JPH04221334A - 4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造法 - Google Patents

4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造法

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JPH04221334A
JPH04221334A JP3064565A JP6456591A JPH04221334A JP H04221334 A JPH04221334 A JP H04221334A JP 3064565 A JP3064565 A JP 3064565A JP 6456591 A JP6456591 A JP 6456591A JP H04221334 A JPH04221334 A JP H04221334A
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JP
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hydroxyacetophenone
carried out
methoxy
methoxyethyl
temperature
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JP3064565A
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Brad L Smith
ブラッド・エル・スミス
Werner H Mueller
ヴェルナー・ハー・ミューラー
Heinz Strutz
ハインツ・シュトルッツ
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Original Assignee
Hoechst Celanese Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/03Ethers having all ether-oxygen atoms bound to acyclic carbon atoms
    • C07C43/14Unsaturated ethers
    • C07C43/178Unsaturated ethers containing hydroxy or O-metal groups
    • C07C43/1782Unsaturated ethers containing hydroxy or O-metal groups containing six-membered aromatic rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,4−(2’−メトキシエチル)
フェノールを製造する方法に関する。さらに詳細には,
本発明は,4−ヒドロキシアセトフェノンから4−(2
’−メトキシエチル)フェノールを製造する方法に関す
る。4−(2’−メトキシエチル)フェノールは,1−
〔4−(2−メトキシエチル)フェノキシ〕−3−〔(
1−メトキシエチル)アミノ〕−2−プロパノールとし
て知られているβ−アドレナリン作用性のブロック体で
あるメトプロロール(Metoprolol)の製造に
おける中間体として有用である。4−(2’−メトキシ
エチル)フェノールからのメトプロロールタルトレート
(Metoprolol  tartrate)の製造
が,「医薬製造エンサイクロペディア(Pharmac
eutical  Manufacturing  E
ncyclopedia),第2巻,pp.1009−
1010」及び米国特許第3,873,600号明細書
(これらの文献を参照の形でここに引用する)に説明さ
れている。
【0002】4−(2’−メトキシエチル)フェノール
は新規な化合物ではない。その複雑なメカニズムによる
生成が,フランス特許第2,487,338号明細書;
「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサ
エティー,Vol.85,p.575(1963)」;
及び「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・
ソサエティー,Vol.79,p.756(1957)
」に示されている。フランス特許第2,487,338
号明細書は,臭化アルキルオキシフェノールから出発し
て,これをグリニャール試薬で処理して有機マグネシウ
ム化合物を生成させている。次いでこの有機マグネシウ
ム化合物を,アルデヒド,アセテート,又はニトリルと
反応させて第二級アルコール又はケトンとし,そして次
に無機酸で処理して,本発明に最も関連の深い場合とし
てメトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンを生成させ
ている。次いでこのケトンを水素化してカルビノールを
生成させ,これを無水酢酸及び酢酸ナトリウムと反応さ
せてビニルエーテルとする。このビニルエーテルを接触
水素化してメトキシエチルフェニルアセテートを生成さ
せ,これをケン化して4−(2’−メトキシエチル)フ
ェノールを得る。本発明は,技術的により容易に実施し
うる方法でα−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノ
ンを供給し,そしてα−メトキシ−4−ヒドロキシアセ
トフェノンを直接且つ実質的に完全に水素化することに
より,上記の複雑を手順を改良する。概略的に説明する
と,本発明の方法の手順では,以下の反応スキームに従
って,4−ヒドロキシアセトフェノンを臭素化し,メト
キシド−ブロマイド交換反応を起こさせ,そしてメトキ
シ−p−ヒドロキシアセトフェノンの一段還元を行って
4−(2’−メトキシエチル)フェノールとする。
【0003】
【0004】本発明は,(a)4−ヒドロキシアセトフ
ェノンを臭素化してα−ブロモ−4−ヒドロキシアセト
フェノンを得る工程;(b)α−ブロモ−4−ヒドロキ
シアセトフェノンに対してメトキシド−ブロマイド交換
反応を起こさせ,これによってα−メトシキ−4−ヒド
ロキシアセトフェノンを得る工程;及び(c)水素化触
媒の存在下にて,α−メトキシ−4−ヒドロキシアセト
フェノンの1当量当たり少なくとも2当量の水素を使用
して,α−メキシキ−4−ヒドロキシアセトフェノンの
一段還元を行い,これにより直接4−(2’−メトシキ
エチル)フェノールを過半量にて得る工程;を含む4−
(2’−メトキシエチル)フェノールの製造法を提供す
る。
【0005】本発明はさらに,(a)α−メトキシ−4
−ヒドロキシアセトフェノンを供給する工程;及び(b
)水素化触媒の存在下にて,α−メトキシ−4−ヒドロ
キシアセトフェノンの1当量当たり少なくとも2当量の
水素を使用して,α−メトキシ−4−ヒドロキシアセト
フェノンの一段還元を行い,これにより直接4−(2’
−メトシキエチル)フェノールを過半量にて得る工程;
を含む4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造
法を提供する。
【0006】4−ヒドロキシアセトフェノンの臭素化は
当業界ではよく知られており,4−ヒドロキシアセトフ
ェノンとBr2  又はCuBr2 とを反応させるこ
とにより行うことができる。キングらによる「臭化銅(
II)による選択的臭素化(Selective  B
romination  with  Copper(
II)Bromide),ジャーナル・オブ・オーガニ
ック・ケミストリー(1964),29,3459」で
は,還流状態のクロロホルム−酢酸エチル混合液に2モ
ルの臭化第二銅を懸濁させて得た懸濁液に1モルの4−
ヒドロキシアセトフェノンを加えている。α−ブロモ−
4−ヒドロキシアセトフェノンは臭化銅及び臭化水素を
伴って生成される。ブウ−ハイ(Buu−Hai)らに
よる「ハロゲン化o−およびp−フェノール系ケトン(
Halogenated  o−  and  p−P
henolic  Ketones),ジャーナル・オ
ブ・ケミカル・ソサエティー(1954),1034,
1037」では,4−ヒドロキシアセトフェノンを酢酸
中に溶解撹拌し,これに臭素を酢酸中に溶解し得た溶液
を加えることを説明している。室温で1時間後,溶媒を
減圧除去して混合物を濃縮し,水中に注ぎ込むと沈澱物
が生成する。この沈澱物が徐々に固化してα−ブロモ−
4−ヒドロキシアセトフェノンが得られる。上記各文献
を参照の形でここに引用する。
【0007】本発明の方法の次の工程は,α−ブロモ−
4−ヒドロキシアセトフェノンにメトキシド−ブロマイ
ド交換反応を起こさせてα−メトキシ−4−ヒドロキシ
アセトフェノンを得る工程である。この交換反応は,ブ
ロモ化合物とアルカリ金属メトキシドとを反応させるこ
とにより,又はメタノールとアルカリ金属水酸化物,ア
ルカリ土類金属水酸化物,もしくはアルカリ金属スルホ
ネートとの混合物とブロモ化合物とを反応させることに
より行うことができる。最も単純なケースでは,各試薬
をメタノールに溶解し,そして窒素雰囲気下にて各溶液
を混合するのが好ましい。アルカリ金属メトキシド,ア
ルカリ金属水酸化物,又はアルカリ土類金属水酸化物を
使用した場合は,ブロマイド−メトキシド交換反応の他
に,塩の形の所望のα−メトキシ−4−ヒドロキシアセ
トフェノンが得られることを発明者は見出した。遊離の
α−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンは,約6
以下のpHが得られるようになるまで該塩を酸と反応さ
せることによって生成させることができる。好ましい酸
は塩酸であるが,実際には他のいかなる酸も使用できる
。このブロマイド−メトキシド交換反応は予想外の結果
をもたらした。Tchoubarによる「Action
  des  ReacetifsNucleophi
les  sur  les  Cetones  A
lpha−Halogenees,Bull.Soc.
Chim.(1955),1362」は,α−クロロケ
トンに関する実質的に全ての可能な反応を示している。 上記文献によれば,強塩基(例えばナトリウムメトキシ
ド)の存在下におけるα−クロロケトンの反応により,
エポキシドとアセタールが得られ,メトキシド交換は起
こらないとされている。またこれとは別に,「アントシ
アニンの合成(Synthesis  of  Ant
hocyanins),ジャーナル・オブ・ザ・ケミカ
ル・ソサエティー,ロンドン(1926),1,p.1
715」に記載の方法によってα−メトキシ−4−ヒド
ロキシアセトフェノンを得ることができる。
【0008】次いでα−メトキシ−4−ヒドロキシアセ
トフェノンに接触還元又は化学量論的還元を施して4−
(2’−メトキシエチル)フェノールとする。従来技術
においては,ウォルフ−キシュナー還元又はクレメンゼ
ン還元によってある特定のケトンを化学量論的に還元す
ることができる。最も好ましい実施態様においては,α
−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンの還元は,
オートクレーブ中で加圧下にて,1当量のメトキシ−4
−ヒドロキシアセトフェノンと少なくとも2当量の水素
ガス及び触媒とを反応させることによって行われる。好
ましい実施態様においては,加熱は約0℃〜約120℃
(さらに好ましくは約20℃〜約85℃)の温度で行わ
れる。反応器の圧力は,少なくとも約15psig,さ
らに好ましくは約30psig〜約400psigであ
る。反応時間は,約0.1〜約6時間,さらに好ましく
は約0.5〜約3.0時間である。有用な触媒としては
,Pd,Pt,Ru,Rh,ラネーニッケル,及びコバ
ルト等がある。Pd/Cが最も好ましい触媒であり,パ
ラジウムの炭素に対する重量比は約1%〜約10%の範
囲である。触媒は,α−メトキシ−4−ヒドロキシアセ
トフェノンの1g当たり好ましくは約0.001〜約1
0g(さらに好ましくは約0.01〜約2.0g,最も
好ましくは約0.1〜約1.0g)の量にて存在する。 一般には,触媒量と反応温度がそれぞれ範囲の最高値又
は最低値にて適用されると,収率があまり良くない。高
い触媒量と低い温度を組み合わせると(この逆も)良好
な収率が得られる。最適条件は,当技術者であれば容易
に求めることができる。従って,好ましい触媒量範囲と
反応温度範囲は,ほぼ反比例の関係にある。このような
範囲の例としては,約75℃〜85℃の温度にて,α−
メトキシ−4−ヒドロキシベンゾフェノン1g当たり触
媒約0.1〜0.3g;及び約20℃〜25℃の温度に
て,α−メトキシ−4−ヒドロキシベンゾフェノン1g
当たり触媒約0.9〜1.0g;等がある。還元は,カ
ルボン酸溶媒(最も好ましくは酢酸)中で行うのが好ま
しい。
【0009】以下に実施例を挙げて本発明を例証するが
,本発明はこれによって限定されるものではない。
【0010】実施例1 4−ヒドロキシアセトフェノンの臭素化CuBr2 (
22.2g,0.1モル)を50mlの酢酸エチルに混
合して加熱した。50mlの酢酸エチルと50mlのク
ロロホルムとの混合物中に4−ヒドロキシアセトフェノ
ン(8.2g,0.06モル)を溶解した。CuBr2
 溶液に4−ヒドロキシアセトフェノン溶液を加えた後
,本混合物を1時間還流した。混合物の色が緑色からピ
ンク色に変化した。溶媒を蒸発除去して10.8gの褐
色固体を得た。GC/MS分析によれば,α−ブロモ−
4−ヒドロキシアセトフェノンと残留の4−ヒドロキシ
アセトフェノンだけが認められた。収率は,CuBr2
 に関して約76%であった。
【0011】実施例2 4−ヒドロキシアセトフェノンの臭素化1リットルの酢
酸エチルと200mlのクロロホルムとの混合物中に,
撹拌しながら4−ヒドロキシアセトフェノン(136.
2g,1.0モル)を溶解して,淡黄色の溶液を得た。 1リットルの酢酸エチルと500mlのクロロホルムと
の混合物に臭素(159.8g,1.0モル)を溶解し
,この臭素溶液を,1分当たり2mlの割合で4−ヒド
ロキシアセトフェノン溶液に徐々に加えた。21.4℃
にて溶液は琥珀色となった。85分後に1.2gの塩化
アルミニウムを加えた。この添加は8.5時間で完了す
るようにした。反応混合物を濾過した。濾液をロータリ
ーエバポレーター中に入れ,温度60℃,圧力155m
mHgにてクロロホルムと酢酸エチルを除去した。22
1gの暗紫色湿潤残留物が得られた。残留物をフラスコ
中に掻き取り,1320mlのトルエンを加えた。冷却
器とメカニカルスターラーをフラスコに取りつけた。 加熱を行い,85℃にて50gのカーボンと50gのセ
ライトを混合物に加えた。本混合物を98℃で30分還
流した。この高温混合物を105℃に加熱された漏斗中
に注ぎ込んだ。黄色濾液の冷却時にオフホワイト色の沈
澱物が生成した。この固体沈澱物を室温で0.5mmH
gにて減圧乾燥して,122.9gのα−ブロモ−4−
ヒドロキシアセトフェノン(純度95%)を得た。
【0012】実施例3 α−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンの合成2
gのα−ブロモ−4−ヒドロキシアセトフェノンを11
gのメタノール中に溶解した。水酸化ナトリウムのメタ
ノール飽和溶液(NaOH1g/メタノール4.2ml
)30gをα−ブロモ−4−ヒドロキシアセトフェノン
溶液に滴下した。滴下が完了した後,本混合物を30g
の氷中に注ぎ込み,pH6に酸性化した。α−メトキシ
−4−ヒドロキシアセトフェノンが析出して沈澱し,こ
れを濾過して乾燥すると,黄緑色の生成物が約85%の
収率で得られた。本生成物は,1 H−NMRにより実
質的に純粋であることが判明した。
【0013】実施例4 α−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンの合成窒
素パージしたグラブバッグ(glove  bag)中
にて,35.06g(95%,155ミリモル)のα−
ブロモ−4−ヒドロキシアセトフェノンを350mlの
メタノール中に溶解し,これを,69.9g(91.2
9モル)のナトリウムメトキシドを660mlのメタノ
ールに溶解した得た溶液に撹拌しながら徐々に加えた。 約40分後に添加が完了し,固体(NaBr)が析出沈
澱した。2時間後,暗橙色の混合物から溶媒を蒸発除去
した。黄橙色の残留物を750mlの水中に溶解した。 pHを6に調節した後,本水溶液を250mlの酢酸エ
チルで3回抽出し,有機相をMgSO4 で乾燥してか
らロータリーエバポレーターにより溶媒を除去した。得
られた固体を180mlの沸騰トルエン(カーボンを1
.4g添加)から再結晶すると淡黄色の物質が得られ,
これはGC,1 H−NHR,及び13C−NMRによ
りα−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンである
ことが確認された。
【0014】 純度:  96.8% 収率:  23.3g=α−ブロモ−4−ヒドロキシア
セトフェノンに関して88% 実施例5 α−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフェノンの水素化
300ml容量のフルイトロン・オートクレーブ(Fl
uitron  autoclave)(ハステロイC
)中に,1gのα−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフ
ェノン(95.9%,5.8ミリモル),80mlの酢
酸,及び0.3gのPd/C(5%のPdを炭素に担持
;47.8%H2 O)を仕込んだ。シールした後,撹
拌を開始し,オートクレーブに窒素と水素をパージし,
そして最後に250psigH2 に加圧した。反応温
度が80℃に達した後,2時間の反応時間にわたってH
2 の圧力を300psigに保持した。オートクレー
ブから排気し,N2 をパージした。反応混合物を反応
器から取り出し,濾過し,そして別途合成した4−(2
’−メトキシエチル)フェノールを外部標準として使用
して,GCにより分析した。
【0015】収率:0.54g(3.6ミリモル=61
%)4−(2’−メトキシエチル)フェノール,0.2
3g(1.5ミリモル=25%)4−(2’−メトキシ
エチル)シクロヘキサノール〔4−(2’−メトキシエ
チル)フェノールのGCレスポンスファクターを使用し
て推定〕 反応パラメーターが明記の如く異なること以外は,本手
順に従って表1に記載の実験を行った。
【0016】

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)  4−ヒドロキシアセトフェ
    ノンを臭素化してα−ブ ロモ−4−ヒドロキシアセトフェノンを得る工程;(b
    )  α−ブロモ−4−ヒドロキシアセトフェノンにメ
    トキシド−ブロマイド交換反応を起こさせ,これによっ
    てα−メトシキ−4−ヒドロキシアセトフェノンを得る
    工程;及び (c)  水素化触媒の存在下にて,α−メトキシ−4
    −ヒドロキシアセトフェノンの1当量当たり少なくとも
    2当量の水素を使用して,α−メキシキ−4−ヒドロキ
    シアセトフェノンの一段還元を行い,これにより直接4
    −(2’−メトシキエチル)フェノールを過半量にて得
    る工程; を含む4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造
    法。
  2. 【請求項2】  前記工程(a)がCuBr2 又はB
    r2 を使用して行われる,請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】  前記工程(b)が,α−ブロモ−4−
    ヒドロキシアセトフェノンをNaOCH3 と反応させ
    ,次いで酸と反応させることによって行われる,請求項
    1記載の製造法。
  4. 【請求項4】  前記工程(b)が,α−ブロモ−4−
    ヒドロキシアセトフェノンを,アルカリ金属水酸化物,
    アルカリ土類金属水酸化物,及びアルカリ金属スルホネ
    ートからなる群から選ばれる成分とメタノールとの混合
    物と反応させ,次いでアルカリ金属水酸化物又はアルカ
    リ土類金属水酸化物が選択された場合には酸と反応させ
    ることによって行われる,請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】  前記酸が,約6以下のpH値を与える
    に足る量の塩酸である,請求項3記載の製造法。
  6. 【請求項6】  前記酸が,約6以下のpH値を与える
    に足る量の塩酸である,請求項4記載の製造法。
  7. 【請求項7】  前記工程(c)がPd/C触媒を使用
    して行われる,請求項1記載の製造法。
  8. 【請求項8】  PdのCに対する重量比が約1%〜約
    10%の範囲である,請求項7記載の製造法。
  9. 【請求項9】  前記工程(c)が,Pd,Pt,Ru
    ,Rh,ラネーニッケル,及びコバルトからなる群から
    選ばれる成分を使用して行われる,請求項1記載の製造
    法。
  10. 【請求項10】  前記工程(c)が少なくとも15p
    sigの圧力にて行われる,請求項1記載の製造法。
  11. 【請求項11】  前記触媒が,α−メトキシ−4−ヒ
    ドロキシアセトフェノンの1g当たり約0.001〜約
    10.0gの量にて存在する,請求項1記載の製造法。
  12. 【請求項12】  前記工程(c)が約0℃〜約120
    ℃の温度にて行われる,請求項1記載の製造法。
  13. 【請求項13】  前記工程(c)が約30〜約400
    psigの圧力にて行われる,請求項1記載の製造法。
  14. 【請求項14】  前記工程(c)が約20℃〜約85
    ℃の温度にて行われる,請求項1記載の製造法。
  15. 【請求項15】  前記工程(c)がカルボン酸溶媒を
    使用して行われる,請求項1記載の製造法。
  16. 【請求項16】  前記工程(c)が酢酸を溶媒として
    使用して行われる,請求項15記載の製造法。
  17. 【請求項17】  (a)  α−メトキシ−4−ヒド
    ロキシアセトフェノンを供給する工程;及び(b)  
    水素化触媒の存在下にて,α−メトキシ−4−ヒドロキ
    シアセトフェノンの1当量当たり少なくとも2当量の水
    素を使用して,α−メトキシ−4−ヒドロキシアセトフ
    ェノンの一段還元を行い,これにより直接4−(2’−
    メトシキエチル)フェノールを過半量にて得る工程; を含む4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造
    法。
  18. 【請求項18】  前記工程(b)がPd/C触媒を使
    用して行われる,請求項17記載の製造法。
  19. 【請求項19】  前記工程(b)が,Pd,Pt,R
    u,Rh,ラネーニッケル,及びコバルトからなる群か
    ら選ばれる成分を使用して行われる,請求項17記載の
    製造法。
  20. 【請求項20】  前記工程(b)が少なくとも15p
    sigの圧力にて行われる,請求項17記載の製造法。
  21. 【請求項21】  前記工程(b)が約30〜約400
    psigの圧力にて行われる,請求項17記載の製造法
  22. 【請求項22】  前記工程(b)が約0℃〜約120
    ℃の温度にて行われる,請求項17記載の製造法。
  23. 【請求項23】  前記工程(b)がカルボン酸溶媒を
    使用して行われる,請求項17記載の製造法。
  24. 【請求項24】  前記工程(b)が酢酸を溶媒として
    使用して行われる,請求項23記載の製造法。
  25. 【請求項25】  前記触媒が,α−メトキシ−4−ヒ
    ドロキシアセトフェノンの1g当たり約0.001〜約
    10.0gの量にて存在する,請求項17記載の製造法
  26. 【請求項26】  前記工程(b)が約20℃〜約85
    ℃の温度にて行われる,請求項17記載の製造法。
JP3064565A 1990-03-28 1991-03-28 4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造法 Pending JPH04221334A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/502,146 US5107034A (en) 1990-03-28 1990-03-28 Method for producing 4-(2'-methoxyethyl)phenol
US502146 1990-03-28

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JP3064565A Pending JPH04221334A (ja) 1990-03-28 1991-03-28 4−(2’−メトキシエチル)フェノールの製造法

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US (1) US5107034A (ja)
EP (1) EP0449602A1 (ja)
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