、
高速回転の場合でも、軸方向における潤滑油の分布の偏
りに起因する軸受の潤滑不足による事故が生じない改良
されたアンダーレース潤滑方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、回転軸中空
部から半径方向に貫通した潤滑油通路を通過して軸受に
供給する流量より大きな流量の潤滑油を外部から回転軸
中空部に送入し過剰な潤滑油は送入部の隙間から回収す
るようにした構成によって達成される。詳述すると、軸
方向に隔たった少なくとも2箇所に軸受を設けて回転軸
を支持する軸受装置において、前記回転軸に形成した中
空部に半径方向隙間が形成されるように軸線方向に嵌め
込まれた潤滑油送入パイプから潤滑油を送入し、前記中
空部から前記回転軸を半径方向に貫通する潤滑油通路を
通じて前記各軸受に潤滑油を供給する際、前記潤滑油通
路を通過する流量よりも大きい流量を以て前記潤滑油送
入パイプから前記中空部へ潤滑油を送入し、過剰な潤滑
油は前記半径方向隙間から回収するようにしたことを特
徴とする回転軸受装置の潤滑方法である。
【0007】
【作用】潤滑油は、回転軸の基部に設けられた開口に対
して所定の隙間を介して設置された潤滑油送入パイプを
通じて中空部内に所定の圧力で送入される。そして、回
転軸を半径方向に貫通して設けられた潤滑油通路を通じ
て供給圧力及び遠心力によって軸受の内輪に供給され、
これを冷却すると同時に軸受内部を潤滑して外部に排出
される。
【0008】潤滑油送入パイプから送入される潤滑油の
流量は、この軸受を通じて外部に排出される流量よりも
多いので、余った潤滑油は潤滑油送入パイプと開口との
間の前記隙間を通じて漏洩する。これによって外気が中
空部に侵入することが防がれ、中空部内には常に充分な
潤滑油が存在することとなる。なお、前記隙間から流出
した潤滑油は、軸受を冷却・潤滑して排出された潤滑油
と共に回収され、フィルタや冷却手段等を経て再び前記
供給サイクルに復帰する。
【0009】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の軸受潤滑構造の軸方向の側断
面図、図2は同じく図1のX−X線に沿う横断面図であ
る。回転軸1は中心軸Aに沿う中空部2を有し、その開
放された基部は固定部材3によって中心に所定の開口を
残して閉鎖され、ポンプ(図示しない)に接続された潤
滑油送入パイプ4がこれを通じて中空部2に向かって開
口している。該潤滑油送入パイプ4と回転軸1の開口と
の間には所定の半径方向隙間12設けられ、軸線方向の
所定長にわたって嵌め込まれている。
【0011】この回転軸1は軸方向に隔たった2箇所に
軸受5,6を具えている。この軸受5,6は、内輪7,
外輪8,及びその間にリテーナ9によって回転可能に位
置決めされて挟持された鋼球10によって構成され、内
輪7は前記回転軸1の外周に固定され、静止位置に保持
された外輪8に対して回転可能に回転軸1を支持してい
る。
【0012】この軸受5に対する潤滑のために、前記回
転軸1には各軸受5,6の位置に対応して、中空部2か
ら外周面に達する半径方向の複数の潤滑油通路11が放
射状に設けられ、回転軸1の外周に形成された溝14に
連通している。該各通路11は軸心Oに対して等分角位
置に設置されている。前記内輪7には、前記潤滑油通路
11を含み軸心Oに垂直な横断面上に、半径方向の給油
孔13が壁面を貫通して複数個設けられ、軸受内部に開
口している。
【0013】前記潤滑油送入パイプ4を通じて潤滑油が
回転軸1の中空部2に供給されてこれを充満すると、余
剰の潤滑油は前記隙間12から外部に流出する。中空部
2を満たした潤滑油は、回転軸1の回転に伴う遠心力に
よって前記潤滑油通路11と給油孔13を経て軸受5,
6の内部に供給され、これを冷却・潤滑する。そして、
軸受5,6の外部に排出されて、前述の隙間12から漏
洩流出した潤滑油と共に回収装置(図示しない)に引き
取られ、公知のようにフィルタ並びに冷却手段を経て再
び前記供給サイクルに復帰する。
【0014】前記潤滑油送入パイプ4から送入される潤
滑油の流量は、潤滑の目的を果たして軸受5,6に供給
される潤滑油の流量よりも大きく設定されているので、
回転軸1の中空部2の全域は常に潤滑油で充満した状態
に維持され、余剰の潤滑油は前記隙間12から積極的に
流出し、外気がこの隙間12を通って中空部2に侵入す
ることを防ぐ役目を果たす。
【0015】従って、中空部2内へ空気が侵入すること
はなく、即ち、中空部2内での潤滑油の分布の偏りを問
題にする必要はなく、回転軸上のすべての軸受5,6に
対して、その位置に関係なく、充分な量の潤滑油が供給
される。本実施例による回転軸受装置を高速回転させる
場合、例えば潤滑油送入パイプ4から20リットル/分
の流量で回転軸1の中空部内へ潤滑油を送入し、各潤滑
油通路11から各軸受5,6へ供給される潤滑油流量が
それぞれ1リットル/分となり、隙間12から流出する
流量が18リットル/分になるように設定した。このと
き二つの軸受5,6には常時ほぼ等量の潤滑油が供給さ
れることを確認できた。つまり、中空部2内の軸線方向
の違いによる潤滑油の分布に偏りがないことが判る。こ
の際の隙間12から流出する余剰潤滑油の回収方法は、
本出願人の先願である特願平2−170217にも記載
さている通り、潤滑油送入パイプ4と固定部材3との挿
入部分の中程の潤滑油パイプ4側に回収通路を開口させ
、潤滑油挿入通路と連通させないで該回収通路を後方ま
で形成し、後方から挿入圧力より低圧で吸引し、回収し
ている。
【0016】なお、上述の例では軸受の内輪の壁面を貫
通して給油孔を設けたが、この代わりに回転軸の潤滑油
通路の端末開口を軸受から外れた位置に設け、そこから
潤滑油を軸受内部に噴射する潤滑方式に対しても本発明
は同様に適用可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、回転軸の中空部は常に
潤滑油で充満しているので、該回転軸を支持する全ての
軸受に対して、その軸方向位置の如何にかかわらずに均
等且つ充分な潤滑油の供給を行うことが可能になる。こ
れによって、従来のアンダーレース潤滑方式で問題にな
っていた軸方向位置による潤滑油の分布の偏りに起因す
る軸受の焼き付き事故が解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受潤滑構造の構成を示す軸方向断面
図である。
【図2】図1のX−X線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
1─回転軸 2─中空部 3─固定部材 4─潤滑油送入パイプ 5,6─軸受 7─内輪 8─外輪 9─リテーナ 10─鋼球 11─潤滑油通路 12─隙間 13─給油孔 14…溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸方向に隔たった少なくとも2箇所に
    軸受を設けて回転軸を支持する軸受装置において、前記
    回転軸に形成した中空部に半径方向隙間が形成されるよ
    うに軸線方向に嵌め込まれた潤滑油送入パイプから潤滑
    油を送入し、前記中空部から前記回転軸を半径方向に貫
    通する潤滑油通路を通じて前記各軸受に潤滑油を供給す
    る際、前記潤滑油通路を通過する流量よりも大きい流量
    を以て前記潤滑油送入パイプから前記中空部へ潤滑油を
    送入し、過剰な潤滑油は前記半径方向隙間から回収する
    ようにしたことを特徴とする回転軸受装置の潤滑方法。
JP40771990A 1990-05-21 1990-12-27 回転軸受装置の潤滑方法 Expired - Lifetime JPH0656183B2 (ja)

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DE69126917T DE69126917T2 (de) 1990-05-21 1991-05-13 Kühlapparat eines Maschinenspindellagers
US07/701,179 US5192139A (en) 1990-05-21 1991-05-16 Apparatus for cooling a spindle bearing of a machine

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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