JPH0422463Y2 - - Google Patents

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JPH0422463Y2
JPH0422463Y2 JP1983033607U JP3360783U JPH0422463Y2 JP H0422463 Y2 JPH0422463 Y2 JP H0422463Y2 JP 1983033607 U JP1983033607 U JP 1983033607U JP 3360783 U JP3360783 U JP 3360783U JP H0422463 Y2 JPH0422463 Y2 JP H0422463Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は記録媒体の映像情報記録位置の検索装
置に係り、特にテープ状記録媒体上に記録された
一又は二以上の映像情報プログラムのうち希望す
る映像情報プログラムの頭初位置を検索し得る検
索装置に関する。
従来技術 ヘリカルスキヤンニング方式VTRにおいて、
磁気テープ上に時系列的に記録された複数の映像
情報プログラムの夫々の頭初位置を検索する装置
として、従来より各映像情報プログラムの記録開
始の都度、その映像信号と共に低い一定周波数の
頭出し信号をテープ全幅に亘つて一定期間記録す
る装置が知られている。かかる装置によれば、早
送り又は巻戻し時に既記録頭出し信号を再生し、
その再生回数が希望する映像情報プログラムの記
録順番となつたことにより、希望する既記録映像
情報プログラムの自動検索ができる。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、上記の従来の映像情報記録位置の検
索装置は、検索者が予め磁気テープの全既記録プ
ログラムの映像情報を知つている必要があり、映
像情報プログラムのいくつかを忘れてしまつたよ
うな場合は、それらを再生してみなければならな
かつた。この場合、磁気テープの最初の映像情報
記録プログラムよりもテープ始端側に、全既記録
プログラムの映像情報を文字表示させる静止画を
記録し、これを検索前に予め再生してから所望の
既記録映像プログラムを知ることが考えられ、あ
るいはテープカセツト筐体等のラベルに全既記録
プログラムの映像情報を文字表示し、それより所
望の既記録映像プログラムの記録位置を検索する
こともできる。
しかし、これらの場合は全既記録プログラムの
映像情報の例えばタイトルが文字表示されるだけ
であるから、時間がたつと、文字表示を見ただけ
ではその映像情報内容自体を忘れてしまつている
ことがあり、この場合には検索ができなかつた。
そこで、本考案は全既記録プログラムの映像情
報判別のために、各記録プログラム夫々について
情報内容が明瞭に把握できる一画面の静止画を記
録し、これを再生することにより、上記の問題点
を解決した記録媒体の映像情報記録位置の検索装
置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、テープ状記録媒体上に一の映像情報
プログラム又は二以上の映像情報プログラムを時
系列的に記録する記録手段と、該テープ状記録媒
体の既記録映像情報プログラムの映像信号の再生
出力を得る再生手段と、該再生映像信号のうち一
の既記録映像情報プログラムの一画面分の再生映
像信号を記憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶
された一画面分の映像信号を該テープ状記録媒体
の最初の既記録映像情報プログラムの頭初位置よ
りもテープ始端側位置に一定期間繰り返して記録
する静止画記録手段と、該静止画記録手段による
静止画記録時に判別信号を発生出力し、該判別信
号を該静止画記録手段により記録形成される静止
画記録トラツクとは同一又は別のトラツクに記録
する判別信号記録手段と、該静止画記録トラツク
の再生中にスタートボタンが押された時より早送
り速度で走行せしめられる該テープ状記録媒体か
ら再生した再生信号に基づく信号と該スタートボ
タンが押された時の再生静止画の記録順番又は再
生静止画信号に基づく基準信号とを夫々比較し両
者が一致することを検出する比較手段と、該スタ
ートボタンが押された時より早送り速度で該テー
プ状記録媒体を走行し、該比較手段より一致信号
が出力された時より所望再生モード時の走行速度
に切換えて該テープ状記録媒体の該既記録映像情
報プログラムを該所望再生モードで再生開始させ
る走行制御手段とを備え、上記静止画記録手段
は、既記録映像情報プログラムが二以上あるとき
は各プログラムの一画面分の静止画を夫々一定期
間ずつ順次に該判別信号が記録されていない位置
に記録するよう構成したものであり、以下その各
実施例について図面と共に説明する。
実施例 第1図は本考案装置の一実施例のブロツク系統
図を示す。本実施例は2ヘツドヘリカルスキヤン
ニング方式のカセツトVTRに適用した場合の例
で、まず記録モード時の動作につき説明する。入
力端子1に入来した例えば標準方式カラー映像信
号は記録信号処理回路2の供給され、ここで公知
の磁気記録再生に適した信号形態に変換される
(例えば、標準方式カラー映像信号全体を周波数
変調する、あるいは標準方式カラー映像信号を輝
度信号と搬送色信号とに分離し、輝度信号は周波
数変調し、搬送色信号は周波数変調された輝度信
号の帯域よりも低域へ周波数変換すると共に、ク
ロストーク対策のために位相推移処理を施した
後、これらの両信号を周波数分割多重する等々)。
記録信号処理回路2より取り出された映像信号
は記録増幅器3を経てスイツチ回路4の端子Rに
印加される。スイツチ回路4は後述のスイツチ回
路9と同様に記録モード時には端子Rに接続され
る。従つて、記録増幅器3により増幅されて取り
出された映像信号は、スイツチ回路4により選択
出力されて周知の如く、回転体(図示せず)上に
180°対向して設けられた回転ヘツド5a及び5b
に夫々供給され、回転ヘツド5a及び5bが交互
に磁気テープ6上を走査することによりテープ長
手方向に対して傾斜したトラツクを形成して記録
される。
このようにして、標準方式カラー映像信号は所
定の信号形態に変換されて磁気テープ6上に記録
されるわけであるが、その映像情報プログラムが
複数ある場合は時系列的に合成されて順次に磁気
テープ6上に記録される。なお、後述する如く、
静止画をテープ始端より一定範囲に亘つて記録し
た場合に既記録映像情報プログラムが消去されて
しまわないように、最もテープ始端側に近い位置
に記録される映像情報プログラムの映像信号の頭
初部分は、テープ始端からの一定の静止画記録範
囲の次から記録される。
また上記の映像信号記録時には、判別信号発生
回路7により入力標準方式カラー映像信号中の垂
直同期信号から生成された例えば2フイールド周
期のコントロールパルス(第4図Aに示す)は、
コントローラ8よりの切換信号により第1図に示
すスイツチ回路9を通して固定のコントロールヘ
ツド10に供給され、これにより磁気テープ6上
の前記映像信号記録トラツクと重複しない例えば
テープ下端部にテープ長手方向に沿つてコントロ
ールトラツクを形成して記録される。
更に上記の映像信号記録時には、図示を省略し
た制御信号発生回路(これはマイクロコンピユー
タにより構成することができる)より入力端子1
1及び12に夫々第5図A,Bに示す制御信号が
供給される。入力端子11に入力される制御信号
は第5図Aに示す如く、各映像情報プログラムの
記録開始時点t0より1秒間ローレベルで、1秒間
経過後はハイレベルとなる制御信号であり、低周
波発振器13に動作制御信号として供給されてロ
ーレベル期間(ここでは1秒間)のみ、低周波発
振器13より例えば30Hzの低周波信号を発振出力
させ、またそのハイレベル期間は発振動作を停止
させる一方、スイツチ回路15にスイツチング信
号として印加され、スイツチ回路15をそのロー
レベル期間は端子Xの入力信号選択出力状態と
し、そのハイレベル期間は端子Yの入力信号選択
出力状態とするように切換制御する。
他方、入力端子12に入力される制御信号は第
5図Bに示す如く、各映像情報プログラムの記録
開始時点より1秒後に立下る制御信号であり、高
周波発振器14に動作制御信号として供給されて
ハイレベル期間はその発振動作を停止させ、ロー
レベル期間は発振動作を行なわせて例えば70kHz
の高周波信号を発振出力させる。
この結果、各映像情報プログラムの記録開始時
点より1秒間は、スイツチ回路15より低周波発
振器13より取り出された30Hzの低周波信号が選
択出力されて全幅消去ヘツド16に供給され、頭
出し信号として各映像情報プログラムの記録開始
毎に、その頭初部分付近から1秒間継続して磁気
テープ6上に記録される。しかる後に上記の1秒
間を経過すると、スイツチ回路15より高周波発
振器14より取り出された70kHzの高周波信号が
選択出力されて全幅消去ヘツド16に消去電流と
して供給され、全幅消去ヘツド16に通常の消去
動作を行なわせる。
ここで、磁気テープ6は周知の如く、全幅消去
ヘツド16→回転ヘツド5a又は5b→コントロ
ールヘツド10の順で各ヘツドと摺接するから、
上記の頭出し信号記録区間は次に回転ヘツド5a
又は5bにより重ね書き記録されることになる。
この記録モード時には周知の如く、テープ走行駆
動装置17よりの制御の下にキヤプスタン18が
高速で回転せしめられており、このキヤプスタン
18が磁気テープ6を介してピンチローラ19に
圧着され、これにより磁気テープ6が例えば
33.35mm/sで走行せしめられている。上記の全
幅消去ヘツド16は固定ヘツドであるから、その
テープ・ヘツド間相対線速度は上記の33.35mm/
sと低く、また頭出し信号周波数が30Hzと低周波
数であるから、頭出し信号の記録波長は極めて長
く、磁気テープ6の磁性層の深層まで記録され
る。
これに対し、後に回転ヘツド5a,5bにより
頭出し信号記録区間に重ねて記録される映像信号
は高周波数であり、回転ヘツド5a,5bにより
そのテープ・ヘツド間相対線速度が例えば5.8
m/sと高くされて記録されるので、その記録波
長は極めて短く、磁気テープ6の磁性層の主とし
て表層部分に記録される。このため、頭出し信号
は後に記録される映像信号により消去されること
なく略そのまま残される。
なお、記録モード時にはオーデイオヘツド(図
示せず)によりオーデイオ信号が磁気テープ6の
例えば上端に記録される。また第1図において、
回転ヘツド5a,5bを回転させるヘツドモータ
並びにそのサーボ回路は、本考案とは直接の関係
がないので図示及び説明を省略した。
以上は通常のVTRの記録モードと略同様であ
る。次に再生モード時の動作につき説明する。再
生モード操作によつて入力端子30には再生モー
ド信号が供給され、スイツチ回路4及び9は夫々
コントローラ8の出力切換信号により端子P側へ
切換えられる。上記の如くにして映像信号が既に
記録されている磁気テープ6上を交互に走査をす
る回転ヘツド5a,5bより取り出された傾斜ト
ラツクの既記録映像信号は、スイツチ回路4、再
生増幅器50を夫々通して再生信号処理回路51
に供給され、ここで公知の信号処理が施されても
との標準方式のカラー映像信号に変換される。こ
の再生信号処理回路51から取り出された再生カ
ラー映像信号は、出力端子52を介してモニター
用テレビジヨン受像機(図示せず)に供給されこ
こで表示される一方、記憶装置21に供給され
る。更に、コントロールヘツド10により再生さ
れた信号はテープ走行駆動装置17及び判別信号
再生回路23に夫々供給される。
再生映像信号は磁気テープ6に記録されている
映像情報プログラムの記録順で再生されるが、使
用者はまず最初の映像情報プログラムの再生画像
を監視しながら、そのプログラムの内容を最も端
的に表わしていると思われる画像が再生された時
点でメモリボタン20を押す。すると、記憶装置
21は記憶動作を開始せしめられ、その時の再生
カラー映像信号をコントローラ8の制御の下に1
フレーム分(すなわち一画面分)記憶する。ここ
で、記憶装置21としては例えばランダム・アク
セス・メモリ(RAM)が使用されるが、RAM
以外の書き込み及び読み出し可能な記憶装置も使
用することができることは勿論である。
一方、メモリボタン20が押されると、タイマ
22が動作を開始し、記憶装置21が1フレーム
分の再生カラー映像信号を記憶するに要する時間
よりもやや長い時間経過した時点で、タイマ22
は巻戻し制御信号を発生してテープ走行駆動装置
17へ出力する。これにより、それまで磁気テー
プ6を記録時と同一方向に同一速度で走行せしめ
るように動作していたテープ走行駆動装置17は
磁気テープ6を記録時とは逆方向に、高速度で走
行させるように、例えばピンチローラ19をキヤ
プスタン18より離間させると同時に供給リール
モータ(図示せず)を高速度で逆回転させる。こ
れにより、磁気テープ6がテープ始端まで巻戻さ
れると、テープ走行駆動装置17は今度は再び記
録時と同一方向に同一のノーマル速度で磁気テー
プ6を走行させて、再びノーマル再生動作がテー
プ始端より開始される。
このテープ始端よりの再生開始直後の磁気テー
プ6上には信号は何も記録されていないから、後
述する判別信号再生回路23の再生出力は無い。
コントローラ8は入力端子30に入来したモード
信号が記録モード信号のときは、スイツチ回路
4,9を夫々端子R側に接続する切換信号が発生
し、他方、入力端子30の入力モード信号が再生
モード信号のときは、判別信号再生回路23の再
生出力が無いときにのみ、スイツチ回路4,9を
夫々端子R側に接続する切換信号を発生する。更
に、コントローラ8は再生モード信号が供給さ
れ、かつ、判別信号再生回路23より判別信号の
再生出力が無いときにのみ、記憶装置21へ読み
出し制御信号を発生して記憶装置21に記憶され
ていた一画面分の再生カラー映像信号を、再生静
止画を人間が見てその内容がわかる程度の一定期
間(例えば数秒)繰り返して読み出させる。
このため、テープ始端よりの再生開始直後の磁
気テープ6には、記憶装置21に記憶されている
一画面分の最初の映像情報プログラムの再生カラ
ー映像信号が一定期間読み出され、それが記録信
号処理回路2、記録増幅器3、スイツチ回路4を
夫々経て回転ヘツド5a,5bに供給され、これ
により磁気テープ6上に静止画として上記一定期
間繰り返して記録される。
またこの静止画記録時には、コントローラ8よ
りの切換信号により判別信号発生回路7よりコン
トロールパルスと共に判別信号が発生出力され、
スイツチ回路9を経てコントロールヘツド10に
供給され、これにより判別信号がコントロールト
ラツクに記録される。
上記の静止画及び判別信号の記録が終了する
と、装置は再び再生動作を行ない、第2番目の記
録映像情報プログラムを再生し、使用者はこのプ
ログラムの内容を最も端的に表わしていると思わ
れる画像が再生された時点でメモリボタン20を
押す。すると、前記した動作により、そのプログ
ラムの一画面分のカラー映像信号が、第1番面の
映像情報プログラムの静止画及び判別信号記録部
分の次に記録され、またコントロールトラツクに
判別信号も記録される。以下、上記と同様の動作
が繰り返されることにより、磁気テープ6の既記
録情報プログラムは、各プログラム毎にその内容
を端的に表わす静止画がプログラムの記録順番
で、順次に記録される。
また、上記の静止画記録時には判別信号発生回
路7から取り出されたコントロールパルス及び判
別信号が記録される。第2図はこの判別信号発生
回路の要部の一例のブロツク系統図を示す。同図
中、入力端子31には記録されるべき映像信号よ
り分離された垂直同期信号を1/2分周して得た第
4図Aに示す如きコントロールパルスaが入来
し、波形整形回路32によりその立上りエツジに
位相同期した細いパルスに変換された後、フエー
ズ・ロツクド・ループ(PLL)33に供給され
る一方、フリツプフロツプ36に印加され、これ
をセツト状態とする。
PLL33は入力コントロールパルスaの繰り
返し周波数をn逓倍(例えば5逓倍)して第4図
Bに示す如き矩形波bを発生出力する。波形整形
回路34はこの矩形波bの立上りエツジに位相同
期した細いパルス幅の第4図Cに示す如きパルス
を出力し、フリツプフロツプ36をリセツト状態
にすると同時に、鋸歯状波発生回路35に供給す
る。鋸歯状波発生回路35は、パルスcの入力時
点より徐々に一定傾斜でレベルが上昇する第4図
Dに示す如き鋸歯状波dを発生し、この鋸歯状波
dを加算回路37に供給する。
一方、フリツプフロツプ36はコントロールパ
ルスaの立上りでセツトされ、その後に最初に入
来するパルスcによりリセツトされるため、フリ
ツプフロツプ36の出力信号波形は第4図Eに示
す如く、コントロールパルスaと同一繰り返し周
波数のパルスeとなる。換算回路37は上記の鋸
歯状波dとパルスeとを夫々加算して第4図Fに
示す如き波形の加算信号fを生成し、この加算信
号fを出力端子38を介して前記スイツチ回路9
の端子Rへ印加する。
なお、鋸歯状波dとパルスeの位相は第4図
D,Eよりも明らかなように、パルスeの立上り
エツジが鋸歯状波dの傾斜部の中央にくるよう
に、PLL33内の電圧制御発振器が調整してあ
る。これにより、加算信号fは、その立上り部分
がVTRのヘツドサーボ又はキヤプスタンサーボ
のためのコントロールパルスとして、また加算信
号fの立下り部分が前記の判別信号として同一の
コントロールヘツド10により同一のコントロー
ルトラツクに記録され、また再生される。
次に判別信号再生回路23について更に詳細に
説明する。コントロールトラツクの既記録加算信
号fは、コントロールヘツド10により再生され
ると、コントロールヘツド10が誘導性負荷であ
ることから、第4図Gに示す如き波形の再生信号
gとして取り出され、スイツチ回路9を経てテー
プ走行駆動装置17及び判別信号再生回路23に
供給される。テープ走行駆動装置17は再生信号
gの正極性部分の信号を再生コントロールパルス
として、例えばキヤプスタン18のサーボ回路の
位相制御系の比較信号として用いる。一方、判別
信号再生回路23は再生信号gから判別信号を弁
別分離する。
第3図はこの判別信号再生回路23の一例のブ
ロツク系統図を示す。同図中、入力端子41に入
来した再生信号gは、反転増幅器42を経て負極
性パルス検出回路43及び微分回路44に夫々供
給される。負極性パルス検出回路43は反転増幅
器42よりの信号の正極性部分をピークホールド
して得た電圧をレベル調整して基準電圧とし、こ
の基準電圧と反転増幅器42の出力信号とをレベ
ル比較して第4図Hに示す如き波形の信号hを出
力する。一方、微分回路44からは第4図Iに示
す如き微分信号iが取り出され、この微分信号i
はコンパレータ45に供給され、ここで零電位の
基準電圧とレベル比較されて、微分信号iが正か
ら負に変化する時にローレベルからハイレベルへ
変化するパルス、すなわち再生信号gの負極性部
分のピーク点に応じた位相の検出パルスに変換さ
れる。この検出パルスは波形整形回路46に供給
されて、ここでローレベルからハイレベルに変化
する時点で細いパルス幅の第4図Jに示す如きパ
ルスjに変換される。
フリツプフロツプ47は上記パルスhの立上り
によりリセツトされ、上記パルスjによりセツト
されるよう構成されているため、フリツプフロツ
プ47の出力信号は第4図Kに示す如く、再生信
号gに負極性部分(微分信号iが正から負へ変化
する時に横切る零電位)に位相同期したパルスk
となり、これが再生判別信号として出力端子48
を介して前記コントローラ8へ出力される。な
お、パルスhを生成した目的は、微分信号iが正
から負へ変化する部分以外にも微分信号iが零電
位となる期間が存在し、この期間を除去するため
である。
次に上記の如く、テープ始端側より一定範囲内
に、各既記録映像情報プログラム毎にその映像内
容を夫々端的に示す静止画が順次時系列的に記録
されている磁気テープ6を再生し、任意の一のプ
ログラムの頭出し再生をする動作につき説明す
る。まず磁気テープ6をテープ始端側より再生を
開始する。すると、まず既記録映像情報プログラ
ムの情報内容を端的に示す静止画が、前記一定期
間毎に順次に再生されていく。使用者はその一定
期間毎に順次に切換わるモニター再生静止画像を
監視し、頭出し再生を希望するプログラムの映像
情報を示す第i番目の静止画が再生された時に、
第1図に示すスタートボタン24を押す。これに
より、メモリ25にはi番目の数値情報が記憶さ
れると同時に、テープ走行駆動装置17が例えば
ピンチローラ19をキヤプスタン18から離間さ
せ、巻取り側リールモータ(図示せず)を巻取り
側方向に高速度で回転させ、テープアンローデイ
ング状態のままで高速度でテープ早送りを行な
う。
このテープ早送り時には磁気テープ6はカセツ
ト筐体内に収納されたままの状態で高速度で走行
せしめられるが、このときのテープ走行路の一部
に検出ヘツド26が例えば磁気テープ6の裏面に
添接する。この検出ヘツド26は前記各記録映像
情報プログラムの頭初位置付近に一定期間記録さ
れている30Hz程度の頭出し信号を再生する。検出
ヘツド26の出力再生信号は頭出し信号検出回路
27に供給され、ここで頭出し信号の検出が行な
われ、かつ、頭出し信号の検出毎に1個のパルス
に変換されてカウンタ28に供給され、ここで計
数される。
従つて、カウンタ28の計数値は再生頭出し信
号の検出回数を示しており、一致回路29に供給
される。一致回路29はメモリ25に記憶されて
いる数値と、カウンタ28の計数値とを夫々比較
し、両者が一致したときに一致信号を発生してテ
ープ走行駆動装置17へ供給される。これによ
り、テープ走行駆動装置17は、磁気テープ6の
走行を停止し、更にテープを自動ローデイングし
た後に所望の再生モード(通常はノーマル再生モ
ード)のテープ走行速度でテープの走行を開始さ
せる。このようにして、第i番目の頭出し信号の
再生を検出することにより、第i番目の記録映像
情報プログラムの映像信号の頭初位置を検索する
ことができ、更にこのプログラムの映像信号はそ
の頭初位置から自動的に所望モードで再生開始さ
れる。
次に本考案装置の他の実施例について説明す
る。上記の実施例では頭出し信号の記録、再生に
よつて所望記録位置を検索しているが、本実施例
では頭出し信号は再生せず(従つて磁気テープ6
に頭出し信号が記録されていてもいなくてもよ
い。)、映像情報プログラムの映像信号を再生する
ようにし、これと再生静止画像とを夫々比較する
ようにして所望記録位置を検索するようにしたも
のである。すなわち、スタートボタン24を押す
と磁気テープ6はキヤプスタン18とピンチロー
ラ19とに挾持駆動されて、又はキヤプスタン1
8とピンチローラ19との圧接が解除されてリー
ルモータにより駆動されて高速度で再生水平同期
信号が所定の再生水平走査周波数で再生されるよ
うにサーボ回路の制御の下に高速度で走行開始さ
れる。
この高速再生時の再生映像信号は1水平走査期
間(1H)分毎に第1のAD変換器を通して第1の
RAMの所定番地に記憶される。一方、スタート
ボタン24は所望プログラムに関する静止画再生
中に押されるが、そのスタートボタン24が押さ
れる直前まで再生されていた同じ所望プログラム
に関する静止画の再生信号が第2のAD変換器を
通して第2のRAMに書き込まれている。上記の
第1のRAMに記憶された1H分の再生映像信号
は、サーボ回路と再生水平同期信号との組合せで
再生画面の何H目であるかが判断されており、そ
の第1のRAMから読み出された例えばA番目の
走査線の再生映像信号のデイジタル情報と、第2
のRAMより読み出された対応するA番目の走査
線の再生静止画信号のデイジタル情報とが夫々比
較回路(例えば排他的論理和回路により構成され
ている)により比較される。同一である場合は、
次に第1、第2のRAMから読み出された次のA
+1番目の走査線の再生映像信号と再生静止画信
号の各デイジタル情報とを上記の比較回路で夫々
比較する。両信号が異なる場合はそのまま高速度
で再生を続け、同一ならば上記と同様の動作を繰
り返す。
このようにして、高速再生時のテープ走行速度
にもよるが、予め定めた一定数の走査線について
夫々再生映像信号のデイジタル情報と再生静止画
のデイジタル情報とが夫々比較され、一致回数が
所定以上の高い数に達したときには同一情報であ
ると判断して、制御回路により磁気テープ6の高
速度走行を停止し次に巻戻し方向に走行させ、上
記一定数の走査線の最初の走査線の映像信号が得
られる所又はそれよりもややテープ始端側までき
た所で停止させる。そして次にノーマル再生時の
テープ速度に切換えて磁気テープ6を順方向に走
行開始させると同時に、今度は一画面分の再生映
像信号のデイジタル情報と、第2のRAMに記憶
されている静止画信号のデイジタル情報とが夫々
比較される。このノーマル再生時の比較によつて
両信号情報が同一と判断されたときは、ノーマル
再生等の所望モードで再生を続ける。他方ノーマ
ル再生時の比較によつて両信号情報が異なると判
断されたときは高速再生に戻り、再び上記の検索
動作に入る。
このようにして、本実施例によれば頭出し信号
を記録再生しなくても所望の映像信号プログラム
記録位置を検索することができる。
応用例 なお、本考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば記憶装置21が記憶する1フレ
ーム分の映像信号は再生増幅器50の出力再生映
像信号とし、記憶装置21の読み出し出力映像信
号を記録増幅器3に供給する構成としてもよい。
また判別信号はコントロールパルスと共にコント
ロールトラツクに記録し、これを再生するように
説明したが、オーデイオトラツクにオーデイオ信
号と周波数分割多重して、又は2チヤンネルのオ
ーデイオトラツクの一方のチヤンネルのオーデイ
オトラツクに単独に記録し、再生するようにして
もよい。また映像信号の垂直同期信号の前又は後
に判別信号を記録し、再生することもできる。従
つて、この場合の判別信号は映像信号と同一トラ
ツクに記録されることになる。更に磁気テープ6
に記録された映像情報プログラムが一のみである
場合も、本考案装置を適用することができること
は勿論である。
効 果 上述の如く、本考案によれば、既記録映像情報
プログラムの夫々について、その情報内容が明瞭
の把握できる一画面の静止画を所定位置にプログ
ラムと同じ順序で記録し、これを再生して任意の
静止画を選択するようにしたので、選択された静
止画の再生順番より所望の既記録映像情報プログ
ラムの記録位置を検索することができ、しかも静
止画を再生して検索するようにしたから、文字に
より全記録映像情報プログラムを表示する従来装
置に比し、映像情報プログラムの内容を忘れてし
まつても再生静止画によりその内容を知ることが
でき、所望の既記録映像情報プログラムを正確に
検索することができ、また各映像情報プログラム
の静止画を順次に記録しているので、その再生静
止画は複数の映像情報プログラムを1つの画面に
複数分割して静止画表示するもののように表示画
像が小さくなつて見難くなるということは全くな
く、また、複数のVTRを必要とせず、一般VTR
に組込むことができる等の特長を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示すブロツク
系統図、第2図は第1図図示ブロツク系統中の判
別信号発生回路の要部の一例を示すブロツク系統
図、第3図は第1図図示ブロツク系統中の判別信
号再生回路の一例を示すブロツク系統図、第4図
A〜Kは夫々第2図及び第3図図示ブロツク系統
の動作説明用タイムチヤート、第5図A,Bは
夫々第1図図示ブロツク系統の動作説明用タイム
チヤートである。 1……映像信号入力端子、2……記録信号処理
回路、4,9,15……スイツチ回路、5a,5
b……回転ヘツド、6……磁気テープ、7……判
別信号発生回路、8……コントローラ、10……
コントロールヘツド、13……低周波発振器、1
4……高周波発振器、16……全幅消去ヘツド、
17……テープ走行駆動装置、18……キヤプス
タン、20……メモリボタン、21……記憶装
置、23……判別信号再生回路、24……スター
トボタン、25……メモリ、26……検出ヘツ
ド、27……頭出し信号検出回路、28……カウ
ンタ、29……一致回路、30……モード信号入
力端子、31……コントロールパルス入力端子、
41……コントロールトラツク再生信号入力端
子、43……負極性パルス検出回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テープ状記録媒体上に一の映像情報プログラ
    ム又は二以上の映像情報プログラムを時系列的
    に記録する記録手段と、該テープ状記録媒体の
    既記録映像情報プログラムの映像信号の再生出
    力を得る再生手段と、該再生映像信号のうち一
    の既記録映像情報プログラムの一画面分の再生
    映像信号を記憶する記憶装置と、該記憶装置に
    記憶された一画面分の映像信号を該テープ状記
    録媒体の最初の既記録映像情報プログラムの当
    初位置よりもテープ始端側位置に一定期間繰り
    返して記録する静止画記録手段と、該静止画記
    録手段による静止画記録時に判別信号を発生出
    力し、該判別信号を該静止画記録手段により記
    録形成される静止画記録トラツクとは同一又は
    別のトラツクに記録する判別信号記録手段と、
    該静止画記録トラツクの再生中にスタートボタ
    ンが押された時より早送り速度で走行せしめら
    れる該テープ状記録媒体から再生した再生信号
    に基づく信号と該スタートボタンが押された時
    の再生静止画の記録順番又は再生静止画信号に
    基づく基準信号とを夫々比較し両者が一致する
    ことを検出する比較手段と、該スタートボタン
    が押された時より早送り速度で該テープ状記録
    媒体を走行し、該比較手段より一致信号が出力
    された時より所望再生モード時の走行速度に切
    換えて該テープ状記録媒体の該既記録映像情報
    プログラムを該所望再生モードで再生開始させ
    る走行制御手段とを備え、 上記静止画記録手段は、既記録映像情報プロ
    グラムが二以上あるときは各プログラムの一画
    面分の静止画を夫々一定期間ずつ順次に該判別
    信号が記録されていない位置に記録するよう構
    成した記録媒体の映像情報記録位置の検索装
    置。 (2) 該記録手段は、該映像情報プログラムの記録
    と共に各映像情報プログラムの頭部付近に一定
    期間低周波数の頭出し信号を映像信号に重ねて
    記録する手段であり、該比較手段は、該記録媒
    体から再生した該頭出し信号の検出回数を示す
    信号と、該スタートボタンが押された時の再生
    静止画の記録順番を示す基準信号とを夫々比較
    するよう構成した実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の記録媒体の映像情報記録位置の検索装
    置。 (3) 該比較手段は、該記録媒体から再生した該映
    像情報プログラムの映像信号と、該スタートボ
    タンが押された時の再生静止画信号である基準
    信号とを夫々予め設定した数の走査線分だけ
    夫々比較するよう構成した実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の記録媒体の映像情報記録位置
    の検索装置。 (4) 該判別信号は、再生時に該テープ状記録媒体
    を一定速度で走行させるサーボ回路に供給され
    るコントロールパルスと共に該コントロールパ
    ルスとは異なる極性でコントロールトラツクに
    記録されるよう構成した実用新案登録請求の範
    囲第1項乃至第3項のうちいずれか一項記載の
    記録媒体の映像情報記録位置の検索装置。
JP3360783U 1983-03-09 1983-03-09 記録媒体の映像情報記録位置の検索装置 Granted JPS59142994U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5680864A (en) * 1979-12-05 1981-07-02 Kazumi Masaki Tape for doll operating command recorder
JPS56154885A (en) * 1980-04-30 1981-11-30 Sony Corp Recording medium
JPS58102378A (ja) * 1981-12-11 1983-06-17 Sharp Corp 情報検索装置

Patent Citations (3)

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