JPH04218737A - マイケルソン干渉計 - Google Patents

マイケルソン干渉計

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JPH04218737A
JPH04218737A JP8528391A JP8528391A JPH04218737A JP H04218737 A JPH04218737 A JP H04218737A JP 8528391 A JP8528391 A JP 8528391A JP 8528391 A JP8528391 A JP 8528391A JP H04218737 A JPH04218737 A JP H04218737A
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light
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movable reflector
phase
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Takashi Matsumura
松村 尊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば光スペクトルア
ナライザに用いられ、被測定光の波長に応じた周波数を
もつ干渉光を発生させるマイケルソン干渉計に関し、特
にその可動反射体の駆動部分に係わる。
【0002】
【従来の技術】図1に従来のマイケルソン干渉計を示す
。被測定光11は半透明鏡などのビームスプリッタ12
に入射され、ビームスプリッタ12でパワー比1:1の
反射光と透過光とに分割され、その反射光は固定反射体
13に入射される。固定反射体13はミラー又はプリズ
ムのコーナキューブなど、入射光をその到来方法に反射
する反射体である。ビームスプリッタ12の透過光は可
動反射体14に入射される。可動反射体14も固定反射
体13と同様に入射光をその到来方向に反射するもので
ある。固定反射体13よりの反射光と可動反射体14よ
りの反射光とがビームスプリッタ12に戻り合波されて
干渉し、その干渉光は受光素子15で受光されて電気信
号に変換される。可動反射体14はリニアモータ16に
取付けられ、ビームスプリッタ12に対して進退する。 リニアモータ16にはその進退方向(移動方向)に沿っ
て延長したリニアスケール17が取付けられ、リニアス
ケール17の単位量の移動がリニアスケール検出器18
で検出される。その検出出力は互いに90°位相がずれ
た2相パルス信号D1 ,D2 であり、その何れの信
号が進み位相か遅れ位相かにより移動方向を示し、単位
移動長毎に1つのパルスが発生される。このようなリニ
アスケールと検出器の組は市販されている。このリニア
スケール検出器18の出力2相信号はサーボ駆動回路1
9に入力される。サーボ駆動回路19はマイクロコンピ
ュータを有しており、制御回路21から移動速度、移動
量及び方向が入力され、それに従ってリニアモータ16
の駆動制御が行われる。このようなサーボ駆動回路はI
Cとして市販されている。リニアモータ16に遮光片2
2が取付けられ、リニアモータ16、つまり可動反射体
14が基準位置に達すると、遮光板22がフォトインタ
ラプタ23内に入り、フォトインタラプタ23からリニ
アモータ16、つまり可動反射体14が基準位置にある
ことを示す信号が制御回路21に与えられる。これを基
準として制御回路21が速度、移動量及び方向をサーボ
駆動回路19に設定すると、サーボ駆動回路19はその
方向にその移動量だけ可動反射体14を指定された一定
速度で移動させるように、リニアスケール検出器18か
らの検出信号D1 ,D2 を帰還信号として2相駆動
信号Pでリニアモータ16をサーボ駆動する。
【0003】被測定光が単一波長の場合は、ビームスプ
リッタ12より固定反射体13に達し、これより反射さ
れてビームスプリッタ12に戻る光路長と、ビームスプ
リッタ12より可動反射体14に達し、これより反射さ
れてビームスプリッタ12に戻る光路長との差が被測定
光11の波長の2分の1の偶数(0を含む)倍と一致す
ると干渉光の強度が最大となり、奇数倍になると干渉光
の強度は最小になる。従って可動反射体14を一定速度
で移動させると、干渉光の強度は波長に対応した周期で
正弦波的に変化する。被測定光が複数の異なる波長を含
んでいる場合は可動反射体14が一定速度で移動するに
つれそれらの波長に対応した周波数成分を含む波形が受
光素子15により検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示した従来の干
渉計においては、可動反射体14の移動量、方向をリニ
アスケール17を用いて検出しており、その検出2相信
号の4分の1周期ごとにリニアモータ16の移動がステ
ップ的に制御されるため、可動反射体14の移動単位、
つまり2相信号の4分の1の周期と対応する長さが大き
いと、被測定光の干渉光の強度が可動反射体14のステ
ップ送りによりステップ的に変化し、受光素子15に検
出される信号に好ましくない変調ノイズが加わってしま
う。
【0005】このような問題が生じないようにするには
可動反射体14をなるべく円滑に、つまり小ステップで
移動させる必要がある。そのためにはリニアスケール1
7の分解能を1μm 以下とする必要があるが、このよ
うに高分解能のリニアスケールは現在では著しく高価で
ある。またこのように高分解能のリニアスケール17を
用いると、これとリニアスケール検出器18との角度合
せも大変厳しくなり、調整が大変なものとなる。
【0006】この発明の目的は安価な部品で構成でき、
しかも可動反射体を小さいステップで移動することが可
能なマイケルソン干渉計を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば被測定
光と共に基準光を入射するマイケルソン干渉計において
、基準光の干渉信号を受光素子で電気信号に変換し、そ
の電気信号と、可動反射体に対する方向の制御信号とよ
り得た帰還信号を、可動反射体のサーボ駆動回路へ供給
する。
【0008】
【実施例】図2にこの発明の実施例を示し、図1と対応
する部分に同一符号を付けてある。この発明ではビーム
スプリッタ12に被測定光11と共に基準光源29から
単一波長の基準光RLが入射され、基準光RLがビーム
スプリッタ12で2つに分割され、その一方の光ビーム
が可動反射体14で反射し、他方の光ビームが固定反射
体13で反射し、これら2つの分割光ビームはビームス
プリッタ12で合波され、干渉光として受光素子31に
入射される。可動反射体14の移動距離△dに対し2つ
の分割光ビームの光路長差は2△dとなるので可動反射
体14が基準光RLの波長λr の1/2の距離即ちλ
r /2を移動する毎に受光素子31の出力レベルは1
サイクル変化する。従って受光素子31の出力信号のレ
ベル変化サイクルの数は可動反射体14の移動距離に対
応する。可動反射体14が一定速度で移動すると基準光
の波長と反射体14の移動速度で決まる一定周期の正弦
波状信号が受光素子31から出力される。従ってこの受
光素子31からの出力信号の周波数は受光素子15で検
出される被測定光11の干渉光による信号周波数に対し
測定基準を与える。基準光RLはできるだけ短い方が精
度の高い波長分解能が得られ、被測定光11の波長と同
等かそれより短いのが好ましい。基準光RLとして例え
ば波長633nmのHe−Neガスレーザが用いられる
。可動反射体14が移動することにより強度が繰返し変
化する干渉光が受光素子31に入射され、正弦波状に変
化する電気信号に変換される。その電気信号は波形整形
器32Aへ供給されて図3に示す方形波信号Sqに整形
され、その方形波信号Sqから帰還信号発生手段として
の2相信号発生器32Bにおいて互いに90°位相がず
れた2相信号S1 及びS2 が図3に示すように形成
される。可動反射体14が停止していると、図3の方形
波Sqは“0”又は“1”のいずれか一方のレベルとな
っている。可動反射体14が一定速度で移動すると一定
周期の方形波Sqが波形整形器32Aから出力されるが
、その方形波Sqには可動反射体14の移動方向の情報
は含まれていない。そこでこの発明では制御回路21か
ら可動反射体14を移動させるべき方向を指定する方向
制御信号DCを発生して2相信号発生器32Bに与え、
例えば可動反射体14をビームスプリッタ12の方に移
動させる場合は信号S1 の位相が信号S2 の位相よ
り90°進むように2相信号S1 ,S2 を発生させ
、逆方向に移動させる場合は信号S2 の位相が信号S
1 の位相より90°進むように信号S1 ,S2 を
発生する。この2相信号S1 ,S2 を帰還信号とし
てサーボ駆動回路19へ供給する。
【0009】2相信号S1 ,S2 は方形波信号Sq
を1/2分周して形成され、制御回路21から与えられ
る可動反射体14の移動方向制御信号DCに応じて、信
号S1 は例えば図3に示すように方形波信号Sqの立
上り毎に状態が反転し、信号S2 は方形波信号Sqの
立下りごとに状態が反転するように発生される。このよ
うにしてこの図3の例では方形波信号Sqの立上りで作
った信号S1 は、立下りで作った信号S2 より90
°進んだものとなる。可動反射体14の移動方向が逆の
場合は、方形波信号Sqの立上り毎に状態が反転するよ
うに信号S2 を発生させ、方形波信号Sqの立下りご
とに状態が反転するように信号S1 を発生させる。
【0010】図4は図2における2相信号発生器32B
の具体的回路構成例を示す。この例では制御回路21か
ら与えられる方向制御信号DCがあらかじめ決めた一方
の方向とその逆の方向をそれぞれ表わす別々の信号DC
1 とDC2 で構成される場合であり、これらの信号
DC1 とDC2 は別々の配線を通して2相信号発生
器32Bに供給される。ただし、この例では信号DC1
 ,DC2 は常時Hレベルにあり、いずれか一方の方
向に可動反射体14を移動させる時に信号DC1 ,D
C2 のうちの対応するもののレベルを一定の短い時間
のあいだLレベルとする。信号DC1 ,DC2 はこ
のLレベルパルスを指すものとする。2相信号発生器3
2Bは3つのD型フリップフロップ34,35,36、
アンドゲート37、インバータ38及びノアゲート39
とから構成されている。方形波信号Sqが入力される前
に予じめ移動方向に対応する信号DC1 ,DC2 の
いずれか一方を与えることによりDFF34と36はク
リアされ、DFF35は信号DC1 又はDC2 によ
りクリア又はプリセットされる。
【0011】方形波信号SqはDFF34のクロック端
子に与えられ、データ端子に与えられているHレベルを
読み込んで、そのQ出力がHレベルとなりゲート37が
開き、方形波信号Sqがゲート37を通過する。前述の
ように信号DC1 及びDC2 のいずれが与えられた
場合でもDFF36はクリアされるのでそれによって反
転Q出力はHレベルとなっている。従ってゲート37の
出力の方形波信号Sqの最初の立下りでその反転Q出力
のHレベルがDFF36に読込まれてQ出力がHレベル
となり以降は方形波信号Sqの立下り毎にQ出力のレベ
ルが反転する。このDFF36のQ出力は2相信号の一
方S2として出力される。一方DFF35においては、
予じめ信号DC1 によりクリアされていれば反転Q出
力はHレベルとなっており、ゲート37を通った方形波
信号Sqの最初の立上りでQ出力のHレベルが読込まれ
てQ出力がHレベルとなり、以降は方形波信号Sqの立
上り毎にQ出力のレベルが反転する。逆にDFF35が
予じめ信号DC2 によりプリセットされていれば反転
Q出力はLレベルとなっているので、ゲート37を通っ
た方形波信号Sqの最初の立上りで反転Q出力のLレベ
ルが読込まれてQ出力がLレベルとなり、以降は方形波
信号Sqの立上り毎にQ出力のレベルが反転する。即ち
、後者の場合のQ出力は前者の場合よりも位相が180
度遅れている。DFF35のQ出力は2相信号の他方S
1 として出力される。つまり図4の2相信号発生器の
実施例では、常に方形波信号Sqの立下り毎にレベルが
反転する信号S2を発生させ、これに対し方形波信号S
qの立上り毎にレベルが反転する信号S1 は与えられ
る方向制御信号がDC1 であるかDC2 であるかに
より信号S2 より90°位相を進めるか又は遅らせて
発生されるように構成されている。
【0012】図2の実施例では可動反射体14の停止時
、又は測定時以外における可動反射体14の移動時に、
反射体14の移動に直接的に関連したスケール手段を含
む帰還信号発生手段を利用し、この例ではリニアスケー
ル17を利用してサーボ制御可能とした場合であり、図
1の従来技術と同様のリニアスケール17及びリニアス
ケール検出器18も設けられる。リニアスケール検出器
18の出力2相信号D1,D2 と2相信号発生器32
Bの出力2相信号S1,S2 とが切替え回路33で制
御回路21の制御により切替えられてサーボ駆動回路1
9へ供給される。
【0013】可動反射体14を停止させている状態でも
外部振動などにより、ビームスプリッタ12に対し可動
反射体14が微小移動し、停止位置がずれるおそれがあ
る。この微小移動によっても受光素子31の出力レベル
が干渉光の強度変化に対応してほぼ正弦波状に変化する
が、前述のように受光素子31の出力から得られる信号
には可動反射体14の移動方向に関する情報は得られな
い。従って制御回路21は位置ずれを修正するために可
動反射体14をどちらの方向に移動させるべきか判断す
ることはできない。つまり2相信号発生器32Bに与え
るべき方向制御信号DCを指定することができない。そ
こで、この実施例ではリニアスケール検出器18の出力
2相信号D1 ,D2 を切替え回路33を通してサー
ボ駆動回路19へ供給し、可動反射体14が停止位置を
保持するように帰還制御する。
【0014】装置の電源スイッチをオンにした時に可動
反射体14を基準位置に移動させる制御はリニアスケー
ル検出器18からの2相信号D1 ,D2 をサーボ駆
動回路19へ供給して行い、遮光板22がフォトインタ
ラプタ23内に入るまで可動反射体14を移動させる。 また被測定時における可動反射体14の移動もリニアス
ケール検出器18の出力をサーボ駆動回路19へ供給し
て行う。
【0015】測定時には予じめ制御回路21から可動反
射体14の移動方向を指定する信号DCが2相信号発生
器32Bに与えられるから、可動反射体14の移動と共
にその方向に応じた位相の2相信号S1 ,S2 が2
相信号発生器32Bから出力され、その2相信号S1 
,S2 をサーボ駆動回路19へ供給して可動反射体1
4の移動速度と移動距離を制御する。従って可動反射体
14の移動を高い精度で制御することができる。また図
2の例ではリニアモータ16は、基準光RLの2分の1
波長単位で駆動され、基準光RLの波長は633nmで
あるから、高い分解能で可動反射体14を円滑に移動さ
せることができる。サーボ駆動回路19は指定された距
離の駆動を完了すると移動完了信号DEを発生し制御回
路21に与える。制御回路21は移動完了信号DEを受
けると切替回路33に切替制御信号SWを与えてその接
続を切り替え、リニアスケール検出器18からの検出信
号D1 ,D2 をサーボ駆動回路19に与える。
【0016】可動反射体14を停止している時の停止位
置保持のためのサーボ制御や、非測定時における可動反
射体14の移動時のサーボ制御は可動反射体14の制御
のステップ(移動制御単位)が粗らくても問題ない。従
ってリニアスケール17は分解能が低い、例えば50μ
程度の安価なものを使用することができる。可動反射体
14を停止した状態で可動反射体14が動くおそれがな
い場合、特にこの例では1/2×633nm以下の振動
におさえる防振台上に干渉計を乗せて使用する時は、リ
ニアスケール17、リニアスケール検出器18、切替え
回路33を省略して2相信号発生器32Bの出力S1 
,S2を直接サーボ駆動回路19へ供給すればよい。
【0017】上述においては波形整形器32Aの出力を
、制御回路21からの方向制御信号DCに応じた位相の
2相信号S1 ,S2 に変換して帰還信号としたが、
図5に示すように2相信号に変換することなく、波形整
形器32Aからの移動量を示す出力Sqと制御回路21
からの方向制御信号DCとを帰還信号としてリニアモー
タ16をサーボ制御してもよい。この場合は単相信号と
、2値の方向制御信号とを帰還信号とする公知のサーボ
駆動回路41が使用される。リニアスケール検出器18
からの帰還信号も、受光素子31からの帰還信号と同種
のものとするため、リニアスケール検出器18からの2
相パルス信号の一方D1 は移動量を示す信号として切
替回路33へ供給されると共に、D形プリップフロップ
42のデータ端子Dへ供給され、また、2相パルス信号
の他方D2 はD形フリップフロップ42のクロック端
子CKへ供給される。フリップフロップ42のQ出力は
2相パルスD1 ,D2 が何れが進相かに応じて“1
”又は“0”となり、このQ出力が方向制御信号として
切替回路33へ供給される。このようにしてサーボ駆動
回路41を使用して、可動反射体14の移動時は基準光
の干渉光の電気信号を帰還信号して可動反射体14を高
精度に移動制御することができ、停止時にはリニアスケ
ール17の検出出力を帰還信号として停止位置を保持さ
せることができる。更に、このサーボ駆動回路41を利
用する時は、磁気的、又はフォトインタラプタとスリッ
トとの組合せの光機械的単相信号発生器をスケーラとし
、これと、速度センサのような移動方向検出器とを用い
て、リニアスケール17及びリニアスケール検出器18
の代りとしてもよい。また上述で移動量を示す信号とし
ては正弦波信号でもよい。
【0018】図2、図5に示した何れの実施例において
も、リニアスケール17の代りに、可動反射体14の直
線運動に応じてローラを回転させ、そのローラによりロ
ータリエンコーダを駆動し、そのロータリエンコーダの
出力を切替回路33へ供給する2相又は単相の回転形ス
ケーラを用いてもよい。更にリニアスケール17、その
検出器18、遮光板22及びフォトインタラプタ23の
全体の機能をもつ絶対値形スケールを使用してもよい。 可動反射体14の移動制御は、通常は受光素子31の出
力を帰還信号としてサーボ制御するが、この制御系が故
障した時は、リニアスケール17からの信号によりサー
ボ制御をして暴走を防止する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば基準
光を入射させ、その干渉光の電気信号から可動反射体の
移動と対応する帰還信号を作って、これをサーボ駆動回
路へ供給しているため、可動反射体の移動を微小ステッ
プで行うことができ、可動反射体のステップ移動が被測
定光の干渉光に実質的に影響を与えることがない。しか
も、従来の干渉計に対し、光学部品を加える必要がなく
、従って調整が複雑になることがなく、帰還信号発生手
段、例えば2相信号発生器32Bは電気回路で容易に構
成することができる。従って高分解能の高価なリニアス
ケールを使用する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のリニアスケールを用いた干渉計を示すブ
ロック図。
【図2】この発明の実施例を示すブロック図。
【図3】2相信号発生器32Bの動作を示すタイムチャ
ート。
【図4】2相信号発生器32Bの具体的構成を示す回路
図。
【図5】この発明の他の実施例を示すブロック図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入射光を反射光と透過光に分離するビ
    ームスプリッタと、上記ビームスプリッタに対し固定し
    て設けられ、上記反射光と透過光の一方を上記ビームス
    プリッタに向けて反射させる固定反射体と、上記ビーム
    スプリッタに対し進退可能に設けられ、上記反射光と透
    過光の他方を上記ビームスプリッタに向けて反射させる
    可動反射体と、上記可動反射体を上記進退をさせるよう
    に直線移動させるためのモータ手段と、上記モータ手段
    の駆動を帰還信号と移動制御信号にもとづいて行うサー
    ボ駆動手段と、一定波長の基準光を発生し上記ビームス
    プリッタに上記入射光として与える基準光源手段と、上
    記基準光の入射にもとずき上記ビームスプリッタで発生
    した、上記固定反射体からの反射光と上記可動反射体か
    らの反射光との干渉光が入射され、その干渉光を電気信
    号に変換する受光素子と、上記受光素子の出力電気信号
    と、方向制御信号とから帰還信号を発生して上記サーボ
    駆動手段に与える帰還信号発生手段と、上記可動反射体
    を移動すべき方向を表わす上記方向制御信号を発生して
    上記帰還信号発生手段に与え、上記可動反射体の移動を
    制御する上記移動制御信号を発生して上記サーボ駆動手
    段に与える制御手段と、を含むマイケルソン干渉計。
  2. 【請求項2】  上記帰還信号発生手段は、上記方向制
    御信号の表わす方向に従って、一方又は他方の位相が進
    んだ同一周期の2相信号を上記帰還信号として上記受光
    素子の出力から作る2相信号発生手段であることを特徴
    とする請求項1記載のマイケルソン干渉計。
  3. 【請求項3】  上記帰還信号発生手段は上記受光素子
    よりの出力電気信号から得られた単相信号と、上記方向
    制御信号とを上記帰還信号として出力するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のマイケルソン干渉計。
  4. 【請求項4】  入射光を反射光と透過光に分離するビ
    ームスプリッタと、そのビームスプリッタに対し固定し
    て設けられ、上記反射光及び上記透過光の一方を上記ビ
    ームスプリッタに向けて反射させる固定反射体と、上記
    ビームスプリッタに対し進退可能に設けられ、上記反射
    光及び上記透過光の他方を上記ビームスプリッタに向け
    て反射させる可動反射体と、その可動反射体を、上記進
    退をさせるように直線移動させるためのモータ手段と、
    そのモータ手段を、帰還信号と移動制御信号とにより駆
    動するサーボ駆動手段と、一定波長の基準光を発生し、
    上記ビームスプリッタに上記入射光として与える基準光
    源手段と、上記基準光の入射にもとずき上記ビームスプ
    リッタで発生した、上記固定反射体からの反射光と上記
    可動反射体からの反射光との干渉光が入射され、その干
    渉光を電気信号に変換する受光素子と、その受光素子の
    出力電気信号より作られた第1帰還信号を発生する第1
    帰還信号発生手段と、上記可動反射体の移動に直接的に
    関連したスケーラを含み可動反射体の移動と対応し、上
    記第1帰還信号と同種の第2帰還信号を発生する第2帰
    還信号発生手段と、上記第1帰還信号と上記第2帰還信
    号とを切替えて上記帰還信号として上記サーボ駆動手段
    へ供給する切替え手段と、その切替え手段の切替え制御
    を行うと共に、上記移動制御信号を発生して上記サーボ
    駆動手段へ与える制御手段と、を含むマイケルソン干渉
    計。
  5. 【請求項5】  上記第1帰還信号発生手段は、上記制
    御手段から入力された上記可動反射体を移動すべき方向
    を表わす方向制御信号の表わす方向に従って一方又は他
    方の位相が進んだ同一周期の2相信号を上記第1帰還信
    号として上記受光素子の出力から作る2相信号発生手段
    であり、上記第2帰還信号発生手段は上記可動反射体の
    一定量の移動を周期とし、その移動方向に応じて一方又
    は他方の位相が進んだ同一周期の2相信号を上記第2帰
    還信号として発生するスケーラを含む手段であることを
    特徴とする請求項4記載のマイケルソン干渉計。
  6. 【請求項6】  上記第1帰還信号発生手段は、上記受
    光素子よりの出力電気信号から得られた単相信号と、上
    記制御手段から入力された上記可動反射体を移動すべき
    方向を表わす方向制御信号とを上記第1帰還信号として
    出力するものであり、上記第2帰還信号発生手段は上記
    可動反射体の一定量の移動を周期とする単相信号と、そ
    の可動反射体の移動方向検出出力とを上記第2帰還信号
    として発生するスケーラを含む手段であることを特徴と
    する請求項4記載のマイケルソン干渉計。
  7. 【請求項7】  上記2相信号発生手段は与えられた上
    記方向制御信号が一方の移動方向を指定している時はク
    リアされ、他方の移動方向を指定している時はプリセッ
    トされ、与えられた上記電気信号を1/2分周する第1
    フリップフロップと、上記方向制御信号が与えられると
    クリアされ、上記電気信号を反転して1/2分周する第
    2フリップフロップとを含み、上記第1及び第2フリッ
    プフロップの出力を上記2相信号として出力するもので
    あることを特徴とする請求項2又は5記載のマイケルソ
    ン干渉計。
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