JPH04218850A - 計算機システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、データ通信おける計算
機システムに利用する。

【０００２】本発明は、特に、データ通信で受信データ
の通知方式に関して、通信制御プログラム部が通信制御
装置から通知された受信データをアプリケーションプロ
グラム部に非同期に受信通知を行う非同期受信通知方式
を用いた計算機システムに関する。

【０００３】

【従来の技術】従来、この種の計算機システムで用いら
れる受信通知方式は、アプリケーションプログラム部が
通信制御プログラム部に受信要求を発行し、通信制御プ
ログラム部からのデータ受信の通知により、受信要求を
再発行するという同期をとりながらの受信通知を行って
いた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述した従来の計算機
システムにおける受信通知方式では、通信制御プログラ
ム部がアプリケーションプログラム部に受信データの通
知を行うのは、アプリケーションプログラム部からの受
信要求が存在する場合のみである。アプリケーションプ
ログラム部から通信制御プログラム部に対する受信要求
は、受信完了により再発行されるので、受信データはア
プリケーションプログラム部からの受信要求に同期をと
り１個ずつしか通知されない。

【０００５】従って、特に、高速な通信回線を使用する
場合にデータ通信の効率が悪く、かつデータをロストす
る危険性がある欠点があった。

【０００６】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、データ通信の効率を向上し、かつデータがロ
ストする危険性のない非同期受信通知方式を有する計算
機システムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、通信回線を介
してのデータ受信の制御手段を含む通信制御装置と、ア
プリケーションプログラム部と、このアプリケーション
プログラム部の指示により前記通信制御装置におけるデ
ータ受信を制御し受信データを前記アプリケーションプ
ログラム部に通知する通信制御プログラム部とを有する
中央処理装置とを備えたデータ通信における計算機シス
テムにおいて、前記アプリケーションプログラム部は、
前記通信制御プログラム部からの非同期受信通知を受け
取り、処理状況に応じて、前記通信制御プログラム部に
おける非同期受信を制御する非同期受信手段を含み、前
記通信プログラム部は、前記アプリケーションプログラ
ム部に非同期受信通知を送り、前記アプリケーションプ
ログラム部からの指示に従い受信したデータを前記アプ
リケーションプログラム部に非同期に通知する非同期受
信通知手段を含むことを特徴とする。

【０００８】また、本発明は、前記アプリケーションプ
ログラム部は、前記非同期受信手段として、前記通信制
御プログラム部からの非同期受信通知を受け取り処理状
況に応じて非同期受信の制御を行う非同期受信制御手段
と、この非同期受信制御手段の指示により前記通信制御
プログラム部に対してそれぞれ非同期受信の開始および
停止を指示する非同期受信開始手段および非同期受信停
止手段とを含み、前記通信制御プログラム部は、前記非
同期受信通知手段として、前記通信制御装置に対しデー
タ受信を指示するデータ受信指示手段と、前記通信制御
装置から通知された受信データの保持を行う受信データ
保持手段と、前記アプリケーションプログラム部への非
同期受信通知の可否を判断するための非同期受信通知制
御フラグ部と、前記アプリケーションプログラム部に受
信データの通知を行う非同期受信通知手段と、前記アプ
リケーションプログラム部からの非同期受信開始の指示
により前記非同期受信通知制御フラグ部を通知可能状態
とし非同期受信停止指示により通知不可能状態とし受信
データの受信、保持および通知を制御する非同期受信通
知制御手段とを含むことができる。

【０００９】

【作用】アプリケーションプログラム部は、通信制御プ
ログラム部からの非同期受信通知を受け取ると、非同期
受信手段により処理状況に応じて通信制御プログラム部
に対して非同期受信の開始および停止を指示する。通信
制御プログラム部は、アプリケーションプログラム部か
らの指示に従い、例えば、非同期受信通知制御フラグ部
を通知可能状態または通知不可能状態とすることで、ア
プリケーションプログラム部から非同期受信通知開始の
指示を受けた後は非同期受信通知停止の指示を受けるま
で、受信したデータをアプリケーションプログラム部へ
非同期に通知を継続して行う。

【００１０】従って、１回ごとに同期を行う必要がなく
なり、データ通信の効率が向上するとともにデータロス
トの危険を少なくすることが可能となる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１２】図１は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。

【００１３】本実施例の計算機システム１０は、通信回
線６０を介して通信を行い、中央処理装置２０と通信制
御装置５０とを備えている。

【００１４】中央処理装置２０は、アプリケーションプ
ログラムの処理を行うアプリケーションプログラム部３
０と通信制御プログラムの処理を行う通信制御プログラ
ム部４０とを含む。

【００１５】アプリケーションプログラム部３０は、通
信制御プログラム部４０より非同期受信の通知を受け取
り、処理状態により非同期受信の制御を行う非同期受信
制御手段３１と、通信制御プログラム部４０に非同期受
信開始を指示する非同期受信開始手段３２と、停止を指
示する非同期受信停止手段３３とを含む。

【００１６】通信制御プログラム部４０は、アプリケー
ションプログラム部３０からの指示により、受信データ
の非同期通知を制御する非同期受信通知制御手段４１と
、通信制御装置５０に対しデータ受信の指示や、通信制
御装置５０からのデータ受信通知を受け取るデータ受信
指示手段４２と、受信データ保持手段４３と、非同期受
信通知が行えるか否かを示す非同期受信通知制御フラグ
部４４と、アプリケーションプログラム部３０に受信デ
ータの通知を行う非同期受信通知手段４５とを含む。

【００１７】通信制御装置５０は、通信回線６０からの
データを受信するデータ受信手段５２と、データ保持手
段５３と、中央処理装置２０からのデータ受信指示によ
り、データ受信を制御するデータ受信制御手段５１とを
含む。

【００１８】本発明の特徴は、図１において、アプリケ
ーションプログラム部３０は、非同期受信手段として、
非同期受信制御手段３１、非同期受信開始手段３２およ
び非同期受信停止手段３３を含み、通信制御プログラム
部４０は、非同期受信通知手段として、非同期受信通知
制御手段４１、データ受信指示手段４２、受信データ保
持手段４３、非同期受信通知制御フラグ部４４、および
非同期受信通知制御手段４１を含むことにある。

【００１９】次に、本実施例の動作について図２および
図３に示す流れ図を参照して説明する。ここで、図２は
、アプリケーションプログラム部３０からの非同期受信
制御指示受領時の通信制御プログラム部４０の処理例を
示し、図３は、通信制御装置５０からのデータ受信通知
受領時の通信制御プログラム部４０の処理例を示す。

【００２０】アプリケーションプログラム部３０は、非
同期受信制御手段３１により処理状態を判断し、非同期
受信開始手段３２あるいは非同期受信停止手段３３に指
示を行い、通信制御プログラム部４０に対して、非同期
受信の開始あるいは停止の指示を行う。

【００２１】指示を受けた通信制御プログラム部４０は
、図２に示すように、非同期受信通知制御手段４１によ
り非同期受信通知制御フラグ部４４に、開始指示の場合
には非同期受信通知可をセットし　（ステップＳ１、Ｓ
２）、停止指示の場合には非同期受信通知不可をセット
する（ステップＳ１、Ｓ３）。さらに開始指示の場合に
は、データ受信指示手段４２に指示を行い、通信制御装
置５０に対しデータ受信指示を行い（ステップＳ４）、
受信データ保持手段４３が保持しているデータが存在す
れば　（ステップＳ５）、非同期受信通知手段４５に指
示し保持データをアプリケーションプログラム部３０に
通知する　（ステップＳ６）。

【００２２】通信制御装置５０のデータ受信手段５２は
、通信回線６０からのデータを受信し、データ受信制御
手段５１にデータ受信を通知する。データ受信手段５１
は中央処理装置２０からのデータ受信指示が存在する場
合には、受信データを通知し、データ受信指示が存在し
ない場合には、データ保持手段５３にデータ保持を指示
し、中央処理装置２０からのデータ受信指示により保持
データを通知する。

【００２３】通信制御装置５０からデータ受信がデータ
受信指示手段４２に通知された場合、データ受信指示手
段４２は非同期受信通知制御手段４１に受信データを通
知する。 非同期受信通知制御手段４１は、図３に示すように、非
同期受信通知制御フラグ４４の値が非同期受信通知可の
状態であれば　（ステップＳ１１）　、データ受信指示
手段４２に指示し、通信制御装置５０に対してデータ受
信指示を再発行し　（ステップＳ１２）　、非同期受信
通知手段４５に指示し　（ステップＳ１３）　、受信デ
ータをアプリケーションプログラム部３０に通知する（
ステップＳ１４）　。非同期受信通知制御フラグ部４４
が非同期受信通知不可の状態であれば　（ステップＳ１
１）　、受信データ保持手段４３に指示し受信データの
保持を行う　（ステップＳ１５）　。

【００２４】以上の処理により非同期受信通知を行う。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、データ
通信における計算機システムでのデータの受信通知制御
において、アプリケーションプログラム部からの非同期
受信通知開始の指示を受けた後は、非同期受信通知停止
の指示を受けるまで、通信制御プログラム部は受信した
データをアプリケーションプログラム部へ非同期に通知
をし続ける非同期受信通知手段を持つことにより、デー
タ通信の効率がよくかつデータロストの危険も少なくな
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の一実施例を示すブロック構成図。

【図２】　　非同期受信制御指示受領時の通信制御プロ
グラム部の処理例を示す流れ図。

【図３】　　データ受信通知受領時の通信制御プログラ
ム部の処理例を示す流れ図。

【符号の説明】

１０　　　　計算機システム ２０　　　　中央処理装置 ３０　　　　アプリケーションプログラム部３１　　　
　非同期受信制御手段 ３２　　　　非同期受信開始手段 ３３　　　　非同期受信停止手段 ４０　　　　通信制御プログラム部 ４１　　　　非同期受信通知制御手段 ４２　　　　データ受信指示手段 ４３　　　　受信データ保持手段 ４４　　　　非同期受信通知制御フラグ部４５　　　　
非同期受信通知手段 ５０　　　　通信制御装置 ５１　　　　データ受信制御手段 ５２　　　　データ受信手段 ５３　　　　データ保持手段 ６０　　　　通信回線

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　通信回線を介してのデータ受信の制御
   手段を含む通信制御装置と、アプリケーションプログラ
   ム部と、このアプリケーションプログラム部の指示によ
   り前記通信制御装置におけるデータ受信を制御し受信デ
   ータを前記アプリケーションプログラム部に通知する通
   信制御プログラム部とを有する中央処理装置とを備えた
   データ通信における計算機システムにおいて、前記アプ
   リケーションプログラム部は、前記通信制御プログラム
   部からの非同期受信通知を受け取り、処理状況に応じて
   、前記通信制御プログラム部における非同期受信を制御
   する非同期受信手段を含み、前記通信プログラム部は、
   前記アプリケーションプログラム部に非同期受信通知を
   送り、前記アプリケーションプログラム部からの指示に
   従い受信したデータを前記アプリケーションプログラム
   部に非同期に通知する非同期受信通知手段を含むことを
   特徴とする計算機システム。
2. 【請求項２】　　前記アプリケーションプログラム部は
   、前記非同期受信手段として、前記通信制御プログラム
   部からの非同期受信通知を受け取り処理状況に応じて非
   同期受信の制御を行う非同期受信制御手段と、この非同
   期受信制御手段の指示により前記通信制御プログラム部
   に対してそれぞれ非同期受信の開始および停止を指示す
   る非同期受信開始手段および非同期受信停止手段とを含
   み、前記通信制御プログラム部は、前記非同期受信通知
   手段として、前記通信制御装置に対しデータ受信を指示
   するデータ受信指示手段と、前記通信制御装置から通知
   された受信データの保持を行う受信データ保持手段と、
   前記アプリケーションプログラム部への非同期受信通知
   の可否を判断するための非同期受信通知制御フラグ部と
   、前記アプリケーションプログラム部に受信データの通
   知を行う非同期受信通知手段と、前記アプリケーション
   プログラム部からの非同期受信開始の指示により前記非
   同期受信通知制御フラグ部を通知可能状態とし非同期受
   信停止指示により通知不可能状態とし受信データの受信
   、保持および通知を制御する非同期受信通知制御手段と
   を含む請求項１に記載の計算機システム。