JPH0422734Y2 - - Google Patents

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JPH0422734Y2
JPH0422734Y2 JP1987117310U JP11731087U JPH0422734Y2 JP H0422734 Y2 JPH0422734 Y2 JP H0422734Y2 JP 1987117310 U JP1987117310 U JP 1987117310U JP 11731087 U JP11731087 U JP 11731087U JP H0422734 Y2 JPH0422734 Y2 JP H0422734Y2
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lock
band
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male
diaper cover
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JP1987117310U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、いわゆるボケ老人と言はれる人達が
股間に着けるおしめのカバーに関するもので、さ
らに詳しく説明すると、ボケ老人は排尿、排便に
ついてトイレツトで行のうことの意識を喪失して
いるため、おしめを着用させることは周知の所で
あるが、彼等は乳幼児などと異なり、排尿、排便
すると、これがおしめに浸み込み、或は滞留する
ので、肌に不快を覚えると、この不快感を取り除
くため、おしめを自から取り外すだけでなく、取
り外したおしめを所かまわず投げたり、大切なも
のにぶつけたり、かぶせたりする。これは日常病
院や家庭内で見受けられる情況である。従つて、
看護人は寸時も目を放す暇が無く、用便の時間を
計算したり、夜間も排尿間隔の短かい老人の場合
は安心して眠ることも許されない状態で、その看
護は極端に苦痛に満ちたものであるので、ボケ老
人が自分では取外しできないようにしたおしめカ
バーで、且つ、これらボケ老人が不安感にから
れ、おしめカバーの着用を嫌うことの無いタイプ
のおむつカバーを提供するものである。
(従来の技術) 従来のボケ老人の排尿用パンツとしては、防水
布を用いたパンツの内側に、吸水部材を取り付け
たいわゆる失禁パンツが多数提供されている。例
えば、実開昭60−17270号「おねしよ用パンツ」、
実開昭57−52505号「吸収用パツト付きブリーフ」
等がある。しかし、これらのものは、吸水用パツ
トをボケ老人自らが取出すことができるし、又、
乳幼児用のおしめカバー形式のものも簡単におむ
つカバーを除去し得るので、上記の目的には合致
しないものである。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の吸水布付きパンツは、ウエストラインが
伸縮自在になつているため、こゝから手を入れて
内部の吸水布やおしめを取り出すことができるの
で、上述したような不都合なことが生じるので、
ウエストライン部は言うに及ばず、パンツの脚入
れ穴から手を入れて吸水布等を引き出すこともで
きないカバーが求められる。しかし、こゝで注意
を要する点は、鍵を用いてロツクする形式の錠前
をつけたりすると、これら老人は、何かの不安、
恐怖を覚えるためカバーの着用を極端に嫌う傾向
のあることである。
(問題を解決するための手段) 本考案は上述の問題点を解決するため種々試験
の結果完成したもので、全体の形状はシヨートズ
ボン型かブルマー型とし、ウエストラインには適
宜の素材より成り、調節可能を持つバンドを取付
け、このバンドの両端に雄雌2つのピースより構
成された嵌合型錠の一方をそれぞれ取付けて成る
おしめカバーで、カバーの素材は防水性のものが
好ましいが、それに限らない。又錠を開ける道具
(鍵という)は、従来の鍵でなく、棒とか楔形の
ピン等で錠の所定の場所を押すか、或は所定の孔
に挿し込むだけで錠のロツクが外れる構造のもの
とするのが好ましい。
カバーの着脱を容易にするため、ウエストライ
ンの後部に適宜幅だけ伸縮性布を取付けて置くこ
とが好ましい。
さて、錠を解除する鍵は普通の鍵の形を有する
ものでなく、例えば第3図に示すように2本の角
を有する形状で一見鍵と見えないものを用いるの
である。
なお、ブルマー型のカバーに於ては脚を入れる
筒部を多少長くして置き、手指がおむつに届かな
いようにして置くことが好ましい。必要によつて
は、シヨートズボンの両筒の下縁にも錠を取付け
て置くこともできる。
(作用) 本考案おしめカバーは上述の構成に係るもので
あるから、ボケ老人等におしめなどを着用させた
後、その上から本考案おしめカバーを着用させ錠
を嵌合ロツクして置くのである。錠を取り付けた
バンドは、予め着用者のウエスト寸法に合はして
あるから、着用者はウエストラインから手を入れ
ておむつを引きずり出すことは不可能となる。カ
バー本体は、その腰回り寸法やウエストラインの
寸法を多少大きくすることが好ましいが、バンド
の寸法さえ着用者のウエストの寸法に調節して置
けばよい。またカバーウエストラインに伸縮布を
取付けたものは、ウエストラインが伸びるから着
用させるのに便利である。この場合もバンドの錠
がロツクされるから、安全である。他方、錠を解
くには、第8図に示す特殊形状のものとして、そ
の角7,7′を錠に挿し込み、力をいれて押すと
容易に錠は解けるようにしたものである。
(実施例) 本考案実施の一例を図面について説明する。第
1図第2図に於て、1はおしめカバーの本体で、
図示のものはシヨートズボン型である。2はバン
ドで布又は革、プラスチツクベルト等適宜の素材
を用いたもので、長さを調節できる調節機構(図
示しない)を有するものが好ましい。3,3′は
バンドの両端部に取付けられた錠で、2つのピー
スを嵌合してロツクする形式のものである。その
一例を第2図に示した。第2図イは雄型で、同ロ
は雌型、同ハは雌型の開口方向側面図を示し、1
1は雄型の基部、12,12′は基部より突出し
た係合角で、13,13′はその脚部、14,1
4′は係合子、15,15′は頭部で、プラスチツ
ク性で弾性を有し、外力を加へると矢印方向へ傾
き、外力を除くと元に戻る。16は雌型と嵌合す
る際に真進するよう枠部17を突設した案内子で
ある。18はバンド2を取付ける穴である。一方
雌型3の方は、第2図ハに示すように雄型を受入
れるやゝ中ふくらみの横長矩形状の空洞を有する
筒体で、本体のほゞ中央の両サイド位置に、本体
の内方へ向つて山形の切り欠き部19,19′が
設けられ、20,20′は雌型の両側壁面に取付
けたバーで、前記切り欠き部19,19′を閉鎖
する構造である。21,21′は雌型の開口部側
壁で、前記切欠き部19により斜めのエツジ(係
合子)9,9′を形成する。22はバンド取付け
用の穴である。23,23′は前記雄型の案内子
16上の枠部17のガイド用突起である。
上記した雄雌に於て、雄型の係合角12,1
2′の頭部15,15′の外面間の間隔aは雌型の
開口部の内法bより僅かに大きく、又該頭部の先
端24,24′間の間隔cは雌型の開口部の内法
よりかなり小さい寸法に形成してあり、両者は嵌
合し易い形状となつている。
なお、カバー本体1に於て、4は伸縮布、5は
バンド通しである。第3図は錠を解除する道具6
を示す。
本考案おしめカバーは上述の構成に係るもの
で、その使用方法等を説明すると、先づおむつを
着用した対象者に、普通ズボンやブルマーをはか
せるようにこのおしめカバーを着用させる。この
際おしめを着用した分腰回りが大きくなるから、
該おしめカバーのウエストラインの寸法をやゝ大
きめにするか、伸縮布4を設けてウエストライン
が延びるようにしてあるから、手数を要しない。
次にバンドの先の錠、雄雌を嵌合しロツクすれば
よい。バンド2の長さは、着用者のウエスト寸法
に予じめ合はせてあるから、ウエストラインから
手を入れておしめを引き出すことができない。従
つて、本考案の目的は充分達成されるものであ
る。
錠のロツクは図示したように雄型の係合角1
2,12′が雌型の開口部より侵入すると、頭部
15,15′は雌型の側壁21,21′により内側
へ押圧されつゝ進行し、一定位置に来ると、側壁
が切欠かれているので、該頭部は外方へ弾発し元
の姿勢に復するが、このとき雌型の係合子9,
9′と係合する。
次に、錠を解除するには、鍵6の一対の角7,
7′をロツクされた状態の錠の空〓8,8′へ挿し
込み、軽く押す。すると雄型の係合角12,1
2′の頭部15,15′が内側へ押圧され、係合子
14,14′と雌型の係合子9,9′との係止が外
れ、錠3,3′は解除される。
(考案の効果) 本考案は上述のように、おしめの上からこれを
カバーするものであるが、ウエストラインから手
を入れておしめを引き出せない構造とし、その
際、錠に普通の鍵をかけるとボケ老人に不安を与
え、着用を拒否されるので、鍵の形状を全く変形
したもので、殆んどの着用者は何れの抵抗もなく
本おしめカバーを着用している。つまり施錠や解
除に気付かないようで、不安感を訴えた者は一人
もいない。従つて看護者は夜も安心して眠れ、お
しめの取替えが多少遅れても、おしめを引き出し
て所かまわず汚すということも無く、実用的効果
の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案おむつカバーを示す説明図、第
2図イ,ロ,ハは錠の一例を示す説明図で、イは
雄型、ロは雌型のそれぞれ平面図、同ハは雌型の
開口部側面図、第3図イ,ロは鍵の正面図と平面
図である。 符号説明、1……カバー本体、2……バンド、
3,3′……錠、4……伸縮布、5……バンド通
し、6……鍵、7,7′……角、8,8′……空
〓、9,9′……係合子、11……基部、12,
12′……係合角、13,13′……脚、14,1
4′……係合子、15,15……頭部、16……
案内子、17……枠部、18……バンド取付け
穴、19,19′山形切り欠き、20,20′……
バー、21,21′……側壁、22……バンド取
付け穴、23,23′……ガイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シヨートズボン又はブルーマ型カバー本体1
    のウエストライン部にバンド2を具え、該バン
    ドの両端に雄雌2ピースより成り、両者を嵌合
    することによりロツクされる錠3,3をそれぞ
    れ取付け、且つこの錠は解除用鍵として錠の雄
    型に設けた弾性係合角12,12に係合して雌
    型との係合を解く2つの角7,7を有する鍵6
    と組合はせたものであることを特徴とするおし
    めカバー。 (2) 前記雄型は基部11の両側端部に1対の係合
    角12,12を突設し、該係合角12,12の
    脚13,13と半円形頭部15,15との接点
    にZ字状の係合子14,14を形成したもので
    ある実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のおし
    めカバー。 (3) 前記雌型は横長矩形の開口部を有する中空箱
    体の長さ方向ほゞ中央位置の両側縁部に山形穴
    19,19を設け、両壁側は入口より所定寸法
    内奥位置にZ字状の係合子9,9を形成し、且
    つ箱体の表裏両壁の内側面にそれぞれ一対の小
    突起状ガイド23,23を突設してある実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載のおしめカバー。
JP1987117310U 1987-07-30 1987-07-30 Expired JPH0422734Y2 (ja)

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JP1987117310U JPH0422734Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

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JPS6422324U JPS6422324U (ja) 1989-02-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62117311A (ja) * 1985-11-18 1987-05-28 松下電器産業株式会社 積層フイルムコンデンサ

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