JPH04220185A - 熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方法 - Google Patents

熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方法

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Publication number
JPH04220185A
JPH04220185A JP2412187A JP41218790A JPH04220185A JP H04220185 A JPH04220185 A JP H04220185A JP 2412187 A JP2412187 A JP 2412187A JP 41218790 A JP41218790 A JP 41218790A JP H04220185 A JPH04220185 A JP H04220185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
repair
laser
laser beam
welding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2412187A
Other languages
English (en)
Inventor
Michito Sakamoto
坂本 道人
Yoshio Hashimoto
橋本 義男
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器伝熱管の損傷
部又は損傷のおそれがある部位のレーザー溶接部のレー
ザー補修溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,熱交換器伝熱管の途中の管壁が損
傷したとき又は損傷のおそれのあるときには、図3縦断
面図に示すように、伝熱管1の管壁の損傷部2は外部か
らの補修はできないので、補修用スリーブ3を伝熱管1
の開口端部から挿入して、補修用スリーブ3の両端部を
拡管して損傷部2付近の管壁内周面に当てがい、内部に
レーザー光の反射ミラー,レンズ等の光学系を収めたレ
ーザー溶接工具4を用いて、補修用スリーブ3の両端部
にレーザー溶接を行い溶接部5を形成する。
【0003】しかしながらこのようなレーザー溶接にお
いては、狭隘な場所でレーザー溶接工具4を動かすので
、レーザー溶接工具4内の反射ミラー及びレンズ等の損
傷又は溶接条件の不良によって、図4説明図(A),(
B),(C) に示すように、溶接部5にアンダーカッ
ト6a,オーバーラップ6b,ビードのへこみ6c,溶
着金属の片寄り6d等の欠陥が発生するおそれがある。 このような溶接部5の欠陥が発生した場合、溶接部5を
切削するなどの補修が、伝熱管1の寸法,補修用スリー
ブ3の寸法及び補修位置の関係から不可能であり、従っ
てこのような溶接欠陥の補修を溶接部5を切削しないで
適確に行う方法が望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、補修用スリーブの溶接
部をレーザー光により溶込みを浅く酸化スケールを少く
再溶融して、その溶接欠陥を有効適確に補修し健全な溶
接部を形成することができる熱交換器伝熱管のレーザー
補修溶接方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、管
壁の一部に損傷部が発生し又はそのおそれがある部位に
補修用スリーブを挿入して管壁と同スリーブをレーザー
溶接した熱交換器伝熱管において、上記レーザー溶接部
に溶接欠陥が発生し補修が必要となった場合に、上記レ
ーザー溶接部に窒素ガス又は窒素に1%以内の酸素を混
入したガスのシールドガスを用いてレーザーにて補修溶
接を施すことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方法
においては、溶接欠陥が発生したレーザー溶接部の補修
として、シールドガスに窒素ガス又は窒素に1%以内の
酸素を混入したガスを使用してレーザー溶接することに
より、レーザー光の母材への吸収率が下がり溶接部の溶
込みが浅くなるとともに酸化スケールも少くなり、溶接
部表面は滑らかとなって溶接欠陥の補修が可能である。
【0007】
【実施例】本発明熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方
法の一実施例を図面について説明すると、図1は補修溶
接を施した伝熱管の部分縦断面図、図2はシールドガス
と溶込み深さ及び酸化スケール発生量との関係の線図で
ある。
【0008】図1において、伝熱管1内へ挿入された補
修用スリーブ3の管壁との溶接部5に対し、窒素ガス又
は窒素に1%以内の酸素を混入したガスをシールドガス
に用い、例えば、レーザー出力:平均600W,パルス
周波数:42PPS,溶接速度0.6 〜 0.7 m
/min, パス数:3〜5パスでレーザー溶接を施す
と、レーザー光の母材への吸収率が下がり、図2に示す
ように、溶接部5の溶込みが浅くなるとともに酸化スケ
ールが少くなり、溶接部5は滑らかとなってアンダーカ
ット,オーバーラップ,ビードのへこみ,溶接金属の片
寄り等のない補修溶接部7が形成される。
【0009】
【発明の効果】要するに本考案によれば、管壁の一部に
損傷部が発生し又はそのおそれがある部位に補修用スリ
ーブを挿入して管壁と同スリーブをレーザー溶接した熱
交換器伝熱管において、上記レーザー溶接部に溶接欠陥
が発生し補修が必要となった場合に、上記レーザー溶接
部に窒素ガス又は窒素に1%以内の酸素を混入したガス
のシールドガスを用いてレーザーにて補修溶接を施すこ
とにより、補修用スリーブの溶接部をレーザー光により
溶込みを浅く酸化スケールを少く再溶融して、その溶接
欠陥を有効適確に補修し健全な溶接部を形成することが
できる熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方法を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方法
の一実施例における伝熱管の部分縦断面図である。
【図2】シールドガスと溶込み深さ及び酸化スケール発
生量との関係の線図である。
【図3】公知の熱交換器伝熱管の補修スリーブ溶接部の
縦断面図である。
【図4】同上の補修スリーブ溶接部の欠陥の説明図であ
る。
【符号の説明】 1  伝熱管 2  損傷部 3  補修用スリーブ 4  レーザー溶接工具 5  溶接部 6a  アンダーカット 6b  オーバーラップ 6c  ビードのへこみ 6d  溶接金属の片寄り 7  補修溶接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  管壁の一部に損傷部が発生し又はその
    おそれがある部位に補修用スリーブを挿入して管壁と同
    スリーブをレーザー溶接した熱交換器伝熱管において、
    上記レーザー溶接部に溶接欠陥が発生し補修が必要とな
    った場合に、上記レーザー溶接部に窒素ガス又は窒素に
    1%以内の酸素を混入したガスのシールドガスを用いて
    レーザーにて補修溶接を施すことを特徴とする熱交換器
    伝熱管のレーザー補修溶接方法。
JP2412187A 1990-12-19 1990-12-19 熱交換器伝熱管のレーザー補修溶接方法 Withdrawn JPH04220185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195948A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Aisin Seiki Co Ltd レーザー溶接方法
CN103801834A (zh) * 2012-11-12 2014-05-21 中国南方航空工业(集团)有限公司 一种小型航空发动机机匣和导向器的激光补焊方法

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