JP2006162806A - 光通信モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カップリング効率の高い光通信モジュールを提供する。
【解決手段】光信号を伝送する光ファイバ108の一端部を保持する上部スリーブ104、上記光信号を受信又は送信する光素子106及び前記光ファイバ108と上記光素子106との相互間に介在して上記光信号を中継する集光レンズ101の各々を1つの光軸上に配置する工程と、上記光素子から上記光ファイバに入射する上記光信号あるいは上記光ファイバから上記光素子に入射する上記光信号の強度を検出する工程と、予め定められた上記光ファイバの一端部及び上記集光レンズの焦点位置相互間のずれと上記光信号の強度との関係に基づいて、検出された上記光信号の強度に対応するずれを求める工程と、上記ずれ量を補償する調整レンズ112を前記光ファイバの一端部と上記光素子との相互間に配置する工程と、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は光ファイバを用いて光信号を送受信する光通信モジュールに関する。
光通信モジュールは、例えば光素子、集光レンズ、光ファイバ、及びそれらを保持する基板、フェルール等から構成されている。光素子は発光素子、受光素子、あるいはその双方から成る。集光レンズは光ファイバ端面、または光素子表面に光を集中させる機能を有する。光通信モジュールにおいて光素子と光ファイバとの接続における光信号の伝搬ロスを減少(カップリング効率を向上)させるためには、該モジュールを構成する各要素の光軸を一致させると共に、集光レンズの焦点と光素子、あるいは集光レンズの焦点と光ファイバの端面を一致させることが重要である。そこで、例えば、特開平8−122581号公報は集光レンズと光ファイバ端面との間にばね等の弾性体からなるスペーサを設け、カップリング効率を測定しつつ光ファイバ端面位置を移動して最大効率となる位置で光ファイバを保持するフェルールを固定する方法を提案している(特許文献1)。
特開平8−122581号公報
しかしながら、上記構成の如き光通信モジュールは部品点数が増加する。また、光ファイバの1端を保持するフェルールを最適位置に保持した状態で光ファイバと光素子相互間を固定するために特別な製造組立装置を必要とするため製造コストの上昇を招く。
よって、本発明は、光通信モジュールを構成する構成要素の光軸調整が容易な光通信モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、光通信モジュールを構成する構成要素の光軸調整における位置の合わせ精度が高く、カップリング効率の高い光通信モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光通信モジュールの製造方法は、光信号を伝送する光ファイバの一端部を保持するスリーブ、上記光信号を受信又は送信する光素子及び上記光ファイバと上記光素子との相互間に介在して上記光信号を中継する集光レンズの各々を1つの光軸上に配置する工程と、上記光素子から上記光ファイバに入射する上記光信号あるいは上記光ファイバから上記光素子に入射する上記光信号の強度を検出する工程と、予め定められた上記光ファイバの一端部及び上記集光レンズの焦点位置相互間のずれと上記光信号の強度との関係に基づいて、検出された上記光信号の強度に対応するずれを求める工程と、上記ずれ量を補償する調整レンズを上記光ファイバの一端部と上記光素子との相互間に配置する工程と、を含む。
かかる製造方法によれば、調整レンズで光信号を正確に導出することが可能となって、カップリング効率の高い光通信モジュールを提供することができる。
また、本発明の光通信モジュールの製造方法は、光信号を伝送する光ファイバの一端部を保持するスリーブ、上記光信号を受信又は送信する光素子及び前記光ファイバと上記光素子との相互間に介在して上記光信号を中継する集光レンズの各々を1つの光軸上に配置する工程と、上記光素子から上記光ファイバに入射する上記光信号あるいは上記光ファイバから上記光素子に入射する上記光信号の強度を検出する工程と、予め定められた上記光ファイバの一端部及び上記集光レンズの焦点位置相互間のずれと上記光信号の強度との関係に基づいて、検出された上記光信号の強度に対応するずれを求める工程と、上記ずれ量を補償する調整レンズを上記集光レンズに重ねて形成する工程と、を含む。
かかる製造方法によれば、1つのレンズを修正してカップリング効率の高い光通信モジュールを提供することができる。
本発明の光通信モジュールの製造方法は、光軸が屈折した(あるいは向きを変える)反射光学系を備える光通信モジュールの調整レンズの形成工程にも適用可能である。調整レンズにより光信号の反射点あるいは集光点位置を変えることによって、反射光学系を備えた光通信モジュールにおいてもカップリング効率の高い光通信モジュールを提供することができる。
好ましくは、上記調整レンズは液体材料の表面張力を利用して凸レンズ状あるいは凹レンズ状に成形し固化する。さらに好ましくは、上記液体材料を液滴吐出法により配置する。
かかる製造方法によれば、ずれ量を補償する調整レンズの集光又は発散能力を連続的に変化させることが可能となりカップリング効率の高い光通信モジュールを提供できる。
本発明の光通信モジュールは、光軸が共通する、光素子、第1の光学レンズ、第2の光学レンズ及び光ファイバと、を備える光通信モジュールにおいて、上記光素子から照射される光に対する第1の光学レンズの焦点位置が上記光ファイバの一端面からずれている。
好ましくは、ずれた焦点は光ファイバ内か、光ファイバの一端面と上記第1の集光レンズの間か、どちらか一方側に位置している。上記構成により、焦点位置のずれ位置が決定され、第2の光学レンズとして凹型か凸型のどちらを形成すべきかを決定できる。
また、本発明の光通信モジュールは、第2の光学レンズが、第1の光学レンズの焦点位置のずれを補うように形成されている。
上記構成により、カップリング効率の高い光通信モジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図5は本発明の第1の実施例における光通信モジュールの製造過程を示す断面図である。各図において、対応する要素には同一符号を付している。
まず、第1の光学レンズ101(凸レンズ)が内部に固定された筒状の下部スリーブ102に透光性を有する中間基板103を固定する。さらに後述のフェルール107を保持する筒状の上部スリーブ104と下部スリーブ102とを互いの中心軸が共通になるようにして固定し、スリーブ10を組み立てる。
次に、図2に示すように、スリーブ10に光素子である発光素子106が固定されたヘッダー105を、発光素子106の光軸がレンズ101の光軸と略一致するように配置する(粗調整)。
次に、光ファイバ108の一端部を保持したフェルール107を上部スリーブ104に挿入し、光ファイバ108の他端部に光信号の強度(光量)を検出する図示しない受光センサを接続する。
次に、発光素子106を図示しない駆動回路に接続して発光させ、光ファイバ108での受光状態を測定する。この測定に基づいて、まず、光軸(中心線)に垂直な面における光ファイバ108と発光素子106のセンター位置合わせを行う。例えば、受光センサの受光光量がピーク値となったときに、光ファイバ108と発光素子106との光軸が一致したと判断する。
すなわち、ヘッダー105は、発光素子106を固定している上面が平滑であり、下部スリーブ102をヘッダー105に接触した状態で(光軸に垂直な面上の)移動可能である。そこで、フェルール107が停止した状態でヘッダー105を当該垂直面内で移動させる。光ファイバ108の受光面に入光する光信号の強度が最大となったとき、光ファイバ108の光軸bと発光素子106の光軸aが一致したと判断する。当該位置で下部スリーブ102及びヘッダー105の相互間を接着材109等によって固定する。
ここまでの手順で光軸に垂直な面上すなわちX,Y方向の位置合わせが終了する。
次に、レンズ101の焦点位置(集光点位置)の基準位置からのずれを測定する。ずれが許容範囲を超える場合にはこのずれを補うべく、後述の第2のレンズ112の形成に必要な液状レンズ材料の量を決定する。すなわち、この実施例では、レンズ101は予めフェルール107を上部スリーブ104の所定の突き当たり停止位置(ストッパ位置)まで挿入したとき、レンズ101の焦点位置が光ファイバ108の一端部(以下、「受光面」と称する。)を越えて光ファイバ108内に位置するように形成されている。このレンズ101の焦点距離のずれの調整を第2のレンズ112によって行う。実施例では、レンズ112は液状材料を固化して形成される。液状レンズ材料量とレンズ形状、それによる焦点距離の変動量の関係は予め実験的に求められ、データベース化されている。このデータベースは図示しないコンピュータシステムに検索可能に記憶され、製造プロセスにおいて参照される。
例えば、図3に示すように、光ファイバ108の受光面(端面)に入射する光信号の強度を測定しつつ、フェルール107を光ファイバ108の光軸方向において発光素子106からの距離が離間する方向に(フェルール107を引き抜く方向に)移動させる。そして、受光センサにおける光信号の強度が最大となったとき、レンズ101の焦点位置と判断する。このときのフェルール107の移動量がずれ量に相当する。このずれ量に対応する第2のレンズに要する液状レンズ材料の滴下量をデータベースを参照して決定することができる。
また、実験的に得られている、焦点位置が光ファイバ受光面と一致したときの光信号の強度と、フェルール107を所定の位置まで挿入したとき得られる光信号の強度の差から、第1のレンズ101の焦点位置及びこの後形成する第2のレンズに要する液状レンズ材料の滴下量を決定することもできる。
なお、前述したスリーブ10とヘッダー105との接着剤による固定を滴下量の決定と相前後して行っても良い。、
次に、図4に示すように、補助レンズである第2のレンズ112の形成を行う。
まず、透明な中間基板103の光軸上に図示しないシリンジや液滴吐出ヘッド等のノズル110から液状レンズ材料111を滴下する。滴下量は上述のようにレンズ101の焦点位置の受光面からのずれ量等から実験的に求められる。滴下後の液状レンズ材料111は熱若しくは紫外線照射等により硬化され、光学レンズ112が形成される。レンズ112がレンズ101と光ファイバ107間に配置されるので、レンズ101の焦点位置が光ファイバ107の端部に位置するように調整される。
図5に示すように、レンズ112の形成後にフェルール107を上部スリーブ104に挿入して光通信モジュールが形成される。
なお、下部スリーブ102に設けられた光学レンズ101は、透光性樹脂等により一体成型することも可能である。
また、光信号の強度測定と液状レンズ材料の滴下は複数回繰り返して行うこととしてもよい。それにより、レンズ101のより細かい焦点位置調整が可能となる。
また、光ファイバ108(あるいは下部スリーブ102)とヘッダー105の位置合わせ及び接着は、光信号の強度測定と並行して行うことも可能であり、接着に溶接等の他の手段を用いることも可能である。
また、光ファイバ108(あるいは下部スリーブ102)とヘッダー105の位置合わせ及び光信号の強度測定に用いる光ファイバは、測定段階では最終的に本光通信モジュールに組み込まれるものと同一である必要はない。位置合わせ時には受光面積の広い光ファイバが有利である。
また、中間基板103は光軸周辺(中央部分)のみ透光性を有する、反射防止機能を有するものであってもよい。
さらに、中間基板103は第2の光学レンズ112が形成される領域の周囲を撥液処理するとレンズ材料の液滴が1点(光軸上)に集中して、第2の光学レンズ形成時の形状等の制御が容易である。
図6乃至図9は、本発明の第2の実施例における光通信モジュールの製造過程を示す断面図である。各図において図5と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、第1の光学レンズ101は第1の実施例と同様に凸レンズであるが、調整用のレンズすなわち第2の光学レンズ112は凹レンズである。
まず、図6に示すように、第1のレンズ101が固定された下部スリーブ102上に透光性材料から成る中間基板201を形成しさらに上部スリーブ104を固定する。ここで中間基板201には中央に貫通孔202が設けてある。貫通孔202の内周縁にはテーパ面が形成されている。
次に、図7に示すように、第1の実施例と同様に発光素子106を固定したヘッダー105を下部スリーブ102に突き当て、同時に焦点位置測定用の光ファイバ204及びそれを保持する測定用フェルール203を上部スリーブ104に挿入し、発光素子106を発光させる。そして、第1の実施例と同様に、ヘッダー105と下部スリーブ102を光軸が合った状態で接着し、相前後して第2のレンズ(調整レンズ)の形成に要する液状レンズ材料量の算出を行う。
図示するように、第2の実施例では、レンズ101の焦点は、測定用光ファイバ204の受光面と測定用フェルール203の橋面(係止面)の間に位置する。したがって、レンズ101の焦点位置を正確に求めるためには、第1の実施例と異なりフェルール107よりも発光素子106の近くまで挿入することができる焦点位置測定用の光ファイバ203及び測定用フェルール204が別途必要となる。
ただし、光信号の強度(焦点位置のずれによる光信号の測定値の変動)から焦点位置を求める場合には、図9(あるいは図5)に示す光通信モジュールに使用する光ファイバ108及びフェルール107を用いることもできる。
次に、図8に示すように、焦点位置のずれから算出された量の液状レンズ材料111を、図示しないシリンジや液滴吐出ヘッド等のノズル110から貫通孔202の光軸上に滴下する。ここで、貫通孔202の径、液状レンズ材料111の粘度及び量等を適切に選択することにより、貫通孔202に液状レンズ材料111による膜を表面張力によって形成することができる。この膜は中央部が外周囲よりも薄く形成れて凹レンズとして機能する。その状態で、液状レンズ材料111に熱若しくは紫外線等を照射して固化する。
図9に示すように、光ファイバ108を保持したフェルール107を上部スリーブ104に挿入すれば、レンズ101の焦点位置が調整されたカップリング効率の高い光通信モジュールが完成する。
なお、本実施例では調整用レンズを凹レンズとしたが、貫通孔周辺(中間基板201の平面部分)が撥液処理されていれば、貫通孔上に滴下する液状レンズ材料量を増すことにより凸レンズを形成することも可能である。したがって、本実施例のように貫通孔付きの基板を用いれば第1のレンズ101による焦点位置が光ファイバ受光面のどちら側にずれても対処可能となる。そして、レンズ101による焦点位置が光ファイバ内にある場合、焦点位置測定用の光ファイバ204及びそれを保持する測定用フェルール203は不必要となる。
また、中間基板201は、光信号が通過可能な径の貫通孔を有すれば非透光性材料で形成されていても本発明の実施は可能である。
また、レンズ101、下部スリーブ102、上部スリーブ104、中間基板201は4つ全て若しくはその内のいくつかを一体成型することも可能である。
図10乃至図14は、本発明の第3の実施例における光通信モジュールの製造過程を示す断面図である。各図において図5と対応する構成部分には同符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
第3の実施例では、図示するように、レンズ301の上に調整用のレンズ112を重ねて形成するものである。したがって中間基板103は不要となる。
まず、図10に示すように、スリーブ302に光学レンズ301を形成する。光学レンズ301は透光性樹脂によってスリーブ302と一体成型しても良い。レンズ301は、半球状でフェルール107を所定の位置まで挿入したとき、焦点位置が光ファイバの受光面を越えて光ファイバ内にくるように形成されている。
次に、図11に示すように、第1の実施例と同様に発光素子106を固定したヘッダー105をスリーブ302に突き当て、同時に光ファイバ108を固定したフェルール107をスリーブ302に挿入し、発光素子106を発光させ、光ファイバ108の受光状態を測定する。そして、第1の実施例と同様に、ヘッダー105とスリーブ302を光軸が合った状態で接着し、相前後して調整レンズの形成に要する液状レンズ材料量の算出を行う。図12はヘッダー105とスリーブ302が接着された状態を示している。
次に、図13に示すように、焦点位置のずれに対応して算出された量の液状レンズ材料111を、図示しないシリンジや液滴吐出ヘッドのノズル110から半球状の光学レンズ301の平坦面側の円弧中心位置に滴下する。滴下された液状レンズ材料111は、表面張力によりレンズ301表面に盛り上がり凸型形状となる。予め光学レンズ301の周囲を撥液処理しておくことによって液状レンズ材料111の形状制御が容易となる。滴下された液状レンズ材料111を熱若しくは紫外線等により硬化させ、光学レンズ301上に重ねて凸レンズ112が形成される。それにより、レンズ301の焦点位置が光ファイバ108の端部位置に調整される。
図14に示すように、フェルール107を上部スリーブ104に挿入して、焦点位置が光ファイバ受光面と一致した光通信モジュールが形成される。光信号の集光度が増加してカップリング効率の高い光通信モジュールが完成する。
このように、液状レンズ材料110滴下前の光学レンズ301の焦点は光ファイバ108の受光面位置を越えて光ファイバ108内にあるので、重ねて形成された凸レンズ112により、焦点位置が調整される。
図15乃至図18は、本発明の第4の実施例における光通信モジュールの製造過程を示す断面図である。
この実施例では、基板の一面側にスリーブが配置され、他面側に光素子が配置されている。光ファイバは基板に沿ってスリーブに装着され、光素子から出射した光信号は基板を通過して途中に配置された反射板で反射して光ファイバに入射する構成としている。
まず、図15に示すように、光通信モジュールは、基板401に発光素子402とスリーブ403を接着剤109で固定して組み立てられる。スリーブ403は第1のレンズであるレンズ404、反射面405及び光ファイバを保持するフェルールが挿入される凹部等の要素で形成されており、本実施例では透光性材料で一体成形されている。また、反射面405は透光性材料表面に、金属薄膜等の光を反射する物質を蒸着等で形成される。
次に、図16に示すように、上記凹部に光ファイバ407を保持するフェルール406を挿入し、発光素子402から光信号を出射する。光信号はレンズ404で集光され反射面405で伝搬方向を変えて光ファイバ407の受光面に達する。ここで、レンズ404と反射面405は、発光素子105の光軸aが光ファイバ108の光軸bと一致するよう形成されているが、予めレンズ404の焦点位置は光ファイバ407の受光面よりファイバ407内に位置するように設定されている。
したがって、既述したように、光ファイバ407の受光面で入光する光信号の強度を測定しつつフェルール406を反射面405から離間する方向に(フェルール406を引き抜く方向に)移動させれば光信号の強度が最大となったときに焦点位置が判明する。そして、基準位置とのずれを求めてこの後形成する第2のレンズに必要な液状レンズ材料の滴下量を決定することができる。
また、実験的に得られている焦点距離が光ファイバ受光面と一致したときの光信号の強度と、フェルール406を所定の位置まで挿入したとき得られる光信号の強度の差から、この後形成する第2のレンズに必要な液状レンズ材料の滴下量を決定することもできる。
次に、図17に示すように、スリーブ403凹部のフェルール406の先端面と対向する部分に、図示しないシリンジや液滴吐出ヘッド等のノズル110から液状レンズ材料111を滴下する。なお、滴下の実施時には、スリーブ403は図示の状態から90度回転され、滴下面が水平となるようになされる。
そして、滴下された液状レンズ材料111を熱等により硬化し、調整レンズ408を形成する。
図18に示すように、フェルール406を再度スリーブの窪みに挿入する。
以上の過程により、調整レンズ408とレンズ404とによる焦点位置と光ファイバの受光面(端面)位置が一致し、反射光学系を備えた光通信モジュールのカップリング効率が改善される。
なお、液状レンズ材料111の滴下の前に、スリーブ403の光ファイバ受光面と対向する面を表面処理しておくとよい。具体的には調整レンズ408を形成する領域を親液処理し、その周囲を撥液処理しておくことが好ましい。それにより、表面張力を利用した調整レンズ408の形状の制御性が向上する。
また、反射光学系を備えた光通信モジュールにおいても、第2の実施例で示した貫通孔付の中間基板201をスリーブ403の凹部内に用いることにでき、その場合、調整レンズ408を凹レンズとすることも可能となる。
実施例4の変形例として反射面405上に調整レンズ408を形成することも可能である。図19及び図20に上記変形例を示す。両図において、図18と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、図19に示すように、実施例4とは異なってスリーブ403の凹部内に調整レンズ408は配置されていない。調整レンズ408は、図20に示されるようにスリーブ403の反射面405の背面に形成されている。なお、実際の液状レンズ材料111の滴下はモジュール全体を45度回転して反射面405が水平となった状態で行われる。実施例4に比べて焦点位置の正確な制御は困難ではあるが、フェルール406を挿入したままで、液状レンズ材料111の滴下が可能という利点がある。
なお、この反射光学系を備えた光通信モジュールにおいても、第2の実施例で示した貫通孔付の中間基板201をスリーブ403の反射面405の背面に用いることにでき、その場合、調整レンズ408を凹レンズとすることも可能となる。
本発明の第1の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第1の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第1の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第1の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第1の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第2の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第2の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第2の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第2の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第3の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第3の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第3の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第3の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第3の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第4の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第4の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第4の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第4の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第5の実施例における工程を説明する工程図である。 本発明の第5の実施例における工程を説明する工程図である。
符号の説明
10 スリーブ、101 第1の光学レンズ、102 上部スリーブ、103 中間基板、104 上部スリーブ、105 ヘッダー、106 発光素子、107 フェルール、108 光ファイバ、109 接着剤、110 ノズル、111 液状レンズ材料、112 第2の光学レンズ、201 中間基板 202貫通孔、203 焦点位置測定用の光ファイバ 204 測定用フェルール、301 光学レンズ、302 スリーブ 401 基板、402 発光素子、403 スリーブ、404 第1のレンズ、405 反射面、406 フェルール、407 光ファイバ、408 調整レンズ、a 発光素子105の光軸、b 光ファイバ108の光軸

Claims (7)

  1. 光信号を伝送する光ファイバの一端部を保持するスリーブ、前記光信号を受信又は送信する光素子及び前記光ファイバと前記光素子との相互間に介在して前記光信号を中継する集光レンズの各々を1つの光軸上に配置する工程と、
    前記光素子から前記光ファイバに入射する前記光信号あるいは前記光ファイバから前記光素子に入射する前記光信号の強度を検出する工程と、
    予め定められた前記光ファイバの一端部及び前記集光レンズの焦点位置相互間のずれと前記光信号の強度との関係に基づいて、検出された前記光信号の強度に対応するずれを求める工程と、
    前記ずれ量を補償する調整レンズを前記光ファイバの一端部と前記光素子との相互間に配置する工程と、
    を含む光通信モジュールの製造方法。
  2. 光信号を伝送する光ファイバの一端部を保持するスリーブ、前記光信号を受信又は送信する光素子、及び前記光ファイバと前記光素子との相互間に介在して前記光信号を中継する集光レンズの各々を1つの光軸上に配置する工程と、
    前記光素子から前記光ファイバに入射する前記光信号あるいは前記光ファイバから前記光素子に入射する前記光信号の強度を検出する工程と、
    予め定められた前記光ファイバの一端部及び前記集光レンズの焦点位置相互間のずれと前記光信号の強度との関係に基づいて、検出された前記光信号の強度に対応するずれを求める工程と、
    前記ずれ量を補償する調整レンズを前記集光レンズに重ねて形成する工程と、
    を含む光通信モジュールの製造方法。
  3. 前記調整レンズは液体材料の表面張力を利用して成形され、該液体材料の量は前記ずれに基づいて設定される、請求項1又は2に記載の光通信モジュールの製造方法。
  4. 前記調整レンズは液滴吐出法によって前記スリーブ内の光軸上に形成される、請求項3に記載の光通信モジュールの製造方法。
  5. 前記集光レンズは前記光軸の方向を変える反射光学系を備え、前記調整レンズは前記反射光学系に設けられて前記光信号の反射点を変える、請求項1乃至4のいずれかに記載の光通信モジュールの製造方法。
  6. 電気信号と光信号間の信号変換を行う光通信モジュールであって、
    互いの光軸が共通する、光素子、第1の光学レンズ、第2の光学レンズ及び光ファイバを備え、
    前記第1の光学レンズの焦点位置が、前記光ファイバの端部位置を越えて光ファイバ内にあり、
    前記第2の光学レンズが、前記第1の光学レンズの焦点位置を前記光ファイバの端部近傍に位置させるように形成されている光通信モジュール。
  7. 電気信号と光信号間の信号変換を行う光通信モジュールであって、
    互いの光軸が共通する、光素子、第1の光学レンズ、第2の光学レンズ及び光ファイバを備え、
    前記第1の光学レンズの焦点位置が、前記光ファイバの端部位置と前記第1の光学レンズとの間にあり、
    前記第2の光学レンズが、前記第1の光学レンズの焦点位置を前記光ファイバの端部近傍に位置させるように形成されている光通信モジュール。
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