JPH04219109A - 高勾配磁気分離装置の逆洗方法 - Google Patents

高勾配磁気分離装置の逆洗方法

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JPH04219109A
JPH04219109A JP40369190A JP40369190A JPH04219109A JP H04219109 A JPH04219109 A JP H04219109A JP 40369190 A JP40369190 A JP 40369190A JP 40369190 A JP40369190 A JP 40369190A JP H04219109 A JPH04219109 A JP H04219109A
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JP
Japan
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backwashing
filter media
cylinder
filter
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP40369190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Matsumoto
正次 松本
Koji Kawashima
川島 浩治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04219109A publication Critical patent/JPH04219109A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環使用される濾液中
に含まれる磁性物質を捕捉するために使用する高勾配磁
気分離装置のフィルターメディアから、捕捉した磁性物
質を効率よく除去することが可能な高勾配磁気分離装置
の逆洗方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高勾配磁気分離装置は、濾液中の磁性物
質を磁力を用いてフィルターメディアに捕捉する装置で
あり、その構造を図2により説明する。図2において、
1は高勾配磁気分離装置であり、濾液は濾液入口から入
って、濾筒8に設けられたフィルターメディア3を通過
して、濾液出口4から出て行く。フィルターメディア3
とは、図3に示すような、磁性細線で作った円形の10
メッシュ程度の網である。フィルターメディア3はヨー
ク9中に収納された電磁石5から発生する磁界により磁
化されており、これにより高勾配な磁界が発生している
。 メディア3を通過する濾液中の磁性物質は、この磁気勾
配によって発生する磁力によって捕捉され、フィルター
メディア3の細線に付着する。
【0003】そして、高勾配磁気分離装置1を連続運転
していくと、フィルターメディア3に付着した磁性物質
が経時的に増加し、そのまま放置しておくとフィルター
メディア3は目詰りを生じ濾液の通過が困難になる。こ
のため、従来の高勾配磁気分離装置1には、蒸気、温水
等をフィルターメディア3に吹付け、フィルターメディ
ア3に付着した磁性体を系外に排出する逆洗工程がシス
テムとして組まれていた。
【0004】逆洗工程においては、濾液出口4が逆洗水
入口6となり、濾液入口2が逆洗水出口7となる。逆洗
水は、温水タンク10に接続された圧縮空気槽11の圧
縮空気を導き、温水タンク10内を加圧することによっ
て、逆洗水入口6に導かれる。次に、従来の逆洗技術に
ついて、具体的な例をあげ説明する。表1に冷間圧延機
の圧延油清浄化用の高勾配磁気分離装置の逆洗の例を示
す。 フィルターメディアに捕捉された鉄粉25kgを除去す
るために、多量の逆洗水(6m3 )を要し、そのため
に逆洗のための装置である温水タンク10や圧縮空気槽
11が大がかりとなり、例えば据付の占有平面積は、逆
洗装置部分で70%を占める。このため装置建設費が高
額となり、また用水費や排水処理費等の運転費がかさむ
という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決し、フィルターメディアを効率的に逆洗可能
な技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、流入側と流出
側を開口させた濾筒内の流入側と流出側との間に磁性材
料からなるフィルターメディアを備え、更に通電により
磁場をフィルターメディア部に形成させる励磁コイルを
設けて、流入側から流入する原水中の磁性物質を前記フ
ィルターメディアで捕捉濾過した後に、前記フィルター
メディアで捕捉された磁性物質を回収除去するために前
記フィルターメディアを逆洗するに当たり、逆洗液を循
環して使用することを特徴とする高勾配磁気分離装置の
逆洗方法であり、好ましくは、濾筒底部から逆洗液中に
、空気、窒素ガス、 CO2ガス等のガスを吹込むこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作  用】本発明は、逆洗水を逆洗ポンプで循環させ
るので、少量の逆洗水で逆洗が可能になる。また、濾筒
底部から逆洗液中に、空気、窒素ガス、 CO2ガス等
のガスを吹込むことにより、濾筒内は気液混合の状態と
なり、気泡の上昇流により、フィルターメディアの周辺
の流れが加速されるので、捕捉された磁性物質をフィル
ターメディアから効率的に除去することができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明する
。先ず、濾過工程においては、濾液タンク12内の濾液
が濾過ポンプ20によって、自動弁16を介して濾筒8
内のフィルターメディア3に送られ、フィルターメディ
ア3を通過後、弁15を介してタンク12に戻る。この
際、電磁石9は磁力を発生させており、フィルターメデ
ィア3に濾液中の磁性物質を付着させる。
【0009】次に、逆洗工程においては、濾筒8内の濾
液をタンク12に回収した後、温水供給管13より濾筒
8内に温水を注入する。濾筒8内に温水充満後、逆洗ポ
ンプ21を運転するとともに、圧縮空気供給管14より
濾筒8の下部に空気を吹込み、逆洗液を自動弁17、1
8を介して循環させ、濾筒8内に吹込んだ空気を自動弁
19を介して外気に放散する。
【0010】これにより、濾筒8内は気液混合の状態と
なり、気泡の上昇流により、フィルターメディア3の周
辺の流れが加速されるので、捕捉された磁性物質をフィ
ルターメディア3から効率的に除去することができる。 なお、図1において、22、23、24は自動弁である
。次に、冷間圧延機の圧延油における具体的実施例につ
いて説明する。
【0011】圧延油は、牛脂系圧延油を水で希釈した油
濃度3%のエマルジョンである。フィルターメディアは
、図2に示す構造の電磁フィルターであり、メディアの
直径は1200mmである。圧延油エマルジョン液(以
下クーラントと略す)の処理量は 7.0m3/min
 であり、クーラント中の微細鉄粉を除去する。フィル
ターメディアの鉄粉捕捉能力は25kgである。
【0012】次に、フィルターメディアの逆洗効果の実
験結果を説明する。フィルターメディアへの鉄粉付着量
が25kgになった時点で、逆洗を行い、メディアに残
存する付着鉄分量を測定し、逆洗の効果を評価した。実
験は、逆洗液の循環水量及び空気吹込み量を変化させて
行った。その結果を表1に示す。逆洗水量及び風量は、
フィルターメディアを通過する速度で表している。この
速度はフィルターメディアの流れ方向の断面積で水量も
しくは風量を除いた値である。
【0013】フィルターメディアへの鉄粉残存量が 1
.0kg以下であれば、実用上フィルターメディアの性
能への影響はなく、逆洗が良好と判断した。表1逆洗後
のフィルターメディアへの鉄粉残存量(kg)  この
実験におけるユーティリティの使用量、据付占有面積、
建設コストを表2に示す。但し、本発明例の電力は循環
水量 0.5m/s、吹込み風量 2.0m/sの場合
である。また、排水に含まれる鉄分濃度は 1.5%前
後であった。表2
【0014】
【発明の効果】本発明により、表2に示すように、従来
技術に比べ、ユーティリティ使用量を格段に節約でき、
据付占有面積が1/2以下となり、建設コストを20%
安価に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】従来装置の断面図である。
【図3】フィルターメディアの平面図である。
【符号の説明】
1  高勾配磁気分離装置 2  濾液入口 3  フィルターメディア 4  濾液出口 5  電磁石 6  逆洗水入口 7  逆洗水出口 8  濾筒、 9  ヨーク 10  温水タンク 11  圧縮空気槽 12  濾液タンク 13  温水供給管 14  圧縮空気供給管 15〜19  自動弁 20  濾過ポンプ 21  逆洗ポンプ 22〜24  自動弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流入側と流出側を開口させた濾筒内の
    流入側と流出側との間に磁性材料からなるフィルターメ
    ディアを備え、更に通電により磁場をフィルターメディ
    ア部に形成させる励磁コイルを設けて、流入側から流入
    する原水中の磁性物質を前記フィルターメディアで捕捉
    濾過した後に、前記フィルターメディアで捕捉された磁
    性物質を回収除去するために前記フィルターメディアを
    逆洗するに当たり、逆洗液を循環して使用することを特
    徴とする高勾配磁気分離装置の逆洗方法。
  2. 【請求項2】  濾筒底部から逆洗液中に、空気、窒素
    ガス、 CO2ガス等のガスを吹込むことを特徴とする
    請求項1記載の高勾配磁気分離装置の逆洗方法。
JP40369190A 1990-12-19 1990-12-19 高勾配磁気分離装置の逆洗方法 Pending JPH04219109A (ja)

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