JPH04222671A - 篩機の材料供給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、篩機の材料供給方法
に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、振
動型篩機への材料供給を定量的に行い、篩効率を向上さ
せることのできる篩機の材料供給方法に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より、粉粒体等の各種の材料につい
ては、篩にかけて粒径等の品質を均一化させてきており
、この篩工程には、たとえば図５に示したような振動型
の篩機（ア）が用いられてきている。この振動型篩機（
ア）を用いて粉粒体等の材料をふるい分ける場合には、
材料を供給口（イ）から篩機（ア）内部へ供給し、篩機
（ア）を振動させて、内蔵している所定の大きさのメッ
シュを有する金網により材料をふるい分ける。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこの図５に示したような従来の篩機（ア）においては
、供給口（イ）を短管のみで構成しているため、材料供
給が非定量的に行われたり、また、バッチ式に行われる
と、篩機（ア）の篩効率が著しく低下するという欠点が
ある。特に、熱を有する材料をバッチ供給すると、篩機
（ア）に配備した金網が目詰まりしやすいという問題が
ある。

【０００４】このような篩効率の低下を防止する方策と
して、従来では、篩工程前に定量供給機を取り付け、一
定量の材料を篩機（ア）の供給口（イ）に供給する方法
が提案されてもいる。　　しかしながら、この場合には
、定量供給機と篩機という機器構成を必要とするため、
工程がかえって複雑になり、また、コストも高くなると
いう問題がある。

【０００５】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の篩機への材料供給についての
欠点を解消し、振動型篩機へ材料を定量的に供給するこ
とができ、篩効率を向上させることのできる、改善され
た篩機の材料供給方法を提供することを目的としている
。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、振動型篩機の供給口中央部に円
錐せきを配設し、材料を定量供給することを特徴とする
篩機の材料供給方法を提供する。

【０００７】

【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の篩機の材料供給方法についてさらに詳しく説明する。 図１および図２は、各々、この発明の篩機の材料供給方
法に用いることのできる振動型篩機の一実施例を示した
部分断面図および一部切欠平面図である。

【０００８】これらの図１および図２に例示したように
、この発明の篩機の材料供給方法においては、振動型篩
機（１）の上部に設けた粉粒体等の各種材料の供給口（
２）の中央部に円錐せき（３）を配設する。この円錐せ
き（３）は、たとえば円錐せき取付座（４）を介して供
給口（２）に取り付けることができる。図３および図４
は、各々、円錐せき（３）の供給口（１）への取付状態
を例示した断面図および平面図である。

【０００９】これらの図３および図４に例示したように
、円錐せき（３）は円錐せき取付座（４）上にボルト（
５）等により固定することができる。もちろんこのよう
な円錐せき（３）の取付構造については以上の例に限定
されることはなく、適宜な構造とすることができる。 供給口（１）へ供給される粉粒体等の材料は、振動式篩
機（１）の振動により、図３に示した矢印方向に分散し
て供給口（２）の壁面部から下方へと落下する。このよ
うな材料の分散落下によって、図１および図２に例示し
た篩機（１）内部への供給量を定量的とすることができ
る。材料の供給量は、円錐せき（３）の外径（ａ）と供
給口（２）の内径（ｂ）との差に相当する隙間（６）の
間隔（ｃ）および円錐せき（３）の傾斜角（ｄ）を変え
ることにより調整することができる。

【００１０】このように、円錐せき（３）を振動式篩機
（１）の供給口（２）に取り付けるだけで、粉粒体等の
各種材料を定量的に篩機（１）内部に供給することが可
能となり、篩機（１）での篩効率を向上させることがで
きる。また、篩機（１）に内蔵された金網の目詰まりを
防止することもできる。さらには、従来、材料の定量供
給に必要であった定量供給機を省略することもできる。 篩工程を簡略化することが可能となる。

【００１１】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。振動型篩機の構成および構造、
円錐せきの大きさ、材質およびその設置方法等の細部に
ついては様々な態様が可能であることはいうまでもない
。

【００１２】

【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、粉粒体等の各種材料を定量的に振動型篩機に供給
することができ、篩効率を向上させることができる。篩
機に内蔵した金網の目詰まりを防止することもできる。 また、定量供給機は不要となり、工程が簡略化される。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の篩機の材料供給方法に用いることの
できる振動型篩機の一実施例を示した部分断面図である
。

【図２】図１に例示した振動型篩機の一部切欠平面図で
ある。

【図３】図１および図２に例示した円錐せきの取付状態
を例示した断面図である。

【図４】図１および図２に例示した円錐せきの取付状態
を例示した平面図である。

【図５】従来の振動型篩機を示した部分断面図である。

【符号の説明】

１　　　　振動型篩機 ２　　　　供給口 ３　　　　円錐せき ４　　　　円錐せき取付座 ５　　　　ボルト ６　　　　隙間

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　振動型篩機の供給口中央部に円錐せき
   を配設し、材料を定量供給することを特徴とする篩機の
   材料供給方法。
2. 【請求項２】　　円錐せきの外径と傾斜角により材料の
   供給量を調整する請求項１の篩機の材料供給方法。