JP2000003286A - メッセージ処理装置およびその方法 - Google Patents
メッセージ処理装置およびその方法Info
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- JP2000003286A JP2000003286A JP16474798A JP16474798A JP2000003286A JP 2000003286 A JP2000003286 A JP 2000003286A JP 16474798 A JP16474798 A JP 16474798A JP 16474798 A JP16474798 A JP 16474798A JP 2000003286 A JP2000003286 A JP 2000003286A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オペレーティングシステム配下で動作するメ
ッセージ処理に関するタスクの設計負荷を軽減し生産性
の向上を図る。 【解決手段】 入力タスク12は処理すべきメッセージ
の発生を検出すると、メッセージとメッセージレベルを
メッセージバッファ17に挿入してオペレーティングシ
ステム11のタスク間メッセージ通信手段を呼び出す。
呼び出されたタスク間メッセージ通信手段はメッセージ
バッファ17からメッセージとメッセージレベルを取り
出してメッセージキュー16に挿入する。また、タスク
間メッセージ通信手段はメッセージ処理タスク13,1
4,15の状態を確認してメッセージ受信待ち状態であ
るタスク、例えばメッセージ処理タスク13のメッセー
ジバッファ18にメッセージキュー16のメッセージを
コピーしてメッセージ処理タスク13を起動する。この
とき、オペレーティングシステム11のタスクスケジュ
ーリング手段は、メッセージ処理タスク13にはメッセ
ージレベルに対応したタスクプライオリティが割り当て
る。
ッセージ処理に関するタスクの設計負荷を軽減し生産性
の向上を図る。 【解決手段】 入力タスク12は処理すべきメッセージ
の発生を検出すると、メッセージとメッセージレベルを
メッセージバッファ17に挿入してオペレーティングシ
ステム11のタスク間メッセージ通信手段を呼び出す。
呼び出されたタスク間メッセージ通信手段はメッセージ
バッファ17からメッセージとメッセージレベルを取り
出してメッセージキュー16に挿入する。また、タスク
間メッセージ通信手段はメッセージ処理タスク13,1
4,15の状態を確認してメッセージ受信待ち状態であ
るタスク、例えばメッセージ処理タスク13のメッセー
ジバッファ18にメッセージキュー16のメッセージを
コピーしてメッセージ処理タスク13を起動する。この
とき、オペレーティングシステム11のタスクスケジュ
ーリング手段は、メッセージ処理タスク13にはメッセ
ージレベルに対応したタスクプライオリティが割り当て
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセージ処理装
置およびその方法、特に、タスク間メッセージ通信手段
およびタスクスケジューリング手段を備えるオペレーテ
ィングシステムの下で動作するメッセージ処理装置およ
びその処理方法に関する。
置およびその方法、特に、タスク間メッセージ通信手段
およびタスクスケジューリング手段を備えるオペレーテ
ィングシステムの下で動作するメッセージ処理装置およ
びその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のメッセージ処理方法は、
例えば、ウインドリバーシステムズ株式会社著、「vx
Worksプログラマーズガイド5.3」、1996年
7月、P.71〜P.72に記載されているように、メ
ッセージキューにメッセージを送信し、メッセージキュ
ーからメッセージを受信して処理していく。メッセージ
送信は、「通常」か「緊急」かを指定する優先度に従
い、「通常」であればメッセージはメッセージキュー内
のメッセージリストの最後尾に追加され、「緊急」であ
ればメッセージはメッセージリストの先頭に追加され
る。また、メッセージ受信は、FIFO順か優先度順か
のいずれかによっても可能であり、どちらの順番にする
かはキューの生成時にパラメータで指定する。
例えば、ウインドリバーシステムズ株式会社著、「vx
Worksプログラマーズガイド5.3」、1996年
7月、P.71〜P.72に記載されているように、メ
ッセージキューにメッセージを送信し、メッセージキュ
ーからメッセージを受信して処理していく。メッセージ
送信は、「通常」か「緊急」かを指定する優先度に従
い、「通常」であればメッセージはメッセージキュー内
のメッセージリストの最後尾に追加され、「緊急」であ
ればメッセージはメッセージリストの先頭に追加され
る。また、メッセージ受信は、FIFO順か優先度順か
のいずれかによっても可能であり、どちらの順番にする
かはキューの生成時にパラメータで指定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のメッセ
ージ処理方法では、メッセージレベルがメッセージ処理
タスクのタスクプライオリティに反映されない。すなわ
ち、メッセージを一貫してある優先度で処理したい場合
には、メッセージレベルとは別にメッセージ中に優先度
を示す情報を含め、メッセージを受信したメッセージ処
理タスクは、自己のタスクプライオリティを、受信した
メッセージをタスクスケジューリング手段により処理す
るメッセージ中に含まれる優先度の情報に従って設定す
る等の方法を用いる必要がある。このため、入力したメ
ッセージをタスク間メッセージ通信手段により送信する
入力タスク、およびメッセージ処理タスクの双方で優先
度を決定する処理が必要になり、入力タスクだけで処理
の優先度が決定できる場合に比べて生産性が低いという
問題がある。例えば、メッセージレベルの定義を変更す
る場合には入力タスクとメッセージ処理タスクの双方を
変更することになる。
ージ処理方法では、メッセージレベルがメッセージ処理
タスクのタスクプライオリティに反映されない。すなわ
ち、メッセージを一貫してある優先度で処理したい場合
には、メッセージレベルとは別にメッセージ中に優先度
を示す情報を含め、メッセージを受信したメッセージ処
理タスクは、自己のタスクプライオリティを、受信した
メッセージをタスクスケジューリング手段により処理す
るメッセージ中に含まれる優先度の情報に従って設定す
る等の方法を用いる必要がある。このため、入力したメ
ッセージをタスク間メッセージ通信手段により送信する
入力タスク、およびメッセージ処理タスクの双方で優先
度を決定する処理が必要になり、入力タスクだけで処理
の優先度が決定できる場合に比べて生産性が低いという
問題がある。例えば、メッセージレベルの定義を変更す
る場合には入力タスクとメッセージ処理タスクの双方を
変更することになる。
【0004】本発明の目的は、オペレーティングシステ
ムが提供するタスク間メッセージ通信手段に、メッセー
ジを受信するタスクのタスクプライオリティを制御する
機能を持たせ、オペレーティングシステム配下で動作す
るタスクの設計負荷を軽減し生産性の向上を図ったメッ
セージ処理装置およびその方法を提供することにある。
ムが提供するタスク間メッセージ通信手段に、メッセー
ジを受信するタスクのタスクプライオリティを制御する
機能を持たせ、オペレーティングシステム配下で動作す
るタスクの設計負荷を軽減し生産性の向上を図ったメッ
セージ処理装置およびその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のメッセージ処理
装置は、メッセージ通信の緊急度のランクを示すメッセ
ージレベルと、タスク処理の優先度のランクを示すタス
クプライオリティとの対応を予め定めておき、受信した
メッセージの処理は、該メッセージについて指定された
メッセージレベルに対応する前記タスクプライオリティ
に従って開始することを特徴とする。
装置は、メッセージ通信の緊急度のランクを示すメッセ
ージレベルと、タスク処理の優先度のランクを示すタス
クプライオリティとの対応を予め定めておき、受信した
メッセージの処理は、該メッセージについて指定された
メッセージレベルに対応する前記タスクプライオリティ
に従って開始することを特徴とする。
【0006】また、本発明の好ましい実施の形態として
のメッセージ処理装置は、タスク間メッセージ通信手段
およびタスクスケジューリング手段を備えたオペレーテ
ィングシステムと、入力されたメッセージを前記タスク
間メッセージ通信手段により送信する入力タスクと、入
力タスクが送信したメッセージを前記タスクスケジュー
リング手段によるスケジュールで受信して処理するメッ
セージ処理タスクとを有するメッセージ処理装置であっ
て、前記タスク間メッセージ通信手段は前記入力タスク
がメッセージを送信するときに前記メッセージレベルを
指定することを可能にするとともに、前記メッセージ処
理タスクが受信したメッセージの処理を開始するときに
該メッセージのメッセージレベルに対応した前記タスク
プライオリティで起動し、また前記タスクスケジューリ
ング手段は、前記指定されたメッセージレベルに対応す
るタスクプライオリティを割り当てることを特徴とす
る。
のメッセージ処理装置は、タスク間メッセージ通信手段
およびタスクスケジューリング手段を備えたオペレーテ
ィングシステムと、入力されたメッセージを前記タスク
間メッセージ通信手段により送信する入力タスクと、入
力タスクが送信したメッセージを前記タスクスケジュー
リング手段によるスケジュールで受信して処理するメッ
セージ処理タスクとを有するメッセージ処理装置であっ
て、前記タスク間メッセージ通信手段は前記入力タスク
がメッセージを送信するときに前記メッセージレベルを
指定することを可能にするとともに、前記メッセージ処
理タスクが受信したメッセージの処理を開始するときに
該メッセージのメッセージレベルに対応した前記タスク
プライオリティで起動し、また前記タスクスケジューリ
ング手段は、前記指定されたメッセージレベルに対応す
るタスクプライオリティを割り当てることを特徴とす
る。
【0007】本発明の好ましい実施の形態としてのメッ
セージ処理装置は、前記入力タスクは、送信すべきメッ
セージの発生を検出すると、該メッセージとそのメッセ
ージレベルをメッセージバッファに挿入して前記タスク
間メッセージ通信手段を呼び出し、該メッセージ通信手
段は、前記メッセージバッファからメッセージとメッセ
ージレベルを取り出してメッセージキューに挿入し、メ
ッセージ受信待ち状態の前記メッセージ処理タスクに対
して、前記タスクプライオリティに従って、前記メッセ
ージキューのメッセージをコピーして当該メッセージ処
理タスクを起動することを特徴とする。
セージ処理装置は、前記入力タスクは、送信すべきメッ
セージの発生を検出すると、該メッセージとそのメッセ
ージレベルをメッセージバッファに挿入して前記タスク
間メッセージ通信手段を呼び出し、該メッセージ通信手
段は、前記メッセージバッファからメッセージとメッセ
ージレベルを取り出してメッセージキューに挿入し、メ
ッセージ受信待ち状態の前記メッセージ処理タスクに対
して、前記タスクプライオリティに従って、前記メッセ
ージキューのメッセージをコピーして当該メッセージ処
理タスクを起動することを特徴とする。
【0008】本発明のメッセージ処理方法は、メッセー
ジ通信の緊急度のランクを示すメッセージレベルと、タ
スク処理の優先度のランクを示すタスクプライオリティ
との対応を予め定める手順と、受信したメッセージに対
して前記メッセージレベルを指定する手順と、指定され
たメッセージレベルに対して前記タスクプライオリティ
を割り当てる手順と、前記受信したメッセージの処理を
前記割り当てられたタスクプライオリティで起動する手
順とを有することを特徴とする。
ジ通信の緊急度のランクを示すメッセージレベルと、タ
スク処理の優先度のランクを示すタスクプライオリティ
との対応を予め定める手順と、受信したメッセージに対
して前記メッセージレベルを指定する手順と、指定され
たメッセージレベルに対して前記タスクプライオリティ
を割り当てる手順と、前記受信したメッセージの処理を
前記割り当てられたタスクプライオリティで起動する手
順とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0010】本発明のメッセージ処理装置は、メッセー
ジ通信の緊急度のランクを示すメッセージレベルと、タ
スク処理の優先度のランクを示すタスクプライオリティ
との対応を予め定めておき、受信したメッセージの処理
は、該メッセージについて指定されたメッセージレベル
に対応する前記タスクプライオリティに従って開始する
ことを特徴とする。
ジ通信の緊急度のランクを示すメッセージレベルと、タ
スク処理の優先度のランクを示すタスクプライオリティ
との対応を予め定めておき、受信したメッセージの処理
は、該メッセージについて指定されたメッセージレベル
に対応する前記タスクプライオリティに従って開始する
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明のメッセージ処理方法は、メ
ッセージ通信の緊急度のランクを示すメッセージレベル
と、タスク処理の優先度のランクを示すタスクプライオ
リティとの対応を予め定める手順と、受信したメッセー
ジに対して前記メッセージレベルを指定する手順と、指
定されたメッセージレベルに対して前記タスクプライオ
リティを割り当てる手順と、前記受信したメッセージの
処理を前記割り当てられたタスクプライオリティで起動
する手順とを有することを特徴とする。
ッセージ通信の緊急度のランクを示すメッセージレベル
と、タスク処理の優先度のランクを示すタスクプライオ
リティとの対応を予め定める手順と、受信したメッセー
ジに対して前記メッセージレベルを指定する手順と、指
定されたメッセージレベルに対して前記タスクプライオ
リティを割り当てる手順と、前記受信したメッセージの
処理を前記割り当てられたタスクプライオリティで起動
する手順とを有することを特徴とする。
【0012】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例のメッセージ処
理装置を示すブロック図であり、タスク間メッセージ通
信手段およびタスクスケジューリング手段を備えたオペ
レーティングシステム11と、入力されたメッセージを
タスク間メッセージ通信手段により送信する入力タスク
12と、入力タスクが送信したメッセージをタスクスケ
ジューリング手段によるスケジュールで受信して処理す
る3つのメッセージ処理タスク13,14および15
と、オペレーティングシステム11下のメッセージキュ
ー16と、入力タスク12下のメッセージバッファ17
と、メッセージ処理タスク13,14,15下のメッセ
ージバッファ18,19,20とから成る。
理装置を示すブロック図であり、タスク間メッセージ通
信手段およびタスクスケジューリング手段を備えたオペ
レーティングシステム11と、入力されたメッセージを
タスク間メッセージ通信手段により送信する入力タスク
12と、入力タスクが送信したメッセージをタスクスケ
ジューリング手段によるスケジュールで受信して処理す
る3つのメッセージ処理タスク13,14および15
と、オペレーティングシステム11下のメッセージキュ
ー16と、入力タスク12下のメッセージバッファ17
と、メッセージ処理タスク13,14,15下のメッセ
ージバッファ18,19,20とから成る。
【0014】また、図2は、オペレーティングシステム
11に予めテーブルの形で格納されているメッセージレ
ベルとタスクプライオリティとの対応表である。本実施
例では、メッセージレベルの範囲を0〜7とし、昇順に
高優先であり、したがって0が最優先とする。タスクプ
ライオリティの範囲は0〜15とし、昇順に高優先であ
り、したがって0が最優先とする。なお、図2におい
て、タスクプライオリティ0〜5は、障害タスク等メッ
セージ以外の高優先のタスクに割り当てられているもの
とする。
11に予めテーブルの形で格納されているメッセージレ
ベルとタスクプライオリティとの対応表である。本実施
例では、メッセージレベルの範囲を0〜7とし、昇順に
高優先であり、したがって0が最優先とする。タスクプ
ライオリティの範囲は0〜15とし、昇順に高優先であ
り、したがって0が最優先とする。なお、図2におい
て、タスクプライオリティ0〜5は、障害タスク等メッ
セージ以外の高優先のタスクに割り当てられているもの
とする。
【0015】いま、メッセージ処理タスク13,14,
15はいずれもメッセージ受信待ち状態であり、オペレ
ーティングシステム11からの起動待ち状態であるとす
る。入力タスク12は処理すべきメッセージの発生を検
出すると、メッセージとメッセージレベルをメッセージ
バッファ17に挿入してオペレーティングシステム11
のタスク間メッセージ通信手段を呼び出す。呼び出され
たタスク間メッセージ通信手段は、メッセージバッファ
17からメッセージとメッセージレベルを取り出してメ
ッセージキュー16に挿入する。また、タスク間メッセ
ージ通信手段は、メッセージ処理タスク13,14,1
5の状態を確認してメッセージ受信待ち状態であるタス
ク、例えばメッセージ処理タスク13のメッセージバッ
ファ18にメッセージキュー16のメッセージをコピー
してメッセージ処理タスク13を起動する。このとき、
オペレーティングシステム11のタスクスケジューリン
グ手段は、メッセージ処理タスク13にはメッセージレ
ベルに対応したタスクプライオリティを割り当てる。メ
ッセージレベルとタスクプライオリティの対応例を示す
図2を参照すると、例えば、メッセージレベルが0であ
る場合にはメッセージ処理タスクはタスクプライオリテ
ィ6で動作し、メッセージレベルが7である場合にはタ
スクプライオリティ13で動作することになる。
15はいずれもメッセージ受信待ち状態であり、オペレ
ーティングシステム11からの起動待ち状態であるとす
る。入力タスク12は処理すべきメッセージの発生を検
出すると、メッセージとメッセージレベルをメッセージ
バッファ17に挿入してオペレーティングシステム11
のタスク間メッセージ通信手段を呼び出す。呼び出され
たタスク間メッセージ通信手段は、メッセージバッファ
17からメッセージとメッセージレベルを取り出してメ
ッセージキュー16に挿入する。また、タスク間メッセ
ージ通信手段は、メッセージ処理タスク13,14,1
5の状態を確認してメッセージ受信待ち状態であるタス
ク、例えばメッセージ処理タスク13のメッセージバッ
ファ18にメッセージキュー16のメッセージをコピー
してメッセージ処理タスク13を起動する。このとき、
オペレーティングシステム11のタスクスケジューリン
グ手段は、メッセージ処理タスク13にはメッセージレ
ベルに対応したタスクプライオリティを割り当てる。メ
ッセージレベルとタスクプライオリティの対応例を示す
図2を参照すると、例えば、メッセージレベルが0であ
る場合にはメッセージ処理タスクはタスクプライオリテ
ィ6で動作し、メッセージレベルが7である場合にはタ
スクプライオリティ13で動作することになる。
【0016】次に、メッセージ処理タスク13が、タス
クプライオリティ「10」のメッセージを処理中に、入
力タスク12にメッセージレベル「1」のメッセージが
入力した場合について説明する。タスクスケジューリン
グ手段は、図2のテーブルを参照することにより、この
入力メッセージにタスクプライオリティ「7」を割り当
てる。このため、タスク間メッセージ通信手段は、入力
メッセージが実行中のメッセージより高優先度であるこ
とを知り、メッセージ処理タスク13を待機状態、メッ
セージ処理タスク14を実行状態とする。そして、メッ
セージ処理タスク14の処理が終了すれば、メッセージ
処理タスク14を終了状態、メッセージ処理タスク13
を実行状態として、メッセージ処理タスク13を再開始
させる。メッセージ処理タスク13の処理が終了すれ
ば、メッセージ処理タスク13を終了状態にする。
クプライオリティ「10」のメッセージを処理中に、入
力タスク12にメッセージレベル「1」のメッセージが
入力した場合について説明する。タスクスケジューリン
グ手段は、図2のテーブルを参照することにより、この
入力メッセージにタスクプライオリティ「7」を割り当
てる。このため、タスク間メッセージ通信手段は、入力
メッセージが実行中のメッセージより高優先度であるこ
とを知り、メッセージ処理タスク13を待機状態、メッ
セージ処理タスク14を実行状態とする。そして、メッ
セージ処理タスク14の処理が終了すれば、メッセージ
処理タスク14を終了状態、メッセージ処理タスク13
を実行状態として、メッセージ処理タスク13を再開始
させる。メッセージ処理タスク13の処理が終了すれ
ば、メッセージ処理タスク13を終了状態にする。
【0017】以上に説明した実施例においては、図2に
示したメッセージレベルとタスクプライオリティとの対
応は、オペレーティングシステム11がテーブルとして
予め格納しているとしたが、本発明は、これに限定され
ることはなく、例えば、システム生成時に、この対応デ
ータを入力するようにしてもよい。
示したメッセージレベルとタスクプライオリティとの対
応は、オペレーティングシステム11がテーブルとして
予め格納しているとしたが、本発明は、これに限定され
ることはなく、例えば、システム生成時に、この対応デ
ータを入力するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではオペレ
ーティングシステムが提供するタスク間メッセージ通信
機能にメッセージを受信するタスクのタスクプライオリ
ティを制御する機能を持たせ、オペレーティングシステ
ム配下で動作するタスクの設計負荷を軽減し生産性の向
上を図ることが可能である。
ーティングシステムが提供するタスク間メッセージ通信
機能にメッセージを受信するタスクのタスクプライオリ
ティを制御する機能を持たせ、オペレーティングシステ
ム配下で動作するタスクの設計負荷を軽減し生産性の向
上を図ることが可能である。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】本発明におけるメッセージレベルとタスクプラ
イオリティの対応例を示す表
イオリティの対応例を示す表
11 オペレーティングシステム 12 入力タスク 13 メッセージ処理タスク 14 メッセージ処理タスク 15 メッセージ処理タスク 16 メッセージキュー 17 メッセージバッファ 18 メッセージバッファ 19 メッセージバッファ 20 メッセージバッファ
Claims (6)
- 【請求項1】メッセージ通信の緊急度のランクを示すメ
ッセージレベルと、タスク処理の優先度のランクを示す
タスクプライオリティとの対応を予め定めておき、受信
したメッセージの処理は、該メッセージについて指定さ
れたメッセージレベルに対応する前記タスクプライオリ
ティに従って開始することを特徴とするメッセージ処理
装置。 - 【請求項2】タスク間メッセージ通信手段およびタスク
スケジューリング手段を備えたオペレーティングシステ
ムと、入力されたメッセージを前記タスク間メッセージ
通信手段により送信する入力タスクと、入力タスクが送
信したメッセージを前記タスクスケジューリング手段に
よるスケジュールで受信して処理するメッセージ処理タ
スクとを有するメッセージ処理装置であって、前記タス
ク間メッセージ通信手段は前記入力タスクがメッセージ
を送信するときに前記メッセージレベルを指定すること
を可能にするとともに、前記メッセージ処理タスクが受
信したメッセージの処理を開始するときに該メッセージ
のメッセージレベルに対応した前記タスクプライオリテ
ィで起動し、また前記タスクスケジューリング手段は、
前記指定されたメッセージレベルに対応するタスクプラ
イオリティを割り当てることを特徴とする請求項1記載
のメッセージ処理装置。 - 【請求項3】前記入力タスクは、送信すべきメッセージ
の発生を検出すると、該メッセージとそのメッセージレ
ベルをメッセージバッファに挿入して前記タスク間メッ
セージ通信手段を呼び出し、該メッセージ通信手段は、
前記メッセージバッファからメッセージとメッセージレ
ベルを取り出してメッセージキューに挿入し、メッセー
ジ受信待ち状態の前記メッセージ処理タスクに対して、
前記タスクプライオリティに従って、前記メッセージキ
ューのメッセージをコピーして当該メッセージ処理タス
クを起動することを特徴とする請求項2記載のメッセー
ジ処理装置。 - 【請求項4】前記メッセージレベルとタスクプライオリ
ティとの対応は、前記タスクスケジューリング手段がテ
ーブルとして保持していることを特徴とする請求項1〜
請求項3のいずれかに記載のメッセージ処理装置。 - 【請求項5】前記メッセージレベルとタスクプライオリ
ティとの対応は、システム生成時に入力されることを特
徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のメッセ
ージ処理装置。 - 【請求項6】メッセージ通信の緊急度のランクを示すメ
ッセージレベルと、タスク処理の優先度のランクを示す
タスクプライオリティとの対応を予め定める手順と、受
信したメッセージに対して前記メッセージレベルを指定
する手順と、指定されたメッセージレベルに対して前記
タスクプライオリティを割り当てる手順と、前記受信し
たメッセージの処理を前記割り当てられたタスクプライ
オリティで起動する手順とを有することを特徴とするメ
ッセージ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16474798A JP2000003286A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | メッセージ処理装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16474798A JP2000003286A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | メッセージ処理装置およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000003286A true JP2000003286A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15799157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16474798A Pending JP2000003286A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | メッセージ処理装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000003286A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1314999A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-28 | Thales | Procédé de construction de trames |
EP1315000A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-28 | Thales | Procédé de régulation de charge d'un radar |
FR2832809A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Thales Sa | Procede regulation de la charge d'un radar, notamment par adaptation du maillage de veille |
FR2832810A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Thales Sa | Procede d'ordonnancement temps reel notamment des pointages d'un radar |
CN114090208A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-25 | 南方电网电力科技股份有限公司 | 一种电能表操作系统的任务调度方法及装置 |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP16474798A patent/JP2000003286A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1314999A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-28 | Thales | Procédé de construction de trames |
EP1315000A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-28 | Thales | Procédé de régulation de charge d'un radar |
FR2832808A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Thales Sa | Procede de regulation de charge d'un radar |
FR2832809A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Thales Sa | Procede regulation de la charge d'un radar, notamment par adaptation du maillage de veille |
FR2832810A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Thales Sa | Procede d'ordonnancement temps reel notamment des pointages d'un radar |
FR2832807A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-05-30 | Thales Sa | Procede de construction de trames, notamment d'un radar |
EP1336867A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-08-20 | Thales | Procédé de régulation de la charge d'un radar, notamment par adaptation du maillage de veille |
EP1336868A1 (fr) * | 2001-11-26 | 2003-08-20 | Thales | Procede d'ordonnancement en temps reel notamment des pointages d'un radar |
CN114090208A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-25 | 南方电网电力科技股份有限公司 | 一种电能表操作系统的任务调度方法及装置 |
CN114090208B (zh) * | 2021-11-22 | 2023-10-13 | 南方电网电力科技股份有限公司 | 一种电能表操作系统的任务调度方法及装置 |
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