JPH0422155Y2 - - Google Patents

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JPH0422155Y2
JPH0422155Y2 JP19219087U JP19219087U JPH0422155Y2 JP H0422155 Y2 JPH0422155 Y2 JP H0422155Y2 JP 19219087 U JP19219087 U JP 19219087U JP 19219087 U JP19219087 U JP 19219087U JP H0422155 Y2 JPH0422155 Y2 JP H0422155Y2
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joint
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧機器、空圧機器等の流体を利用
する機器と、該機器に流体を供給するホースとを
連結する管継手に関する。
(従来の技術) 油圧機器等に流体を送給するホースは、管継手
を介して油圧機器等に取り付けられる。従来の管
継手を第3図に示す。この管継手は、鋼製パイプ
を用いた継手パイプ50の一端部に、油圧機器等
と連結される機器連結部60が装着され、他端部
にホースと連結されるホース連結部70が装着さ
れている。
機器連結部60は、継手パイプ50の一端部に
外嵌された連結ヘツド61と、該連結ヘツド61
の先端挿入部61aに外嵌され、連結すべき機器
に装着される袋ナツト62とを有する。連結ヘツ
ド61は、継手パイプ50端部にろう付け、溶接
等により接合されている。袋ナツト62は基端部
が連結ヘツド61の先端挿入部61aに加締めら
れて固定されている。
他方、ホース連結部70は、継手パイプ50の
端部に一端部を外嵌されたニツプル71を有す
る。該ニツプル71は、継手パイプ50の端部に
ろう付け、溶接等により接合されている。該ニツ
プル71には、所定の間隔をあけてソケツト72
が外嵌されている。該ソケツト72は、ニツプル
71の基端部にその一端部が加締められて固定さ
れている。該ソケツト72とニツプル71との間
には、連結すべきホース40(二点鎖線で示す)
が嵌合される。そして、ソケツト72をホース4
0およびニツプル71と共に加締めることによ
り、該ホース40がニツプル71を介して継手パ
イプ50と連結される。
このような構成の従来の管継手は、継手パイプ
50と機器連結部60およびホース連結部70と
が別体に形成されて、継手パイプ50に、ろう付
けや溶接等により接合されている。このため、組
立ての際のろう付けや溶接等の接着作業が煩わし
いという欠点がある。しかも、接着部から流体が
漏出することを防止するために該接着部を確実に
シールしなければならない。さらには、そのシー
ル状態の確認や、接合時における加熱により連結
部の強度が低下していないことの確認の必要もあ
る。
このような欠点を解消するために、第4図に示
す管継手が開発されている。該管継手は例えばア
ルミニウム製パイプを用いた継手本体80の一端
部を圧縮加工して、円錐台状の挿入部81を形成
し、該挿入部81を接続すべき機器に装着される
袋ナツト91内に嵌合して、該袋ナツト91を継
手本体80の端部に固定している。継手本体80
の他方の端部には、外周面を切削加工したインサ
ート部82が形成されており、該インサート部8
2に、所定の間〓を有してソケツト93が外嵌さ
れている。該ソケツト93は、基端部を継手本体
80に加締めて固定されている。そして、該ソケ
ツト93と継手本体80のインサート部82との
間にホース40の端部を嵌合し、ソケツト93を
加締めることにより、ソケツト93、ホース40
および継手本体80のインサート部82が一体的
に固定される。
このような管継手は、インサート部82の外周
面を、嵌合されたホース40を抜け止めするため
に、また、ホース40とインサート部とのシール
性を向上させるために切削加工されており、該イ
ンサート部82が薄肉であつて、ソケツト93お
よびホース40端部との加締め時に該インサート
部82が破損するおそれがある。インサート部8
2を厚肉にすれば、内部を流通する流体の圧力損
失が大きくなる。
実開昭61−166291号公報には、圧力損失に関す
る欠点を解消するために、継手本体に対してイン
サート部の内径が小さくなつた管継手が開示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 該公報に開示された管継手は、継手本体におけ
るインサート部が、流体の圧力損失を低減させる
目的で縮径されている。しかし、該インサート部
にホースの端部を外嵌し、さらに該ホース端部に
ソケツトを外嵌して加締めれば、該インサート部
の強度が十分でなく、破損したり、インサート部
の変形により内部流体のシール効果を害するおそ
れがある。特に、アルミニウム等の材質では、イ
ンサート部の縮径だけでは十分な強度が得られ
ず、加締時にインサート部が破損するおそれが強
い。また、インサート部は、本体筒部とは緩やか
な傾斜部を介して連結されており、この傾斜部を
製作することが容易でないという欠点もある。本
考案は、上記従来の問題を解決するものであり、
その目的は、連結すべきホース端部をソケツトと
共に加締めた場合にも、継手本体のインサート部
が破損するおそれがなく、しかも製作が容易な管
継手を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の管継手は、所定の内径および外径を有
する管状の本体部、および、該本体部の一端に一
体となつて連設され、接続すべきホース端部に外
嵌されるインサート部、を有する継手本体と、該
継手本体のインサート部に外嵌されるホース端部
に外嵌されて該ホース端部およびインサート部と
共に加締められるソケツトと、を具備する管継手
であつて、前記継手本体のいインサート部は、前
記ソケツトとの加締め時に変形しないような高硬
度となるように絞り加工により該継手本体の本体
部よりも外径を小さくされており、該継手本体の
本体部とは、段階的に縮径された連設部を介して
連結されていることを特徴とし、そのことにより
上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
本考案の管継手は、第1図に示すように、例え
ば鋼製パイプを用いた継手本体10と、該継手本
体10の一端部に装着されたソケツト20と、該
継手本体10の他端部に装着された袋ナツト30
とを有する。
継手本体10は、例えば、中程を略直角に屈曲
され、内径および外径が軸方向にわたつて一定と
なつた本体部11と、該本体部11の一端部(ソ
ケツト20装着側端部)に連設されたインサート
部12と、該本体部11の他端部に連設された連
結ヘツド13とを有する。
該継手本体10はビツカース硬度で100〜140程
度の鋼製であり、該継手本体10のインサート部
12が、該継手本体10の本体部11の外径より
も小さい円筒状で、且つ、ビツカース硬度で150
以上の硬度を有するように、絞り加工されてい
る。該インサート部12と継手本体10の本体部
11との連設部14は、例えば、2段階に段階的
に縮径されている段部が形成されている。該連設
部14は、インサート部12を所定の硬度となる
ように、例えば2段階にわたつて絞り加工するこ
とにより製作される。特に、継手本体が鋼製の場
合には、インサート部12を縮径して所定の高硬
度とするためには、複数回にわたつての絞り加工
が実施される。また、複数回の絞り加工を行なう
場合と同様の効果がある2段形状の絞り工具を用
いることにより1回の絞り加工にてインサート部
12を高硬度とすることができる。該インサート
部12は、本体部11の外径の90%程度の外径と
され、例えば本体部11の外径が12mm、肉厚が
2.5mmの場合には、その外径は、10.6mm程度とさ
れ、そしてこの部分の肉厚は2.5mm以上とされる。
該インサート部12の外周面には、該インサート
部12に外嵌されるホース40(第1図に二点鎖
線で示す)の端部を抜け止めし、かつ該ホース4
0端部とのシール性を向上させるために、周方向
に溝状の切削加工が施され、該切削加工後の外径
は絞り加工した時の径である約10.6mmとされてい
る。この寸法はホースの内径に略等しく、ホース
の継手として必要となる寸法である。
該インサート部12には、円筒状のソケツト2
0が所定の間〓をあけて外嵌されている。該ソケ
ツト20は、一端部が継手本体10のインサート
部12と連設部14とを内部に収納して本体部1
1の端部に加締められて、該継手本体10に固定
されている。該ソケツト20の内周面には、軸方
向に所定の間〓をあけて複数の環状溝21,2
1,……が形成されている。
継手本体10の他方の端部に配設された連結ヘ
ツド13は、例えば継手本体10を構成する鋼製
パイプを軸方向へ圧縮することにより、円錐台状
に形成されている。該連結ヘツド13は、袋ナツ
ト30内に嵌入されており、連結ヘツド13を該
袋ナツト30内に嵌入させた状態で、該連結ヘツ
ド13が抜け止めされるように袋ナツト30を加
締めて該袋ナツト30が継手本体10に固定され
ている。該袋ナツト30は、ホース40と連結す
べき所定の機器に装着される。
このような構成の管継手は、次のように作用さ
れる。まず、継手本体10の連結ヘツド13に取
り付けられた袋ナツト30を、ホース40を連結
すべき所定の油圧機器等に装着する。この場合、
袋ナツト30の円錐台状となつた連結ヘツド13
の外周面に、該袋ナツト30と螺合する油圧機器
側の部材のテーパ面が当接して、該連結ヘツド1
3の端部がシールされる。他方、継手本体10の
インサート部12外周面とソケツト20内周面と
の間に、連結すべきホース40の端部を嵌合さ
せ、ソケツト20を、外周側から加締める。これ
により、第2図に示すように、ホース40端部は
ソケツト20と継手本体10のインサート部12
とにより挟まれて該インサート部12に固定され
る。
このとき、インサート部12は、高硬度となる
ように絞り加工されているため、ソケツト20の
加締めにより該インサート部12が破損したり変
形するおそれがない。
(考案の効果) 本考案の管継手は、このように、継手本体にお
けるインサート部が高硬度となるように絞り加工
されているため、継手本体全体を厚肉にする必要
がなく、また継手本体全体の強度を上げる必要も
ない。該インサート部にホース端部およびソケツ
トを外嵌して加締めても、該インサート部が変形
あるいは破損するおそれがなく、該インサート部
の変形によるシール効果を害するおそれもなくホ
ース端部と確実に連結される。インサート部が絞
り加工により必要径にほぼ等しくされているた
め、切削代が少なく加工性が向上する。一本のパ
イプであるため、ろう付けや溶接等の煩わしい作
業が不要で高い信頼性が得られる。継手本体にお
ける本体部とインサート部とは、段階的に縮径さ
れた連設部を介して連結されており、該連設部
は、インサート部の絞り加工により形成されるた
め、製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の管継手の一例を示す一部破断
側面図、第2図はその要部の動作説明のための断
面図、第3図および第4図はそれぞれ従来の管継
手の一部破断側面図である。 10……継手本体、11……本体部、12……
インサート部、13……連結ヘツド、20……ソ
ケツト、30……袋ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 所定の内径および外径を有する管状の本体
    部、および、該本体部の一端に一体となつて連
    設され、接続すべきホース端部に外嵌されるイ
    ンサート部、を有する継手本体と、 該継手本体のインサート部に外嵌されるホー
    ス端部に外嵌されて該ホース端部およびインサ
    ート部と共に加締められるソケツトと、 を具備する管継手であつて、 前記継手本体のインサート部は、前記ソケツ
    トとの加締め時に変形しないような高硬度とな
    るように絞り加工により該継手本体の本体部よ
    りも外径を小さくされており、該継手本体の本
    体部とは、段階的に縮径された連設部を介して
    連結されていることを特徴とする管継手。 2 前記継手本体が鋼製である実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の管継手。
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