JPH04224361A - 自動変速装置の直結制御方法 - Google Patents

自動変速装置の直結制御方法

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JPH04224361A
JPH04224361A JP40443090A JP40443090A JPH04224361A JP H04224361 A JPH04224361 A JP H04224361A JP 40443090 A JP40443090 A JP 40443090A JP 40443090 A JP40443090 A JP 40443090A JP H04224361 A JPH04224361 A JP H04224361A
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direct
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Yuzo Yano
裕三 矢野
Takahiro Taki
高弘 瀧
Yoichi Furuichi
曜一 古市
Kenji Suzuki
健司 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直結機構を有する駆動
力伝達装置を備えた自動変速装置の直結制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に備えられた自動変速装置は、内
燃エンジンと歯車変速装置間に駆動力伝達装置、例えば
トルクコンバータが介装され、このトルクコンバータを
介してエンジンの駆動力を歯車変速装置に伝達している
。トルクコンバータは、エンジンのクランクシャフトと
連結され、フロントカバーと一体に回転するインペラと
、作動油を介してインペラとの間でトルクの伝達を行い
、出力軸に連結されるタービンと、直結機構とを備えて
いる。
【0003】直結機構は、タービンとインペラ間のスリ
ップ量を制御するものであり、内燃エンジンの所定運転
領域においては直結機構によりスリップ量を0にしてタ
ービンとインペラ間の滑りによるエネルギ損失を無くし
て燃費の改善を図っている。このスリップ量を0に制御
する直結運転領域は広ければ広いほど、燃費の向上に寄
与することになり、内燃エンジンの低回転速度領域等の
特定の運転領域においてもスリップ量を0に制御する直
結運転が要請されている。
【0004】しかしながら、この低回転速度領域等の特
定の運転領域において、スリップ量を完全に0にすると
、いわゆる「こもり音」と呼ばれる車体振動が発生して
フィーリング上好ましくないという問題が発生する。 そこで、低回転速度領域等の特定の運転領域においては
、スリップ量を完全に0に制御するのではなく、僅かに
スリップを許容する、微小スリップ直結制御が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような微小スリッ
プ直結制御においては、スリップ量ΔSを極めて小さい
領域で直結機構を安定的に制御することが重要であり、
図1の実線で示すように、スリップ量ΔSが小になる程
、直結機構の係合要素の摩擦係数μが小となるような特
性が得られる作動油を使用する必要がある。このような
特性を得るために、作動油には特別な添加剤が添加され
ている。しかしながら、長期間の使用によりその作動油
が劣化し、図1の破線で示すように微小スリップ量領域
で摩擦係数が急激に増大するようになると、微小スリッ
プ量の制御が困難となり、スリップ量のハンチング現象
が生じたり、直結振動が生じるという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、低回転速度領域等の特定の作動領域
において、微小のスリップを許容する直結制御を行って
燃費の向上を図ると共に、作動油の劣化による直結振動
が生じるようになると、特別なセンサを設けることなく
、この直結振動を正確に検出してこれを防止するように
図った自動変速装置の直結制御方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、内燃エンジンと歯車変速装
置間に介装された、直結機構を有する駆動力伝達装置を
備え、前記直結機構により該駆動力伝達装置のスリップ
量の制御が可能な、自動変速装置の直結制御方法におい
て、前記内燃エンジンが所定の運転領域で運転されてい
るとき、前記直結機構によりスリップ量を所定値範囲内
に制御すると共に、前記駆動力伝達装置の出力軸の回転
数を監視し、該出力軸の回転数変動が許容範囲を超えた
とき、前記直結機構を開放してスリップ量の制御を中止
した後、前記出力軸の回転数を検出して、出力軸の回転
変動が前記許容範囲内の値であるか否かを判別し、出力
軸の回転変動が依然とし許容範囲を超える場合には前記
スリップ量の制御を再開する一方、許容範囲内に戻った
場合には前記スリップ量の制御を禁止することを特徴と
する自動変速装置の直結制御方法が提供される。
【0008】
【作用】内燃エンジンが所定の運転領域、例えば低速回
転速度領域で運転されているとき、駆動力伝達装置のス
リップ量を完全に0に制御せず、直結機構により、駆動
力伝達装置のスリップを僅かに許容するように制御する
と、所謂「こもり音」が発生せず、しかもスリップ量が
僅かであるからエネルギ損失も小さい。
【0009】このスリップ量の制御中に、出力軸の回転
数変動が許容値範囲を超えた場合、この回転数変動は駆
動力伝達装置の作動油の劣化に起因するのか、路面状態
等に起因するのか不明である。そこで、一旦スリップ量
制御を中止した後に、再度出力軸の回転変動が前記許容
範囲内の値であるか否かを判別することによって、何れ
の原因により回転数変動が生じているか判別が可能にな
る。すなわち、回転変動が許容範囲内に戻れば、回転数
変動がスリップ量制御に起因するものと判定することが
でき、この場合にはスリップ量制御が禁止される。一方
、依然として許容範囲を超える場合には、回転数変動が
、路面状態等に起因して生じているものと判定すること
ができ、この場合にはスリップ量制御が継続される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図2は、自動車用の自動変速装置の全体構
成を示し、この自動変速装置は、前進4段後進1段の歯
車変速装置10、この歯車変速装置10と図示しない内
燃エンジンと間に介装されるトルクコンバータ20、歯
車変速装置10の出力軸にトランスファシャフト12を
介して接続され、前輪のアクスルシャフトに接続される
デファレンシャル30、歯車変速装置10のクラッチや
ブレーキ装置、並びにトルクコンバータ20の後述する
直結機構等に作動油を供給する油圧制御装置50、油圧
制御装置50に制御信号を出力してトルクコンバータ2
0の直結機構等に供給される作動油圧の制御をするトラ
ンスミッションコントロールユニット(以下、TCUと
いう)40等から構成されている。
【0011】本実施例のトルクコンバータ20は、直結
機構としてスリップ式の直結クラッチ(ダンパクラッチ
)26を備えている。また、油圧制御装置50には、運
転者のシフト操作によりバルブ位置が切り換えられる、
図示しないシフトバルブ、油圧ポンプからのライン圧を
車速等に応じて減圧する減圧バルブ、トルクコンバータ
20に供給する作動油圧を調整するトルコンバルブ、後
述するダンパクラッチ制御弁52等を備えている。
【0012】図3は、トルクコンバータ20およびこれ
に作動油を供給する、油圧制御装置50のダンパクラッ
チ制御弁52を示す。トルクコンバータ20のフロント
カバー21およびインペラ22は、図示しないドライブ
プレートを介してエンジンのクランクシャフトに連結さ
れており、エンジンが回転するとこれらは一体にエンジ
ンと同じように回転する。一方、フロントカバー21内
にはタービン24が回転自在に収容され、出力軸(歯車
変速装置10の入力軸)25に固設されている。トルク
コンバータ20は、後述する直結機構のダンパクラッチ
26が開放されているときには、通常の作動を行い、作
動油を介してインペラ22とタービン24間にトルク伝
達が行われる。タービン24とフロントカバー21間に
は、ダンパクラッチ26が介装されており、ダンパクラ
ッチ26はロックリング28によりタービン24と一体
に回転する。
【0013】ダンパクラッチ26とフロントカバー21
間には空間26Aが画成され、この空間26Aは、トル
クコンバータ20のポート21aに連通している。ポー
ト21aを介して空間26Aに作動油が供給されると、
ダンパクラッチ26にはこれをフロントカバー21から
離反させる方向、すなわち、ダンパクラッチ26にスリ
ップが生じる方向に油圧が作用する。トルクコンバータ
20は別のポート21bを有しており、このポート21
bから後述するライン圧が供給されると、このライン圧
はダンパクラッチ26の、空間26Aに臨む面と反対側
の面に作用してダンパクラッチ26をフロントカバー2
1に押し付け、タービン24とインペラ22とが一体に
回転するようになり、スリップ量が0になる。なお、図
3中符号23はステータであり、ワンウェイクラッチ2
9を介してケーシング10aに連結されている(図2)
【0014】油圧制御装置50には、ダンパクラッチ制
御弁52および電磁弁54が備えられており、電磁弁5
4のオンオフないしはデューティ制御によりダンパクラ
ッチ26に作用する油圧を制御している。より具体的に
は、ダンパクラッチ制御弁52は、スプール53と、ス
プール53の左端面を押圧するバネ55を備えており、
スプール53はこのバネ55により常時図中右端方向に
付勢されている。スプール53は6つのランドを有して
おり、スプール53の移動により各種のポートを開閉す
ると共に、ランドの各端面には対応するポートを介して
油圧が作用している。すなわち、ポート52a,52b
には図示しない減圧弁からスプール53の左端のランド
面および右端近傍のランド面に作用する油圧が供給され
、電磁弁54が閉のときには、ランド面の面積の違い、
従って、右および左方向に作用する油圧力の違い、並び
にバネ55のバネ力により、スプール53は図示右端極
限位置に移動している。このとき、ポート52cとポー
ト52dが連通され、図示しないトルコンバルブから供
給される作動油がこれらのポート52c,52dを介し
てトルクコンバータ20のポート21aに供給される。 また、ポート52eおよびポート52fが連通され、ト
ルクコンバータ20のポート21bから排出される作動
油がこれらのポート52e,52fを介してオイルポン
プに還流される。
【0015】電磁弁54が開き、スプール53の左端の
ランド面に作用する油圧が減圧されると、スプール53
は左端極限位置に移動する。このとき、上述のポート5
2cとポート52fとが連通され、トルコンバルブから
の作動油圧はトルクコンバータ20に供給されることな
く、オイルポンプへ還流される。また、ポート52dは
ポート52gに連通されてドレインに接続され、ダンパ
クラッチ26の空間26Aに臨む面に作用していた作動
油は、ポート21aからこれらのポート52d,52g
を介してドレインに排出される。さらに、ポート52i
およびポート52jは油路52kで接続されており、ポ
ート52iは、ライン圧が供給されるポート52hに、
ポート52jは前述のポート52eに夫々連通される。 従って、トルクコンバータ20には、ポート52h,5
2i,52j,52e,およびポート21bを介してラ
イン圧が供給されることになり、このライン圧はダンパ
クラッチ26に作用してこれをフロントカバー21に押
し付ける。
【0016】なお、トルクコンバータ20に供給される
作動油としては、図1の実線で示される特性を有するも
のが使用され、この作動油を使用すると、スリップ量Δ
Sの極小さい領域でのダンパクラッチ26の摩擦係数μ
をスリップ量ΔSの減少に伴って減少させることができ
る。前述の電磁弁54は、TCU40の出力側に接続さ
れており、TCU40からの駆動信号によりオンオフな
いしはデューティ制御される。図2に戻り、TCU40
の入力側には、トルクコンバータ20のタービン24の
回転数Nt を検出するタービン回転数センサ(Ntセ
ンサ)42、トランスファシャフト12の回転数N0 
を検出するN0 センサ43、エンジン回転数Ne を
検出するNe センサ44、内燃エンジンの吸気通路途
中に配設されるスロットル弁の弁開度θt を検出する
スロットル開度(θt)センサ46、油圧ポンプから油
圧制御装置50に供給される作動油の油温を検出する油
温センサ(図示せず)等が電気的に接続されており、こ
れらのセンサからの検出信号がTCU40に供給される
【0017】N0 センサ43は、図5に示すように、
トランスファシャフト12に固設されるトランスファシ
ャフトトリブンギア12aの外周に、これに対向して取
付けられている。N0 センサ43は、ギア12aの各
歯が通過する毎にパルス信号を発生させ(図6参照)、
パルス信号の発生時間間隔から回転数N0 が演算され
る。なお、Nt センサ42は、N0 センサ43が検
出するトランスファシャフト12の回転数N0 と、歯
車変速装置10の確立している変速段の変速比とを乗算
してタービン回転数Nt を演算することができるので
、これを省略することもできる。
【0018】TCU40は、図示しないROM,RAM
等の記憶装置、中央演算装置、I/Oインターフェース
、カウンタ等を内蔵しており、記憶装置に記憶された制
御プログラムに従って変速制御および直結制御を実行す
る。先ず、TCU40は、油圧制御装置50のシフトバ
ルブの切換位置、N0 センサ43が検出する回転数N
0 (車速)、スロットル開度センサ46が検出するス
ロットル弁開度θt 等に応じて変速制御を行っている
。この制御は本発明に特に関係がないので詳細な説明は
省略するが、車速等に応じて油圧制御装置50に制御信
号を出力して歯車変速装置10の前述したクラッチやブ
レーキ装置に作動油圧を供給させ、所要の変速段に切り
換え制御している。
【0019】次に、TCU40はNt センサ42が検
出するタービン回転数Nt とスロットル開度センサ4
6が検出するスロットル弁開度θt とで決定されるダ
ンパクラッチ26の制御領域を検出する。図4は、ダン
パクラッチ26の各種制御領域を例示するもので、図4
中、領域Cは、ダンパクラッチ26のスリップ量を0に
制御する、完全直結領域を示す。この領域Aは、ダンパ
クラッチ26を作動させてトルクコンバータ20を完全
直結状態にしても直結による「こもり音」や車体振動が
発生する虞がない領域である。領域AおよびBは、それ
ぞれ低回転速度領域、および減速領域であり、スリップ
を僅かに許容するスリップ直結制御領域を示す。この領
域AおよびBは、ダンパクラッチ26をフロントカバー
21に摩擦係合させて完全に直結状態に制御すると、直
結による「こもり音」や車体振動の発生の虞があるので
、僅かなスリップを許容するのである。
【0020】より詳細には、変速操作が完了した状態に
あり、且つ、検出されたタービン回転数Nt とスロッ
トル弁開度θt とにより、ダンパクラッチ26の制御
が領域Cに突入したと判定した場合には、TCU40は
完全直結制御を実行する。この領域Cでの完全直結制御
は、油圧制御装置50の電磁弁54を付勢(開)してダ
ンパクラッチ制御弁52を左端位置に移動させ、ライン
圧を該制御弁52からトルクコンバータ20に供給して
ダンパクラッチ26を作動させる。このとき、ダンパク
ラッチ26はフロントカバー21に押圧されてトルクコ
ンバータ20のスリップ量は0になる。
【0021】検出されたタービン回転数Nt とスロッ
トル弁開度θt とにより、ダンパクラッチ26の制御
が領域AまたはBに突入したと判定した場合には、TC
U40はスリップ直結制御を実行する。この制御は、ト
ルクコンバータ20に僅かなスリップを許容して略直結
状態にするもので、電磁弁54をデューティ制御するこ
とによりトルクコンバータ20の前述した空間26Aに
供給される作動油圧の大きさが調整され、スリップ量Δ
Sが所定範囲(例えば、40〜60rpm )に制御さ
れる。このように、図4に示す領域AおよびBにおいて
、トルクコンバータ20を僅かなスリップを許容するも
のの、略直結状態に保持するので、エネルギ損失が減少
し、燃費の向上が図られる。なお、変速操作中や、図4
に示す上述の領域以外の制御領域では、ダンパクラッチ
26は開放され、非直結状態にされる。また、上述した
ダンパクラッチ26の完全直結制御方法、すなわち、ダ
ンパクラッチ26のスリップ状態から完全に直結の状態
に、或いは完全直結の状態からスリップ状態に移行させ
る制御方法や、スリップ量を所定値範囲内に制御するス
リップ直結制御方法は特に限定されるものではなく、種
々の方法を適用することができる。
【0022】次に、本発明に係る、スリップ直結制御に
おける直結振動検出方法について、図7ないし図13を
参照して詳細に説明する。図7に示す直結振動検知プロ
グラムは、イグニッションキーをオン操作すると同時に
、TCU40により実行される。TCU40は、先ず、
ステップS10においてカウント値n1の初期化(n1
=0)を実行する。次いで、スリップ直結制御可能フラ
グをセットする(ステップS12)。この制御可能フラ
グは、トルクコンバータ20の作動油が所定温度(例え
ば、70℃)以上であること、変速操作が終了している
こと、1速段以外の変速段で運転されていること等の条
件が同時に成立している必要がある。この条件が成立し
ていない場合には、このステップS12で待機すること
になる。そして、ステップS14に進み、ダンパクラッ
チ26がスリップ直結制御領域(図4に示す領域Aまた
はB)内で制御されているか否かを判別する。当該領域
で制御されていない場合(判別結果が否定(No)の場
合)、ステップS14を繰り返し実行して待機する。
【0023】ステップS14の判別結果が肯定(Yes
)であり、ダンパクラッチ26がスリップ直結制御され
ている場合には、ステップS16に進み、N0センサ4
3が検出する回転数N0 の変動から、トルクコンバー
タ20の出力軸の回転変動を検出する。回転数N0 の
変動の検出方法(1)に付いての詳細は後述するが、回
転数N0 の変動が許容できる範囲内である場合(ステ
ップS16の判別結果が否定の場合)には、前述のステ
ップS12に戻り、回転数N0 に変動が生じるまで当
該ステップ以下を繰り返し実行する。
【0024】一方、ステップS16において、回転数N
0 に許容することの出来ない変動が生じていることが
検出された場合には、ステップS18に進み、ダンパク
ラッチ26を一旦強制的に開放してスリップ量制御を中
止し(強制非直結化)、再び、N0 センサ43が検出
する回転数N0 から、トルクコンバータ20の出力軸
の変動を検出する(ステップS20)。このステップS
20における回転数N0 の変動検出方法(2)も、ス
テップS16における検出方法(1)と類似するが、そ
の検出方法(2)に付いても後述する。ステップS20
における回転数N0 の変動検出において、ダンパクラ
ッチ26を強制的に非直結化したにも関わらず、再び許
容することのできない回転数N0 の変動が検出される
と(ステップS20の判別結果が肯定の場合)、この回
転数N0 の変動は、ダンパクラッチ26をスリップ直
結制御を行なったことに起因して生じたものではなく、
車輪から伝達される路面状態等に起因していることを意
味している。このような場合には、ダンパクラッチ26
のスリップ直結制御を復帰させても何ら差し支えがなく
、ステップS12に戻ってスリップ直結制御可能フラグ
をセットする。 従って、ダンパクラッチ26がスリップ直結制御領域で
制御されるべき状態である場合には、その制御が再開さ
れる。
【0025】ステップS20の判別結果が否定の場合、
すなわち、ダンパクラッチ26を強制的に非直結化した
ことにより回転数N0 の変動が検出されなくなった場
合、ダンパクラッチ26のスリップ直結制御時に生じた
回転数N0の変動が、スリップ直結制御に起因して生じ
ていたことを意味することになる。従って、このような
場合には、トルクコンバータ20に供給している作動油
が劣化していること等が予測される。そこで、ステップ
S22に進み、記憶されているカウント値n1に値1を
加算しこれを新たなカウント値n1として記憶する。そ
して、このカウント値n1が所定値(例えば、4)以下
であるか否かを判別し(ステップS24)、未だこの所
定値(4)に到達していなければ、回転数N0 の変動
がスリップ直結制御に起因して生じているとは断定でき
ないとして前述のステップS12に戻る。しかし、カウ
ント値n1が所定値(4)に到達した場合には、回転数
N0 の変動がスリップ直結制御に起因して生じている
と断定して、直結振動が検出されたことを示すフラグを
設定する(ステップS26)。このように、直結振動が
検出されると、図示しない故障診断装置の特定の警報灯
を点灯させてこれを記憶させると共に、作動油の交換等
の適宜な処置が実行されるまでダンパクラッチ26のス
リップ直結制御は禁止され、非直結制御が実行される。 前述の適宜な処置が実行されたか否かは、例えば、バッ
テリ電源のターミナルが外され、再び接続されたときに
上述の直結振動検出フラグがリセットされることにより
識別される。そして、直結振動検出フラグがリセットさ
れれば、スリップ直結制御を再開してもよいことになる
【0026】なお、直結振動が検知されスリップ直結制
御が禁止されたときに実行するダンパクラッチ26の制
御方法は、上述の非直結制御に限定することはなく、直
結振動が発生しない制御方法であればよい。従って、多
少「こもり音」が発生するが完全直結制御を行うことも
できる。図8ないし図10は、前述した図7のステップ
S16で実行される回転数N0 の変動の有無、すなわ
ち直結振動を検出する手順(1)を示す。TCU40は
、先ず、ステップS30ないし34において、カウント
値n2,n3およびタイマ値Timerをそれぞれ値0
にリセットする。タイマTimerは一演算周期(例え
ば、100msec に相当する値) を計時するため
のカウンタであり、所定時間が経過する毎にタイマ値を
微小値宛増加させ、所定値(例えば、1)に到達すると
一演算周期が経過したと判定するものである。カウント
値n3はこの一演算周期内に発生した、回転数N0 の
、所定値を超える変動回数を示し、このカウント値n3
から振動周波数が検出される。カウント値n2は、スリ
ップ直結制御領域での運転中に所定周波数域の振動が連
続して検出された回数を示す。これらのカンウト値n2
,n3は、前述した記憶装置に記憶されている。
【0027】次いで、N0 センサ43が検出する回転
数N0 の今回値と前回値との偏差ΔN0 (=N0n
−N0n−1)が負数であるか否かを判別する(ステッ
プS36)。負数でなければ、次ステップS38でダン
パクラッチ26がスリップ直結制御領域で制御されてい
るか否かを判別した後、ステップS34に戻り、再びタ
イマ値Timerを0にリセットして偏差ΔN0 が負
数になるまで繰り返しステップS36を実行して待機す
ることになる。上述のステップS38において、スリッ
プ直結制御領域で制御されていないと判定されると、ス
テップS40に進み、回転数N0 の変動は無かったと
判定し、例えば、所定のフラグ値を0にリセットして当
該ルーチンを終了する。 この場合、ステップS30に戻ってカウント値n2のリ
セットから再開される。
【0028】ステップS36の判別結果が肯定、すなわ
ち偏差ΔN0 が正数から負数に変化すると図9のステ
ップS42に進む。図6の(A)および(B)は、N0
 センサ43より出力されるパルス信号の発生状況、お
よび出力されたパルス信号から演算された回転数N0 
の時間変化をそれぞれ示しており、上述のステップS3
6において、偏差ΔN0 が正数から負数に変化したと
いうことは、検出された回転数N0 が増加から減少に
転じたことを意味し、ステップS34においてリセット
されたタイマTimerは、図6のt0 時点からカウ
ントを開始することになる。そして、ステップS42に
おいて、今度は偏差ΔN0 が負数から正数に変化した
か否かを判別する。 すなわち、回転数N0 が減少から増加に転じたか否か
を判別する。答えが否定であれば、ステップS44にお
いてタイマ値Timerが所定値(1)に到達したか否
かを判別した後、再びステップS42を実行して回転数
N0が値0以上になるまで待機する。
【0029】ステップS42の判別結果が肯定になると
、ステップS46に進み、N0 センサ43から出力さ
れた今回および前回のパルス信号の発生時間間隔をTm
ax として記憶しておく(図6のt1 時点近傍)。 次いで、ステップS48に進み、今度は偏差ΔN0 が
負数であるか否かを判別し、タイマ値Timerを監視
しながら(ステップS50)、偏差ΔN0が正数から負
数に転じるまで待機する。そして、ステップS48にお
いて偏差ΔN0 が負数に変化すると、ステップS52
に進み、変化した時点でのN0 センサ43のパルス信
号発生時間間隔をTa として記憶する(図6のt2 
時点近傍) 。
【0030】このようにして求めたパルス信号発生時間
間隔Tmax およびTa の各逆数値を演算すること
により回転数N0 に対応する値を求めることになり、
これらの逆数値の差値が所定値(例えば、50rpm 
に対応する値20)より大であるか否かを判別する(ス
テップS54)。           (1/Ta )−(1/Tmax
 )≧20            ・・・(A1) 
上式(A1)の関係が成立することは(ステップS54
の判別結果が肯定の場合)、回転数N0 の変動が所定
値(50rpm) より大であることを意味し、このよ
うな場合には、カウント値n3の記憶値に値1を加算し
てこれを記憶更新しておく(ステップS56)。一方、
式(A1)が成立しない場合(ステップS54の判別結
果が否定の場合)、カウント値n3に何らの変化を加え
ずにステップS42に戻る。このようにして、再びステ
ップS42以下の各ステップを繰り返し実行し、一演算
時間中に所定値を超える回転数N0 の変動が何回ある
かをカウントする。そして、ステップS44あるいはス
テップS50において、タイマ値Timerが所定値に
到達して一演算時間が経過すると、図10のステップS
58に進む。
【0031】ステップS58およびその後続のステップ
S60では、上述のようにして求めたカウント値n3が
所定の下限値(例えば、値1)と上限値(例えば、値5
)との間の値であるか否かを判別する。これらの判別は
、回転数N0 の変動による振動の周波数を識別するも
のであり、スリップ直結制御中に、トルクコンバータ2
0の作動油の劣化に起因して発生する振動であれば、カ
ウント値n3は上述した上下限値範囲内の値に対応する
周波数を有している。従って、ステップS58およびス
テップS60における判別が何れも否定であれば、直結
振動に該当する回転数N0 の変動は生じていないもの
と判定する(ステップS70)。この場合、例えば、回
転数N0 の変動が生じていないことを意味する、前述
の特定のフラグ値がリセットされる。
【0032】ステップS58およびステップS60の判
別結果が何れも肯定の場合には、スリップ直結制御中に
直結振動が生じたことを意味し、このような場合には、
カウンタ値n2の記憶値に値1を加算してこれを新たな
記憶値して記憶する(ステップS62)。そして、この
カウンタ値n2の更新値が所定値(例えば、値5)以上
であるか否かを判別する(ステップS64)。この判別
結果が否定の場合にはステップS66においてスリップ
直結制御領域で制御されているか否かを判別し、このス
リップ直結制御領域で制御されていれば、前述のステッ
プS32に戻ってカウント値n3をリセットし、一演算
期間中の回転数N0 の変動回数の検出を繰り返えす。 一方、検出途中において、スリップ直結制御領域を離脱
して他の制御領域に移行した場合、すなわちステップS
66の判別結果が否定の場合には、前述のステップS7
0に進み、回転数N0 の変動は生じていないと判定す
る。
【0033】ステップS64での判別結果が肯定の場合
、すなわち、スリップ直結制御中に連続して所定回数(
5回)、直結振動が検出されると、ステップS68に進
み、回転数N0 の変動が生じていると判定し、例えば
、前述の特定のフラグをセットすることになる。図11
ないし図13は、前述した図7のステップS20で実行
される、回転数N0 の変動が検出されるか否か、すな
わちダンパクラッチ26を強制的に非直結化した後に直
結振動が再び検出されるか否かを判別する手順(2)を
示す。この検出手順は、図8ないし図10において説明
したものと略同じであるから、以下簡単に説明する。
【0034】TCU40は、先ずステップS80ないし
ステップS84において、カウント値n4,n5および
タイマ値Timerをそれぞれ値0にリセットする。こ
れらのカウント値n4,n5およびタイマ値Timer
は、前述のカウント値n2等と同じ目的で使用され、タ
イマTimerは一演算周期(例えば、100msec
 に相当する値) を計時するためのカウンタである。 カウント値n3はこの一演算周期内に発生した、回転数
N0 の、所定値を超える変動の回数を示し、カウント
値n2は、スリップ直結制御領域での運転中に所定周波
数域の振動が連続して検出された回数を示す。
【0035】次いで、N0 センサ43が検出する回転
数N0 の今回値と前回値とを偏差ΔN0 (=N0n
−N0n−1)が負数であるか否かを判別し(ステップ
S86)、負数でなければ、次ステップS88でタイマ
値Timerが所定値(1)に到達したか否かを判別し
た後、ステップS86に戻り、偏差ΔN0 が負数にな
るまで繰り返しステップS86を実行して待機すること
になる。この待機中に上述のステップS88において、
タイマ値Timerが所定値に到達してしまうと、ステ
ップS90に進み、回転数N0 の変動は無かったと判
定し、例えば、所定のフラグ値を0にリセットして当該
ルーチンを終了する。
【0036】ステップS86の判別結果が肯定、すなわ
ち偏差ΔN0 が正数から負数に変化すると図12のス
テップS92に進む。ステップS92およびステップS
94は偏差ΔN0 が負数から正数に変化するまで待機
するステップである。回転数N0 が減少から増加に転
じてステップS92の判別結果が肯定になると、ステッ
プS96に進み、N0 センサ43から出力されたパル
ス信号の発生時間間隔をTmax として記憶しておく
。次いで、ステップS98に進み、今度は偏差ΔN0 
が負数であるか否かを判別し、タイマ値Timerを監
視しながら(ステップS100)、偏差ΔN0 が正数
から負数に転じるまで待機する。そして、ステップS9
8において偏差ΔN0 が負数に変化すると、ステップ
S102に進み、変化した時点でのN0 センサ43の
パルス信号発生時間間隔をTa として記憶する。
【0037】このようにして求めたパルス信号発生時間
間隔Tmax およびTa の各逆数値の差値が所定値
(例えば、50rpm に対応する値20)より大であ
るか、すなわち前式(A1)が成立するか否かを判別す
る(ステップS104)。前式(A1)の関係が成立す
ることは回転数N0 の変動が所定値(50rpm) 
より大であることを意味し、このような場合には、カウ
ント値n5の記憶値に値1を加算してこれを記憶更新し
ておく(ステップS106)。 一方、式(A1)が成立しない場合、カウント値n5に
何らの変化を加えずにステップS92に戻る。このよう
にして、再びステップS92以下の各ステップを繰り返
し実行し、一演算時間中に所定値を超える回転数N0 
の変動が何回あるかをカウントする。そして、ステップ
S94あるいはステップS100において、タイマ値T
imerが所定値に到達して一演算時間が経過すると、
図13のステップS108に進む。
【0038】ステップS108およびその後続のステッ
プS110では、上述のようにして求めたカウント値n
5が所定の下限値(例えば、値1)と上限値(例えば、
値5)との間の値であるか否かを判別する。これらの判
別は、前述したと同様に回転数N0 の変動による振動
の周波数を識別するものであり、ステップS108およ
びステップS110における判別が何れも否定であれば
、直結振動に該当する回転数N0 の変動は生じていな
いものと判定する(ステップS116)。この場合、例
えば、前述の特定のフラグ値がリセットされる。
【0039】ステップS108およびステップS110
の判別結果が何れも肯定の場合には、スリップ直結制御
を中断しても直結振動に類似の振動が生じたことを意味
し、このような場合には、カウンタ値n4の記憶値に値
1を加算してこれを新たな記憶値して記憶する(ステッ
プS112)。そして、このカウンタ値n4の更新値が
所定値(例えば、値5)以上であるか否かを判別し(ス
テップS114)、この判別結果が否定の場合には前述
のステップS82に戻ってカウント値n5をリセットし
、一演算期間中の回転数N0 の変動回数の検出を繰り
返えす。一方、ステップS114での判別結果が肯定の
場合、すなわち、スリップ直結制御を中断した後に連続
して所定回数(5回)、直結振動と類似の振動が検出さ
れると、ステップS118に進み、路面状態等に起因し
て回転数N0 の変動が生じていると判定し、例えば、
前述の特定のフラグをセットすることになる。
【0040】なお、上述の実施例では、トルクコンバー
タ20の出力軸の回転変動の有無は、トランスファシャ
フト12の回転数N0 を検出し、回転数N0 の変動
の有無により判定したが、これに限定されないことは勿
論のことであり、タービン24の回転数Nt から直接
検出するようにしてもよい。また、直結機構としては、
上述の実施例のダンパクラッチ26に限られるものでは
なく、種々のクラッチ装置が適用できることは勿論のこ
とである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
自動変速装置の直結制御方法によれば、内燃エンジンが
所定の運転領域で運転されているとき、直結機構により
スリップ量を所定値範囲内に制御すると共に、駆動力伝
達装置の出力軸の回転数を監視し、該出力軸の回転数変
動が許容範囲を超えたとき、直結機構を開放してスリッ
プ量の制御を中止した後、前記出力軸の回転数を検出し
て、出力軸の回転変動が前記許容範囲内の値であるか否
かを判別し、出力軸の回転変動が依然とし許容範囲を超
える場合には前記スリップ量の制御を再開する一方、許
容範囲内に戻った場合には前記スリップ量の制御を禁止
することを特徴とするものである。
【0042】従って、駆動力伝達装置の作動油の劣化等
に起因して、許容範囲を超える出力軸の回転変動が生じ
るまでは、直結機構によりスリップ量を所定値範囲内に
制御することができ、燃費の向上を図ることができる一
方、許容範囲を超える出力軸の回転変動が生じた場合、
これを作動油の劣化等に起因するものか、或いは、路面
状態等に起因するものかを、加速度センサ等の特別なセ
ンサを設けることなく正確に識別することができ、作動
油の劣化等に起因して、許容範囲を超える出力軸の回転
変動、すなわち直結振動を確実に防止することができ、
直結振動により搭乗者に不快感を与えるような事態を未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トルクコンバータのダンパクラッチのスリップ
量ΔSと摩擦係数μとの、好ましい関係を説明するため
のグラフである。
【図2】本発明の直結制御方法を適用した自動変速装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す自動変速装置のトルクコンバータ2
0および油圧制御装置の要部を示す油圧回路図である。
【図4】トルクコンバータ20の出力軸回転数Nt と
スロットル弁開度θt により区画されるダンパクラッ
チ26の制御領域を示すグラフである。
【図5】図2に示す自動変速装置のトランスファシャフ
ト12の回転数N0 を検出するN0 センサ43の取
付け位置を示す図である。
【図6】N0 センサ43の出力パスル信号の発生状況
とそのパルス信号により検出されるトランスファシャフ
ト12の回転数N0 の時間変化との関係を示すグラフ
である。
【図7】図2に示すトランスミッションコントロールユ
ニット(TCU)40により直結振動を検知する手順を
示すフローチャートである。
【図8】同トランスミッションコントロールユニット(
TCU)40により回転数N0 の変動の有無を検出す
る手順(1)を示すフローチャートの部分図である。
【図9】同じく、回転数N0 の変動の有無を検出する
手順(1)を示すフローチャートの部分図である。
【図10】同じく、回転数N0 の変動の有無を検出す
る手順(1)を示すフローチャートの部分図である。
【図11】同トランスミッションコントロールユニット
(TCU)40により、スリップ直結制御中断後に、回
転数N0 の変動の有無を検出する手順(2)を示すフ
ローチャートの部分図である。
【図12】同じく、スリップ直結制御中断後に、回転数
N0 の変動の有無を検出する手順(2)を示すフロー
チャートの部分図である。
【図13】同じく、スリップ直結制御中断後に、回転数
N0 の変動の有無を検出する手順(2)を示すフロー
チャートの部分図である。
【符号の説明】
10    歯車変速装置 12    トランスファシャフト 20    トルクコンバータ 26    ダンパクラッチ 30    デファレンシャル 40    トランスミッションコントロールユニット
(TCU) 42    タービン回転数(Nt)センサ43   
 N0 センサ 46    スロットル開度(θt)センサ50   
 油圧制御装置 52    ダンパクラッチ制御弁 54    電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内燃エンジンと歯車変速装置間に介装
    された、直結機構を有する駆動力伝達装置を備え、前記
    直結機構により該駆動力伝達装置のスリップ量の制御が
    可能な、自動変速装置の直結制御方法において、前記内
    燃エンジンが所定の運転領域で運転されているとき、前
    記直結機構によりスリップ量を所定値範囲内に制御する
    と共に、前記駆動力伝達装置の出力軸の回転数を監視し
    、該出力軸の回転数変動が許容範囲を超えたとき、前記
    直結機構を開放してスリップ量の制御を中止した後、前
    記出力軸の回転数を検出して、出力軸の回転変動が前記
    許容範囲内の値であるか否かを判別し、出力軸の回転変
    動が依然とし許容範囲を超える場合には前記スリップ量
    の制御を再開する一方、許容範囲内に戻った場合には前
    記スリップ量の制御を禁止することを特徴とする自動変
    速装置の直結制御方法。
JP40443090A 1990-12-20 1990-12-20 自動変速装置の直結制御方法 Expired - Fee Related JPH07107426B2 (ja)

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US07/886,350 US5277287A (en) 1990-12-20 1992-05-21 Direct-coupling clutch control method for an automatic transmission

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5643136A (en) * 1994-07-22 1997-07-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Slip control apparatus for motor vehicle lock-up clutch
US6135089A (en) * 1996-12-19 2000-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of controlling an air-fuel ratio of an engine
US7361120B2 (en) 2004-10-01 2008-04-22 Jatco Ltd Control of lock-up clutch

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6135089A (en) * 1996-12-19 2000-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of controlling an air-fuel ratio of an engine
US6155232A (en) * 1996-12-19 2000-12-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of controlling an air-fuel ratio of an engine
US7361120B2 (en) 2004-10-01 2008-04-22 Jatco Ltd Control of lock-up clutch

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