JPH04218278A - コネクタのロック保障機構 - Google Patents

コネクタのロック保障機構

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JPH04218278A
JPH04218278A JP2410617A JP41061790A JPH04218278A JP H04218278 A JPH04218278 A JP H04218278A JP 2410617 A JP2410617 A JP 2410617A JP 41061790 A JP41061790 A JP 41061790A JP H04218278 A JPH04218278 A JP H04218278A
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locking
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female
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    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスなどの
相互接続に使用するコネクタにおいて、雌,雄ハウジン
グの嵌合、ロックを確保するためのロック保障機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車の電気配線系統、とくにエアバッ
グなどの安全回路は緊急時における人命を直接に左右す
るものであるから、コネクタによる接続部分に不完全な
嵌合、ロックやこれに起因する接触不良が決して発生し
ないような手段を講じる必要がある。
【0003】そこで、本出願人は、図8に示すように、
雌ハウジングaと雄ハウジングbを嵌合したときに、係
合解除用杆fがロック保障部材cの可撓係止片c1 を
変位させて、係止突起b1 との仮係合を解除し、該部
材cを移動させることにより、コネクタの不完全嵌合を
検知するロック保障機構を提案した(実開平1ー669
77号公報)。図中、a1 はフード、a2 はロック
室、dは係止突起d1 を有するロック腕、eは係止突
起d1 と係合する係止孔である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すロック保障
機構では、雌,雄ハウジングa,bの離脱時あるいは離
脱後、ロック保障部材cをリセットして可撓係止片c1
 を係止突起b1 と仮係合状態にしておく必要がある
。これを怠ると、次の嵌合時には不完全嵌合を検出する
ことができず、作業が煩わしく不良品が発生しやすい点
が指摘されていた。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、雌,雄ハウジングの離脱の際にロック保
障部材をリセットしなくとも、確実に嵌合、ロック状態
の良否を判断することができるコネクタのロック保障機
構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明のコネクタのロック保障機構は、請求項1に
記載のように、端子金具を収容する一対の雌,雄ハウジ
ングの一方の外周壁に支点を介して変位するロック腕を
設け、他方に該ロック腕と係合するロック係止部を設け
、該雌,雄ハウジングの嵌合によって両者の結合をロッ
クするコネクタにおいて、該ロック腕を有する一方のハ
ウジングに対して、該ロック腕に沿ってのびかつ自由端
部に係止ピンを有する可撓係止杆を備えるロック保障部
材を進退自在に設けると共に該係止ピンを支持するガイ
ドホルダを有するガイド壁を立設し、該他方のハウジン
グに対して該係止ピンの進入および後退を規制する進退
規制片を設け、該雌,雄ハウジングを嵌合して該ロック
腕とロック係止部を係合させた際に、進退規制片と衝合
する係止ピンが該ガイドホルダから解放されて該可撓係
止杆を変位可能とし、次に該ロック保障部材を移動させ
ることにより、該係止ピンが進退規制片の後面と衝合し
て該可撓係止杆が該一方のハウジングに本係止される構
成を採用した。
【0007】
【作用】本発明のロック保障機構において、一対の雌,
雄ハウジングは、従来と同様にその嵌合により、ロック
腕がロック係止部と係合してロックされる。しかし、嵌
合開始から完結まで、可撓係止杆の係止ピンが例えば雌
ハウジングにおける進退規制片の前面に衝合し、かつガ
イドホルダに支持された状態となるから、ロック保障部
材は該嵌合方向に移動することができない。
【0008】そして、前記嵌合およびロックにより、係
止ピンがガイドホルダから解放されるので、係止ピンは
進退規制片の下面に摺接しつつ可撓係止杆が撓み、ロッ
ク保障部材が移動可能となり、該係止ピンが進退規制片
の後面と係合することにより該保障部材が係止される。 上記嵌合ロックの解除により、雄ハウジングを雌ハウジ
ングから引き抜くと、ガイドホルダの後退によりロック
保障部材も雄ハウジングと共に移動する。
【0009】このように、ロック保障部材は、雌,雄ハ
ウジングの完全な嵌合ロックを保障するものであり、離
脱時には雄ハウジングと共に移動するので、従来のよう
にリセットする煩わしさがなく、作業性がよい。
【0010】
【実施例】図1乃至図5において、Aは合成樹脂製の雌
ハウジング、Bは雄ハウジング、Cはロック保障部材を
示す。コネクタを構成する一対の雌,雄ハウジングA,
Bにおける端子収容室3,12にはそれぞれ雄,雌の端
子金具(図示せず)が収容され、ロック保障部材Cは雄
ハウジングBのロック腕4に沿い進退可能に装着されて
いる。
【0011】雌ハウジングAは前半部にロック室A2 
を有するフードA1 を備え、ロック室A2 の天井壁
には中央に上記ロック腕4に対する係止孔1が開設され
、その内壁面には、係止孔1を挟んで2条の進退規制片
2が突設されている。進退規制片2はロック保障部材C
の移動を規制するもので、前後両端がテーパー状面2a
,2bに形成されている。
【0012】雄ハウジングBにおいて、その外周壁に設
けられたロック腕4は、前方立上り基部5を介して後方
にのび、上面中央に前記係止孔1と係合する係止突起6
を有し、後端部には上面に解除用撮み7が、下面にロッ
ク保障部材Cに対する通過防止片8がそれぞれ設けられ
ている。
【0013】また、雄ハウジングBの外周壁には、ロッ
ク腕4の両側にロック保障部材Cに対するガイド壁9,
9が立設されると共に後部中央に仮係止用突起11が設
けられている。ガイド壁9,9の対向面には、その前半
部にガイドホルダ10が水平方向に突設され、下端部に
は全長にわたってガイド溝9aが設けられている。ガイ
ドホルダ10は、ロック保障部材Cの係止ピン14およ
び可撓係止杆13を支持案内するものであり、下面は前
方に降下するテーパー状案内面10aとして形成され、
また、図5(B)のように、雌,雄ハウジングA,Bの
嵌合時にその先端部は進退規制片2よりも僅かに突出し
、後端部は該片2の内側に位置するようにしてある。
【0014】ロック保障部材Cは、ロック腕4に沿って
のびる一対の可撓係止杆13,13を備え、各片13の
自由端には外側に向けて係止ピン14が突設されている
。一対の可撓係止杆13,13は、背板15の上端部両
側から前方にのび、上下に弾性変位自在に形成され、背
板15は上記ガイド壁9,9間に摺動自在に装着される
スライド板16の後端部に立設されている。スライド板
16は、両側にガイド壁9のガイド溝9aに整合する突
条16aを有し、下面に雄ハウジングBの前記仮係止用
突起11と係合する係止溝16bを有すると共に、上面
中央には雄ハウジングBの前記通過防止片8と係合する
進入防止片17が突設されている。
【0015】上記構成において、ロック保障部材Cは、
スライド板16の両側の突条16aをガイド壁9のガイ
ド溝9aに差し込むことにより、図5(B)に示すよう
に、雄ハウジングBの外周壁に対してロック腕4の伸長
方向と平行に進退自在に装着される。一旦、装着すると
、スライド板16の裏面の係止溝16bが雄ハウジング
Bの仮係止用突起11と係合するから、ロック保障部材
Cは雄ハウジングBに対して仮係止される。従って、雌
ハウジングAの保管、運搬や雄ハウジングBとの嵌合作
業中に抜け落ちるおそれがない。
【0016】次に、図6(A)〜(D)及び図7(A)
〜(D)を参照して、雌,雄ハウジングA,Bの嵌合、
ロックおよびロック保障部材Cの作用について説明する
。図6(A)は上記仮係止状態を示し、ロック保障部材
Cが雄ハウジングBに装着され、可撓係止杆13と係止
ピン14がガイド壁9のガイドホルダ10上に支持され
ている。
【0017】次いで、雄ハウジングBを雌ハウジングA
のフードA1 に挿入すると、ガイドホルダ10に支持
された係止ピン14がロック室A2における進退規制片
2の前端のテーパー状案内面2aに突き当たる。従って
、ロック保障部材Cは停止したままで、雄ハウジングB
のみが矢線Pのように進入する。
【0018】図6(B)および(C)は上記の進入過程
を示し、ロック腕4が下方に撓み、図6(D)の如く雄
ハウジングBが正規の嵌合位置に達すると、該ロック腕
4は弾性復帰し、その係止突起6が係止孔1と係合する
。これにより、雌,雄ハウジングA,Bがロックされ、
前記端子金具の電気的接続も達成される。また、雌,雄
ハウジングA,Bの嵌合ロックにより、係止ピン14を
支持するガイドホルダ10もロック室A2 内に進入し
、該ホルダ10は進退規制片2の直下に移動する。 その結果、係止ピン14はガイドホルダ10から解放さ
れる。
【0019】そこで、図7(A),(B)のように、ロ
ック保障部材Cを矢線Q方向に押し進めると、係止ピン
14はガイドホルダ10のテーパー状案内面10aに摺
接して可撓係止杆13が下方に撓みつつ進入する。そし
て、係止ピン14がさらに前進してガイドホルダ10の
先端を通過し、該ホルダ10から解放されると、可撓係
止杆13は弾性復帰する。
【0020】図7(C)はその復帰状態を示し、係止ピ
ン14が進退規制片2の後端のテーパー状面2bと当接
し、かつ、部分的にガイドホルダ10に支持されるから
、ロック保障部材Cは上記矢線Qと逆方向に引いても抜
けず、雌ハウジングAに本係止される。
【0021】このように、ロック保障部材Cは雌,雄ハ
ウジングA,Bが図6(D)のように完全に嵌合ロック
されたときに始めて本係止される。そして、図6(C)
の不完全嵌合状態では、係止ピン14が進退規制片2の
テーパー状面2aと衝合し、可撓係止杆13がガイドホ
ルダ10の下側に移行できず、該部材Cの前進は二重に
阻止される。さらに、下方に撓んだロック腕4の通過防
止片8とスライド板16の進入防止片17との競合によ
り、ロック保障部材Cの前進が阻まれる。また、ロック
保障部材Cの装着を図7(A),(B)の如く中途状態
で放置すると、係止ピン14を下向きに押すテーパー状
案内面10aにより可撓係止杆13が後向きの力(スプ
リングバック)を受け、該部材Cは後退する。従って、
ロック保障部材Cが本係止されているか否かを目視すれ
ば、雌,雄ハウジングA,Bの嵌合ロック状態の適否を
簡単に判断することができる。
【0022】雌,雄ハウジングA,Bの離脱は、図7(
D)のように、撮み7を矢線Rのように押圧して、係止
突起6と係止孔1との係合によるロックを解除した後、
雄ハウジングBを矢線P′方向に引っ張ることにより達
成される。雄ハウジングBの後退により、係止ピン14
と進退規制片2およびガイドホルダ10との係合は解除
されるから、ロック保障部材Cも雄ハウジングBと共に
後退し、図6(A)の元の状態に戻る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
雌,雄ハウジングの離脱に際して、ロック保障部材をリ
セットする煩わしさがなく、再嵌合時の嵌合ロック状態
の良否を簡単かつ確実に判断することができ、コネクタ
の電気的接続の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す雌,雄ハウジングを分
離した状態の斜視図である。
【図2】図1における雄ハウジングとロック保障部材を
分離した状態の一部切欠斜視図である。
【図3】(A)は雄ハウジングを示す正面図、(B)は
その中央縦断面図である。
【図4】(A)は雌ハウジングを示す正面図、(B)は
その中央縦断面図である。
【図5】(A)は雌,雄ハウジングとロック保障部材の
係合状態を示す要部の正面図、(B)はその縦断面図で
ある。
【図6】(A)乃至(D)はそれぞれ雌,雄ハウジング
の嵌合ロック過程を示す要部断面図である。
【図7】(A)乃至(C)はそれぞれ雌,雄ハウジング
に対するロック保障部材の係止過程を示す要部断面図、
(D)はロック保障部材の係止解除方法を示す要部断面
図である。
【図8】従来例を示す雌,雄ハウジングを分離した状態
の斜視図である。
【符号の説明】
A    雌ハウジング B    雄ハウジング C    ロック保障部材 1    係止孔 2    進退規制片 4    ロック腕 6    係止突起 8    通過防止片 9    ガイド壁 10  ガイドホルダ 11  仮係止用突起 13  可撓係止杆 14  係止ピン 15  背板 16  スライド板 17  進入防止片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  端子金具を収容する一対の雌,雄ハウ
    ジングの一方の外周壁に支点を介して変位するロック腕
    を設け、他方に該ロック腕と係合するロック係止部を設
    け、該雌,雄ハウジングの嵌合によって両者の結合をロ
    ックするコネクタにおいて、該ロック腕を有する一方の
    ハウジングに対して、該ロック腕に沿ってのびかつ自由
    端部に係止ピンを有する可撓係止杆を備えるロック保障
    部材を進退自在に設けると共に該係止ピンを支持するガ
    イドホルダを有するガイド壁を立設し、該他方のハウジ
    ングに対して該係止ピンの進入および後退を規制する進
    退規制片を設け、該雌,雄ハウジングを嵌合して該ロッ
    ク腕とロック係止部を係合させた際に、進退規制片と衝
    合する係止ピンが該ガイドホルダから解放されて該可撓
    係止杆を変位可能とし、次に該ロック保障部材を移動さ
    せることにより、該係止ピンが進退規制片の後面と衝合
    して該可撓係止杆が該一方のハウジングに本係止される
    ことを特徴とするコネクタのロック保障機構。
  2. 【請求項2】  前記ロック保障部材が、一方のハウジ
    ングのガイド壁に沿って摺動するスライド板と、該スラ
    イド板から支点を介してのびる前記可撓係止杆とから構
    成され、該スライド板と一方のハウジングとの間に係止
    手段が設けられている請求項1のロック保障機構。
  3. 【請求項3】  前記ロック腕に通過防止片を設け、前
    記スライド板に雌,雄ハウジングの不完全嵌合時に該通
    過防止片と衝合する進入防止片を設けた請求項2のロッ
    ク保障機構。
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