JPH04224550A - デアセチルコルヒチン誘導体 - Google Patents

デアセチルコルヒチン誘導体

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JPH04224550A
JPH04224550A JP2419162A JP41916290A JPH04224550A JP H04224550 A JPH04224550 A JP H04224550A JP 2419162 A JP2419162 A JP 2419162A JP 41916290 A JP41916290 A JP 41916290A JP H04224550 A JPH04224550 A JP H04224550A
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JP
Japan
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formula
compound
deacetylcolchicine
residue
acid
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Application number
JP2419162A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Akiyama
澄 秋山
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BIGEN KENKYUSHO KK
Original Assignee
BIGEN KENKYUSHO KK
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Priority to ES91311942T priority patent/ES2071241T3/es
Priority to DK91311942.6T priority patent/DK0493064T3/da
Priority to EP91311942A priority patent/EP0493064B1/en
Priority to DE69107431T priority patent/DE69107431T2/de
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なデアセチルコルヒチン誘導
体に関し、さらに詳しくは下記式
【0002】
【化2】
【0003】式中、RはC3〜C7糖カルボン酸からC
OOHを除いた残基を表わし、該残基中に存在する水酸
基は適宜水酸基の保護基で保護されていてもよい、で示
されるデアセチルコルヒチン誘導体に関する。
【0004】下記式
【0005】
【化3】
【0006】で示されるコルヒチンが癌細胞、痛風等に
対して薬理作用を有することは既に知られている[Co
lchicine in Agriculture,M
edicine,Biology and Chemi
stry(Jowa State College P
ress Amis,Jowa,1955参照]。
【0007】しかしながら、コルヒチンは毒性が強く、
その後に発見されたデメコルヒチン[Demecolc
hicine:Deacetyl−N−methylc
olchicine;Chem.Engng.News
,37、No.41、67(1959)]の出現により
全く省みられなかつた。
【0008】そこで、本発明者らは、毒性が少なく、さ
らに優れた制癌作用を有するコルヒチン誘導体を求めて
鋭意研究を行なつた結果、今回、前記式(I)で示され
るデアセチルコルヒチン誘導体が癌細胞に対する強い細
胞増殖抑制効果を示し制癌剤として使用することが期待
されることを見い出し、本発明を完成した。
【0009】前記式(I)においてRによつて表わされ
る「C3〜C7糖カルボン酸からCOOHを除いた残基
」には、例えば、グリセリン酸、リボ酸、グルクロン酸
、グルコン酸、グルコヘプタン酸等の3〜7単糖カルボ
ン酸からCOOHを除いた一価の残基(以下、糖残基と
いう)が包含され、具体的には次のものを例示すること
ができる。
【0010】
【化4】
【0011】以上に述べた如き糖残基中に存在する複数
個の水酸基の少なくとも一部は適宜水酸基の保護基によ
つて保護されていてもよい。そのような保護基としては
、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ピバロ
イル、ベンゾイル等のアシル基;
【0012】
【化5】
【0013】等のアセタ−ルないしケタ−ル基等が挙げ
られる。
【0014】本発明の化合物は、例えば、下記式
【00
15】
【化6】
【0016】で示されるデアセチルコルヒチンを、下記
【0017】
【化7】R−COOH          (III)
式中、Rは前記定義のとおりであるで示される糖カルボ
ン酸又はその反応性誘導体を用いてアミド化することに
より製造することができる。
【0018】デアセチルコルヒチンの式(III)の糖
カルボン酸又はその反応性誘導体によるアミド化は、ペ
プチド化学におけるそれ自体既知のアミド化反応を用い
て行なうことができる。
【0019】例えば、本発明の化合物は、デアセチルコ
ルヒチンを式(III)の糖カルボン酸のハライドと、
塩基の存在下に反応させることにより製造することがで
きる。上記反応は一般に約0°〜約30℃間の温度、好
ましくは約0℃ないしほぼ室温において実施することが
できる。該ハライドの使用量は厳密に制限されるもので
はないが、通常、デアセチルコルヒチン1モル当り1〜
1.5モル、特に1〜1.2モルの範囲内で使用するの
が好都合である。また、塩基としては、例えば、トリエ
チルアミン、ピリジンなどの第三級アミン類;炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
カリウムなどのアルカリ金属の炭酸(水素)塩等を使用
することができ、その使用量は一般に、デアセチルコル
ヒチン1モル当り1〜1.5モル、好ましくは1〜1.
2モルの範囲内とすることができる。
【0020】上記反応は通常不活性溶媒中で行なうこと
ができ、用いうる溶媒としては、例えば、塩化メチレン
、クロロホルム、四塩化水素、ジクロロエチレン、トリ
クロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素;エチルエ−
テル、メチルセロソルブなどの脂肪族エ−テル類;ベン
ゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素等が挙げられる。
【0021】また、本発明の化合物は、デアセチルコル
ヒチンを前記式(III)の糖カルボン酸と、DCC(
ジシクロヘキシルカルボジイミド)等の縮合剤の存在下
に直接反応させるか、或いはデアセチルコルヒチンを前
記式(III)の糖カルボン酸のエステル(例えばメチ
ルエステル、エチルエステル、ブチルエステルなど)と
反応させることによつても製造することができる。
【0022】かくして得られる本発明の化合物は、それ
自体既知の方法、例えば、抽出、クロマトグラフイ−、
結晶化又はそれらの組合わせ等により、分離、精製する
ことができる。
【0023】Rによつて表わされる糖残基中に水酸基の
保護基が存在する場合の本発明の化合物は、場合により
、脱保護基反応、例えば加水分解に付すことにより、保
護基を離脱せしめてもよい。
【0024】以上述べた反応において、出発原料として
使用されるデアセチルコルヒチンはそれ自体既知の化合
物であり[J.Am.Chem.Soc.,75、52
92(1953)参照]、既知の方法によつて製造する
ことができる。或いはまた、本発明者らが新たに開発し
た方法に従い、コルヒチンをトリエチルオキソニウムフ
ルオロボレ−ト(メ−ルワイン試薬)と反応させた後、
水で処理することによつても製造することができる[詳
細については後記参考例1参照]。
【0025】本発明により提供される前記式(I)のデ
アセチルコルヒチン誘導体は、以下に記載する癌細胞に
対する in vitro 及び in vivo 試
験の結果から明らかなように、優れた制癌作用を示す。
【0026】試験例1:in vitro 癌細胞増殖
抑制試験アドリアマイシン耐性のマウス白血病細胞P3
88/ADR 2×105個を牛胎仔血清10%を含む
RPMI 1640培地に懸濁し、被検物質(1mg/
mlとなるようにジメシルスルホキシドに溶解し、さら
にこれをリン酸緩衝液にて希釈して使用)の存在下に2
日間培養し、細胞増殖に対する影響を調べ、50%増殖
抑制濃度:IC50値(μg/ml)を決定する。その
結果を下記表1に示す。
【0027】
【表1】 *化合物番号は後記実施例に記載の意味を有する。以下
同じ。
【0028】試験例2:ザルコ−マ(Sarcoma)
180腹水腫瘍移植マウスに対する in vivo試
験6週令の雌性ddY系マウスの腹腔内にSarcom
a180細胞1×106個/匹を移植し、1群6匹とし
て腫瘍細胞移植の1日後から7日間にわたり被検物質(
プロピレングリコ−ルに溶解し、プロピレングリコ−ル
の最終濃度が20%以下となるようにリン酸緩衝液で希
釈したもの)を腹腔内に1日1回投与し、平均生存日数
及び延命率*を測定する。その結果を下記表2に示す。
【0029】
【数1】           (投与群の平均生存日数)−(コ
ントロ−ル群の平均生存日数)*延命率=      
                         
                       ×1
00                  (コントロ
−ル群の平均生存日数)
【0030】
【表2】 試験例3:ザルコ−マ180固形腫瘍移植マウスに対す
る in vivo 試験 6週令の雌性ddY系マウスの背部皮内にSarcom
a180細胞2×106個/匹を移植し、1群6匹とし
て腫瘍移植後6日目から10日間連続して被検物質(プ
ロピレングリコ−ルに溶解し、プロピレングリコ−ルの
最終濃度が20%以下となるようリン酸緩衝液にて希釈
したもの)を腹腔内に1日1回投与し、腫瘍移植後30
日目に腫瘍を摘出し、その重量を測定し、平均腫瘍重量
及び抑制率*を測定した。その結果を下記表3に示す。
【0031】
【数2】           (コントロ−ル群の平均腫瘍重量
)−(投与群の平均腫瘍重量)*抑制率=      
                         
                       ×1
00                     (コ
ントロ−ル群の平均腫瘍重量)
【0032】
【表3】                          
     表  3                
    投与量          平均腫瘍重量  
   抑制率   被検物質      (μg/kg
 i.p.)      (mean±SD、g)  
    (%)   化合物1a        5.
0             0.60±0.52  
     57.4                
     2.5             0.63
±0.51       55.3         
            1.25         
   0.88±0.78       47.6  
                   0.625 
          0.71±0.38      
 49.6               (コントロ
−ル20%      1.41±0.58     
   −               プロピレング
リコ               −ル) 試験例4:急性毒性試験 5週令の雄性ddY系マウスに被検物質を投与し、1週
間死亡状況を観察し、各群の死亡数より Litchf
ield−Wilcoxon 法により50%致死量(
LD50)を算出した。 被検物質は10%プロピレングリコ−ルに懸濁し、最大
80mg/kgから公比1.2で10希釈段階を作成し
試験に供した。
【0033】
【表4】 以下の試験結果から明らかなように、本発明の化合物は
癌細胞に対する強力な抑制作用を有しており、制癌剤と
しての使用が期待される。
【0034】次に実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
【0035】参考例1:デアセチルコルヒチンの製造

0036】
【化8】
【0037】コルヒチン(4.00g、10mmol)
を乾燥塩化メチレンに溶解させ0℃に冷却し、トリエチ
ルオキソニウムフルオロボレ−ト(メ−ルワイン試薬)
の塩化メチレン溶液(15mmol)を滴下する。0℃
で1時間かくはんしたのち、室温で5時間さらにかくは
んする。反応混合物に30mlの水を加え1時間かくは
んする。かくはん後分液ロ−トで水層を分離する。塩化
メチレン層をさらに50mlの水で5回抽出する。塩化
メチレン層は硫酸マグネシウムで乾燥しコルヒチンの回
収に用いる。水層を1N水酸化ナトリウムを用い、pH
10とし、クロロホルムで抽出する。クロロホルム層を
硫酸マグネシウムで乾燥した後、エバポレ−タ−で濃縮
する。残渣に30mlのエタノ−ルを加え溶解させ、D
−酒石酸1gを加え1時間加熱する。室温に冷却した後
生じた沈澱をロ過する。得られた酒石酸塩をデシケ−タ
−を用い乾燥する(mp219−220℃で分解)。
【0038】酒石酸塩を50mlの水に溶解させ、1N
水酸化ナトリウムで再びpH10とし、クロロホルムで
抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥した後、エバポレ−
タ−で減圧濃縮することにより油状のデアセチルコルヒ
チンを得る。1.38g、収率39%。
【0039】なお、最初の塩化メチレン層をシリカゲル
カラムクロマトグラフイ−を用い、ベンゼン−アセトン
溶媒流出部分よりコルヒチンを回収することができる(
1.71g)。これを差し引くとデアセチルコルヒチン
の収率は61%となる。
【0040】
【実施例1】デアセチルコルヒチン−グリセリン酸アセ
トニドアミド(化合物1)
【0041】
【化9】
【0042】グリセリン酸カリウムアセトニド(3.6
0g、20mmol)を乾燥エ−テル(30ml)に懸
濁させ、塩化チオニル(2.40g、20mmol)の
エ−テル(5ml)溶液を滴下する。滴下後3時間還流
する。室温に冷却した後沈澱を吸引ロ過し、ロ液の減圧
濃縮を行う。残渣に乾燥塩化メチレンを加え溶解させる
【0043】一方、デアセチルコルヒチン(2.96g
、8.3mmol)とトリエチルアミン(2.02g、
20mmol)を塩化メチレン(30ml)に溶解させ
る。この混合物を0℃に冷却し、上述のグリセリン酸塩
化物の塩化メチレン溶液を滴下する。0℃で3時間かく
はんした後、塩化メチレン溶液を炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄する。塩化メチレン層を硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧濃縮を行う。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイ−で分離し、ベンゼン−アセトン(5
:1)留出液より生成物(化合物1a:L−体)が1.
11g得られた。収率28%、mp251〜253℃(
分解)。
【0044】さらに、ベンゼン−アセトン(5:2)留
出液より第二の生成物(化合物1b:D−体)が0.5
8g得られた。収率14%。
【0045】化合1a:IR(KBr):3250cm
−1(NH)、1670cm−1(C=O)、1250
cm−1(−O−);NMR(CDCl3):δ=1.
40(3H,s)、1.60(3H,s)、1.69〜
2.67(4H,m)、3.62(3H,s)、3.8
7(3H,s)、3.91(3H,s)、3.93(3
H,s)、4.00〜4.50(4H,m)、6.49
〜7.29(4H,m)。
【0046】化合物1b:IR(KBr):3250c
m−1(NH)、1670cm−1(C=O)、125
0cm−1(−O−);NMR(CDCl3):δ=1
.37(3H,s)、1.46(3H,s)、1.69
〜2.67(4H,m)、3.62(3H,s)、3.
86(3H,s)、3.91(3H,s)、3.97(
3H,s)、4.00〜4.50(4H,m)、6.4
9〜7.29(4H,m)。
【0047】
【実施例2】デアセチルコルヒチン−グリセリン酸アミ
ド[N−(5,6,7,9−テトラヒドロ−1,2,3
,10−テトラメトキシ−4−オキソベンゾ[a]ヘプ
タレン−7−イル)グリセロアミド](化合物2)
【0
048】
【化10】
【0049】実施例1で得られるデアセチルコルヒチン
−グリセリン酸アセトニドアミド(化合物1)(0.9
4g、2mmol)のメタノ−ル(30ml)溶液に5
%塩酸を10ml加え、5時間室温でかくはんする。か
くはん後200mlのクロロホルムを加え、炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水でそれぞれ洗浄する。クロ
ロホルム層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮
をし、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ−によ
り分離する。その結果、ベンゼン−アセトン(1:2)
溶媒で留出させ標題化合物(化合物2;D,L−混合物
)を0.45g得た。収率52%、mp48〜50℃。
【0050】IR(KBr):3350cm−1(OH
)、1660cm−1(C=O)、1280cm−1(
−O−);NMR(CDCl3):δ=1.87〜2.
64(4H,m)、3.62(3H,s)、3.87(
3H,s)、3.91(3H,s)、3.96(3H,
s)、3.56〜4.84(6H,m)、6.51〜7
.58(4H,m)、7.9(1H,brs)。
【0051】
【実施例3】デアセチルコルヒチン−グルクロン酸テト
ラアセテ−トアミド(化合物3)
【0052】
【化11】
【0053】グルクロン酸テトラアセテ−ト(1.81
g、5mmol)のクロロホルム溶液(30ml)に塩
化チオニル1.19gを加え3時間還流する。一方、デ
アセチルコルヒチンとトリエチルアミン(0.60g、
6mmol)を塩化メチレン(30ml)に溶解させ0
℃に冷却する。この混合物に上述の酸塩化物を滴下し、
0℃で1.5時間室温で1.5時間かくはんする。反応
混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。溶媒を濃縮後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフイ−で分離する。その結果、ベン
ゼン−アセトン(11:3)の溶媒で留出させ標題化合
物(化合物3)を得た。1.30g、収率37%、mp
145〜147℃(分解)。
【0054】IR(KBr):1750cm−1(C=
O)、1680cm−1;NMR(CDCl3):δ=
1.91(3H,s)、1.96(3H,s)、2.0
0(3H,s)、2.09(3H,s)、2.10〜2
.64(4H,m)、3.58(3H,s)、3.87
(3H,s)、3.89(6H,s)、4.00〜4.
22(1H,m)、5.00〜5.38(4H,m)、
5.80〜5.89(1H,m)、6.47〜7.53
(4H,m)。
【0055】
【実施例4】デアセチルコルヒチン−グルクロン酸ジア
セテ−トアミド(化合物4)
【0056】
【化12】
【0057】グルクロン酸ジアセテ−ト(3.62g、
13mmol)、塩化チオニル(1.71g、15mm
ol)、デアセチルコルヒチン(2.89g、8mmo
l)、トリエチルアミン(1.52g、15mmol)
を用い、実施例3と同様の方法により合成した。1.6
7g、収率35%。
【0058】NMR(CDCl3):δ=2.15(6
H,s)、2.26〜2.71(4H,m)、3.64
(3H,s)、3.89(6H,s)、3.98(3H
,s)、3.37〜4.48(8H,m)、6.53〜
7.81(4H,m)。
【0059】
【実施例5】デアセチルコルヒチン−グルクロン酸アミ
ド[N−(5,6,7,9−テトラヒドロ−1,2,3
,10−テトラメトキシ−9−オキソベンゾ[a]ヘプ
タレン−7−イル)グルクロンアミド](化合物5)

0060】
【化13】
【0061】実施例4で得られるデアセチルコルヒチン
−グルクロン酸ジアセテ−トアミド(化合物4)(1.
52g、2.5mmol)をメタノ−ル(30mmol
)に溶解させ0℃に冷却し、1N水酸化ナトリウムを5
ml滴下し、0℃で1時間かくはんする。これを希塩酸
でpH7とし、減圧で濃縮する。残渣にクロロホルムを
加え沈澱をロ過した後、ロ液をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイ−を用い分離する。その結果ベンゼン−メタ
ノ−ル(5:1)留出液より標題化合物(化合物5)を
得た。 0.93g、収率73%、mp53〜57℃。
【0062】NMR(CDCl3):δ=2.22〜2
.67(4H,m)、2.96〜3.27(4H,m)
、3.62(3H,s)、3.87(6H,s)、3.
93(3H,s)、3.50〜4.22(6H,m)、
6.47〜7.78(4H,m)。
【0063】
【実施例6】デアセチルコルヒチン−グルコン酸ペンタ
アセテ−トアミド(化合物6)グルコン酸ペンタアセテ
−ト(2.57g)のクロロホルム溶液(30ml)に
塩化チオニル1.50gを加え3時間還流する。一方、
デアセチルコルヒチンとトリエチルアミン(1.00g
)を塩化メチレン(40ml)に溶解させ0℃に冷却す
る。 この混合物に上述の酸塩化物を滴下し、0℃で1.5時
間、室温で1.5時間かくはんする。反応混合物を炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥
する。溶媒を濃縮後、残渣を溶媒[ベンゼン−アセトン
(11:3)]に溶解しシリカゲルカラムクロマトグラ
フイ−で分離する。これにより標題化合物(化合物6)
を得た。収量:1.83g、収率:57%
【0064】
【化14】
【0065】
【実施例7】デアセチルコルヒチン−グルコン酸アミド
(化合物7)
【0066】
【化15】
【0067】実施例6で得られたデアセチルコルヒチン
−グルコン酸ペンタアセテ−トアミド(化合物6)(3
.73g、5mmol)をメタノ−ル(30ml)に溶
解させ0℃に冷却し、1N水酸化ナトリウムを5ml滴
下し、0℃で1時間かくはんする。これを希塩酸でpH
7とし、減圧下に濃縮する。残渣にクロロホルムを加え
沈殿をロ過した後、ロ液を濃縮し残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイ−を用い分離する。その結果ベンゼ
ン−メタノ−ル(5:1)留出液より標題化合物(化合
物7)を得た。1.12g、収率:42%。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 式中、RはC3〜C7糖カルボン酸からCOOHを除い
    た残基を表わし、該残基中に存在する水酸基は適宜水酸
    基の保護基で保護されていてもよい、で示されるデアセ
    チルコルヒチン誘導体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007503459A (ja) * 2003-04-14 2007-02-22 カリフォルニア パシフィック メディカル センター コルヒチン誘導体

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