JPH01272595A - 2’―デオキシ―5―フルオロウリジン―ジアシル誘導体の製造方法 - Google Patents

2’―デオキシ―5―フルオロウリジン―ジアシル誘導体の製造方法

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JPH01272595A
JPH01272595A JP10218988A JP10218988A JPH01272595A JP H01272595 A JPH01272595 A JP H01272595A JP 10218988 A JP10218988 A JP 10218988A JP 10218988 A JP10218988 A JP 10218988A JP H01272595 A JPH01272595 A JP H01272595A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明者は、抗腫瘍剤またはその中間体として有用な2
”−デオキシ−5−フルオロウリジンのジアシル体の製
造方法に関するものである。
2゛−デオキシ−5−フルオロウリジンの3゛15”−
ジアシル体、更には3−位も置換した誘導体は低毒性で
高活性な抗腫瘍剤として合成が行われている。
〔従来の技術〕
前記誘導体は、2゛−デオキシ−5−フルオロウリジン
のアシル化反応で合成されるが、原料の2′−デオキシ
ー5−フルオロウリジンの工業的な製法が確立されてお
らず高価で広く使用されるに到っていない。
従来の2゛−デオキシ−5−フルオロウリジンのジアシ
ル体の製造方法としては2゛−ハロゲン体を還元する方
法(特公昭55−40598号)や、2゛−デオキシウ
リジンのジアシル体に有機溶媒中でフッ素ガスを作用す
る方法(東独特許第95001号(1973))などが
知られているが、還元法は2゛−ハロゲン体までに数工
程を要すること、有機溶媒中でのフッ素化は大規模化に
困難さが生じる。
〔発明が解決しようとする問題〕
本発明者らは、より少ない工程で2”−デオキシ−5−
フルオロ−ウリジンのジアシル体を効率的に製造するこ
とを目的として鋭意検討したところ、工業的に入手でき
る2゛−デオキシウリジンのフッ素化およびアシル化に
よる効率的な製造方法を見出した。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明の第1は、2”−デオキシウリジンに水
溶液中でフッ素ガスを作用させて、2゛−デオキシ−5
,6−ジヒドロ−5−フルオロ−6−ヒドロキシウリジ
ンを生ぜしめ、次いで一般式%式%(1) (式中、Rは炭素数20までの脂肪族炭化水素基、また
は置換あるいは無置換のフェニル基を、XはRCO□で
表わされるアシロキシ基、またはハロゲン原子を示す) で表わされるカルボン酸の無水物あるいはハライドを作
用させることを特徴とする一数式%式% (式中、Rは炭素数20までの脂肪族炭化水素基、また
は置換あるいは無置換のフェニル基を示す) で表わされる2′−デオキシ−5−フルオロウリジン−
ジアシル誘導体の製造方法であり、本発明の第2は2′
−デオキシウリジンを水溶液中で、低級脂肪酸またはそ
の塩の存在下にフッ素ガスによりフッ素化し、次いで前
記−数式(1)で表わされるカルボン酸の無水物あるい
はハライドを作用させることを特徴とする2゛−デオキ
シ−5−フルオロウリジン−ジアシル誘導体の製造方法
である。
第1の発明の2゛−デオキシ−5,6−ジヒドロ−5−
フルオロ−6−ヒドロキシウリジンは次式で表わされ、
2”−デオキシウリジンを水中、希釈したフッ素ガスを
作用することで容易に得られる。フッ素ガスを希釈する
気体としては、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性
ガスが用いられ、フッ素濃度は5〜20モル%が採用さ
れる。
フッ素化はスムーズに進行するが、フッ素化反応後の媒
質が強酸性になることによる糖−塩基結合の開裂副生物
の生成を少なくするために、反応温度は50℃以下、好
ましくは、0〜25℃の穏和な条件下で実施する。さら
には、フッ素化で生成するHFを捕獲するために炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウムなどの炭酸塩を1当量以上含む水溶液中での
フッ素化も副生物の生成を抑えられる。
また、2°−デオキシウリジンの水溶液中濃度は、特に
限定されないが低すぎると、装置効率が悪く工業的でな
く、3%以上20%までの範囲が推奨される。得られた
反応液は、後段の単離時加熱条件により分解しないよう
に、予め炭酸カルシウム等により中和しておくことが好
ましい。
2”−デオキシ−5,6−ジヒドロ−5=フルオロ−6
−ヒドロキシウリジンは結晶水1モルを含み、融点40
〜45℃の白色粉末である。
この化合物はさらに1モルに対して4モルまたはそれ以
上の酸無水物または酸ハロゲン化物を用い、加熱するこ
とにより、アシル化および6−位の一01l基の脱離が
容易に進行し2゛−デオキシ−5−フルオロウリジン−
ジアシル誘導体が得られ次いで加水分解により効率的に
2゛−デオキシ−5−フルオロウリジンを得ることがで
きる。
酸無水物としては無水酢酸、無水プロピオン酸、無水イ
ソ酪酸などの直鎖あるいは分岐カルボン酸無水物、およ
びコハク酸等の環状無水物が用いられる。後者の場合に
はwカルボキシ置換アシル体が得られる。カルボン酸ハ
ライドとしては、塩化アセチル、臭化アセチルから塩化
カプリルや塩化ラウロイル等の長鎖脂肪酸ハライドおよ
び塩化ベンゾイルや塩化p−クロロベンゾイル等の芳香
族カルボン酸ハライドが通用できる。
反応系には、ピリジン、置換とリジン、N−アルキルイ
ミダゾール、トリアルキルアミン、NlN−ジアルキル
カルボン酸アミドなどの有機塩基を加えることが効果的
であるが、その量としては5モル%の触媒量から、反応
溶媒系まで必要に応じて採用される。溶媒は必ずしも必
要でないが、原料化合物を溶解できる酢酸エチル、アセ
トニトリル、THFなどが使用できる。反応温度は特に
制限されないが、室温から120℃の間で行われる。精
製は反応液を減圧下に除去し、再結晶またはカラムクロ
マトグラフィー分離に付すことで行われる。
本発明の第2は、2゛−デオキシウリジンを水溶液中、
低級脂肪酸またはその塩の共存下にフッ素ガスによりフ
ッ素化して、中間体を生成せしめ、次いで該中間体にカ
ルボン酸の無水物またはハライドを作用させて2゛〜デ
オキシ−5−フルオロウリジンのジアシル誘導体を製造
させる方法である。
2゛−デオキシウリジンのフッ素化に際して各種溶媒が
用いられるが、溶解性を考慮すると水溶液が有利である
。また、水溶液中の2”−デオキシウリジンの濃度は、
10重量%以下で行うのが好ましい。フッ素化は不活性
ガス、窒素、ヘリウム、アルゴンなどで希釈した5〜1
0%のフッ素ガスを溶液に吹き込むことによって行われ
る。添加物として、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸な
どの炭素数4までの低級脂肪酸またはその、Li塩、N
a塩、K塩などのアルカリ金属塩、Mg塩、Ba塩など
のアルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩が用いられ
る。本添加物の効果としては、フッ素化に際して生成す
るフッ化水素を捕獲すると共に、次工程の反応の触媒と
なることから 21−デオキシウリジンに対して1モル
以上必要で、通常2〜5倍モル用いられる。
フッ素化は加熱せずに進行するが、糖−塩基結合の開裂
を押える為に0℃から室温の穏和な条件下で実施する。
反応の進行は高速液体クロマトグラフィーで追跡し原料
が消失した時点でフッ素ガスの導入を停止する。この反
応により次式で示されるとおり2′−デオキシ−5,6
−ジヒドロ−5−フルオロ−6−ヒドロキシウリジンと
2゛−デオキシ−5,6−ジヒドロ−5−フルオロ−6
−アシロキシウリジンとの混合物が得られる。
この混合物の生成比は、添加物の低級脂肪酸またはその
塩の量および脂肪酸の炭素数によって異なる。フッ素化
反応が完了した後、減圧下に溶媒を除去し、乾固する。
残渣に前記した一般式(1)のカルボン酸の無水物ある
いはハライドを基質に対して4〜50倍加えて加熱攪拌
する。反応は室温からカルボン酸の無水物あるいはハラ
イドの沸点までの間で行われるが、反応完結までの時間
、副反応を抑えるという点から50℃から120℃の範
囲が好ましい。高速液体クロマトグラフィーで反応を追
跡して変化が認められなくなった時点で加熱を止める。
本発明において用いる酸無水物、酸ハライドは前記した
第1の発明で用いられるものと同様であり、反応系にピ
リジン等の有機塩基を加えることが効果的であるのも第
1の発明と同様である。生成物2′−デオキシ−5〜フ
ルオロウリジンの3’、5’−ジアシル体の単離法とし
ては、反応液を水で希釈するか、減圧下に溶媒を除去し
てから水を加え、C)1c13、CLClz、CHzC
l−CHClz、CHClz−CHCI□などのハロゲ
ン系溶媒で抽出する。溶媒を留去するとわずかに着色し
た2゛−デオキシ−5−フルオロウリジン−3°、5′
−ジアシル体が得られるが、所望に応じて再結晶により
精製できる。
本化合物は、このままでも制癌剤等として有用であるが
、含水アルコール中、水酸化アルカリあるいはアンモニ
アを作用して脱アシル化を行わしめて2′−デオキシ−
5−フルオロウリジンに導くことにより3°、5°−位
が非対称に置換されたより効果的な制癌剤の原料として
も使用される。
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
〔実施例〕
実施例−1 2゛−デオキシウリジン50.0g(0,22mol)
を11の水に溶解し、激しくかきまぜながら、10%)
le希釈フッ素ガスを流量140−/winの割合で通
じ、3〜5℃に保って反応をおこなった。反応は高速液
体クロマトグラフィーで追跡し、原料が消失するまでに
6時間50分裂した。この際のF2消費量は0.236
 molであった。反応液に炭酸カルシウム31g加え
て1.5時間かきまぜて中和し、生じた白色沈殿をセラ
イトを通じて濾過した。減圧下、内温40℃以下で水を
留去して得られた粘調油状物にエタノール200mfを
加えて不溶の白色沈殿を濾別した。濾液から減圧下に溶
媒を除くと白色の固型物である2゛−デオキシ−5,6
−ジヒドロ−5−フルオロ−6−ヒドロキシウリジン(
−水塩)(以下(III)H2Oと略す。)を60.8
 g得た。
(98%)。
融点  40〜45℃ ’Hnmr (CD30D)  δ 2.25(m、2
H,2’ −CHz)  、3.60〜3.90(m、
38.4’−CH,5’−CHz)  、4.35(m
、IH,3’−C)l)  、5.27(m、IH,5
’−CH)、5.55(m、 LH,6−C)l)、6
.20(t、IH,1’−CH)”F nmr  (C
D30D)   −7,2(d、J=48Hz)、−5
,0(d、 J=48Hz)、 9.6(d、J・48Hz)、 12.4(d、J=48)1z)  ppm(CFCI
、基準) 元素分析 分析値 C;38.30. H;5.3B、 N;9.63%C
J+JNzOb・H2Oとしての計算値C;38.40
. H;5.12. N;9.32%本化合物の一部を
ピリジンと無水酢酸を作用させて2゛−デオキシ−3’
、5’−ジアセチル−5−フルオロウリジンに誘導して
高速液体クロマトグラフィーで検索したところ、糖−塩
基結合が開裂した5−フルオロウラシルが1%含有され
ていた。
実施例2〜4 2”−デオキシウリジンの水溶液中のフッ素化につき、
フッ素化温度および条件を第1表のとおりとする以外は
実施例1と同様にして反応をおこなった。
この結果を第1表に示す。
第1表 実施例5 実施例1で得た(I[I] H2O4,47g (15
,9mmol)を無水酢酸40g (0,39mol)
に懸濁し、ピリジン120+ng (1,56mmol
)を加えて、100℃で15時間攪拌した。減圧で溶媒
を濃縮してから、残渣をエタノールより再結晶し2′−
デオキシ−3”、5゛−ジアセチル−5−フルオロウリ
ジン(II) (R=CH3)を3.80g (72,
6%)得た。
m、p   148〜9℃ ’I(nmr (CDC13)  62.15(S、6
H)、2.2〜2.8(m、2H)、 4.3(m、3H)、5.2(m、IH)、6.3(t
、1)1)、 7.65(d、IH,J=6Hz) ”F nmr (CDC13)  −164,88pp
m(d、J=5.9)1z)、(CFCI:+基準) ir  (KBr) v 3500 1750.170
0.1660.1230cm−’実施例6〜10 化合物(III) Hzo 1.OOg(3,6mmo
l)を無水酢酸9.7g(89mmol)に懸濁し、各
種有機塩基を触媒量(0,32mmol)添加し、所定
の温度で攪拌した。実施例−5と同様に処理して2°−
デオキシ−3゛、5°−ジアセチル−5−フルオロウリ
ジン(n ) (R=CI、)を得た。結果を第2表に
示す。
第2表 実施例11 (III) H,01,01g(3,56mmol) 
 と無水プロピオン12.4g (95,4mmol)
および4−ジメチ/L/7ミノビリジン39mg (0
,32mmol)の混合物を70℃で2.5時間攪拌し
た。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルのカラム
クロマトグラフィーに吸着し、ベンゼン−メタノール(
5: 1)溶出部分をエタノール−ベンゼンより再結晶
し2°−デオキシ−3’、5’−ジプロビオニルー5−
フルオロウリジン(II)(R”C2H4)の白色結晶
を0.78g(61%)得た。
m、p、    78〜78.5℃ 実施51112 (III) Hzo 1.00g(3,55mmol)
 、無水イソ酪酸14、Og(88,6mmol)、4
−ジメチルアミノピリジン39mg (0,32mmo
l)の混合物を70’Cで2.5時間攪拌した。減圧下
に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグ
ラフィーで分離し、クロロホルム−エタノール(60:
 1)1出部分よす2゛−デオキシー3’、5’−ジイ
ソブチル−5−フルオロウリジンを1.05g(77%
)得た。
m、p、   120〜121.5℃ 実施例13 (nl) Hzo 1.02g(3,6mmol)と無
水コハク酸8.9g (89mmol) 、4−ジメチ
ルアミノピリジン39mg(0,32mmol)を酢酸
エチル17−中で5時間還流攪拌した。溶媒除去後シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで分離し、クロロホル
ム−エタノール(93: 7)溶出部から3゛、5“−
ビス(3−カルボキシプロピオニル)−2°−デオキシ
−5−フルオロウリジン(II ) (R=CHzCH
zC00)1)(’)油状物を1.15g(73%)得
た。
’Hnmr(重アセトン)  6  2.10〜2.7
0(m、10)1)  、4.10〜4.50(m、3
)1)、 5.10〜5.40(m、 IH)、 6.25(t、18.J=6Hz)、 7.75(d、IH,J=6.8Hz)、4.90〜6
.10(brood) IqF  nmr(重7セトシ)   −166,27
ppm(d、J、6.8Hz)、(CFCI、基準) ir  (Neat)    3500.3250.1
?40.1490゜1290、1180−−−− cm
 −’実施例14 (III) H,01,18g(4,2mmol)をピ
リジン24−に溶解し、0℃で攪拌しながら塩化カブリ
リル4.76(29,3mmol)を滴下した。溶液を
95℃に保ち5時間攪拌した。反応混合物を水にあけて
クロロホルムで抽出し、希硫酸、1%重曹水、水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得ら
れた残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで分
離し、クロロホルム−n−ヘキサン(1: 1)溶出部
より2゛−デオキシ−3”、5゛−ジカブリリルー5−
フルオロウリジン(n)(R=(CHz) &CH1)
を油状物として1 、35g (65%)得た。
’Hnmr (CDCIり  60.90(t、6H,
J=6Hz)、1.10〜2.00(m、20H)、 2、OO〜2.90(m、6H)、 4.10〜4.70(m、3H)、 5.10〜5.40(m、 18)、 6.35(t、 IH,J=6)1z)、7.70(d
、 LH,J=6.4Hz)、9.90〜10.70(
brood S、1)1)”F nmr (CDC13
)  −164,62ppm(d、J=6.41(z)
、(CFCh基$) ir  (KBr)    3240.3120.29
60.2B90゜1740、1480.1370.12
80゜1180、1120 cm−直 実施例15〜20 (II[) HzO1,Og(3,6mmol)をピリ
ジン24−に溶解し、アシルハライド21.6mmol
を加え、実施例−14と同じ条件で反応と処理を行い、
2゛−デオキシ−3′、5゛−ジアシル−5−フルオロ
ウリジン(n)を得た。
結果を第3表にまとめる。
第3表 実施例−21 2゛−デオキシウリジン2.02g(8,80mmol
)、酢酸ナトリウム1.44g(17,6mmol)を
40dの水に溶解し、攪拌しながら、3〜5℃で10%
He希釈フッ素ガスを通じた。液体クロマトグラフィー
で反応を追跡したところ、llmmolのptを通じた
時点で原料の消失が認められた。反応液を”F nmr
で検索したところ−7,2ppm(d、48Hz) (
CFCI、基準)に2′−デオキシ−5,6−ジヒドロ
−5−フルオロ−6−ヒドロキシウリジンのピークが、
−8,6ppm(d、48Hz)に2゛−デオキシ−5
,6−ジヒドロ−5−フルオロ−6−アセトキシウリジ
ンのピークが67 : 33の比で認められた。
なお、水溶液のpHは5.1であった。減圧下、40℃
以下で溶媒を濃縮して乾固し、残渣に無水酢酸22.4
g(219mmol)を加え、75℃で2.5時間攪拌
した。減圧下に溶媒を留去し、水および塩化メチレンを
加え、塩化メチレン抽出層を乾燥、濃縮後、エタノール
より再結晶して、2゛−デオキシ−3゛、5°−ジアセ
チル−5−フルオロウリジン(n)(R,CH3)を2
.56g(88,4%)得た。
a、p、   148〜149℃ ’Hnmr (CDCh)  62.15(S、6H)
、2.2〜2.8(m、2H)、 4.3(m、3H)、5.2(m、 IH)、6.3 
(t、 1++)、 7.65(d、IH,J=6Hz)、 ”F nmr (CDC13)  −164,88pp
m(d、J=5.9Hz)、(CFCI3基準) 実施例22〜28 各種脂肪酸の塩を添加して、実施例21と同様な条件で
、2”−デオキシウリジンをフ・ノ素化し、脂肪酸無水
物を作用させ、2゛−デオキ9−3’ + 5’ −ジ
アシル−5−フルオロウリジン(Il)を得た。
この結果を第4表に示した。
第4表 参考例1 水酸化ナトリウム15.55g(0,389mol)を
イオン交換水200−に溶解し、エタノール500−と
混合し氷冷した。かきまぜなから2゛−デオキシ−3’
、5’−ジアセチル−5−フルオロウリジン(n) (
R,CH3)42.18g(0,128mol)を加え
、室温で3.5時間かきまぜると透明な溶液になった。
酢酸20gを加えて中和し、減圧下に反応液を濃縮した
。残渣に水500−を加えて溶解し、陽イオン交換樹脂
TR120−8100−を加え、1時間放置した。樹脂
を濾別した後、再度同量の陽イオン交換樹脂を加えて同
じ操作を行い、濾液は減圧下に蒸発乾固した。得られた
白色固体をエタノールから再結晶して、24.80g(
78,9%)の2゛−デオキシ−5−フルオロウリジン
を得た。
m、p、   149.5〜150.5”C旋光度 〔
α〕。+37.3°(C=1.06. [20)〔発明
の効果〕 本発明は抗腫瘍剤等として有用な2゛−デオキシ−5−
フルオロウリジン−ジアシル誘導体の製造法であり、工
業的に入手容易な2”−デオキシウリジンを原料として
、水の存在する系でフッ素ガスによりフッ素化すること
で、得られる中間体にカルボン酸無水物またはハライド
を作用させて効率良く、目的物を得ることができるとい
う効果を奏するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2′−デオキシウリジンを水溶液中でフッ素ガス
    を作用させて2′−デオキシ−5,6−ジヒドロ−5−
    フルオロ−6−ヒドロキシウリジンを生ぜしめ、次いで
    一般式 R−CO−X〔 I 〕 (式中、Rは炭素数20までの脂肪族炭化水素基、また
    は置換あるいは無置換のフェニル基を、XはRCO_2
    で表わされるアシロキシ基、またはハロゲン原子を示す
    ) で表わされるカルボン酸の無水物あるいはハライドを作
    用させることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表等
    があります▼〔II〕 (式中、Rは炭素数20までの脂肪族炭化水素基、また
    は置換あるいは無置換のフェニル基を示す) で表わされる2′−デオキシ−5−フルオロウリジン−
    ジアシル誘導体の製造方法
  2. (2)2′−デオキシウリジンを水溶液中で、低級脂肪
    酸またはその塩の存在下にフッ素ガスによりフッ素化し
    、次いで一般式 R−CO−X〔 I 〕 (式中、Rは炭素数20までの脂肪族炭化水素基、また
    は置換あるいは無置換のフェニル基を、XはRCO_2
    で表わされるアシロキシ基、またはハロゲン原子を示す
    ) で表わされるカルボン酸の無水物あるいはハライドを作
    用させることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表等
    があります▼〔II〕 (式中、Rは炭素数20までの脂肪族炭化水素基、また
    は置換あるいは無置換のフェニル基を示す) で表わされる2′−デオキシ−5−フルオロウリジン−
    ジアシル誘導体の製造方法
JP10218988A 1988-04-21 1988-04-25 2’―デオキシ―5―フルオロウリジン―ジアシル誘導体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0676433B2 (ja)

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