JPH0422620Y2 - - Google Patents

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JPH0422620Y2
JPH0422620Y2 JP1986120716U JP12071686U JPH0422620Y2 JP H0422620 Y2 JPH0422620 Y2 JP H0422620Y2 JP 1986120716 U JP1986120716 U JP 1986120716U JP 12071686 U JP12071686 U JP 12071686U JP H0422620 Y2 JPH0422620 Y2 JP H0422620Y2
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JP
Japan
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hole
degaussing coil
curved plate
cathode ray
ray tube
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JP1986120716U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は陰極線管に帯びた残留磁化を通電によ
つて消すための消磁コイルを陰極線管側面に取り
付ける消磁コイルの取付具に関する。
[従来の技術] 従来よりこの種の消磁コイルの取付具として実
公昭57−26448号公報記載のように、陰極線管の
角部に立設された金具を挿通する長方形の孔が穿
設された湾曲板と、該湾曲板の端部に形成され消
磁コイルを保持する保持片とからなる消磁コイル
の取付具がある。このような取付具では湾曲板の
孔に陰極線管の金具を通し、陰極線管の角部に取
付具を固定しておき、保持片に消磁コイルを引つ
かけて張設すれば消磁コイルを陰極線管側面周囲
に取り付けできる。
[考案が解決しようとする問題点] ところでこのような従来の取付具では、長方形
の孔が1つだけなので、特定の金具に合わせて湾
曲板に孔を穿設しておくと、他の異なつた大きさ
の金具に併用できないといつた問題がある。つま
り金具の方が孔より大きいときには挿通できなか
つたり、あるいはこの点を考慮して予め、孔を大
きめに穿設しておくと、今度は湾曲板を金具にし
つかりと固定されず、はずれ易くなつてしまうと
いう問題がある。
そこで本考案は異なる大きさの金具を備えた
種々の陰極線管に対しても使用できる汎用性のあ
る消磁コイルの取付具を提供することを目的とし
てなされたものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案の構成は 筺体取付用金具を角部に備えた陰極線管の側面
周囲に消磁コイルを取り付けるために使用され、
上記金具が挿通される孔及び上記消磁コイルを保
持する保持片を一体に設けた湾曲板からなる消磁
コイルの取付具において 上記湾曲板を、上記陰極線管の角部の側面方向
の湾曲に応じて一方向に湾曲させるとともに、該
湾曲板に上記孔を長さを違えて複数個形成し、 更に、該複数の孔のうち短い方を上記湾曲板の
先端側に配置するとともに、該各孔の中央部の幅
を孔の両端部より広くし、 しかも、上記保持片を、上記孔と対向して、孔
の両端部より内側でかつ孔の中心よりずらして形
成したことを特徴とする消磁コイルの取付具を要
旨とする。
[作用] 本考案の消磁コイルの取付具を用いる場合、先
ず陰極線管の金具の大きさに応じて2つ以上ある
湾曲板の孔のうち1つを選び、それに金具を挿通
して取付具を固定しておき、次に保持片と湾曲板
との間に消磁コイルを挿着すれば陰極線管側面周
囲に消磁コイルを取り付けできる。
[実施例] 以下に本考案の消磁コイルの取付具の実施例に
ついて説明する。第1図は本実施例の消磁コイル
の取付具の外観を表わす斜視図、第2図A乃至F
は夫々この消磁コイルの取付具を表わす正面図,
平面図,左側面図,右側面図、底面図,背面図,
第3図A乃至Cは夫々第2図で示された矢印A−
A線,B−B線,C−C線の断面図である。
図に示すように本実施例の消磁コイルの取付具
1は湾曲板2と保持片3とから成り、弾性を有す
る半透明色の合成樹脂で一体成形されている。こ
の湾曲板2は対向する辺に耳部4a,4bが形成
された長方形をしており、その周囲は肉厚になつ
ている。また湾曲面に沿つて大きさの異なる略T
字形の孔5,6が2つ穿設されている。さらに耳
部4a,4bが形成されていない一辺の真中より
少しはずれた位置に、湾曲板2と共働して消磁コ
イル(図示せず)を挟み保持する保持片3が設け
られ、その先端片隅には湾曲板2と保持片3との
間に挟まれた消磁コイルが外れないよう係止する
爪7が形成されている。
このように構成された取付具1を用いて消磁コ
イルをテレビ用のブラウン管に取り付ける場合、
第4図に示すように、先ず前記筺体としてのテレ
ビキヤビネツト(図示せず)に固定するためにブ
ラウン管8の角部に立設された金具9を、2つの
孔5,6のいずれか一方に挿通して、取付具1を
ブラウン管8の四角に固定しておく、次に取付具
1の保持片3と湾曲板2との間に消磁コイル10
を挿着し四角を張設すれば、ブラウン管8側面周
囲に消磁コイル10を取り付けできる。
尚、第4図では金具9を孔6に挿通した場合を
示しているが、金具が大きい場合には第4図一点
鎖線に示す如く孔5に挿通されることとなる。
以上示したように本実施例の取付具1を使用す
れば、テレビの大きさまたは機種の違いによつて
ブラウン管8の金具9の大きさが異なつても取付
具1には2つの孔5,6が穿設されているのでい
ずれか一方の孔を選べば容易に金具9を挿通で
き、しつかりと取付具1を四角に固定できて消磁
コイル10を良好にブラウン管8側面に取り付け
できる。特に、例えば14インチ程度の小さいブラ
ウン管8では、消磁コイル10とブラウン管8の
当面との間隔は極めて狭いが、本実施例の取付具
1の先端側の孔6は短いので、取付具1の先端部
分は小さくなつており、よつて、小型のブラウン
管8にも容易に取り付けることができる。尚、こ
の孔5,6の位置を逆にして、例えば21インチ以
上の大型のブラウン管8用の長い孔を先端側に配
置すると、取付具1を小型のブラウン管8には使
用することができないので、本実施例のこの構成
は重要である。
また、湾曲板2の孔5又は6に比べて金具の方
が多少大きく金具を孔5又は6に挿通しにくくて
も、取付具1を押圧して弾性的に平らになるよう
にすれば、孔5,6の長さが伸びるので、金具9
を挿通できる。
さらに金具を孔5又は6に挿通するとき、孔
5,6の形状が略T字形になつているので金具9
の先端部を略T字形の広くなつている交叉部分に
合わせて挿通すれば、挿通し易く挿通に要する時
間を短縮できてその作業性を向上できる。その
上、湾曲板2をブラウン管8の角部の側面方向の
湾曲に応じて一方向に湾曲させているので、湾曲
板2をブラウン管8の角部に沿つて前後に移動さ
せて金具9に取り付けた場合(即ち金具9に応じ
て異なる孔5,6に嵌めた場合)でも、湾曲板2
はブラウン管8の側面にぴつたりと沿つた状態で
ある。
従つて、どの孔5,6に金具9を嵌めた場合で
も、消磁コイル10をブラウン管8の側面にでき
るだけ近接して配置することができるので、極め
て消磁効果が高い。
つまり、従来より、ブラウン管8の側面にある
アースバンドの近いところに消磁コイル10を取
り付けると、消磁効果が大きいことが知られてい
るが、本実施例では、湾曲板2が上記の様に湾曲
しているので、ブラウン管8の側面に極めて近接
して配置することができ、しかも異なる孔5,6
に嵌めた場合にも、それほど効果は変わらないと
いう利点がある。
また保持片3の先端の片隅にしか爪7を設けて
おらず、爪が設けられていない先端のもう一方の
隅を案内にして消磁コイル10を湾曲板2と保持
片3との間に挿着できるので挿着作業を簡単に行
なうことができ、また挿着された消磁コイル10
は爪7によつてしつかりと係止されるので、外れ
ることはない。
さらにブラウン管8をテレビキヤビネツトに収
納するため金具9を螺子でとめるとき、保持片3
の位置が湾曲板2の中心より少しずれているの
で、保持片3が螺子回しの取り扱いの邪魔になら
ず作業を容易にできる。
また消磁コイルは単に保持片3に係止されるだ
けでなく、保持片3と湾曲板2との間に押圧挟持
されるので、消磁コイルをはずれにくくすること
ができる。尚、湾曲板に穿設された異なる大きさ
の略T字形の孔は3つ以上あつても良く、この場
合より多くの金具の大きさに対処できる。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案の消磁コイルの取付
具を用いれば、陰極線管の金具の大きさが異なつ
ても湾曲板に2つ以上の孔が穿設されているの
で、いずれか一方を選べばしつかりと取付具を金
具に固定でき、汎用性を高めることができる。ま
た、湾曲板を陰極線管の角部の側面方向の湾曲に
応じて一方向に湾曲させているので、湾曲板を陰
極線管の角部に沿つて前後に移動させて異なる孔
に嵌めた場合でも、湾曲板は陰極線管の側面にぴ
つたりと沿つている。
従つて、どの孔に金具を嵌めた場合でも、消磁
コイルを陰極線管の側面にできるだけ近接して配
置することができるので、極めて消磁効果が高い
という特長がある。
また、複数の孔のうち短い方を湾曲板の先端側
に配置しているので、取付具の先端部分を小さく
することができる。それによつて、この取付具
を、消磁コイルと陰極線管の先端との間隔が極め
て狭い小型の陰極線管の金具に、容易に取り付け
ることができるとともに、大型の陰極線管の金具
にも、取付具の内側の長い孔を使用して、容易に
取り付けることができる。
更に、各孔の中央部の幅は孔の両端部より広く
されているので、例えば筺体内の様な狭い空間に
て取付具を金具に取り付ける際には、中央の幅の
広い部分が金具のガイドとなつて、容易に金具を
孔に嵌めることができる。
しかも、保持片を、孔と対向して孔の両端部よ
り内側に設けているので、保持片は1個でも十分
に安定して消磁コイルを保持することができ、よ
つて少ない保持片で済むので消磁コイルの取り付
けが容易である。
その上、保持片の取り付け位置は、孔の中心よ
りずらしているので、取付具を金具に取り付けた
後に、金具を筺体にネジ止めする際に、保持片が
ネジ止めの邪魔になることがない。
また、金具の大きさが湾曲板の孔に比べて多少
大きくても、取付具は弾性材でできているので少
し押圧してやれば取付具が平らに伸びて孔が大き
くなり、金具を挿通できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の取付具の外観を表わす斜視
図、第2図A乃至Fは夫々この取付具を表わす正
面図、平面図、左側面図、右側面図、底面図、背
面図、第3図A乃至Cは夫々第2図で示された矢
印A−A線,B−B線,C−C線の断面図、第4
図はこの取付具がブラウン管に取り付けられた状
態を表わす斜視図である。 1……消磁コイルの取付具、3……保持片、
5,6……孔、8……ブラウン管、9……金具、
10……消磁コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筺体取付用金具を角部に備えた陰極線管の側面
    周囲に消磁コイルを取り付けるために使用され、
    上記金具が挿通される孔及び上記消磁コイルを保
    持する保持片を一体に設けた湾曲板からなる消磁
    コイルの取付具において 上記湾曲板を、上記陰極線管の角部の側面方向
    の湾曲に応じて一方向に湾曲させるとともに、該
    湾曲板に上記孔を長さを違えて複数個形成し、 更に、該複数の孔のうち短い方を上記湾曲板の
    先端側に配置するとともに、該各孔の中央部の幅
    を孔の両端部より広くし、 しかも、上記保持片を、上記孔と対向して、孔
    の両端部より内側でかつ孔の中心よりずらして形
    成したことを特徴とする消磁コイルの取付具。
JP1986120716U 1986-08-06 1986-08-06 Expired JPH0422620Y2 (ja)

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JP1986120716U JPH0422620Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

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JP1986120716U JPH0422620Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

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JPS6330086U JPS6330086U (ja) 1988-02-27
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ID=31009294

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JPH0648647Y2 (ja) * 1989-08-22 1994-12-12 市光工業株式会社 車両用灯具
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