JPH04226095A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JPH04226095A
JPH04226095A JP3124910A JP12491091A JPH04226095A JP H04226095 A JPH04226095 A JP H04226095A JP 3124910 A JP3124910 A JP 3124910A JP 12491091 A JP12491091 A JP 12491091A JP H04226095 A JPH04226095 A JP H04226095A
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JP
Japan
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light emitting
light
emitting device
emitting element
lens
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Application number
JP3124910A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ito
嘉則 伊藤
Koichi Imanaka
今仲 行一
Shiro Ogata
司郎 緒方
Hiroshi Goto
博史 後藤
Isao Kitajima
功朗 北島
Masanobu Tanigami
昌伸 谷上
Tetsuo Maeda
哲男 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光装置に関す
る。さらに具体的にいうと、本発明は、半導体レーザ素
子や発光ダイオード等の発光素子と、当該素子からの出
射光を集束、コリメートもしくは発散させるためのフレ
ネルレンズ等の光学素子とを一体にパッケージしてなる
半導体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている発光素子部品A
を図19に示し、説明する。図中、1は金属材料で形成
された円板状のステム(基台)、2はステム1の表面中
央に形成された長方形状の金属凸部、3は凸部2の側面
にヒートシンク4を介して実装された半導体レーザ素子
などの発光素子、5は発光素子3の出射光の出力をモニ
タして当該発光素子3の出力制御を行うためのモニタ用
受光素子、6は前記各素子3,5を覆うようステム1に
取り付けられた金属キャップ、7a〜7cは入出力用の
信号端子およびアース端子である。なお、二つの信号端
子7a,7bは、ステム1に対して絶縁状態に貫通装着
され、それぞれ発光素子3とモニタ用受光素子5にリー
ド線8,8を介して電気的に接続されている。一方、ア
ース端子7cはステム1に対して電気的に接続するよう
植設され、前記発光素子3およびモニタ用受光素子5に
ステム1を介して接続されている。
【0003】このパッケージ型の発光素子部品Aは、従
来より多量に生産され、安価に市販されているものであ
るが、出射光が拡散するため、光ピックアップや光セン
サなどとして使用する場合には、出射光を集光させたり
コリメートさせたりするためのフレネルレンズ等の光学
素子を組み合わせる必要がある。そのため部品点数が多
く、また光軸調整が煩わしいなどの問題があった。
【0004】そこで、本件出願人は、図20に示すよう
な半導体発光装置Bを考えている。この半導体発光装置
Bは、上述した構成に加えて、発光素子3からの出射光
をコリメートさせるための光学素子、例えばフレネルレ
ンズ9を装備したものである。つまり、中央部にフレネ
ルレンズ9を設けられたレンズ基板10は、そのレンズ
部分周縁の平坦部分の一ヶ所がステム1の凸部2の先端
に接着剤で接着されている。この場合、凸部2とレンズ
基板10を接着する紫外線硬化型(UV)接着剤の厚み
で、フレネルレンズ9と発光素子3の位置を調整してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなパッケージ型の半導体発光装置にあっては、光学
素子の焦点を所定位置に合わせてあっても、周囲温度や
素子温度の変化によって発光素子から出射された光線の
焦点位置が変動し、焦点距離の温度不安定性が大きくな
るという問題があった。
【0006】焦点距離の温度不安定性の原因としては、
まず、上記半導体発光装置では、レンズ基板を接着させ
てある凸部が金属製であるので、熱膨張係数が大きく、
温度変化によってレーザチップとフレネルレンズの間の
距離が微妙に変化し、発光素子から出射された光線の焦
点位置が変動するという点が挙げられる。
【0007】つぎに、第二の原因としては、半導体レー
ザ素子の温度による発光波長の変化によるものがある。 図21は、半導体レーザ素子の発光波長λと温度Tとの
関係を示す。この図に示されているように、半導体レー
ザ素子の発光波長λは、半導体レーザ素子自身の温度T
によって変化し、温度Tが上昇すると、発光波長λは長
波長側へシフトし、温度Tが低下すると、発光波長λは
短くなる。また、発光ダイオードの場合も、同様な出射
波長−温度特性を示し、温度が上昇すると、出射波長が
長くなる。
【0008】また、フレネルレンズ9は、図22(a)
(b)に示すように、多数の輪帯状レンズに分割された
回折レンズの一種であり、レンズ材料によって形成され
、一般にレンズ取付基板10の表面に設けられている。 このフレネルレンズ9は、半導体レーザ素子や発光ダイ
オード等の発光素子の光に対して、通常の屈折形レンズ
と同様なレンズ作用を示す(図22(a)(b)に、光
線の一例を示している。)。しかも、平板状で厚みが薄
く、小形化が可能であるため、実装性及び集積性が良好
な短焦点レンズとして用いることができ、成形等により
製造も容易で、低波面収差であるという特徴がある。し
たがって、このフレネルレンズ9は、マイクロフレネル
レンズとして、半導体レーザ素子や発光ダイオード等の
発光素子と組み合わせて用いられている。
【0009】フレネルレンズは、光の回折現象を利用し
たレンズであるから、発光素子の入射波長λが変化する
と、フレネルレンズを通過する光の回折角度が変わり、
入射波長λによって焦点位置もしくは焦点距離fが大き
く変化する。すなわち、入射波長λに対してフレネルレ
ンズの焦点距離fは、次式で表される。 f=(λ0/λ)・f0      …■あるいは、入
射波長λがδλだけ変化する時の焦点距離fの変化をδ
fとすれば、■式より、 δf=−f・δλ/λ        ……■と記述さ
れる。図23は、■式で表されたフレネルレンズの焦点
距離fと入射波長λとの関係を図示したものであり、入
射波長λが長くなると、焦点距離fは短くなり、逆に、
入射波長λが短くなると、焦点距離fは長くなる。
【0010】このため、発光素子とフレネルレンズを組
合せて半導体発光装置を構成した場合、発光素子の波長
λ0の出射光線を用いて焦点距離f0のフレネルレンズ
として使用するように設計されていても、温度Tの変化
によって発光素子の出射波長λが変化すると、これに伴
ってフレネルレンズの焦点距離fが変化し(以下、発光
素子の波長変化に起因する焦点距離の温度不安定性とい
う。)、例えば、図24に示すように半導体発光装置の
温度Tが上昇すると、フレネルレンズの焦点距離fが短
くなり、温度Tが低下すると、焦点距離fが長くなって
いた。
【0011】したがって、従来の半導体発光装置にあっ
ては、発光素子と光学素子の距離の温度による変化や発
光素子の出射波長の温度不安定性がそのまま半導体発光
装置に表われ、温度により焦点距離あるいは出射光の出
射角度が変化するという問題があった。例えば、コリメ
ート光源として用いる場合には、温度が変化すると完全
なコリメート光を得られなかったり、集光用に用いる場
合には、温度が変化すると焦点の位置が移動したり、発
散用に用いる場合には、温度によって発散角が変化した
りしていた。
【0012】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、周囲温度や
素子温度の変化に伴う焦点位置等の変動を小さくし、焦
点ずれがなく温度安定性に優れた半導体発光装置を提供
するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の半導
体発光装置は、発光素子と、発光素子から出射された光
を集光、コリメートもしくは発散させる光学素子とを一
体にパッケージしてなる半導体発光装置であって、前記
発光素子の支持部材にガラス繊維強化樹脂や炭素繊維強
化樹脂等の繊維強化樹脂によって成形されたキャップを
取着し、キャップに開口された光出射窓に前記光学素子
を取り付けたことを特徴としている。
【0014】本発明に係る第2の半導体発光装置は、発
光素子と、発光素子から出射された光を集光、コリメー
トもしくは発散させる光学素子とを一体にパッケージし
てなる半導体発光装置において、温度変化による発光素
子からの出射光の波長変化に伴って生ずる当該発光装置
からの出射光の集光角、発散角もしくはコリメート性の
変化を小さくする手段を設けたことを特徴としている。
【0015】本発明に係る第3の半導体発光装置は、上
記第2の半導体発光装置において、温度変化による発光
素子からの出射光の波長変化に伴って生ずる当該発光装
置からの出射光の集光角、発散角もしくはコリメート性
の変化を小さくするため、前記光学素子もしくは光学素
子を取り付けたレンズ取付基板を熱膨張係数の大きな材
料によって形成したことを特徴としている。
【0016】本発明に係る第4の半導体発光装置は、上
記第2の半導体発光装置において、温度変化による発光
素子からの出射光の波長変化に伴って生ずる当該発光装
置からの出射光の集光角、発散角もしくはコリメート性
の変化を小さくするため、前記光学素子を取り付けたレ
ンズ取付基板を熱膨張係数の大きな材料によって形成す
ると共にレンズ取付基板の固定位置から光学素子の取付
位置まで適当な距離を持たせたことを特徴している。
【0017】本発明に係る第5の半導体発光装置は、上
記第2の半導体発光装置において、温度変化による発光
素子からの出射光の波長変化に伴って生ずる当該発光装
置からの出射光の集光角、発散角もしくはコリメート性
の変化を小さくするため、前記光学素子もしくは光学素
子を取り付けたレンズ取付基板を熱膨張係数の大きな材
料によって形成し、さらに、レンズ取付基板の固定位置
から光学素子の取付位置まで適当な距離を持たせたこと
を特徴としている。
【0018】本発明に係る第6の半導体発光装置は、発
光素子と、発光素子から出射された光を集光、コリメー
トもしくは発散させる光学素子とを一体にパッケージし
てなる半導体発光装置において、平板型光学素子がその
支持部材や発光素子の支持部材よりも大きな熱膨張係数
を有する素材からなり、かつ前記光学素子におけるパタ
ーン形成面と反対面が支持部材に固定され、温度変化に
伴う光学素子の熱伸縮を前記パターン形成面の反対面を
基準として行わせるものであることを特徴としている。
【0019】本発明に係る第7の半導体発光装置は、発
光素子と、発光素子から出射された光を集光、コリメー
トもしくは発散させる光学素子とを一体にパッケージし
てなる半導体発光装置において、発光素子を光学素子の
焦点位置に配置させるよう、この両素子がパッケージ部
材に取り付けられているとともに、いずれか一方の素子
とパッケージ部材との間に、温度変化に応じて両素子の
相対位置を可変させる伸縮部材が介在されていることを
特徴としている。
【0020】
【作用】上記第1の半導体発光装置にあっては、金属よ
りも熱膨張係数の小さな炭素繊維強化樹脂やガラス繊維
強化樹脂等の繊維強化樹脂によって成形されたキャップ
に光学素子を取り付けているので、温度変化による発光
素子と光学素子の間の距離の変化を小さくすることがで
き、温度変化に伴う焦点位置の変動を軽減することがで
きる。
【0021】従来の半導体発光装置に用いられているフ
レネルレンズやレンズ取付基板が、ガラス等の熱膨張係
数の小さなレンズ材料を用いてレンズ自身の温度安定性
を得ていたのに対し、本発明に係る第2〜6の半導体発
光装置では、温度変化に応じて光学素子もしくはレンズ
取付基板が膨張・収縮することを利用して、光源からの
集光角もしくは出射光の拡がり角(発散角)の変化を小
さくする手段を設けることにより、温度変化時の発光素
子からの出射波長の変化に伴うフレネルレンズの焦点距
離の変化を相殺させ、温度変化前後において、光源から
の集光角、出射光の拡がり角または平行光のコリメータ
性の変化を小さくしている。
【0022】つまり、温度変化に伴う発光素子の波長変
化と、光学素子そのもの、もしくはレンズ取付基板の伸
縮量もしくは変位量を考慮して、光学素子のパターン寸
法、あるいは発光素子と光学素子との相対離間距離を適
正に可変させれば、発光素子の波長変化に伴う悪影響を
除去できて、光学特性が安定に保てるようになる。
【0023】環境温度が変化すると、それに応じて発光
素子の発光波長が変化するのは避けられないので、本発
明に係る第7の半導体発光装置では温度変化に応じて伸
縮部材が膨張・収縮することを利用して、いずれか一方
の素子を他方の素子に対して遠近変位させるようにした
。つまり、温度変化に伴う発光素子の波長変化と、伸縮
部材の伸縮量とを考慮して、発光素子と光学素子との相
対離間距離を適正に可変させれば、発光素子の波長変化
に伴う悪影響を除去できて、光学特性が安定に保てるよ
うになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の各実施例を添付図に基づいて
詳述する。図1は本発明の第1実施例の半導体発光装置
11であって、発光素子と光学素子の距離が温度変化に
よって変化しにくいようにしたものである。キャップ1
2は、ガラス繊維強化樹脂や炭素繊維強化樹脂等の繊維
強化樹脂によって略円筒状に成形されたものであり、例
えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂にガラス繊維や炭素繊維等の強化用
繊維を充填させた繊維強化樹脂によって成形されている
。キャップ12の基端部内周には、例えば図19に示し
たような内部構造を有する発光素子部品Aのステム1を
嵌合させるための凹部18が設けられており、外周面は
先端側で次第に小径となるように複数箇所に段部16,
17が形成されている。この繊維強化樹脂製キャップ1
2の先端面に開口された光出射窓13には、内面側にフ
レネルレンズ(マイクロフレネルレンズ)14を一体に
成形されたレンズ取付基板15が接着剤によって接着さ
れており、フレネルレンズ14はキャップ12の内側で
光出射窓13の中心に位置決めして固定されている。さ
らに、フレネルレンズ14を設けられたレンズ取付基板
15は全周をキャップ12の先端面に固定されているの
で、精度よく位置決めされ、レンズ取付基板15の固定
後においてもレンズ取付基板15が位置ずれしにくい。
【0025】しかして、キャップ12の凹部18に発光
素子部品Aのステム1を圧入して(必要に応じてステム
1と凹部18を接着してもよい。)キャップ12を発光
素子部品Aに被せると、発光素子部品Aはキャップ12
の凹部18によって位置決めされ、発光素子3の光出射
方向とフレネルレンズ14の光軸とが一致するように位
置決めされる。
【0026】なお、このような半導体発光装置11にあ
っては、レンズ取付基板15が外部に露出しているので
、外部からの機械的衝撃等を受ける恐れがある。この場
合には、簡易な保護手段として、必要に応じ、キャップ
12の外周の中央の段部16に筒状のガード筒19を着
脱自在に取着し(接着しても差し支えない。)、レンズ
取付基板15を保護させることができる。キャップ12
の先端側の段部17は、ガード筒19の装着を用意にす
るものであり、また、レンズ取付基板15をキャップ1
2の先端面に接着させる時にレンズ取付基板15の外周
を掴み易くするためのものである。
【0027】図2は本発明の第2実施例の半導体発光装
置21を示す断面図である。この実施例にあっては、キ
ャップ12の光出射窓13に接着されたレンズ取付基板
15の外面にフレネルレンズ14を配置されており、キ
ャップ12の中央の段部16に合成樹脂製のカバー22
を被せ、カバー22の光出射窓23をプラスチックまた
はガラスの透光板24で塞いである。従って、フレネル
レンズ14がレンズ取付基板15の外に出ていてもカバ
ー22及び透光板24によって保護されており、傷付い
たり、汚れたりすることがない。
【0028】上記のような第1及び第2の実施例にあっ
ては、市販の安価な発光素子部品を用いて安価に提供す
ることができる。また、発光素子とフレネルレンズとの
距離はキャップの筒長によって決まるので、予めレンズ
取付基板を取り付けた筒長の異なる各種キャップを用意
しておけば、使用時にユーザーが発光素子部品と適当な
キャップとを組み合わせて使用することができる。この
ようにしても、発光素子とフレネルレンズとの距離や軸
心合わせは、予めキャップの寸法や形状によって決めら
れているので、精度を確保することができる。しかも、
キャップは繊維強化樹脂によって成形されていて温度に
よる伸縮が小さく、焦点ずれの恐れも非常に少ない。ま
た、樹脂製であるので、キャップをステムに圧入する際
も容易に行える。
【0029】また、第1及び第2の実施例ではパッケー
ジ型の発光素子部品を用いているが、ステムの表面に発
光素子が露出したキャップレス型の発光素子部品に直接
繊維強化樹脂製のキャップを取り付けても良い。
【0030】つぎに、図3は本発明の第3実施例の半導
体発光装置31を示す。金属製のステム44の内面から
は金属製のヒートシンクブロック45が突設されており
、ヒートシンクブロック45の上面には発光素子(半導
体レーザ素子)41が搭載されている。また、ステム4
4の内面には、発光素子41の光軸と一致させてモニタ
ー用のフォトダイオード等の受光素子46が設けられて
いる。この受光素子46は、発光素子41から後方へ射
出されたレーザ光の光強度を検出するために用いること
ができ、検出した光強度に基づき、発光素子41からの
光出力が一定となるように発光素子41を間接的にフィ
ードバック制御する。また、ステム44から後方へ突出
されている端子ピン47a,47b,47cは、発光素
子41に電力を供給して光出力を制御するためのものと
、受光素子46からの検出信号を取り出すためのもので
ある。ステム44の前面には、円筒状をした金属製のキ
ャップ48が溶接や接着等によって接合されており、発
光素子41やヒートシンクブロック45等は、キャップ
48内に収納されている。フレネルレンズ43は、比較
的厚みの大きなレンズ取付基板42と一体に成形されて
おり、メタクリル樹脂(PMMA)やCR−39(眼鏡
レンズに用いられているプラスチック材料)等の熱膨張
係数の大きな(線膨張係数が、ガラスや金属に比べて1
桁大きく、10−4以上のオーダーのもの)光学的に透
明な樹脂材料によって形成されている。このレンズ取付
基板42は、発光素子41と対向する後端面に小さなフ
レネルレンズ43を設けられており、前端部に周設され
ているフランジ49をキャップ48の前端に接着剤によ
り接着されている。また、この半導体発光装置31は、
発光素子41から放射された光をフレネルレンズ43で
コリメートして平行光線50として射出させるものであ
って、発光素子41の発光点が、フレネルレンズ43の
焦点に位置させられている。
【0031】しかして、半導体発光装置31の温度が上
昇すると、発光素子41の出射波長が長くなるので、フ
レネルレンズ43の焦点距離が短くなるが、一方で、フ
レネルレンズ43の熱膨張によりフレネルレンズ43の
焦点距離が長くなる。したがって、発光素子41の出射
波長変化によって短くなった焦点距離をフレネルレンズ
43の熱膨張によって長くなるように補正させることが
でき、半導体発光装置31全体としての焦点距離の変化
を小さくできる。
【0032】この作用をさらに具体的に説明する。例え
ば、温度Tが上昇した場合を考えると、図21及び図2
3から明らかなように、発光素子の出射波長λが長くな
り、この結果、フレネルレンズの焦点距離fが短くなる
。一方、フレネルレンズのレンズ材料を熱膨張係数の大
きな材料とすれば、フレネルレンズの熱膨張による焦点
距離の変化量を、発光素子の出射波長変化に起因する焦
点距離の変化量と匹敵する程度のオーダーまで大きくす
ることが可能になる。しかも、温度が上昇すると、発光
素子の出射波長変化に起因して焦点距離が短くなるのに
対し、フレネルレンズの熱膨張に起因して焦点距離が長
くなるので、光源全体としては焦点距離の変化を小さく
することができるのである。
【0033】さらに、定量的にいえば、フレネルレンズ
は、温度TがδTだけ変化する時、熱膨張によってフレ
ネルレンズの焦点距離fは、近似的に、δf=2αf・
δT          ……■だけ変化する。ここに
、αは、フレネルレンズを構成するレンズ材料の線膨張
係数である。図4は、このフレネルレンズの焦点距離f
と温度Tとの関係を図示したものであり、温度T0で焦
点距離f0のフレネルレンズとして用いるように設計さ
れていても、例えば、温度Tが上昇すると、焦点距離f
が長くなる(これを、以下においては、フレネルレンズ
の熱膨張に起因する焦点距離の温度不安定性という。)
。これは、温度が上昇すると、フレネルレンズが熱膨張
してレンズパターンが広がり、フレネルレンズの各格子
(輪帯状レンズ)における回折角が小さくなり、このた
め焦点距離が長くなるものである。 したがって、フレネルレンズの熱膨張係数が大きいほど
、フレネルレンズの熱膨張に起因する焦点距離の温度不
安定性は大きくなる。また、発光素子の出射波長λの温
度変化係数をγ=δλ/(λ・δT)とすれば、発光素
子の出射波長λの変化δλに起因する焦点距離fの変化
δfは、 δf=−γf・δT          ……■となる
。したがって、■式及び■式より全体としての焦点距離
の変化は、 δf=(2α−γ)f・δT  ……■となる。よって
、(2α−γ)の値ができるだけ小さくなるようにフレ
ネルレンズのレンズ材料を選択することにより光源の焦
点距離の変化を小さくすることができる。あるいは、実
験的にレンズ材料の最適な熱膨張係数を決定すればよい
【0034】このようにフレネルレンズ43の熱膨張だ
けで焦点距離の変化を完全に無くすことができれば理想
的であるが、フレネルレンズ43の焦点距離の変化を完
全に打ち消すように任意の熱膨張係数を有するレンズ材
料を選定することは困難である。図3の半導体発光装置
31は、焦点距離の変化を完全に打ち消すように十分大
きな熱膨張係数を有するレンズ材料を選定することがで
きない場合の実施例でもある。すなわち、熱膨張係数の
大きな材料で形成されたレンズ取付基板42の厚みLを
大きくし、レンズ取付基板42の後面にフレネルレンズ
43を設け、前端のフランジ49をキャップ48に固定
している。このようにレンズ取付基板42が後方へ突出
した形状となっていて、その後面にフレネルレンズ43
が設けられているので、温度が上昇すると、レンズ取付
基板42の熱膨張によりフレネルレンズ43は後方へ変
位させられる。
【0035】十分大きな熱膨張係数のレンズ材料を選定
することができない場合には、温度が上昇すると、発光
素子41の出射波長が長くなってフレネルレンズ43が
短焦点化し、これはフレネルレンズ43の熱膨張によっ
ても完全に補正されない。この結果、発光素子41の発
光点がフレネルレンズ43の焦点から外れてしまう。し
かし、上記のような厚みLの大きなレンズ取付基板42
を用いれば、温度上昇によってフレネルレンズ43の焦
点距離が短くなった分だけ、フレネルレンズ43を発光
素子41側へ変位させ、発光素子41の発光点がフレネ
ルレンズ43の焦点に保持されるように二次補正させる
ことができる。このような二次補正を行なわせるには、
レンズ取付基板42の熱膨張係数を考慮してレンズ取付
基板42の厚みLを決定すればよいが、その時にはヒー
トシンクブロック45の熱膨張による発光素子41の位
置の変化やキャップ48の熱膨張等も考慮する必要があ
るのは、当然である。
【0036】なお、フレネルレンズ43及びレンズ取付
基板42の熱膨張係数を適当に選択するだけで、焦点距
離の変化を十分に満足の得られる程度に小さくできる場
合には、厚みLの薄いレンズ取付基板42を用いればよ
い。
【0037】図5に示すものは本発明の第4実施例であ
り、発光素子41から放射された光を発散光51として
出射させるタイプの半導体発光装置32である。したが
って、第3の実施例とほとんど同様な構成を有している
が、発光素子41の発光点とフレネルレンズ43の間の
距離が、フレネルレンズ43の焦点距離よりも短くなっ
ている。
【0038】しかして、温度が変化しても、フレネルレ
ンズ43の熱膨張による焦点距離の補正効果と、レンズ
取付基板42の熱膨張によるフレネルレンズ43の位置
の補正効果により、発光素子41の出射波長の変化によ
る短焦点化を補正し、一定の出射角度が得られるように
している。
【0039】図6に示すものは本発明の第5実施例であ
り、発光素子41から放射された光を収束光52として
出射させるタイプの半導体発光装置33である。したが
って、第3の実施例とほとんど同様な構成を有している
が、発光素子41の発光点とフレネルレンズ43の間の
距離が、フレネルレンズ43の焦点距離よりも長くなっ
ている。
【0040】しかして、温度が変化しても、フレネルレ
ンズ43の熱膨張による焦点距離の補正効果と、レンズ
取付基板42の熱膨張によるフレネルレンズ43の位置
の補正効果により、発光素子41の出射波長の変化によ
る短焦点化を補正し、外部において一定位置に焦点を結
ぶようにしている。
【0041】図7に示すものは、本発明の第6実施例の
半導体発光装置34であり、熱膨張係数の大きな材料に
よってフレネルレンズ43と一体に形成されたレンズ取
付基板61の後端面をキャップ48の前端に接着し、レ
ンズ取付基板61の前面にフレネルレンズ43を位置さ
せている。この実施例は、フレネルレンズ43の熱膨張
係数が大き過ぎ、熱膨張によるフレネルレンズ43の焦
点距離補正が過多の場合を想定しており、レンズ取付基
板61の厚み方向における熱膨張によりフレネルレンズ
43を変位させ、その補正過多をさらに二次補正するよ
うにしたものである。例えば、温度が上昇した場合、発
光素子41の出射波長の変化によって焦点距離が短くな
るが、これがフレネルレンズ43の熱膨張によって補正
過多となり、全体として長焦点化しても、レンズ取付基
板61の熱膨張によりフレネルレンズ43が発光素子4
1から離れる方向へ変位することにより、発光素子41
の発光点をフレネルレンズ43に対して所定位置に保持
させている。
【0042】図8に示すものは、本発明の第7実施例の
半導体発光装置35であり、半導体レーザ素子3を組込
んだ図19のような市販のパッケージ型発光素子部品A
を利用したものである。この発光素子部品Aは、基板6
2に開口された通孔63に挿通させるようにして基板6
2に固定されており、金属キャップ6側が基板62の前
方へ突出させられている。さらに、基板62の前面には
、発光素子部品Aを囲むように円筒状のキャップ48が
取付けられている。フレネルレンズ43及びレンズ取付
基板42は、熱膨張係数の大きな光学的に透明な材料に
よって一体に形成されており、レンズ取付基板42のフ
ランジ49をキャップ48の前端に接着されている。
【0043】図9に示すものは、本発明の第8実施例の
半導体発光装置36である。この実施例は、図8の実施
例の構成に加え、キャップ48及びレンズ取付基板42
を収容させるようにして保護キャップ64を設け、保護
キャップ64の窓に透光板65を取り付け、保護キャッ
プ64及び透光板65によってレンズ部分を保護させる
ようにしたものである。
【0044】図10に示すものは、本発明の第9実施例
の半導体発光装置37である。この実施例では、キャッ
プ48の前端に取付けられた環状板66の内周から後方
へ、熱膨張係数の大きな材料(レンズ材料である必要は
ない。)で形成された筒状の補助構造材67を突出させ
、この補助構造材67の後端に厚みの薄いレンズ取付基
板68を接着したものである。レンズ取付基板68の厚
みが大きくなると光波に不具合が生じる場合には、この
実施例のように、レンズ取付基板68の厚みを薄くし、
熱膨張係数の大きな材料で形成された補助構造材67の
熱伸縮によってフレネルレンズ43の焦点距離の二次補
正を行わせてもよい。
【0045】図11に示すものは、本発明の第10実施
例の半導体発光装置38であり、本発明の第7実施例(
図8)とほぼ同様な構成を有しているが、レンズ取付基
板の構造を異にしている。
【0046】すなわち、発光素子部品Aを基板62の通
孔63に挿通させるようにして基板62に固定し、基板
62の前面に円筒状のキャップ48を取付けてある。フ
レネルレンズ43及びレンズ取付基板69は、熱膨張係
数が大きく光学的に透明な材料によって一体に形成され
ており、レンズ取付基板69のフランジ49をキャップ
48の前端に接着されている。このレンズ取付基板69
は、全体をほぼ均一な厚みに形成して全体を薄肉化して
いる。つまり、図8のレンズ取付基板42のように中央
部をフランジ49に比較して大きな厚みとすることなく
、レンズ取付基板69のレンズ取付面と反対側に凹部7
0を形成し、レンズ取付基板69の中央部もフランジ4
9とほぼ同じ薄さに成形してある。このようにレンズ取
付基板69の全体を薄肉化すれば、レンズ取付基板69
を射出成形や注型によって成形することが可能になり、
レンズ取付基板69を樹脂成形によって製造してもレン
ズ取付基板69にヒケ等の欠点も発生しにくく、品質の
良好なレンズ取付基板69を製造でき、さらに成形後の
樹脂硬化時間も短縮でき、製造コストを安価にできる。 また、レーザー光の透過するレンズ取付基板69の中央
部が薄肉となったので、光の透過率も大幅に増大させる
ことができ、レーザー光のパワーの低下を軽減できる。 このレンズ取付基板69の成形材料は、透明材料であっ
て、部品をできるだけ小さくできるよう線膨張係数の大
きなものが望ましいので、ポリカーボネイト(線膨張係
数7×10−6゜K−1)などが好ましい。また、レン
ズ取付基板69の部品寸法に制限がない場合であれば、
ポリエチレンやポリメタクリル酸メチルなどを用いても
よい。
【0047】図12に示すものは、本発明の第11実施
例の半導体発光装置39である。この実施例は、図11
の実施例の構成に加え、キャップ48及びレンズ取付基
板42を収容させるようにして保護キャップ64を設け
、保護キャップ64の窓に透光板65を取り付け、保護
キャップ64及び透光板65によってレンズ部分を保護
させるようにしたものである。
【0048】図13に示すものは、本発明の第12実施
例の半導体発光装置40である。この半導体発光装置4
0は、第3実施例(図3)の構成において、図11で説
明したような薄肉構造のレンズ取付基板69を使用した
ものである。あるいは、第9実施例(図10)との比較
では、レンズ取付基板68、環状板66及び補助構造材
67を透明な光学樹脂によって一体成形してレンズ取付
基板69としたものに相当する。
【0049】これを図10の実施例と比較すれば、部品
点数の削減を図れ、組立て時にレンズ取付基板68と環
状板66と補助構造材67の接着作業を省略でき、製造
工程が簡略される。また、図10のようにレンズ取付基
板68、環状板66及び補助構造材67を接着している
と、接着剤層によって温度特性の部分的なバラツキが生
じ、精密な設計が困難になるが、レンズ取付基板69の
ように一体成形してあれば、このような心配もなく、光
学的特性が安定する。
【0050】なお、上記第3〜12の実施例では、いず
れもフレネルレンズとレンズ取付基板の双方を熱膨張係
数の大きなレンズ材料によって形成したが、フレネルレ
ンズのみを熱膨張係数の大きなレンズ材料で形成してい
てもよい。また、レンズ取付基板を熱膨張率の大きな材
料によって形成していれば、フレネルレンズは、レンズ
取付基板の熱伸縮に伴って伸縮させられ、レンズパター
ンが引き伸ばされたり、収縮させられたりするので、フ
レネルレンズを熱膨張係数の大きなレンズ材料で形成し
たのと同じ効果を得ることができる。したがって、レン
ズ取付基板のみを熱膨張係数の大きなレンズ材料で形成
してもよい。また、発光素子としては、上記半導体レー
ザ素子に限らず、発光ダイオード等の素子を用いてもよ
い。
【0051】図14は本発明の第13実施例による半導
体発光装置71を示している。平板型光学素子であるフ
レネルレンズ72は、ステム44とは別個の支持台73
に取り付けられている。このフレネルレンズ72は、平
板状の基板の一面に凹凸状のレンズパターン72aを樹
脂成形することによって製作されるものであって、基板
の材料としては、シリコン(熱膨張係数:約2.5×1
0−4/℃)、または、ピエチレングリコールビス、ア
クリルカーボネイトの一種であるTPG社の製品名CR
−39(熱膨張係数:約1.1×10−4/℃)などの
樹脂が選定される。すなわち、フレネルレンズ72の基
板材料の熱膨張係数は一般的なガラス基板(×10−6
/℃)に比べて2桁も大きく、また、このフレネルレン
ズ72を支持する支持台73や発光素子41を支持する
ステム44の素材である金属材料(×10−6/℃)に
比べても前記同様に大きい。
【0052】支持台73は、円筒形状になっていて、そ
の貫通孔における上方開口端には径方向内向きの鍔部7
3aが形成されており、下方開口端には径方向外向きの
鍔部73bが形成されている。この径方向外向きの鍔部
73bがステム44上に接着剤を介して取り付けられて
おり、この径方向内向きの鍔部73aの内面にはフレネ
ルレンズ72がそのレンズパターン72aに発光素子4
1からの出射光が入射するような位置関係で接着剤を介
して取り付けられている。すなわち、フレネルレンズ7
2の光透過側の面72bが径方向内向きの鍔部73aの
内面に固定されている。
【0053】この支持台73の長さ寸法は、使用するフ
レネルレンズ72の焦点距離に応じて長短設定される。 この支持台73に対するフレネルレンズ72の実装時や
ステム44に対する発光素子41の実装時における環境
温度は、例えば25℃に調節されており、以下で言う温
度変化とはこの実装時の温度を基準にした変動を言う。
【0054】次に、動作を説明する。まず、環境温度が
上がると、発光素子41の発光波長が長くなるけれども
、フレネルレンズ72が膨張することになる。そのとき
、フレネルレンズ72において支持台73に固定されて
いる光透過側の面72bを基準として、レンズパターン
72aが存在する光入射側の面が膨張して、当該面の位
置が発光素子41側へ近づく。一方、環境温度が下がる
と、発光素子41の発光波長が短くなるけれども、フレ
ネルレンズ72の光入射側の面が収縮して、当該面の位
置が発光素子41から遠ざかる。
【0055】このようなフレネルレンズ72の自動焦点
調節機能でもって、フレネルレンズ72の焦点位置が発
光素子41の光出射面に一致することになる。
【0056】図15は本発明の第14実施例を示してい
る。本実施例の半導体発光装置74は、図19に示した
ような一般的に市販されている発光素子部品Aとレンズ
ユニットCとを組み合わせた構造になっている。
【0057】レンズユニットCは、環状枠75と、請求
項に記載の支持部材に相当する外側キャップ76と、フ
レネルレンズ72とからなり、環状枠75の一面におい
て貫通孔を閉塞するように外側キャップ76が取り付け
られており、この外側キャップ76の開口窓の内側にフ
レネルレンズ72が接着剤を介して取り付けられている
。この実施例でも上記第13の実施例と同様に、フレネ
ルレンズ72のレンズパターン72aに発光素子3から
の出射光が入射するように光透過側の面72bが外側キ
ャップ76の開口窓に固定されている。ここでは、外側
キャップ76が上記第13実施例での支持台73となっ
ており、この外側キャップ76が請求項に記載の平板型
光学素子用の支持部材に相当する。
【0058】そして、このレンズユニットCと発光素子
部品Aとの組み立ては、発光素子部品Aのステム1をレ
ンズユニットCの環状枠75の貫通孔に嵌入し、両者を
接着剤77で接着させることにより行われる。
【0059】この第14の実施例の動作も上記第13の
実施例と同様なので、その説明を省略する。
【0060】図16に本発明の第15実施例を示してい
る。この実施例の半導体発光装置78では、図19に示
す発光素子部品Aの金属キャップ6を取り外し、これを
レンズユニットCに装着した構造としている。その他の
構成は第14実施例と同様であるので、その説明を省略
する。
【0061】なお、市販の発光素子部品Aを使用するに
あたって、その金属キャップおよびそれに装着してある
透明板をなくせば、発光素子3からの出射光がフレネル
レンズ27に直接到達することになるので、光の収差を
極力抑えることができるようになり、光学特性の向上が
望める。
【0062】また、上記実施例以外にも、例えば、市販
の発光素子部品Aにおいて、そのキャップ6の開口窓に
フレネルレンズ27を接着剤を介して取り付けた構造と
してもよい。
【0063】図17は本発明の第16実施例を示してい
る。本実施例の半導体発光装置79は、図19のような
一般的に市販されている発光素子部品Aとレンズユニッ
トDとを組み合わせた構造になっている。
【0064】レンズユニットDは、環状枠75と、外側
キャップ76と、フレネルレンズ80とからなり、環状
枠75の一面において貫通孔を閉塞するように外側キャ
ップ76が取り付けられており、この外側キャップ76
の開口窓の内側にフレネルレンズ80が伸縮部材81を
介して取り付けられている。
【0065】そして、このレンズユニットDと発光素子
部品Aとの組み立ては、発光素子部品Aのステム1をレ
ンズユニットDの環状枠75の貫通孔に嵌入し、両者を
接着剤77で接着させることにより行われる。この装置
内空間にはN2などの安定した気体が充填されている。
【0066】この構造において、レンズユニットDおよ
び発光素子部品Aのステム1が、請求項に記載のパッケ
ージ部材に相当する。
【0067】上記伸縮部材81は、温度変化により膨張
・収縮するものであり、例えばシリコン(熱膨張係数:
2.5×10−4/℃)などが採用される。このような
熱膨張係数の大きな素材を選定すれば、十分な伸縮性を
持つので、その厚みを薄くして装置全体の小型化を図る
ことも可能となる。
【0068】なお、外側キャップ76に対するフレネル
レンズ80の実装時やステム1に対する発光素子3の実
装時における環境温度は、例えば25℃に調節されてお
り、以下で言う温度変化とはこの実装時の温度を基準に
した変動を言う。
【0069】次に、動作を説明する。まず、環境温度が
上がると、発光素子3の発光波長が長くなるけれども、
伸縮部材81が膨張してフレネルレンズ80を光軸Oに
沿って矢印X方向へ変位させることにより、フレネルレ
ンズ80が発光素子3側へ近づけられるので、発光素子
3がフレネルレンズ80の焦点位置に位置することにな
る。
【0070】一方、環境温度が下がると、発光素子3の
発光波長が短くなるけれども、伸縮部材81が収縮して
フレネルレンズ80を光軸Oに沿って矢印X’方向へ変
位させることにより、フレネルレンズ80が発光素子3
から遠ざけられるので、発光素子3がフレネルレンズ8
0の焦点位置に位置することになる。
【0071】図18に本発明の第17実施例を示してい
る。この実施例の半導体発光装置82では、図19の発
光素子部品Aのキャップを取り外し、これをレンズユニ
ットDに装着した構造としている。そして、発光素子部
品Aのステム1が、レンズユニットDの環状枠62の貫
通孔に正の隙間を持つように嵌入されており、環状枠6
2の下面側に断面凹状のカバー83を取り付け、このカ
バー83の内部とステム1の間に伸縮部材81を挿入し
ている。そして、レンズユニットDにおける外側キャッ
プ76の開口窓にはフレネルレンズ80が接着剤などを
介して直に取り付けられている。
【0072】この構造の場合、環境温度が上がると、伸
縮部材81が膨張してステム1を環状枠62の貫通孔内
で矢印Y方向へスライドさせることにより発光素子3が
フレネルレンズ80側へ近づけられる一方、環境温度が
下がると、伸縮部材81が収縮してステム1を環状枠6
2の貫通孔内で矢印Y’方向へスライドさせることによ
り発光素子3がフレネルレンズ80から遠ざけられるこ
とになる。このような動作によって発光素子3が温度変
化に応じてフレネルレンズ80の焦点位置に位置させら
れることになる。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る第1の半導体発光装置によ
れば、温度変化による発光素子と光学素子との間の距離
の変化を小さく抑制することができ、温度変化による集
光位置位置のずれを小さくできる。しかも、キャップを
繊維強化樹脂製としたので、発光素子を保護するのに十
分な耐衝撃性を有する。さらに、発光素子と光学素子の
距離を変更するには、樹脂のキャップを交換するだけで
よく、焦点位置等の異なる種々のタイプの半導体発光装
置を製造するためのコストを安価にできるという利点が
ある。
【0074】本発明に係る第2〜5の半導体発光装置に
よれば、光源からの集光角もしくは出射光の拡がり角(
発散角)の変化を小さくする手段を設けてあるので、温
度変化時の光半導体素子からの出射波長の変化に伴うフ
レネルレンズの焦点距離の変化を相殺させ、温度変化前
後において、光源からの集光角または出射光の拡がり角
の変化を小さくすることができる。したがって、光半導
体素子光源の温度安定性をより一層向上させることがで
きる。
【0075】本発明に係る第6の半導体発光装置によれ
ば、温度変化に伴い発光素子の発光波長が変化して平板
型光学素子の焦点距離が狂ったとしても、平板型光学素
子そのものの膨張・収縮でもって当該平板型光学素子と
発光素子との相対離間距離を可変させることにより、前
記平板型光学素子の焦点距離の狂いを除去することがで
きるので、温度変化に関係なく発光素子からの出射光を
一定に保つことができるようになる。したがって、本発
明の半導体発光装置を光ピックアップや光センサなどに
利用する場合において、検出精度の高いものとすること
ができる。
【0076】本発明に係る第7の半導体発光装置によれ
ば、温度変化に伴い発光素子の発光波長が変化して光学
素子の焦点距離が狂ったとしても、伸縮部材の膨張・収
縮でもって発光素子と光学素子との相対離間距離を可変
させることにより、前記光学素子の焦点距離の狂いを除
去することができるので、温度変化に関係なく発光素子
からの出射光を一定に保つことができるようになる。し
たがって、本発明の半導体発光装置を光ピックアップや
光センサなどに利用する場合において、検出精度の高い
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図4】フレネルレンズの熱伸縮によって生じるフレネ
ルレンズの焦点距離の変化と温度との関係を示す図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第7の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第8の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第9の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の第10の実施例を示す断面図である
【図12】本発明の第11の実施例を示す断面図である
【図13】本発明の第12の実施例を示す断面図である
【図14】本発明の第13の実施例を示す断面図である
【図15】本発明の第14の実施例を示す断面図である
【図16】本発明の第15の実施例を示す断面図である
【図17】本発明の第16の実施例を示す断面図である
【図18】本発明の第17の実施例を示す断面図である
【図19】従来例の発光素子部品を示す一部破断した正
面図である。
【図20】試案例の一部破断した斜視図である。
【図21】半導体レーザ素子の発光波長−温度特性を示
す図である。
【図22】(a)(b)はフレネルレンズの斜視図及び
中心断面図である。
【図23】フレネルレンズの焦点距離と入射波長との関
係を示す図である。
【図24】温度によるフレネルレンズの焦点距離のずれ
量を示す図である。
【符号の説明】
A    発光素子部品 1    ステム 3    発光素子 12  キャップ 14  フレネルレンズ 15  レンズ取付基板 41  発光素子 42  レンズ取付基板 43  フレネルレンズ 44  ステム 61  レンズ取付基板 68  レンズ取付基板 69  レンズ取付基板 72  フレネルレンズ 72a  レンズパターン 73  支持台 76  外側キャップ 80  フレネルレンズ 81  伸縮部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  発光素子と、発光素子から出射された
    光を集光、コリメートもしくは発散させる光学素子とを
    一体にパッケージしてなる半導体発光装置であって、前
    記発光素子の支持部材にガラス繊維強化樹脂や炭素繊維
    強化樹脂等の繊維強化樹脂によって成形されたキャップ
    を取着し、キャップに開口された光出射窓に前記光学素
    子を取り付けたことを特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】  発光素子と、発光素子から出射された
    光を集光、コリメートもしくは発散させる光学素子とを
    一体にパッケージしてなる半導体発光装置において、温
    度変化による発光素子からの出射光の波長変化に伴って
    生ずる当該発光装置からの出射光の集光角、発散角もし
    くはコリメート性の変化を小さくする手段を設けたこと
    を特徴とする半導体発光装置。
  3. 【請求項3】  温度変化による発光素子からの出射光
    の波長変化に伴って生ずる当該発光装置からの出射光の
    集光角、発散角もしくはコリメート性の変化を小さくす
    るため、前記光学素子もしくは光学素子を取り付けたレ
    ンズ取付基板を熱膨張係数の大きな材料によって形成し
    たことを特徴とする請求項2に記載の半導体発光装置。
  4. 【請求項4】  温度変化による発光素子からの出射光
    の波長変化に伴って生ずる当該発光装置からの出射光の
    集光角、発散角もしくはコリメート性の変化を小さくす
    るため、前記光学素子を取り付けたレンズ取付基板を熱
    膨張係数の大きな材料によって形成すると共にレンズ取
    付基板の固定位置から光学素子の取付位置まで適当な距
    離を持たせたことを特徴とする請求項2に記載の半導体
    発光装置。
  5. 【請求項5】  温度変化による発光素子からの出射光
    の波長変化に伴って生ずる当該発光装置からの出射光の
    集光角、発散角もしくはコリメート性の変化を小さくす
    るため、前記光学素子もしくは光学素子を取り付けたレ
    ンズ取付基板を熱膨張係数の大きな材料によって形成し
    、さらに、レンズ取付基板の固定位置から光学素子の取
    付位置まで適当な距離を持たせたことを特徴とする請求
    項2に記載の半導体発光装置。
  6. 【請求項6】  発光素子と、発光素子から出射された
    光を集光、コリメートもしくは発散させる光学素子とを
    一体にパッケージしてなる半導体発光装置において、平
    板型光学素子がその支持部材や発光素子の支持部材より
    も大きな熱膨張係数を有する素材からなり、かつ前記光
    学素子におけるパターン形成面と反対面が支持部材に固
    定され、温度変化に伴う光学素子の熱伸縮を前記パター
    ン形成面の反対面を基準として行わせるものであること
    を特徴とする半導体発光装置。
  7. 【請求項7】  発光素子と、発光素子から出射された
    光を集光、コリメートもしくは発散させる光学素子とを
    一体にパッケージしてなる半導体発光装置において、発
    光素子を光学素子の焦点位置に配置させるよう、この両
    素子がパッケージ部材に取り付けられているとともに、
    いずれか一方の素子とパッケージ部材との間に、温度変
    化に応じて両素子の相対位置を可変させる伸縮部材が介
    在されていることを特徴とする半導体発光装置。
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