JPH0422467Y2 - - Google Patents

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JPH0422467Y2
JPH0422467Y2 JP1986055034U JP5503486U JPH0422467Y2 JP H0422467 Y2 JPH0422467 Y2 JP H0422467Y2 JP 1986055034 U JP1986055034 U JP 1986055034U JP 5503486 U JP5503486 U JP 5503486U JP H0422467 Y2 JPH0422467 Y2 JP H0422467Y2
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JP
Japan
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door
main body
lever
opened
locking portion
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、たとえば車載用のコンパクトデイス
ク再生装置およびカセツトテープ再生装置などに
おいて好適に実施される扉の開閉機構に関する。
背景技術 典型的な先行技術は、第7図に示されている。
車載用コンパクトデイスク再生装置1には、扉2
が水平軸線まわりに開閉可能に取付けられる。こ
の扉2を、第7図に示されるように開いた状態に
おいて、挿入口3からコンパクトデイスクを挿入
および排出することができる。扉2の前面には、
押圧される操作ボタンおよび表示部などが設けら
れる。
考案が解決すべき問題点 このような先行技術では、扉2を開いた状態で
は、その前面が下向きとなり、したがつてその前
面に設けられている操作ボタンの操作をすること
ができず、また表示部の表示を見ることができな
い。
この先行技術の他の問題は、扉2を開いたと
き、その扉2が本体4の前方に大きな距離d1だ
け出張り、したがつて扉2の開閉のために大きな
スペースを必要とすることである。
本考案の目的は、扉を開いた状態においても、
その扉の前面が前方に臨んでおり、しかも開閉の
ために大きなスペースを必要としないようにした
扉の開閉機構を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、略直方体形状の本体の少なくとも一
面に設けられた扉の開閉機構において、 開閉されるべき本体に、扉の両端部における一
端を前記一面に平行な一直線方向に移動可能にか
つ、角変位可能に支持する支持部材と、 扉の背面に設けられた係止部と、 本体に設けられ、係止部に係合するレバーと、 該レバーを角変位駆動して扉の背面を前方に押
出す手段と、 扉を本体側に付勢するばねとを含むことを特徴
とする扉の開閉機構である。
作 用 本考案に従えば、扉の両端部における一端は支
持部材によつて、本体の一面に平行に変位可能に
支持されている。一方、扉の裏面には係止部が設
けられており、レバーが押出手段によつて角変位
駆動されて扉の背面を前方に押し出す際に、係止
部がレバーによつて押し下げられる。そしてレバ
ーの角変位に伴つて扉全体が下方に下がりつつ、
その下端が斜め下方に移動することになる。
なお、扉はばねにより本体側に付勢されている
ため、係止部とレバーが外れてレバーの角変位以
上に扉が開くことはない。
したがつて、扉全体が下方に下がつて扉が開い
た状態では扉が斜めに傾くことになり、その扉に
操作ボタンを設けた場合であつても、その操作ボ
タンを容易に操作でき、また表示部の表示も見る
ことができる。
また、扉の下端が斜め下方に移動するため、扉
を大きく開ける必要がある場合であつても、その
扉が設けられた一面と扉との角度が大きくなりす
ぎることがなく、滑らかに扉を閉じることができ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の一部の斜視図であ
り、第2図はその分解斜視図である。車載用コン
パクトデイスク再生装置の本体6には、扉7が開
閉可能に設けられる。本体6の正面板8には、コ
ンパクトデイスクの挿入口9が形成される。この
正面板8は、扉7によつて開閉可能である。本体
6は、扉7の左右両側方で前方に流出した隆出部
10,11が設けられる。隆出部10,11に
は、押圧操作される操作ボタン12,13などが
設けられる。扉7の前面7aには、押圧操作され
る操作ボタン14と表示部15とが設けられる。
隆出部10におけるもう1つの隆出部11に対
向する内側板16には、上下に一直線方向に延び
る長孔17が形成される。この長孔17内には、
扉7の一側部18に突出して設けられたピン19
が挿通する。
第3図を参照して、ピン19が遊端部には、隆
出部10の内側板16よりも内方で、Eリング2
0が取付けられる。これによつてピン19が長孔
17から抜出すことが防がれる。
本体6の正面板8における隆出部10寄りに
は、上下に一直線方向に延びる長孔21が形成さ
れる。扉7の一側部18には凹所22が形成され
ており、この凹所22には、ばね51の端部52
が係合するためのピン23が設けられる。ばね5
1は正面板8に形成されたばね孔53を挿通す
る。ばね51の端部54は、正面板8の背後で本
体6内に固定される。こうしてばね51は、扉7
を本体6の正面板8側にばね付勢する。扉7の他
側部26にもまた同様にしてピン27,28が設
けられ、また凹所22に対応して凹所29が形成
される。ピン19,27は、一水平線上に共通の
軸線を有する。ピン27は、第1図の長孔45に
挿通する。正面板8に形成されている長孔21に
は、レバー24が突出する。このレバー24の先
端部24aは、扉7の背面に突出して形成された
係止部25に係止する。
第4図は、扉7を開閉駆動する構成を示す斜視
図である。レバー24と、もう1つのレバー30
とは、回転軸31に固着される。この回転軸31
は、軸受32,33によつて、正面板8よりも後
方の本体6内に取付けられる。回転軸31の軸線
は、ピン19,27の軸線に平行である。回転軸
31には、ウオームホイール34が挿通される。
第5図は、ウオームホイール34に関連する構
成を示す断面図である。ウオームホイール34の
両側部には、フエルトなどのような摩擦係数の大
きい、かつ弾力性のある円板状の摺動部材35,
36が配置される。この摺動部材35,36は、
皿ばね37,38によつてウオームホイール34
の側面に弾発的に付勢される。皿ばね37,38
は、回転軸31に取付けられたEリング39,4
0によつて支持される。こうしてウオームホイー
ル34からの回転動力は、回転軸31に、摺動部
材35,36および皿ばね37,38を介して伝
達されるとともに、相互の衝撃力が緩衝される。
ウオームホイール34には、ウオーム41が噛
合い、このウオームホ41はモータ42によつて
回転駆動されるレバー30に形成されている。
扉7が本体6の正面板8したがつて挿入口9を
閉じている第6図1の状態では、ピン19は隆出
部10に形成されている長孔17の上端部付近に
あり、もう1つのピン27も長孔45の上端部付
近にある。このときレバー24,30は、上向き
に延びて傾斜しており、扉7の前面7aは鉛直と
なつている。
扉7を開くにあたつては、モータ42が回転さ
れ、回転軸31はレバー24の端部が正面板8か
ら突出する方向、すなわち第4図の矢符43方向
に角変位される。これによつてピン19は、第6
図2のように長孔17に沿つて鉛直下方に変位
し、このとき係止部25に係止しているレバー2
4の先端部24aは扉7の背面7bを前方に押出
される。このとき、係止部25はレバー24の端
部の軌跡であるピン13を中心とした円に沿つて
移動するので、扉7の下端は斜め下方に移動する
ことになる。こうして第6図2の状態から遂には
第6図3の状態となつて扉7は全開状態となる。
扉7の出張つている距離d2は、前述の先行技術
の距離d1よりも小さい。もう1つのピン27に
関しても同様である。こうして扉7の開いた状態
において挿入口9にコンパクトデイスク46を矢
符47の方向に挿入することができ、またそれと
は逆方向に排出することができる。扉7を閉じる
ときには、モータ42が逆回転される。
ウオームホイール34は、回転軸31に摺動部
材35,36によつて摩擦接触しているので、モ
ータ42の回転によつて扉7の全開時に、レバー
24がほぼ水平に延びた状態となつて、それ以上
の変位はピン19,27が長孔17,47の下端
部の当接によつて阻止されたときなどに、モータ
42側に大きな衝撃力が作用することが防がれ
る。
本考案は、車載用コンパクトデイスク再生装置
だけでなく、カセツトテープ再生装置およびその
他の用途において広範囲に実施することができ
る。前述の実施例では、本体6の正面板8には挿
入口9が形成されており、この挿入口9を扉7に
よつて開閉するように構成されたけれども、本考
案の他の実施例として、正面板8には、操作頻度
の少ない操作ボタンおよび表示部などが設けら
れ、このような正面板8に設けられた操作ボタン
および表示部を扉7によつて開閉するように構成
されていてもよい。
効 果 以上のように本考案によれば、扉の前面を前方
に臨んだままの姿勢で、扉の開閉を行なうことが
できるようになる。したがつて扉の前面に操作ボ
タンおよび表示部などを設けたときには、扉を開
いた状態においても、そのような操作ボタンを操
作することができ、また表示部を表示することが
できて操作性が向上される。
さらにまたこの扉の両側部における一部は、本
体に一直線方向に移動可能にしてかつ角変位可能
にして支持されているので、前述の第7図におい
て述べた扉2の開閉のためのスペースに比べて小
さなスペースですむ。
また、扉の下端が扉の開放時に斜め下方に移動
するため、扉を大きく開くようにしても本体の開
放すべき一面と扉との角度が大きくなりにくく、
扉をスムースに閉じることができるという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
その実施例の分解斜視図、第3図は扉7の一側部
の縦断面図、第4図は扉7を開閉駆動するための
構成を示す斜視図、第5図はウオームホイール3
4に関連する構成を示す断面図、第6図は扉7の
開閉動作を説明するための断面図、第7図は先行
技術の斜視図である。 6……本体、7……扉、7a……前面、7b…
…背面、8……正面板、9……挿入口、17,2
1,45……長孔、19,27……ピン、24,
30……レバー、25,56……係止部、31…
…回転軸、34……ウオームホイール、41……
ウオーム、42……モータ、51,55……ば
ね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略直方体形状の本体の少なくとも一面に設けら
    れた扉の開閉機構において、 開閉されるべき本体に、扉の両端部における一
    端を前記一面に平行な一直線方向に移動可能にか
    つ、角変位可能に支持する支持部材と、 扉の背面に設けられた係止部と、 本体に設けられ、係止部に係合するレバーと、 該レバーを角変位駆動して扉の背面を前方に押
    出す手段と、 扉を本体側に付勢するばねとを含むことを特徴
    とする扉の開閉機構。
JP1986055034U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0422467Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986055034U JPH0422467Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986055034U JPH0422467Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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Publication Number Publication Date
JPS62175492U JPS62175492U (ja) 1987-11-07
JPH0422467Y2 true JPH0422467Y2 (ja) 1992-05-22

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ID=30882574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986055034U Expired JPH0422467Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646493B2 (ja) * 1988-07-29 1994-06-15 アルパイン株式会社 操作パネル開閉機能付き電子機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130277B2 (ja) * 1981-06-26 1986-07-12 Dainippon Printing Co Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130277U (ja) * 1984-07-27 1986-02-24 株式会社日立製作所 フロントパネル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130277B2 (ja) * 1981-06-26 1986-07-12 Dainippon Printing Co Ltd

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JPS62175492U (ja) 1987-11-07

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