JPH04223349A - ギャングボンディング装置 - Google Patents

ギャングボンディング装置

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Publication number
JPH04223349A
JPH04223349A JP2412940A JP41294090A JPH04223349A JP H04223349 A JPH04223349 A JP H04223349A JP 2412940 A JP2412940 A JP 2412940A JP 41294090 A JP41294090 A JP 41294090A JP H04223349 A JPH04223349 A JP H04223349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
chip
chip stage
load sensor
pressing force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2412940A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Okazaki
誠 岡崎
Masamitsu Okamura
将光 岡村
Kunio Fujiwara
藤原 邦雄
Yasuki Kimura
康樹 木村
Katsumi Fukuda
福田 克巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2412940A priority Critical patent/JPH04223349A/ja
Publication of JPH04223349A publication Critical patent/JPH04223349A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チップステージ上の
半導体チップ(以下、単にチップという)のバンプに対
して、ポリイミドテープ等のテープ基板に設けられた外
部リードをツールにより加圧且つ加熱し、バンプと外部
リードとを一括接合させるギャングボンディング装置に
関し、特にツール面とバンプ面との平行度調整を自動化
すると共に安定化させて信頼性を向上させたギャングボ
ンディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は、例えば特開昭57
−37842号公報に記載された、従来のギャングボン
ディング装置を示す側面図である。図10において、1
はチップ3が載置されるチップステージ、2はチップ3
上に形成されたバンプ4に対向して昇降するツールであ
る。8はポリイミドテープ等のテープ基板9上に形成さ
れた外部リードであり、バンプ4とツール2との間に介
在されている。 尚、チップステージ1は固定されており、ツール2は姿
勢調整するための保持具(図示せず)により対向角度が
調整可能になっている。又、チップステージ1及びツー
ル2は、加熱手段(図示せず)により加熱されるように
なっている。
【0003】次に、図10に示した従来のギャングボン
ディング装置を用いたインナーリードボンディング動作
について説明する。まず、チップステージ1上にチップ
3を載置すると共に、バンプ4に対向するようにチップ
3上にテープ基板9を介して外部リード8を供給し、ツ
ール2を下降させる。そして、チップ3及びツール2を
加熱しながらバンプ4と外部リード8とを加圧接触させ
ることにより、各バンプ4と外部リード8とを一括接合
させる。このとき、バンプ4と外部リード8とを一括接
合するためには、固定されたチップステージ1上のバン
プ4に対してツール2の下面を平行に対向させなければ
ならず、予めチップステージ1の上面を基準として、ツ
ール2の下面が平行になるようにツール保持具の傾きを
機械的に調整する必要がある。
【0004】ツール2の下面とバンプ4の上面との平行
度の調整は、例えば、予めチップステージ1の上面を基
準にツール2の下面をすり合わせ加工して行うか、又は
、次のように行われる。即ち、チップステージ1の上面
を基準にSUS薄板等の圧痕治具(図示せず)を載置し
、この圧痕治具をツール2で加圧した後の圧痕を観測し
ながら、ツール保持具によりツールの傾きを機械的に調
整し、チップステージ1に対するツール2の平行度を設
定する。
【0005】しかしながら、上記平行度調整方法はいず
れも加工及び調整が非常に難しく、熟練を要するうえ時
間がかかるという問題があり、又、一旦調整しても、ツ
ール2の加熱により生じる熱変形や加圧力の変化により
生じる機械的変形に対応することができないうえ、ツー
ル2の交換毎に同様の調整が必要になるという問題があ
った。
【0006】上記の問題の改善策として、例えば図11
のように、倣い機構を有するチップステージ1Aを用い
たギャングボンディング装置が提案されている。図11
において、5はチップ3が載置される断熱材、6は断熱
材5が固着された倣いボール、7は倣いボール6の球面
に対応した凹面を介して倣いボール6を揺動自在に支持
する倣いボール受け、10は倣いボール受け7が固定さ
れた受け台である。
【0007】次に、図11に示した従来のギャングボン
ディング装置によるインナーリードボンディング動作に
ついて説明する。まず、ツール2がチップ3上に下降し
、外部リード8及びバンプ4を押圧する。このとき、バ
ンプ4に対するツール2の下面の平行度がでていない場
合、倣いボール6の球面が倣いボール受け7の球面接触
部を滑動し、倣いボール6は、外部リード8及びバンプ
4にかかる圧力が均等になるように揺動する。これによ
り、ツール2の下面とバンプ4との平行度を自動的に出
すことができる。
【0008】しかしながら、このような倣い機構におい
ては、球面状接触部の摩擦によりスティックスリップを
生じるため、倣いボール6が円滑に揺動せず、チップ3
上のバンプ4にツール2の下面が倣うときに、局部的に
バンプ4を過度に加圧し、チップ3を損傷するおそれが
ある。又、チップ3の寸法が小さくなると加圧時の回転
モーメントが小さくなるので、上記スティックスリップ
により倣いボール6が更に動きにくくなる。従って、寸
法の異なる多品種のチップ3に対応することはできない
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のギャングボンデ
ィング装置は以上のように、図10の場合は、バンプ4
に対するツール2の平行度の調整を作業員の試行錯誤に
より行っているため、作業が困難で熟練を要し、労力及
び時間がかかるという問題点があった。又、図11の場
合は、平行度の調整が自動的に行われるものの、バンプ
4にツール2を加圧したときの倣いボール6及び倣いボ
ール受け7の球面状接触部の滑動により平行度調整が行
われるため、摩擦によるスティックスリップによりチッ
プ3に損傷を与えるおそれがあり、多品種に適用するこ
とができないという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、バンプ及びツールの平行度を自
動的に且つ安定に調整することができ、チップに対して
過度の加圧力がかかることがなく、信頼性の高いギャン
グボンディング装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の発
明に係るギャングボンディング装置は、ツールの下降に
よりチップステージの複数点にかかる加圧力を個別に検
出する複数の荷重センサと、チップステージの複数点を
個別に上下駆動させる複数の駆動手段と、各加圧力が均
一になるように各駆動手段を制御する制御手段とを設け
たものである。又、この発明の請求項2の発明に係るギ
ャングボンディング装置は、加圧力が均一に調整された
後の駆動手段に対する駆動信号を学習する学習手段と、
ツールが上昇した後の荷重センサの出力信号を学習する
別の学習手段とを、制御手段に設けたものである。又、
この発明の請求項3の発明に係るギャングボンディング
装置は、ツールの駆動部の加圧力を検出する別の荷重セ
ンサと、別の荷重センサの出力信号を駆動部にフィード
バックして、バンプ及び外部リードの一括接合時の駆動
部の加圧力を加圧パターンと一致させるための別の制御
手段とを設けたものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1の発明においては、チップ
及びチップステージを介して伝達されるツールの加圧力
を複数点に対して個別に検出し、各加圧力に応じて複数
の駆動手段を個別に駆動させることにより、チップステ
ージの複数点を個別に昇降させてバンプ表面をツールの
下面に倣わせ、両者の平行度を自動的に調整する。又、
この発明の請求項2の発明においては、チップステージ
の平行度調整後の駆動手段に対する駆動信号を学習する
と共に、ツール上昇後の荷重センサの出力信号を学習し
、ツールが上昇した後もチップステージの姿勢を保持す
る。又、この発明の請求項3の発明においては、ツール
の駆動部の加圧力を駆動部にフィードバックすることに
より、バンプ及び外部リードの一括接合時の駆動部の実
際の加圧力を加圧パターンと一致させる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す側断面図、図2
は図1内のチップステージ側を示す平面図であり、1〜
4、8及び9は前述と同様のものである。11はチップ
ステージ1の下面に固着されたヒートブロックであり、
チップステージ1と共にチップ3を加熱するようになっ
ている。12はヒートブロック11を横方向に位置決め
し且つ上下方向にフレキシブルに支持する弾性ヒンジ、
13は弾性ヒンジ12の外周部を支持する円筒状のハウ
ジングである。14はヒートブロック11の下部に設け
られた断熱材であり、ヒートブロック11に対して、ピ
ン15により空隙をもって位置決め支持されると共に、
ネジ16により固定されている。
【0014】17はバンプ4の位置に対応するように断
熱材14の下部に設けられた複数の荷重センサであり、
ツール2の下降によりチップステージ1の複数点(例え
ば、4点)にかかる加圧力を個別に検出するようになっ
ており、例えば突出部17aを介して断熱材14に接触
したロードセル等から構成されている。18は荷重セン
サ17の下部にそれぞれ配置された円柱状の圧電アクチ
ュエータ即ち圧電素子であり、チップステージ1の複数
点を個別に上下駆動させてチップステージ1を傾斜させ
るための複数の駆動手段を構成している。19は荷重セ
ンサ17と圧電素子18とを結合するジョイントである
【0015】20は圧電素子18の下部を支持するため
の受け皿、21はハウジング13の下部に設けられて受
け皿20を横方向に保持するガイド円板、22は受け皿
20の下部斜面に滑動自在に接触するくさび状のスライ
ダ、23はスライダ22を横方向に移動させる調整ネジ
、24はハウジング13及びガイド円板21の下面に固
着された底板である。くさび状のスライダ22は、断熱
材14と荷重センサ17との間に空隙が生じない程度に
、受け皿20に対して上方向の予圧をかけるようになっ
ている。又、各荷重センサ17からの加圧力を示す出力
信号は制御手段(後述する)に入力され、制御手段は各
加圧力が均一になるように各圧電素子18を駆動するよ
うになっている。
【0016】図3は荷重センサ17と圧電素子18との
間に挿入された制御手段を示すブロック図であり、この
発明の請求項1の発明に対応している。図において、3
0は制御手段となる制御回路であり、以下の31〜35
から構成されている。31は各荷重センサ17からの微
小出力を個別に増幅する複数(この場合、4個)の増幅
回路、32は各増幅回路31を介した加圧力fL1〜f
L4を平均化処理して平均加圧力fL0を演算する平均
化回路、33は平均加圧力fL0と各加圧力fL1〜f
L4との偏差を個別に演算する4個の減算器、34は各
減算器33からの加圧力偏差ΔfL1〜ΔfL4を個別
に積分する4個の積分回路、35は各積分回路34から
の偏差積分信号に基づいて各圧電素子18に対する個別
の駆動信号D1〜D4を出力する4個のピエゾアンプで
ある。
【0017】次に、図4の説明図を参照しながら、図1
〜図3に示したこの発明の請求項1の発明の一実施例の
動作について説明する。図4はこの発明の一実施例の動
作を説明するための説明図であり、ここでは、簡略化の
ため、弾性ヒンジ12をバネで示し、荷重センサ17及
び圧電素子18以外の周辺構成並びに外部リード8及び
テープ基板9等は図示していない。まず、前述と同様に
、チップステージ1上にチップ3をセットし、ツール2
を下降させてチップ3上のバンプ4を押圧する。このと
き、ツール2の加圧力は、チップステージ1の下方に設
置された荷重センサ17により検出される。
【0018】検出された荷重センサ17の各出力信号は
、制御回路30内の増幅回路31により増幅され、加圧
力fL1〜fL4となって平均化回路32に取り込まれ
る。平均化回路32は、加圧力fL1〜fL4を平均化
処理して、
【数1】fL0=(fL1+fL2+fL3
+fL4)/4により、平均加圧力fL0を求める。
【0019】減算器33は平均加圧力fL0と各加圧力
fL1〜fL4との偏差ΔfL1〜ΔfL4を求め、積
分回路34は加圧力偏差ΔfL1〜ΔfL4をそれぞれ
積分する。そして、ピエゾアンプ35は、平均加圧力f
L0を目標値として、各積分回路34からの偏差積分信
号が0となるような駆動信号D1〜D4を生成し、各圧
電素子18を駆動する。これにより、圧電素子18の各
軸は、各荷重センサ17の出力信号(加圧力)をフィー
ドバックするサーボ制御系を構成することになり、積分
補償により各軸の加圧力fL1〜fL4が平均加圧力f
L0と等しくなるように制御される。
【0020】従って、図4(a)のようにツール2の下
面とバンプ4との平行度がでていない場合でも、各軸の
加圧力fL1〜fL4を平均加圧力fL0と等しくなる
ように各圧電素子18が駆動されるので、図4(b)の
ように自動的にチップステージ1の傾きが自動的に矯正
されて平行度が調整される。この結果、ツール2の加圧
力が各軸に均等に分配され、加圧力が外部リード8とバ
ンプ4に均一に伝達される。このとき、予め手動により
チップステージ1及びツール2に対して行われる平行度
の機械的調整は、粗調整のみで済むため簡略化され、労
力及び時間が軽減されて生産性は著しく向上する。
【0021】しかしながら、図3に示したこの発明の請
求項1の発明に対応する制御回路30によれば、ツール
2が上昇した後には、荷重センサ17で検出される弾性
ヒンジ12の復元力が均一になるように、圧電素子18
に対する駆動信号D1〜D4にフィードバックがかかる
ため、図4(b)から(a)の状態に戻ってしまう。そ
の後、ツール2の下降時には、再び自動的に平行度が調
整されるので、特に支障はないが、このときの圧電素子
18による調整量を軽減させるためは、チップステージ
1の姿勢が保持されることが望ましい。
【0022】次に、平行度調整後のチップステージ1の
姿勢を保持するようにした、この発明の請求項2の発明
の一実施例について説明する。図5はこの発明の請求項
2の発明の一実施例における制御手段を示すブロック図
であり、ここでは、増幅回路31及びピエゾアンプ35
を省略している。尚、チップステージ1及びツール2等
を含む機械的構造は図1及び図2に示した通りである。 40は積分回路34を含む出力処理回路であり、積分回
路34の出力端子に接続されて切換信号SWにより開閉
されるスイッチ回路41と、第1のサンプルホールド信
号H1に応答して積分回路34の出力信号(偏差積分信
号)を保持するサンプルホールド回路42と、スイッチ
回路41及びサンプルホールド回路42の各出力信号を
加算する加算器43とを備えている。同一構成の出力処
理回路40は、各圧電素子18に対応して設けられてお
り、それぞれピエゾアンプ35に接続されている。
【0023】第1のサンプルホールド信号H1は、各荷
重センサから検出される加圧力fL1〜fL4が均一に
調整された後(チップステージ1の倣い動作終了後)に
出力され、又、切換信号SWは、第1のサンプルホール
ド信号H1が出力された直後にスイッチ回路41をオフ
するようになっている。スイッチ回路41は、制御回路
のフィードバック制御動作を切換えるものであり、オン
時には制御回路に加圧力フィードバック制御即ち倣い動
作を行わせ、オフ時には加圧力フィードバック制御を行
わせずに圧電素子18の状態を保持するようになってい
る。サンプルホールド回路42は、加圧力fL1〜fL
4が均一に調整された後の各駆動手段に対する駆動信号
を学習する学習手段を構成しており、倣い動作終了後の
駆動手段への印加電圧P1〜P4を保持するようになっ
ている。各印加電圧P1〜P4は、ピエゾアンプ35に
より増幅されて駆動信号D1〜D4となり、駆動信号D
1〜D4に対応している。
【0024】50は増幅回路31を介した荷重センサ1
7の出力信号が入力される入力処理回路であり、第2の
サンプルホールド信号H2に応答して荷重センサ出力信
号を保持するサンプルホールド回路51と、荷重センサ
出力信号(加圧力)とサンプルホールド回路51の出力
信号との差をとる減算器52とを備えている。同一構成
の入力処理回路50は、各荷重センサ17に対応してそ
れぞれ設けられている。
【0025】第2のサンプルホールド信号H2は、一括
接合動作が終了してツール2が上昇した後に出力され、
サンプルホールド回路51は、ツール2が上昇した後の
各荷重センサ17の出力信号fK1〜fK4を学習する
別の学習手段を構成している。減算器52から得られる
各入力処理回路50の出力信号fL1′〜fL4′は、
平均化回路32及び減算器33に入力される。この場合
、平均化回路32はサンプルホールド値fK1〜fK4
が減算された各加圧力fL1′〜fL4′の平均加圧力
fL0′を出力している。
【0026】次に、図4を参照しながら、図5に示した
この発明の請求項2の発明の動作について説明する。前
述と同様に、図4(a)のように加圧一括接合時のツー
ル2の下面とチップ3の平行度が出ていない場合、加圧
初期の段階においてはツール2の1つの角又は辺がチッ
プ3と接触し、いわゆる片当りの状態で加圧が行われる
。 このとき、一括接合に必要な所要加圧力を一度に印加す
ると、チップ3の一部に過大な荷重が印加されてしまい
、チップ3が損傷することになる。そこで、図4(b)
のようにツール2とチップ3(バンプ4)との平行度を
調整し、この状態を学習した後で所要の加圧力を印加す
る。
【0027】即ち、まず、図4(a)の状態で、チップ
3に損傷を与えない程度の低荷重fcを印加しながら、
チップステージ1の加圧力フィードバック制御を行う。 尚、初期状態においては、サンプルホールド回路42及
び51にはホールド値が格納されていないものとする。 これにより、加圧力偏差ΔfL1〜ΔfL4に応じて各
圧電素子18が伸縮し、各軸の加圧力fL1〜fL4が
平均加圧力fL0と一致するように均一化され、図4(
b)のように、チップステージ1は、ツール2の下面と
チップ3の表面とが倣うように傾く。こうして、倣い動
作が終了すると、第1のサンプルホールド信号H1が出
力され、サンプルホールド回路42は、各圧電素子18
の伸縮量として、印加電圧P1〜P4を記憶保持する。
【0028】次に、切換信号SWにより、スイッチ回路
41が図示した位置からオフ側に切換えられ、フィード
バックサーボ系は遮断される。この結果、各圧電素子1
8は、印加電圧P1〜P4に応じた駆動信号D1〜D4
で駆動され続け、ツール2が上昇した後も、チップステ
ージ1は、図4(c)のように平行度が調整された姿勢
を維持したままで固定される。
【0029】このようにツール2の加圧力が取り除かれ
ると、各荷重センサ17は、平行度調整状態においてチ
ップステージ1が弾性ヒンジ12から受ける力を検出す
ることになる。このとき、第2のサンプルホールド信号
H2が出力され、サンプルホールド回路51は、平行度
調整後のツール上昇時の各荷重センサ出力信号fK1〜
fK4を記憶保持する。このホールド値fK1〜fK4
は、初期設定状態での学習値として、次の所要加圧動作
に用いられる。
【0030】即ち、ツール2が下降して所要荷重fsで
各軸に加圧力fL1〜fL4が印加されると、入力処理
回路50内の減算器52は、各加圧力から学習された初
期ホールド値fK1〜fK4を減算して、補正された加
圧力fL1′〜fL4′を生成する。又、切換信号SW
がスイッチ回路41を再びオンすることにより、出力処
理回路40内の加算器43は、補正された加圧力偏差Δ
fL1′〜ΔfL4′に基づく偏差積分信号と、サンプ
ルホールド回路42に学習された平行度調整時の印加電
圧P1〜P4(初期値)とをそれぞれ加算し、各圧電素
子18に対する補正された印加電圧としてピエゾアンプ
35に出力する。
【0031】これにより、実際の一括接合の加圧時には
、図4(d)のようにツール2の下面とチップ3のバン
プ4との平行度が維持され、ツール2の片当りによるチ
ップ3の損傷を防止することができる。以下、同一のチ
ップ3に対して一括接合を行う場合は、平行度調整が既
に終了しているので、図4(a)〜(c)の工程を省略
し、図4(d)の状態で直ちに所要荷重fsを印加する
ことができる。
【0032】しかしながら、図4(a)に示した低荷重
fcによる倣い動作時において、ツール2に対するチッ
プ3の状態によっては、実際の加圧力が理想の加圧パタ
ーンと一致しない場合があり得る。従って、ツール2の
駆動系の加圧力が加圧パターンと一致するように、ツー
ル側においても加圧力フィードバック制御することが望
ましい。
【0033】以下、ツール2の駆動部の加圧力をフィー
ドバック制御するようにした、この発明の請求項3の発
明の一実施例について説明する。図6はこの発明の請求
項3の発明の一実施例におけるツール駆動部を示す構成
図である。図において、60はツール2の駆動源となる
DCモータ、61はDCモータ601の回転力を伝達す
るためのカップリング、62はカップリング61からの
回転力を上下駆動力に変換するカム、63はカム62に
より上下駆動されてカム2を駆動するツール保持具、6
4はツール保持具63内に設けられてツール2の加圧力
fを検出する別の荷重センサである。荷重センサ64の
出力信号(加圧力f)は、別の制御回路(後述する)を
介してDCモータ60にフィードバックされている。尚
、上下駆動に変換する手段は、カム62に限らず、同等
の機能を有するものであれば、ツール2を直接駆動する
リニアモータ、歯車、又は、ネジ等を用いてもよい。
【0034】図7は図6内のDCモータ60に対するフ
ィードバック制御回路を示すブロック図であり、65は
荷重センサ64の出力信号を増幅する増幅回路、66は
例えば図8のような加圧パターンを発生する加圧パター
ン発生回路、67は加圧パターン発生回路66からの加
圧力指令値と増幅回路65からの加圧力との偏差をとる
減算器、68は減算器67の出力信号を積分して制御偏
差を抑制する積分補償回路、69は積分補償回路68の
出力信号に基づいてDCモータ60を駆動するサーボア
ンプである。尚、加圧パターン発生回路66は、ICを
組み合わせたハードウェア回路、又は、マイクロコンピ
ュータ等を用いたソフトウェアプログラムで構成されて
いる。
【0035】次に、図6〜図8を参照しながら、この発
明の請求項3の発明の一実施例の動作について説明する
。荷重センサ64は、DCモータ60に基づくツール2
の駆動部の加圧力を検出し、図7に示す制御回路は、荷
重センサ64の出力信号を加圧力指令値から減算し、D
Cモータ60を含む駆動部にフィードバックする。これ
により、DCモータ60に基づいて、ツール2から外部
リード8(図1参照)及びバンプ4に印加される実際の
加圧力fを、加圧パターン発生回路66から発生する任
意の加圧力指令値に追従させることができる。
【0036】例えば、図8のように、初期加圧力指令値
として低荷重fcを与え、その後、加圧パターンを段階
的に増加させて所要荷重fsを印加する場合、上記制御
回路による加圧力fのフィードバック制御を行えば、加
圧パターンに一致した加圧力fがツール2を介して確実
にチップ3に印加される。この場合も、平行度調整が終
了した後の加圧動作時には、低荷重fcを印加せずに、
直ちに所要荷重fsを印加してもよい。この結果、ツー
ル2のチップ3に対する片当りによるチップ3の損傷を
防止することができる。又、図8のように徐々に加圧力
fを増加させれば、チップ3を常に均一な荷重で加圧す
ることができる。
【0037】尚、上記各実施例では、チップステージ1
の姿勢を調整するための駆動手段として圧電素子18を
用いたが、図9に示すようにスライダ機構を用いても同
等の効果を奏する。図9において、25は底板24の中
央に突設されたガイド板、71は荷重センサ17に固着
されて上下方向に駆動される昇降スライダ、72はガイ
ド板25に固定されて昇降スライダ71を昇降自在にガ
イドする昇降用ガイド、73は昇降スライダ71の斜面
と対向して滑動する斜面を有する駆動スライダ、74は
底板24に固定されて駆動スライダ73を底板24に沿
って移動自在にガイドする駆動用ガイド、75は駆動ス
ライダ73に係合されて駆動スライダ73を駆動するた
めのネジ軸、76はネジ軸75を回転駆動するためのモ
ータである。同一構成のスライダ機構は、圧電素子18
の場合と同様に、チップステージ1の駆動点に対応した
各軸毎に設けられている。この場合も、前述と同様のフ
ィードバック制御系により、各荷重センサ17の出力信
号が均一となるようにモータ76が駆動され、ツール2
の下面に対してバンプ4の面が平行となるようにチップ
ステージ1の姿勢が調整される。
【0038】又、制御手段例えば制御回路30(図3参
照)として、オペアンプ等を含むICを用いた場合を示
したが、ソフトウェアプログラムを用いてもよい。又、
チップステージ1及びヒートブロック11の水平方向を
弾性ヒンジ12で支持したが、他のガイド機構を用いて
もよい。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1の発明
によれば、ツールの下降によりチップステージの複数点
にかかる加圧力を個別に検出する複数の荷重センサと、
チップステージの複数点を個別に上下駆動させる複数の
駆動手段と、各加圧力が均一になるように各駆動手段を
制御する制御手段とを設け、チップステージの複数点を
個別に昇降させてバンプ表面をツールの下面に自動的に
倣わせ、両者の平行度を出すことにより加圧力を均一に
したので、チップに対して過度の加圧力がかかることが
なく、一括接合の信頼性の高いギャングボンディング装
置が得られる効果がある。又、この発明の請求項2の発
明によれば、加圧力が均一に調整された後の駆動手段に
対する駆動信号を学習する学習手段と、ツールが上昇し
た後の荷重センサの出力信号を学習する別の学習手段と
を設け、ツールが上昇した後もチップステージの姿勢を
保持するようにしたので、更に、倣い動作に要する時間
を軽減することのできるギャングボンディング装置が得
られる効果がある。又、この発明の請求項3の発明によ
れば、ツールの駆動部の加圧力を検出する別の荷重セン
サと、別の荷重センサの出力信号を駆動部にフィードバ
ックしてバンプ及び外部リードの一括接合時の駆動部の
加圧力を加圧パターンと一致させるための別の制御手段
とを設け、バンプ及び外部リードの一括接合時の駆動部
の実際の加圧力を加圧パターンと一致させるようにした
ので、更に、チップの損傷を確実に防止することのでき
るギャングボンディング装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構造を示す側断面図であ
る。
【図2】図1内のチップステージ側の構成を示す平面図
である。
【図3】この発明の請求項1の発明の一実施例の制御回
路を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施例における平行度調整動作を
示す説明図である。
【図5】この発明の請求項2の発明の一実施例の制御回
路を示すブロック図である。
【図6】この発明の請求項3の発明の一実施例のツール
側の構成を示す構成図である。
【図7】この発明の請求項3の発明の一実施例のツール
側に設けられた別の制御回路を示すブロック図である。
【図8】この発明の請求項3の発明の一実施例における
加圧パターンを示す説明図である。
【図9】この発明の他の実施例のチップステージ側の構
成を示す側断面図である。
【図10】従来のギャングボンディング装置を示す側面
図である。
【図11】従来のギャングボンディング装置の他の例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1    チップステージ 2    ツール 3    半導体チップ 4    バンプ 8    外部リード 9    テープ基板 17    荷重センサ 18    圧電素子(駆動手段) 30    制御回路(制御手段) 42    サンプルホールド回路(学習手段)51 
   サンプルホールド回路(別の学習手段)60  
  DCモータ 62    カム 64    別の荷重センサ 66    加圧パターン発生回路 67    減算器 fL1〜fL4  加圧力 D1〜D4    駆動信号 P1         印加電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  チップステージに載置された半導体チ
    ップ上のバンプに対して、テープ基板に設けられた外部
    リードをツールにより加圧且つ加熱して、前記バンプ及
    び前記外部リードを一括接合するギャングボンディング
    装置において、前記ツールの下降により前記チップステ
    ージの複数点にかかる加圧力を個別に検出する複数の荷
    重センサと、前記チップステージの複数点を個別に上下
    駆動させる複数の駆動手段と、前記各加圧力が均一にな
    るように前記各駆動手段を制御する制御手段と、を備え
    、前記バンプと前記ツールの下面との平行度を自動的に
    調整するようにしたことを特徴とするギャングボンディ
    ング装置。
  2. 【請求項2】  制御手段は、加圧力が均一に調整され
    た後の駆動手段に対する駆動信号を学習する学習手段と
    、ツールが上昇した後の荷重センサの出力信号を学習す
    る別の学習手段とを備え、前記ツールが上昇した後もチ
    ップステージの姿勢を保持するようにしたことを特徴と
    する請求項1のギャングボンディング装置。
  3. 【請求項3】  ツールの駆動部の加圧力を検出する別
    の荷重センサと、この別の荷重センサの出力信号を前記
    駆動部にフィードバックして、バンプ及び外部リードの
    一括接合時の前記駆動部の加圧力を加圧パターンと一致
    させるための別の制御手段と、を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2のギャングボンディング装置。
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