JPH04226986A - 6−置換プリニルピペラジン誘導体 - Google Patents

6−置換プリニルピペラジン誘導体

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JPH04226986A
JPH04226986A JP3145165A JP14516591A JPH04226986A JP H04226986 A JPH04226986 A JP H04226986A JP 3145165 A JP3145165 A JP 3145165A JP 14516591 A JP14516591 A JP 14516591A JP H04226986 A JPH04226986 A JP H04226986A
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JP
Japan
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formula
compound
lower alkyl
phenyl
optically active
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Application number
JP3145165A
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English (en)
Inventor
Zoltan G Hajos
ゾルタン・ジー・ハジヨス
Jeffery B Press
ジエフエリイ・ビー・プレス
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Ortho Pharmaceutical Corp
Original Assignee
Ortho Pharmaceutical Corp
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Publication date
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D473/26Heterocyclic compounds containing purine ring systems with an oxygen, sulphur, or nitrogen atom directly attached in position 2 or 6, but not in both
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    • C07D473/30Oxygen atom attached in position 6, e.g. hypoxanthine
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式
【0002】
【化17】
【0003】の化合物に関する。これらの化合物は有用
な心臓血管剤である。これらの化合物は陽性のイオン親
和性活性を有し、そしてことに心臓の拍出を改良するた
めに、とくに急性または慢性の心不全の調節において、
強心剤として有用である。これらの化合物は、また、心
臓の不整脈の処置または予防のための抗不整脈剤として
有用である。
【0004】英国特許出願第GB2186573号およ
びドイツ国特許出願第DE3703633号は、強心剤
および抗不整脈活性を有し、そして次の式を有するプリ
ン誘導体に関する:
【0005】
【化18】
【0006】式中、Rは好ましくは非置換のジフェニル
ジアルキル基である。上の式において側鎖は環の窒素原
子(3,7または9)に結合しているが、R1、R2ま
たはR3に結合していない。
【0007】米国特許第4,460,586号は、式

0008】
【化19】
【0009】の3−アミノプロポキシアリール誘導体に
関する。
【0010】これらの化合物は、強心剤、抗不整脈剤お
よびα−およびβ−アドレノセプター遮断剤として有用
である。この米国特許は種々の4−置換インドール誘導
体を特許請求する発行された、1系列の特許の1つであ
る。
【0011】米国特許第3,919,226号は、次の
式に相当するプリン化合物を記載している:
【0012
【化20】
【0013】式中、R1は水素または低級アルキルであ
り、R2はフェニルまたはベンジルであり、これらはハ
ロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシにより置換
されていてもよく、そしてAは低級アルキレンであり、
これはヒドロキシル基により置換されていてもよい。こ
れらの化合物は抗浮腫、抗炎症および抗アレルギー活性
を有する。
【0014】本発明は、一般式式
【0015】
【化21】
【0016】式中、R1は水素、C1−C4低級アルキ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル、C2
−C6低級アルケニル、C2−C6低級アルキニル、テ
トラヒドロピラニルまたはテトラヒドロフラニルであり
、R2およびR3は同一もしくは相異なり、そして置換
基でないか、あるいは酸素であり、R4はナフチル、ピ
リジル、チエニルまたはCHR5R6であるか、あるい
はYがC=であるとき、CR5R6であるか、あるいは
フェニルまたは置換フェニルであり、ここで置換基はC
1−C4低級アルキル、C1−C4低級アルコキシ、C
F3、ハロ、パーハロ、NO2またはCNであり、R5
およびR6は同一もしくは相異なり、そしてナフチル、
ピリジル、チエニル、フェニルまたは置換フェニルであ
り、ここで置換基はC1−C4低級アルキル、C1−C
4低級アルコキシ、CF3、ハロ、パーハロ、NO2ま
たはCNであり、Zは水素、CN、C1−C4低級アル
キル、ハロ、ヒドロキシ、アミノまたはCO2R7であ
り、ここでR7は水素、C1−C4低級アルキル、NO
2、ハロ、CNまたはCF3であり、XはS、O、NH
またはNR8であり、ここでR8はC1−C4低級アル
キルであり、MはCH2、CHOH、CHOCOR9ま
たはCHOR9であり、ここでR9は直鎖状もしくは分
枝鎖状のC1−C4低級アルキル、SO3H、フェニル
または置換フェニルであり、ここでフェニル環上の置換
基はC1−C4低級アルコキシ、NO2またはCNであ
り、QはCH2または(CH2)2であり、そしてYは
窒素であるか、あるいはR4がCR5R6であるとき、
二重結合(C=)を有する炭素原子であり、ただし、(
a)YがNでありかつR4がCR5R6以外の置換基で
あるとき、XはSまたはOであり、(b)R4がCHR
5R6またはCR5R6であるとき、R2および/また
はR3は酸素であり、および/またはQは(CH2)2
であり、そして(c)R4がCHR5R6またはCR5
R6であるとき、R4およびR6の少なくとも一方は芳
香族基である、の6−置換プリルピペラジン誘導体に関
する。
【0017】また、本発明には、これらの6−置換プリ
ルピペラジン誘導体の光学異性体が包含される。
【0018】この一般式の化合物は、哺乳動物における
心臓血管剤として、とくに強心剤として有用であり、そ
してまた抗不整脈剤として有用である。
【0019】本発明は、その最も広い意味において、陽
性のイオン親和活性を示す6−置換プリルピペラジン誘
導体に関する。
【0020】Xがイオウである、本発明の化合物は、反
応の概要1に概略的に示すようにして調製することがで
きる。
【0021】反応の概要1
【0022】
【化22】
【0023】この反応の概要において、適当に置換され
た6−メルカプト誘導体1を塩基、例えば、アミン(例
えば、トリエチルアミン)、金属水酸化物(例えば、水
酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム)、または金属水
素化物(例えば、水素化ナトリウム)で不活性溶媒、例
えば、ジメチルホルムアミド(DMF)またはテトラヒ
ドロフラン(THF)中で処理する。次いで、形成した
アニオンを適当に置換したアルキル化剤、例えば、クロ
ライド2またはエポキシド3と反応させ、そして反応成
分を約2〜200時間約0〜100℃の温度において反
応させて、本発明の化合物4を生成する。R2および/
またはR3が酸素である本発明の化合物(ieN−オキ
シド)を得るために、化合物4をm−クロロパーオキシ
安息香酸と反応させる。アルキル化剤として使用するク
ロライド2およびエポキシド3は、商業的に入手可能で
あるか、あるいは化学文献に記載されている手順および
この分野において利用できる手順により調製することが
できる。
【0024】あるいは、Xがイオウ(S)、NH、NR
8または酸素(O)である、本発明の化合物は、反応の
概要2に概略的に示す手順により調製することができる
【0025】反応の概要2
【0026】
【化23】
【0027】6構成員の環上の6−位置に適当な脱離基
を有する適当に置換されたプリン5を、Xが酸素である
適当に置換されたアルコール6と、XっがNHまたはN
R8であるアミンと、またはXがイオウであるメルカプ
タンと、適当な溶媒、例えば、ベンゾニトリル、トルエ
ン、DMF、ジメチルスルホキシド(DMSO)または
THF中で反応させる。適当な脱離基(L)の例は、ク
ロロ、ブロモまたはトシル基を包含する。
【0028】プリン出発物質5は置換されていないか、
あるいはN−9において置換されることができる(R1
)。この反応は塩基および/または触媒の存在下に実施
することができる。使用できる適当な塩基は、アルカリ
金属およびアルカリ土類金属の水酸化物および水素化物
、例えば、ナトリウムまたはカリウムの水酸化物、およ
びナトリウムまたはカリウムの水素化物、およびナトリ
ウムまたはカリウムの金属である。
【0029】この反応は、また、転相剤またはクラウン
エーテル触媒、例えば、18−クラウン−6の存在下に
実施することができる。N−9において基(R1)が保
護基であるとき、それは酸(R1がテトラヒドロピラニ
ルまたはテトラヒドロフラニルである場合)または加水
素分解(R1がベンジルである場合)により除去するこ
とができる。
【0030】本発明の化合物7は、また、m−クロロパ
ーオキシ安息香酸と反応させて、N−オキシド(すなわ
ち、R2および/またはR3が酸素である)を得ること
ができる。
【0031】本発明の化合物は、また、反応の概要3に
概略的に示すようにして調製することができる。
【0032】反応の概要3
【0033】
【化24】
【0034】適当に置換されたアルコール8を酸クロラ
イド、例えば、アセチルクロライドまたはプロピオニル
クロライド、または対応する酸無水物と、塩基、例えば
、トリエチルアミンまたはピリジンの存在下に反応させ
る。この反応は適当な溶媒、例えば、THFまたは塩化
メチレン中で実施して、エステル誘導体9(R10はC
OR5であり、ここでR5は上に定義した通りである)
を生成する。
【0035】アルキルイオダイド、例えば、ヨウ化メチ
ルをアルキル化剤として使用する場合、この反応は一般
に強塩基、例えば、水酸化ナトリウムまたは水素化ナト
リウムとくに実施して、エーテル誘導体10(R8=R
5、ここでR5は上に定義した通りである)を生成する
。R1がテトラヒドロピラニルである場合において、保
護基は温和な酸、例えば、希塩酸で加水分解することに
よって除去することができる。
【0036】Xがイオウである本発明の化合物は、また
、反応の概要4に概略的に示すようにして調製すること
ができる。
【0037】反応の概要4
【0038】
【化25】
【0039】この手順において、適当に置換された6−
メルカプト−プリン誘導体1をエピクロロヒドリンまた
はグリシジルトシレートでそのラセミ体または光学的に
活性な[(2R)−(−)または(2S)−(+)]形
態で適当な溶媒、例えば、エタノール、アセトニトリル
、DMFまたはDMSO中で処理する。この反応は約0
〜50℃の温度において約数時間〜約10日間実施して
クロライド誘導体11を生成する。この反応は必要に応
じて塩基、例えば、重炭酸ナトリウムの存在下に実施す
ることができる。
【0040】クロライド誘導体11を適当に置換された
ベンズヒドリルピペラジンまたはホモピペラジン12で
そのままで、あるいは溶媒の存在下に約15〜50℃の
温度において約数時間〜数週間処理すると、プリニルピ
ペラジン誘導体13がラセミ体または光学的に活性な形
態として生成する。使用できる適当な溶媒は、メタノー
ル、エタノール、DMFまたはDMSOを包含する。
【0041】プリニルピペラジン誘導体13は、また、
m−クロロパーオキシ安息香酸と反応させてN−オキシ
ド化合物13(すなわち、R2および/またはR3は酸
素である)を生成することができる。
【0042】ベンズヒドリルピペラジンおよびホモピペ
ラジン化合物12は、商業的に入手可能不活性雰囲気か
、あるいはこの分野において知られている文献の手順に
より調製することができる。
【0043】非対称のビアリール化合物(R4はCHR
5R6であり、そしてR5およびR6はアリール基であ
る)は、芳香族カルボン酸誘導体、例えば、エチル2−
ナフタレンカルボキシレートを有機金属試薬、例えば、
2−ピリジルリチウムとコントロールした条件下にに反
応させて、2−ナフチル2−ピリジルケトンを生成する
ことができる。次いで、このケトンを有機金属試薬、例
えば、2−チエニルリチウムと反応させて、1−(2−
ナフチル)−1−(2−ピリジル)−1−(2−チエニ
ル)メタノールを生成することができる。このアルコー
ルは、引き続いて、下の手順12に記載する方法に類似
する方法で、ハロゲン化剤、例えば、塩化チオニルと反
応させて、対応するクロロメタン誘導体を生成すること
ができる。下の手順12に記載する方法に類似する方法
におけるピペラジンまたはホモピペラジンとの反応は、
要求されるピペラジンまたはホモピペラジンの誘導体を
与える。芳香族カルボン酸誘導体および有機金属試薬の
選択をこの手順において変化させることによって、種々
のビス−非対称ベンズヒドリルピペラジンおよびホモピ
ペラジンの誘導体を調製することができる。
【0044】活性成分として本発明の化合物を製剤学的
担体と緊密に混合して含有する製剤学的組成物は、普通
の製剤学的配合技術に従い、調製することができる。担
体は、投与、例えば、静脈内、経口的または非経口的投
与に望む調製物の形態に依存して広範な種類の形態を取
ることができる。組成物は、また、エアゾールにより投
与することができる。経口的投与形態の組成物の調製に
おいて、通常の製剤学的媒質の任意のものを使用するこ
とができ、例えば、水、グリコール、油、アルコール、
香味剤、防腐剤、着色剤などを経口的液状調製物(例え
ば、懸濁液、エリキシルおよび溶液)の場合において、
あるいは担体、例えば、澱粉、糖、希釈剤、造粒剤、滑
剤、結合剤、崩壊剤などを経口的固体の調製物(例えば
、粉末、カプセル剤および錠剤)の場合において使用す
ることができる。投与の容易さのために、錠剤およびカ
プセル剤は最も有利な経口的投与単位形態を表し、この
場合において固体の製剤学的担体を明らかに使用される
。必要に応じて、錠剤は標準の技術により糖コーティン
グまたは腸コーティングすることができる。非経口的投
与のために、担体は通常無菌の水からなるであろうが、
他の成分を、例えば、溶解を促進するために、または防
腐の目的で、含めることができる;注射可能な懸濁液を
また調製することができ、この場合において適当な液状
担体、懸濁剤などを使用することができる。製剤学的組
成物は、一般に、単位、例えば、錠剤、カプセル剤、粉
末、注射、茶さじ一杯など当たり投与量、例えば、約0
.01〜約50mg/kg、好ましくは約0.1〜約1
0mg/kgの活性成分を含有するであろう。
【0045】次の実施例によって、本発明をさらに説明
する。これらの実施例は本発明を限定しない。実施例中
の化合物のあるものは水和物として得られた。水は水和
物から化合物の融点以下の温度において乾燥することに
よって除去することができる。
【0046】
【実施例】実施例1 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロ
パニルチオ]プリンヘミハイドレートDMF(7ml)
に、6−メルカプトプリン(5ミリモル、0.85g)
を少しずつ添加し、そしてこの溶液を室温において窒素
下に5分間撹拌した。Et3N(5ミリモル、0.69
ml)を滴々添加した。5分後、DMF(5ml)中の
1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−[ビス(4−フルオロフェニル)メチル]−ピペ
ラジン(5ミリモル、1.9g)を、窒素下に室温にお
いて5分かけて滴々添加した。22時間後、この溶液を
焼結ガラスの漏斗を通して濾過し、そして濾液を蒸発さ
せた(1.0mmHg、50℃、撹拌)。10%のMe
OH:CH2Cl2を使用して粗生成物をシリカゲルの
フラッシュクロマトグラフィーにかけると、純粋な生成
物が得られた、0.630g(25.4%)、融点11
5−116℃(分解)。
【0047】DCI/MS(M+1)497。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:8.6(s
,1H)、8.25(s,1H)、7.35(m,4H
)、6.95(m,4H)、4.2(s,1H)、4.
15(m,1H)、3.45および3.6(m,2H)
、2.65(m,2H)、2.6(m,4H)、2.4
(m,4H)。
【0048】分  析:C25H26F2N6OS・1
/2 H2O: 計算値:C,59.40;H,5.38;N,16.6
2実測値:C,58.88;H,5.34;N,16.
56。
【0049】実施例2 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロ
パニルチオ]プリン0.75ハイドレート塩化メチレン
(10ml)中に溶解した、実施例1からの6−[1−
[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラジ
ン−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロパニルチオ
]プリンヘミハイドレート(1.5g、3ミリモル)に
、トリエチルアミン(0.3ml)を室温において添加
した。この混合物を−15℃に冷却し、そしてクロロス
ルホン酸を10分かけて撹拌しながら滴々添加した。−
15℃において1時間撹拌した後、この混合物を室温に
加温し、そして一夜撹拌した。生ずる沈澱を濾過により
集め、そして塩化メチレン(10×20ml)で洗浄す
ると、固体(1.65g)が得られた。ペンタン中で粉
砕し、再濾過し、そして50℃において乾燥すると、標
題化合物が得られた、1.34g(75%)、融点19
7−202℃。
【0050】FAB/MS(M+1)497。300M
Hz  1H  NMR(CDCl2)δ:8.69(
s,1H)、8.47(s,1H)、7.44(m,4
H)、7.16(m,4H)、4.59(m,1H)、
4.30(d,1H)、3.43−3.80(m,6H
)、3.20(m,2H)、2.77(m,2H)、2
.36(m,2H)。
【0051】分  析:C25H26F2N6O4S2
・0.75  H2O: 計算値:C,50.88;H,4.70;N,14.2
4実測値:C,50.99;H,4.83;N,14.
24。
【0052】実施例3 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロ
パニルチオ]プリン3/4ハイドレートCH2Cl2(
7ml)中の実施例1からの6−[1−[1−ビス(4
−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−4−イル]
−2−ヒドロキシ−3−プロパニルチオ]プリン(1.
0g、0.002モル)の溶液に、酢酸無水物(0.2
ml、0.002モル)、Et3N(0.2ml、0.
002モル)を窒素下に室温において5分かけて滴々添
加した。70時間後、CH2Cl2(50ml)を添加
し、そしてこの溶液を飽和NaHCO3(2×100m
l)、H2O(1×100ml)および飽和ブライン(
1×100ml)で抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥した。乾燥した有機層から溶媒を除去すると、固体
が得られ、これを40℃において真空乾燥すると、純粋
な生成物が得られた、0.7g(64.8%)、融点1
05−109℃(分解)。
【0053】DCI/MS(M+1)539。400 
 MHz  1H  NMR(CDCl3)δ:8.7
(s,1H)、8.2(s,1H)、7.3(m,4H
)、6.95(m,4H)、5.3(m,1H)、4.
2(s,1H)、3.4および4.0(m,2H)、2
.65(m,2H)、2.6(m,4H)、2.4(m
,4H)、2.0(s,3H)。
【0054】分  析:C27H28F2N6O2S・
0.75  H2O: 計算値:C,58.74;H,5.38;N,15.2
2実測値:C,58.69;H,5.37;N,15.
02。
【0055】実施例4 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−1−N−オキシド−4−イル]−2−ア
セトキシ−3−プロパニルチオ]プリンモノハイドレー
ト 塩化メチレン(10ml)中に溶解した、実施例3から
の6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチ
ル]ピペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−プ
ロパニルチオ]プリン(1.1g、2.0ミリモル)に
、塩化メチレン(10ml)中に溶解したm−クロロパ
ーオキシ安息香酸(400mg、2ミリモルの85%の
純度)を0℃において撹拌しながら30分かけて添加し
た。この混合物は黄色からほとんど無色に変化し、そし
てマイナスのパーオキシド試験を与えた。次いで、この
混合物を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×50ml
)および飽和ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウム
で乾燥した。濾過および真空蒸発させると、標題化合物
が淡いベージュ色の固体として得られた、1.04g(
100%)、融点144−145℃(分解)。
【0056】IR(KBR)1743cm−1;300
Mc  1H  NMR(CDCl3)δ:8.00(
s,1H)、7.91(s,1H)、7.27(m,4
H)、6.98(m,4H)、5.94(m,1H)、
4.32(s,1H)、3.9(m,2H)、2.6−
3.9(m,10H)、2.11(s,3H)、FAB
/POS/LOWRES  MS  M+1=555(
BP)。
【0057】分  析:C27H28F2N6O3S・
H2O:計算値:C,56.63;H,5.28;N,
14.67実測値:C,56.69;H,5.08;N
,14.11。
【0058】実施例5 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−1−N−オキシド−4−イル]−2−ヒ
ドロキシ−3−プロパニルチオ]プリンモノハイドレー
ト メタノール(7ml)中の実施例4からの6−[1−[
1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン
−1−N−オキシド−4−イル]−2−アセトキシ−3
−プロパニルチオ]プリンモノハイドレート(0.7g
、1.2ミリモル)に、乾燥重炭酸ナトリウム(0.3
g、3.6ミリモル)を添加した。この懸濁液を室温に
おいて24時間撹拌し、そして中程度の焼結ガラスの漏
斗を通して濾過した。濾液を真空蒸発すると、油(1.
3g)が得られ、これを塩化メチレンで粉砕し、そして
再蒸発させると、白色固体(0.75g)が得られた。 固体を15%のメタノール/塩化メチレンを使用するシ
リカゲルのフラッシュクロマトグラフィーにかけると、
標題化合物が白色固体として得られた、0.135g(
55%)、融点155−157℃(分解)。
【0059】300  MHz1H  NMR(DMS
O−d6)δ:8.31(s,1H)、7.80(s,
1H)、7.4(m,4H)、7.12(m,4H)、
4.54(s,1H)、4.41(m,1H)、3.0
5−3.40(m,10H)、2.5−2.7(m,2
H)、FAB/POS/LOWRES  MS(M+1
)=513(BP)。
【0060】分  析:C25H26F2N6O2S・
H2O:計算値:C,56.59;H,5.32;N,
15.84実測値:C,56.82;H,5.05;N
,15.82。
【0061】実施例6 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−4−N−オキシド−4−イル]−2−ヒ
ドロキシ−3−プロパニルチオ]プリンハイドレート塩
化メチレン(15ml)中に溶解した、実施例1からの
6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ピペラジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロ
パニルチオ]プリンヘミハイドレート(1.98g、3
.9ミリモル)に、塩化メチレン(15ml)中に溶解
したm−クロロパーオキシ安息香酸(800mg、4.
1ミリモル)を撹拌しながら0℃において添加した。添
加はほぼ30分を要した。反応混合物を飽和水性重炭酸
ナトリウム溶液(2×50ml)およびブライン(50
ml)で洗浄し、そして濾過した。集めた沈澱を塩化メ
チレンで洗浄して着色した不純物を除去し、そして乾燥
すると白色固体が得られた、1.53g。この固体の7
00mgの部分を塩化メチレン(20ml)および水(
20ml)の中に懸濁し、そしてこの混合物を激しく3
0分間撹拌した。懸濁液を濾過し、水(3×20ml)
および塩化メチレン(4×25ml)で洗浄し、そして
室温において真空乾燥すると、標題化合物が得られた、
融点150−150℃。
【0062】300  MHz1H  NMR(DMS
O−d6)δ:8.8(s,1H)、8.4(s,1H
)、7.0−7.4(m,8H)、4.6(s,1H)
、4.55(m,1H)、3.5(m,2H)、3.0
−3.4(m,10H)、FAB/POS/LOWRE
S  MS(M+1)=513(BP)。
【0063】分  析:C25H26F2N6O2S・
H2O:計算値:C,56.59;H,5.32;N,
15.84実測値:C,56.82;H,5.05;N
,15.82。
【0064】実施例7 6−[1−[1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル
]ホモピペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−
プロパニルチオ]プリンヘミハイドレートEt3N(0
.7ml、5ミリモル)を含むDMF(7ml)中の6
−メルカプトプリン(5ミリモル、0.85g)に、D
MF(15ml)中の1−(1−クロロ−2−ヒドロキ
シ−3−プロパニル)−4−(4,4’−ジフルオロベ
ンズヒドリル)ホモピペラジン(1.97g、5ミリモ
ル)を窒素下に15分かけて滴々添加した。10日後、
NaClを濾過により除去し、そして溶媒を蒸発させる
と、粗生成物が得られ、これを塩化メチレンで粉砕し、
そして不溶性部分をセライト(CeliteR)を通し
て濾過により除去した。濾液を真空濃縮すると、粗生成
物(1.78g)が得られた。20%のメタノール:塩
化メチレンを使用するシリカゲルのフラッシュクロマト
グラフィーにかけると、6−メルカプトプリン(400
mg)を含有する生成物が細かい白色粉末として得られ
た。6−メルカプトプリンを除去するために、粗生成物
(フラッシュド)を次のようにしてアセチル化した。
【0065】塩化メチレン(2ml)中の6−[1−[
1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル]ホモピペラ
ジン−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロパニルチ
オ]プリン(0.26g、0.51ミリモル)(上から
の濾液)に、Et3N(0.07ml、0.51ミリモ
ル)中の酢酸無水物(0.05ml、0.51ミリモル
)を室温において窒素雰囲気下に添加した。3日後、こ
の溶液を濾過し、そして濾液を水性飽和重炭酸ナトリウ
ム溶液(2×50ml)、水(1×50ml)および飽
和ブライン(1×50ml)で抽出し、そして硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を蒸発させると、白色固体が得
られた(390mg)。ペンタンで数回洗浄後、固体を
真空炉内で4日間乾燥すると、純粋な生成物が白色固体
として得られた、0.160g(56.8%)、融点8
8−90℃(分解)。
【0066】DCI/MS(M+1)553;300M
Hz1H  NMR(CDCl3)δ:8.7(s,1
H)、8.1(s,1H)、7.3(m,4H)、6.
95(m,4H)、5.3(m,1H)、4.1および
3.45(qのq,2H)、2.6−2.8(m,10
H)、2.0(s,3H)、1.75(m,2H)。
【0067】分  析:C28H30F2N6O2S・
H2O:計算値:C,59.88;H,5.56;N,
14.96実測値:C,59.86;H,5.24;N
,14.61。
【0068】実施例8 6−[1−[1−(2−メトキシペンチル)ピペラジン
−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロパニルチオ]
プリンヘミハイドレート DMF(20ml)中のNaH(0.48g、10ミリ
モル、ペンタンで洗浄し、そしてデカンテーションした
)を、6−メルカプトプリン(1.70g、10ミリモ
ル)に0℃において少しずつ添加した。窒素雰囲気下に
0℃において1.5時間撹拌した後、1−(1−クロロ
−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)−4−(2−ピリ
ジル)ピペラジン(2.56g、10ミリモル)をDM
F(30ml)中で窒素雰囲気下に5分かけて添加した
。6日後、ジメチルアセトアミドを真空除去すると、不
透明の固体が得られた。10%および15%の両者のメ
タノール:塩化メチレンを使用するシリカゲルのフラッ
シュクロマトグラフィーにより、生成物は6−メルカプ
トプリンから分離されなかった。塩化メチレン(10m
l)中の粗製混合物(2.94g、7.9ミリモル)に
、Et3N(1.10ml、7.9ミリモル)中の酢酸
無水物(0.8ml、7.9ミリモル)を窒素雰囲気下
に滴々添加した。17時間後、この混合物を水(1×5
0ml)および水性飽和重炭酸ナトリウム溶液(1×5
0ml)で溶離した。溶媒を蒸発させると、10%のメ
タノール:塩化メチレンを使用するシリカゲルのフラッ
シュカラムクロマトグラフィーにより、純粋な生成物が
白色固体として得られた、0.57mg(17.43%
)、融点66−68℃(分解)。
【0069】DCI/MS(M+1)414。300 
 MHz1H  NMR(CDCl3)δ:8.85(
s,1H)、8.2(s,1H)、8.2(m,1H)
、7.5(m,1H)、6.65(m,1H)、5.4
5(m,1H)、3.5および4.1(qのq,2H)
、3.55(m,4H)、2.7(m,6H)、2.0
(s,3H)。
【0070】分  析:C19H23N7OS・H2O
:計算値:C,54.01;H,5.72;N,23.
21実測値:C,54.00;H,5.35;N,22
.97。
【0071】上の手順において、1−(1−クロロ−2
−ヒドロキシ−3−プロパニル)−4−(2−ピリジル
)ピペラジンの代わりに1−(1−クロロ−2−ヒドロ
キシ−3−プロパニル)−4−ベンジルピペラジンを使
用すると、6−[1−[1−ベンジルピペラジン−4−
イル]−2−アセトキシ−3−プロパニルチオ]プリン
ヘミハイドレートが得られる。
【0072】あるいは、実施例8の手順に従い、1−(
1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)−4−
ピペロニルピペラジンを1−(1−クロロ−2−ヒドロ
キシ−3−プロパニル)−4−(2−ピリジル)ピペラ
ジンの代わりに使用すると、6−[1−[1−ピペロニ
ルピペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロ
パニルチオ]プリンヘミハイドレートが得られる。
【0073】実施例9 6−[1−[1−(2−メトキシペンチル)ピペラジン
−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロパニルチオ]
プリンモノハイドレート メタノール(5ml)中の、実施例8からの6−[1−
[1−(2−メトキシペンチル)ピペラジン−4−イル
]−2−アセトキシ−3−プロパニルチオ]プリン(0
.30g、0.725ミリモル)に、無水重炭酸ナトリ
ウム(0.10g、0.725ミリモル)を室温におい
て添加した。1週後、メタノールを真空除去すると、粗
生成物が白色固体として得られた。10%のメタノール
:塩化メチレンを使用するシリカゲルのフラッシュクロ
マトグラフィーにより、純粋な生成物が白色固体として
得られた、0.260g(96.6%)、融点159−
161℃。
【0074】DCI/MS(M+1)372。300 
 MHz1H  NMR(DMSO−d6およびD2O
)δ:8.6(s,1H)、8.4(s,1H)、8.
1(m,1H)、7.5(m,1H)、6.8(d,1
H,J=8.59Hz)、6.6(m,1H)、4.0
(m,1H)、3.3および3.7(qのq,2H)、
2.5(m,10H)。
【0075】分  析:C17H21N7OS・H2O
:計算値:C,52.42;H,5.95;N,25.
18実測値:C,52.18;H,5.61;N,25
.71。
【0076】実施例10 6−[1−[1−(2−メトキシペンチル)ピペラジン
−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロパニルチオ]
プリンA、1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プ
ロパニル)−4−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジ
ン CH3CN(3ml)中のエピクロロヒドリン(3.9
ml、50ミリモル)に0℃において、CH3CN(2
0ml)中の1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン
(9ml、50ミリモル)を窒素雰囲気下に5分かけて
滴々添加した。16時間後、生ずる白色沈澱を濾過し、
CH3CNおよびアセトンで洗浄し、30℃において乾
燥真空し、そして純粋な生成物として同定された、7.
28g(51.1%)、融点96−98℃。
【0077】DCI/MS  M+1=285。(10
0  MHz)1  H  NMR(DOSO−d6)
δ:6.9(m,4H)、3.76(m,1H)、3.
76(s,3H)、3.62(dのd,2H)、2.9
6(m,4H)、2.56(m,6H)。
【0078】分  析:C14H21ClN2O2:計
算値:C,59.04;H,7.43;N,9.84実
測値:C,59.40;H,7.60;N,10.54
【0079】B、6−[1−[1−(2−メトキシペン
チル)ピペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−
プロパニルチオ]プリンDMSO(10ml)の中に分
散した6−メルカプトプリン(0.85g、5ミリモル
)に、トリエチルアミン(0.5ml、5ミリモル)を
添加した。この混合物を45℃に加熱し、そして0.5
時間撹拌した。塩化メチレン(7ml)中の1−(1−
クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)−4−(2
−メトキシフェニル)ピペラジン(1.42g、5ミリ
モル)の溶液を添加し、そしてこの混合物を窒素雰囲気
下に4日間撹拌した。追加の当量びトリエチルアミン(
0.5ml、5ミリモル)を添加した。さらに3日後、
溶媒を真空除去した(0.5mmHg、70℃)。 残留物を塩化メチレン(10ml)で処理し、そしてこ
の混合物を濾過した。固体の部分(1.23g、3.1
ミリモル)を塩化メチレン(5ml)中でトリエチルア
ミン(0.45ml、3.2ミリモル)および酢酸無水
物(0.30ml、3.2ミリモル)を室温において2
日間撹拌した。溶媒を真空除去し、そして固体の残留物
をシリカゲルのカラムに通過させ、10%のメタノール
:塩化メチレンを使用すると、対応するO−アセテート
が得られた、0.49g(35.8%)。このエステル
を固体をメタノール(5ml)中で無水重炭酸ナトリウ
ム(0.2g、2ミリモル)とともに3日間撹拌するこ
とによって鹸化した。メタノールを真空除去し、そして
固体を水(10ml)中で撹拌して重炭酸ナトリウムを
除去した。この混合物を濾過し、固体をペンタン(2×
10ml)および塩化メチレン(2×10ml)で洗浄
し、そしてデシケーター内で減圧下に24時間乾燥する
とお、純粋な生成物が得られた、300mg(15.0
%)、融点211−212℃(分解)。
【0080】DCI/MS(M+1)401。300 
 MHz1H  NMR(DOSO−d6)δ:8.7
(s,1H)、8.45(s,1H)、6.95(m,
4H)、4.0(m,1H)、3.8(s,3H)、3
.3および3.7(qのq,2H)、2.65(m,2
H)、2.5(m,8H)。
【0081】分  析:C19H24N6O5S・1/
3 H2O:計算値:C,56.17;H,6.14;
N,20.56実測値:C,56.14;H,6.12
;N,20.67。
【0082】上の手順において、1−(1−クロロ−2
−ヒドロキシ−3−プロパニル)−4−(2−メトキシ
フェニル)ピペラジンの代わりに1−(1−クロロ−2
−ヒドロキシ−3−プロパニル)−4−(4−クロロベ
ンズヒドリル)ピペラジンを使用すると、6−[1−[
1−(4−クロロベンズヒドリル)ピペラジン−4−イ
ル]−2−ヒドロキシ−3−プロパニルチオ]プリンが
得られる。
【0083】実施例11 強心活性 成体の雑種のイヌをナトリウムペントバルビタール(4
5mg/kg、腹腔内)で麻酔し、そして人工呼吸した
。平均の動脈の圧力(MAP)をカニューレ挿入した大
腿動脈の中で記録し、そして薬物をカニューレ挿入した
大腿静脈の中に注入した。動脈の圧力のパルスを使用し
てカージオタコメーターをトリガーして、心拍の速度(
HR)を決定した。左心室の圧力をミラー(Milla
r)カテーテルで測定し、そしてdP/dtmaxを誘
導した。右の開胸術を実施し、そして心筋の収縮力(C
F)を右心室に縫合したワルトン・ブロダイ(Walt
onBrodie)歪み計で測定した。心室の筋肉を伸
長させて100gの基線の張力を生成した。標準の投与
量のドパミン(10〜15μg/kg/分、3分間)を
投与して、変力的刺激に対する心筋の反応を決定した。
【0084】試験化合物を生理食塩水の中に10%の最
終濃度に希釈した小さい体積のジメチルホルムアミドの
中に溶解した。あるいは、可能ならば、可溶性塩酸塩を
生理食塩水中で0.1NのHClの添加により調製した
。賦形剤を適当な体積で試験し、そして収縮力に5%よ
り少ない作用を発揮することが見いだされた。静脈内の
研究のため、化合物を注入ポンプにより0.50〜2.
2ml/分の速度で3〜4段階の増加する投与量で投与
した(1薬物/動物)。各投与量を前の投与の作用がピ
ークになった直後に5分かけて注入した。MAP、HR
、dP/dtmaxおよびCFの反応をベックマン(B
eckman)またはゴウルド(Gould)の記録計
で連続的に監視し、そして薬物前の対照値対薬物の累積
投与量の百分率の変化として表した。これらの研究のた
めに、nは使用した試験動物の数を表す。
【0085】変力の効力の定量は、収縮力(CF)のE
D50を計算することによって得た。これは、心筋の収
縮力における基線より上の50%の増加を生成する化合
物の投与量として定義した。グラフの推定(n<3)ま
たは線形回帰分析(n≧3)を使用して、3〜4点の投
与量曲線から値を得た。この評価からのデータを表1に
示す。括弧内の数はスクリーニングした動物の数である
【0086】
【表1】
【0087】次の手順を使用して、上の実施例に記載す
る手順を使用する本発明の化合物の調製に有用な反応成
分を調製した。
【0088】手順1 3−[4−[ビス(4−フルオロフェニル)メチル]−
1−ピペラジニル]−1,2−プロパンジオール0.2
5ハイドレート MeOH(75ml)中の4−フルオロベンズヒドリル
ピペラジン(6.343g、22ミリモル)の撹拌しそ
して加温した溶液に、MeOH(25ml)中のグリシ
ドール(1.63g、22ミリモル)の溶液を窒素雰囲
気下にゆっくり添加した。この混合物を室温において1
8時間撹拌し、2時間還流し、そして蒸発乾固した。C
H2Cl2(4×100ml)をシロップ状残留物に添
加し、そしてこの混合物を蒸発乾固した。シロップ状残
留物をシリカゲルのカラム(中圧)のクロマトグラフィ
ーにより精製した。2%−5%のMeOH/CH2Cl
2で溶離すると、標題化合物が無色のシロップとして得
られ、これは延長して廃棄すると、吸湿性の泡を形成し
た、5.84g(73%)、融点40−50℃。
【0089】IR(KBr)cm−1:3625、35
75;1H  NMR(CDCl3)δ:6.9−7.
4(m,8H,Ar−H);4.21[s,1H,CH
(O)2]、3.80(m,1H,HCOH)、3.7
3および3.49(各々m,各々1H,HOCH2),
3.8−2.3(m,10H,N−CH2);MS(D
CI):363(MH)+。
【0090】分析:C20H24F2N2O2・1/4
 H2O:計算値:C,65.46;H,6.73;N
,7.63実測値:C,65.09;H,6.66;N
,7.49。
【0091】手順2 3−[4−(ジフェニルメチル)−1−ピペラジニル]
−1,2−プロパンジオール 上の手順1のそれに類似する手順において、MeOH(
50ml)中の4−ベンズヒドリルピペラジン(12.
61g、0.05ミリモル)をMeOH(20ml)中
のグリシドール(3.704g、0.05ミリモル)と
反応させ、そして仕上げると、標題化合物が無色の結晶
質固体として得られた、13.20g(81%)、融点
130−131℃[M.ベルダーレイム(Verder
ame)、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)、11、1090(1
968)により報告された融点125−126℃]。
【0092】分析:C20H26N2O2:計算値:C
,73.59;H,8.03;N,8.58実測値:C
,73.32;H,8.21;N,8.48。
【0093】手順3 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−[ビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラ
ジンモノハイドレート エタノール(12ml)0℃(氷浴)中のエピクロロヒ
ドリン(3.5ml、0.05モル)および無水NaH
CO3(4.2g、0.05モル)の混合物に、エタノ
ール(200ml)中の[ビス(4−フルオロフェニル
)メチル]ピペラジン(14.4g、0.05モル)を
窒素雰囲気下に45分かけて滴々添加した。氷浴を除去
し、そしてこの混合物を室温にさせた。18時間後、N
aHCO3を焼結ガラスの漏斗を経る濾過により除去し
、そして濾液中のエタノールを真空除去すると、粗生成
物が得られた、21.3g。2.0%のMeOH:CH
2Cl2を使用するシリカゲルのフラッシュクロマトグ
ラフィーにかけると、純粋な生成物(10.05g、5
2.9%)が琥珀色の油として得られた。
【0094】DCI/MS(M+1)381。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.3(m
,4H)、6.95(m,4H)、4.2(s,1H)
、3.95(m,1H)3.55(m,2H)、2.7
(m,2H)、2.5(m,4H)、2.4(m,4H
)。
【0095】分析:C20H23ClF2N2O・H2
O:計算値:C,60.22;H,6.32;N,7.
02実測値:C,60.29;H,6.21;N,6.
83。
【0096】手順4 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−(ジフェニルメチル)ピペラジンエタノール(1
3ml)中のエピクロロヒドリン(5.1ml、0.0
65モル)および無水NaHCO3(5.46g、0.
065モル)の混合物に0℃において、エタノール(2
50ml)中のジフェニルメチルピペラジン(16.4
g、0.065モル)を窒素雰囲気下に45分かけて滴
々添加した。17時間後、NaHCO3を焼結ガラスの
漏斗を経る濾過により除去し、そして濾液中のエタノー
ルを真空除去すると、白黄色の固体が得られた21.5
g。この固体はエチレンオキシド(300ml)で粉砕
後沈澱を与え、これを濾過し、そして真空乾燥すると、
純粋な生成物が得られた、5.11g(22.8%)、
融点114−116。
【0097】DCI/MS(M+1)345。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.2−7
.4(m,10H)、4.2(s,1H)、3.9(m
,1H)3.55−3.7(m,2H)、2.7(m,
2H)、2.45(m,8H)。
【0098】分析:C20H25ClN2N2O:計算
値:C,69.60;H,7.20;N,8.10実測
値:C,69.59;H,7.44;N,7.96。
【0099】手順5 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−ベンジルピペラジン エタノール(25ml)中のエピクロロヒドリン(3.
92ml、50ミリモル)および無水NaHCO3(4
.2g、50ミリモル)の混合物に、エタノール(10
0ml)中の1−ベンジルピペラジン(8.66g、5
0ミリモル)を窒素雰囲気下に0℃において30分かけ
て滴々添加した。16時間後、エタノールを真空除去し
、そして粗生成物をシリカゲル(5%のMeOH:CH
2Cl2)を通して溶離すると、純粋な生成物が琥珀色
の油として得られた、10.12g(75.3%)。
【0100】DCI/MS(M+1)269。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.3(m
,5H)、4.95(m,1H)、4.5および4.6
(m,2H)、3.95(m,1H)、3.6(m,2
H)、3.5(s,2H)、2.7(m,4H)、2.
4(m,4H)。
【0101】分析:C14H21ClN2O:計算値:
C,62.50;H,7.87;N,10.40実測値
:C,62.41;H,7.83;N,10.35。
【0102】手順6 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−ピペロイルピペラジン エタノール(25ml)中のエピクロロヒドリン(3.
9ml、50ミリモル)および無水NaHCO3(4.
2g、50ミリモル)の混合物に、エタノール(125
ml)中の1−ピペロイルピペラジン(11.0g、5
0ミリモル)を窒素雰囲気下に0℃において45分かけ
て滴々添加した。16時間後、エタノールを真空除去し
、そして粗生成物をシリカゲル(真空、5%のMeOH
:CH2Cl2)を通して溶離すると、純粋な生成物が
琥珀色の油として得られた、3.85g(26.4%)
【0103】DCI/MS(M+1)313。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.25(
S,1H)、6.7−6.8(m,2H)、5.9(S
,2H)4.6(m,1H)、3.9(m,1H)3.
5(m,2H)、3.4(s,2H)、2.4−2.7
(m,10H)。
【0104】分析:C15H21N2O3Cl:計算値
:C,57.59;H,6.77;N,8.95実測値
:C,57.24;H,6.84;N,8.73。
【0105】手順7 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−(4−クロロベンズヒドリル)ピペラジンヘミハ
イドレート エタノール(25ml)中のエピクロロヒドリン(3.
92ml、50ミリモル)および無水NaHCO3(4
.2g、50ミリモル)の混合物に、エタノール(15
0ml)中の4−クロロベンズヒドリルピペラジン(1
4.34g、50ミリモル)を0℃において窒素雰囲気
下に45分かけて滴々添加した。20時間後、エタノー
ルを真空除去し、そして残留物を50%のMeOH:C
H2Cl2を使用してシリカゲルを通して溶離すると、
純粋な生成物が白色固体として得られた、3.40g(
18.3%)、融点72−74℃。
【0106】DCI/MS(M+1)379。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.5−7
.35(m,9H)、4.2(s,1H)、3.65(
m,2H)、2.9(m,2H)2.7−2.6(m,
8H)。
【0107】分析:C20H24Cl2N2O・1/2
 H2O:計算値:C,61.80;H,6.44;N
,7.20実測値:C,61.67;H,6.37;N
,7.10。
【0108】手順8 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−[ビス(4−クロロフェニル)メチル]ピペラジ
ン 4,4’−ジクロロベンズヒドリルピペラジン(6.0
g、18.7ミリモル)を上のようにしてエピクロロヒ
ドリンと反応させると、標題化合物が琥珀色の油として
得られた、3.67g(49.8%)。
【0109】100MHz  1H  NMR(CDC
l3)δ:7.3(s,8H)、4.2(s,1H)、
3.9(m,1H)、3.6(d,2H,J=10Hz
)、2.9(m,2H)、2.7−2.4(m,10H
)。
【0110】手順9 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−カルベエトキシピペラジンヘミハイドレートカル
ベトキシピペラジン(7.28g、50ミリモル)を上
のようにしてエピクロロヒドリンと反応させると、標題
化合物が透明な油として得られた、8.69g(69.
3%)。
【0111】DCI/MS(M+1)251。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:4.15(
q,2H,J=7.1Hz)、3.9(m,1H)、3
.6(m,2H)、3.5(m,4H)、2.6−2.
4(m,4H)、2.5(d,2H,J=6.5Hz)
、1.25(t,3H,J=7.11Hz)。
【0112】分析:C10H19ClN2O3・1/2
 H2O:計算値:C,46.24;H,7.76;N
,10.78実測値:C,46.58;H,7.47;
N,10.65。
【0113】手順10 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−[ビス(3,4’−トリフルオロメチルフェニル
)メチル]ピペラジン・5/4ハイドレート3,4’−
トリフルオロメチルフェニルピペラジン(1.7g、4
.4ミリモル)を上のようにしてエピクロロヒドリンと
反応させると、標題化合物が琥珀色の油として得られた
、1.23g(72%)。
【0114】DCI/MS(M+1)481。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.68(
s,1H)、7.6−7.4(m,7H)、4.39(
s,1H)、3.9(m,1H)、3.55(m,2H
)、2.7(m,2H)、2.55−2.4(m,8H
)。
【0115】分析:C22H23ClF6N2O・5/
4 H2O:計算値:C,52.54;H,5.11;
N,5.57実測値:C,52.48;H,5.41;
N,5.22。
【0116】手順11 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−(トリフェニルメチル)ピペラジン・1/4ハイ
ドレート 1−(トリフェニルメチル)ピペラジン(5.25g、
16ミリモル)を上のようにしてエピクロロヒドリンと
反応させると、標題化合物が白色固体として得られた、
2.79g(41.4%)、融点91−94℃。
【0117】DCI/MS(M+1)421。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.5−7
.15(m,15H)、3.86(m,1H)、3.5
2(d,2H,J=4.85Hz)、2.9(m,2H
)、2.8−2.4(m,10H)。
【0118】分析:C26H29ClN2O・1/4 
H2O:計算値:C,73.39;H,6.99;N,
6.58実測値:C,73.34;H,6.83;N,
6.53。
【0119】手順12 ビス(4−クロロフェニル)クロロメタン窒素雰囲気下
にCH2Cl2(200ml)中の4−クロロベンズヒ
ドリル(12.66g、50ミリモル)に、塩化チオニ
ル(10ml、137ミリモル)を15分かけて滴々添
加した。18時間後そして溶媒を真空除去した後、粗生
成物をCH2Cl2(100ml)中に溶解し、そして
飽和重炭酸ナトリウム溶液(3×)で洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、そして真空濃縮すると、薄い琥珀色の
油が得られた(12.53g)。室温において1時間放
置すると、結晶化が起こって純粋な生成物が白色固体と
して得られた、12.5g(88.4%)、融点61−
64℃。
【0120】DCI/MS(M+1)235。400M
Hz  1H  NMR(CDCl3)δ:7.35(
m,8H)、6.05(s,1H)。
【0121】分析:C13H9Cl3:計算値:C,5
7.49;H,3.34実測値:C,57.69;H,
3.46。
【0122】これは既知の化合物である:ケミカル・ア
ブスツラクツ(ChemicalAbstracts)
、1957、51、9717a。
【0123】窒素雰囲気下にヨウ化カリウム(2.66
g、16ミリモル)を含有するCH2Cl2(200m
l)中のピペラジン(9.15g、106ミリモル)に
、CHCl3(100ml)中のビス(4−クロロフェ
ニル)クロロメタン(9.5g、35ミリモル)を45
分かけて撹拌しながら滴々添加した。6日後、反応混合
物を濾過し、濃縮し、そして粗生成物をCH2Cl2中
の10%のMeOHを使用するフラッシュクロマトグラ
フィーにより精製すると、標題化合物が濃い琥珀色の油
として得られた。
【0124】400MHz  1H  NMR(CDC
l3)δ:7.25(M,8H)、4.25(s,1H
)、2.9(m,4H)、2.3(m,4H)。
【0125】手順13 6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2−ピラニル)プリ
ン 6−クロロプリン(20g、0.1294ミリモル)お
よびp−トルエンスルホン酸モノハイドレート(0.3
5g)の加温した(60℃)スラリーに、ジヒドロピラ
ン(13.4ml、0.172モル)を30分かけて撹
拌しながら添加した。さらに30分間加熱した後、この
混合物を室温に1時間放冷した。濃水酸化アンモニウム
(12ml)を添加し、そして5分間撹拌した。この溶
液を水(4×70ml)で洗浄し、そして有機層を硫酸
ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして真空濃縮すると、
シロップ(約29g)が得られ、これは放置すると、ゆ
っくり結晶化した。沸騰するヘキサンで抽出すると、生
成物が固体として得られた、24.3g2つの収穫物(
78%)、融点71℃。
【0126】分析:C10H11ClN4O:計算値:
C,50.32;H,4.65;N,23.47実測値
:C,50.25;H,4.59;N,23.25。
【0127】これは既知の化合物である:R.K.ロビ
ンス(Robins)ら、ジャーナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサイアティー(J.Am.Chem.
Soc.)、83、2574(1961)。
【0128】手順14 1−(1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−プロパニル)
−4−[ビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラ
ジン ペンタン(10ml)を水素化ナトリウム(0.50g
、鉱油中の50%の懸濁液の11ミリモル)に添加し、
そしてこの混合物を窒素雰囲気下に撹拌した。ペンタン
をデカンテーションした。無水DMF(12ml)を添
加し、そして懸濁液を0℃に冷却した。無水DMF(1
4ml)中の[ビス(4−フルオロフェニル)メチル]
ピペラジン(2.9g、10ミリモル)を0℃において
10分以内に添加した。反応混合物を室温に放温した。 1時間後、この混合物を0℃に冷却し、そしてこの薄緑
色の溶液に、無水DMF(5ml)中の1−クロロ−3
−ブロモプロパン(5ml、50ミリモル)を10分か
けて添加した。この混合物を窒素雰囲気下に室温におい
て72時間撹拌した。溶媒を50℃において真空蒸発(
1mmHg)した。残留物を塩化メチレン中で粉砕し、
そしてセライト(CeliteR)を通して濾過した。 濾液を水(2×100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過し、そして濾液を真空蒸発すると、粗製
のクロロ−プロピル化合物が得られた(3.65g)。 ペンタン(50ml)を添加し、そして次の日にペンタ
ン不溶性固体を濾過により除去した。濾液を真空蒸発す
ると、標題化合物が透明な無色の油として得られた、2
.3g(75%)。
【0129】100MHz  1H  NMR(CDC
l3)δ:7.32(m,4H)、6.95(m,4H
)、4.2(s,1H)、3.57(m,2H)、2.
2−2.6(m,10H)、1.9(m,2H)。DC
I/MS(M+1)361。
【0130】分析:C20H23ClF2N2:計算値
:C,65.83;H,6.35;N,7.68実測値
:C,65.59;H,6.42;N,7.63。
【0131】手順15 1−[1−(2,3−エポキシ)プロピル]−4−[ビ
ス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラジンアセト
ニトリル(250ml)中の4,4’−ジフルオロベン
ズヒドリルピペラジン(28.83g、100ミリモル
)の溶液を、アセトニトリル(150ml)中のエピブ
ロモヒドリン(9.1ml、110ミリモル)および無
水炭酸カリウム(15.2g、110ミリモル)の氷冷
した混合物に40分かけて添加した。この混合物を室温
において100時間撹拌し、濾過し、そして固体を塩化
メチレンで洗浄した。一緒にした濾液を濃縮乾固すると
、油が得られ、これを2〜3%のメタノール/塩化メチ
レンを使用してフラッシュクロマトグラフィーのシリカ
ゲルのカラムを通して溶離すると、標題化合物がガラス
として得られた、23.98g(69.6%)。
【0132】300MHz  1H  NMR(CDC
l3):δ:7.4−6.9(m,8H)、4.22(
s,1H)、3.09(br  m,1H)、2.8−
2.25(m,12H);MS345(MH+)。
【0133】分析:C20H22F2N2O:計算値:
C,69.75;H,6.44;N,8.13;F,1
1.50 実測値:C,69.73;H,6.49;N,8.19
;F,11.66。
【0134】手順16 1−アミノ−2−[4−[ビス(4−フルオロフェニル
)メチル]−1−ピペラジニル]−2−プロパノールE
tOH(40ml)中の手順15からの1−[1−(2
,3−エポキシ)プロピル]−4−[ビス(4−フルオ
ロフェニル)メチル]ピペラジン(8.9g、25.8
ミリモル)および液体アンモニア(20ml)の溶液を
、ボンベ内のテフロン(TeflonR)反応器中で1
10℃に28時間加熱した。次いで、この溶液を蒸発乾
固すると、約10gのガラスが得られ、これをシリカゲ
ルのフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、そし
て塩化メチレン中のメタノールの比率を増加すると、生
成物が油として得られ、これは真空乾燥すると、固化し
た、5.7g(61%)。
【0135】IR(neat)3350cm−1;30
0MHz  1H  NMR(CDCl3):δ:7.
4−6.9(m,8H)、4.21(s,1H)、3.
68(br  m,1H),2.8−2.2(m,12
H);MS362(MH+)。
【0136】分析:C20H25F2N3O:計算値:
C,66.46;H,6.97;N,11.63実測値
:C,66.21;H,7.10;N,11.63。
【0137】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0138】1、式
【0139】
【化26】
【0140】式中、R1は水素、C1−C4低級アルキ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル、C2
−C6低級アルケニル、C2−C6低級アルキニル、テ
トラヒドロピラニルまたはテトラヒドロフラニルであり
、R2およびR3は同一もしくは相異なり、そして置換
基でないか、あるいは酸素であり、R4はナフチル、ピ
リジル、チエニルまたはCHR5R6であるか、あるい
はYがC=であるとき、CR5R6であるか、あるいは
フェニルまたは置換フェニルであり、ここで置換基はC
1−C4低級アルキル、C1−C4低級アルコキシ、C
F3、ハロ、パーハロ、NO2またはCNであり、R5
およびR6は同一もしくは相異なり、そしてナフチル、
ピリジル、チエニル、フェニルまたは置換フェニルであ
り、ここで置換基はC1−C4低級アルキル、C1−C
4低級アルコキシ、CF3、ハロ、パーハロ、NO2ま
たはCNであり、Zは水素、CN、C1−C4低級アル
キル、ハロ、ヒドロキシ、アミノまたはCO2R7であ
り、ここでR7は水素、C1−C4低級アルキル、NO
2、ハロ、CNまたはCF3であり、XはS、O、NH
またはNR8であり、ここでR8はC1−C4低級アル
キルであり、MはCH2、CHOH、CHOCOR9ま
たはCHOR9であり、ここでR9は直鎖状もしくは分
枝鎖状のC1−C4低級アルキル、SO3H、フェニル
または置換フェニルであり、ここでフェニル環上の置換
基はC1−C4低級アルコキシ、NO2またはCNであ
り、QはCH2または(CH2)2であり、そしてYは
窒素であるか、あるいはR4がCR5R6であるとき、
二重結合(C=)を有する炭素原子であり、ただし、(
a)YがNでありかつR4がCR5R6以外の置換基で
あるとき、XはSまたはOであり、(b)R4がCHR
5R6またはCR5R6であるとき、R2および/また
はR3は酸素であり、および/またはQは(CH2)2
であり、そして(c)R4がCHR5R6またはCR5
R6であるとき、R4およびR6の少なくとも一方は芳
香族環である、の化合物およびその光学的に活性な異性
体。
【0141】2、Qは(CH2)2である上記第1項記
載の化合物。
【0142】3、R2は酸素である上記第1項記載の化
合物。
【0143】4、R3は酸素である上記第1項記載の化
合物。
【0144】5、R4はナフチル、ピリジル、チエニル
、CHR5R6、フェニルまたは置換フェニルから成る
群より選択され、ここで置換基はC1−C4低級アルキ
ル、C1−C4低級アルコキシ、CF3、ハロ、パーハ
ロ、NO2またはCNである、上記第1項記載の化合物
【0145】6、6−[1−[1−ビス(4−フルオロ
フェニル)メチル]ピペラジン−4−イル]−2−ヒド
ロキシスルホニルオキシ]−3−プロパニルチオ]プリ
ン0.75ハイドレート、6−[1−[1−ビス(4−
フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−N−オキ
シド−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロパニルチ
オ]プリンモノハイドレート、6−[1−[1−ビス(
4−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−1−N−
オキシド−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロパニ
ルチオ]プリンモノハイドレートおよび6−[1−[1
−ビス(4−フルオロフェニル)メチル]ピペラジン−
4−N−オキシド−4−イル]−2−ヒドロキシ−3−
プロパニルチオ]プリンハイドレートから成る群より選
択される上記第1項記載の化合物。
【0146】7、6−[1−[1−[2−ピリジル]ピ
ペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロパニ
ルチオ]プリンヘミハイドレート、6−[1−[1−[
2−ピリジル]ピペラジン−4−イル]−2−ヒドロキ
シ−3−プロパニルチオ]プリンモノハイドレート、6
−[1−[1−(2−メトキシペンチル)ピペラジン−
4−イル]−2−ヒドロキシ−3−プロパニルチオ]プ
リンおよび6−[1−[1−(2−メトキシペンチル)
ピペラジン−4−イル]−2−アセトキシ−3−プロパ
ニルチオ]プリンから成る群より選択される上記第1項
記載の化合物。8、化合物は6−[1−[1−ビス(4
−フルオロフェニル)メチル]ホモピペラジン−4−イ
ル]−2−アセトキシ−3−プロパニルチオ]プリンヘ
ミハイドレートである、上記第1項記載の化合物。
【0147】9、式
【0148】
【化27】
【0149】式中、XはSであり、そしてR1、R2、
R3、R4、Z、M、Q、Yおよびただし書は上記第1
項において定義した通りである、の上記第1項記載の化
合物およびその光学的に活性な異性体を調製する方法で
あって、工程:a)式
【0150】
【化28】
【0151】式中、R1およびZは上に定義した通りで
ある、の化合物を、式i)式
【0152】
【化29】
【0153】式中、R4およびQは上に定義した通りで
ある、のピペラジン、またはii)式
【0154】
【化30】
【0155】式中、R4およびQは上に定義した通りで
ある、のピペラジンと、塩基の存在下に反応させて、R
2およびR3が置換基でない上記第1項記載の化合物を
生成せしめ、そしてb)必要に応じて前記化合物をm−
クロロパーオキシ安息香酸と反応させてR2および/ま
たはR3を酸化する、からなる方法。
【0156】10、塩基はトリエチルアミン、水酸化ナ
トリウムおよび水素化ナトリウムから選択される上記第
9項記載の方法。
【0157】11、式
【0158】
【化31】
【0159】式中、R1は水素、テトラヒドロピラニル
またはベンジルであり、そしてR2、R3、R4、X、
Z、M、Q、Yおよびただし書は上記第1項において定
義した通りである、の上記第1項記載の化合物およびそ
の光学的に活性な異性体を調製する方法であって、式

0160】
【化32】
【0161】式中、Lはクロロ、ブロモ、ヨウドまたは
トシルであり、そしてR1およびZは上に定義した通り
である、の化合物を、式
【0162】
【化33】
【0163】の置換ピペラジンと反応させて、R2およ
びR3が置換基でない上記第1項記載の化合物を生成せ
しめ、そして必要に応じて前記化合物をm−クロロパー
オキシ安息香酸と反応させてR2および/またはR3を
酸化する、ことからなる方法。
【0164】12、式
【0165】
【化34】
【0166】式中、R1は水素またはテトラヒドロピラ
ニルであり、R10は水素またはCOR5であり、ここ
でR5は直鎖状もしくは分枝鎖状のC1−C8低級アル
キル、フェニルまたは置換フェニルであり、ここで置換
基はC1−C4低級アルコキシ、CF3、ハロまたはC
1−C4低級アルキルであり、そしてR2、R3、R4
、X、Z、M、Q、Yおよびただし書は上記第1項にお
いて定義した通りである、の上記第1項記載の化合物お
よびその光学的に活性な異性体を調製する方法であって
、式
【0167】
【化35】
【0168】式中、R1、R2、R3、X、ZおよびQ
は上に定義した通りである、の化合物を、式
【0169
【化36】 式中、R10はC1−C8低級アルキル、フェニルまた
は置換フェニルであり、ここで置換基はC1−C4低級
アルコキシ、CF3、ハロまたはC1−C4低級アルキ
ルである、の酸クロライドと、塩基の存在下に反応させ
る、ことからなる方法。
【0170】13、塩基はトリエチルアミンである上記
第12項記載の方法。
【0171】14、式
【0172】
【化37】
【0173】式中、XはSであり、YはNであり、R4
はCHR5R6であり、そしてR2、R3、Z、Q、Y
およびただし書きは上記第1項において定義した通りで
ある、の上記第1項記載の化合物およびその光学的に活
性な異性体を調製する方法であって、工程:a)式
【0
174】
【化38】
【0175】式中、Zは上に定義した通りである、の化
合物を、式
【0176】
【化39】
【0177】のクロロヒドリンと反応させて、式
【01
78】
【化40】
【0179】式中、Zは上に定義した通りである、のア
ルコールを生成せしめ、そしてb)前記アルコールを、
【0180】
【化41】
【0181】式中、R4およびQは上に定義した通りで
ある、のベンズヒドリルピペラジンと反応させて、式中
R2およびR3が置換基でない化合物を生成せしめ、そ
してc)必要に応じて前記化合物をm−クロロパーオキ
シ安息香酸と反応させてR2および/またはR3を酸化
する、からなる方法。
【0182】15、活性成分として有効量の上記第1項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0183】16、活性成分として有効量の上記第2項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0184】17、活性成分として有効量の上記第3項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0185】18、活性成分として有効量の上記第4項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0186】19、活性成分として有効量の上記第5項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0187】20、活性成分として有効量の上記第6項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0188】21、活性成分として有効量の上記第7項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0189】22、活性成分として有効量の上記第8項
記載の化合物の有効量および適当な製剤学的担体からな
る製剤学的組成物。
【0190】23、上記第1項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。
【0191】24、有効量の上記第2項記載の化合物の
有効量を投与することによって哺乳動物における心臓の
病気の処置方法。
【0192】25、上記第3項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。
【0193】26、上記第4項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。
【0194】27、上記第5項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。
【0195】28、上記第6項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。
【0196】29、上記第7項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。
【0197】30、上記第8項記載の化合物の有効量を
投与することによって哺乳動物における心臓の病気の処
置方法。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 式中、R1は水素、C1−C4低級アルキル、シクロペ
    ンチル、シクロヘキシル、ベンジル、C2−C6低級ア
    ルケニル、C2−C6低級アルキニル、テトラヒドロピ
    ラニルまたはテトラヒドロフラニルであり、R2および
    R3は同一もしくは相異なり、あるいは異なり、そして
    置換基でないか、あるいは酸素であり、R4はナフチル
    、ピリジル、チエニルまたはCHR5R6であるか、あ
    るいはYがC=であるとき、CR5R6であるか、ある
    いはフェニルまたは置換フェニルであり、ここで置換基
    はC1−C4低級アルキル、C1−C4低級アルコキシ
    、CF3、ハロ、パーハロ、NO2またはCNであり、
    R5およびR6は同一もしくは相異なり、あるいは異な
    り、そしてナフチル、ピリジル、チエニル、フェニルま
    たは置換フェニルであり、ここで置換基はC1−C4低
    級アルキル、C1−C4低級アルコキシ、CF3、ハロ
    、パーハロ、NO2またはCNであり、Zは水素、CN
    、C1−C4低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アミノ
    またはCO2R7であり、ここでR7は水素、C1−C
    4低級アルキル、NO2、ハロ、CNまたはCF3であ
    り、XはS、O、NHまたはNR8であり、ここでR8
    はC1−C4低級アルキルであり、MはCH2、CHO
    H、CHOCOR9またはCHOR9であり、ここでR
    9は直鎖状もしくは分枝鎖状のC1−C4低級アルキル
    、SO3H、フェニルまたは置換フェニルであり、ここ
    でフェニル環上の置換基はC1−C4低級アルコキシ、
    NO2またはCNであり、QはCH2または(CH2)
    2であり、そしてYは窒素であるか、あるいはR4がC
    R5R6であるとき、二重結合(C=)を有する炭素原
    子であり、ただし、(a)YがNでありかつR4がCR
    5R6以外の置換基であるとき、XはSまたはOであり
    、(b)R4がCHR5R6またはCR5R6であると
    き、R2および/またはR3は酸素であり、および/ま
    たはQは(CH2)2であり、そして(c)R4がCH
    R5R6またはCR5R6であるとき、R4およびR6
    の少なくとも1つは芳香族基である、の化合物およびそ
    の光学的に活性な異性体。
  2. 【請求項2】  式 【化2】 式中、XはSであり、そしてR1、R2、R3、R4、
    Z、M、Q、Yおよびただし書は請求項1において定義
    した通りである、の請求項1記載の化合物およびその光
    学的に活性な異性体を製造するにあたり、a)式【化3
    】 式中、R1およびZは上に定義した通りである、の化合
    物を、式i)式 【化4】 式中、R4およびQは上に定義した通りである、のピペ
    ラジン、またはii)式 【化5】 式中、R4およびQは上に定義した通りである、のピペ
    ラジンと、塩基の存在下に反応させて、R2およびR3
    が置換基でない請求項1記載の化合物を生成せしめて、
    そしてb)必要に応じて、前記化合物をm−クロロパー
    オキシ安息香酸と反応させてR2および/またはR3を
    酸化する、ことを特徴とする請求項1記載の化合物及び
    その光学的に活性な異性体の製造方法。
  3. 【請求項3】  式 【化6】 式中、R1は水素、テトラヒドロピラニルまたはベンジ
    ルであり、そしてR2、R3、R4、X、Z、M、Q、
    Yおよびただし書は請求項1において定義した通りであ
    る、の請求項1記載の化合物およびその光学的に活性な
    異性体を製造するにあたり、式 【化7】 式中、Lはクロロ、ブロモ、ヨウドまたはトシルであり
    、そしてR1およびZは上に定義した通りである、の化
    合物を、式 【化8】 の置換ピペラジンと反応させて、R2およびR3が置換
    基でない請求項1記載の化合物を生成せしめ、そして必
    要に応じて前記化合物をm−クロロパーオキシ安息香酸
    と反応させてR2および/またはR3を酸化する、こと
    を特徴とする請求項1記載の化合物及びその光学的に活
    性な異性体の製造方法。
  4. 【請求項4】  式 【化9】 式中、R1は水素またはテトラヒドロピラニルであり、
    R10は水素またはCOR5であり、ここでR5は直鎖
    状もしくは分枝鎖状のC1−C8低級アルキル、フェニ
    ルまたは置換フェニルであり、ここで置換基はC1−C
    4低級アルコキシ、CF3、ハロまたはC1−C4低級
    アルキルであり、そしてR2、R3、R4、X、Z、M
    、Q、Yおよびただし書は請求項1において定義した通
    りである、の請求項1記載の化合物およびその光学的に
    活性な異性体を製造するにあたり、式 【化10】 式中、R1、R2、R3、X、ZおよびQは上に定義し
    た通りである、の化合物を、式 【化11】 式中、R10はC1−C8低級アルキル、フェニルまた
    は置換フェニルであり、ここで置換基はC1−C4低級
    アルコキシ、CF3、ハロまたはC1−C4低級アルキ
    ルである、の酸クロライドと、塩基の存在下に反応させ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の化合物及びその光
    学的に活性な異性体の製造方法。
  5. 【請求項5】  式 【化12】 式中、XはSであり、YはNであり、R4はCHR5R
    6であり、そしてR2、R3、Z、Q、Yおよびただし
    書は請求項1において定義した通りである、の請求項1
    記載の化合物およびその光学的に活性な異性体を製造す
    るにあたり、a)式 【化13】 式中、Zは上に定義した通りである、の化合物を、式【
    化14】 のクロロヒドリンと反応させて、式 【化15】 式中、Zは上に定義した通りである、のアルコールを生
    成せしめ、そしてb)前記アルコールを、式【化16】 式中、R4およびQは上に定義した通りである、のベン
    ズヒドリルピペラジンと反応させて、R2およびR3が
    置換基でない請求項1記載の化合物を生成せしめ、そし
    てc)必要に応じて前記化合物をm−クロロパーオキシ
    安息香酸と反応させてR2および/またはR3を酸化す
    る、ことを特徴とする請求項1記載の化合物及びその光
    学的に活性な異性体の製造方法。
  6. 【請求項6】  活性成分として請求項1記載の化合物
    の有効量および適当な製剤学的担体からなる製剤学的組
    成物。
  7. 【請求項7】  請求項1記載の化合物の有効量を投与
    することからなる哺乳動物における心臓の病気の処置方
    法。
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