JPH0422837Y2 - - Google Patents

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JPH0422837Y2
JPH0422837Y2 JP5769387U JP5769387U JPH0422837Y2 JP H0422837 Y2 JPH0422837 Y2 JP H0422837Y2 JP 5769387 U JP5769387 U JP 5769387U JP 5769387 U JP5769387 U JP 5769387U JP H0422837 Y2 JPH0422837 Y2 JP H0422837Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属製線材からなる試験管立ての改
良に関するものである。
(従来の技術) この種の試験管立ての先行技術としては、本考
案者が先に出願した実公昭61−35234号公報の明
細書及び図面に記載されたものがあつた。
この先行技術に係る試験管立ては、方形枠状の
左右の各支持脚と、試験管区画用の上部格子体及
び下部格子体と、試験管の底部を支持する底枠と
からなる試験管立てにおいて、前記各支持脚の上
部、下部及び底部に上部支軸、下部支軸及び底部
支軸を水平に固着し、これらの各支軸に前記上部
格子体、下部格子体及び底部を開閉可能に連結す
ると共に、前記左右の各支持脚に対する前記上部
格子体、下部格子体及び底枠の三者の開角を直角
に保持する保持杆を取付けてなる構成を有し、例
えば輸送時の梱包及び保管時には平行リンク状
に、左右の支持脚を倒伏させ、上下の格子体が底
枠上に重なるように折畳んで嵩を低くでき、使用
時には前記支持脚を起立させ、保持杆により起立
状態を保持して試験管底部を底枠で支持すると共
に、両格子体で該試験管の中間部を起立状態で支
持するようにしたものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、本考案者が上記先行技術の構成に従
う試験管立てを作成したところ、次のような点に
問題点が生じることが判明した。
即ち、この先行技術の場合、前述のように上下
の格子体及び底枠を使用状態において、左右の支
持脚に対し直角に保持するための保持杆を設ける
必要がある上に、実際には折畳み時に該保持杆を
ガイドするための構成部材及び開角位置において
保持杆を固定状に位置規制するための構成部材等
を設けなければならず、その分部品点数が増加し
て複雑な構造になる上、該保持杆を組付けるため
の加工工数が増加するため、必然的にコスト高と
なる。
また試験管立てを構成する各線材は不離一体に
連結されているため、取扱時の手違い等により、
いずれかの線材が変形すると、その歪みが各構成
部材の動きを拘束して折畳みまたは起立させて使
用することが不可能になる事態を招く恐れがあ
り、このような事態に及ぶと修理に多大な手間と
時間を要するといつた不都合があつた。
本考案はかかる従来の問題点に注目して、折畳
み可能で輸送や保管に好都合なものであ乍ら、前
記先行技術に比べて部品点数も少なくて安価に製
造でき、また一部の構成部材に歪みやその他の変
形が生じても、折畳み機能への影響が少なく、修
理も比較的簡単に行えるようにすることを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) このような目的を達成するための本考案の特徴
構成は、ほぼ方形状とした基台と、その両端部に
立設した1対の側枠と、両側枠間に上下2段に架
設した試験管支持枠とからなる試験管立てにおい
て、前記両側枠を基台に対し起伏自在に構成し、
かつこの一方の側枠に前記各試験管支持枠の一端
部を枢着すると共に、他方の側枠に各支持枠架設
用の渡し杆を設ける一方、前記基台の両端部に両
側枠の基台側への倒伏を規制する規制体を設け、
また前記各支持枠の他端両側部に、該支持枠の両
側杆部の各端部の下方に屈曲してなる引掛部を設
けたものである。
(作用) 上記特徴構成を有する本考案は、両側枠が起立
し、支持枠に試験管を支持できる状態において
は、上下の渡し杆にそれぞれ対応する引掛部が係
合されることにより、両側枠が規制体に基台側へ
の倒伏を規制されて起立状に固定支持されるので
あり、不使用時には、前記各引掛部と渡し杆との
係合を解除し、両側枠を規制体の取付部とは反対
側に倒すことにより嵩の低い形状に折畳むことが
できる。
上記の如く側枠を起立及び倒伏の二姿勢に変更
できる構造において、本考案では起立姿勢を保持
するための部材として規制体を設けているが、こ
の規制体は前述の先行技術における保持杆のよう
な運動機構を必要とせず、基台の幅方向に架け渡
して固定するだけのものであるから、構造及び加
工が著しく簡単であり、部品点数及び加工コスト
を大幅に削減できる。
また、部材の一部がやや歪む等の変形を生じて
も、引掛部は両側枠を対向方向に規制するのみで
あるため、多少の変形は支持枠等に吸収され、使
用不可となるに至ることが少なく、また修理も比
較的簡単に行えるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。第1図〜第3図に示したこの実施例の試
験管立ては、ほぼ方形状とした基台1の長手方向
両端に1対の側枠2a,2bを設け、この各側枠
2a,2b間の中間の2位置に試験管支持枠3
a,3bを橋架及び橋架解除可能としてあり、そ
の全体をステンレス鋼等の錆が発生しにくい金属
材により構成したものである。
前記基台1は細帯状の側板4,4を長手方向に
平行に並べ、この両側板4,4間に試験管Aの底
部を支持する底受け部材5を張設すると共に、両
側板4,4の両端に線材からなる枢支杆6,6を
回動自在に取付け、この各枢支杆6,6の内側で
近接する側板4,4の上辺部に亙つて線材からな
る規制杆(規制体)7,7を架着したものであ
る。前記底受け部材5は基台1の長手方向両端間
に平行に架設した複数の線材51……により構成
され、各線材51……は試験管底部を1対の線材
51,51間で支承すべく配列されている。
前記各側枠2a,2bは線材を門形に折曲げて
上辺部21と側辺部22,22とを一連に形成し
たものであつて、両側辺部22,22の下端部を
それぞれ前記枢支杆6に一体的に固着してあり、
これによつて該側枠2a,2bはそれぞれ前記枢
支杆6回りに基台1の外側には回転自由とし、該
基台1の内側には前記規制杆7により回転規制さ
れている。従つて、この各側枠2a,2bを倒伏
させる時は、に基台1の外側に回転させることに
より行い、また起立時には各側枠2が垂直起立状
態で、枢支杆6近傍の下端部分が規制杆7に当接
して、それ以上の内側への倒伏を規制されるので
ある。
前記一方の側枠2aの側辺部22,22の上下
2箇所には前記試験管支持枠3a,3bの一端側
両端部を枢支する枢支杆8a,8bが支持され、
他方の側枠2bの側辺部22,22の上下2箇所
には線材からなる支持枠架設用の渡し杆9a,9
aが架着されており、この各渡し杆9a,9aに
対応する各試験管支持枠3a,3bの他端側両端
部が着脱自在に架設される。
前記試験管支持枠3a,3bは1対の大径線材
を用意し、この各線材を長手方向に平行に並べて
側杆部10,10を設け、この各側杆部10,1
0間に前記線材より細い多数の線材11……を格
子状に組合わせて、これら各線材11……間に試
験管Aを支持するための桝目12……を形成した
ものである。前記両側杆部10,10の一端部に
はリング状板からなる枢支板13,13が取付け
られ、この各枢支板13,13が一方の側枠2a
に架着された前記枢支杆8aまたは8bに嵌合枢
支されている。また該両側杆部10,10の他端
部は、長手方向両端に架設された格子構成線材1
1……よりも更に延びており、この延長部分を下
方に鈎形に屈曲させることにより1対の引掛部1
5,15が形成されている。
尚上記構成において、各線材及び板材どうし間
は例えば溶接によつて接合されている。
上記の如く構成したこの実施例の試験管立ては
使用時には、まず両側枠2a,2bを起立させ、
一方の側枠2aに枢支連結された各試験管支持枠
3a,3bの引掛部15,15を他方の側枠2b
に設けた各渡し杆9a,9bに引つ掛けることに
より、該支持枠3a,3bを両側枠2a,2b間
に架設するのである。この場合、両側枠2a,2
bはそれぞれ下端部が規制杆7,7に内側への倒
伏を規制されて基台1に対して直角に起立する姿
勢で完全に固定される。
この起立姿勢で前記桝目12……から試験管A
……を挿入し、その底部を前記基台1の底受け部
材5に支承させることにより、該試験管周面の上
下2個所が桝目12を構成する線材11……によ
り起立姿勢で安定的に支持されるのである。
また不使用時には、第2図の想像線で示すよう
に、各渡し杆9a,9bと引掛部15,15との
係合を解除し、一方の側枠2aを基台1の外側に
倒して両試験管支持枠3a,3bを基台1上に重
ねると共に、他方の側枠2bを基台1の裏側まで
回転させることにより折畳むことで嵩を低くする
ことができ、これにより輸送時や保管時における
スペース効率が大幅に向上するものである。
尚、既述実施例において、本考案は規制体7,
7を基台1に架け渡した杆状のものに代えて、該
基台1の側板4,4から内側に突出する突起状物
で構成してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、両側枠を
起立させた上で、各渡し杆に両支持枠の引掛部を
係合することで試験管を支持でき、また該引掛部
の係合を解除して、両側枠を規制体の取付部とは
反対側に倒すことにより嵩の低い形状に折畳むこ
とができる。また規制体は基台の幅方向に架け渡
して固定するだけのものであるから、運動機構を
必要とする先行技術のものと比較して、構造及び
加工が著しく簡単であり、部品点数及び加工コス
トを大幅に削減できる。
更に、部材の一部がやや歪む等の変形を生じて
も、引掛部は両側枠を対向方向に規制するのみで
あるため、多少の変形は支持枠等に吸収され、使
用不可となるに至ることが少なく、また修理も比
較的簡単に行うことができる。
以上要するに本考案によれば、折畳み可能で輸
送や保管に好都合なものであり乍ら、前記先行技
術に比べて部品点数も少なくて安価に製造でき、
また一部の構成部材に歪みやその他の変形が生じ
ても、折畳み機能への影響を少なくできる等、実
用上優れた効果を発揮するに至つた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係る試験管立ての実
施例を示しており、第1図は平面図、第2図は縦
断正面図、第3図は側面図である。 1……基台、2a,2b……側枠、3a,3b
……試験管支持枠、7……規制体、9a,9b…
…渡し杆、10……側杆部、15……引掛部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ほぼ方形状とした基台1と、その両端部に立設
    した1対の側枠2a,2bと、両側枠2a,2b
    間に上下2段に架設した試験管支持枠3a,3b
    とからなる試験管立てにおいて、前記両側枠2
    a,2bを基台1に対し起伏自在に構成し、かつ
    この一方の側枠2aに前記各試験管支持枠3a,
    3bの一端部を枢着すると共に、他方の側枠2b
    に各支持枠架設用の渡し杆9a,9bを設ける一
    方、前記基台1の両端部に両側枠2a,2bの基
    台1側への倒伏を規制する規制体7,7を設け、
    また前記各支持枠3a,3bの他端両側部に、該
    支持枠3a,3bの両側杆部10,10の各端部
    を下方に屈曲してなる引掛部15,15を設けた
    ことを特徴とする試験管立て。
JP5769387U 1987-04-15 1987-04-15 Expired JPH0422837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5769387U JPH0422837Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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JP5769387U JPH0422837Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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JPS63164940U JPS63164940U (ja) 1988-10-27
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