JPH0422167A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0422167A
JPH0422167A JP2127469A JP12746990A JPH0422167A JP H0422167 A JPH0422167 A JP H0422167A JP 2127469 A JP2127469 A JP 2127469A JP 12746990 A JP12746990 A JP 12746990A JP H0422167 A JPH0422167 A JP H0422167A
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layer
region
diffusion layer
epitaxial layer
main surface
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JP2127469A
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Kuniaki Kumamaru
熊丸 邦明
Tatsuichi Ko
高 辰一
Toshiyo Motoshima
元嶋 敏代
Hiroshi Naruse
成瀬 宏
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は半導体装置およびその製造方法に係わり、特
にLOGO5酸化膜により素子分離を行なう半導体装置
およびその製造方法に関する。
(従来の技術) LOCO3酸化膜により素子分離を行なう従来の半導体
装置としてバイポーラ素子を含んだ装置を例にとり、そ
の−製造工程中の断面を第13図に示す。
同図に示すように、p型シリコン基板ユ00の主表面に
は高不純物濃度n゛型埋込層102が選択的に形成され
ており、さらに基板100上にはn型シリコンエピタキ
シャル層104が形成されている。エピタキシャル層1
04内にはこれの主表面から埋込層102に到達するま
で深い拡散が行なわれた高不純物濃度n+型型数散層0
6と、これの主表面から基板100に到達するまで深い
拡散が行なわれた高不純物濃度p゛型素子分離拡散層1
08とか形成されている。また、エピタキシャル層10
4の主表面にはLOGO5酸化膜(フィールド絶縁膜)
が選択的に形成されており、エピタキシャル層104か
露出する箇所を素子8f1域とする素子分離が行なわれ
ている。
また、周囲をLOCO5酸化膜110、n型拡散層10
6およびn゛型埋込層]02に囲まれたn型島状領域1
04A(エピタキシャル層)には、バイポーラ素子、例
えばIIL(I nLegrated I nject
ion  L ogic)等が将来形成される。
ところで、現在、半導体装置の高集積化が急速に進展し
ており、これに伴い装置内に形成される素子およびこれ
のパターン寸法か縮小化されつつある。もちろん、上述
した半導体装置もこうした技術の流れにのっており、高
集積化の一途を急速に辿っている。
さて、このような半導体装置の高集積化の流れのなかで
、上述した半導体装置では次のような問題が発生してい
る。
半導体装置を高集積化、すなわち素子およびこれのパタ
ーン寸法の縮小化が進展すると、LOGO3酸化膜11
0の端部114で、エピタキシャル層104内に転位欠
陥116が多量に発生する。なかでも、周囲をL ’O
COS酸化膜114、n゛型抵拡散層106よびn゛゛
埋込層102に囲まれたn型島状領域104Aの、特に
LOCOS酸化膜端部114において、転位欠陥116
か多量に発生する。
このような転位欠陥を擁したエピタキシャル層104に
バイポーラ素子等を形成すると、素子に不良か発生し、
半導体装置の信頼性を低下させているとともに、歩留り
の低下を招いている。不良の例としては、例えばコレフ
タルエミッタ接合リークの増大、トランジスタノイズの
増大等を挙げることができる。
転位欠陥116発生の原因については様々な要因が推測
されるが、主たる要因には以下のようなことか推測され
る。
ます、LOCO8酸化膜110からエピタキシャル層1
04に及はされる圧縮応力か非常に大きい。特にLOC
O5端部114においては、n4型拡散層106等から
の影響を顕著に受け、その応力集中は最大となる。
また、特に工、ピタキシャル層104のうち、周囲をL
OGO8酸化膜110、n“型拡散層106およびn゛
゛埋込層102により囲まれた島状領域104Aに加わ
る圧縮応力は顕著に大きい。なかでも図中112に示す
LOCO5酸化膜端部114と、LOCO5酸化膜11
0下部に存在するn′″型拡散拡散層106型エピタキ
ンヤル層104との境界面とか近接すればするはと、そ
の応力集中は大きくなる。
さらに基板]00あるいはエピタキシャル層102等に
重金属(Fe、Cu等)等の有害不純物か混入すると、
シリコンの降伏応力の低下を生じる。このため、基板1
00あるいはエピタキシャル層102等において塑性変
形か起きやすくなり、転位欠陥116がより発生しやす
くなる。
(発明か解決しようとする課題) 以上のように、特にLOGO5酸化膜によって素子分離
を行なう半導体装置を高集積化していくと、素子か形成
されるエピタキシャル層に転位欠陥か多量に発生すると
いう問題かあった。
この発明は上述のような問題点に鑑み為されたもので、
その目的は、LOCO8酸化膜か形成されるエピタキシ
ャル層において、これに加わる圧縮応力の軽減を達成し
、しかも重金属等による降伏応力の低下を防止して転位
欠陥の発生を抑制するとともに、高信頼性、かつ高歩留
りで製造できる半導体装置およびその製造方法を提供す
ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の半導体装置は、 (イ) 第1導電型の半導体基板の主表面に選択的に形
成された第2導電型の第1の拡散層と、前記基板の主表
面上に形成された第2導電型のエピタキシャル層と、 前記エピタキシャル層内の主表面から前記基板に到達す
゛るように形成された第1導電型の第2の拡散層と、 前記エピタキシャル層内の主表面から前記第1の拡散層
に到達するように形成された第2導電型の第3の拡散層
と、 前記エピタキシャル層の主表面上に選択的に形成された
素子分離領域と、 前記素子分離領域形成箇所以外を素子領域とする半導体
装置において、 前記素子分離領域下部には前記第3の拡散層の一部か存
在しており、二の第3の拡散層の一部と前記エピタキシ
ャル層との境界面が、前記素子分離領域と前記素子領域
との境界に対して少なくとも、 0.9μm以上 離れていることを特徴とする。
さらに(イ)項記載の半導体装置において、(ロ) 前
記基板の主表面から少なくとも30μm以上離以上前記
基板の内部領域に、格子間酸素析出による微小欠陥領域
をさらに有しており、前記微小欠陥領域の格子間酸素析
出密度が、7、OX 103c m −2以上2.OX
 105c m−2以下であること。
(ハ) 前記基板と前記エピタキシャル層との境界面に
おける前記第1の拡散層の不純物濃度が1、OX 10
”c m −3以上3.OX 1019c m −3以
下であること。
(ニ) 前記エピタキシャル層の膜厚が、1.0μm以
上 であること。
(ホ) 前記素子分離領域下部に前記第2の拡散層が存
在しており、前記素子分離領域と前記第2の拡散層との
境界面における前記第2の拡散層の不純物濃度が、 4、OX 1018c m −’以下 であること。
(へ) 前記素子分離領域と前記第3の拡散層との境界
面における前記第3の拡散層の不純物濃度が、 5、OX 1019c m ”−3以下であること。
以上5項のうち、少なくとも一つを具備することを特徴
とする。
また、その製造方法は、 (a)  第1導電型の半導体基板の主表面に選択的に
第2導電型の第1の拡散層を形成する工程と、 (b)  前記基板の主表面上に第2導電型のエピタキ
シャル層を形成する工程と、 (C)  前記エピタキシャル層内の主表面から前記基
板に到達するように第1導電型の第2の拡散層を形成す
る工程と、 (d)  前記エピタキシャル層内の主表面から前記第
1の拡散層に到達するように第2導電型の第3の拡散層
を形成する工程と、 (e)  前記エピタキシャル層の主表面上に選択的に
素子分離領域を形成する工程と、の結合からなる半導体
装置の製造方法において、 前記(e)の工程で、前記エピタキシャル層の主表面上
に膜厚t 5llJ2なるシリコン酸化膜および前記シ
リコン酸化膜上に膜厚t SINなるシリコン窒化膜を
、これらの膜厚比(ts:N/ls:。2)が0.7以
下になるように形成し、 前記酸化膜および窒化膜を選択的に除去し前記エピタキ
シャル層を露出させ、 前記露出した箇所に温度1000〜1050℃の範囲て
熱酸化を行い、素子分離領域を形成することを特徴とす
る。
(作用) 上記のような半導体装置にあっては、 前記第3の拡散層の一部と前記エピタキシャル層との境
界面が、前記素子分離領域と前記素子領域との境界から
、少なくとも0,9μm以上離れており、前記境界と第
3の拡散層との距離が充分に離されるので、前記境界、
すなわち、LOGO3酸化膜端部における応力集中が緩
和される。
また、1i7i記基板の内部領域に格子間酸素析出によ
る微小欠陥領域を設けることにより、この領域に重金属
等の有害不純物がゲッタリングされ、しかもこの欠陥領
域か前記基板の主表面から少なくとも30μm0μm以
上基板内部筒域に形成されているので、前記主表面上に
転位欠陥の少ないエピタキシャル層か形成される。
かつ前記微小欠陥領域の格子間酸素析出密度が7.OX
 )03c m−2以上2.OX 105c m−2以
下であることにより、上述のゲッタリングの作用および
転位欠陥の少ないエピタキシャル層成長作用の要件を双
方とも損なうことがなくなる。
また、前記基板と前記エピタキシャル層との境界面にお
ける前記第1の拡散層の不純物濃度が1、OX 101
9c m ’−3以上3.Ox 1019c m  ’
以下であることにより、この第1の拡散層上に転位欠陥
の少ないエピタキシャル層が形成される。
また、前記エピタキシャル層の膜厚か10μm以上であ
ることにより、エピタキシャル層の体積が大きくなる。
これにより、例えば周囲を異種領域により囲まれる島状
領域にあっては、これの異種領域に接する表面積を大き
くでき、島状領域に加わる圧縮応力が緩和される。同時
にエピタキシャル層は充分に厚い膜厚を持つようになる
ので、特に素子分離領域からの圧縮応力により生じる転
位欠陥がエピタキシャル層全体に及はされにくい構造と
なる。
また、前記素子分離領域下部において、前記素子分離領
域と前記第2の拡散層との境界面における前記第2の拡
散層の不純物濃度が4.OXIO’8cm−3以下、並
びに前記素子分離領域と前記第3の拡散層との境界面に
おける前記第3の拡散層の不純物濃度が5.0 X 1
019c m−3以下であることにより、素子分離領域
から、第2、第3の拡散層が受ける圧縮応力を軽減でき
るとともに、これに伴う転位欠陥が減少する。
その製造方法にあっては、 前記エピタキシャル層の主表面上に膜厚t 5102な
るシリコン酸化膜、前記シリコン酸化膜上に膜厚t S
INなるシリコン窒化膜を、これらの膜厚比(t SI
N / t 5102)が0.7以下になるように形成
し、これらを選択的に除去し前記エピタキシャル層を露
出させ、この露出した箇所に温度1000〜1050℃
の範囲て熱酸化を行って素子分離領域を形成することに
より、素子分離領域の形成中、エピタキシャル層に対し
て及はされる圧縮応力が軽減される。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の一実施例をその製造方
法とともに説明する。
第1図(a)乃至第1図(m)はこの発明の一実施例に
係わる半導体装置を製造工程順に示した断面図、第2図
は第1図(e)の断面を1e−1e線に有する装置の平
面図である。
まず、第1図(a)に示すように、例えばp型で、格子
間酸素濃度がI Q ”c m−’程度になるように製
造されたシリコン基板100(ウェーハ)を用意する。
次いで、同図(b)に示すように、基板100上に、ホ
トレジストを塗布し、写真蝕刻法を用いてパターニング
を行ない、基板100の主表面が露出する開孔部を有す
るホトレジストパターン200を形成する。次いで、例
えばCVD法を用い、n型不純物(As、P、Sb等)
を含有した、例えば絶縁膜202等を形成する。次いで
、熱処理することにより上述の開孔部を介して基板10
0内にn型不純物を拡散させ、高不純物濃度のn+型埋
込層102を形成する。
次いて、同図(C)に示すように、ホトレジスト200
およびポリシリコン層202を除去した後、例えばエピ
タキシャル技術を用いてn型シリコンエピタキシャル層
104を形成する。図中において、基板100とエピタ
キシャル層104との境界面103を一点鎖線によって
示す。
なお、この発明では、最終熱処理工程終了後、境界面1
03における埋込層102の不純物濃度N1を、1.0
 X 1019Cm−3以上3.OX 1019c m
 −3以下になるようにn型不純物の導入量を制御する
また、エピタキシャル層104の膜厚t2は、基板10
0の主表面から1.0μm以上、望ましくは4,0μm
以下となるように形成する。
次いて、同図(d)に示すように、例えば熱酸化等によ
り図示せぬシリコン酸化膜を形成し、次いて、パターニ
ングを行ないエピタキシャル層104の主表面か露出す
る開孔部を有するシリコン酸化膜パターンを形成する。
次いて、例えばn型不純物(B)のイオン注入を行ない
、上述の開孔部を介してエピタキシャル層104内にn
型不純物を導入する。次いて、CVD法を用いて図示せ
ぬ絶縁膜を形成した後、熱処理(キャップ・アニール)
を行ない、エピタキシャル層104内にこれの主表面か
ら基板100に到達するまでn型不純物を拡散した高不
純物濃度p“型素子分離拡散層108を形成する。次い
て、図示せぬシリコン酸化膜および絶縁膜を除去した後
、ホトレジストを全面に塗布し、写真蝕刻法を用いてパ
ターニングを行ない、エピタキシャル層104の主表面
か露出する開孔部を有するホトレジストパターン204
を形成する。次いて、例えばCVD法を用い、例えばn
型不純物(As、P、Sb等)を含有した絶縁膜206
等を全面に形成する。次いて、熱処理することにより上
述の開孔部を介L7てエピタキシャル層104内に0型
不純物を拡散させ、エピタキシャル層104内にこれの
主表面がら埋込層102に到達する高不純物濃度n゛型
抵拡散層06を形成する。
次いて、同図(e)に示すように、ホトレジスト204
および絶縁膜206を除去した後、例えば熱酸化により
膜厚j 5102なるシリコン酸化膜208を全面に形
成する。次いで、例えばCVD法を用いて膜厚t Si
Nなるシリコン窒化膜210を形成する。次いで、写真
蝕刻法を用いてシリコン窒化膜210およびシリコン酸
化膜208を、LOCO5酸化膜(素子分離領域)を形
成すべき領域に対応して選択的に除去する。次いで、温
度1000〜1050℃の範囲で熱酸化を行い、LOC
O3酸化膜110を形成する。
この時、p型シリコン基板100には、主表面からの深
さtlが約30μm以上の内部領域に格子間酸素析出密
度D1が7.OX 103c m −2以上2、OX 
IQ5c m−2以下である微小欠陥領域101か出現
する。この微小欠陥領域101は重金属等の有害不純物
のゲッタリング効果を有する。
また、この発明では、シリコン酸化膜208の膜厚t 
5i02と、シリコン窒化膜210の膜厚t SINと
の比(t SIN / t 5102)を0.7以下に
設定する。かっLOCO5酸化膜110を形成する際の
熱酸化法は、温度1000〜1050’Cの範囲で行な
う。
さらに、最終熱処理工程終了後、LOGO3酸化膜11
0とp+型素子分離拡散層10gとの境界面における拡
散層108の不純物濃度N2を、4、OX 10”c 
m−’以下になるようにn型不純物の導入量を制御する
さらに、最終熱処理工程終了後、LOCO3酸化膜11
0とn゛型型数散層106の境界面における拡散層10
6の不純物濃度N3を、5.o×10110l9’以下
になるようにn型不純物の導入量を制御する。
さらに、LOCO5酸化膜端部114と、LOGO8酸
化膜110下部に存在するn°型型数散層106n型エ
ピタキシャル層〕04との境界面との距離W1が、0.
9μm以上離れるようにLOCO5酸化膜110を形成
する。
また、熱酸化後の装置の平面図を、第2図に同一の参照
符号を付して示す。第2図では第1図(e)に相当する
断面を、1e−1e線に有している。なお、第2図はシ
リコン酸化膜208およびシリコン窒化膜210の除去
後を示している。
次いて、同図(f)に示すように、シリコン酸化膜20
8とともにシリコン窒化膜210を除去した後、例えば
CVD法を用いてアンドープ・ポリシリコン層を堆積し
、次いで、これを、写真蝕刻法を用いて選択的に除去し
て集積回路の抵抗を構成する高抵抗層パターン212を
形成する。
次いて、例えば熱酸化により、全面にシリコン酸化膜2
14を形成する。
次いて、同図(g)に示すように、ホトレジスト216
を全面に塗布し、写真蝕刻法に用いて将来11Lのp−
型内部ベース領域となる領域に対応した開孔部2]7を
形成する。次いで、ホトレジスト216をマスクにして
、例えばボロンをエピタキシャル層104に対してイオ
ン注入し、11Lのp−型内部ベース頭載218になる
へき箇所にn型不純物を導入する。
次いて、同図(h)に示すように、ホトレジスト216
を除去した後、再度、ホトレジスト220を全面に塗布
し、写真蝕刻法を用いて将来バーチカルnpn型ハイポ
ーラトランンスタの外部ベース領域、ラテラルpnp型
ハイポーラトランンスタの外部エミッタ/コレクタ領域
およびIILの外部へ〜ス/インジェクタ領域となる領
域に対応した開孔部221を形成する。また、このとき
、高抵抗層パターン212の上部にも開孔部221を形
成する。次いて、ホトレジスト220をマスクにして、
例えばボロンをエピタキシャル層104に対してイオン
注入゛し、上述した各種領域222になるべき箇所にn
型不純物を導入する。
次いて、同図(i)に示すように、ホトレジスト220
を除去した後、熱処理(ブリ・アニル)を行ない、エピ
タキシャル層104内に導入されたボロンをある程度活
性化させる。次いて、ホトレジスト224を全面に塗布
し、写真蝕刻法を用いて将来バーチカルnpn型バイポ
ーラトランジスタの外部/内部ベース領域、ラテラルp
np型バイポーラトランジスタのコレクタ領域、11L
の外部ベース/インジェクタ領域、高抵抗層パターン2
12およびLOCO8酸化膜110上に対応した開孔部
225を形成する。次いて、ホトレジスト224をマス
クにして、例えばボロンをイオン注入し、上述した各種
領域にn型不純物を導入する。このとき、バーチカルn
pn型バイポーラトランジスタのp−型内部ベース領域
226が形成される。
次いて、同図(j)に示すように、ホトレジスト224
を除去した後、熱処理(ポスト・アニル)を行ない、エ
ピタキシャル層104内に導入されたボロンを活性化す
る。次いて、ホトレジスト228を全面に塗布し、写真
蝕刻法を用いてn+型型機散層106IILのp−型内
部ベース領域218およびバーチカルnpn型バイポー
ラトランジスタのp−型内部ベース領域226に対応し
た開孔部229を形成する。次いて、ホトレジスト22
8をマスクに、開孔部229内部に露出したシリコン酸
化膜214を除去する。
次いで、同図(k)に示すように、CVD法を用いて全
面にポリシリコン層を形成し、次いて、このポリシリコ
ン層に対してn型不純物、例えばヒ素のイオン注入を行
なう。次いて、熱処理を行ない ポリシリコン層に導入
されたヒ素を、IILのp−型内部ベース領域218内
のn°型コレクタ領域231となる領域、およびバーチ
カルnpn型バイポーラトランジスタのp−型内部ベー
ス領域226内のn″″型エミッタ領域232となる領
域に対して拡散する。次いて、写真蝕刻法を用いてポリ
シリコン層を所定のポリシリコン電極パターン230形
状にパターニングする。次いで、温度900℃で熱酸化
を行ない、主にポリシリコン電極パターン230の表面
にシリコン酸化膜233を形成する。
次いて、同図(1)に示すように、CVD法を用いて全
面にCVDシリコン酸化膜234を形成する。次いで、
熱処理を行ない、IILのn゛型コレクタ鎮領域31お
よびバーチカルnpn型バイポ〜ラトランジスタのn“
型エミッタ領域232を活性化させる。次いで、CVD
法を用いて全面にシリコン窒化膜236を形成する。次
いで、全面にホトレジスト238を塗布し、写真蝕刻法
を用いて装置の所定箇所に対応した開孔部を形成し、次
いて、ホトレジスト238をマスクにして開孔部内に露
出したシリコン窒化膜236、シリコン酸化膜234を
除去し、所定箇所に到達するコンタクト孔239を開孔
する。
次いて、同図(m)に示すように、スパッタ法を用いて
全面にアルミニウム層を形成し、次いで、このアルミニ
ウム層を、写真蝕刻法を用いて所定のアルミニウム配線
パターンにパターニングする。同図にはアルミニウム配
線のうち、B 、 ベース配線 E : エミッタ配線 C: コレクタ配線 Inj・ インジェクタ配線 jumper:  I I Lからの論理出力配線In
c:  その他の配線 等が図示されている。
以上の工程をもって本発明に係わる半導体装置の構造を
有したバイポーラ集積回路半導体装置か完成する。
同図の集積回路において、Rは回路の抵抗を構成する領
域、V−NPNはバーチカルnpn型バイポーラトラン
ジスタを構成する領域、L−PNPはラテラルpnp型
バイポーラトラレジスタを構成する領域、IJLは[I
Lを構成する領域である。
さらに同図に示されるIILを構成する領域には、周囲
をLOCO3酸化膜110、埋込層102および拡散層
106て囲まれた島状領域104Aか形成されている。
上述のような構成の半導体装置では、 LOGOS酸化膜により素子分離を行なうので、エピタ
キシャル層104中転位欠陥が多発するおそれがあるが
、上述したtl、N2、Dl、Wl、N1、N2および
N3を、実施例のごとき値に設定することで、エピタキ
シャル層104中の転位欠陥を略皆無にすることができ
る。この効果は、島状領域]04Aにおいて、特に大き
い。この結果、形成されるIIL等のバイポーラ素子に
おいて、その不良が軽減され、信頼性が高くなるととも
に、高歩留りで製造することが可能になる。
第3図は上述したような製造方法により製造したバーチ
カルnpn型バイポーラトランジスタ部分のみを抽出し
、略的に示した斜視図である。
第3図において第1図および第2図と同一の部分につい
ては同一の参照符号を付す。
又、同図に示すバーチカルnpn型バイポラトランジス
タは、上述した装置のIIL部に用いたような平面的に
環状に形成されたn+型型数散層106有している。こ
れにより、エピタキシャル層104には、LOCO3酸
化膜110、埋込層102およびn“型拡散層106に
より周囲を囲まれた島状領域104Aか形成される。
同図のトランジスタに示すように、この発明では、格子
間酸素濃度01が1018cm−3程度になるように製
造された基板100を用い、この基板100が熱処理さ
れることよって、これの主表面からの深さtlが少なく
とも30μm以上の基板100の内部領域に、酸素か析
出した微小欠陥領域101が形成される。
これは、第4図に示すように、深さtlを30μm以上
に設定することにより製品の良品率が著しく向上するこ
とによる。
さらに、この微小欠陥領域101の格子間酸素析出密度
D1は、7.Ox103cm−2以上2、OX 10’
 c m−2以下になるようにする。
これは、第5図に示すように、Dlが7.0×to’c
m−2以上2.OX 10’ c m−2以下の時、製
品の良品率が著しく高まることによる。
また、基板100の熱処理では、第6図の曲線Iに示す
ように、熱処理しない場合の曲線Hに比べ、Olに起因
したDlを高めることかできる。
そして、熱処理の条件を種々変更することにより、Dl
を上述の値になるよう制御することが可能になる。
また、基板100上に形成されるエピタキシャル層10
4の膜厚t2を1.0μm以上とすることにより、エピ
タキシャル層内に形成される、特に島状領域104Aの
異種領域に接する表面積を大きくてき、この島状領域1
04Aに加わる圧縮応力を軽減できることによる。
同様に、この発明では、LOCO3酸化膜端部114と
、LOCO3酸化膜110下部に存在するn4型拡散層
106とn型エピタキシャル層104との境界面との距
離W1を、0.9μm以上離して形成する。
これは、第7図に示すように、Wlを 0.9μm以上に設定することで良品率が向上すること
による。
また、境界面10Bにおける埋込層102の不純物濃度
N1を、1.OX 10”c m−3以上3.0×10
19c m−’以下にする。
これは、第8図に示すように、N1が上述の範囲におい
て良品率か高いことによる。
また、LOGO9酸化膜110とp゛゛素子分離拡散層
108との境界面における拡散層108の不純物濃度N
2を、4.OX 10”c m −3以下にする。
これは、第9図に示すように、N2を上述した値以下に
設定すると良品率か高いことによる。
また、LOGO5酸化膜110とn゛型型数散層106
の境界面における拡散層106の不純物濃度N3を、5
.OX 1019c m−3以下にするこれは、第10
図に示すように、N3を上述した値以下に設定すると良
品率が高いことによる。
また、製造方法においてはLOCO5酸化膜110形成
の際、シリコン酸化膜208の膜厚t 5102とシリ
コン窒化膜210の膜厚t SINとの比(t SIN
 / t s:o2)を0.7以下にする。
これは第11図に示すように、(N5.N/15102
)を上述した値以下に設定すると、やはり良品率が高い
ことによる。
さらに、この時、熱酸化を温度1000〜1050℃の
範囲で行なう。
これは第12図に示すように、熱酸化の温度を上述の範
囲で行ったとき、最も良品率が高くなることによる。
上述した全ての良品率は、特に第3図に示したような島
状領域104Aを含むエピタキシャル層104における
転位欠陥の発生に起因しており、すなわち、良品率が高
いということは、転位欠陥が軽減されていることを示す
ものである。
なお、この発明は上述したような素子に限られることは
なく種々の素子に適用できることは言うまでもない。そ
して、LOGO5酸化膜により素子分離を行なう半導体
装置において、極めて有効なものである。特に上述のご
とき素子分離を多用するバイポーラLSI、Bi−MO
5LSI。
Bi−CMO5LSI等には、その効果を最大限に発揮
することができる。
[発明の効果コ 以上説明したように、特にLOGO5酸化膜により素子
分離を行なう半導体装置において、前記LOGO5酸化
膜によりエピタキシャル層に及ぼされる圧縮応力の軽減
が達成され、しかも重金属等による降伏応力の低下も併
せて防止される二とにより、高信頼性で、かつ高歩留り
で製造できる半導体装置およびその製造方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至第1図(m)この発明の一実施例に係
わる半導体装置をそれぞれ製造工程順に示した断面図、
第2図は第1図(e)の平面図、第3図は一実施例に係
わるその他の半導体装置の斜視図、第4図はtlと良品
率との関係を示す図、第5図はDlと良品率との関係を
示す図、第6図はOiとDlとの関係を示す図、第7図
はWlと良品率との関係を示す図、第8図はN1と良品
率の とり関係を示す図、第9図はN2と良品率との関係を示
す図、第10図はN3と良品率との関係を示す図、第1
1図はt SIN / t 51゜2と良品率との関係
を示す図、第12図は熱酸化の温度と良品率との関係を
示す図、第13図は従来の半導体装置の断面図である。 ]00・・p型シリコン基板、101・・・微小欠陥領
域、]02・・・n゛゛埋込層、103・・・エピタキ
シャル層と基板との境界面、104・・・n型エピ′タ
キシャル層、106・・・n“型拡散層、]08・・・
p++素子分離拡散層、110・・LOCO3酸化膜、
Wl・・LOCO5酸化膜端部とこれの下部のn+型型
数散層n型エピタキシャル層104との境界面との距離
、Dl・・・格子間酸素析出密度、tl・・・主表面か
らの深さ、N2・・・エピタキシャル層の膜厚、N1・
・・n゛゛埋込層の不純物濃度、N2・・・p°型素子
分離拡散層の不純物濃度、N3・・・n゛型型数散層不
純物濃度。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 [cm’] 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)第1導電型の半導体基板の主表面に選択的に形成
    された第2導電型の第1の拡散層と、前記基板の主表面
    上に形成された第2導電型のエピタキシャル層と、 前記エピタキシャル層内の主表面から前記基板に到達す
    るように形成された第1導電型の第2の拡散層と、 前記エピタキシャル層内の主表面から前記第1の拡散層
    に到達するように形成された第2導電型の第3の拡散層
    と、 前記エピタキシャル層の主表面上に選択的に形成された
    素子分離領域と、 前記素子分離領域形成箇所以外を素子領域とする半導体
    装置において、 前記素子分離領域下部には前記第3の拡散層の一部が存
    在しており、この第3の拡散層の一部と前記エピタキシ
    ャル層との境界面が、前記素子分離領域と前記素子領域
    との境界に対して少なくとも、 0.9μm以上 離れていることを特徴とする半導体装置。 (2)前記基板の主表面から少なくとも30μm以上離
    れた前記基板の内部領域に、格子間酸素析出による微小
    欠陥領域をさらに有しており、前記微小欠陥領域の格子
    間酸素析出密度が、7.0×10^3cm^−^2以上
    2.0×10^5cm^−^2以下であることを特徴と
    する請求項(1)記載の半導体装置。 (3)前記基板と前記エピタキシャル層との境界面にお
    ける前記第1の拡散層の不純物濃度が、1.0×10^
    1^9cm^−^3以上3.0×10^1^9cm^−
    ^3以下であることを特徴とする請求項(1)記載の半
    導体装置。 (4)前記エピタキシャル層の膜厚が、 1.0μm以上 であることを特徴とする請求項(1)記載の半導体装置
    。 (5)前記素子分離領域下部に前記第2の拡散層が存在
    しており、前記素子分離領域と前記第2の拡散層との境
    界面における前記第2の拡散層の不純物濃度が、 4.0×10^1^8cm^−^3以下 であることを特徴とする請求項(1)記載の半導体装置
    。 (6)前記素子分離領域と前記第3の拡散層との境界面
    における前記第3の拡散層の不純物濃度が、 5.0×10^1^9cm^−^3以下 であることを特徴とする請求項(1)記載の半導体装置
    。 (7)(a)第1導電型の半導体基板の主表面に選択的
    に第2導電型の第1の拡散層を形成する工程と、 (b)前記基板の主表面上に第2導電型のエピタキシャ
    ル層を形成する工程と、 (c)前記エピタキシャル層内の主表面から前記基板に
    到達するように第1導電型の第2の拡散層を形成する工
    程と、 (d)前記エピタキシャル層内の主表面から前記第1の
    拡散層に到達するように第2導電型の第3の拡散層を形
    成する工程と、 (e)前記エピタキシャル層の主表面上に選択的に素子
    分離領域を形成する工程と、 の結合からなる半導体装置の製造方法において、 前記(e)の工程で、前記エピタキシャル層の主表面上
    に膜厚t_S_i_O_2なるシリコン酸化膜および前
    記シリコン酸化膜上に膜厚t_S_i_Nなるシリコン
    窒化膜を、これらの膜厚比(t_S_i_N/t_S_
    i_O_2)が0.7以下になるように形成し、 前記酸化膜および窒化膜を選択的に除去し前記エピタキ
    シャル層を露出させ、 前記露出した箇所に温度1000〜1050℃の範囲で
    熱酸化を行い、素子分離領域を形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5562770A (en) * 1994-11-22 1996-10-08 International Business Machines Corporation Semiconductor manufacturing process for low dislocation defects
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WO2004114408A1 (de) 2003-06-21 2004-12-29 Infineon Technologies Ag Integrierte schaltungsanordnung mit npn- und pnp-bipolartransistoren sowie herstellungsverfahren

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