JP2578572Y2 - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JP2578572Y2
JP2578572Y2 JP1992025308U JP2530892U JP2578572Y2 JP 2578572 Y2 JP2578572 Y2 JP 2578572Y2 JP 1992025308 U JP1992025308 U JP 1992025308U JP 2530892 U JP2530892 U JP 2530892U JP 2578572 Y2 JP2578572 Y2 JP 2578572Y2
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filtration
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、異物を含んだ被処理液
をろ過部を通過させることによってその異物を除去する
フィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不純物,塵埃等の各種の異物を含んだ液
体(以下被処理液と称する)から異物を除去するための
フィルタ装置として、図7の構成が知られている。
【0003】このフィルタ装置31は、被処理液の流入
口32A及び排出口32Bを各々上部及び底部に備えた
約φ130mmの略円筒状の容器32と、この容器32
の底部に設けられ数μm乃至数10μmの小さな液体通
過孔を有する例えばセラミックや繊維から成る第1のろ
過媒体33と、この第1のろ過媒体33上に約6cmの
高さに設けられその液体通過孔より大きな約200乃至
300μmの粒径を有し、さらに略2.5の比重を有す
る例えばガラスビーズから成る第2のろ過媒体34とが
重ねて配置されたろ過部35とから構成されている。
【0004】このような構成のフィルタ装置31を用い
て、異物を含んだ被処理液を矢印のように流入口32A
から容器32内に供給すると、被処理液はろ過部35の
先ず第2のろ過媒体34を通過するとき大きめの異物が
ろ過され、続いて第1のろ過媒体33を通過するとき小
さめの異物がろ過されて、ほとんどの異物が除去された
きれいな状態となって排出口32Bから容器32の外部
へ供給される。このようなフィルタ装置は、例えば最近
普及しているジェット水流を発生することができる高級
な浴槽の浴水から垢等の異物を除去するために用いられ
ている。
【0005】ここで、このようなろ過作用を繰返すと、
ろ過部35を構成している第1及び第2のろ過媒体3
3,34に異物による目詰りが生じるので、これを洗浄
するために容器32の外部にポンプ等を用いた逆洗手段
36を設けて、この逆洗手段36によって容器32の排
出口32Bから流入口32Aへ液体を逆流させ、いわゆ
る逆洗を行わせるような対策が施されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来のフィル
タ装置では、逆洗時に容器の流入口側の第2のろ過媒体
が液体の圧力で流出するおそれがあるので、これを防止
するために容器の高さ寸法を大きめに設定しなければな
らない関係で、フィルタ装置の大型化が避けられないと
いう問題があった。
【0007】また、逆洗時の液体の圧力も限定されるよ
うになるので、小さな圧力で液体を逆洗させなければな
らず、逆洗時間が長くなってしまうという問題もある。
【0008】図8はこのような様子を示すもので、逆洗
手段36から液体を容器32内に供給すると、第2のろ
過媒体34が浮き上るようになる。例えば5リットル/
分の圧力で液体を供給したとすると、その第2のろ過媒
体34の浮き上る高さL1は17cm程になる。従って
容器32の高さ寸法は17cm以上になってしまう。
【0009】また、その逆洗圧力をその値以下に設定す
ると、必然的に洗浄効率が低下するので、逆洗時間が長
くなるのが避けられない。
【0010】本考案は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、小型化及び逆洗時間の短縮化を図るように
したフィルタ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、異物を含んだ被処理液をろ過部を通過させ
ることによって前記異物を除去するフィルタ装置であっ
て、前記ろ過部に略5の比重を有する磁性粉粒体を配置
し、前記ろ過部の目詰りを防止するために前記被処理液
の通過方向に対して液体を逆流させる逆洗手段を設け、
前記逆洗手段による逆洗時の磁性粉粒体の流出を防止す
るために磁場発生手段を設け、前記磁場発生手段が逆洗
手段による逆洗時に磁性粉粒体を振動させる機能を有す
ことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】考案の構成によれば、ろ過部に比重の大きな
磁性粉粒体を用いることにより、ろ過媒体として働く磁
性粉粒体の浮き上りを軽減することができる。これによ
って容器の高さ寸法を大きく設定する必要はなくなるの
で、フィルタ装置の小型化を図ることができる。また、
ろ過媒体の流出を防止できるので、逆洗時の液体の圧力
を高く設定できるようになって、逆洗時間を短縮するこ
とができる。また、磁場発生手段を設けて磁性粉粒体の
浮き上りを更に軽減し、この磁場発生手段の振動機能に
より逆洗時の洗浄効率を高めることができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0018】図1は本考案のフィルタ装置の第1の実施
例を示す構成図で、本実施例フィルタ装置1は、被処理
液の流入口2A及び排出口2Bを各々上端及び底部に備
えた約φ130mmの略円筒状の容器2と、この容器2
の底部に設けられ数μm乃至数10μmの小さな液体通
過孔を有する例えばセラミックや繊維から成る第1のろ
過媒体3と、この第1のろ過媒体3上に設けられその液
体通過孔より大きな約150乃至200μmの粒径を有
し、さらに略5の比重を有する例えばZn系フェライト
(磁性粉粒体)から成る第2のろ過媒体4とが重ねて配
置されたろ過部5とから構成されている。また容器2の
排出口2Bにはポンプ等を用いた逆洗手段6が設けられ
ている。
【0019】次に本実施例の作用を説明する。
【0020】フィルタ装置1を用いて異物を含んだ被処
理液を矢印のように流入口2Aから容器2内に供給する
と、被処理液はろ過部5の先ず第2のろ過媒体4を通過
するとき大きめの異物が通過され、続いて第1のろ過媒
体3を通過するとき小さめの異物がろ過されて、ほとん
どの異物が除去されたきれいな状態となって排出口2B
から容器2の外部へ供給される。
【0021】次に、ろ過作用の繰返し後、図2に示すよ
うに、逆洗手段6によって容器2の排出口2Bから流入
口2Aへ液体を逆流させて、逆洗を行う。ここで例えば
従来と同じ5リットル/分の圧力で液体を供給したとす
ると、第2のろ過媒体4の浮き上る高さL2は15cm
程に軽減することができた。この値は従来の17cmに
比べて約2cm小さくなっている。
【0022】これは本実施例では比重の大きい磁性粉粒
体を第2のろ体媒体4として用いているため、従来と同
一圧力条件で液体を供給して逆洗を行っても、浮き上る
高さを抑えられるためである。これによって容器2の高
さ寸法もその分小さく設定できるので、フィルタ装置の
小型化を図ることができる。また、これに伴い第2のろ
過媒体4の流出を防止できるため、逆洗時の液体の圧力
も従来のように低く設定する必要はないので、逆に液体
の圧力を高めることにより逆洗時間の短縮化も可能とな
る。
【0023】図3は本考案の第2の実施例を示すもの
で、容器2の周囲に磁場発生手段として働く磁石7を設
置した例を示すものである。
【0024】この第2の実施例によれば、従来と同一圧
力条件で液体を供給して逆洗を行った場合、図4に示す
ように第2のろ過媒体4の浮き上る高さL3は13cm
程に軽減することができた。これは逆洗時第2のろ過媒
体4が磁石7によって吸引されることにより、その浮き
上りが抑えられるためである。これにより第1の実施例
と同様に、フィルタ装置の小型化を図ることができ、ま
た逆洗時の液体の圧力を高めることにより逆洗時間の短
縮化が可能となる。
【0025】図5は本考案の第3の実施例を示すもの
で、磁場発生手段として働く第2の実施例における磁石
7の代りにコイル8を設置し、これを電源9に接続した
例を示すものである。この第3の実施例によっても、従
来と同一圧力条件で液体を供給して逆洗を行った場合、
図6に示すように第2のろ過媒体4の浮き上る高さL4
は、図4と略同様な13cm程に軽減することができ
た。
【0026】この第3の実施例によれば、第2の実施例
と同様な効果が得られる他に、電源9として交流を用い
ることによりコイル8の近傍に振動する磁場を形成する
ことができるので、磁性粉粒体から成る第2のろ過媒体
4を振動させることができるため、逆洗時異物を除去し
易くなって逆洗を効率良く行うことができる。
【0027】なお、このように振動する磁場を形成させ
るには、図3の第2の実施例において磁石7を振動させ
るような手段を設ければ同様な作用を行わせることがで
きる。磁性粉粒体としてはフェライトに限らず、通常磁
性材として用いられているその他の材料を用いても良
い。
【0028】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、フィ
ルタ装置のろ過部を構成するろ過媒体として比重の大き
な磁性粉粒体を用い、必要に応じてこれに磁場発生手段
を組み合せるようにしたので、小型化及び逆洗時間の短
縮化を図ったフィルタ装置を提供することができる。
た、磁場発生手段により磁性粉粒体の浮き上りをより軽
減でき、更に磁場発生手段の振動機能により逆洗時の洗
浄効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルタ装置の第1の実施例を示す構
成図である。
【図2】第1の実施例の作用を説明する構成図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す構成図である。
【図4】第2の実施例の作用を説明する構成図である。
【図5】本考案の第3の実施例を示す構成図である。
【図6】第3の実施例の作用を説明する構成図である。
【図7】従来のフィルタ装置を示す構成図である。
【図8】従来例の作用を説明する構成図である。
【符号の説明】
2 容器 2A 流入口 2B 排出口 4 第2のろ過媒体 5 ろ過部 6 逆洗手段 7 磁石 8 コイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異物を含んだ被処理液をろ過部を通過さ
    せることによって前記異物を除去するフィルタ装置であ
    って、前記ろ過部に略5の比重を有する磁性粉粒体を
    置し、前記ろ過部の目詰りを防止するために前記被処理
    液の通過方向に対して液体を逆流させる逆洗手段を設
    け、前記逆洗手段による逆洗時の磁性粉粒体の流出を防
    止するために磁場発生手段を設け、前記磁場発生手段が
    逆洗手段による逆洗時に磁性粉粒体を振動させる機能を
    有することを特徴とするフィルタ装置。
JP1992025308U 1992-04-20 1992-04-20 フィルタ装置 Expired - Fee Related JP2578572Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1190122A (ja) * 1997-09-18 1999-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浴槽水浄化装置
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JPS6279820A (ja) * 1985-10-03 1987-04-13 Toshiba Corp 高温フイルタ

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