JPH09117617A - 浄化装置 - Google Patents

浄化装置

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JPH09117617A
JPH09117617A JP7275289A JP27528995A JPH09117617A JP H09117617 A JPH09117617 A JP H09117617A JP 7275289 A JP7275289 A JP 7275289A JP 27528995 A JP27528995 A JP 27528995A JP H09117617 A JPH09117617 A JP H09117617A
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JP
Japan
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magnetic
water
filter
magnetic separation
raw water
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Pending
Application number
JP7275289A
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English (en)
Inventor
Norihide Saho
典英 佐保
Hisashi Isokami
尚志 磯上
Minoru Morita
穣 森田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気フィルタにより水を浄化する浄化装置にお
いて、高勾配磁気フィルタを容易に撤去、交換でき、浄
化運転機能を向上させる。 【解決手段】磁気分離部の原水通水流路を折り返し流路
構造にし、磁性フロック回収回路を磁石端部に設けるこ
とにより、磁気分離部上部の磁極とともにフィルタを磁
気分離部より撤去し、新しいフィルタと交換することに
より、フィルタを短時間に交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、浄化用磁気分離装
置に関し、特に、磁気フィルタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浄化技術には磁気分離技術があ
り、この種の固液分離技術を応用した海、河川、貯水池
等の連続水浄化装置として公開特許公報昭59ー371
に、高勾配磁気フィルタを用いた磁気分離装置が開示さ
れている。この装置では水処理する原水に磁気分離工程
への前処理として、原水取水後に、例えば四酸酸化鉄等
の磁性粉と凝縮剤の硫酸バン土やポリ塩化アルミニュウ
ムを加えて撹絆し、原水中の固形浮遊物や藻類、菌類、
微生物は、凝縮剤によって磁性フロックと結合しコロイ
ド状の多数の磁性を持った磁性凝集体となる。これらの
磁性凝集体は磁気分離部を通過する際に分離部に吸引さ
れ原水中から分離される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記高
勾配磁気フィルタには例えば糸状の藻類等の細長い物体
が絡み、逆洗では容易に除去できずフィルタに蓄積した
場合、高勾配磁気フィルを磁気分離部から撤去して洗浄
し、新しいフィルタと交換する必要があるが、従来の構
造では、磁気分離部での原水の流れが一方向であるた
め、少なくとも磁気分離部の両端で原水通水部を解体分
離しないと、フィルタを内蔵した通水部を大気に取り出
せないために、容易にフィルタを撤去し、交換できない
欠点がある。
【0004】本発明の目的は、磁気フィルタを容易に撤
去、交換でき、浄化機能を向上できる浄化装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、磁気分離部
の原水通水流路を折り返し流路構造にすることことによ
り達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である磁気分
離装置の運転操作基本フローを図1を用いて説明する。
運転は次のように行われる。貯水池1の原水は導水管2
から大きなゴミを取るためのフィルタ3を通してポンプ
4で原水貯槽5にいったん蓄えられ、この原水6に、薬
剤調整装置7から四酸酸化鉄の磁性粉とポリ塩化アルミ
ニュウム等の凝集剤を導管8を通じて加え、撹絆槽9で
モータ10で回転する撹絆機11で撹絆し、磁性フロッ
クを含む前処理水12を製造する。前処理水12は弁1
3を通じ導水管14を通り磁気分離容器15内に流入す
る。
【0007】空心コイル16に直流電源装置17から直
流電源を流す。直流電流に比例した磁場が、円筒状の磁
気分離容器15内に発生し、磁場は通水用の多孔磁極1
8によって均一化され、鉄製のヨーク19で囲み、磁力
線の通路としてその漏洩の防止する。均一化された磁場
によって、高勾配磁気フィルタ20の磁性細線充填物を
磁化する。磁気分離容器15内の磁場は、磁化された磁
性細線充填物のために乱れを生じ、局部的に磁束の疎密
ができ、高磁場勾配となる部分が多数発生する。磁性フ
ロックを含んだ前処理水12を下方から上向流で送水す
ると、原水中の磁性フロックは充填物の磁性細線表面
に、大きな磁力で捕捉され、浄化された原水は処理水と
して弁21、導水管22を通り処理水槽23にいったん
蓄えられ、導水管24を通じて貯水池1に戻される。
【0008】磁性フロックが一定量高勾配磁気フィルタ
20に捕捉された後、磁気分離の性能を回復させるため
に、フィルタの逆洗が行われる。逆洗は、先ず弁13を
閉じ前処理水12の送水を止める。次に、直流電源を切
り、磁場を無くした後高勾配磁気フィルタ20の上部か
ら弁21を通じて処理水を所定の量逆流させ弁25を開
く。また、この時、空気タンク26から弁27、導管2
8を通じて空気を供給しエヤーバブリングを行いながら
磁性細線表面に付着した磁性フロックを洗浄除去し、洗
浄水を逆洗処理水槽29に蓄える。この洗浄水は別途逆
洗処理水槽29から運び出され、埋め立て地等に廃棄さ
れたり、焼却される。
【0009】この逆洗いの後、弁25、弁27を閉じ、
再び空心コイル16に直流電源装置17から直流電源を
流し、弁27を開いて磁気分離を再開する。
【0010】ところで、高勾配磁気フィルタ20には、
例えば、糸状の藻類等の細長い物体が絡み、逆洗では容
易に除去できずフィルタに蓄積した場合、高勾配磁気フ
ィルタ20を磁気分離部15から撤去して洗浄し、新し
いフィルタと交換する必要がある。しかし、磁気分離部
15での原水の流れが一方向であるため、少なくとも磁
気分離部15の両端で原水通水部を解体分離しないと、
フィルタを内蔵した通水部を大気に取り出せないため
に、容易にフィルタを撤去し、交換できない欠点があ
る。
【0011】そこで、図2に示すように、前処理水12
を磁気分離部の上部から入れて、下部にて折り返し、再
び上部から処理水を出すようにした。以下、説明する。
磁気分離容器15内に前処理水12の導入管30を多孔
磁極18及び高勾配磁気フィルタ20を貫通して配置
し、磁気分離容器15奥部で開口している。前処理水1
2は導入管30上部より流入し、磁気分離容器15奥部
で折り返し、前処理水は高勾配磁気フィルタ20中に流
入する。ここで、前処理水中の磁性フロックは充填物の
磁性細線表面に、大きな磁力で捕捉され、浄化された原
水は処理水として弁21、導水管22を通り処理水槽2
3にいったん蓄えられ、導水管14を通じて貯水池1に
戻される。
【0012】磁性フロックが一定量高勾配磁気フィルタ
20に捕捉された後、磁気分離の性能を回復させるため
に、フィルタの逆洗が行われる。逆洗は、先ず弁13を
閉じ前処理水12の送水を止める。次に、直流電源を切
り、磁場を無くした後高勾配磁気フィルタ20の上部か
ら弁21を通じて処理水を所定の量逆流させ弁25を開
く。また、この時、空気タンク26から弁27、導管2
8a、導管28bを通じて空気を供給しエヤーバブリング
を行いながら磁性細線表面に付着した磁性フロックを洗
浄除去し、洗浄水を導管31、導水管24を通り逆洗処
理水槽29に蓄える。
【0013】この洗浄水は別途逆洗処理水槽29から運
び出され、埋め立て地等に廃棄されたり、焼却される。
【0014】この後、弁25、弁27を閉じ、再び空心
コイル16に直流電源装置17から直流電源を流し、弁
27を開いて磁気分離を再開する。
【0015】高勾配磁気フィルタ20のゴミが逆洗で洗
浄できず取り替える必要がある場合、磁気分離部の一方
端側にある導水管14、導水管22、導水管24、導管
28bの一部を継ぎ手部32より分離し、空心コイル1
6内部から取り外す。そして、磁気分離容器内のフィル
ターを交換し再度空心コイル16内部に配置する。
【0016】このように、本実施例では、磁気フィルタ
を通水流路部ごと分離部から撤去でき、新しいフィルタ
と交換できる。従って、フィルタを短時間に交換するこ
とができる。逆に、空心コイル16、ヨーク19を下方
に移動させ、磁気フィルタを通水流路部ごと分離部から
撤去しても同様な効果が生じる。磁気フィルタ交換後、
空心コイル16を励磁し浄化運転を再開する。
【0017】本実施形態によれば、高勾配磁気フィルタ
逆洗終了時にフィルタを交換する必要がある場合、磁気
分離部原水流入、排出の一端部の原水通水流路部を解体
分離すれば、フィルタを通水流路部ごと分離部から撤去
でき、新しいフィルタと交換できる。従って、フィルタ
を短時間に交換することができる。
【0018】本発明の他の実施形態を図3により説明す
る。本実施形態が図2と異なる点は、導入管30が多孔
磁極18に貫通する箇所に位置する導入管30内部や前
処理水12の流入部の多孔磁極18の全面部に、前処理
水12中の磁性フロックの回収管33を配置した点にあ
る。上記部分には空心コイル16によって形成する磁界
の出入口と磁界中に配置した磁性体である磁極付近に生
じる磁界の勾配が大きい箇所である。前処理水中の磁性
フロックの中には磁性粉の量が多く磁界中の磁気力が大
きく作用する磁性フロックがあり、これらの磁性フロッ
クは上記箇所に集合し、前処理水の流れに逆らってその
箇所に停滞する。これを、回収管33先端より回収し回
収導管34、弁35を介して逆洗処理水槽29に断続的
または連続的に補集、回収する。回収管33内の流速を
早くすれば、磁性フロック磁力に逆らって回収される。
回収導管34の途中にバキュウムポンプ等の回収補助手
段を設ければ更に回収機能が向上する。本実施例によれ
ば、前処理水中の磁性フロックの一部を磁性フィルタ部
流入前に回収できるので、磁性フィルタの再生周期が長
くなり、浄化運転時間が長くなって浄化運転機能が向上
する効果がある。なお、回収管33は磁気分離部の上部
に配置しても同様な効果がある。
【0019】以上の実施例で、空心コイルは例えばニオ
ブ・チタン系、ニオブ3スズ系の極低温超電導導体や、
ビスマス系の低温超電導導体で構成された超電導磁石で
構成し、これらの磁石を液体ヘリウムや液体窒素の極低
温、低温冷媒で冷却する磁石システムや、これらの冷媒
を冷凍機で再凝縮して冷却する磁石システムや、これら
の冷媒を使用せずに磁石を冷凍機で発生する寒冷で直接
または間接的に冷却する磁石システムを適用しても同様
な効果が生じる。
【0020】また、原水としては、動物プラクトンや植
物プランクトン、有機、無機物質、重金属物質や化学物
質等を含む、海水、河川水、湖沼水、工業廃水、ゴミ処
理場の雨水廃水、下水、排煙洗浄水等の被処理水があ
る。
【0021】廃水中の重金属を磁性物質とするために
は、廃水を酸、アルカリ処理し、例えば水酸化鉄を添加
する。このようにして、重金属を含む廃水中に磁性物質
が形成される。
【0022】以上説明した実施形態は、大型水処理プラ
ントのような大規模システムではなく、溜池や小規模湖
沼に設置し、フィルタが目づまりをおこしたときまたは
定期的に、業者が磁気フィルタ部を交換するような装置
に適している。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、フィルタを磁気分離部
より容易に短時間に撤去し、新しいフィルタと交換でき
るので、短時間で浄化運転を再開でき、浄化機能を向上
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気分離装置の運転操作基本フローを説明する
図。
【図2】本発明の一実施形態の浄化装置のフローを説明
する図。
【図3】本発明の他の実施形態の浄化装置のフローを説
明する図。
【符号の説明】
7…磁気分離容器、20…高勾配磁気フィルタ、30…
導入管、33…回収管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被除去物質を含む原水を水源より取水し、
    この原水に磁性体と凝集剤または被除去物質と化学反応
    し磁性物体を生じる添加物を添加し、この被除去物質を
    直接または間接的に磁性を持たせた磁性物質を磁気分離
    部に設けた電磁石が発生する磁場内に配置した磁性フィ
    ルタに吸着させることにより水と分離する浄化装置にお
    いて、前記磁気分離部で被処理水が折り返す流路を備え
    た浄化装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、磁気分離部の端部に該
    磁性物質の一部を補集、回収する回収手段を備えた浄化
    装置。有したことを特徴とする浄化装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記磁気分離部の端部
    に前記磁性物質の一部を補集する手段を備えた浄化装
    置。
JP7275289A 1995-10-24 1995-10-24 浄化装置 Pending JPH09117617A (ja)

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