JPH04222108A - 厚みすべり振動子 - Google Patents

厚みすべり振動子

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Publication number
JPH04222108A
JPH04222108A JP40530190A JP40530190A JPH04222108A JP H04222108 A JPH04222108 A JP H04222108A JP 40530190 A JP40530190 A JP 40530190A JP 40530190 A JP40530190 A JP 40530190A JP H04222108 A JPH04222108 A JP H04222108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric substrate
excitation electrode
thickness
shear
short side
Prior art date
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Pending
Application number
JP40530190A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nishimura
俊雄 西村
Jiro Inoue
二郎 井上
Hiroaki Kaida
弘明 開田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP40530190A priority Critical patent/JPH04222108A/ja
Publication of JPH04222108A publication Critical patent/JPH04222108A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚みすべり振動子に
関するもので、特に、厚みすべり振動子における励振電
極の形成状態に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、この発明にとって興味ある従来
の厚みすべり振動子1を示す斜視図である。また、図4
は、厚みすべり振動子1の表面図および裏面図を示して
いる。
【0003】厚みすべり振動子1は、長方形状の圧電基
板2を備える。圧電基板2の対向する面上には、第1の
励振電極3および第2の励振電極4がそれぞれ形成され
る。第1の励振電極3は、圧電基板2の一方短辺すなわ
ち第1の短辺5から延び、圧電基板2の他方短辺すなわ
ち第2の短辺6には届かない位置で終端している。他方
、第2の励振電極4は、圧電基板2の第2の短辺6から
延び、第1の短辺5には届かない位置で終端している。 これによって、第1の励振電極3および第2の励振電極
4は、圧電基板2の長さ方向の中心付近で互いに対向す
る状態となっている。図4において、この対向長さが、
“L”で示されている。
【0004】このような厚みすべり振動子1において、
第1の励振電極3および第2の励振電極4を介して電圧
を印加すると、圧電基板2には、厚みすべり振動が励起
される。
【0005】なお、このような厚みすべり振動子1は、
これを量産するためには、通常、図3において破線で示
すように、予め励振電極3および4が形成された大きな
圧電基板2aから切出される。この切出しにおいて適用
された切断線7および8は、圧電基板2の長辺9および
10上にそれぞれ現れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような厚みすべり
振動子1において、第1の励振電極3と第2の励振電極
4との重なり面積は、厚みすべり振動子1の共振周波数
の温度特性に影響を及ぼすことがわかっている。なお、
この影響の度合は、圧電基板2の材料によって左右され
、特定の材料の場合に特に影響の度合が大きくなる。 たとえば、圧電基板2として、LT(タンタル酸リチウ
ム;LiTaO3 )やLN(ニオブ酸リチウム;Li
NbO3 )を用いた場合に、上述した影響が顕著に現
れることがわかっている。
【0007】したがって、厚みすべり振動子1を歩留り
よく製造するには、製品間において、第1の励振電極3
と第2の励振電極4との重なり面積が大きくばらつかな
いようにしなければならない。第1の励振電極3と第2
の励振電極4との重なり面積は、対向長さLとともに、
圧電基板2の幅Wによって決まる。幅Wは、切断線7お
よび8の間隔によって決まるため、図3に示すように、
大きな圧電基板2aから個々の厚みすべり振動子1を切
出す際のばらつきが、そのまま、第1の励振電極3と第
2の励振電極4との重なり面積のばらつきとなって現れ
、それが、たとえば共振周波数の温度特性に影響する。
【0008】なお、圧電基板2として、たとえば、セラ
ミックや水晶を用いた場合には、第1の励振電極3と第
2の励振電極4との重なり面積が共振周波数の温度特性
にあまり影響を及ぼさないが、他の特性をも考慮した場
合には、当然、この重なり面積がばらつかないことが望
ましい。
【0009】それゆえに、この発明の目的は、大きな圧
電基板から個々の厚みすべり振動子を切出す場合、その
切断線の位置がずれたとしても、特性に影響を及ぼさな
いようにされた、厚みすべり振動子を提供しようとする
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、長方形状の
圧電基板、ならびに前記圧電基板の対向する面上にそれ
ぞれ形成されるものであって、前記圧電基板の一方短辺
および他方短辺の各々から延びかつ前記圧電基板の長さ
方向の中心付近で互いに対向する第1および第2の励振
電極を備える、厚みすべり振動子に向けられるものであ
って、前記第1および第2の励振電極の少なくとも一方
の形成状態に改良を加えることによって、上述した技術
的課題を解決しようとするものである。
【0011】すなわち、この発明は、前記第1および第
2の励振電極の少なくとも一方が、少なくとも、他方の
励振電極と対向する領域において、前記圧電基板の一方
長辺および他方長辺との間でギャップを形成しているこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】このように、この発明によれば、大きな圧電基
板から個々の厚みすべり振動子を切出す際に、切断線の
位置がずれても、励振電極が形成されていないギャップ
の範囲内に留めることができる。
【0013】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、切断線
の位置によって第1および第2の励振電極の重なり面積
が変動することを防止でき、そのため、このような重な
り面積の変動による特性の変動も防止することができる
【0014】また、観点を変えると、大きな圧電基板か
ら個々の厚みすべり振動子を切出す際の切断線の位置ず
れに対する許容範囲を広げることができる。したがって
、多数の厚みすべり振動子を、実質的に同じ特性をもっ
て製造することが容易になる。
【0015】特に、この発明が、LTまたはLNからな
る圧電基板を有する厚みすべり振動子に適用されると、
切断線の位置ずれによる共振周波数の温度特性のばらつ
きを防止することができる。
【0016】
【実施例】図1および図2は、それぞれ、前述した図4
に相当する図であって、この発明による一実施例および
他の実施例を示している。
【0017】これらの実施例に係る厚みすべり振動子は
、共通して、たとえばLTからなる長方形状の圧電基板
11を備える。また、これら圧電基板11の各々の対向
する面上には、第1の励振電極12および第2の励振電
極13がそれぞれ形成される。第1の励振電極12は、
圧電基板11の一方短辺すなわち第1の短辺14から延
び、他方、第2の励振電極13は、圧電基板11の他方
短辺すなわち第2の短辺15から延び、これら第1およ
び第2の励振電極12および13は、圧電基板11の長
さ方向の中心付近で互いに対向している。この対向長さ
は、“L”で示されている。
【0018】以下、図1および図2の各々に示した個々
の実施例の特徴について説明する。図1に示した実施例
では、一方の励振電極すなわち第1の励振電極12の幅
W2が、圧電基板11の幅W1より狭くされ、圧電基板
11の一方長辺16および他方長辺17との間でギャッ
プ18および19をそれぞれ形成している。
【0019】したがって、予め励振電極12および13
が形成された大きな圧電基板から個々の厚みすべり振動
子を切出す際、この切出しにおいて適用される切断線は
圧電基板11の長辺16および17上に現れるが、この
ような切断線の位置がずれても、ギャップ18および1
9の範囲内に留めることができる。そのため、第1の励
振電極12と第2の励振電極13との重なり面積を、上
述のような切出しの精度に依存しないようにすることが
できる。
【0020】図2に示した実施例では、第1の短辺14
から延びる第1の励振電極12には、比較的幅の狭い第
1の領域20、ならびにそれを挟んで比較的幅の広い第
2の領域21および第3の領域22が形成される。これ
らのうち、第2の励振電極13と対向する領域となる第
2の領域21は、圧電基板11の相対向する長辺16お
よび17との間にギャップ23および24を残すように
形成されている。
【0021】また、第2の短辺15から延びる第2の励
振電極13は、その第1の短辺14側の端縁25を、第
1の励振電極13における最も幅の狭い第1の領域20
と対向するように位置させている。
【0022】したがって、図2に示した実施例によれば
、図1の実施例によって得られた効果に加えて、第1の
励振電極12と第2の励振電極13との対向長さLの変
動を、第1の励振電極12の第1の領域20の範囲内に
おいて第2の励振電極13の端縁25の位置が変わるよ
うにだけとすることができる。そのため、第1の励振電
極12と第2の励振電極13との重なり面積に対しては
、上述したような対向長さLの変動が生じたとしても、
最も幅の狭い第1の領域20が与える比較的小さな面積
に基づく変動しか与えられず、それゆえに、対向長さL
の変動による第1の励振電極12と第2の励振電極13
との重なり面積の変化を低減することができる。したが
って、この実施例によれば、励振電極12および13の
印刷の精度等に起因する対向長さLの変動による第1の
励振電極12と第2の励振電極13との重なり面積の変
動をも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、圧電基板11の表
面図および裏面図を含んでいる。
【図2】この発明の他の実施例を示し、圧電基板11の
表面図および裏面図を含んでいる。
【図3】従来の厚みすべり振動子1を示す斜視図である
【図4】図3に示した厚みすべり振動子1を示し、圧電
基板2の表面図および裏面図を含んでいる。
【符号の説明】
11  圧電基板 12  第1の励振電極 13  第2の励振電極 14  第1の短辺 15  第2の短辺 16,17  長辺 18,19,23,24  ギャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長方形状の圧電基板、ならびに前記圧
    電基板の対向する面上にそれぞれ形成されるものであっ
    て、前記圧電基板の一方短辺および他方短辺の各々から
    延びかつ前記圧電基板の長さ方向の中心付近で互いに対
    向する第1および第2の励振電極を備える、厚みすべり
    振動子において、前記第1および第2の励振電極の少な
    くとも一方は、少なくとも、他方の励振電極と対向する
    領域において、前記圧電基板の一方長辺および他方長辺
    との間でギャップを形成していることを特徴とする、厚
    みすべり振動子。
JP40530190A 1990-12-21 1990-12-21 厚みすべり振動子 Pending JPH04222108A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174630A (ja) * 2005-11-28 2007-07-05 Daishinku Corp 水晶振動子
US7583007B2 (en) * 2006-02-08 2009-09-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric vibrator
US9413331B2 (en) 2013-05-15 2016-08-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric bulk-wave resonator

Citations (2)

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JPS60199211A (ja) * 1984-03-24 1985-10-08 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振子
JPS62192872A (ja) * 1986-02-20 1987-08-24 Fujitsu Ltd 画像生成処理装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961001