JPH04221196A - セグメントによるトンネル覆工方法 - Google Patents

セグメントによるトンネル覆工方法

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Publication number
JPH04221196A
JPH04221196A JP2412267A JP41226790A JPH04221196A JP H04221196 A JPH04221196 A JP H04221196A JP 2412267 A JP2412267 A JP 2412267A JP 41226790 A JP41226790 A JP 41226790A JP H04221196 A JPH04221196 A JP H04221196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segments
tunnel
lining
segment
circumferential direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP2412267A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Ono
潤治 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Machinery Corp
Original Assignee
Okumura Machinery Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Machinery Corp filed Critical Okumura Machinery Corp
Priority to JP2412267A priority Critical patent/JPH04221196A/ja
Publication of JPH04221196A publication Critical patent/JPH04221196A/ja
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法によって
掘削されるトンネル壁面をセグメントを用いて覆工する
トンネル覆工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド工法によって掘削されるトンネ
ル壁面をセグメントによって覆工した場合、図5に示す
ように、この覆工Aの上周部側には土圧と水圧等の上載
荷重P1が加わり、下周部側にはその反力P2が作用す
ると共に両側からは土圧と水圧とによる側圧P3が作用
する。
【0003】このような荷重がセグメント覆工Aに作用
すると、上載荷重が側圧よりも大きいので、セグメント
覆工Aの剛性が全周に亘って等しい場合には、該覆工A
の上下周部側に正の曲げモーメントが、両側部に負の曲
げモーメントが作用して図の点線で示すように、断面横
長長円形状に変形をしようとする。
【0004】覆工Aが通常の矩形セグメントで組立てら
れる場合には、複数のセグメントをトンネルの周方向に
順次その対向端面同士を連結しながらリング状に組立て
たのち、次のセグメント同士の継手部を前記リング状に
組立てたセグメント間の継手部に対して周方向にずらし
ながら千鳥組立てを行うことによって前記曲げモーメン
トに耐える剛直な継手構造とすることができるが、六角
形セグメントでは傾斜端面同士を順次接合していく構造
であるために、この接合部がトンネルの長さ方向に連続
して矩形セグメントのような継手部の不連続部における
補剛効果を期待することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、図6に示す
ように、隣接する六角形セグメントS、Sの傾斜端面同
士の継手部Jが大きな曲げモーメントを受けるセグメン
ト覆工Aの上周部や側面部に位置させた状態で組立てら
れた場合には、トンネルの上下部では接合面間が内方側
に開く方向に変形し、トンネルの両側部では接合面が外
方側に開く方向に変形し易くなって、トンネル周方向の
強度に弱体部が生じ、均一な強度のセグメント覆工がで
きないばかりでなく、地下水等の浸入が生じる虞れがあ
った。このような問題点は、矩形状セグメントにおいて
も、継手部をトンネル長さ方向に直状に連続するように
組立てた場合に生じるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点を解消し得るセグメントによるトンネル覆工方法の
提供を目的とするものである。この目的を達成するため
に、シールド工法によって掘削されるトンネル壁面にセ
グメントを用いて覆工する場合、4個のセグメントによ
って1リング分のトンネル覆工部を形成するようにし、
且つこれらのセグメントの継手部を地盤の圧力によって
生じる曲げ応力が最小となる部分に配することを特徴と
するものであって、このような覆工方法によりトンネル
周方向に変形の少ないセグメント覆工の施工を可能とし
たものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図1及び図2において、1は一定厚さを有する鉄筋コン
クリート製の六角形セグメントを示すものであって、そ
の外周端面は、互いに平行な同一長さの前後端面2、3
とこれらの前後端面2、3の両端間に互いに外向きのV
字状となる同一長さの前後傾斜端面4、5とに形成され
てあり、さらに、全体の形状がそのV字状先端間に亘っ
てトンネル周方向の彎曲掘削面に沿う円弧状面に彎曲形
成してなるものである。
【0008】この六角形セグメント1の長さは、トンネ
ル周長の実質的に4分の1に形成され、4個の六角形セ
グメント1によって一リング分のトンネル覆工部を組立
てられるようにしてある。なお、六角形セグメント1は
合成セグメント又は鋼製セグメントであってもよい。
【0009】この六角形セグメント1の前後端面2、3
及び前後傾斜端面4、5には長さ方向に一定間隔毎にボ
ルト取付孔6を穿設してある。
【0010】このように構成した六角形セグメント1を
シールド掘削機によって掘削されるトンネル壁面に組立
てゝ覆工を施すには、図1に示すように、任意の六角形
セグメント1において、その前後傾斜端面4、5に夫々
対向する六角形セグメント1、1の傾斜端面4、5が接
合した状態でトンネルの周方向に千鳥状に六角形セグメ
ント1を配設し、トンネル長さ方向には前後端面2、3
同士が接合した状態で六角形セグメント1、1を順次配
設しながら互いに接合する端面同士をボルトによって連
結することにより組立てる。
【0011】この際、周方向に隣接する六角形セグメン
ト1、1の継手部である傾斜端面4、5の部分が地盤の
圧力によって生じる曲げ応力が最小となる部分に位置さ
せてセグメントの組立て施工を行う。
【0012】即ち、施工されたセグメント覆工Aの上周
部側には、図5に点線で示すように上載荷重P1による
正の曲げモーメントが作用し、両側部には負の曲げモー
メントが作用するが、これらの曲げモーメントと実線で
示したセグメント覆工Aとの交点には曲げモーメントが
殆ど作用しない部分、つまり変形量が最も少ない部分が
あり、この部分に上記セグメント同士の継手部であるリ
ング間接続部7を配するように組立てるものである。
【0013】このリング間接続部7は、上記のように、
六角形セグメント1の長さがトンネル周長の実質的に4
分の1の長さに形成されているので、トンネル中心から
斜め45度の角度位置に設けられることになる。
【0014】次に、セグメント覆工の具体的な施工法を
述べると、シールド掘削機による掘進に従って組立てら
れる六角形セグメント1による覆工の前端部の形状は、
トンネルの周方向に六角形セグメント1、1・・・1が
順次前後傾斜端面4、5同士を接合して千鳥状に配設さ
れていてトンネル周方向に1つおきの六角形セグメント
1の前半台形状部分が突出していると共に、これらの六
角形セグメント1、1の対向する前側の傾斜端面4、5
間には六角形セグメント1を2分割した台形状の空間部
7が形成された状態となっている。
【0015】この状態から、次に組立てるべき六角形セ
グメント1を嵌合させる任意の台形状空間部8以外の他
の六角形セグメント1の前端面2にシールド掘削機に装
着している複数本の推進ジャッキ(図示せず)を受止さ
せ、前記台形状空間部8に対応する推進ジャッキを収縮
させた状態にして該台形状空間部8にエレクターを使用
して六角形セグメント1の後半台形状部分を嵌め込んで
組立作業を行うと同時に六角形セグメント1の前端面2
に支持させている推進ジャッキを伸長させてシールド機
を掘進させることによりトンネルの掘削を続行する。
【0016】この時、前記組立中の六角形セグメント1
に続いて、次の六角形セグメント1の組立部位である台
形状空間部8に対応する推進ジャッキは伸長させること
なく徐々に収縮させて次の組立作業空間部を得、以下、
上記作業を繰り返してセグメント覆工を行っていくもの
である。
【0017】次に、図3、4は矩形状セグメント11を
使用して本発明によるトンネルの覆工を行った場合の実
施例を示すもので、トンネルの周方向に長い矩形状セグ
メント11を4個、トンネル周方向に組み合わせること
によってトンネル1リング分の覆工を行うように形成し
ているものである。
【0018】このような矩形状セグメント11によって
トンネルを覆工する場合、上記実施例と同様に、トンネ
ルの長さ方向には互いにその対向する前後長辺端面12
、13同士を全面的に接合させた状態にしてボルトによ
り連結する一方、トンネルの周方向には任意のセグメン
ト11の短辺側端面14、15が2個の隣接するセグメ
ント11、11の短辺側端面間に亘って接合するように
組み合わされ、従って、これらの短辺側端面同士の継手
部17がトンネル長さ方向に直状に連続するものである
【0019】この継手部17を地盤の圧力によって生じ
る曲げ応力が最小となる部分、即ち、トンネル中心から
斜め45度の角度位置に配置されるようにセグメント1
1を組み合わせながらトンネル覆工を施工するものであ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明のセグメントによる
トンネル覆工方法によれば、トンネルの周方向に組み合
わされるセグメント同士の継手部を地盤の圧力によって
生じる曲げ応力が最小となる部分に配するものであるか
ら、最も曲げ強度が弱い継手部に土圧や水圧による曲げ
力が掛かるのを殆どなくすることができ、曲げ力が大き
く作用する側にセグメントの胴部を配してトンネル周方
向に変形の少ないセグメント覆工を施工することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すセグメント覆工の一部斜
視図。
【図2】その端面図。
【図3】本発明の別な実施例を示すセグメント覆工の一
部斜視図。
【図4】その端面図。
【図5】セグメント覆工に荷重による曲げモーメントが
作用した状態の説明図。
【図6】従来の施工例を示す斜視図。
【符号の説明】
1及び11  セグメント 2及び12  前側端面 3及び13  後側端面 4  前側傾斜端面 5  後側傾斜端面 7  継手部間接続部 14及び15  短辺側端面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シールド工法によって掘削されるトン
    ネル壁面にセグメントを用いて覆工する場合、4個のセ
    グメントをトンネルの周方向に組み合わせることによっ
    て1リングのトンネル覆工部を形成すると共にこれらの
    セグメントの継手部を地盤の圧力によって生じる曲げ応
    力が最小となる部分に配することを特徴とするセグメン
    トによるトンネル覆工方法。
JP2412267A 1990-12-19 1990-12-19 セグメントによるトンネル覆工方法 Pending JPH04221196A (ja)

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JP2412267A JPH04221196A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 セグメントによるトンネル覆工方法

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JPH04221196A true JPH04221196A (ja) 1992-08-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105863672A (zh) * 2016-04-23 2016-08-17 北京工业大学 一种自锁式隧道管片结构

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63210398A (ja) * 1987-02-25 1988-09-01 西松建設株式会社 シールドトンネル二次覆工工法

Patent Citations (1)

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JPS63210398A (ja) * 1987-02-25 1988-09-01 西松建設株式会社 シールドトンネル二次覆工工法

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