JPH095510A - 光学素子 - Google Patents

光学素子

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JPH095510A
JPH095510A JP7176870A JP17687095A JPH095510A JP H095510 A JPH095510 A JP H095510A JP 7176870 A JP7176870 A JP 7176870A JP 17687095 A JP17687095 A JP 17687095A JP H095510 A JPH095510 A JP H095510A
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JP
Japan
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optical element
doe
lens
optical system
light
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JP7176870A
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English (en)
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Kazuyuki Tanaka
一幸 田中
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/667,496 priority patent/US5764343A/en
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4272Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having plural diffractive elements positioned sequentially along the optical path
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C3/00Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders
    • G01C3/02Details
    • G01C3/06Use of electric means to obtain final indication
    • G01C3/08Use of electric radiation detectors
    • G01C3/085Use of electric radiation detectors with electronic parallax measurement
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、光学特性の劣化、光量の
減少が少なく、後側主点を前に又は前側主点を後ろにす
ることの出来る光学素子および上記の光学素子を用いた
焦点検出光学系を提供することにある。 【構成】 本発明の光学素子は、後側主点が肉厚中心
よりも前又は前側主点が肉厚中心よりも後ろに位置し、
少なくとも1面が回折現象を用いたレンズ作用面である
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回折現象を用いた(回
折型光学素子と呼ぶ)光学素子に関するものである。又
本発明は、回折型光学素子を含んだ焦点検出光学系で、
特に赤外光を被写体に向けて投光し、被写体よりの反射
光を受光することにより被写体までの距離を測定するア
クティブ式測距装置に利用される焦点検出光学系に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素子は、一般に屈折理論から
なる光学素子にて構成されている。又近年、回折現象を
用いた回折型光学素子も提案されており、主として色収
差や他の諸収差を補正するために用いられている。
【0003】又アクティブ方式測距システムは次に述べ
るようなものである。従来、カメラ等の自動合焦システ
ムには、大きく分けて二つの方式がある。その一つは、
被写体の輝度分布情報にもとづいて測距を行なうパッシ
ブ方式であり、他は被写体に対して赤外線等を投射して
その反射信号にもとづいて測距を行なうアクティブ方式
である。
【0004】これら方式のうち、投光レンズを通して被
写体に向けて赤外光を投射し、投光レンズから一定距
離、つまり基線長だけ離れて設けられた受光レンズを介
して半導体位置検出装置に被写体からの反射光を受光さ
せ、その入射位置によって被写体距離を測定するいわゆ
る赤外線アクティブ式三角測距方式によるオートフォー
カス装置は、簡単な構成にて実現出来るために、多くの
製品に採用されている。
【0005】このアクティブオートフォーカス装置のう
ち、画面中央部にしか測距ゾーンを有していないアクテ
ィブオートフォーカス装置の場合、投光した方向に主要
被写体が存在しない時にはオートフォーカス装置は、他
の被写体あるいは背景つまり無限遠に合焦するため、中
抜けと呼ばれている主要被写体に対してはピンボケ写真
になってしまう欠点があった。
【0006】この欠点を除去するために、測距用の投光
信号を複数用い、ファインダー内の複数の測距位置を測
距するようにしたいわゆる広視野オートフォーカスある
いは多点測距と呼ばれる技術が提案され、これに必要な
投射光学系(投光光学系)が、例えば特開平4−248
50号公報等により知られている。又、近年、前述のよ
うなアクティブ式オートフォーカスを用いたコンパクト
カメラの小型化が求められている。
【0007】次に、前述の回折型光学素子について説明
する。回折型光学素子に関しては、「光学」22巻12
6頁〜130頁等に紹介されており、又SPIE 13
54巻24頁〜29頁および30頁乃至37頁には、回
折型光学素子を用いた撮像光学系が提案されている。更
にアプライド オプティクス31巻13号にも記載され
ている。
【0008】この回折型光学素子DOEは、回折現象に
もとづく光学系であって、図18に示すように入射角を
θ、射出角をθ’、回折次数をm、回折格子Gのピッチ
をdとすると、下記の式(11)にしたがった回折現象
がおきる。
【0009】 sin θ−sin θ’=mλ/d (11) このような、回折現象を適用した焦点検出光学系とし
て、特開昭61−134716号公報に記載されたもの
等が知られている。これらの光学系は、回折現象におけ
るほぼ同じ光量に分割された複数の回折次数の光束を用
いたものである。
【0010】一方一つの回折次数の光束に注目した場
合、例えば図19に示すようにピッチdを連続的に変化
させるとm次の回折光に集光させることが出来、レンズ
作用を持たせることが出来る。ここでDOEの断面形状
を図20に示すような鋸状にし、その山の高さhが下記
の式(12)を満足するように構成すれば、波長λの入
射光についてm次の回折光が100%となる。
【0011】 h=mλ/(n−1) (12) ただし、nはDOEの基材の屈折率である。
【0012】このような形状をキノフォームと呼んでい
る。又このキノフォームを図21に示すように段階近似
したDOEをバイナリーオプティクス(binary optics
)と呼んでいる。このバイナリーオプティクスによれ
ば、図21の(A)に示す4段階近似で81%、又図2
1の(B)に示す8段階近似で95%、更に16段階近
似では99%の回折効率が得られることが知られてい
る。
【0013】又(11)式からわかるように、DOEに
て構成したレンズの焦点距離の波長特性は、次の(1
3)式のようになり、いわゆるアッベ数に換算するとν
d =−3.45となり、大きな逆分数を持つことにな
る。
【0014】 λf(λ)=一定 (13) ただしf(λ)はDOEで構成したレンズの波長λにお
ける焦点距離である。
【0015】又波長λ0 で回折効率を100%にしたキ
ノフォームの、波長λの回折効率kは、下記の式(1
4)にしたがうことが知られている。
【0016】 k=sin2[π(λ0 /λ−m)]/[π(λ0 /λ−m)]2 (14)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】光学素子の全長を短く
するためには、その後側主点を前に出す必要があり、レ
ンズの被写体側の面に正のパワーを配置し、レンズの結
像側の面に負のパワーを配置する必要がある。しかし
N. A. の大きなレンズは、パワーを強くすると収差が
大きくなり、又最後には光線が通らなくなる。
【0018】即ち、全長の短い光学系を一般の光学素子
で構成するためには、メニスカスレンズにする必要があ
る。しかし、メニスカスレンズは強い屈折率を持つレン
ズとしては不向きな形状のレンズである。つまり凹面の
負の屈折力を維持してレンズ全体の正の屈折力を強くし
かつレンズの径を確保しようとすると、図14に示すよ
うに凸面にて大きな収差が発生し、光学素子としての機
能を十分に果たせなくなる。
【0019】本発明の目的は、簡単な構成で、光学特性
の劣化や光量の減少が少なく、かつ後側主点位置を前に
出すことの出来る光学素子を又は前側主点を後ろに出す
ことの出来る光学素子を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、簡単な構成であっ
て、投光レンズの光学特性の劣化や光量の減少が少なく
かつ薄型が達成できる焦点検出光学系を提供することに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の光学素子は、後
側主点が光学素子の肉厚の中心よりも前あるいは前側主
点が光学素子の肉厚の中心よりも後ろにある光学素子
で、少なくとも1面が回折現象を用いたレンズ作用面で
あることを特徴としている。
【0022】前記のように、本発明の光学素子は、少な
くとも1面が回折現象を用いたレンズ作用面を有するこ
とを特徴としている。このように巨視的な平面に屈折力
を持たせることの出来る回折現象を用いたレンズ作用面
(DOE面と呼ぶ)を少なくとも1面持つことによっ
て、1枚のレンズで強い屈折力を持たせることが可能で
ある。即ち図15に示すように光学素子のレンズ面に対
して、光軸からの高さにかかわらず光軸とほぼ垂直な平
面にレンズ面(屈折面)を構成出来る。又図14に示す
ような、同じパワーを持つ屈折型レンズとDOE面を持
つレンズ(光学素子)とを比較すると、光軸上の点から
発した光線のうち、光軸に対して大きな角度を持つ光線
程、屈折型レンズへの入射高は、DOE面を持つレンズ
への入射高と比べて大きくなる。そのために、屈折型レ
ンズでは収差の発生が大になり、実質上使用できる有効
径はDOE面を用いたレンズよりも小になる。
【0023】以上のように、本発明の光学素子は、後側
焦点位置を光学素子肉厚中心よりも前側に又は前側焦点
位置を光学素子肉厚中心よりも後ろ側に位置せしめしか
も光学性能の劣化をまねくことなく明るい光学素子にな
し得る。
【0024】又、本発明において、光学素子のDOE面
が1面の場合、DOE面の回折効率による光量の低下の
影響が少ないので全長が短く明るい光学系になし得る。
【0025】このようにDOE面が1面の場合、下記条
件(1)を満足することが望ましい。
【0026】(1) 5.3×φT ×n/D<φ<1
9×φT ×n/D ただし、φT は光学素子全系のパワー、φは光学素子の
回折面のパワー、nは光学素子の屈折率、Dは光学素子
の有効径である。
【0027】パワーφが条件(1)の下限値の5.3×
φT ×n/Dを越えると主点の位置を十分に前へ出すこ
とが出来ず、又上限値の19×φT ×m/Dを越える
と、DOE面を用いても収差を良好に補正できなくな
る。
【0028】又、光学素子の両面をDOE面にすれば、
光学素子の主点を更に前に出すことができ、かつ収差補
正能力の高い光学系になし得る。このように両面をDO
Eとした場合、次の条件(2)を満足することが望まし
い。
【0029】 (2) 8×φT ×n/D<φ<19×φT ×n/D このφが条件(2)の下限値の8×φT ×n/Dを越え
ると、主点が光学素子の内部又は後ろに位置し、又上限
値の19×φT ×n/Dを越えると、DOEを用いて
も、収差を良好に補正できなくなる。
【0030】上記条件(1),(2)の説明等は、後側
主点が光学素子の肉厚の中心よりも前にある光学素子に
ついて述べたが、光学素子の向きを逆にすれば、前側主
点が光学素子の肉厚の中心よりも後ろにある光学素子を
構成することになる。したがって上記説明は、前側主点
が後ろにある光学素子についても全く同様であり、条件
(1),(2)に関しても同じである。
【0031】上記の本発明の光学素子において、DOE
面の少なくとも1面を巨視的に平面にすることにより、
作りやすいDOE面の光学素子になし得る。
【0032】又光学素子において、DOE面の少なくと
も1面に巨視的に曲率を持たせることにより、DOE面
での光線を曲げる自由度が大になり、収差補正能力の高
い光学素子になし得る。
【0033】又光学素子のDOE面を中心と周辺とのパ
ワーが異なる面とすることも可能である。これによっ
て、収差補正能力の高い光学素子を構成することが可能
である。
【0034】又、本発明は、発光手段とこの発光手段か
ら発する光を被写体に向けて投光する投光光学素子にお
いて、この投光光学素子として少なくとも1面がDOE
面である焦点検出光学系である。
【0035】このように、投光レンズ(投光光学素子)
の被検出物体側をDOE面とすることにより、前述の通
り光学特性の劣化や光量の低下を起こすことなく、後側
主点を被写体側に配置出来、全長の短い薄型の投光レン
ズになし得る。
【0036】又少なくとも前記レンズの発光側の面をD
OE面にすれば、DOE面に汚れが付きにくくかつ明る
い光学系を構成し得る。
【0037】前記の光学系において用いる光学素子は、
下記条件(3)を満足することが望ましい。
【0038】(3) 4.6×φT ×n/D<φ<1
9×φT ×n/D 条件(3)の下限値4.6×φT ×n/Dを越えると投
光光学系としての全長が大になり、又上限値の19×φ
T ×n/Dを越えるとDOEのパワーが強くなりすぎて
性能が劣化する。
【0039】又、光学素子にDOE面を配置する場合、
DOEを前述のキノフォームと称する鋸状の形状を階段
状で表わすバイナリーオプティブで製作してもよい。D
OEの屈折力を大にすると、同じ次数の回折効率を向上
させるためには、中心部と周辺部で鋸状のピッチ差を大
にしなければならなず、製作が困難になり又歩留まりの
低下等コストアップの原因になる。そのため中心部とそ
の周辺部との回折次数を変えることにより解決し得る。
例えば中心部では1次の回折効率を100%に設定し、
周辺部では2次の回折効率を100%に設定してもよ
い。
【0040】又、発光素子の分光特性は、被写体がまぶ
じく感じないように、赤外域にあるが、発光素子の発光
最大エネルギーの波長と、DOEの最大回折効率の波長
とを一致させることが望ましい。
【0041】又、DOE面の中心と周辺のパワーを変え
ることにより収差補正能力の高い光学系を提供できる。
【0042】
【実施例】次に本発明の光学素子の実施例を示す。図1
は本発明の第1の実施例で、光学素子の両面がDOE面
であって、下記データーに示す通りの構成である。 r1 =∞(DOE面) r2 =∞(DOE面) d1 =1.14 n1 =1.485 ν1 =57.66 非球面係数 (面r1 )P=243 ,E=-0.8182 ×10-6,F=0.2368×10-8 G=-0.1007 ×10-9 (面r2 )P=1.82×106 ,E=-0.1513 ×10-5,F=0.8584×10-8 G=-0.8591 ×10-10 上記の第1の実施例は、DOEをウルトラハイインデッ
クス法にて設計したものでいずれも屈折率は1487で
アッベ数は−3.45で面r1 での屈折力は0.237
又面r3 での屈折力は−0.168である。又後側焦点
位置は、第1面(r1 )の面頂から被写体側へ0.68
mmである。
【0043】次に本発明の第2の実施例を示す。この実
施例は、本発明の光学素子をアクティブ方式測距システ
ムに応用した例である。
【0044】まず、基本的な一点測距を行なうアクティ
ブ式三角測距について述べる。図2は、本発明を実施す
るためのアクティブ方式測距を行なう焦点検出装置の要
部を示すブロック図である。図において、11は赤外発
光ダイオード(IRED)、11aは赤外発光ダイオー
ド11の制御用ダイオード、12は赤外発光ダイオード
から発せられた光束を集光する投光レンズ、13は被写
体、14は受光レンズ、15は半導体からなる周知の検
出装置(以下PSDと称す)、16はオートフォーカス
用IC、17はピント調整用レンズを駆動させるための
演算等を行なう制御手段、18はドライバー、19は撮
影レンズをそのフォーカシングのため駆動するモーター
である。又、制御手段17にはCPUが内蔵されてお
り、その出力はドライバーによる撮影レンズ繰出しのた
めの動力源となるモーター19を駆動する。
【0045】次に上記構成の装置により、被写体距離を
測る赤外アクティブ方式三角測距の動作原理を説明す
る。
【0046】受光レンズ14の光軸とPSD15の中心
線とを一致させ光軸と受光面の交点を原点とするとき、
被写体にての反射光の受光レンズ14への入射位置を
x、投光レンズ12と受光レンズ14の主点間距離つま
り基線長をW、受光レンズ14の焦点距離をfとすると
被写体距離dは下記の式(21)にて与えられる。
【0047】d=W・f/x (21) 被写体にて反射され、PSD15にて受光された際にP
SDで発生する光電流I1 ,I2 は、共に入射光強度に
比例するが、光電流比I1 /I2 は、入射光強度には依
存せず、入射光位置xのみで決定される。ここでPSD
15の全長をtとすると、I1 /I2 は、下記の式(2
2)のようになる。
【0048】 I1 /I2 =(t/2+x)/(t/2−x) (22) 式(22)と式(21)とより、I1 /I2 は、式(2
3)にて求められる。
【0049】 I1 /I2 =(t+2W・f/d)(t−2W・f/d) (23) したがって、PSD15の光電流比I1 /I2 が求めら
れれば、被写体距離dは一義的に決定される。
【0050】図2は、アクティブ式三角測距装置による
測距原理の説明を簡単にするために単純な1点測距を行
なう構成にしたが、これを3点測距に応用した時の装置
の構成を図3に示す。
【0051】図3においては、3個の赤外線発光ダイオ
ード21a,21b,21cに対して3個のPSD25
a,25b,25cが用いられており、又3個の赤外線
発光ダイオード21a,21b,21cにより発光され
た測光用赤外発散光33a,33b,33cは夫々パッ
ケージ21により収斂され更に投光レンズ22により平
行光束に近いビームとなり、被写体23へ向けられる。
更に被写体23にて反射された各ビームは、受光レンズ
24により3個のPSD25a,25b,25cのうち
の対応するPSDに入射する。
【0052】このようにPSDを3個に分離することに
より1点測距に比べて他の方向からの入射光の影響を小
さく出来、S/Nが向上する。
【0053】上記実施例にて用いる投光レンズ22(投
光光学素子)および収斂作用を有するパッケージ21よ
りなる投光光学系を次に示す。
【0054】図4は投光光学系の例1を示し、そのデー
ターは下記の通りである。
【0055】例1 r1 =∞(DOE面) d1 =1.56 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =13.328 d2 =3.91 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=659 ,E=-0.5616 ×10-6,F=0.6330×10-8 G=-0.5259 ×10-9 (面r2 )P=-29 ,E=-0.1067 ×10-2,F=-0.7232 ×10-4 G=-0.1693 ×10-5 この投光光学系(例1)は、r1 がDOE面で、このD
OE面はウルトラハイインデックス法で設計されてい
る。このDOE面(ウルトラハイインデックス)の屈折
率は1487、又アッベ数は−3.45である。又面r
1 の屈折力は0.139、面r2 の屈折力は−0.03
6である。又後側主点は第1面の面頂から被写体側へ−
0.18mmである。又面r2 は非球面である。
【0056】この投光光学系(例1)では、第1面に巨
視的平面であるDOEを配置し、全長が短く透過率が高
くかつ作りやすい光学系になっている。
【0057】図5は投光光学系の他の例(例2)を示す
もので、下記データーを有する。
【0058】例2 r1 =3237(DOE面) d1 =1.304 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =12.62 d2 =4.122 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=2582,E=-0.6618 ×10-6,F=0.6620×10-8 G=-0.4955 ×10-9 (面r2 )P=-27 ,E=-0.1105 ×10-2,F=-0.7817 ×10-4 G=0.2078×10-5 この投光光学系(例2)は、r1 がDOE面で、このD
OE面はウルトラハイインデックス法で設計されてい
る。このDOE面(ウルトラハイインデックス)の屈折
率は1487、又アッベ数は−3.45である。又面r
1 の屈折力は0.134、面r2 の屈折力は−0.03
8である。又後側主点は第1面の面頂から被写体側へ−
0.12mmである。又r1 ,r2 は非球面である。
【0059】この投光光学系(例2)では、第1面に巨
視的平面であるDOEを配置し、全長が短く透過率が高
くかつ収差補正能力の高い光学系になっている。
【0060】図6は他の投光光学系(例3)で、下記デ
ーターを有する。
【0061】例3 r1 =∞(DOE面1) d1 =1.142 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =∞(DOE面2) d2 =3.474 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=243 ,E=-0.8182 ×10-6,F=0.2368×10-8 G=-0.1007 ×10-9 (面r2 )P=1.82×106 ,E=-0.1513 ×10-5,F=0.8584×10-8 G=-0.8591 ×10-10 この投光光学系(例3)は、r1 がDOE面1、r2
DOE面2で、このDOE面はウルトラハイインデック
ス法で設計されている。このDOE面(ウルトラハイイ
ンデックス)の屈折率はいずれも1487、又アッベ数
はいずれも−3.45である。又面r1 の屈折力は0.
237、面r2 の屈折力は−0.168である。又後側
主点は第1面の面頂から被写体側へ0.68mmである。
又面r1 ,r2 は非球面である。
【0062】この投光光学系(例3)では、第1面、第
2面に巨視的平面であるDOEを配置し、全長が短く透
過率が高くかつ作りやすい光学系になっている。
【0063】図7は、他の投光光学系(例4)で、下記
のデーターを有する。
【0064】例4 r1 =∞(DOE面1) d1 =1.299 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =-6293(DOE面2)d2 =3.117 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=181 ,E=-0.7862 ×10-6,F=0.3153×10-8 G=-0.1095 ×10-9 (面r2 )P=1.82×106,E=-0.1582 ×10-5,F=0.7178×10-8 G=-0.3375 ×10-11 この投光光学系(例4)は、r1 がDOE面1で、又r
2 がDOE面2でこれらDOE面はウルトラハイインデ
ックス法で設計されている。このDOE面(ウルトラハ
イインデックス)の屈折率は1487、又アッベ数は−
3.45である。又面r1 の屈折力は0.249、面r
2 の屈折力は−0.191である。又後側主点は第1面
の面頂から被写体側へ0.88mmである。又面r1 ,r
2 は非球面である。
【0065】この投光光学系(例4)では、第1面に巨
視的平面であるDOEを配置し、又第2面に巨視的に曲
面であるDOE面を配置し、全長が短く収差補正能力の
高い光学系になっている。
【0066】図8は、他の投光光学系(例5)で、下記
のデーターを有する。
【0067】例5 r1 =611.5(DOE面1)d1 =1.852 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =∞( DOE面2) d2 =3.474 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=277 ,E=-0.1366 ×10-5,F=0.7109×10-8 G=-0.1949 ×10-10 (面r2 )P=1.82×106 ,E=-0.2119 ×10-5,F=0.1206×10-6 G=0.3960×10-9 この投光光学系(例5)は、r1 がDOE面1で、又r
2 がDOE面2でこれらDOE面はウルトラハイインデ
ックス法で設計されている。このDOE面(ウルトラハ
イインデックス)の屈折率は1487、又アッベ数は−
3.45である。又面r1 の屈折力は0.274、面r
2 の屈折力は−0.242である。又後側主点は第1面
の面頂から被写体側へ1.28mmである。又面r1 ,r
2 は非球面である。
【0068】この投光光学系(例5)では、第1面に巨
視的曲面であるDOEを配置し、又第2面に巨視的に平
面であるDOE面を配置し、全長が短く収差補正能力の
高い光学系になっている。
【0069】図9は、他の投光光学系(例6)で、下記
データーを有する。
【0070】例6 r1 =1151.8(DOE 面1)d1 =1.517 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =-1674.9(DOE 面2)d2 =2.499 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=298 ,E=-0.8955 ×10-6,F=0.4396×10-9 G=-0.1655 ×10-9 (面r2 )P=1.82×105 ,E=-0.1978 ×10-5,F=-0.7943 ×10-8 G=0.8586×10-9 この投光光学系(例6)は、r1 がDOE面1で、又r
2 がDOE面2でこれらDOE面はウルトラハイインデ
ックス法で設計されている。このDOE面(ウルトラハ
イインデックス)の屈折率は1487、又アッベ数は−
3.45である。又面r1 の屈折力は0.226、面r
2 の屈折力は−0.177である。又後側主点は第1面
の面頂から被写体側へ0.98mmである。又面r1 ,r
2 は非球面である。
【0071】この投光光学系(例6)では、第1面,第
2面共に巨視的曲面であるDOEを配置し、全長が短く
収差補正能力の高い光学系になっている。
【0072】図10は、他の投光光学系(例7)で、下
記データーを有する。
【0073】例7 r1 =5.61 d1 =2.85 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 =∞(DOE面) d2 =3.637 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=0.327 ,E=-0.1494 ×10-4,F=-0.2866 ×10-5 G=0.4006×10-7 (面r2 )P=-0.84 ×106 ,E=-0.1494 ×10-4,F=0.2866×10-5 G=-0.4006 ×10-7 この投光光学系(例7)は、r2 がDOE面で、このD
OE面はウルトラハイインデックス法で設計されてい
る。このDOE面(ウルトラハイインデックス)の屈折
率は1487、又アッベ数は−3.45である。又面r
1 の屈折力は0.237、面r2 の屈折力は−0.16
8である。又後側主点は第1面の面頂から被写体側へ−
1.2mmである。又面r1 ,r2 は非球面である。
【0074】この投光光学系(例6)では、第2面に巨
視的平面であるDOEを配置し、全長が短く収差補正能
力が高く、透過率が高くかつ作りやすい光学系になって
いる。
【0075】図11は、他の投光光学系(例8)で、下
記データーを有する。
【0076】例8 r1 =5.81 d1 =2.5 n1 =1.485 ν1 =57.66 r2 20.00(DOE面) d2 =3.886 r3 =1.97 d3 =3.17 n2 =1.54 ν2 =54 r4 =∞ 非球面係数 (面r1 )P=0.2678,E=-0.8844 ×10-4,F=0.6557×10-6 G=0.6111×10-6 (面r2 )P=0.993 ,E=-0.4376 ×10-7,F=0.8445×10-8 G=0.4291×10-10 この投光光学系(例8)は、r2 がDOE面で、このD
OE面はウルトラハイインデックス法で設計されてい
る。このDOE面(ウルトラハイインデックス)の屈折
率は1487、又アッベ数は−3.45である。又、面
2 の屈折力は0.043である。又後側主点は第1面
の面頂から被写体側へ−1.1mmである。又r1 ,r2
は非球面である。
【0077】この投光光学系(例8)では、第2面に巨
視的曲面であるDOEを配置し、汚れがつきにくく、収
差補正能力が高く、かつ透過率が高い光学系になってい
る。
【0078】本発明の実施例で用いている非球面は、光
軸方向をx軸、光軸と垂直な方向をy軸、非球面の頂点
の曲率をCとする時、下記の式にて表わされる。
【0079】x=Cy2 /[1+(1−pC22
1/2 ]+Ey4 +Fy6 +Gy8 ただし、pは円錐定数、E,F,Gは4次,6次,8次
の非球面係数である。
【0080】尚図4〜図10においてr3 ,r4 は、パ
ッケージ21でその平面r4 に近接して発光面が配置さ
れている。
【0081】次に上記実施例に示した、DOE面を有す
る光学素子、又上記実施例に示したDOE面を有する光
学素子を含む光学系の設計法について説明する。
【0082】前述のように回折型光学素子を含む設計法
として、ウルトラ−ハイ インデックス法(ultra
−high index methods)と呼ばれる
ものが知られている。このウルトラ−ハイ インデック
ス法については、SPIE126巻46ー53頁(19
77年)に詳細に記載されている。このウルトラ−ハイ
インデックス法について、図12をもとに簡単に説明
する。
【0083】この図12において、1はn≫1である屈
折系レンズ(ウルトラ−ハイ インデックス レンズ)
の媒質、2は法線、zは光軸方向の座標、hは基板方向
の座標である。
【0084】このウルトラ−ハイ インデックス レン
ズにおいては、次の式(31)が成立つ。
【0085】 (nU −1)dZ /dh=nsin θ−n’sin θ’ (31) ただし、nU はウルトラ−ハイ インデックス レンズ
の屈折率、zはウルトラ−ハイ インデックス レンズ
の光軸方向の座標、hは光軸からの距離、n,n’はそ
れぞれ入射側媒質および射出側媒質の屈折率、θ,θ’
は光線の入射角および射出角である。尚、前述の実施例
データーではnU =10001としている。つまり、例
えば実施例1でn3 ,n7 の値が10001である。又
回折格子では、下記式(32)が成立つ。
【0086】 nsin θ−n’sin θ’=mλ/d (32) 式(31)および(32)から次の式(33)が成立
つ。
【0087】 (nU −1)dZ /dh=mλ/d (33) 即ち、ウルトラ−ハイ インデックス レンズ(屈折率
が極めて大きい屈折型レンズ)の面形状と回折型光学素
子のピッチとの間には上記式(32)で与えられる等価
関係が成立し、この式を通じてウルトラ−ハイ インデ
ックス法で設計したウルトラ−ハイ インデックスの面
形状から回折型光学素子のピッチ分布を求めることが出
来る。
【0088】具体的には、ウルトラ−ハイ インデック
ス レンズを下記式(34)にて表わされる非球面を有
するレンズとして設計すると、式(33)と下記式(3
4)とから回折型光学素子のピッチ分布は、下記の式
(35)にて表わされる。
【0089】 z=(ch2 )/{1−c2 (k+1)h21/2 +Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10 (34) d=mλ/{(n−1)(dz /dh)] ={mλ/(n−1)}/[ch/{1−c2 (k+1)h21/2 +4Ah3 +6Bh4 +8Ch7 +10Dh9 ] (35) ただしzは光軸でレンズに接する接平面からのずれ量
(サグ値)、cは曲率、hは光軸からの距離、kは円錐
定数、A,B,C,D,・・・は夫々4次,6次,8
次,10次,・・・の非球面係数である。
【0090】以上のように、各実施例に示すDOEを有
する光学素子は、非球面も含め設計並びに作成し得る。
【0091】図13は、図9に示す投光レンズを含む投
光光学系(例6)において、物体距離5mの被写体面上
に投光した時の被写体面上での光の強度を示す図であ
る。この図は、光軸から上下方向の距離を横軸、光の強
度を縦軸方向にとったもので、強度は光軸に関して上下
対称図面では左右対称になり、図面では右方向(例えば
被写体面上で上方向)のみ示してある。この図のよう
に、三つのスポットは、光軸上と光軸より上下に夫々約
600mm離れた位置に投光される。
【0092】図16は、例えば本発明の第1の実施例に
示す光学素子を虫めがねに適用した場合を示すものであ
る。図に示すように光学素子31の主点32はレンズの
外に出ており、又図16の(A)から(B)のように光
学素子31の表裏を逆にすることにより、同じ拡大率で
あって、ワーキングディスタンスを変化させることが出
来る。又ワーキングディスタンスを一定にすれば、拡大
率を変えることが出来る。
【0093】図2は、本発明の光学素子を懐中電灯の前
に装着する例である。本発明の光学素子31の主点32
がレンズの外に出ているために、光学素子31の表裏を
逆にして装着するとランプ33から出た光の拡がり方を
変えることが出来る。
【0094】本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記
載されているもののほか、次の各項に記載するものも含
まれる。
【0095】(1)特許請求の範囲の請求項1に記載さ
れている光学素子であって、下記条件(1)を満足する
光学素子。
【0096】(1) 5.3×φT ×n/D<φ<1
9×φT ×n/D (2)特許請求の範囲の請求項1に記載されている光学
素子であって、両面が回折現象を用いたレンズ作用面で
ある光学素子。
【0097】(3)前記(2)の項にに記載されている
光学素子であって、下記条件(2)を満足する光学素
子。
【0098】 (2) 8×φT ×n/D<φ<19×φT ×n/D (4)特許請求の範囲の請求項1に記載されている光学
素子であって、前記回折現象を用いたレンズ作用面が面
の位置により連続的又は非連続的にパワーが変化する光
学素子。
【0099】(5)特許請求の範囲の請求項2に記載さ
れている光学系であって、非検出物体による反射光を受
光する受光手段と、受光手段上に反射光を集光する受光
光学素子を少なくとも備え、受光手段に入射する反射光
の入射位置により、被検出物体の位置を検出する測距手
段において、前記投光光学素子の各面のうちの少なくと
も一つの面が回折現象を用いたレンズ作用面であること
を特徴とする焦点検出光学系。
【0100】(6)前記(5)の項に記載されている光
学系であって、前記投光光学素子の被写体側の面が回折
現象を用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の
少なくとも被写体側の面が巨視的に平面であることを特
徴とする焦点検出光学系。
【0101】(7)前記(5)の項に記載されている光
学系であって、前記投光光学素子の被写体側の面が回折
現象を用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の
少なくとも被写体側の面が巨視的に曲面であることを特
徴とする焦点検出光学系。
【0102】(8)前記(5)の項に記載されている光
学系であって、前記投光光学素子の両面が回折現象を用
いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の少なくと
も被写体側の面が巨視的に平面であることを特徴とする
焦点検出光学系。
【0103】(9)前記(5)の項に記載されている光
学系であって、前記投光光学素子の両面が回折現象を用
いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の少なくと
も被写体側の面が巨視的に曲面であることを特徴とする
焦点検出光学系。
【0104】(10)前記(5)の項に記載されている
光学系であって、前記投光光学素子の両面が回折現象を
用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の少なく
とも発光素子側の面が巨視的に平面であることを特徴と
する焦点検出光学系。
【0105】(11)前記(5)の項に記載されている
光学系であって、前記投光光学素子の両面が回折現象を
用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の少なく
とも被写体側の面が巨視的に曲面であることを特徴とす
る焦点検出光学系。
【0106】(12)前記(5)の項に記載されている
光学系であって、前記投光光学素子の両面が回折現象を
用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子の発光素
子側の面が巨視的に平面であることを特徴とする焦点検
出光学系。
【0107】(13)前記(5)の項に記載されている
光学系であって、前記投光光学素子の被写体側の面が回
折現象を用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素子
の少なくとも発光素子側の面が巨視的に曲面であること
を特徴とする焦点検出光学系。
【0108】(14)前記(5)の項に記載されている
光学系であって、前記投光光学素子の発光素子側の面が
回折現象を用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素
子の少なくとも発光素子側の面が巨視的に平面であるこ
とを特徴とする焦点検出光学系。
【0109】(15)前記(5)の項に記載されている
光学系であって、前記投光光学素子の発光素子側の面が
回折現象を用いたレンズ作用面で、かつ前記投光光学素
子の少なくとも発光素子側の面が巨視的に曲面であるこ
とを特徴とする焦点検出光学系。
【0110】(16)前記(5)の項に記載されている
光学系で、前記光学素子が下記条件(3)を満足する焦
点検出光学系。
【0111】 4.6×φT ×n/D<φ<19×φT ×n/D
【0112】
【発明の効果】本発明の光学素子は、光学特性の劣化や
光量の現象が少なくかつ主点の位置をレンズの中心から
逆側に離すことが出来る。又この光学素子を用いた本発
明の測距装置は、光学特性の劣化や減少が少なくかつ光
学系の全長を短くし得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である光学素子の構成を
示す図
【図2】本発明の第2の実施例である焦点検出光学系を
適用し得る1点測距のアクティブ式三角測距装置の構成
を示す図
【図3】上記第2の実施例を適用し得る3点測距のアク
ティブ式三角測距装置の構成を示す図
【図4】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系(例
1)の断面図
【図5】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系(例
2)の断面図
【図6】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系(例
3)の断面図
【図7】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系(例
4)の断面図
【図8】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系(例
5)の断面図
【図9】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系(例
6)の断面図
【図10】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系
(例7)の断面図
【図11】本発明の第2の実施例で用いる投光光学系
(例8)の断面図
【図12】前記投光光学系(例6)による被写体面上で
の光の強度分布を示す図
【図13】ウルトラ−ハイ インデックス法の説明図
【図14】メニスカス形状の屈折型光学素子による光線
の屈折状況を示す図
【図15】回折現象を用いるレンズ作用面を有する光学
素子による光線の屈折状況を示す図
【図16】本発明の第1の実施例の光学素子の応用例を
示す図
【図17】本発明の第1の実施例の光学素子の他の応用
例を示す図
【図18】回折現象を用いたレンズ作用面での作用を示
す図
【図19】回折現象を用いたレンズ作用面での一つの次
数に注目した時の作用図
【図20】キノフォームとして構成したDOEの断面形
状を示す図
【図21】キノフォームを段階近似したバイナリー光学
素子の断面図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後側主点が光学素子の肉厚の中心より前に
    ある又は前側主点が光学素子の厚肉の中心より後ろにあ
    る少なくとも一面が回折現象を用いたレンズ作用面であ
    る光学素子。
  2. 【請求項2】発光手段と、発光手段から発する光を被写
    体に向けて投光する投光光学素子とよりなり、前記投光
    光学素子の少なくとも1面が回折現象を用いたレンズ作
    用面であることを特徴とする焦点検出光学系。
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