JPH04218426A - 自動車の空気調和装置 - Google Patents

自動車の空気調和装置

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Publication number
JPH04218426A
JPH04218426A JP9339891A JP9339891A JPH04218426A JP H04218426 A JPH04218426 A JP H04218426A JP 9339891 A JP9339891 A JP 9339891A JP 9339891 A JP9339891 A JP 9339891A JP H04218426 A JPH04218426 A JP H04218426A
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JP
Japan
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cooling
sub
unit
main
variable capacity
Prior art date
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Application number
JP9339891A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nagayama
賢昭 長山
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の空気調和装置、
特に、エバポレータに供給する冷媒の吐出容量を車両の
熱負荷に応じて可変する容量可変コンプレッサが備えら
れた自動車の空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭63−184517号公
報によれば、容量可変のコンプレッサ(冷媒圧縮機)を
備え、目標設定温度と実際の温度とに基づいて該コンプ
レッサの吐出容量を可変することにより、温度コントロ
ールを適切に行い得るようにした車両用空気調和装置の
制御装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の空
気調和装置として、主に前席側の乗員に対する冷房を行
う主冷房装置と共に、該冷房装置により冷房される以外
の部位、例えば後席側やワゴン車等における中席側の乗
員に対する冷房を行う副冷房装置が備えられた空気調和
装置が知られているが、上記副冷房装置に設けられたエ
バポレーターには、通常、コンプレッサを介して主冷房
装置のエバポレータに導入される冷媒の一部が供給され
るように構成されている。しかしながら、副冷房装置は
、主冷房装置に対してコンプレッサから遠くに位置する
ため冷媒が副冷房装置のエバポレータに到達するまでに
温められ、このため、主冷房装置に対して副冷房装置の
冷房性能が低下する傾向となる。
【0004】そこで本発明は、エバポレータに供給する
冷媒の吐出容量を可変する容量可変コンプレッサが設け
られた主冷房装置と共に、該冷房装置における容量可変
コンプレッサからの冷媒が供給される副冷房装置が備え
られた自動車の空気調和装置において、上記容量可変コ
ンプレッサの吐出容量を可変調整することにより、乗員
の要求に応じて副冷房装置側についても良好に冷房する
ことのできる空気調和装置を提供することを目的とする
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0006】即ち、冷媒の吐出容量を可変する容量可変
コンプレッサが備えられた自動車の空気調和装置におい
て、上記容量可変コンプレッサが配置された主冷房装置
と、上記容量可変コンプレッサの吐出容量を車両の熱負
荷に応じて可変調整する第1制御手段と、上記主冷房装
置から離れた位置に配置され、且つ上記容量可変コンプ
レッサからの冷媒が供給されて主冷房装置により冷房さ
れる以外の部位を冷房する副冷房装置と、該副冷房装置
の冷却性能を可変制御する第2制御手段と、該第2制御
手段より副冷房装置側の冷房要求が高いことを示す信号
が出力されているときに、上記第1制御手段による制御
に優先して容量可変コンプレッサの吐出容量を第2制御
手段からの信号に応じて可変調整する調整手段とを備え
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、第1制御手段により、車
両の熱負荷に応じて容量可変コンプレッサの吐出容量が
可変され、これにより、適正に冷房温度がコントロール
されることになると共に、第2制御手段からの副冷房装
置側の冷房要求が高いことを示す信号が出力されている
ときには、これに基づいて、調整手段により、第1制御
手段による制御に優先して第2制御手段から出力される
副冷房装置側の冷房要求に応じて上記容量可変コンプレ
ッサの吐出容量が可変調整されることになり、これによ
り、副冷房装置側が要求に応じて良好に冷房されること
になる。
【0008】なお、この場合、主冷房装置側の過冷却が
懸念されるが、これに対しては、該主冷房装置に設けら
れたヒータユニットの作動を調整することにより、主冷
房装置側の冷え過ぎが防止されることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1、2は本実施例に係る自動車の空気調
和装置(以下、空調装置と称する。)の概略構成図なら
びにその全体システム図であって、この空調装置1は、
車体前部に配置されて主に前席側の乗員に対する空調制
御を行う主冷房ユニット2と、車体後部に配置されて後
席側を冷房する副冷房ユニット3とを有する。そして、
上記主冷房ユニット2には、内気もしくは外気を取り入
れるメインダクト4と、該メインダクト4内に設けられ
て駆動モータ5により駆動されるブロア6と、該ブロア
6から給送されるエアを冷却するための冷媒が導入され
るエバポレータ7と、該エバポレータ7を通過したエア
を加熱すべく内部にエンジン冷却水が導入されるヒータ
コア8と、上記エバポレータ7を通過したエアのヒータ
コア8側への導入量を調整するエアミックスドア9とが
備えられており、該エバポレータ7およびヒータコア8
の作動と上記エアミックスドア9の開度を調整すること
により所望温度の空調エア(冷風ないし温風)が生成さ
れるように構成されている。
【0011】また、上記メインダクト4の下流側端部に
は、ベントダクト10、デフロスタダクト11およびヒ
ータダクト12がそれぞれ接続されており、これらの各
ダクト10,11,12と上記メインダクト4との接続
部には各ダクト10,11,12を開閉するための各ダ
ンパ13,14,15が開閉自在に設けられている。
【0012】そして、上記エアミックスドア9が駆動モ
ータ16により駆動されて開閉され、また、各ダンパ1
3,14,15が駆動モータ17により駆動されること
により開閉されるように構成されている。これにより、
各送風モード、即ち、周知のごとくベントモード、バイ
レベルモード、ヒートモード、デフ&ヒートモードおよ
びデフロスタモードの各送風モードに応じて駆動モータ
17を介して上記各ダンパ13,14,15がそれぞれ
選択的に開閉され、あるいはそれらの開度が調整される
ことにより、上記各ダクト10,11,12の先端部に
形成された各吹出し口より所望温度の空調エアが車室内
側に向けて送風されるようになっている。
【0013】また、上記副冷房ユニット3は、ダクト1
8内に配置されて駆動モータ19により駆動されるブロ
ア20と、該ブロア20の下流側に設けられたエバポレ
ータ21とを有し、空気清浄器22を介してダクト18
内に取り入れられたエアがブロア20によりエバポレー
タ21側に圧送され、このエバポレータ21により冷却
されたエアが、後部座席の左右に設けられた冷風吹出し
口23,23より後席乗員側に向けて指向性良く送風さ
れるようになっている。
【0014】一方、エンジン24により駆動されて冷媒
の吐出容量を可変可能とされた容量可変コンプレッサ(
冷媒圧縮機)25と上記エバポレータ7とが第1冷媒循
環通路26により接続されていると共に、該第1冷媒循
環通路26から分岐された第2冷媒循環通路27に上記
副冷房ユニット3におけるエバポレータ21が接続され
ており、該エバポレータ21に上記容量可変コンプレッ
サ25からの冷媒が導入されるようになっている。
【0015】なお、上記第1冷媒循環通路26における
容量可変コンプレッサ25の下流側には、クーラーコン
デンサ28ならびにレシーバタンク29が接続されてい
る。
【0016】そして、この空調装置1には、上記主冷房
ユニット2の作動を制御するメインコントロールユニッ
ト30と、上記副冷房ユニット3の作動を制御するサブ
コントロールユニット31とが設けられており、上記メ
インコントロールユニット30には、日射量を検出する
日射量検出センサ32からの信号と、外気温を検出する
外気温センサ33からの信号と、車室内温度を検出する
室温検出センサ34からの信号と、上記メインダクト4
内におけるエバポレータ7の下流側の温度を検出する冷
風温度センサ35からの信号と、メインコントロールス
イッチ36からの信号と、上記副冷房ユニット3を構成
するエバポレータ21の下流側の温度を検出する冷風温
度センサ37からの信号とが入力され、これらの入力信
号に基づいて、このメインコントロールユニット30か
らは、各駆動モータ16,17および容量可変コンプレ
ッサ25等の作動を制御する信号が出力されるようにな
っている。
【0017】また、上記サブコントロールユニット31
には、サブコントロールスイッチ38からの信号が入力
されると共に、該コントロールユニット31からは、上
記ブロア20の駆動モータ19に電流を出力するパワー
トランジスタ39と、第2冷媒循環通路27に設けられ
てエバポレータ21への冷媒の導入量を制御する制御バ
ルブ40に対して制御信号が出力されるようになている
【0018】ここで、上記メインコントロールスイッチ
36およびサブコントロールスイッチ38について説明
すると、上記メインコントロールスイッチ36は、車室
内側のインストルメントパネル(図示せず)の所定位置
に組込まれると共に、該コントロールスイッチ36には
、上記エバポレータ7を作動させるためのメインエアコ
ンスイッチ36aおよび上記エアミックスドア9の開度
を可変することによりエアの温度を調整する温度設定ス
イッチ等の各種のスイッチ類が設けられている。そして
、このメインコントロールスイッチ36の操作に基づい
て、上記メインコントロールユニット30から容量可変
コンプレッサ25に対して制御信号が出力され、これに
より、図3に実線で示す冷房特性となるように、上記容
量可変コンプレッサ25の冷媒吐出容量が可変調整され
るようになっている。即ち、外気温が高い場合には、生
成される冷風温度が低くなるように容量可変コンプレッ
サ25の吐出容量が大とされ、また、外気温が低い場合
には、生成される冷風温度が高くなるように容量可変コ
ンプレッサ25の吐出容量が小とされるようになってい
る。
【0019】また、サブコントロールスイッチ38には
、上記エバポレータ21を作動させるためのサブエアコ
ンスイッチ38aおよび後部座席側への吹出しエアの温
度を調整する温度設定スイッチ等が設けられている。 そして、該サブコントロールスイッチ38からの信号が
、上記サブコントロールユニット31に入力されたとき
には、該サブコントロールユニット31よりメインコン
トロールユニット30に対して信号が出力され、これに
より、上記容量可変コンプレッサ25の吐出容量を、サ
ブコントロールスイッチ38からの信号に応じて、図3
の斜線部分で示す範囲内で任意に可変調整するように構
成されている。
【0020】次に、上記メインコントロールユニット3
0によるメイン制御動作を、図4に示すフローチャート
図に基づいて説明する。
【0021】まず、このコントロールユニット30は、
ステップS1でイニシャライズを行ったのち、ステップ
S2において、メインコントロールスイッチ36で設定
された温度を入力し、日射量検出センサ32、外気温検
出センサ33および室温検出センサ34からの信号に基
づいて主冷房ユニット2により生成される冷風の温度検
出を行い、ステップS3で、前記検出温度が上記ステッ
プS2において設定された冷風温度となるようにブロア
6、エバポレータ7およびエアミックスドア9等の作動
を制御するための制御信号を演算し、これに基づいて、
ステップS4により、ミックスドア9の開度を調整する
と共に、ステップS5で、ブロア6の作動を制御して取
り入れ空気量を調整する。更に、ステップS6で、容量
可変コンプレッサ25の吐出容量を制御し、次いで、ス
テップS7で所定の吹出しモードとなるように各ダンパ
13〜15のうちいずれかを選択的に開閉すると共に、
ステップS8では、各ダンパ13〜15の開度を調整す
る。
【0022】次に、上記メイン制御のステップS6で実
行される容量可変コンプレッサ25の制御動作を、図5
に示すフローチャート図に基づいて詳しく説明すると、
上記コントロールユニット30は、まず、ステップS1
1において、メインエアコンスイッチ36aがON状態
かを判定し、NOであれば、ステップS12で、容量可
変コンプレッサ25の作動を停止し、YESであれば、
ステップS13で、外気温検出センサ33により検出さ
れる外気温に基づいて自動空調制御領域かを判定し、N
Oと判定したとき、即ち、冬場等において外気温が低く
容量可変コンプレッサ25を作動させる必要がない場合
には、ステップS12を実行し、また、YESと判定し
たとき、即ち、外気温が比較的高い自動空調制御領域の
場合には、ステップS14により、設定されたモードが
最大冷房モードかを判定し、YESと判定したときには
、ステップS15で、上記容量可変コンプレッサ25の
吐出容量を最大に設定し、また、NOと判定したとき、
即ち、最大冷房モードでないと判定したときには、ステ
ップS16で、副冷房ユニット3を構成するサブコント
ロールスイッチ38におけるサブエアコンスイッチ38
aがON状態かを判定し、NOであれば、ステップS1
7により、主冷房ユニット2による冷房を優先して行う
ために容量可変コンプレッサ25の吐出容量をメインコ
ントロールスイッチ36からの信号に基づいて可変する
。また、ステップS16で、YESと判定したときには
、ステップS18で、メインコントロールスイッチ36
で設定した冷風温度Tがサブコントロールスイッチ38
で設定した冷風温度T1より大きいかを判定し、NOと
判定したのとき、即ち、主冷房ユニット2側の冷房要求
が高い場合には、ステップS17を実行し、また、YE
Sと判定したとき、即ち、副冷房ユニット3側の冷房要
求の方が高い場合には、ステップS19で、副冷房ユニ
ット3による冷房を優先して行うために上記容量可変コ
ンプレッサ25の吐出容量をサブコントロールスイッチ
38からの信号に基づいて可変調整する。そして、ステ
ップS20において、主冷房ユニット2のエアミックス
ドア9の開度およびヒータコア8へのエンジン冷却水の
導入量を適宜に調整することにより、前席側の冷え過ぎ
を防止する。
【0023】このように、メインコントロールユニット
30により、車両の熱負荷(外気温や日射量等)に応じ
て容量可変コンプレッサ25の吐出容量が可変され、こ
れにより、適正に冷房温度がコントロールされることに
なると共に、サブコントロールユニット31からの後席
側の冷房要求が前席側に比べて高いことを示す信号が出
力されているときには、これに基づいて、メインントロ
ールユニット30より後席側の冷房要求に応じて上記容
量可変コンプレッサ25の吐出容量が可変調整されこれ
により、副冷房ユニット3により後席側を要求に応じて
良好に冷房することが可能とになり、快適性が向上する
ことになる。
【0024】また、図6は本発明に係る空調装置の他の
実施例を示すもので、この第2実施例における空調装置
101は、上記第1実施例と同様構成とされた主冷房ユ
ニット(図示せず)と共に、この冷房ユニットの作動制
御するメインコントロールユニット130を有し、この
コントロールユニット130には、上記第1実施例の場
合と同様に日射量検出センサ132、外気温検出センサ
133、室温検出センサ134および冷風温度センサ1
35からの信号と、メインエアコンスイッチ136aが
備えられたメインコントロールスイッチ136からの信
号とが入力されると共に、これに基づいて、主冷房ユニ
ットに設けられたエアミックスドアや各ダンパ(図示せ
ず)等を駆動する各駆動モータ116,117ならびに
容量可変コンプレッサ125に対して制御信号が出力さ
れるように構成されている。
【0025】そして、この空調装置101においては、
中席側を冷房する第1副冷房ユニット103と、後席側
を冷房する第2副冷房ユニット203とが設けられてお
り、第1副冷房ユニット103は、ダクト118内に配
置されて駆動モータ119により駆動されるブロア12
0と、該ブロア120の下流側に設けられたエバポレー
タ121とを有し、空気清浄器122を介してダクト1
18内に取り入れられたエアがブロア120によりエバ
ポレータ121側に圧送され、このエバポレータ121
により冷却されたエアが、中席の左右に設けられた冷風
吹出し口123,123より中席側乗員に向けて指向性
良く送風されるようになっている。
【0026】一方、第2副冷房ユニット203は、ダク
ト218内に配置されて駆動モータ219により駆動さ
れるブロア220と、該ブロア220の下流側に設けら
れたエバポレータ221とを有し、空気清浄器222を
介してダクト218内に取り入れられたエアがブロア2
20によりエバポレータ221側に圧送され、このエバ
ポレータ221により冷却されたエアが、後席の左右に
設けられた冷風吹出し口223,223より後席側乗員
に向けて指向性良く送風されるようになっている。
【0027】そして、上記メインコントロールユニット
130に対して、第1、第2副冷房ユニット103,2
03を構成するエバポレータ121,221の下流側の
温度を検出する各冷風温度センサ137,237からの
信号が入力されるようになっている。
【0028】また、エンジン124により駆動されて冷
媒の吐出容量を可変可能とされた容量可変コンプレッサ
(冷媒圧縮機)125からの冷媒が冷媒循環通路127
を介して上記エバポレータ121に供給されると共に、
該冷媒循環通路127より分岐された分岐冷媒循環通路
227に上記エバポレータ221が接続されており、該
エバポレータ221に上記容量可変コンプレッサ125
からの冷媒が導入されるようになっている。
【0029】更に、この空調装置101には、上記第1
副冷房ユニット103の作動を制御する第1サブコント
ロールユニット131と、上記第2副冷房装置203の
作動を制御する第2サブコントロールユニット231と
が設けられており、これらのサブコントロールユニット
131,231には、第1、第2エアコンスイッチ13
8a,238aがそれぞれ設けられた第1、第2サブコ
ントロールスイッチ138、238からの信号が入力さ
れると共に、該サブコントロールユニット131、23
1からは、上記ブロア120、220の駆動モータ11
9、219に電流を出力するパワートランジスタ139
、239と、冷媒循環通路127、227に設けられて
エバポレータ121、221への冷媒の導入量を制御す
る制御バルブ140、240に対して制御信号が出力さ
れるようになている。
【0030】なお、上記第1副冷房ユニット103にお
けるエバポレータ121の下流側には、エンジン124
に接続された冷却水供給通路141よりエンジン冷却水
が供給されるヒータユニット142が配置されている。
【0031】そして、この空調装置101においても、
上記第1実施例の場合と同様に、メインコントロールユ
ニット130により、図3に示す空調制御動作が行われ
ると共に、上記容量可変コンプレッサ125の制御が行
われるようになっており、この容量可変コンプレッサ1
25の制御動作を、図7に示すフローチャートに基づい
て説明すると、まず、メインコントロールユニット13
0は、ステップS21において、メインエアコンスイッ
チ136aがON状態かを判定し、NOであれば、ステ
ップS22で、容量可変コンプレッサの作動を停止し、
YESであれば、ステップS23で外気温検出センサ1
33により検出される外気温に基づいて自動空調制御領
域かを判定し、NOのとき、即ち、冬場等において外気
温が低くコンプレッサ125を作動させる必要がない場
合には、ステップS22を実行し、また、YESと判定
したとき、即ち、外気温が比較的高い自動空調制御領域
の場合には、ステップS24により、設定されたモード
が最大冷房モードかを判定し、YESであれば、ステッ
プS25で、上記容量可変コンプレッサ125の吐出容
量を最大に設定する。また、NOの場合、即ち、最大冷
房モードでないと判定したときには、ステップS26で
、第1副冷房ユニット103における第1エアコンスイ
ッチ138aがON状態かを判定し、YESであれば、
ステップS27で、メインコントロールスイッチ136
で設定した冷風温度tが、第1サブコントロールスイッ
チ138で設定した風温度t1より大きいかを判定し、
YESと判定したとき、即ち、第1副冷房ユニット10
3側の冷房要求が高い場合には、ステップS28により
、第2副冷房ユニット203における第2エアコンスイ
ッチ238aがON状態かを判定し、NOであれば、ス
テップS29で第1副冷房ユニット103による冷房を
優先して行うために上記可変コンプレッサ125の吐出
容量を第1サブコントロールスイッチ138からの信号
に基づいて可変する。更に、上記ステップS28で、Y
ESと判定したときには、ステップS30において、メ
インコントロールスイッチ136で設定した冷風温度t
と、第2サブコントロールスイッチ238で設定したt
2とをそれぞれ比較し、主冷房ユニット側の冷房要求に
比べて第2副冷房ユニット203側の冷房要求の方が高
い場合には、ステップS31により、第1、第2副冷房
ユニット103,203による冷房を優先して行うため
に上記容量可変コンプレッサ125の吐出容量を第1、
第2サブコントロールスイッチ138,238からの信
号に基づいて可変する。また、ステップS30において
メインコントロールスイッチ136で設定した冷風温度
tが第2サブコントロールスイッチ238で設定した冷
風温度t2より低い場合には、ステップS29に入る。 更に、上記ステップS26あるいはステップS27で、
NOと判定したときには、ステップS32で第2副冷房
ユニット203の第2エアコンスイッチ238aがON
状態であるかを判定し、YESと判定したときには、ス
テップS33で、主冷房ユニット側より送風される冷風
温度tが、第2副冷房ユニット203より送風される冷
風温度t2より大であるかを判定し、YESの場合、即
ち、第2副冷房ユニット203側の冷房要求が高い場合
には、ステップS34により、第2副冷房ユニット20
3による冷房を優先して行うために上記容量可変コンプ
レッサ125の吐出容量を第2サブコントロールスイッ
チ238からの信号に基づいて可変する。また、上記各
ステップS32およびステップS33でいずれもNOと
判定したとき、即ち、第1、第2副冷房ユニット103
,203が共にOFF状態のとき、あるいは、第1副冷
ユニット103もしくは第2副冷房ユニット203がO
N状態において、これらの副冷房ユニット103,20
3に比べて主冷房ユニット側の冷房要求が高いと判定し
たときには、ステップS35により、主冷房ユニットに
よる冷房を優先して行うために上記容量可変コンプレッ
サ125の吐出容量をメインコントロールスイッチ13
6からの信号に基づいて可変する。
【0032】更に、ステップS36、ステップS37に
おいて、主冷房ユニットのエアミックスドアの開度およ
びヒータコア8へのエンジン冷却水の導入量を適宜に調
整する制御を行うことにより、前席側の冷え過ぎを防止
する。また、ステップS38において、主冷房ユニット
および第1副冷房ユニットの両方についてステップS3
6と同様な調整制御を行い、前席側の冷え過ぎを防止す
る。
【0033】このように、メインコントロールユニット
130により、車両の熱負荷(外気温や日射量等)に応
じて容量可変コンプレッサ125の吐出容量が可変され
、これにより、適正に冷房温度がコントロールされるこ
とになると共に、第1、第サブコントロールユニット1
31,231からの中席もしくは後席側の冷房要求が高
いことを示す信号が出力されているときには、これに基
づいて、メインントロールユニット130により中席も
しくは後席側の冷房要求に応じて上記容量可変コンプレ
ッサ125の吐出容量が可変調整されることになり、こ
れにより、第1、第2副冷房ユニット103,203に
より中席もしくは後席側を要求に応じて良好に冷房する
ことが可能となって、快適性が向上することになる。
【0034】また、上記第1実施例の変形として、後席
側後方にエンジンを配置して該後席側後方に容量可変コ
ンプレッサが配置される自動車においては、後席側を主
冷房ユニット、前席側を副冷房ユニットとして第1実施
例と同様に温度コントロールする。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1制
御手段により、車両の熱負荷に応じて容量可変コンプレ
ッサの吐出容量が可変され、これにより、適正に冷房温
度がコントロールされることになると共に、第2制御手
段からの副冷房装置側の冷房要求が高いことを示す信号
が出力されているときには、これに基づいて、調整手段
により、第1制御手段による制御に優先して第2制御手
段から出力される副冷房装置側の冷房要求に応じて上記
容量可変コンプレッサの吐出容量が可変調整されること
になり、これにより、副冷房装置側を要求に応じて良好
に冷房することが可能となり、快適性が向上することに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る自動車の空気調和装置の概略
構成図。
【図2】  空気調和装置の全体システム図。
【図3】  空気調和装置による冷房特性を示すグラフ
【図4】  メインコントロールユニットによる空調制
御動作を示すフローチャート図。
【図5】  容量可変コンプレッサの制御動作を示すフ
ローチャート図。
【図6】  第2実施例の空気調和装置の全体システム
図。
【図7】  第2実施例の空気調和装置を構成する容量
可変コンプレッサの制御動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1,101      空気調和装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷媒の吐出容量を可変する容量可変コ
    ンプレッサが備えられた自動車の空気調和装置であって
    、上記容量可変コンプレッサが配置された主冷房装置と
    、上記容量可変コンプレッサの吐出容量を車両の熱負荷
    に応じて可変調整する第1制御手段と、上記主冷房装置
    から離れた位置に配置され、且つ上記容量可変コンプレ
    ッサからの冷媒が供給されて主冷房装置により冷房され
    る以外の部位を冷房する副冷房装置と、該副冷房装置の
    冷却性能を可変制御する第2制御手段と、該第2制御手
    段より副冷房装置側の冷房要求が高いことを示す信号が
    出力されているときに、上記第1制御手段による制御に
    優先して容量可変コンプレッサの吐出容量を第2制御手
    段からの信号に応じて可変調整する調整手段とが備えら
    れていることを特徴とする自動車の空気調和装置。
JP9339891A 1990-03-31 1991-03-30 自動車の空気調和装置 Pending JPH04218426A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061883A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Denso Corp 車両用空調装置
KR20170023998A (ko) * 2014-07-23 2017-03-06 젠썸 인코포레이티드 보조 난방, 환기, 및 공조 시스템 및 방법

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