JPH0585410U - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JPH0585410U
JPH0585410U JP2530892U JP2530892U JPH0585410U JP H0585410 U JPH0585410 U JP H0585410U JP 2530892 U JP2530892 U JP 2530892U JP 2530892 U JP2530892 U JP 2530892U JP H0585410 U JPH0585410 U JP H0585410U
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filter device
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powder particles
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仁志 岩谷
幸治 木下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化及び逆洗時間の短縮化を図るようにし
たフィルタ装置を提供するようにする。 【構成】 フィルタ装置のろ過部5を構成する第2のろ
過媒体4としてフェライトのような比重の大きな磁性粉
粒体を用いる。またろ過部5の周囲に磁場発生手段とし
て働く磁石7を設置する。ろ過作用の繰返しによるろ過
媒体4の目詰りを洗浄する逆洗時、磁石7によって磁性
粉粒体を吸引しておくことによりこの磁性粉粒体の外部
への流出を防止できるので、容器2の高さ寸法を大きく
する必要はないため装置の小型化が可能となる。また、
逆洗時の液体の圧力を高く設定できるので逆洗時間を短
縮できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、異物を含んだ被処理液をろ過部を通過させることによってその異物 を除去するフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
不純物,塵埃等の各種の異物を含んだ液体(以下被処理液と称する)から異物 を除去するためのフィルタ装置として、図7の構成が知られている。
【0003】 このフィルタ装置31は、被処理液の流入口32A及び排出口32Bを各々上 部及び底部に備えた約φ130mmの略円筒状の容器32と、この容器32の底 部に設けられ数μm乃至数10μmの小さな液体通過孔を有する例えばセラミッ クや繊維から成る第1のろ過媒体33と、この第1のろ過媒体33上に約6cm の高さに設けられその液体通過孔より大きな約200乃至300μmの粒径を有 し、さらに略2.5の比重を有する例えばガラスビーズから成る第2のろ過媒体 34とが重ねて配置されたろ過部35とから構成されている。
【0004】 このような構成のフィルタ装置31を用いて、異物を含んだ被処理液を矢印の ように流入口32Aから容器32内に供給すると、被処理液はろ過部35の先ず 第2のろ過媒体34を通過するとき大きめの異物がろ過され、続いて第1のろ過 媒体33を通過するとき小さめの異物がろ過されて、ほとんどの異物が除去され たきれいな状態となって排出口32Bから容器32の外部へ供給される。このよ うなフィルタ装置は、例えば最近普及しているジェット水流を発生することがで きる高級な浴槽の浴水から垢等の異物を除去するために用いられている。
【0005】 ここで、このようなろ過作用を繰返すと、ろ過部35を構成している第1及び 第2のろ過媒体33,34に異物による目詰りが生じるので、これを洗浄するた めに容器32の外部にポンプ等を用いた逆洗手段36を設けて、この逆洗手段3 6によって容器32の排出口32Bから流入口32Aへ液体を逆流させ、いわゆ る逆洗を行わせるような対策が施されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来のフィルタ装置では、逆洗時に容器の流入口側の第2のろ過媒体 が液体の圧力で流出するおそれがあるので、これを防止するために容器の高さ寸 法を大きめに設定しなければならない関係で、フィルタ装置の大型化が避けられ ないという問題があった。
【0007】 また、逆洗時の液体の圧力も限定されるようになるので、小さな圧力で液体を 逆洗させなければならず、逆洗時間が長くなってしまうという問題もある。
【0008】 図8はこのような様子を示すもので、逆洗手段36から液体を容器32内に供 給すると、第2のろ過媒体34が浮き上るようになる。例えば5リットル/分の 圧力で液体を供給したとすると、その第2のろ過媒体34の浮き上る高さL1は 17cm程になる。従って容器32の高さ寸法は17cm以上になってしまう。
【0009】 また、その逆洗圧力をその値以下に設定すると、必然的に洗浄効率が低下する ので、逆洗時間が長くなるのが避けられない。
【0010】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、小型化及び逆洗時間の 短縮化を図るようにしたフィルタ装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、異物を含んだ被処理液をろ過部を通過さ せることによって前記異物を除去するフィルタ装置であって、前記ろ過部に比重 の大きな磁性粉粒体を用いることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】 請求項1記載の本考案の構成によれば、ろ過部に比重の大きな磁性粉粒体を用 いることにより、ろ過媒体として働く磁性粉粒体の浮き上りを軽減することがで きる。これによって容器の高さ寸法を大きく設定する必要はなくなるので、フィ ルタ装置の小型化を図ることができる。また、ろ過媒体の流出を防止できるので 、逆洗時の液体の圧力を高く設定できるようになって、逆洗時間を短縮すること ができる。
【0013】 請求項2記載の本考案の構成によれば、磁性粉粒体として特にフェライトを用 いることにより請求項1と同様な作用を行わせることができる。
【0014】 請求項3記載の本考案の構成によれば、逆洗手段によって逆洗を行うとき請求 項1と同様な作用を行わせることができる。
【0015】 請求項4記載の本考案の構成によれば、磁場発生手段を設けることにより逆洗 時磁性粉粒体の浮き上りをより軽減することができる。
【0016】 請求項5記載の本考案の構成によれば、逆洗時磁性粉粒体を振動させることに より洗浄を効率良く行うことができる。
【0017】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0018】 図1は本考案のフィルタ装置の第1の実施例を示す構成図で、本実施例フィル タ装置1は、被処理液の流入口2A及び排出口2Bを各々上端及び底部に備えた 約φ130mmの略円筒状の容器2と、この容器2の底部に設けられ数μm乃至 数10μmの小さな液体通過孔を有する例えばセラミックや繊維から成る第1の ろ過媒体3と、この第1のろ過媒体3上に設けられその液体通過孔より大きな約 150乃至200μmの粒径を有し、さらに略5の比重を有する例えばZn系フ ェライト(磁性粉粒体)から成る第2のろ過媒体4とが重ねて配置されたろ過部 5とから構成されている。また容器2の排出口2Bにはポンプ等を用いた逆洗手 段6が設けられている。
【0019】 次に本実施例の作用を説明する。
【0020】 フィルタ装置1を用いて異物を含んだ被処理液を矢印のように流入口2Aから 容器2内に供給すると、被処理液はろ過部5の先ず第2のろ過媒体4を通過する とき大きめの異物が通過され、続いて第1のろ過媒体3を通過するとき小さめの 異物がろ過されて、ほとんどの異物が除去されたきれいな状態となって排出口2 Bから容器2の外部へ供給される。
【0021】 次に、ろ過作用の繰返し後、図2に示すように、逆洗手段6によって容器2の 排出口2Bから流入口2Aへ液体を逆流させて、逆洗を行う。ここで例えば従来 と同じ5リットル/分の圧力で液体を供給したとすると、第2のろ過媒体4の浮 き上る高さL2は15cm程に軽減することができた。この値は従来の17cm に比べて約2cm小さくなっている。
【0022】 これは本実施例では比重の大きい磁性粉粒体を第2のろ体媒体4として用いて いるため、従来と同一圧力条件で液体を供給して逆洗を行っても、浮き上る高さ を抑えられるためである。これによって容器2の高さ寸法もその分小さく設定で きるので、フィルタ装置の小型化を図ることができる。また、これに伴い第2の ろ過媒体4の流出を防止できるため、逆洗時の液体の圧力も従来のように低く設 定する必要はないので、逆に液体の圧力を高めることにより逆洗時間の短縮化も 可能となる。
【0023】 図3は本考案の第2の実施例を示すもので、容器2の周囲に磁場発生手段とし て働く磁石7を設置した例を示すものである。
【0024】 この第2の実施例によれば、従来と同一圧力条件で液体を供給して逆洗を行っ た場合、図4に示すように第2のろ過媒体4の浮き上る高さL3は13cm程に 軽減することができた。これは逆洗時第2のろ過媒体4が磁石7によって吸引さ れることにより、その浮き上りが抑えられるためである。これにより第1の実施 例と同様に、フィルタ装置の小型化を図ることができ、また逆洗時の液体の圧力 を高めることにより逆洗時間の短縮化が可能となる。
【0025】 図5は本考案の第3の実施例を示すもので、磁場発生手段として働く第2の実 施例における磁石7の代りにコイル8を設置し、これを電源9に接続した例を示 すものである。この第3の実施例によっても、従来と同一圧力条件で液体を供給 して逆洗を行った場合、図6に示すように第2のろ過媒体4の浮き上る高さL4 は、図4と略同様な13cm程に軽減することができた。
【0026】 この第3の実施例によれば、第2の実施例と同様な効果が得られる他に、電源 9として交流を用いることによりコイル8の近傍に振動する磁場を形成すること ができるので、磁性粉粒体から成る第2のろ過媒体4を振動させることができる ため、逆洗時異物を除去し易くなって逆洗を効率良く行うことができる。
【0027】 なお、このように振動する磁場を形成させるには、図3の第2の実施例におい て磁石7を振動させるような手段を設ければ同様な作用を行わせることができる 。磁性粉粒体としてはフェライトに限らず、通常磁性材として用いられているそ の他の材料を用いても良い。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、フィルタ装置のろ過部を構成するろ過媒体 として比重の大きな磁性粉粒体を用い、必要に応じてこれに磁場発生手段を組み 合せるようにしたので、小型化及び逆洗時間の短縮化を図ったフィルタ装置を提 供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルタ装置の第1の実施例を示す構
成図である。
【図2】第1の実施例の作用を説明する構成図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す構成図である。
【図4】第2の実施例の作用を説明する構成図である。
【図5】本考案の第3の実施例を示す構成図である。
【図6】第3の実施例の作用を説明する構成図である。
【図7】従来のフィルタ装置を示す構成図である。
【図8】従来例の作用を説明する構成図である。
【符号の説明】
2 容器 2A 流入口 2B 排出口 4 第2のろ過媒体 5 ろ過部 6 逆洗手段 7 磁石 8 コイル

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異物を含んだ被処理液をろ過部を通過さ
    せることによって前記異物を除去するフィルタ装置であ
    って、前記ろ過部に比重の大きな磁性粉粒体を用いるこ
    とを特徴とするフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記磁性粉粒体がフェライトから成る請
    求項1記載のフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ろ過部の目詰りを防止するために前
    記被処理液の通過方向に対して液体を逆流させる逆洗手
    段を設けた請求項1又は2記載のフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 前記逆洗手段による逆洗時の磁性粉粒体
    の流出を防止するために磁場発生手段を設けた請求項1
    乃至3のいずれかに記載のフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 前記磁場発生手段が逆洗手段による逆洗
    時に磁性粉粒体を振動させる機能を有する請求項4記載
    のフィルタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1190124A (ja) * 1997-09-18 1999-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 濾過装置
JPH1190122A (ja) * 1997-09-18 1999-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浴槽水浄化装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6279820A (ja) * 1985-10-03 1987-04-13 Toshiba Corp 高温フイルタ

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