JPH0422019Y2 - - Google Patents

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JPH0422019Y2
JPH0422019Y2 JP1985082521U JP8252185U JPH0422019Y2 JP H0422019 Y2 JPH0422019 Y2 JP H0422019Y2 JP 1985082521 U JP1985082521 U JP 1985082521U JP 8252185 U JP8252185 U JP 8252185U JP H0422019 Y2 JPH0422019 Y2 JP H0422019Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は内燃機関の排気微粒子処理装置に関す
る。
<従来の技術> 排気中のカーボン等の微粒子を捕集する捕集装
置(以下、トラツプと称す)を排気通路に備える
車両搭載のデイーゼルエンジン等の内燃機関にお
いては、トラツプに捕集された排気微粒子が増加
すると排気圧力が過度に上昇し機関及びエミツシ
ヨン性能が低下するため、トラツプに捕集された
排気微粒子を所定時期に燃焼させトラツプの再生
を図るようにしている。かかる従来例を第8図に
示す(特開昭54−12029号公報及び特開昭56−
115809号公報参照)。
即ち、車両搭載の内燃機関の排気通路1の途中
には排気微粒子を捕集するトラツプ2が取付けら
れている。トラツプ2に捕集される排気微粒子量
が増加してトラツプ2の目詰まり度が増大する状
態をトラツプ2の前後の静圧の差として差圧検出
器3により検出する。そして、差圧が所定値にな
つたときに制御回路4からの信号により燃料供給
通路5に介装された電磁弁6を開弁させて燃料を
燃料ポンプ7からバーナー8の噴出ノズル9に圧
送供給する。また、制御回路4からの信号により
空気供給通路10に介装された電磁弁11を開弁
させ空気を空気ポンプ12から前記噴出ノズル9
に圧送供給する。
そして、噴出ノズル9から燃料と空気との混合
気を噴出させ、予熱されたグロープラグ13によ
り混合気を着火燃焼させる。これにより高温化さ
れた混合ガスにより排気微粒子を加熱焼却し、ト
ラツプの再生を図るようにしていた。尚、3a,
3bは前記差圧検出器3にトラツプ2前後の排気
圧力を導入するための圧力端子である。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の排気微粒子処
理装置においては、トラツプの再生時期と判定さ
れたときに噴射ノズル9から混合気を噴出させる
と共にグロープラグ13への通電を開始しバーナ
ー8を作動させるため、例えばバーナー8の周囲
温度が低い等の悪条件或いはグロープラグ13の
断線等の故障により混合気に着火しないとき或い
は着火しても失火したときには未燃燃料がそのま
ま大気中に放出され大気汚染或いは走行上の安全
性に問題があつた。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたも
ので、トラツプの再生時にバーナーを安定的に燃
焼作動させることによりトラツプの再生を可能と
しつつバーナーから大気中に未燃燃料が排出する
のを防止できる内燃機関の排気微粒子処理装置を
提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため、本考案は第1図に示すように機関A
の排気通路Bに介装され排気中の微粒子を捕集す
るトラツプCと、該トラツプC上流の排気通路B
に介装され当該トラツプCに捕集された排気微粒
子を加熱燃焼させるバーナーDと、前記トラツプ
Cの再生時期を判定する再生時期判定手段Eと、
トラツプCの再生時期と判定されたときに前記バ
ーナーDを燃焼作動させるバーナー作動装置F
と、前記バーナーD近傍に配設され当該バーナー
Dの燃焼作動状態を検出するバーナー作動状態検
出手段Gと、前記トラツプCの入口近傍に配設さ
れトラツプCに流入する排気温度を検出する排気
音検出手段Lと、検出された燃焼作動状態に基づ
いてバーナーDの着火の有無を判定する着火判定
手段Hと、検出された燃焼作動状態に基づいてバ
ーナーDの安定燃焼状態の有無を判定する燃焼状
態判定手段Iと、検出された燃焼作動状態に基づ
いてバーナーDの失火の有無を判定する失火判定
手段Jと、上記未着火と不安定燃焼と失火とのい
ずれかが判定されたときに前記バーナーDの作動
を停止させるように前記バーナー作動装置Fの作
動を停止させるバーナー作動停止手段Kと、安定
燃焼状態と判定されたときに前記排気温度検出手
段Lの検出信号に基づいて前記バーナー作動装置
を駆動制御する燃焼制御手段Mと、を備えるよう
にしたものである。
<作用> このようにして、バーナーが未着火と不安定燃
焼と失火とのいずれかの場合にはバーナー近傍に
配設されたバーナー作動状態検出手段の検出信号
に基づいてバーナーの作動を停止させて未燃燃料
の大気中への放出を防止し、また安定燃焼状態の
ときにはトラツプ入口近傍に配設された排気温度
検出手段の検出信号に基づいてバーナーを燃焼制
御することによりトラツプを良好に再生できるよ
うにした。
<実施例> 以下に、本考案の一実施例を第2図〜第7図に
基づいて説明する。
図において、デイーゼル機関の排気通路21に
介装されたトラツプケース22内には緩衝材23
を介してハニカム式トラツプ24が設けられてい
る。このトラツプ24の上流側の排気通路21に
はトラツプ再生用のバーナー25が設けられてい
る。トラツプ24は、ハニカム形の多数の穴を有
し、一部の穴については入口側を開放して出口側
を閉塞し、残部の穴については逆に入口側を閉塞
して出口側を開放してあり、排気が夫々の穴の壁
部を通過する際に微粒子を捕集する構成になつて
いる。
前記バーナー25は、周壁に多数の排気導入孔
26aを有する燃焼筒26と、この燃焼筒26内
にあつて火炎噴出口27aを有する逆流式蒸発筒
27と、この逆流式蒸発筒27に臨む混合気噴出
管28と、前記燃焼筒26内で前記火炎噴出口2
7a近傍に臨む着火用のグロープラグ29とから
構成されている。前記混合気噴出管28には電磁
式燃料噴射弁30から延設した燃料供給管31が
接続されており、かつ前記電磁式燃料噴射弁30
には燃料タンク32から燃料ポンプ33を介して
燃料(機関の燃料と同一のもので例えば軽油)が
導かれる。
また、燃料供給管31の途中には機関駆動され
る空気ポンプ34の吐出口34aに電磁三方弁3
5を介して連なる空気供給管36が接続されてい
る。電磁三方弁35は非通電状態で空気ポンプ3
4の吐出口34aと吸入口34bとをつなぎ、通
電状態で吐出口34aと空気供給管36とをつな
ぐようになつている。
したがつて、バーナー25の作動は、燃料ポン
プ33、燃料噴射弁30、電磁三方弁35及びグ
ロープラグ29を作動させることによつて行われ
る。
燃料ポンプ33、燃料噴射弁30及び電磁三方
弁35はエンジンキースイツチ37を介してバツ
テリ38に接続されており、後述する制御装置3
9の接地装置40によつて接地がなされたときに
通電されるようになつている。また、グロープラ
グ29はバツテリ38に常開のリレー41及びエ
ンジンキースイツチ37を介して接続されてお
り、このリレー41のコイル41aは制御装置3
9の接地装置40によつて接地がなされたときに
バツテリ38から通電され、リレー接点41bが
閉結してグロープラグ29に通電される。
トラツプ24の排気入口部(バーナー25下
流)には入口側排気圧力P1を検出するための入
口側圧力センサ42が設けられ、トラツプ24の
排気出口部には出口側排気圧力P2を検出するた
めの出口側圧力センサ43が設けられる。これら
の圧力センサ42,43は排気圧力をダイアフラ
ムを介して受けることによりセンサ部への排気熱
及び水分の影響を極力小さくするようにしてあ
り、センサ部はポテンシヨメータにより構成され
る。尚、ポテンシヨメータは圧電素子であつても
よい。そして、これらの圧力センサ42,43の
出力電圧VP1,VP2は制御装置39に入力され
る。
また、トラツプ24の排気入口部(バーナー2
5下流)には入口側排気温度T2を検出するため
の排気温度検出手段としての第1温度センサ(例
えば熱電対)43がトラツプ24の入口面のほぼ
中央に臨むように設けられ、その出力電圧VT2
は制御装置39に入力される。さらに第1温度セ
ンサ43の上流でかつ前記燃焼筒26の排気導入
孔26aの最上流位置近傍には、バーナー開放端
の排気温度T1を検出するための第2温度センサ
(例えば熱電対)44が逆流式蒸発筒27と、燃
焼筒26のほぼ中央に臨むように設けられその出
力電圧VT1も制御装置39に入力される。
また、機関の回転速度を検出するための回転セ
ンサ45と、機関の負荷を検出するための負荷セ
ンサ46とが設けられる。回転センサ45はクラ
ンク角センサにより構成され、負荷センサ46は
燃料噴射ポンプ47のコントロールレバー47a
と連動して回動するポテンシヨメータにより構成
される。そして、回転センサ45の回転パルスと
負荷センサ46の出力電圧Vlとは制御装置39
に入力されるようになつている。
制御装置39は、CPU48、メモリー
(ROM)49及びインタフエース用のPIO(ペリ
フエラルI/O)50の他、入力側に、2つの圧
力センサ42,43の出力電圧VP1,VP2、第1
及び第2温度センサ43,44の出力電圧VT1
VT2、回転センサ45の回転パルスが入力され
るF/V変換器51の出力電圧Vr及び負荷セン
サ46の出力電圧Vlのうち1つを選択するマル
チプレクサ52と、このマルチプレクサ52によ
り選択されたアナログデータをデジタルデータに
変換するA/D変換器53とを備える。ここで、
CPU48は、PIO50を介して、マルチプレクサ
52へのチヤンネル指示、A/D変換器53への
スタート指示を行い、A/D変換器53からの変
換終了を示すEOC(End of Convert)信号を受
けた後、A/D変換されたデータを入力させるよ
うになつている。前記接地装置40は、燃料ポン
プ33の接地線に介挿されるスイツチング回路4
0aと、燃料噴射弁30の接地線に介挿されるス
イツチング回路40bと、電磁三方弁35の接地
線に介挿されるスイツチング回路40cと、グロ
ープラグ用リレー41のコイル41aの接地線に
介挿されるスイツチング回路40dとを含んで構
成される。ここで、各スイツチング回路40a〜
40dは、CPU48からPIO50を介してそれぞ
れに出力信号が送られた場合に各接地線を導通さ
せて、バーナー25用の各装置を作動させるよう
になつている。各スイツチング回路40a〜40
dは主にトランジスタを用いて構成される。
制御装置39は、バツテリ38からの電圧VB
から定電圧Voを得て、制御装置39の各構成要
素、圧力センサ42,43及び負荷センサ46等
に供給する定電圧回路54を備える。
前記CPU48は、第3図〜第7図のフローチ
ヤートに基づくプログラム(メモリー49に記憶
されている)に従つて動作する。
ここでは、第2温度センサ44がバーナー作動
状態検出手段を構成し、制御装置39が再生時期
判定手段と着火判定手段と燃焼状態判定手段と失
火判定手段とバーナー作動停止手段と燃焼制御手
段を構成し、またグロープラグ29と燃料噴射弁
30と燃料ポンプ33と電磁三方弁35と制御装
置39によりバーナー作動装置を構成する。
次に第3図〜第7図のフローチヤートに従つて
作用を説明する。
S1では回転センサ45からF/V変換器51
を介しての出力電圧Vrを読込み、エンジンが始
動した(例えば500rpm以上)か否かの判定を行
い、NOの場合はS1に戻り、YESの場合にS2へ進
む。
S2ではトラツプ24の排気微粒子の捕集状態
を検知するために圧力計算を行う。
すなわち、ハニカム式のトラツプ24は層流型
流量計の特徴があり、排気微粒子の捕集量を一定
とすれば、トラツプ入口側圧力P1(ガス量に比
例)と、入口側と出口側圧力との差圧ΔP=P1
P2とは直線比例し、P1とΔPとの比率ΔP/P1
一定となる。よつて、捕集量が限界に達した時の
入口側及び出口側圧力センサ42,43の出力電
圧差ΔVP=VP1−VP2(以下これを限界値
ΔVPmaxという)は、入口側圧力センサ42の
出力電圧VP1に応じ、次式で表すことができる。
ΔVPmax=A・VP1−B(A,Bは定数) 以上の原理により、S2でΔVPmaxを計算し、
次にS3へ進んで実際のΔVP=VP1−VP2
ΔVPmax以上か否かを判定し、NOの場合はS1
へ戻り、YESの場合に要再生と判断してS4へ進
む。
S4ではグロープラグ用リレー41を閉結して
グロープラグ24を作動させ、次のS5ではグロ
ーオン後所定時間(例えば50秒)経過したか否か
を判定し、NOの場合はS4へ戻る。こうして、グ
ロープラグ29を着火に必要な温度まで上昇させ
る。YESになつた場合は次のS6に進む。
S6では後述するS7以降の着火操作が終了し、
バーナーの開放端の排気温度T1に基づいてバー
ナーが安定して燃焼している状態であるか否かを
判定し、YESの場合はS15へ進み、NOの場合は
S7に進む。
S7ではバーナー25を作動させる。
詳しくは、第4図に示すように、S7aでエンジ
ンが始動している(500rpm以上)か否かを判定
し、YESの場合のみ、S7bで電磁三方弁35を作
動させて空気の供給を開始する。そして、S7cで
燃料ポンプ33を作動させ、S7dでそのときの回
転速度及び負荷(Vr,Vl)からこれらに応じて
予め定めたデユーテイ比の駆動信号を検索し、
S7eで着火を容易に行わせるための増量補正の必
要から駆動信号を例えば2倍し、S7fでその駆動
信号を出力することにより燃料噴射弁30を作動
させて、燃料の供給を開始する。(但し、S7aで
の判定のNOの場合、すなわちエンジンが途中で
停止した場合は第3図のS11へ進んで、グロープ
ラグ29の作動を停止させ、S16でバーナー25
の作動を停止させる。) これにより、バーナー25の混合気噴出管28
から燃料と空気との混合気が噴出し、逆流式蒸発
筒27内を流れて火炎噴出口27aより燃焼筒2
6内に送り込まれる。このとき、グロープラグ2
9の熱で着火する。そして、燃焼筒26の多数の
排気導入孔26aから導かれる排気と混合しつつ
燃焼する。
以上の操作を行つた後、S8へ進む。
S8ではバーナー開放端の第2温度センサ44
の出力電圧VT1に基づいて、バーナー作動開始
後の現在の排気温度T1と作動開始直前の排気温
度T0との差ΔT1を求める。
そしてS9に進んで、その差ΔT1が所定値以上
であるか否かを判定することにより、着火の有無
を判定する。ここで、NOの場合はS10へ進み、
バーナー作動開始後所定時間(例えば10秒)経過
したか否かを判定し、NOの場合はS17の失火判
定に進む。
所定時間に達しても温度差が所定値以上になら
ない場合、すなわちS10でYESの場合は、S11へ
進んでグロープラグ29の作動を停止させ、次い
でS16へ進んでバーナー25の作動を停止させ、
S1へ戻る。所定時間内に温度差が所定値以上に
なつた場合、すなわちS9でYESの場合は、着火
されたものと判断してS12へ進む。
このようにして、バーナーの作動開始直後の所
定時間内の温度上昇率を判定して所定値以上のと
きに着火を検知するものである。尚、バーナーの
着火による温度上昇率は、通常の運転状態で最も
温度上昇率の高い全開加速のときのそれ以上であ
り、前記所定値(ΔT1/t)を例えば100℃/10
秒と設定すれば、着火の判定を行うことができ
る。
S9で着火と判定された場合はS12へ進み、S12
では第2温度センサ44の出力電圧VT1に基づ
いてバーナー開放端の排気温度T1がバーナーの
安定燃焼温度(例えば700℃)以上となつたか否
かを判定する。ここで、NOの場合はS13へ進み、
着火後所定時間(例えば40秒)経過したか否かを
判定し、NOの場合はS17へ進んで失火判定を行
う。S13でYESの場合、すなわち所定時間に達し
てもバーナーの安定燃焼温度に達しない場合は、
S14へ進んでグロープラグ29の作動を停止さ
せ、次いでS16へ進んでバーナー25の作動を停
止させ、S1へ戻る。
S12でYESの場合、すなわち所定時間内にバー
ナーの安定燃焼温度に達した場合は、バーナーが
安定して燃焼していると判断してS15へ進む。
S15でトラツプ24の再生に適した温度となる
ように燃料供給量の制御を行い、トラツプの再生
を所定時間行う。
S15で温度制御を第5図のフローチヤートに基
づいて詳しく説明すると、S15aでエンジンが始
動している(500rpm以上)か否かを判定し、
YESの場合のみS15bに進む。エンジンが途中で
停止した場合、すなわちS15aでNOの場合はS15g
に進んでブロープラグ29の作動を停止させ、更
に第4図のS16へ進んでバーナー25の作動を停
止させる。
S15bではそのときの回転速度及び負荷からこ
れらに応じて予め定めたデユーテイ比の駆動信号
を検索する。
S15cではトラツプ入口部の第1温度センサ4
3の出力電圧VT2に基づいて、トラツプ入口の
排気温度T2が再生下限温度(例えば550℃)以上
であるかどうかを判定する。
ここで、550℃未満の場合は再生不能と判断し、
S15dに進んでグロープラグ29を作動させる。
詳しくは、再生中550℃以上に達してS15hでグロ
ープラグ29の作動を停止させた後、再生時間内
の途中で550℃を下回つた場合にグロープラグ2
9を作動させる。そして、S15eに進んで駆動信
号を増量補正(例えば1.6倍)し、S15fでグロー
プラグ29の作動後あるいは再生下限温度(550
℃)以下となつてからの時間が所定値(例えば15
秒)に達したか否かを判定し、NOの場合はS15r
に進んで駆動信号を出力することにより燃料噴射
弁30を作動させS17の失火判定へ進む。S15fで
YESの場合は再生途中であつても、S15gへ進ん
でグロープラグ29の作動を停止させ、第4図の
S16へ進んでバーナー25の作動を停止させる。
S15cの判定で再生下限値(550℃)以上の場合
はS15hへ進んでグロープラグ29の作動を停止
させた後、S15i,S15j,S15kでの判定に基づき
トラツプ入口部の排気温度T2に応じて燃料供給
量を制御する。
すなわち、トラツプの再生に適した温度は600
℃以上であり、600℃未満であれば燃料を増量さ
せ、600℃以上であれば燃料の節約、トラツプの
焼損防止のため、燃料を減量させるように制御す
る。
このため、先ずS15iで例えば580℃以上である
か否かを判定し、580℃未満の場合はS15mで駆動
信号を増量補正(例えば1.4倍)して、S15pに進
む。S15iで580℃以上の場合はS15jで例えば600℃
以上であるか否かを判定し、600℃未満の場合は
S15nで駆動信号を増量補正(例えば1.2倍)して、
S15pに進む。S15jで600℃以上の場合はS15kで
620℃以上であるか否かを判定し、620℃未満の場
合は最適温度であるのでS15oの如く駆動信号を
補正することなくS15pに進む。S15kで620℃以上
の場合はS15lで駆動信号を減量補正(例えば0.8
倍)してS15pに進む。そしてS15pでその駆動信
号を出力することにより燃料噴射弁30を作動さ
せる。
つまり、トラツプ入口部の排気温度T2をトラ
ツプ24の再生に適した温度範囲(600〜620℃)
に制御するため、燃料噴射弁30の駆動信号を温
度に応じて増減するのである。
そしてS15qへ進みトラツプの再生を開始して
からの時間が所定時間(例えば180Sec)に達し
たか否かを判定し、YESならばS16へ、NOなら
ばS17の失火判定へ進む。
また、S16でのバーナーの作動停止は第6図の
フローチヤートに示す如く行われる。すなわち、
先ずS16aで燃料ポンプ33の作動を停止させ、
S16bで燃料噴射弁30の作動を停止させて燃料
の供給を停止し、次にS16cで燃料の供給を停止
してからの時間が所定時間(例えば60Sec)に達
したか否かを判定し、YESの場合はバーナー2
5の燃料供給系内の掃気が十分に行われたものと
してS16dで電磁三方弁35の作動を停止させて、
空気の供給も停止する。S16cでNOの場合はS16a
へ戻る。
次に失火判定を第7図のフローチヤートに基づ
いて詳説すると、先ずS17aで時間差が例えば
1Secに達したか否かを判定し、1Secに達してい
ない場合は第3図のS6へ戻り、S17aでYESの場
合はS17bに進み現在の排気温度T1が前回(1Sec
前)の排気温度以上であるか否かを判定し、
YESの場合すなわち、温度上昇のある場合は
S17fで現在の排気温度を前回値としてメモリーし
第3図のS6へ戻る。S17bでNOの場合すなわち温
度降下がある場合はS17cで温度の降下代Δt1=前
回値−現在値を求め、S17dで現在の排気温度を
前回の排気温度としてメモリーしS17eへ進む。
S17eでは温度降下代Δt1が失火による温度降下代
(例えば30℃)よりも小さいか否かを判定し、
YESの場合は失火ではないと判定して第3図の
S6へ戻り、NOの場合、すなわち失火による温度
降下であると判定された場合は第3図のS11へ戻
りグロープラグ29をオフにしてS16でバーナー
25を非作動とするのである。
尚、バーナーの失火による温度降下は通常の運
転時における最大の温度降下(温度センサの出力
電圧の変化)よりも大きくなる。
以上説明したように、未着火と不安定燃焼と失
火とのいずれかが判定されたときにバーナー25
の作動を停止させるようにしたので、バーナー2
5から未燃燃料が大気中に放出されるのを防止で
きる。また、第2温度センサ44によりバーナー
25の燃焼時に比較的高温となるバーナー開放端
の温度を検出するようにしたので、前記排気温度
の上昇率及び温度降下代を応答性良くかつ高精度
に検出できるため、バーナー25の燃焼作動状態
を正確かつ応答性よく判断でき、バーナーに不必
要な燃料を供給するのを防止できると共に未燃燃
料の排出を確実に防止でき大気汚染を防止でき
る。特に、不安定燃焼時にはその状態を検出しに
くいが、第2温度センサ44にてバーナー開放端
の温度を検出するようにしているので、その不安
定燃焼状態を確実に検出して判定できるため、未
燃燃料の排出を確実に防止でき、大気汚染等を防
止できる。また、トラツプ24入口に配設された
第1温度センサ44にてトラツプ24に流入する
排気温度を検出しこの検出値に基づいてバーナー
25の燃焼制御を行うようにしたので、トラツプ
24の再生に最適な排気温度を確保できるため、
トラツプ24を良好に再生できる。
尚、本実施例では、第2温度センサ44により
バーナー25の燃焼状態を検出したが、例えばバ
ーナー25の燃焼時に発生するイオン電流或いは
燃焼時の光の波長等により燃焼状態を検出しても
よい。
<考案の効果> 本考案は、以上説明したように、バーナー近傍
に燃焼作動状態検出手段を設けその検出信号に基
づいて未着火と不安定燃焼と失火とを判定してそ
れらのときにバーナーの作動を停止させるように
したので、バーナーの燃焼作動状態特に不安定燃
焼状態を確実に検出して判定できるため、バーナ
ーに不必要な燃料を供給するのを防止できると共
に未燃燃料の排出を確実に防止して大気汚染等を
防止できる。また、安定燃焼状態のときにトラツ
プ入口近傍の排気温度検出手段の検出信号に基づ
いてバーナーの燃焼制御を行うようにしたので、
トラツプを良好に再生できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクレーム対応図、第2図は本
考案の一実施例を示す構成図、第3図〜第7図は
同上のフローチヤート、第8図は排気微粒子処理
装置の従来例を示す構成図である。 21……排気通路、24……トラツプ、25…
…バーナー、30……燃料噴射弁、33……燃料
ポンプ、35……電磁三方弁、39……制御装
置、44……第2温度センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関の排気通路に介装され排気中の微粒子を捕
    集するトラツプと、該トラツプ上流の排気通路に
    介装され当該トラツプに捕集された排気微粒子を
    加熱燃焼させるバーナーと、前記トラツプの再生
    時期を判定する再生時期判定手段と、トラツプの
    再生時期と判定されたときに前記バーナーを燃焼
    作動させるバーナー作動装置と、前記バーナー近
    傍に配設され当該バーナーの燃焼作動状態を検出
    するバーナー作動状態検出手段と、前記トラツプ
    の入口近傍に配設されるトラツプに流入する排気
    温度を検出する排気温度検出手段と、検出された
    燃焼作動状態に基づいてバーナーの着火の有無を
    判定する着火判定手段と、検出された燃焼作動状
    態に基づいてバーナーの安定燃焼状態の有無を判
    定する燃焼状態判定手段と、検出された燃焼作動
    状態に基づいてバーナーの失火の有無を判定する
    失火判定手段と、上記未着火と不安定燃焼と失火
    とのいずれかが判定されたときに前記バーナーの
    作動を停止させるように前記バーナー作動装置の
    作動を停止させるバーナー作動停止手段と、安定
    燃焼状態と判定されたときに前記排気温度検出手
    段の検出信号に基づいて前記バーナー作動装置を
    駆動制御する燃焼制御手段と、を備えたことを特
    徴とする内燃機関の排気微粒子処理装置。
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