JPH0636496A - カートリッジのシャッター機構及び磁気ディスクドライブ装置 - Google Patents

カートリッジのシャッター機構及び磁気ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH0636496A
JPH0636496A JP4185351A JP18535192A JPH0636496A JP H0636496 A JPH0636496 A JP H0636496A JP 4185351 A JP4185351 A JP 4185351A JP 18535192 A JP18535192 A JP 18535192A JP H0636496 A JPH0636496 A JP H0636496A
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JP
Japan
Prior art keywords
shutter
cartridge
opening
engaging
magnetic disk
Prior art date
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Application number
JP4185351A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakajima
裕治 中島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジの内外部より侵入し発生する塵
埃の量を減少させ、操作性が簡単でかつ高信頼性のある
カートリッジのシャッター機構及び磁気ディスクドライ
ブ装置を得る。 【構成】 係合部34を持つレシーバー33と係合部材
32とを備えたドライブDRに用いられ、開口部15を
開閉するためのシャッターを備えているカートリッジに
おいて、シャッター11はシフトかつスイング自在に設
けられると共にその長手方向に回動軸30を有して開口
部15近傍に軸支され、挿入時に係合部34と係合し開
口部15から離れる向きにシャッター11を平行移動さ
せるシフト機構と、挿入完了時に係合部材34と係合し
開口部15に対して上下方向にシャッター11を回動さ
せるスイング機構と、イジェクト時にシャッター11を
開口部15に対し閉じる向きに付勢する付勢手段23
と、未挿入時にシャッター11で開口部15を閉じる状
態を保持するロック機構とを具備したカートリッジCA
nのシャッター機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体着脱式の磁気ディ
スクドライブ装置に用いられるカートリッジ及び磁気デ
ィスクドライブ装置のシャッター防塵機構に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、周知の通り磁気デ
ィスクの上をゼロコンマ数ミクロンの高さで磁気ヘッド
を浮上させ、情報の記録・再生を行っているため、塵埃
を磁気ディスク及び磁気ヘッドに付着させないようにす
る必要がある。この塵埃には、磁気ディスク及び磁気ヘ
ッドを収納しているカートリッジに外部より侵入するも
のと、カートリッジ内部(特にカートリッジ内部摺動
部)より発生するものとがある。
【0003】この塵埃侵入防止技術の例として、例え
ば、特開平3− 号公報に示されたディスクカ
ートリッジのシャッタードア機構の要部を図18に示
す。同図において、符号1は薄板状のシャッターを示
す。このシャッター1は、磁気ディスク5及び図示しな
い磁気ヘッドを内蔵するカートリッジCAoのケースト
ップ2及びケースボトム3にそれぞれ設けられたシャッ
ターガイド溝4に沿って摺動することで開閉される。
【0004】また、本発明と類似の技術例として、特開
昭60−193183及び同60−224174号公報
に示されているように、テープカセットにおいてそのシ
ャッター閉状態に対するロック機構の無い技術が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
技術においては、シャッター1がシャッターガイド溝4
に沿って摺動することにより図示黒丸印で示す摩耗粉が
発生したり、シャッター1とシャッターガイド溝4との
隙間から外部の塵埃(図示黒丸印で示す)が侵入する問
題がある。後者の技術においては、カセットイジェクト
時にそのシャッターは手で容易に開けることが可能なた
め信頼性の点で問題がある。
【0006】したがって、本発明は、カートリッジの外
部及び内部より侵入し発生する塵埃の量を減少させ、操
作性が簡単で、かつ、高信頼性のあるカートリッジのシ
ャッター機構及び磁気ディスクドライブ装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した目的を
達成するためになされたものであり、請求項1記載の発
明は、係合部を有するレシーバーと係合部材とを備えた
媒体着脱式の磁気ディスクドライブ装置に用いられるカ
ートリッジであって、ケーストップ及びケースボトムか
ら成り、該ケースボトムには前記磁気ディスクドライブ
装置のスピンドルモーターに嵌合し回転力を受け取るた
めのアマチュアハブと磁気ディスクとが回転自在に組み
付けられ、前記磁気ディスクドライブ装置へのカートリ
ッジの挿入面にヘッドアクセス窓の開口部が設けられ、
該開口部を開閉するためのシャッターを備えているカー
トリッジにおいて、前記シャッターはシフトかつスイン
グ自在に設けられると共にその長手方向に回動軸を有し
て前記開口部近傍に軸支され、前記カートリッジ挿入時
に前記係合部と係合し前記開口部から離れる向きに前記
シャッターを平行移動させるシフト機構と、前記カート
リッジ挿入完了時に前記係合部材と係合し前記開口部に
対して上下方向に前記シャッターを回動させるスイング
機構と、前記カートリッジ未挿入時に前記シャッターで
前記開口部を閉じる状態を保持するロック機構と、前記
カートリッジイジェクト時及び未挿入時に前記シャッタ
ーを前記開口部に対し閉じる向きに付勢する付勢手段と
を具備した構成としている。
【0008】請求項2記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項1記載のカートリッジのシャッタ
ー機構において、前記シフト機構は、各第1端が前記カ
ートリッジに回動可能に軸支された少なくとも1個のシ
フター及びロックアームを有し、前記シフターの第2端
には第1係合部を、前記ロックアームの第2端には第2
係合部をそれぞれ形成し、前記シフターの第3端には第
1係合溝を、前記ロックアームの第3端にはロック部を
有する第2係合溝をそれぞれ形成し、前記第1係合溝及
び前記第2係合溝に前記回動軸を軸支し、前記係合部に
前記第1係合部及び第2係合部とをそれぞれ係合させる
ことにより成り、前記スイング機構は、前記シャッター
に前記回動軸よりも上部に少なくとも1ヵ所の第3係合
部を設け、前記係合部材に該第3係合部を係合させるこ
とにより成り、前記付勢手段は、前記シフター及び前記
ロックアームの各第4端に互いに向き合う方向に付勢さ
せて成り、前記ロック機構は、前記第2係合溝のロック
位置に前記回動軸を保持させることにより成る構成とし
ている。
【0009】請求項3記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項2記載のカートリッジのシャッタ
ー機構において、前記付勢手段が、前記シフター及び前
記ロックアームの各第4端に設けられているスプリング
である構成としている。
【0010】請求項4記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項1,2又は3記載のカートリッジ
のシャッター機構において、前記シャッターが閉じたと
きに、互いに重なり合うオーバーラップ部を前記シャッ
ターの前記開口部側の面の外周端部、及び前記開口部の
全周縁にそれぞれ設けると共に、互いに当接し合う突き
当て面を前記オーバーラップ部の先端にそれぞれ設けた
構成としている。
【0011】請求項5記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項4記載のカートリッジのシャッタ
ー機構において、前記オーバーラップ部がテーパー形状
である構成としている。
【0012】請求項6記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項4又は5記載のカートリッジのシ
ャッター機構において、前記突き当て面に弾性部材を設
けた構成としている。
【0013】請求項7記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項1,2又は3記載のカートリッジ
のシャッター機構において、前記シャッターが閉じたと
きに前記シャッターの開口部側の面が突き当たる当接面
を前記開口部の周縁に設けると共に、前記当接面に弾性
部材を設け、かつ、前記シャッター、前記ケーストップ
若しくはケースボトム側の少なくとも1ヵ所に、前記シ
ャッターが閉じたときに互いに嵌合する凹部若しくは凸
部を設けた構成としている。
【0014】請求項8記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項7記載のカートリッジのシャッタ
ー機構において、前記カートリッジには前記開口部に隣
接して空気流出口が設けられており、前記弾性部材が、
前記空気流出口及び前記ヘッドアクセス窓の外周形状と
同一である構成としている。
【0015】請求項9記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項1乃至8の何れかに記載のカート
リッジのシャッター機構を備えたカートリッジを使用す
る請求項1記載の磁気ディスクドライブ装置において、
前記磁気ディスクドライブ装置に前記カートリッジを挿
入動作させたときに前記係合部材が、前記第3係合部に
当接する位置に設けられた構成としている。
【0016】請求項10記載の発明は、前述した目的を
達成するために、請求項9記載の磁気ディスクドライブ
装置において、前記係合部材が、トーションバーで形成
された構成としている。
【0017】請求項11記載の発明は、前述した目的を
達成するために、請求項9記載の磁気ディスクドライブ
装置において、前記係合部が、傾斜部及び該傾斜部に続
く直線部を有する曲げ起こし部である構成としている。
【0018】
【作用】本発明によれば、前述の構成及び手段により、
シャッター開時においてはその機構部分に摺動部が無い
ので、摺動による摩耗粉が発生しない。シャッター閉時
においてはカートリッジの開口部の突き当て面方向に付
勢され、かつ、ロックアームのロック部にシャッターの
回動軸がその付勢力により保持されるので、シャッター
がロックされると共に開口部が密閉される。
【0019】請求項3記載の発明によれば、ロックアー
ム及びシフターを付勢するための付勢手段であるスプリ
ングを共用にしたので、本来両者に必要なスプリングの
内その1個が不要になる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、シャッター
が閉じたときに、互いに重なり合うオーバーラップ部を
シャッターの開口部側の面の外周端部、及び開口部の全
周縁にそれぞれ設けると共に、互いに当接し合う突き当
て面をオーバーラップ部の先端にそれぞれ設けたので、
シャッター閉時に両者が凹凸嵌合され回転することなく
開口部が密閉される。
【0021】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明におけるオーバーラップ部がテーパー形状であ
るので、シャッターが閉じたときに、シャッター上下方
向の位置のバラツキに対してその嵌合の許容範囲が広く
なり密閉される。
【0022】請求項6記載の発明によれば、シャッター
若しくは開口部に設けられた突き当て面に弾性部材を設
けたので、開口部が気密性高く密閉される。
【0023】請求項7記載の発明によれば、シャッター
閉時にシャッターの開口部側の面が突き当たる当接面を
開口部の周縁に設けると共に、その当接面に弾性部材を
設け、かつ、シャッター、ケーストップ若しくはケース
ボトム側の少なくとも1ヵ所にシャッターが閉じたとき
に互いに嵌合する凹部若しくは凸部を設けたので、シャ
ッター閉時に両者が凹凸嵌合され回転することなく開口
部が密閉される。
【0024】請求項8記載の発明によれば、カートリッ
ジには開口部に隣接して空気流出口が設けられており、
請求項7記載の発明における弾性部材が空気流出口及び
ヘッドアクセス窓の外周形状と同一であるので、空気流
出口及びヘッドアクセス窓が密閉される。
【0025】請求項9記載の発明によれば、係合部材が
第3係合部に当接する位置に設けられたことにより、カ
ートリッジ挿入方向の移動のみでシャッターがスイング
し全開される。
【0026】請求項10記載の発明によれば、係合部材
がトーションバーで形成されているので、シャッターの
第3係合部にトーションバー先端部が当接したときにシ
ャッターは下方向の付勢力を受けながら上下方向に確実
にスイングされる。
【0027】請求項11記載の発明によれば、係合部が
傾斜部及びその傾斜部に続く直線部を有する曲げ起こし
部であるので、簡単な構成でロックアーム及びシフター
に対し確実に係合しシャッターがシフトされる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳述する。
【0029】本実施例のカートリッジのシャッター機構
及び磁気ディスクドライブ装置は、前述した従来の技術
例と同一の構成部分を有するので、その同一の構成部分
については従来例と同じ符号を付してその説明を省略す
る。また、図示上の物の向きについては、その上方向を
後方向にその下方向を前方向に言い替え、並びに左右対
称である構成部品及び構造についてはその煩雑を避ける
ためから特に断らないかぎり片方側のみ説明する。
【0030】まず、図1乃至図6を参照して、本発明の
一実施例としてのカートリッジのシャッター機構の構成
について説明する。
【0031】図1乃至図3において、符号CAnはカー
トリッジを示す。このカートリッジCAnは、ケースト
ップ12及びケースボトム13が重ね合わされて筐体構
造を成すと共に、後述する構成部品が取り付けられて構
成されている。ケースボトム13には図18と同様に中
心孔7aを有するアマチュアハブ7、図示しないディス
クプロテクタ、磁気ディスク5及びディスククランプ6
がそれぞれ回転自在に取り付けられている。符号9はア
マチュアクランプを示す。図1において、ケースボトム
13の前面左側には空気流出口16が、また右側にはヘ
ッドアクセス窓19がそれぞれ設けられており、本発明
における開口部15を形成している。
【0032】ケースボトム13の下面両側の前半部には
スリット40Cが形成されている。このスリット40C
はその上面に対し貫通している。また、ケースボトム1
3の下面両側には、位置決め孔17が開けられている。
ケースボトム13の前側の開口部15周縁の半矩形状部
には、庇状に突き出たオーバーラップ部250が形成さ
れている。そして、オーバーラップ部250の先端部に
は突き当て面240が形成されている。
【0033】ケーストップ12の上面には後述する磁気
ディスクドライブ装置DR(以下、単に「ディスクD
R」という)にカートリッジCAnを挿入する際の挿入
方向の目印である矢印マーク26が刻印されている。ケ
ーストップ12の開口部15の側部の下端には、半割り
長溝49aが、その後側には半円状溝44aがそれぞれ
形成されている。同様に、ケースボトム13の両スリッ
ト40部の外側の上端には、半割り長溝49aと対をな
す半割り長溝49bが、その後側には半円状溝44aと
対をなす半円状溝44bがそれぞれ形成されている。半
割り長溝49bのほぼ真下には、スリット40Cを挾ん
でその内側から順に孔A42a,孔B42bが開けられ
ている。ケーストップ12の前側の開口部15周縁の半
矩形状部には、庇状に突き出たオーバーラップ部250
が形成されている。そして、オーバーラップ部250の
先端部には突き当て面240が形成されている。
【0034】符号11は開口部15を開閉するためのシ
ャッターを示す。シャッター11は、断面コ字状でその
正面部11Fは矩形形状を成している。シャッター11
の長手方向の側面部11Sの内側には、回動軸30が設
けられている。この回動軸30は、開口部15近傍(後
に詳述する)にシフトかつスイング自在に軸支される。
回動軸30よりも上部の正面部11Fの端部には本発明
における第3係合部としての溝状の係合凹部31が形成
されている。そして、シャッター11の下面部の図示左
右の側部にはスリット40Sが形成されている。図6に
おいて、シャッター11の正面部11Fの開口部15側
(裏側面)の外周端には、庇状に突き出たオーバーラッ
プ部25がその全周縁に渡り形成されている。そして、
オーバーラップ部25の先端部には突き当て面24が形
成されている。
【0035】符号20はシフターを示す。このシフター
20は左右対称で対をなして設けられるが、簡明のため
その一方のみを説明し他方には同一符号を付してその説
明を省略する。シフター20の第1端軸支部としての下
辺部前端には、軸を有する凸軸状部41が形成されてい
る。その第2端としての下辺部後端には、本発明におけ
る第1係合部としての円弧部45が形成されている。シ
フター20の第3端には、凸軸状部41のほぼ真上に本
発明における第1係合溝としてのU溝47が形成されて
いる。そして、シフター20の第4端には、凸軸状部4
1の上辺部に本発明における付勢手段としてのスプリン
グ(後述する)を係止するためのスプリング孔20sが
開けられている。
【0036】符号22はロックアームを示す。このロッ
クアーム22は左右対をなして設けられるが、簡明のた
めその一方のみを説明し他方には同一符号を付してその
説明を省略する。ロックアーム22の第1端としての下
辺部後端には、軸を有する凸軸部43が形成されてい
る。その第2端としての下辺部前端には、本発明におけ
る第2係合部としての円弧部46が形成されている。ロ
ックアーム22の第3端には、凸軸部43と円弧部46
との間の上辺部に本発明における第2係合溝としてのL
溝48が形成されている。このL溝48の縦溝部分のほ
ぼ中央部には、カートリッジCAnをドライブDR(後
述する)に挿入していない時に、シャッター11の閉状
態を保持するためのロック部64が形成されている。そ
して、ロックアーム22の第4端には、凸軸部43のほ
ぼ真上の上辺部に本発明における付勢手段としてのスプ
リング(後述する)を係止するためのスプリング孔22
sが開けられている。
【0037】次に、以上の構成部品をカートリッジCA
nに組立てたときの構成を図1に基づいて説明する。図
1において、ケーストップ12及びケースボトム13が
互いに重ね合わされると、各半矩形状部のオーバーラッ
プ部250が結合されて矩形状のオーバーラップ部25
0が、各半矩形状部の突き合て面240が結合されて矩
形状の突き合て面240がそれぞれ連続して形成され
る。同じく、両者が重ね合わされて開口部15側部の重
ね合わせ部の間の前側には、半割り長溝49a及び49
bによって長溝が、その後側には半円状溝44a及び4
4bによって円状溝がそれぞれ形成される。
【0038】シフター20は、その凸軸状部41がケー
スボトム13の孔A42a,孔B42bに回動自在に軸
支され、組み付けられる。シフター20はスリット40
C内を自在に回動するが、その円弧部45がケースボト
ム13の下面から飛び出さないように図示しないストッ
パーで図示時計方向の回転を規制されている。
【0039】ロックアーム22は、その凸軸部43が円
状溝に回動自在に軸支され、組み付けられる。ロックア
ーム22はスリット40C内を自在に回動するが、その
円弧部46がケースボトム13の下面から飛び出さない
ように図示しないストッパーで図示反時計方向の回転を
規制されている。
【0040】シフター20及びロックアーム22は、そ
れぞれのスプリング孔20s,22sに本発明における
付勢手段としてのスプリング23が引掛けられて組み付
けられ、互いに向き合う方向に付勢される。したがっ
て、図6においては、シフター20は反時計回り方向
に、ロックアーム22は時計回り方向に互いに向き合う
方向に付勢されている。
【0041】シャッター11の回動軸30は、シフター
20のU溝47、ロックアーム22のL溝48及びカー
トリッジCAn側面部に半割り長溝49a及び49bに
よって形成された長溝に共に同一軸としてシフト、か
つ、スイング自在に軸支される。したがって、シャッタ
ー11の回動軸30は前記長溝内の範囲でのみ移動可能
である。
【0042】次に、図4及び図5を参照して本発明のド
ライブDRの構成について説明する。図4において、ド
ライブDRは、周知のようにデッキ50及びシャーシ5
1をベースとして構成されている。デッキ50はシャー
シ51の所定位置において防振ゴム52を介して取り付
けられている。シャーシ51の前側には矩形状のフロン
トパネル53が取り付けられている。このフロントパネ
ル53には、イジェクトノブ54及びスタート/ストッ
プボタン55が取り付けられ、その上部にはフロントド
ア56がその上縁を中心に回動自在に取り付けられてい
る。
【0043】デッキ50の後側には、磁気ヘッド35及
びVCM57を組み付けたヘッドアーム58を収納する
部分があり、その上面はVCMカバー59で塞がれてい
る。デッキ50及びVCMカバー59の前側の壁面に
は、カートリッジCAnのヘッドアクセス窓19に対す
る部分に開口しているエアシールアウト37が、そして
空気流出口16に対する部分に開口しているエアシール
イン36がそれぞれ設けられている。エアシールアウト
37及びエアシールイン36は、カートリッジCAnが
ドライブDRに完全挿入された時にそれぞれの隙間から
塵埃が侵入しないように密着するように設けられてい
る。
【0044】エアシールアウト37及びエアシールイン
36側のVCMカバー59の上部面には、本発明の係合
部材としてのシャッターオープンレバー32がビス32
bでほぼ水平状態に取り付けられている。シャッターオ
ープンレバー32は、細い棒をほぼチャンネル状に曲げ
たトーションバー(捩じりばね)で形成されている。シ
ャッターオープンレバー32のチャンネルフランジ両端
には、フランジ先端部32aが形成されている。
【0045】そして、デッキ50にはカートリッジCA
n側の位置決め孔17に対し挿通して位置決めするため
のカートリッジ位置決めピン60が前側に、カートリッ
ジマウントピン61が後側に各2本ずつそれぞれ取り付
けられている。
【0046】また、デッキ50のほぼ中央部にはシャフ
ト18aを有するスピンドルモーター18が取り付けら
れ、カートリッジCAnがドライブDRに完全挿入され
た時にカートリッジCAnのアマチュアハブ7の中心孔
7aに嵌合されスピンドルモーター18の回転力が磁気
ディスク5に伝達される。スピンドルモーター18の外
周部には円形のハブシール62が取り付けられており、
スピンドルモーター18とカートリッジCAnとの嵌合
部の気密が保持されるようになっている。さらに、デッ
キ50には図示しないカートリッジロード/イジェクト
機構が所定位置に取り付けられ、デッキ50上部にはレ
シーバー33が取り付けられる。
【0047】レシーバー33は、図4乃至図6に示すよ
うに、その正面形状がチャンネル状を成し、その内側端
部にはさらに直立する曲げ起こし部34が形成されてい
る。曲げ起こし部34には、カートリッジCAn挿入側
から順に、斜めに形成された傾斜部38及び直線部39
がそれぞれ形成されている。レシーバー33の上面端部
及び左右断面コ字状の下端部には、カートリッジCAn
挿入時にその挿入を容易にし干渉を避けるための先端が
斜めに曲げられたガイド部63u,63dがそれぞれ形
成されている。レシーバー33は、カートリッジ位置決
めピン60及びカートリッジマウントピン61に対し昇
降自在に取り付けられている。
【0048】次に、本発明の動作を図6乃至図11を参
照して説明する。これらの動作説明図は、図2に示すカ
ートリッジCAnのドライブDR(同図において図示さ
れていない)への挿入を仮想してA−A線で切断しその
A´矢視方向から視た断面を示したものである。
【0049】まず、図6に示すように、カートリッジC
Anを図1及び図2に示した矢印マーク26の方向を前
にして、図示矢印B方向からフロントドア56を開きな
がらドライブDRの中へ挿入する。するとカートリッジ
CAnのシャッター11がレシーバー33の入口に近づ
いて行き、干渉することなくスムーズに上下の各ガイド
部63u,63dを通過してレシーバー33内へ導入さ
れる。
【0050】図7に示すように、カートリッジCAnを
さらに深く図示矢印B方向からレシーバー33内へ押し
込むと、曲げ起こし部34の傾斜部38がシャッター1
1のスリット40S及びケースボトム13のスリット4
0C内に順に入り込んでくる。すると、ロックアーム2
2の円弧部46が傾斜部38と係合し持ち上げられ、凸
軸部43を支点として矢印Cの方向に曲げ起こし部34
の直線部39に到達するまで回転する。この時、ロック
アーム22のL溝48のロック部64がシャッター11
の回動軸30から外れ、回動軸30はL溝48の下部水
平部分で接することになる。したがって、回動軸30は
ロック状態から開放され、シャッター11の水平移動、
すなわちシフトが可能となる。
【0051】さらに、図8に示すように、カートリッジ
CAnを矢印B方向から深くレシーバー33内へ押し込
むと、次にシフター20の円弧部45が傾斜部38と係
合し傾斜部38により持ち上げられ、凸軸状部41を支
点として矢印Dの方向に曲げ起こし部34の直線部39
に到達するまで回転する。この時、シャッター11の回
動軸30はロック状態が解除されているので、シフター
20のU溝47によって回動軸30が図示右方向に押さ
れる。したがって、シャッター11は矢印E方向にシフ
トされる。
【0052】カートリッジCAnをさらに深くレシーバ
ー33内へ押し込むと、VCMカバー59に取り付けら
れたシャッターオープンレバー32のフランジ先端部3
2aとシャッター11の係合凹部31とが接するように
なる(図8よりもさらに矢印B方向へ押し込んだ状
態)。ここでさらにカートリッジCAnを深くレシーバ
ー33内へ押し込むと、フランジ先端部32aとシャッ
ター11の係合凹部31とが係合し、係合凹部31とフ
ランジ先端部32aとの接点は回動軸30よりも上側に
あるので図9に示すように、シャッター11は矢印F方
向に回転、すなわちスイングする。この時、シャッター
オープンレバー32は、トーションバーで形成されてい
るので矢印G方向の付勢力が発生し、係合凹部31との
係合状態から外れることはない。
【0053】カートリッジCAnを完全にドライブDR
の中へ押し込んだ状態が図10乃至図11である。図1
0に示すように、この状態でシャッター11は矢印H方
向に回転し全開状態となる。図11に示すように、カー
トリッジCAnが完全に押し込まれるとカートリッジロ
ード/アンロード機構のラッチ(図示しない)が解除さ
れ、レシーバー33及びカートリッジCAnが矢印J方
向に降下され、カートリッジマウントピン61上に載置
される。そして、スピンドルモーター18のシャフト1
8aとカートリッジCAnのアマチュアハブ7の中心孔
7aとが嵌合し、カートリッジCAnのドライブDRへ
のローディングが完了する。この時、カートリッジCA
nのヘッドアクセス窓19がデッキ50のエアシールア
ウト37で、カートリッジCAnの空気流出口16がデ
ッキ50のエアシールイン36でそれぞれ塞がれる。
【0054】カートリッジCAnのイジェクト時は、図
11から図6へと前述した順に対し逆の順の動作でシャ
ッター11が閉じる方向にスイング及びシフトされ、カ
ートリッジCAnがドライブDRから戻されることとな
る。
【0055】図6に示すように、シャッター11の閉状
態おいては、カートリッジCAnの開口部15周縁に形
成されたオーバーラップ部250及びシャッター11に
形成されたオーバーラップ部25が互いに重なり合い、
並びにオーバーラップ部250の突き当て面240及び
オーバーラップ部25の突き当て面24が互いに当接し
嵌合した状態、すなわちシャッター11閉時において
は、両者が互いに庇状の直角段付部で嵌合し、両者が凹
凸嵌合となって回転することなく開口部15が密閉され
る。
【0056】ここで、シャッター11の閉状態の構造は
図6に示すものに限らず、図12及び図13に示すよう
にシャッター11Aに形成されたオーバーラップ部25
A及びカートリッジCAnの開口部15周縁に形成され
たオーバーラップ部250Aにテーパーが形成されてい
てもよい。すなわち、シャッター11A開時に、ケース
トップ12A及びケースボトム13Aよりなる開口部1
5の嵌合部先端寸法はL1となるが、シャッター11A
側のオーバーラップ部25Aの方が嵌合部先端寸法L1
よりも広いのでクリアランスcが生じる。したがって、
シャッター11Aが矢印K方向に閉じる時には、シャッ
ター上下方向の位置のバラツキがクリアランスcの分だ
け許容されるのでその嵌合の許容範囲が広くなる。
【0057】シャッター11の閉状態の構造は前記のも
のに限らず、図14に示すように、カートリッジCAn
の開口部15側の付き当て面240に、気密性を保持し
付き当て面240の平面度のバラツキを吸収し、かつ、
気密性を保持するための弾性部材27が設けられていて
もよい。また、この弾性部材27はシャッター11側の
付き当て面24に相当する位置に設けてもよい。
【0058】また、シャッター11の閉状態の構造は前
記のものに限らず、図15乃至図17に示すように、庇
状のオーバーラップ部25,250及び付き当て面2
4,240の形成を廃止し、開口部15の当接面240
0の全周縁に気密性を保持するための弾性部材27Aが
設けられていてもよい。シャッター11Bの内側側面部
11SBには、シャッター11B閉時の回転止めとして
のピン状の嵌合凸部29が形成されている。一方、ケー
ストップ12及びケースボトム13側には、シャッター
11Bの嵌合凸部29に相当する位置にこれと嵌合する
嵌合凹部28が形成されている。したがって、シャッタ
ー11B閉時には嵌合凸部29と嵌合凹部28とが互い
に嵌合すると共に、弾性部材27Aが圧縮変形すること
によって回転止めのみならず気密も保持される。
【0059】ここで、弾性部材27Aの外周形状をエア
シールアウト37及びエアシールイン36の形状とほぼ
同一にすれば、空気流出口16及びヘッドアクセス窓1
9が密閉され、ドライブDR側のエアシールアウト37
及びエアシールイン36が不要となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカートリ
ッジのシャッター機構によれば、前述の構成及び作用に
より、シャッター開時においてはその機構部分に摺動部
が無く、摺動による摩耗粉を発生しないこと、並びにシ
ャッター閉時においてはカートリッジの突き当て面方向
に付勢され、かつ、ロックアームのロック部にシャッタ
ーの回動軸がその付勢力により保持され開口部が密閉さ
れて外部からの塵埃の侵入を防止できるので、磁気ディ
スクのエラーレートの低下あるいは磁気ヘッドのヘッド
クラッシュ等の不具合を防止できる。さらに、シャッタ
ー閉時にそのシャッターはロックされているので手で開
けることができなく信頼性の高いカートリッジのシャッ
ター機構を提供することができる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、ロックアー
ム及びシフターを付勢するための付勢手段であるスプリ
ングを共用にし、本来両者に必要なスプリングの内その
1個を不要にすることができたので、その部品点数を減
らすことができる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、シャッター
が閉じたときに、互いに重なり合うオーバーラップ部を
シャッターの開口部側の面の外周端部、及び開口部の全
周縁にそれぞれ設けると共に、互いに当接し合う突き当
て面をオーバーラップ部の先端にそれぞれ設けたことに
より、シャッター閉時に両者が凹凸嵌合され回転するこ
となく開口部が密閉されるので、シャッターの回転止め
効果及び高い気密保持性を得ることができる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明におけるオーバーラップ部がテーパー形状であ
ることにより、シャッターが閉じたときにシャッター上
下方向の位置のバラツキに対してその嵌合の許容範囲が
広くなり密閉されるので、安定したシャッター開閉動作
を実現することができる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、シャッター
若しくは開口部に設けられた突き当て面に弾性部材を設
けたことにより開口部が気密性高く密閉されるので、よ
り高い気密保持性を得ることができる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、シャッター
閉時にシャッターの開口部側の面が突き当たる当接面を
開口部の周縁に設けると共に、その当接面に弾性部材を
設け、かつ、シャッター、ケーストップ若しくはケース
ボトム側の少なくとも1ヵ所にシャッターが閉じたとき
に互いに嵌合する凹部若しくは凸部を設けたことによ
り、両者が凹凸嵌合され回転することなく開口部が密閉
されるので、より高い気密保持性を得ることができる。
【0066】請求項8記載の発明によれば、カートリッ
ジには開口部に隣接して空気流出口が設けられており、
請求項7記載の発明における弾性部材が空気流出口及び
ヘッドアクセス窓の外周形状と同一であることにより、
空気流出口及びヘッドアクセス窓が密閉されるので、ド
ライブ側に付けるべきエアシールアウト及びエアシール
インを廃止することができる。
【0067】請求項9記載の発明によれば、係合部材が
第3係合部に当接する位置に設けられたことにより、カ
ートリッジ挿入方向の移動のみでシャッターがスイング
し全開されるので、よりシンプルなカートリッジロード
/アンロード機構、例えば、カートリッジにスピンドル
モーターまで組み込むことで、カートリッジロード/イ
ジェクト時におけるスピンドルモーターのシャフトとカ
ートリッジのアマチュアハブ中心孔との抜き差しを行う
ためのカートリッジ昇降機構を不要にすることが狙いの
カートリッジロード/イジェクト機構に応用することが
できる。
【0068】請求項10記載の発明によれば、係合部材
がトーションバーで形成されていることにより、シャッ
ターの第3係合部にトーションバー先端部が当接したと
きにシャッターは下方向の付勢力を受けながら上下方向
に確実にスイングされ、当接作動部材の機能と付勢手段
としての機能とを1つの部品で実現できるので、磁気デ
ィスクドライブ装置の構造をシンプルにすることができ
る。
【0069】請求項11記載の発明によれば、係合部が
傾斜部及びその傾斜部に続く直線部を有する曲げ起こし
部であることにより、簡単な構成でロックアーム及びシ
フターに対し確実に係合しシャッターがシフトされるの
で、部品点数を減らしシンプルで組み立て易い磁気ディ
スクドライブ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるシャッター機構を備えた
カートリッジの分解斜視図である。
【図2】図1の上面斜視図である。
【図3】図1の下面斜視図である。
【図4】本発明の実施例による磁気ディスクドライブ装
置の分解斜視図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】本発明の実施例によるカートリッジ及び磁気デ
ィスクドライブ装置のシャッター開動作を示し、図2に
示すカートリッジの磁気ディスクドライブ装置への挿入
を仮想してA−A線で切断しA´矢視方向から視た要部
断面図である。
【図7】図6のシャッター開動作の進行を説明した要部
断面図である。
【図8】図6のシャッター開動作の進行を説明した要部
断面図である。
【図9】図6のシャッター開動作の進行を説明した要部
断面図である。
【図10】図6のシャッター開動作の進行を説明した要
部断面図である。
【図11】図6のシャッター開動作の進行を説明した要
部断面図である。
【図12】本発明の別の実施例によるシャッター機構を
備えたカートリッジの要部断面図であり、その要部詳細
を一点鎖線の円内に拡大して示す。
【図13】図12の閉動作による作用を説明した要部断
面図である。
【図14】本発明のさらに別の実施例によるシャッター
機構を備えたカートリッジの要部断面図であり、その要
部詳細を一点鎖線の円内に拡大して示す。
【図15】本発明のさらに別の実施例によるシャッター
機構を備えたカートリッジのシャッター開動作を説明し
た要部側面図である。
【図16】本発明のさらに別の実施例によるシャッター
機構を備えたカートリッジのシャッター閉動作を説明し
た要部側面図である。
【図17】本発明のさらに別の実施例によるシャッター
機構を備えたカートリッジのシャッター閉動作を説明し
た要部側面図である。
【図18】従来のディスクカートリッジのシャッタード
ア機構の要部断面図である。
【符号の説明】
CAn カートリッジ DR ドライブ 5 磁気ディスク 7 アマチュアハブ 11,11A,11B シャッター 12,12A ケーストップ 13,13A ケースボトム 15 開口部 16 空気流出口 18 スピンドルモーター 19 ヘッドアクセス窓 20 シフター 22 ロックアーム 23 付勢手段としてのスプリング 24,24A シャッター側に形成された突き当て面 25,25A シャッター側に形成されたオーバーラ
ップ部 27,27A 弾性部材 28 凹部としての嵌合凹部 29 凸部としての嵌合凸部 30 回動軸 31 第3係合部としての係合凹部 32 係合部材としてのシャッターオープンレバー 33 レシーバー 34 係合部としての曲げ起こし部 38 係合部としての傾斜部 39 係合部としての直線部 41 シフターの第1端軸支部としての凸軸状部 43 ロックアームの第1端軸支部としての凸軸部 45 シフターの第1係合部としての円弧部 46 ロックアームの第2係合部としての円弧部 47 シフターの第1係合溝としてのU溝 48 ロックアームの第2係合溝としてのL溝 64 ロック部 240,240A 開口部側に形成された突き当て面 250,250A 開口部側に形成されたオーバーラ
ップ部 2400 当接面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】係合部を有するレシーバーと係合部材とを
    備えた媒体着脱式の磁気ディスクドライブ装置に用いら
    れるカートリッジであって、ケーストップ及びケースボ
    トムから成り、該ケースボトムには前記磁気ディスクド
    ライブ装置のスピンドルモーターに嵌合し回転力を受け
    取るためのアマチュアハブと磁気ディスクとが回転自在
    に組み付けられ、前記磁気ディスクドライブ装置へのカ
    ートリッジの挿入面にヘッドアクセス窓の開口部が設け
    られ、該開口部を開閉するためのシャッターを備えてい
    るカートリッジにおいて、 前記シャッターはシフトかつスイング自在に設けられる
    と共に、その長手方向に回動軸を有して前記開口部近傍
    に軸支され、 前記カートリッジ挿入時に前記係合部と係合し前記開口
    部から離れる向きに前記シャッターを平行移動させるシ
    フト機構と、 前記カートリッジ挿入完了時に前記係合部材と係合し前
    記開口部に対して上下方向に前記シャッターを回動させ
    るスイング機構と、 前記カートリッジ未挿入時に前記シャッターで前記開口
    部を閉じる状態を保持するロック機構と、 前記カートリッジイジェクト時及び未挿入時に前記シャ
    ッターを前記開口部に対し閉じる向きに付勢する付勢手
    段と、 を具備したことを特徴とするカートリッジのシャッター
    機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカートリッジのシャッター
    機構において、 前記シフト機構は、各第1端が前記カートリッジに回動
    可能に軸支された少なくとも1個のシフター及びロック
    アームを有し、前記シフターの第2端には第1係合部
    を、前記ロックアームの第2端には第2係合部をそれぞ
    れ形成し、前記シフターの第3端には第1係合溝を、前
    記ロックアームの第3端にはロック部を有する第2係合
    溝をそれぞれ形成し、前記第1係合溝及び前記第2係合
    溝に前記回動軸を軸支し、前記係合部に前記第1係合部
    及び第2係合部とをそれぞれ係合させることにより成
    り、 前記スイング機構は、前記シャッターに前記回動軸より
    も上部に少なくとも1ヵ所の第3係合部を設け、前記係
    合部材に該第3係合部を係合させることにより成り、 前記付勢手段は、前記シフター及び前記ロックアームの
    各第4端に互いに向き合う方向に付勢させて成り、 前記ロック機構は、前記第2係合溝のロック位置に前記
    回動軸を保持させることにより成ることを特徴とするカ
    ートリッジのシャッター機構。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカートリッジのシャッター
    機構において、 前記付勢手段が、前記シフター及び前記ロックアームの
    各第4端に設けられているスプリングであることを特徴
    とするカートリッジのシャッター機構。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載のカートリッジの
    シャッター機構において、 前記シャッターが閉じたときに、互いに重なり合うオー
    バーラップ部を前記シャッターの前記開口部側の面の外
    周端部、及び前記開口部の全周縁にそれぞれ設けると共
    に、互いに当接し合う突き当て面を前記オーバーラップ
    部の先端にそれぞれ設けたことを特徴とするカートリッ
    ジのシャッター機構。
  5. 【請求項5】請求項4記載のカートリッジのシャッター
    機構において、 前記オーバーラップ部がテーパー形状であることを特徴
    とするカートリッジのシャッター機構。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載のカートリッジのシャ
    ッター機構において、 前記突き当て面に弾性部材を設けたことを特徴とするカ
    ートリッジのシャッター機構。
  7. 【請求項7】請求項1,2又は3記載のカートリッジの
    シャッター機構において、前記シャッターが閉じたとき
    に前記シャッターの開口部側の面が突き当たる当接面を
    前記開口部の周縁に設けると共に、前記当接面に弾性部
    材を設け、かつ、前記シャッター、前記ケーストップ若
    しくはケースボトム側の少なくとも1ヵ所に、前記シャ
    ッターが閉じたときに互いに嵌合する凹部若しくは凸部
    を設けたことを特徴とするカートリッジのシャッター機
    構。
  8. 【請求項8】請求項7記載のカートリッジのシャッター
    機構において、 前記カートリッジには前記開口部に隣接して空気流出口
    が設けられており、前記弾性部材が、前記空気流出口及
    び前記ヘッドアクセス窓の外周形状と同一であることを
    特徴とするカートリッジのシャッター機構。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8の何れかに記載のカートリ
    ッジのシャッター機構を備えたカートリッジを使用する
    請求項1記載の磁気ディスクドライブ装置において、 前記磁気ディスクドライブ装置に前記カートリッジを挿
    入動作させたときに前記係合部材が、前記第3係合部に
    当接する位置に設けられたことを特徴とする磁気ディス
    クドライブ装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の磁気ディスクドライブ装
    置において、 前記係合部材が、トーションバーで形成されたことを特
    徴とする磁気ディスクドライブ装置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の磁気ディスクドライブ装
    置において、 前記係合部が、傾斜部及び該傾斜部に続く直線部を有す
    る曲げ起こし部であることを特徴とする磁気ディスクド
    ライブ装置。
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