JPH0421834Y2 - - Google Patents

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JPH0421834Y2
JPH0421834Y2 JP4221189U JP4221189U JPH0421834Y2 JP H0421834 Y2 JPH0421834 Y2 JP H0421834Y2 JP 4221189 U JP4221189 U JP 4221189U JP 4221189 U JP4221189 U JP 4221189U JP H0421834 Y2 JPH0421834 Y2 JP H0421834Y2
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guide
staple
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bundle
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はブレンド糸の製造装置に関し、特にス
テープル束案内用のトランペツトガイドに関す
る。
〔従来の技術〕
紡績工程において、異質の繊維、例えば化学合
成繊維と天然繊維とをブレンドして各繊維の長所
を生かした複合繊維を製造することは公知であ
る。
例えば、出願人が先に出願した特公昭59−7812
号公報には中心の第1の糸層とそれをとりまく異
質の第2の層があり、さらに、これらを外から締
め付ける第3の層から構成され、第1の層がポリ
エステル第2、第3の層が綿であるような実施例
が開示されている。
ところが、上記のようなブレンド糸を製造する
際に問題となるのは、供給する2種のステープル
束の供給状態によつては、第1の層の繊維が中央
部からずれ、場合によつては糸の外層表面から第
1の層となるべき繊維がはみ出したりすることで
ある。本出願人は2種のステープル束の供給に、
上下に分離したトランペツトガイドを用いる装置
をすでに提案している。(特開昭63−75124)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の装置はトランペツトガイドを上下に分離
した形状であるため、第9図に示すようにトラン
ペツトガイド1の先端と、ドラフト装置のバツク
ローラ2のニツプ点との距離dを狭めるにも限り
があり、このため芯繊維となるステープル束S2
の種類と状態によつては、第10図に示すよう
に、上記ニツプ点で外周繊維となるステープルS
1とほぼ同じ横巾にまで広がつてしまうことがあ
る。
このように、芯繊維となるステープル束S2が
広がつた状態でドラフトし、空気旋回流を利用し
て撚糸すると、芯繊維となるべきステープル束S
2の一部が巻付き繊維となり、染色により顕在化
する等、糸の外観上の欠点となる。
本考案は、芯繊維となるステープル束S2の広
がりを小さくするという課題を解決しうるガイド
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は2種のステープル束を供給し、双方を
合体して後ドラフトし、加撚を行うブレンド糸の
製造装置において、一方のステープル束を通す、
出口が横に偏平な第1のトランペツトガイドと、
他方のステープル束を通す、出口側横巾をせばめ
た第2のトランペツトガイドを構成し、上記第2
のガイドの出口側先端を、第1のガイドの出口側
先端よりも前に突出させた。
〔作用〕
芯繊維となるステープル束を通す、横巾をせば
めたトランペツトガイドをドラフト装置のバツク
ローラに接近させることができる。(従来の上下
分割型に比して)のでニツプ点での広がり巾が小
さくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は空気式紡績装置に本考案を適用した概
略構成図を示す。
即ち、図示しない別置のケンスから引出される
二種のステープル束S1,S2は粗紡工程を介す
ることなく、上下2本のトランペツトガイドG
1,G2からなるガイド1に各々供給され、バツ
クローラ2、スライバーガイド3を経て、エプロ
ン4を装着したミドルローラ5、およびフロント
ローラ6を通過することにより順次ドラフトされ
る。
さらに、糸1本分に相当する繊維束となつてフ
ロントローラ6より送出されるスライバーSに空
気紡績ノズルN1,N2が作用して、紡績糸Yが
生成され、該紡績糸は図示しないヤーンガイド、
デリベリローラにより積極的に引だされ、さら
に、トラバースガイド、フリクシヨンローラ等の
必要な工程を経てパツケージに巻取られて一連の
紡糸工程が終了する。
上記の各ローラ2,5,6は各々周速を異に
し、該周速の差はバツクローラ2とミドルローラ
5間においては小さく、ミドルローラ5とフロン
トローラ6間においては大きく、各々ブレーキド
ラフト、メインドラフトと称され、ブレーキドラ
フトとメインドラフトの積がトータルドラフトと
なる。
次にバツクローラ2の上流入側に設けられるガ
イド1について第2,3図において説明する。ガ
イド1は紡出される糸の外側に配置される第1の
ステープル束S1をガイドする第1のトランペツ
トガイドG1と、紡出される糸の中心部に配置さ
れる第2のステープル束S2をガイドする第2の
トランペツトガイドG2とから構成される。即
ち、下側の第1のトランペツトガイドG1はステ
ープル束の出口7の形状が横に長い長円または楕
円形状であり、上側の第2のトランペツトガイド
G2の出口8の形状は縦方向に長い長半円または
半楕円形状とされる。また第2のトランペツトガ
イドG2の出口の横断面は第3図のように、バツ
クローラ2に接近しうるよう下方がつき出た形状
となつている。
なお、各トランペツトガイドG1,G2のステ
ープル束入口10,11の形状はケンスから引出
される各種ステープル束が進入し易いような断面
積の円形または非円形とされ、形は限定されな
い。各トランペツトガイドG1,G2の入口と出
口間の内壁は滑らかに結ばれている。さらに、第
2のトランペツトガイドG2の出口8は第1のト
ランペツトガイドG1の出口7の横方向における
中央位置に配置され、且つ第1のトランペツトガ
イドG1からバツクローラ2に引き出されるステ
ープル束S1の上部が下面に接触しない限界程度
まで突出させる。各出口の断面積は紡出される糸
の内層と外層の繊維量の比によつて適宜選定され
得る。
次に、バツクローラ2とミドルローラ5間に配
置されるスライバガイド3について第4〜6図に
おいて説明する、該スライバガイドはバツクロー
ラ2へ供給される二種のステープル束のうち外側
になるべき第1のステープル束S1を、中心とな
るべき第2のステープル束S2の周囲により完全
に包囲させ得るような断面形状とされる。
即ち、断面にいてスライバ通路12は略三角形
状であり、しかもスライバ入口13よりも出口1
4の断面積が小とされる。スライバガイド内壁は
滑らかに結ばれており、従つてスライバは入口か
ら出口に向かつて進行中に、断面積が減少しつつ
第1のステープル束S1が第2のステープル束S
2の周囲を包囲するようにせばめられつつ前進す
る。なお、スライバがいど3の上部は二点鎖線お
よび斜線で示した部分15を除去し、通路12の
上方をオープンとすることも可能である。
以上のような構成の紡績装置の作用について説
明する。
例えば、第1のステープル束S1として綿を用
い第2のステープル束S2としてポリエステルを
用いる。このようなステープル束はガイド1を通
過することにより、第1のステープル束S1は横
方向に偏平形状となり、第2のステープル束S2
は縦長形状となる(第7図)。トランペツトガイ
ドG1,G2を通過した二種のステープル束はさ
らにバツクローラ2により中央部に第2のステー
プル束S2が集中した偏平なステープル束となつ
てバツクローラ2からスライバガイド3へ供給さ
れ、スライバガイド3を通過するのに従い、第8
図の如く、第2のステープル束S2の下部に位置
する偏平な第1のステープル束S1が第2のステ
ープル束S2を包囲する如くなり、第1のステー
プル束を包み込んだ状態でミドルローラ5へと供
給、ドラフトされる。
このようにして、フロントローラ6から出たス
ライバSは空気ノズルN1,N2によつて中心部
に第2のステープル束S2が位置し、外部に第1
のステープル束S1は包囲した状態の紡績糸Yと
なる。上記紡績の原理につき説明すると、フロン
トローラ6により給送されるスライバSを第1の
旋回空気流ノズルN1と該旋回空気流ノズルと逆
方向の旋回空気流を生じる仮撚付与ノズルN2に
通すことにより紡績するものである。
つまりフロントローラ6から送り出されたスラ
イバSは第1の旋回空気流ノズルに噴射される空
気流により旋回せられ、バルーンを生じるととも
に捩回される。この時の捩回角度はスライバ全体
が均一になるのでなく、フロントローラ6で横偏
平形状とされたスライバSの中央部と、両端部と
では差異があり、結果として横偏平形状の上記ス
ライバSの中央部の繊維が内層に両端部の繊維が
外層を構成し、内外層間で捩回角度に差が生じ
る。特に最外層部は繊維の自由端の挙動が他と異
るため、旋回空気流ノズルN1の作用域を出た点
では、旋回空気の方向とは逆の方向に最外層繊維
が巻き付いた状態となる。続く加撚付与ノズルN
2での逆方向の旋回空気流により、上記巻き付き
繊維の巻き付きが強化され製品としての結束糸が
形成される。
つまり結束糸を構成する最外周の巻き付き繊維
は、フロントローラ6で偏平とされたスライバS
の両端に位置する繊維、つまり、出口の形状が横
に偏平な第1のトランペツトガイドG1より供給
されたステープル束S1で構成されることにな
る。
従つて、上記第1のステープル束を綿、第2の
ステープル束をポリエステルとした場合には、糸
の外側に綿が配置され、中心にはポリエステルが
配置された糸となり、綿のもつ風合が表面に表れ
フアツシヨン性が豊かになり、またポリエステル
によつて、布強度が高く、洗濯に耐え、しわので
きにくい布を織ることができる。
〔考案の効果〕
精紡工程で異質のステープル束をブレンドする
ことができ、中心と外周が異質繊維で構成された
紡績糸を得ることができ、しかも繊維の内層・外
層を明確に区別できる糸となり、異質の繊維をも
つ特徴を有する糸を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を適用した空気式紡績装置
の一例を示す概略構成図、第2図はトランペツト
ガイドの形状を示す斜視図、第3図は同ガイドの
出口形状を示す側面図、第4〜6図はスライバガ
イド3の一例を示し、第4図は正面図、第5図は
第4図の右側面図、第6図は第4図の左側面図、
第7図はガイド3の出口でのステープル束の状態
を示す図、第8図はスライバガイド3中でのステ
ープル束の状態を示す図、第9図は従来の上下分
離型のトランペツトガイドの使用説明図、第10
図は従来の方法で起りうるバツクローラ通過時の
ステープル束の状態を示す図である。 1……ガイド、2……バツクローラ、6……フ
ロントローラ、G1,G2……トランペツトガイ
ド、S1,S2……ステープル束。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2種のステープル束を供給し、双方を合体して
    後ドラフトし、加撚を行うブレンド糸の紡績装置
    において、一方のステープル束を通す、出口が横
    に偏平な第一のトランペツトガイドと、他方のス
    テープル束を通す、出口側横巾をせばめた第2の
    トランペツトガイドで構成し、上記第2のガイド
    の出口側先端を第1のガイドの出口側先端よりも
    ドラフト側に突出させたことを特徴とするブレン
    ド糸製造用ガイド。
JP4221189U 1989-04-11 1989-04-11 Expired JPH0421834Y2 (ja)

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JPH02132673U JPH02132673U (ja) 1990-11-05
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