JPH04226482A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04226482A
JPH04226482A JP3131684A JP13168491A JPH04226482A JP H04226482 A JPH04226482 A JP H04226482A JP 3131684 A JP3131684 A JP 3131684A JP 13168491 A JP13168491 A JP 13168491A JP H04226482 A JPH04226482 A JP H04226482A
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JP
Japan
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black
color
developing
monochrome
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Pending
Application number
JP3131684A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Kimura
則幸 木村
Hideya Furuta
古田 秀哉
Mitsuru Mamizuka
馬見塚 満
Kazunori Sakauchi
和典 坂内
Yasunori Kawaishi
河石 康則
Tatsuo Hirono
龍夫 広野
Kenichi Mizuma
水摩 健一
Shinji Nagatsuna
伸児 長綱
Yoshihiro Sakai
良博 堺
Kazue Taguchi
和重 田口
Masamitsu Osaki
真実 大崎
Nobuo Kasahara
伸夫 笠原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/707,050 priority patent/US5160969A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像とモノクロ
黒画像とを選択的に得ることのできる画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタなどの
画像形成装置は、近年、オフィスなどで広く使用されて
いるが、特に、このうちの複写機では、モノクロのコピ
ー、即ち単色のコピーと共に、書類などがカラー化され
るのに伴って、フルカラーコピーのとれるものの要求が
高まりつつある。
【0003】そこで、イエロー、マゼンタ、シアン等の
3色の現像剤と、黒の現像剤とをそれぞれ収容した複数
の現像器を備え、モノクロコピー時には黒現像器を作動
状態にしてモノクロ黒画像を得、カラーコピー時には各
色現像器を作動状態にし、特にデジタル式の場合は黒現
像器も作動状態にして、イエロー、マゼンタ、シアンの
各色の顕像を、場合によっては黒色の顕像と共に、同一
の転写材に重ね転写してカラー画像を得るようにした画
像形成装置が提供されるようになって来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モノクロ黒
画像形成の場合は、原稿等に描かれているものの大半が
文字や線画であるため、眼の疲労や読み易さなどの面か
ら光沢の少ない画像が望まれるほか、カラーの場合と比
べて、その画像形成頻度が高いため、高速の画像形成が
要求される。
【0005】一方、カラー画像形成の場合は、見栄えの
面から、光沢の高い鮮明な画像が望まれるほか、現像器
の数が多くなるため、画像形成装置を大型化させないよ
うに各現像器自体をコンパクトにすることが要求される
【0006】本発明の第1の目的は、上記点に鑑み、カ
ラー画像とモノクロ黒画像とを選択的に得ることのでき
る画像形成装置において、モノクロ黒画像形成時の高速
化機能の達成と、装置全体の一層の小型化とを図り得る
ようにした画像形成装置を提供することにある。
【0007】また事務用のモノクロ式複写機で得られる
コピー画質としては、前述のように、眼の疲労や読み易
さなどの面から極力光沢の少ないつや無しの画像が良い
とされ、このような要求に答えるために、定着後の画像
の光沢度が極力低くなるような黒トナーを用いることが
望まれている。
【0008】一方、フルカラーコピーの画質としては、
前述のように光沢度が高い方が鮮やかで見栄えが良いた
めに、定着後の画像の光沢度が、高くなるようなトナー
を用いることが望まれている。
【0009】そこで、例えば、特開昭62−18037
9号公報等に開示された技術のように、黒トナーの溶融
温度をカラートナーより高くして重ね画像の光沢性を中
間的にならすようにするものも提案されているが、モノ
クロ黒画像とカラー画像の双方の画質をそれぞれにおい
て満足させるのは難しい。
【0010】モノクロコピーの場合は、先にも述べたよ
うに、光沢の少ない画像が望まれると共に、原稿等に描
かれているものの大半が文字や線画であるために、切れ
のあるシャープな画質の画像(所謂エッジ効果を効かせ
た画像)が望まれている。又、フルカラーコピーの場合
は、中間調の広い面積のべた画像が多いため、滑らかで
柔らかさのある画質の画像(所謂エッジ効果を抑えた画
像)が望まれている。
【0011】更に、デジタル式の複写機では、ドットに
よる画像形成方式であるため、文字や線画像の場合は問
題とならないが、べた画像である場合、これをドットの
集合として再現するため、ドットの形状や位置にばらつ
きを生じたりすると、画質が低下し易くなり、このよう
な場合には、むしろエッジ効果を抑えた現像方式とする
ことが肝要である。
【0012】本発明の第2の目的は、上記点に鑑み、文
字、線画などを主体とするモノクロ黒画像の場合には、
エッジ効果を効かせた一段とシャープな画質の画像を、
カラー画像の場合には、エッジ効果を抑えた鮮明な見映
えのよい画質の画像をそれぞれ得ることができるように
した画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するため、黒以外のそれぞれ異なる色の現像剤で
、潜像担持体に形成された静電潜像を顕像化する複数の
現像器と、カラー用黒現像剤を収容し、潜像担持体上の
顕像を色毎に転写材に重ね転写してカラー画像を得ると
き作動状態にされるカラー用黒現像器と、モノクロ用黒
現像剤を収容し、モノクロ黒画像を得るとき、作動状態
にされるモノクロ用黒現像器とを、前記潜像担持体にそ
れぞれ対置させると共に、このうちのモノクロ用黒現像
器として、キャリアを含む二成分系現像剤を収容した現
像器を、該現像器以外の他の現像器として、キャリアを
含まない一成分系現像剤を収容した現像器をそれぞれ用
いた構成を提案するものである。
【0014】また本発明は上記第2の目的を達成するた
め、黒以外のそれぞれ異なる色の現像剤で、潜像担持体
の静電潜像を顕像化する複数の現像器と、カラー用黒現
像剤を収容し、潜像担持体上の顕像を色毎に転写材に重
ね転写してカラー画像を得るとき作動状態にされるカラ
ー用黒現像器と、モノクロ用黒現像剤を収容し、モノク
ロ黒画像を得るとき、作動状態にされるモノクロ用黒現
像器とを、前記潜像担持体にそれぞれ対置させると共に
、このうちのモノクロ用黒現像器に、他の現像器に対し
て、相対的にエッジ効果を高める現像剤を用いた構成を
提案するものである。
【0015】その際、エッジ効果を高める現像器として
、他の現像器の現像剤のキャリアよりも高抵抗のキャリ
アを有する現像剤を収容した現像器を用いるようにする
と効果的である。
【0016】また上記構成において、モノクロ用黒現像
器以外の各現像器のそれぞれが、同一の現像位置に繰り
出されるように、該各現像器を可動にする構成とすると
効果的である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を一実施例に基づき説明する。
【0018】図1において、潜像担持体の一構成例であ
る無端ベルト状の感光体1は2本のローラ21,22に
張架され、この例の画像形成装置ではその感光体1は上
下方向にほぼ垂直に配置されている。かかる感光体1は
矢印方向に回転駆動されるようになっていて、その表面
は、先ず帯電チャージャ3により一様に帯電させられ、
この帯電面に対して記録部4のところで光書込装置10
0により光書き込みが行われると、感光体1の表面には
静電潜像が形成される。なお、画像露光を行う形式の画
像形成装置では、かかる記録部において、原稿像が結像
投影されることにより、静電潜像が形成されることとな
る。
【0019】感光体1には現像器5,6,7,8,9が
それぞれ対置されていて、これらは感光体1の表面の移
動方向に沿って配列されており、このうちの現像器5〜
8には、異なる色の現像剤、本例ではイエロートナー,
マゼンタトナー,シアントナー,黒トナーの色トナーが
それぞれ収容されていて、各色トナーにより、現像を行
う度毎に事前に形成される感光体上の静電潜像が色毎に
トナー像として顕像化される。
【0020】一方、給紙部19からは給紙ローラ10に
より転写材の一例である転写紙が矢印方向に送られ、レ
ジストローラ11のところでタイミングをとって転写ベ
ルト2に向けて搬送されるようになっている。
【0021】そして、この転写紙は、紙吸着帯電器12
により、実線矢印方向に回転する転写ベルト2の上側の
平面ベルト部分2a上に静電的に吸着され、この吸着状
態でベルト上を左方へと運ばれる。このとき、感光体1
に形成された1色目の顕像が転写紙に転写コロナチャー
ジャ14により転写される。なお、この転写時には接離
切換ローラ13が上昇していて、転写コロナチャージャ
14と対向する転写ベルト部分が感光体1に接するよう
になっている。
【0022】転写後、転写紙は破線で示す往動終了位置
まで送られ、このあと、接離切換ローラ13が下降した
状態で転写ベルト2が実線矢印方向と反対の破線矢印方
向に回転し、転写紙が仮想線で示す復動終了位置まで戻
されるようになっている。以後、転写ベルト2が実線矢
印方向に回転することを正転と言い、破線矢印方向に回
転することを逆転と言う。
【0023】次いで、転写ベルト2は再び正転し、この
とき、ベルトと共に送られる転写紙には感光体1上の2
色目の顕像が転写される。その際、接離切換ローラ13
は上昇しており、このあと、上述の動作が同じようにし
て行われ、最も多い場合で都合4回の転写が行われる。 すなわち、転写紙上には、現像器5,6,7,8により
感光体1上に順次形成された4色のトナー顕像が重ね転
写されるのである。なお、カラー用の現像器5,6,7
のほかにブラック現像器8も用いられるのは、通常、光
書込みを行うデジタル方式の場合が多い。このような転
写をすべて終了したあと、転写紙は仮想線位置に切り換
えられた経路切換部材15により、定着装置16の側へ
導かれ、この装置部において転写紙上の顕像が熱定着さ
れ、そのあと転写紙はトレイ17に排出される。このよ
うにして、カラーコピー紙が得られるのである。なお、
各トナー顕像の転写後の感光体1はクリーニング装置2
5によって、その表面がクリーニングされ、このあと、
除電器26によって除電状態にされる。なお、図1で符
号101で示すものは原稿読み取り装置である。
【0024】ここで、本例の特徴とするところは、黒現
像器が2個設けられる点にある。
【0025】すなわち、感光体1には、黒以外のそれぞ
れ異なる色のトナーで、感光体1上の静電潜像を顕像化
する複数の現像器5〜7の他に、それらの現像器と同じ
ように、定着後の画像光沢度が高くなるカラー用黒トナ
ーを収容した現像器8と、定着後の画像光沢度が低くな
るモノクロ用黒トナーを収容した現像器9とがそれぞれ
対置されており、後述するように現像器5〜8において
は、一成分系現像剤が、また現像器9においては二成分
系現像剤が使用されている。一般に、定着後の画像光沢
度が高くなるトナーは、定着装置16により加熱される
ときの溶融温度が低く、逆に定着後の画像光沢度が低い
トナーは、定着装置16により加熱されるときの溶融温
度が高い。このような性質の黒トナーが現像器8と9と
にそれぞれ使用されているのである。
【0026】感光体1上の顕像を色毎に転写紙に重ね転
写してカラー画像を得るときは、現像器5,6,7,8
は、現像スリーブ5A,6A,7A,8Aなどが順次回
転駆動されるなどして、順次、作動状態にされる。すな
わち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の
顕像の重ね合わせで絵柄等の画像のあるフルカラーコピ
ー紙を得る場合には、2つの黒現像器8,9のうち、前
者の黒現像器8を使用するのである。このような黒現像
器を使用することによって、絵柄等の画像の光沢度が良
くなり、より鮮明な画像となる。
【0027】一方、カラー画像ではなく、通常のモノク
ロ黒画像のコピー紙を得るときは、黒現像器9のみを、
現像スリーブ9Aを回転させるなどして作動状態にし、
この現像器9によって感光体1上に形成された黒顕像が
転写紙に転写される。従って転写動作は1回だけである
。黒現像器9には、従来より一般的に用いられたモノク
ロ複写用の黒トナーが入れられており、光沢度の低い見
易い文字や線画より成る画像が得られる。
【0028】なお、図3に示すような、絵柄部32と文
字部33とが混在する原稿を用いる場合には、エディタ
ーで、いずれかの領域を指定したり、或いは、スキャナ
ーでの読み取り時に両領域を互に分離したりすることで
、例えば、絵柄部については黒現像器8を他の色現像器
と共に作動状態とし、文字部については黒現像器9の方
を作動状態にして、それらの領域毎に現像を行う。結局
、この場合には5個の現像器が順次作動状態になり、最
も多い場合で都合5回の転写が行われる。
【0029】ところで、一般的に、潜像を顕像化する現
像装置としては、キャリアとトナーを有する二成分系現
像剤を用いる方式(以下、「二成分系現像方式」という
)と、キャリアを含まない一成分系現像剤を用いる方式
(以下、「一成分系現像方式」という)との二方式のも
のに大別されるが、このうちの後者の方式は、トナーカ
ートリッジなどの別途のトナー補給部や、トナーとキャ
リアとを互いに撹拌せしめる手段などが不要であるため
、現像装置自体を小型化、軽量化することができる。
【0030】本発明に係る構成では、モノクロ用黒現像
器9以外のカラー用現像器5〜8に、かかるキャリアを
含まない一成分系現像剤を収容した現像器を用いる。こ
れにより、各現像器自体を小型化、軽量化することがで
き、画像形成装置全体を一層、コンパクト化することが
できるのである。
【0031】又、二成分系現像方式の場合と違って、現
像器内にキャリアを含まないトナーをその容量一杯に収
容でき、トナーの内蔵量を稼げるので、トナーを頻繁に
現像器内へ補充するようなことをしないで済む。
【0032】更に、感光体の周りに、複数の現像器を設
ける画像形成装置で、混色等の防止を図るために、各現
像器を現像位置と、非現像位置とに移動させる形式のも
のでは、現像器が小型化、軽量化されれば、その移動の
ための駆動に大いに有利になり、又、画像形成装置全体
をコンパクト化するのにも大いに役立つこととなる。
【0033】この他、二成分系現像方式の場合と比して
、現像剤中のトナーの濃度を検出するためのセンサなど
が不要であるため、装置構成や制御構成などを簡素化す
ることもできる。
【0034】一成分系現像方式は、磁性トナーを用いる
ものと、非磁性トナーを用いるものとの二方式に大別さ
れるが、後者のトナーは磁性体を有さないために、カラ
ー画像の形成に適する。このようなトナーに更に前述し
たようなカラー用トナーを用いることで、光沢度のある
一段と鮮明な画像を得ることができるのである。
【0035】なお、一成分現像方式の場合、次に述べる
二成分系現像方式と比して、顕像化時に、所謂、「穂跡
」と呼ばれるものが生じにくいので、ベタ部のカラー像
につき、穂跡のない均一な画調の光沢のある画像を得る
ことができる。
【0036】このような特徴を有する一成分系現像方式
に対し、二成分系現像方式では、高速の画像形成を行う
ことができ、又、現像に対しての信頼性を高くすること
ができる。
【0037】本例では、このような観点から、モノクロ
用黒現像器9に、キャリアとトナーを有する二成分系現
像剤を収容した現像器を用いている。これにより、高速
化機能を達成できると共に、高画質の画像を安定して得
ることができるのである。そして、上記トナーに、モノ
クロ専用の黒トナーを用いることで、光沢度の低い見易
い画像を得ることができるのである。
【0038】通常の白黒画像形成の場合、大半は文字或
いは線画等の白黒画像であるため、かかる画像を形成す
る現像器には、この使用頻度の点から高い信頼性が要求
されると共に、その生産性を上げるために、高速対応性
やメンテナンスの容易性が求められる。モノクロ用黒現
像器9に、二成分系現像剤を収容した現像器を用いるこ
とで、そのような一連の要求に答えることができるので
ある。
【0039】又、カラー画像を得るための現像器におい
ては、一層の小型化が要求され、且つ、高画質の画像を
得るものが望まれており、カラー現像器5〜8に、キャ
リアを含まない非磁性の現像剤を収容した現像器を用い
ることで、そのような要求に答えることができるのであ
る。
【0040】なお、モノクロ用黒画像形成の場合は、カ
ラー画像形成時の場合よりも、画像形成プロセス速度を
速くする。例えば、感光体1の駆動速度などを速く設定
するのである。このようにすることによって、高生産性
で、高画質の白黒画像を得ることができるのである。
【0041】以上が、請求項1に対応する第1の実施例
である。次に請求項2及び3に対応する第2の実施例を
説明する。
【0042】この第2の実施例に係る画像形成装置の構
成は、図1に示したところと変りはなく、感光体1に対
し、黒以外のイエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれ異
なる色のトナーで、感光体1上の静電潜像を顕像化する
複数の現像器5〜7の他に、それらの現像器と同じよう
に、定着後の画像光沢度が高くなるカラー用黒トナーを
有する現像剤を収容した現像器8と、定着後の画像光沢
度が低くなるモノクロ用黒トナーとキャリアを有する二
成分系現像剤を収容した現像器9とがそれぞれ対置され
、感光体1上の顕像を色毎に転写紙に重ね転写してカラ
ー画像を得るときは、現像器5,6,7,8の現像スリ
ーブ5A,6A,7A,8Aを順次回転駆動し、かつ2
つの黒現像器8,9のうち、前者の黒現像器8を使用し
て光沢度の良い鮮明な画像を得ると共に、通常のモノク
ロ黒画像のコピー紙を得るときは、黒現像器9のみを、
現像スリーブ9Aを回転させて作動状態にし、光沢度の
低い見易い文字や線画より成る画像を得ることも変りな
い。画像形成動作及びその他の基本的な作用も先に説明
した第1の実施例と相違するところはない。
【0043】異なるところは、現像器9以外の現像器5
,6,7,8においても二成分系現像剤が使用され、そ
のキャリアの体積固有抵抗率が後述するように設定され
ている点である。このような構成を採用した理由は次の
通りである。
【0044】一般的に、モノクロコピーの場合は、前述
の如く原稿画像や出力画像の大半が文字や線画より成り
、このような画像では、切れのあるシャープな高コント
ラストのものが要求される。すなわち、電子写真式の画
像形成装置では、モノクロコピーの場合に所謂、エッジ
効果を効かせた作像法が適しているのである。
【0045】一方、カラーコピーの場合は、画像が連続
階調をもつ面画像であるため、エッジ効果を抑えた滑ら
かな柔らかさのある画像が要求される。すなわち、この
場合は、エッジ効果を抑えた作像法が好適なのである。
【0046】又、デジタル式の画像形成装置では、エッ
ジ効果を効かせた作像法を用いた方が、ドットの再現性
が良くなるが、反面、そのような作像法とすると、ドッ
ト形状やドット位置などのばらつきの影響が画質の低下
につながり、硬調な画像となってしまって、写真原稿や
絵画の描かれた原稿などを用いた場合に、その再現性が
悪くなる。
【0047】更に、カラーコピー画像を得るに当って、
カラー画像中の黒色部について、イエロー、マゼンタ、
シアンの各色の重ね転写ではなく、黒トナーで再現する
、所謂、「墨入れ」を行った場合、黒現像時のエッジ効
果が高いと、黒部が明確に表現され過ぎ、その部分が浮
いた状態になり、原稿画像と違った印象を与えるように
なる。
【0048】このような観点から、第2の実施例におい
てはモノクロ用黒現像器9に、他の現像器に対して、相
対的にエッジ効果を高める現像剤が用いられており、こ
れを実現するため、図1に示す各現像器5〜9には、キ
ャリアと、それぞれに対応した色のトナーを有する二成
分系現像剤が収容され、このうちのモノクロ用黒現像器
9には、キャリアの体積固有抵抗率が1011〜101
2Ωcm程度の、他の現像器のキャリアよりも高抵抗の
キャリアを有する現像剤が収容されている。これに対し
、他の現像器5〜8にはキャリアの抵抗率が106Ωc
m程度の、低抵抗の現像剤がそれぞれ収容されている。
【0049】低抵抗のキャリアを有する現像剤を用いる
と、そのキャリアが現像電極としての役割を果たすため
、エッジ効果を抑えた画像を得ることができる。
【0050】カラー用の現像器5〜8には、このような
低抵抗のキャリアを有する現像剤が収容され、このよう
な現像剤で前述したような現像を行えば、連続階調の面
画像に対して、エッジ効果を抑えた滑らかな柔らかな感
じのものが得られる。
【0051】又、デジタル式の画像形成装置の場合も、
硬調な画像とならず、中間調の画像の再現性が良好にな
る。更に、カラー画像中の黒色部について、イエロー、
マゼンタ、シアン各色の重ね転写ではなく、黒トナーで
再現する場合、黒現像時のエッジ効果が高いと、黒部が
明確に表現され過ぎる傾向となるが、黒現像器8には低
抵抗のキャリアを有する現像剤が収容されているため、
そのエッジ効果が抑えられ、他の色とバランスのとれた
画像にすることができる。
【0052】これに対し、モノクロコピーの場合、文字
や線画が多いので、高抵抗のキャリアを有する現像剤を
収容したモノクロ用黒現像器9により現像を行うことで
、切れのあるシャープな高コントラストの高品質の画像
が得られるようになる。なお、モノクロコピー時、画像
が、写真のような中間調画像や、面画像である場合、黒
現像器8の方を使用すれば、エッジ効果を抑えることが
でき、それらの画像の再現性が一段と良好になる。
【0053】ところで、表層部に微細な金属やカーボン
などを分散混在せしめた現像スリーブを用いた現像装置
が知られているが、このような所謂、フロート電極を有
する現像スリーブを用いると、前述のエッジ効果を高め
ることができる。モノクロ用黒現像器9に、かような現
像スリーブを用いても、同様な機能を達成することがで
きるのである。これに対し、他の現像器5〜8について
は、通常構成の現像スリーブを用れば良い。なお、この
例の場合は、キャリアを含まない一成分系現像剤が用い
られる。このように第2の実施例においても、その現像
器に一成分系現像剤を用いることが可能である。
【0054】ところで、上述の第1及び第2の実施例を
示す図1においては、各現像器を個別の構成としたもの
であるが、モノクロ用黒現像器9以外の現像器5〜8に
ついては、図2に示す如く、ドラム状の一体型のものと
しても良い。この例では、かかるドラム状現像器40が
90°ずつ間欠的に回動するようになっており、各現像
器の各現像スリーブ5A〜8Aが同一の現像位置Aのと
ころに順次、繰り出されるようになっている。カラー用
現像器を、このように構成することで、現像器の占有ス
ペースを節約できるようになるので、図4に示すように
、感光体を符号1aで示すようなドラム状のものとする
こともでき、更に、モノクロ用黒現像器9などを接近配
置した構成とすることにより、その小径化についても推
進することができる。
【0055】現像位置を同一にすることにより、事前の
帯電や露光などの画像形成プロセス条件が変化せず、現
像プロセス条件が安定化し、高画質のカラー画像を得る
ことができる。
【0056】なお、カラー用現像器をドラム型のものと
しないで、例えば、図1に示す現像器5〜8を上下方向
に可動にして、各現像器を順次、同一の現像位置に繰り
出すようにしても良い。感光体1が水平構成の場合には
、かかる各現像器は同じ水平方向に可動にされることと
なる。
【0057】上記構成が、請求項4に対応する第3の実
施例である。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の構成によれば
、モノクロ黒画像形成時の高速化機能を達成することが
でき、同時に、装置全体の一層の小型化を得ることがで
きる。また、モノクロ黒画像とカラー画像に適したトナ
ーを各現像器で用いることにより、光沢度の低い見易い
モノクロ黒画像や、光沢度の高い一段と鮮明なカラー画
像を選択的に得ることができる。
【0059】本発明の請求項2に記載の構成によれば、
文字、線画などを主体とするモノクロ黒画像の場合、エ
ッジ効果を効かせた一段とシャープな画質の画像を得る
ことができ、又、カラー画像の場合、エッジ効果を抑え
た見映えのよい画質の画像をそれぞれ得ることができる
。しかもカラー用黒現像器においては、定着後の画像光
沢度が高くなるカラー用黒トナーを用い、またモノクロ
用黒現像器においては、画像光沢度が低くなるモノクロ
用トナーを用いることができ、それぞれに適した画質の
画像を得ることが可能となる。
【0060】請求項3に記載の構成によれば、現像装置
構成を変更することなしに現像剤を変えるのみで、所期
の目的を達成することができる。
【0061】請求項4に記載の構成によれば、現像位置
を同一にすることができるため、画像形成プロセス条件
が変化せず、一層の高画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図である
【図2】別の例の概略構成図である。
【図3】絵柄部と文字部の混在した原稿の例を示す図で
ある。
【図4】更に別の例の概略構成図である。
【符号の説明】
1  潜像担持体としての感光体 1a  潜像担持体としての感光体 5  現像器 6  現像器 7  現像器 8  カラー用黒現像器 9  モノクロ用黒現像器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  黒以外のそれぞれ異なる色の現像剤で
    、潜像担持体に形成された静電潜像を顕像化する複数の
    現像器と、カラー用黒現像剤を収容し、潜像担持体上の
    顕像を色毎に転写材に重ね転写してカラー画像を得ると
    き作動状態にされるカラー用黒現像器と、モノクロ用黒
    現像剤を収容し、モノクロ黒画像を得るとき、作動状態
    にされるモノクロ用黒現像器とを、前記潜像担持体にそ
    れぞれ対置させると共に、このうちのモノクロ用黒現像
    器として、キャリアを含む二成分系現像剤を収容した現
    像器を、該現像器以外の他の現像器として、キャリアを
    含まない一成分系現像剤を収容した現像器をそれぞれ用
    いるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  黒以外のそれぞれ異なる色の現像剤で
    、潜像担持体に形成された静電潜像を顕像化する複数の
    現像器と、カラー用黒現像剤を収容し、潜像担持体上の
    顕像を色毎に転写材に重ね転写してカラー画像を得ると
    き作動状態にされるカラー用黒現像器と、モノクロ用黒
    現像剤を収容し、モノクロ黒画像を得るとき、作動状態
    にされるモノクロ用黒現像器とを、前記潜像担持体にそ
    れぞれ対置させると共に、このうちのモノクロ用黒現像
    器に、他の現像器に対して、相対的にエッジ効果を高め
    る現像剤を用いるようにしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】  エッジ効果を高める現像器として、他
    の現像器の現像剤のキャリアよりも高抵抗のキャリアを
    有する現像剤を収容した現像器を用いるようにした請求
    項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】  モノクロ用黒現像器以外の各現像器の
    それぞれが、同一の現像位置に繰り出されるように、該
    各現像器を可動にした請求項1乃至3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
JP3131684A 1989-06-26 1991-05-08 画像形成装置 Pending JPH04226482A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3131684A JPH04226482A (ja) 1990-06-19 1991-05-08 画像形成装置
US07/707,050 US5160969A (en) 1989-06-26 1991-05-29 Image forming apparatus having a separate black developer stored for a color image

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-158807 1990-06-19
JP15880790 1990-06-19
JP16793090 1990-06-26
JP2-167930 1990-06-26
JP3131684A JPH04226482A (ja) 1990-06-19 1991-05-08 画像形成装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021963A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Toshiba Tec Corp 画像形成装置
US7509077B2 (en) * 2005-11-30 2009-03-24 Eastman Kodak Company Method and printing machine used for printing with the use of toner
US7783222B2 (en) 2001-11-14 2010-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having change-over type developing device

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