JPH04221378A - 5,6−ジフルオロ−1,3−ジオキサン−4−オン誘導体 - Google Patents

5,6−ジフルオロ−1,3−ジオキサン−4−オン誘導体

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JPH04221378A
JPH04221378A JP40569690A JP40569690A JPH04221378A JP H04221378 A JPH04221378 A JP H04221378A JP 40569690 A JP40569690 A JP 40569690A JP 40569690 A JP40569690 A JP 40569690A JP H04221378 A JPH04221378 A JP H04221378A
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JP
Japan
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dioxin
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fluoro
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Takao Iida
隆夫 飯田
Yoshiro Kobayashi
小林 義郎
Chikara Kaneko
金子 主税
Masayuki Sato
雅之 佐藤
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,3−ジオキシン−
4−オン誘導体およびその中間体に関し、更に詳しくは
、医薬および農薬の合成におけるフッ素を含む5−フル
オロ−1,3−ジオキシン−4−オン誘導体およびその
製造に用いる中間体である5,6−ジフルオロ−1,3
−ジオキサン−4−オン誘導体に関する。
【0002】本発明は、生成物中にC3HFO2単位を
有する新規な1,3−ジオキシン−4−オン誘導体およ
びその誘導体を製造するのに有用な中間体を提供するも
のであり、このような化合物は従来知られていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、式(I)
【化3】 [式中、R1およびR2は、同一または異なって炭素数
1〜5のアルキル基を表すか、一緒になって炭素数3〜
6のアルキレン基を表す。]で示される1,3−ジオキ
シン−4−オン誘導体を提供するものである。
【0004】また、本発明は、式(II):
【化4】 [式中、R1およびR2は請求項1と同意義。]で示さ
れる5,6−ジフルオロ−1,3−ジオキサン−4−オ
ン誘導体を提供するものである。
【0005】本発明において中間体として用いる5,6
−ジフルオロ−1,3−ジオキサン−4−オン誘導体(
II)は、一般に次のような反応により調製することが
できる:
【化5】 [上記式中、R1およびR2は前記と同意義。]
【00
06】この反応でフッ素化に用いるフッ素ガスは、その
まま用いてもよいが、好ましくは不活性ガス(例えば、
窒素、アルゴン、ネオン、ヘリウム、二酸化炭素、トリ
フオルメタンなど)でフッ素濃度10〜20容量%に希
釈して用いる。
【0007】フッ素化は、通常フッ素に比較的不活性な
溶媒中で行なわれる。好ましい溶媒の例は、CH2Cl
2、ClCH2CH2Cl、CHCl3、CHCl2C
H2Cl、CH3CN、C2H5CN、CClF2CC
l2Fなどである。
【0008】反応温度は、一般には−40〜0℃、好ま
しくは−25〜−10℃である。
【0009】5−フルオロ−1,3−ジオキサン−4−
オン誘導体(I)は、5,6−ジフルオロ−1,3−ジ
オキサン−4−オン誘導体(II)から、次の反応に従
って調製することができる。
【化6】 [式中、R1およびR2は前記と同意義。]
【0010
】塩基としては、3級アミン(例えば、トリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリ
ジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデカン−7−エン)など)が好ましく用いられる。
【0011】溶媒としては、ClCH2CH2Cl、C
HCl3、CH2Cl2、テトラヒドロフラン(THF
)、エチルエーテル、CH3CN、ベンゼン、トルエン
などが好ましく用いられる。
【0012】反応温度は、通常0〜40℃、好ましくは
15〜35℃であり、反応時間は、通常10〜15分で
ある。
【0013】得られた生成物は、常套の方法、例えば真
空蒸留、再結晶などにより精製することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の化合物は安定であるから、工業
的な医薬および農薬の合成原料として有用である。
【0015】本発明の化合物は他の有機化合物との反応
性が高く、熱反応や光反応などの種々の反応により、例
えばプロスタグランジン類、ステロイド類またはテルペ
ン類などの脂肪族系天然化合物の誘導体を与えることが
できる。
【0016】
【実施例】次に、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明がこれにより限定されるものでないこと
は言うまでもない。
【0017】実施例1 4−オキソ−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデ
カ−2−エン0.585gをアセトニトリル30mlに
溶解し、−20℃に冷却した。この溶液に、窒素ガスで
20容量%に希釈したフッ素ガス650mlを内温−2
0〜−16℃で通じた。次いで、10分間窒素ガスでパ
ージし、反応溶液を塩化メチレン35mlを加えた後、
5%重炭酸ナトリウム水溶液30mlで2回洗浄した。 その後、水30mlで3回洗浄し、有機層を分離し、無
水硫酸ナトリウムで脱水後、濃縮して淡橙色に着色した
シロップ状の4−オキソ−2,3−ジフルオロ−1,5
−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン0.707gを
得た。
【0018】300MHz−NMR(CDCl3)水素
核:H2;6.06ppm  d,d,d(JH2F2
=56.4Hz、JH2H3=4.4Hz、JH2F3
〜0Hz)(1H)H3;5.00ppm  d,d,
d(JH3F3=48Hz、JH3F2=24.3Hz
、 JH3F2=4.2Hz)(1H)
【0019】282MHz−NMR(CDCl3)フッ
素核F3;209.4ppm  d,dF2;137.
9ppm  d,d,d
【0020】実施例2 実施例1で得た4−オキソ−2,3−ジフルオロ−1,
5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン0.707g
を塩化メチレン10mlに溶解し、これにトリエチルア
ミン0.346gの塩化メチレン10ml溶液を24℃
で約5分間にわたり滴下した。この間、溶液の温度は2
8℃であった。さらに10分間撹拌した後、0〜5℃の
水50mlで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水後
、濃縮してシロップ状4−オキソ−3−フルオロ−1,
5−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカ−2−エン0.
547gを得た。 このシロップ状物は冷蔵庫中で一部結晶化した。融点6
1〜63℃。
【0021】300MHz−NMR(CD3CN)水素
核:7.46ppm H2  d(J=2.7Hz)(
1H)1.40〜1.80ppm m (6H)
【00
22】282MHz−NMR(CD3CN)フッ素核:
F3−178ppm  d(J=2.7Hz)(1H)
【0023】実施例3 2,2−ジメチル−1,3−ジオキシン−4−オン0.
958gをアセトニトリル30mlに溶解して−20℃
に冷却した。実施例1と同様に窒素で20容量%に希釈
したフッ素ガス2400mlを内温−18〜−15℃で
通じた。後の操作は実施例1に準じて行った。淡橙色に
着色したシロップ状の5,6−ジフルオロ−2,2−ジ
メチル−1,3−ジオキサ−4−オン1.109gを得
た。
【0024】300MHz−NMR(CD3CN)水素
核:H6;6.05ppm  d,d,d(JF6H6
=55.1Hz、JH6F5〜0Hz、JH5H6=3
.5Hz)(1H)H5;5.09ppm  d,d,
d(JF5H5=45.9Hz、JF5H6=25.6
Hz、 JH6F5=3.5Hz)(1H) 2,2−ジメチル;1.67、  1.76ppm(6
H)
【0025】282MHz−NMR(CD3CN)
フッ素核:F5;−210.2ppm  d,dF6;
−139.7ppm  d,d,d
【0026】実施例
4 実施例3で得た5,6−ジフルオロ−2,2−ジメチル
−1,3−ジオキサン−4−オン1.109gを塩化メ
チレン15mlに溶解し、これにトリエチルアミン0.
767gの塩化メチレン15ml溶液を5分間で滴下し
た。反応温度を24℃から30℃に上昇し、10分間撹
拌した後、0〜5℃の水50mlで3回洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで脱水後、濃縮して2,2−ジメチル−5
−フルオロ−1,3−ジオキシン−4−オン0.602
gを得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式: 【化1】 [式中、R1およびR2は、同一または異なって炭素数
    1〜5のアルキル基を表すか、一緒になって炭素数3〜
    6のアルキレン基を表す。]で示される1,3−ジオキ
    シン−4−オン誘導体。
  2. 【請求項2】  式: 【化2】 [式中、R1およびR2は請求項1と同意義。]で示さ
    れる5,6−ジフルオロ−1,3−ジオキサン−4−オ
    ン誘導体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354368A (ja) * 1986-07-23 1988-03-08 シユツウデイエンゲゼルシヤフト・コ−ル・ミット・ベシユレンクテル・ハフツング 光学的に純粋な1,3−ジオキセノン、その製法及び用途

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354368A (ja) * 1986-07-23 1988-03-08 シユツウデイエンゲゼルシヤフト・コ−ル・ミット・ベシユレンクテル・ハフツング 光学的に純粋な1,3−ジオキセノン、その製法及び用途

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