JPH0422426B2 - - Google Patents
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- JPH0422426B2 JPH0422426B2 JP9162886A JP9162886A JPH0422426B2 JP H0422426 B2 JPH0422426 B2 JP H0422426B2 JP 9162886 A JP9162886 A JP 9162886A JP 9162886 A JP9162886 A JP 9162886A JP H0422426 B2 JPH0422426 B2 JP H0422426B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B37/00—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、軟弱なフイルム状あるいは布状の透
湿性素材を強固な構造体として利用するための透
湿性構造体の製造方法に関するものである。
湿性素材を強固な構造体として利用するための透
湿性構造体の製造方法に関するものである。
従来の技術
近年、透湿性の素材としては、ポリオレフイン
系樹脂やポリウレタン樹脂、或いはフツ素樹脂等
を原料とした多数の微細な(1μm以下)物理的な
孔を有する微多孔膜と呼ばれるものや、シリコー
ンゴム等のように物理的な孔があいていないが分
子間隙(10〜103Å)によつてガス透湿性を有す
る非多孔質膜などがある。前者は、脱酸素剤包装
材や乾燥剤包装材、或いは有機溶剤ろ過膜とし
て、後者は人工皮ふやおむつカバー等に利用され
ている。また、よく知られている用途としては、
前者の微多孔膜のうちポリウレタン樹脂やフツ素
樹脂等の多孔質層をポリエステル繊維やナイロン
繊維上に積層した素材がスキーウエア等の透湿
性・防水性のスポーツ衣料等がある。この様に、
前述した透湿性素材の用途は衣料分野や医療分野
等で、フイルム状や布状の不定形で使用されるこ
とが多かつた。
系樹脂やポリウレタン樹脂、或いはフツ素樹脂等
を原料とした多数の微細な(1μm以下)物理的な
孔を有する微多孔膜と呼ばれるものや、シリコー
ンゴム等のように物理的な孔があいていないが分
子間隙(10〜103Å)によつてガス透湿性を有す
る非多孔質膜などがある。前者は、脱酸素剤包装
材や乾燥剤包装材、或いは有機溶剤ろ過膜とし
て、後者は人工皮ふやおむつカバー等に利用され
ている。また、よく知られている用途としては、
前者の微多孔膜のうちポリウレタン樹脂やフツ素
樹脂等の多孔質層をポリエステル繊維やナイロン
繊維上に積層した素材がスキーウエア等の透湿
性・防水性のスポーツ衣料等がある。この様に、
前述した透湿性素材の用途は衣料分野や医療分野
等で、フイルム状や布状の不定形で使用されるこ
とが多かつた。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら上記のような素材のままでは、フ
レキシブルではあるが軟弱であり、重量物を支え
るような剛性がなかつた。そのため、構造体の一
構成部分として定形で使用することが困難であつ
た。
レキシブルではあるが軟弱であり、重量物を支え
るような剛性がなかつた。そのため、構造体の一
構成部分として定形で使用することが困難であつ
た。
本発明は上記問題点に鑑み、軟弱なフイルム状
あるいは布状の透湿性素材を強固な構造体とする
ための透湿性構造体の製造方法を提供するもので
ある。
あるいは布状の透湿性素材を強固な構造体とする
ための透湿性構造体の製造方法を提供するもので
ある。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために本発明の透湿性構
造体の製造方法は、両面が繊維でその中間が樹脂
薄膜である透湿性複合素材と、多数の貫通穴を有
する樹脂製平板とを積み重ねたものを、前記多数
の貫通穴を有する樹脂製平板の溶融温度より高
く、前記透湿性複合素材の溶融温度より低い温度
に調整したプレス機により加圧成型するという製
造方法である。
造体の製造方法は、両面が繊維でその中間が樹脂
薄膜である透湿性複合素材と、多数の貫通穴を有
する樹脂製平板とを積み重ねたものを、前記多数
の貫通穴を有する樹脂製平板の溶融温度より高
く、前記透湿性複合素材の溶融温度より低い温度
に調整したプレス機により加圧成型するという製
造方法である。
作 用
本発明は上記した方法によつて、従来フイルム
状や布状の不定形であつた透湿性素材を、構造体
の一構成部分として定形で使用できる剛性のすぐ
れた透湿性構造体とすることができるものであ
る。
状や布状の不定形であつた透湿性素材を、構造体
の一構成部分として定形で使用できる剛性のすぐ
れた透湿性構造体とすることができるものであ
る。
実施例
以下本発明の一実施例の透湿性構造体の製造方
法について、図面を参照しながら説明する。第1
図は本発明の実施例における透湿性構造体の製造
方法において使用する油圧式のプレス機1を示す
ものである。2はピストンポンプ、3はモータ、
4はシリンダー、5はピストンでプレス機1の本
体1′内部に設けられている。本体1′前面には前
記シリンダー4内への油圧作動レバー6を有し、
前記本体1′上面に金型作動部7と金型温度制御
部8を有する。前記金型作動部7は支持枠9に固
定された固定金型10と、前記ピストン5と一体
で可動な可動金型11と、該可動金型11により
間接的にピストン5の上下運動により可動な可動
金型12の各々3つの金型を有する。また支持枠
9上部には圧力計13を有し、支持枠9の垂直方
向には前記可動な可動金型12のガイド14(前
后左右に4本ある)を有している。そして、前記
金型温度制御部8には前記2つの固定金型10、
可動金型12の温度調節器15,16とプレス時
間を設定するタイマー17を配設している。尚前
記2つの固定金型10、可動金型12には加熱用
ヒータ18が埋設されている。
法について、図面を参照しながら説明する。第1
図は本発明の実施例における透湿性構造体の製造
方法において使用する油圧式のプレス機1を示す
ものである。2はピストンポンプ、3はモータ、
4はシリンダー、5はピストンでプレス機1の本
体1′内部に設けられている。本体1′前面には前
記シリンダー4内への油圧作動レバー6を有し、
前記本体1′上面に金型作動部7と金型温度制御
部8を有する。前記金型作動部7は支持枠9に固
定された固定金型10と、前記ピストン5と一体
で可動な可動金型11と、該可動金型11により
間接的にピストン5の上下運動により可動な可動
金型12の各々3つの金型を有する。また支持枠
9上部には圧力計13を有し、支持枠9の垂直方
向には前記可動な可動金型12のガイド14(前
后左右に4本ある)を有している。そして、前記
金型温度制御部8には前記2つの固定金型10、
可動金型12の温度調節器15,16とプレス時
間を設定するタイマー17を配設している。尚前
記2つの固定金型10、可動金型12には加熱用
ヒータ18が埋設されている。
以上のように構成されたプレス機1を用いて行
う透湿性構造体の製造方法について、以下第1図
から第5図を用いて説明する。まず第2図を用い
て概略を説明すると、透湿性複合素材19と支持
体となる多数の貫通穴を有する樹脂製平板20と
を重ね合わせ、前記プレス機1の二枚の加熱され
た固定金型10、可動金型12に挾んで加圧する
ことにより透湿性構造体21を得る方法である。
う透湿性構造体の製造方法について、以下第1図
から第5図を用いて説明する。まず第2図を用い
て概略を説明すると、透湿性複合素材19と支持
体となる多数の貫通穴を有する樹脂製平板20と
を重ね合わせ、前記プレス機1の二枚の加熱され
た固定金型10、可動金型12に挾んで加圧する
ことにより透湿性構造体21を得る方法である。
更に詳細を説明する。前記透湿性複合素材19
は数十ミクロンのシリコーンゴム薄膜19aが二
つの繊維19b,19cで挾まれた構造を有する
複合素材で、基布19b上にシリコーンゴム薄膜
19aを形成した後に、接着等の手段により更に
前記シリコーンゴム薄膜19aの表面を保護する
保護繊維19cを被せたものである。また、前記
多数の貫通穴を有する樹脂製平板20はポリエチ
レンやポリプロピレン等の比較的融点の低い樹脂
である。第3図に示した如く、前記透湿性複合素
材19と樹脂製平板20とを前記透湿性複合素材
19の基布19b面で接触するように積み重ね、
第1図に示したプレス機1の温調された二枚の固
定金型10、可動金型12の間に挾む。該固定金
型10、可動金型12の温度は前記温度調節器1
5,16により、前記樹脂製平板20の溶融温度
より高く前記透湿性複合素材19の溶融温度より
低い温度、即ち前記樹脂製平板20がポリエチレ
ンで前記透湿性複合素材19の基布19bと補強
繊維19cがポリエステル繊維であれば約140℃
と230℃の間の温度に設定するが、実験結果によ
れば前記樹脂製平板20の溶融温度に近い温度域
の方が失敗がなく安全に成型できる。またプレス
圧力は前記圧力計13で確認しながら前記油圧作
動レバー6を操作して所定の圧力(約10Kg/cm3か
ら約20Kg/cm3程度)に調整し、加圧時間を前記タ
イマー17により所定の時間(約1分から約5分
間)に調整した上で適切な加圧成型を行う。以上
の操作により第4図に示した如く、前記透湿性複
合素材19の基布19b層に前記樹脂製平板20
が一部溶融してくい込む様な形で両者が溶着して
第5図に示したような透湿性構造体21を得る。
尚、実験によると、前述の金型温度の設定の仕方
として、前記透湿性複合素材19と接する側の固
定金型10温度をポリエチレンの溶融温度(約
140℃)より若干高温に、他方の可動金型12温
度を前記溶融温度より低温(約100℃から約120
℃)に調整した方がより旨く成型できることがわ
かる。また、溶融面となる前記基布19bの織り
方の種類はタフタ等よりも、トリコツトにする方
が溶着強度が出る。
は数十ミクロンのシリコーンゴム薄膜19aが二
つの繊維19b,19cで挾まれた構造を有する
複合素材で、基布19b上にシリコーンゴム薄膜
19aを形成した後に、接着等の手段により更に
前記シリコーンゴム薄膜19aの表面を保護する
保護繊維19cを被せたものである。また、前記
多数の貫通穴を有する樹脂製平板20はポリエチ
レンやポリプロピレン等の比較的融点の低い樹脂
である。第3図に示した如く、前記透湿性複合素
材19と樹脂製平板20とを前記透湿性複合素材
19の基布19b面で接触するように積み重ね、
第1図に示したプレス機1の温調された二枚の固
定金型10、可動金型12の間に挾む。該固定金
型10、可動金型12の温度は前記温度調節器1
5,16により、前記樹脂製平板20の溶融温度
より高く前記透湿性複合素材19の溶融温度より
低い温度、即ち前記樹脂製平板20がポリエチレ
ンで前記透湿性複合素材19の基布19bと補強
繊維19cがポリエステル繊維であれば約140℃
と230℃の間の温度に設定するが、実験結果によ
れば前記樹脂製平板20の溶融温度に近い温度域
の方が失敗がなく安全に成型できる。またプレス
圧力は前記圧力計13で確認しながら前記油圧作
動レバー6を操作して所定の圧力(約10Kg/cm3か
ら約20Kg/cm3程度)に調整し、加圧時間を前記タ
イマー17により所定の時間(約1分から約5分
間)に調整した上で適切な加圧成型を行う。以上
の操作により第4図に示した如く、前記透湿性複
合素材19の基布19b層に前記樹脂製平板20
が一部溶融してくい込む様な形で両者が溶着して
第5図に示したような透湿性構造体21を得る。
尚、実験によると、前述の金型温度の設定の仕方
として、前記透湿性複合素材19と接する側の固
定金型10温度をポリエチレンの溶融温度(約
140℃)より若干高温に、他方の可動金型12温
度を前記溶融温度より低温(約100℃から約120
℃)に調整した方がより旨く成型できることがわ
かる。また、溶融面となる前記基布19bの織り
方の種類はタフタ等よりも、トリコツトにする方
が溶着強度が出る。
上述実施例において透湿性複合素材19の基布
19bと補強繊維19cはポリアミド繊維でもよ
く、支持体となる多数の貫通穴を有する樹脂製平
板20はポリプロピレンやスチロール樹脂として
もよい。
19bと補強繊維19cはポリアミド繊維でもよ
く、支持体となる多数の貫通穴を有する樹脂製平
板20はポリプロピレンやスチロール樹脂として
もよい。
以上のように本実施例によれば、前記シリコー
ンゴム薄膜19aとポリエステルやポリアミド等
の基布19bと補強繊維19cからなる透湿性複
合素材19と、多数の貫通穴を有する樹脂製平板
20とを積み重ねたものを、前記多数の貫通穴を
有する樹脂製平板20の溶融温度より高く前記透
湿性複合素材19の溶融温度より低い温度に調整
した前記プレス機1の二枚の金型に挾んで加圧成
型することにより前記透湿性構造体21を得るも
のであるから、従来布状の不定形で軟弱であつた
前記透湿性複合素材19を透湿性構造体21の一
構成部分として定形で使用できる剛性のすぐれた
透湿性構造体21とすることができる。従つて、
液体は洩れることがなく液体の蒸気だけを逃がす
ような密閉箱体の壁材などに使用することが可能
となる。即ち、前記透湿性複合素材19の用途拡
大が図れるものである。
ンゴム薄膜19aとポリエステルやポリアミド等
の基布19bと補強繊維19cからなる透湿性複
合素材19と、多数の貫通穴を有する樹脂製平板
20とを積み重ねたものを、前記多数の貫通穴を
有する樹脂製平板20の溶融温度より高く前記透
湿性複合素材19の溶融温度より低い温度に調整
した前記プレス機1の二枚の金型に挾んで加圧成
型することにより前記透湿性構造体21を得るも
のであるから、従来布状の不定形で軟弱であつた
前記透湿性複合素材19を透湿性構造体21の一
構成部分として定形で使用できる剛性のすぐれた
透湿性構造体21とすることができる。従つて、
液体は洩れることがなく液体の蒸気だけを逃がす
ような密閉箱体の壁材などに使用することが可能
となる。即ち、前記透湿性複合素材19の用途拡
大が図れるものである。
発明の効果
以上のように本発明は、両面外側が繊維でその
中間に樹脂薄膜を有する透湿性複合素材と、多数
の貫通穴を有する樹脂製平板とを積み重ね、前記
多数の貫通穴を有する樹脂製平板の溶融温度より
高く前記透湿性複合素材の溶融温度より低い温度
に調整したプレス機の二枚の金型に挾んで、前記
プレス機により加圧成型する透湿性構造体の製造
方法であるから、従来布状の不定形で軟弱であつ
た前記透湿性複合素材を、構造体の一構成部分と
して定形で使用できる重量物を支えるような剛性
のすぐれた透湿性構造体とすることができる。従
つて、液体は洩れることがなく液体の蒸気だけを
逃がすような密閉箱体の壁材などに使用すること
が可能となる。即ち、前記透湿性複合素材の用途
拡大が図れるものである。
中間に樹脂薄膜を有する透湿性複合素材と、多数
の貫通穴を有する樹脂製平板とを積み重ね、前記
多数の貫通穴を有する樹脂製平板の溶融温度より
高く前記透湿性複合素材の溶融温度より低い温度
に調整したプレス機の二枚の金型に挾んで、前記
プレス機により加圧成型する透湿性構造体の製造
方法であるから、従来布状の不定形で軟弱であつ
た前記透湿性複合素材を、構造体の一構成部分と
して定形で使用できる重量物を支えるような剛性
のすぐれた透湿性構造体とすることができる。従
つて、液体は洩れることがなく液体の蒸気だけを
逃がすような密閉箱体の壁材などに使用すること
が可能となる。即ち、前記透湿性複合素材の用途
拡大が図れるものである。
第1図は本発明の一実施例を示す透湿性構造体
の製造に用いる油圧プレス機の正面図、第2図は
同透湿性構造体の製造方法の概略説明図、第3図
は第2図における加圧成型前の透湿性構造体の状
態を示す部分断面図、第4図は第2図における加
圧成型后の透湿性構造体の密着状態を示す部分断
面図、第5図は透湿性構造体の斜視図である。 1……油圧プレス機、10……固定金型、12
……可動金型、19……透湿性複合素材、19b
……基布、19c……補強繊維、20……樹脂製
平板。
の製造に用いる油圧プレス機の正面図、第2図は
同透湿性構造体の製造方法の概略説明図、第3図
は第2図における加圧成型前の透湿性構造体の状
態を示す部分断面図、第4図は第2図における加
圧成型后の透湿性構造体の密着状態を示す部分断
面図、第5図は透湿性構造体の斜視図である。 1……油圧プレス機、10……固定金型、12
……可動金型、19……透湿性複合素材、19b
……基布、19c……補強繊維、20……樹脂製
平板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両面外側が繊維でその中間に樹脂薄膜を有す
る透湿性複合素材と、多数の貫通穴を有する樹脂
製平板とを積み重ね、これを前記多数の貫通穴を
有する樹脂製平板の溶融温度より高く前記透湿性
複合素材の溶融温度より低い温度に調整したプレ
ス機の二枚の固定金型と可動金型に挾んで、前記
プレス機により加圧成型する透湿性構造体の製造
方法。 2 二枚の金型は、透湿性複合素材と接する側を
多数の貫通穴を有する樹脂製平板の溶融温度より
高温に、他方を多数の貫通穴を有する樹脂製平板
の溶融温度より低温に調整してなる特許請求の範
囲第1項記載の透湿性構造体の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61091628A JPS62248624A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | 透湿性構造体の製造方法 |
KR1019870003769A KR900003823B1 (ko) | 1986-04-21 | 1987-04-20 | 투습성 구조체와 그 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61091628A JPS62248624A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | 透湿性構造体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62248624A JPS62248624A (ja) | 1987-10-29 |
JPH0422426B2 true JPH0422426B2 (ja) | 1992-04-17 |
Family
ID=14031815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61091628A Granted JPS62248624A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | 透湿性構造体の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62248624A (ja) |
KR (1) | KR900003823B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
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