JPH0422583A - 亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 - Google Patents
亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、自動車用防錆鋼板である亜鉛系めっき鋼板の
連続打点溶接時の電極寿命を長寿命化した抵抗スポット
溶接方法に関するものである。
連続打点溶接時の電極寿命を長寿命化した抵抗スポット
溶接方法に関するものである。
〈従来の技術〉
優れた防錆性を有することから、近年自動車の車体材料
として、溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっき、合金電気亜
鉛めっき等の亜鉛系めっき鋼板が多用されており、これ
らの鋼板は主に抵抗スボッ)[接によって車体として組
み立てられている。
として、溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっき、合金電気亜
鉛めっき等の亜鉛系めっき鋼板が多用されており、これ
らの鋼板は主に抵抗スボッ)[接によって車体として組
み立てられている。
これらの亜鉛系めっき鋼板は、めっきが施されていない
従来の冷延鋼板に比べて抵抗スポット溶接性が劣り、特
に連続打点溶接時の電極寿命が極端に短くなる欠点を有
しているため、寿命前に、電極をドレッシングあるいは
交換する頻度も多くなり、これが生産効率の著しい低下
を招いているのが現状である。
従来の冷延鋼板に比べて抵抗スポット溶接性が劣り、特
に連続打点溶接時の電極寿命が極端に短くなる欠点を有
しているため、寿命前に、電極をドレッシングあるいは
交換する頻度も多くなり、これが生産効率の著しい低下
を招いているのが現状である。
亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接におけるこのよう
な問題を解決すべく種々の提案がなされている。
な問題を解決すべく種々の提案がなされている。
例えば、特開昭60−184479号、同60−1.8
7481号、同60−187482号、あるいは同61
−82983号公報のごと(Tie2含有電極、金属酸
化物付着電極、^!、Ni、 Tiめっき電極、あるい
は導電性セラミックス電極なとの電極による改善が開示
されているが、いずれも実用上改善すべき点があり実用
化されるに至っていない。
7481号、同60−187482号、あるいは同61
−82983号公報のごと(Tie2含有電極、金属酸
化物付着電極、^!、Ni、 Tiめっき電極、あるい
は導電性セラミックス電極なとの電極による改善が開示
されているが、いずれも実用上改善すべき点があり実用
化されるに至っていない。
また、特開昭59−93900号、同59−10446
3号公帳などのごとく亜鉛系めっき鋼板の表面を電解酸
化処理あるいは加熱処理によって酸化膜あるいは不活性
被膜を生成し溶接性を向上させる技術が開示されている
が、化成処理性が阻害されるなどの問題点が生じ、また
設備的投資も大きくなるという問題点がある。
3号公帳などのごとく亜鉛系めっき鋼板の表面を電解酸
化処理あるいは加熱処理によって酸化膜あるいは不活性
被膜を生成し溶接性を向上させる技術が開示されている
が、化成処理性が阻害されるなどの問題点が生じ、また
設備的投資も大きくなるという問題点がある。
さらに、亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接条件とし
ては、板厚が0.6〜0.8mmのものでは一般に通電
時間が0.2秒以上、通電後の加圧保持時間が0.1秒
以上であり、少なくとも通電時間および通電後の加圧保
持時間との和が0.3秒以上であることが推奨されてい
るのが現状である。
ては、板厚が0.6〜0.8mmのものでは一般に通電
時間が0.2秒以上、通電後の加圧保持時間が0.1秒
以上であり、少なくとも通電時間および通電後の加圧保
持時間との和が0.3秒以上であることが推奨されてい
るのが現状である。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明は、亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接の実施
において、電極の改良あるいは鋼板表面の改良を施すこ
となく、したがって、亜鉛系めっき121板の有する化
成処理性などの特性を阻害することなく、抵抗スポット
溶接による連続打点溶接時の電極寿命を長寿命化し、安
定的に生産性を向上する溶接方法を提供するためになさ
れたものである。
において、電極の改良あるいは鋼板表面の改良を施すこ
となく、したがって、亜鉛系めっき121板の有する化
成処理性などの特性を阻害することなく、抵抗スポット
溶接による連続打点溶接時の電極寿命を長寿命化し、安
定的に生産性を向上する溶接方法を提供するためになさ
れたものである。
〈課題を解決するだめの手段〉
亜鉛系めっき銅板において連続的に抵抗スポット溶接を
繰り返し実施すると、めっき層中の亜鉛が電極へ拡散し
、亜鉛−銅合金を形成し、これが欠落し電極は消耗して
いく。この電極の損耗により電極先端径が増大すると、
加圧面積、通電面積が増大すると共に@択一鋼板間の溶
接電流密度が低下し発熱密度も低下し、ついにはナゲツ
トが形成されなくなる。
繰り返し実施すると、めっき層中の亜鉛が電極へ拡散し
、亜鉛−銅合金を形成し、これが欠落し電極は消耗して
いく。この電極の損耗により電極先端径が増大すると、
加圧面積、通電面積が増大すると共に@択一鋼板間の溶
接電流密度が低下し発熱密度も低下し、ついにはナゲツ
トが形成されなくなる。
発明者らは、連続抵抗スボ7)溶接時の電極先端の損耗
軽減を実現するために、損耗原因について鋭意検討した
結果、溶接時に電極−鋼板間が高温に達することによる
亜鉛および亜鉛−銅合金の熔融、凝固現象が電極先端の
損耗原因であり、溶融を引き起こす電極−1liiI板
間の温度上昇は通電時間に大きく依存し、また凝固現象
は通電後の加圧保持時間中に生しるとの知見を得た。こ
れらの知見から、通電時間および通電後の加圧保持時間
を可能なかぎり短くすることによって、電極先端の損耗
を軽減することが実現可能であるとの判断を得、本発明
に至った。
軽減を実現するために、損耗原因について鋭意検討した
結果、溶接時に電極−鋼板間が高温に達することによる
亜鉛および亜鉛−銅合金の熔融、凝固現象が電極先端の
損耗原因であり、溶融を引き起こす電極−1liiI板
間の温度上昇は通電時間に大きく依存し、また凝固現象
は通電後の加圧保持時間中に生しるとの知見を得た。こ
れらの知見から、通電時間および通電後の加圧保持時間
を可能なかぎり短くすることによって、電極先端の損耗
を軽減することが実現可能であるとの判断を得、本発明
に至った。
すなわち、本発明は、板厚が0.6〜0.8閣の亜鉛系
めっき鋼板の抵抗スポット溶接において、通電時間およ
び該溶接電極によるii1電後の加圧保持時間との和を
0.26秒以下にすることによって、連続打点溶接時の
電極寿命を著しく改善する溶接方法である。
めっき鋼板の抵抗スポット溶接において、通電時間およ
び該溶接電極によるii1電後の加圧保持時間との和を
0.26秒以下にすることによって、連続打点溶接時の
電極寿命を著しく改善する溶接方法である。
く作用〉
次に本発明の具体的構成、作用について説明する。本発
明で言う亜鉛系めっきとは、亜鉛めっき、亜鉛−二ノケ
ル合金めっき、亜鉛−鉄合金系めっき、その他の亜鉛合
金めっきを単層または2層以上積層したものをいう。
明で言う亜鉛系めっきとは、亜鉛めっき、亜鉛−二ノケ
ル合金めっき、亜鉛−鉄合金系めっき、その他の亜鉛合
金めっきを単層または2層以上積層したものをいう。
また、めっき方法としては、電気めっき、溶融めっき、
合金化溶融めっき、蒸着めっき等いずれでもよく特にめ
っきの手段を限定するものではない。
合金化溶融めっき、蒸着めっき等いずれでもよく特にめ
っきの手段を限定するものではない。
鋼板の板厚は、通常の亜鉛系めっき鋼板を対象としたた
め0.6〜0.8mm七限定した。
め0.6〜0.8mm七限定した。
板厚が0.6〜0.8mmであるこれらの亜鉛系めっき
鋼板を連続的に抵抗スポット溶接を実施するにあたって
、電極先端の損耗を軽減し電極寿命を長寿命化するため
に、通電時間および通電後の加圧保持時間の設定につい
て鋭意横側した結果、通電時間および1lll電後の加
圧保持時間との和を0.26秒以下にすることによって
電極寿命の著しい長寿命化が可能であることを見い出し
た。通電後の加圧保持時間の短期化は、電極−1iil
fff間の凝固あるいは高温圧接による電極−鋼板の接
合を阻害し、また通電時間の短期化は、電極−鋼板間の
温度上昇を低減させるという知見を基に、さらに通電時
間および通電後の加圧保持時間の相互作用の点を検討し
た結果、通電時間および通電後の加圧保持時間との和を
0,26秒以下にすることに限定した。
鋼板を連続的に抵抗スポット溶接を実施するにあたって
、電極先端の損耗を軽減し電極寿命を長寿命化するため
に、通電時間および通電後の加圧保持時間の設定につい
て鋭意横側した結果、通電時間および1lll電後の加
圧保持時間との和を0.26秒以下にすることによって
電極寿命の著しい長寿命化が可能であることを見い出し
た。通電後の加圧保持時間の短期化は、電極−1iil
fff間の凝固あるいは高温圧接による電極−鋼板の接
合を阻害し、また通電時間の短期化は、電極−鋼板間の
温度上昇を低減させるという知見を基に、さらに通電時
間および通電後の加圧保持時間の相互作用の点を検討し
た結果、通電時間および通電後の加圧保持時間との和を
0,26秒以下にすることに限定した。
〈実施例〉
本発明を、合金化溶融亜鉛めっき鋼板(厚さ0.7mm
)の抵抗スポット溶接に、下記に示す電極および溶接条
件で通用した実施例および比較例とを第1表にまとめて
示す。
)の抵抗スポット溶接に、下記に示す電極および溶接条
件で通用した実施例および比較例とを第1表にまとめて
示す。
記
1i 極:形状二円錐台頭(CF)型先端径、5.
0m11φ 材質:Cr−Cu 溶接条件:加圧カニ 190kgf 初期加圧時間: 20/60秒 溶接速度:1打点/2秒 溶接7i流:連続打点溶接の1打点目マナゲソト径が5
mmと電流(α 第1表から明らかなように通電時間と保持時■の合計を
0426秒以下に規制した実施例1〜3のπ極寿命は3
300〜3900点と長い。これに対して通π時間々保
持時間の合計を0,26秒を超えた比較例1〜3の電極
寿命は1100〜1500点で上記実施例の1分以下で
ある。
0m11φ 材質:Cr−Cu 溶接条件:加圧カニ 190kgf 初期加圧時間: 20/60秒 溶接速度:1打点/2秒 溶接7i流:連続打点溶接の1打点目マナゲソト径が5
mmと電流(α 第1表から明らかなように通電時間と保持時■の合計を
0426秒以下に規制した実施例1〜3のπ極寿命は3
300〜3900点と長い。これに対して通π時間々保
持時間の合計を0,26秒を超えた比較例1〜3の電極
寿命は1100〜1500点で上記実施例の1分以下で
ある。
第1表
注)電極寿命;ナゲyl−径が4.5F「(t:板厚)
を下まわった時の打点数〈発明の効果〉 本発明で開示したごおく亜鉛系めっき鋼板の抵抗スボン
ト溶接において通電時間および通電後の加圧保持時間の
和を0.26秒以下にすることにより、該溶接電極先端
のt貝柱を抑制し、連続打点溶接時の電極寿命の劣化を
著しく改善した。これによって、生産現場において、抵
抗スポット溶接における電極のドレンシングあるいは交
換頻度が従来に比べ格段に減少し、著しい生産性の向上
につながると同時に、溶接部の品質の安定も飛躍的に向
上する効果も期待できる。
を下まわった時の打点数〈発明の効果〉 本発明で開示したごおく亜鉛系めっき鋼板の抵抗スボン
ト溶接において通電時間および通電後の加圧保持時間の
和を0.26秒以下にすることにより、該溶接電極先端
のt貝柱を抑制し、連続打点溶接時の電極寿命の劣化を
著しく改善した。これによって、生産現場において、抵
抗スポット溶接における電極のドレンシングあるいは交
換頻度が従来に比べ格段に減少し、著しい生産性の向上
につながると同時に、溶接部の品質の安定も飛躍的に向
上する効果も期待できる。
また本発明は工業的に容易かつ生産性を低下させること
な〈実施することが可能であるため、製品製造上極めて
有益である。
な〈実施することが可能であるため、製品製造上極めて
有益である。
Claims (1)
- 板厚が0.6〜0.8mmの亜鉛系めっき鋼板の抵抗ス
ポット溶接において、通電時間および通電後の加圧保持
時間との和が0.26秒以下であることを特徴とする溶
接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12415990A JPH0422583A (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12415990A JPH0422583A (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422583A true JPH0422583A (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14878404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12415990A Pending JPH0422583A (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 亜鉛系めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422583A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2694224A1 (fr) * | 1992-07-30 | 1994-02-04 | Lorraine Laminage | Procédé de soudage par points de deux tôles en acier comportant un revêtement. |
JP2005279679A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | 溶融亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
JP2005279678A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | 抵抗スポット溶接方法 |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP12415990A patent/JPH0422583A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2694224A1 (fr) * | 1992-07-30 | 1994-02-04 | Lorraine Laminage | Procédé de soudage par points de deux tôles en acier comportant un revêtement. |
JP2005279679A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | 溶融亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
JP2005279678A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | 抵抗スポット溶接方法 |
JP4532146B2 (ja) * | 2004-03-29 | 2010-08-25 | Jfeスチール株式会社 | 溶融亜鉛めっき鋼板と非めっき鋼板の抵抗スポット溶接方法 |
JP4555587B2 (ja) * | 2004-03-29 | 2010-10-06 | Jfeスチール株式会社 | 抵抗スポット溶接方法 |
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