JPH0421735Y2 - - Google Patents

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JPH0421735Y2
JPH0421735Y2 JP1985099076U JP9907685U JPH0421735Y2 JP H0421735 Y2 JPH0421735 Y2 JP H0421735Y2 JP 1985099076 U JP1985099076 U JP 1985099076U JP 9907685 U JP9907685 U JP 9907685U JP H0421735 Y2 JPH0421735 Y2 JP H0421735Y2
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wiper
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arm shaft
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌用ミラーのワイパを駆動する機
構に関するものである。
〔考案の背景〕
ワイパを設けた車輌用ミラーとしては、例えば
特開昭56−21934号が公知である。
これらのワイパは一般に、車輌用ミラーの鏡面
を払拭するワイパを設け、このワイパの支承軸
(ワイパーアーム軸)を往復回動せしめる構造で
ある。
そして、上記の往復回動用の駆動手段としては
従来一般にモータ及び減速機を設けている。上記
の減速機はモータと別体に設ける場合もあり、モ
ータのケース内に組み込んで所謂減速モータとし
て用いる場合もある。
こうした従来のミラーワイパ駆動機構は、 (a) モータ及び減速機を設けるため構造が複雑
で、構成部品点数が多いこと。
(b) モータから電機ノイズを生じること。
(c) 大形、大重量の機器となること。
といつた不具合があり、更に、ミラー角度をリ
モートコントロールできる構造のリモートコント
ロールミラーにおいては次のような技術的困難が
有する。即ち、 (d) ミラーハウンジングに対してミラーボデーが
傾動せしめられるので、ワイパをミラーハウン
ジングに取り付けると、ワイパブレードがミラ
ーボデーの傾動に追随することが困難である
(ミラー本体はミラーボデーに固定されてい
る)。
(e) しかし乍ら、ワイパをミラーボデーに取り付
けると、リモートコントロール駆動部はワイパ
の重量を支持してこれを傾動させなければなら
ないので過負荷になり易く、これを防止しよう
とすると駆動部を大容量のものにしなければな
らない。こうした不具合を解消するには、ワイ
パの重量を格段に軽減する他、適当な方策が無
い。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
簡単で構成部品点数が少なく、小形、軽量に構成
することができ、しかも電気ノイズを発生する虞
が無く、 リモートコントロール駆動部によつてミラーボ
デーを傾動せしめられる構造のミラーに適用され
て該駆動部の容量を増大しなくても過負荷を与え
る虞が無く、しかも、ミラーボデーの傾動に対し
てワイパが良好な追随性を有するワイパ機構を提
供しようとするものである。
〔考案の概要〕
上記目的達成の為、本考案のミラーワイパ機構
は、ワイパアーム軸を往復回動せしめる駆動源と
しては表面波モータを用い、ワイパーアームの軸
を表面波モータのロータに係着すると共に、 上記表面波モータの圧電素子を、リモートコン
トロール駆動部によつて傾動せしめられるミラー
ボデーに取り付け かつ、前記ワイパアーム軸の回動角を検出する
手段を設け、該検出手段の出力信号によつて表面
波モータの圧電素子に供給する交流電圧の極性を
切り替えて該ワイパアーム軸を往復回動せしめる
ように構成したことを特徴とする。
本考案においてワイパアーム軸および圧電素子
に関して「係着する」とは、相対的な回動を係止
して取り付ける意である。
前記の表面波モータは、半導体技術の進歩に伴
つて比較的最近開発されたモータで、従来の電極
吸引、反撥力を利用したモータに比して低速、大
トルクであるという特長を有している。低速、大
トルクであるために減速歯車手段を要しないこと
も特徴の一つである。また、ブラシを有していな
いので電気ノイズを発生しないとうい長所も有
る。
第8図は表面波モータの1例を示す断面図で、
環状の圧電素子1を固着した環状の弾性のリング
(金属製)2と、環状のスライダ(ゴム製)3を
接着した環状のロータ4とが対向、当接してい
る。
第9図に示すように圧電素子1の表面を周方向
に分割し、対称形に対向せしめて電極A、同Bを
設けると共に、その中間にアース電極Eを設け
る。
インバータから、上記の電極Aにサイン波電圧
Vo sin ωtを与えるとともに、電極Bに対しては
90度の位相差を有するコサイン波電圧Vo sin ωt
を与える。すると弾性リング2に曲げ振動による
進行波が発生し、ロータ4は上記進行波と反対方
向に駆動される。
スイツチ5によつて電極A、電極Bに与える電
圧を反転すると、ロータ4の回転方向が反転され
る。
〔考案の実施例〕
次の、本考案の1実施例を第1図乃至第4図に
ついて説明する。
第2図は本考案のミラーワイパ駆動機構の1実
施例を設けたリモートコントロール式ミラーの断
面図である。
5はミラーハンジング、6はミラー、7はミラ
ーボデイである。
上記のミラーボデー7は球面接手8を介してリ
モートコントロール駆動部ケース9に対して回動
自在に支承され、該リモートコントロール駆動部
によつて傾動せしめられる。
ワイパアーム10は、その1端にワイパブレー
ド11を支承し、他端はワイパアーム軸12に取
り付けられている。
SMは本考案を適用して設置した表面波モータ
で、ブラケツト13を介してミラーボデー7に取
り付けてある。このように表面波モータをミラー
ボデーに直接取り付けることができるのは、該表
面波モータは小形、軽量に構成し得る上に減速手
段を併設しなくても良いからである。
前記のワイパアーム軸12は、表面波モータの
ロータ4′に固着してある。
第2図に示した部の拡大詳細を第1図に示
す。1は表面波モータSMの圧電素子、2は同じ
く弾性リング、3は同じくスライダである。
14は電気絶縁性材料で構成したベース部材、
16a,16cは圧電素子1に当接導通している
ターミナルである。
15は、表面波モータSMの構成部材に圧接力
を与えている皿バネである。
17a,17b,17cはロータ4′の回動角
を検出するためのターミナルであつて、第3図に
ついて後述する。
第3図は前記表面波モータSMの分解斜視図に
制御系統を付記した図である。
3個のターミナル16a,16e,16cは、
それぞれベース部材14に設けられた切欠14
a,14e,14cは嵌め合わせて支承され、圧
電素子1の電極A,E,Bにそれぞれ接触、導通
している。上記の電極A,E,Bに関しては第9
図について説明した如くである。
前記のターミナル16a,16e,16cは、
スイツチ5を介してインバータに接続され、該ス
イツチ5の切換によつてロータ4′が正、逆転せ
しめられる。
ロータ4′の片面にはワイパアーム軸12が一
体連設してあり、他面には凹み4aが設けてあ
る。
上記の凹み4aの中央には円柱状の突起4b
を、周縁には突起4cをそれぞれ設けてある。
上記の凹み4aに嵌合してこれを埋める形の絶
縁板22を設ける。22aは前記の突起14bに
嵌合する中心孔、22bは前記の突起14cに嵌
合する切欠である。
3個のリーフスプリング状のターミナル17
a,17b,17cを構成し、ターミナル17c
は前記の円柱状突起4bと常時導通するように接
触せしめる。他の2個のターミナル17a,17
bは、前記の突起4cを挟んで円周方向に対向せ
しめ、ロータ4′の回動に伴つて交互に接触導通、
離間絶縁するように構成される。
これにより、ロータ4′の回動角が3個のター
ミナル17a,17b,17c相互の導通状態と
して検出される。検出された回動角情報を制御器
に入力させ、該制御器でスイツチ5の切換制御を
行わせてロータ4′を往復回動せしめるように構
成する。
上記ロータ4′の往復回動角は、突起4の形状
とターミナル17a,17bの取付位置とを適宜
に設定して任意に調節し得る。
第4図は上記実施例の正面図である。
以上にように構成したミラーワイパ機構は、減
速歯車群を設けていないため構造が簡単で全体構
成が小形、軽量である。また、ブラシを有する形
式のモータを設けていないため電気ノズルを発生
する虞れが無い。
また、駆動部を構成する表面波モータが小形、
軽量であるため、第2図に示したようにこれをミ
ラーボデー7に直接取り付けることができる。本
例のように構成すると、ミラーボデー7が球接手
8の回りに回動しても、ミラー6とワイパアーム
軸12との関係位置が変化しないのでワイパ作動
を阻害される虞れが無く、ワイパブレード11が
常にミラー6と良好に接触を保ちつつ、ミラーボ
デー7の傾動に対してワイパ機構が追随する。
第5図は、本考案の技術的範囲に属しない応用
例を示し、表面波モータSM′をミラーハウンジン
グ5に固定したものである。
第6図及び第7図はそれぞれ前記に第4図と異
なる実施例の外観を示し、トラツク用バツクミラ
ーに適用した例である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のワイパ機構は簡
単で構成部品点数が少なく、小形、軽量に構成す
ることができ、しかも電気ノイズを発生する虞れ
が無いという優れた実用的効果を奏する。
特に、本考案のワイパ機構はリモートコントロ
ールミラーに適用すべく制作されたものであつ
て、リモートコントロール操作によるミラー角度
の変化を妨げることなくその傾動に追随し、か
つ、該リモートコントロールミラーの駆動部の容
量を増大しなくても過負荷を与える虞れが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の1実施例を示し、
第1図は第2図の部拡大詳細図、第2図は断面
図、第3図は駆動部の説明図、第4図は正面図で
ある。第5図は本考案の技術的範囲に属しない応
用例の説明図、第6図及び第7図はそれぞれ更に
異なる実施例の外観斜視図である。第8図及び第
9図は表面波モータの構造機能の説明図である。 1……圧電素子、2……弾性リング、3……ス
ライダ、4,4′……ロータ、8……球面接手、
9……リモートコントロール駆動部ケース、1
0,10′……ワイパアーム、11……ワイパブ
レード、12,12′……ワイパアーム軸、15
……皿バネ、16a,16c,16e,17a,
17b,17c……ターミナル、SM,SM′……
表面波モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車輌用ミラーの鏡面を払拭するワイパを設け、
    このワイパを往復駆動する手段を設けたミラーワ
    イパ機構において、ワイパアーム軸を表面波モー
    タのロータに係着すると共に、 上記表面波モータの圧電素子を、リモートコン
    トロール駆動部によって傾動せしめられるミラボ
    デーに取り付け、 かつ、前記ワイパアーム軸の回動角を検出する
    手段を設け、該検出手段の出力信号によつて表面
    波モータの圧電素子に供給する交流電圧の極性を
    切り替えて該ワイパアーム軸を往復回動せしめる
    ように構成したことを特徴とするミラーワイパ機
    構。
JP1985099076U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0421735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985099076U JPH0421735Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985099076U JPH0421735Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Publication Number Publication Date
JPS628152U JPS628152U (ja) 1987-01-19
JPH0421735Y2 true JPH0421735Y2 (ja) 1992-05-18

Family

ID=30967625

Family Applications (1)

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JP1985099076U Expired JPH0421735Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820546A (ja) * 1981-07-31 1983-02-07 Nissan Motor Co Ltd フエンダミラ−用ワイパ装置
JPS5996882A (ja) * 1982-11-25 1984-06-04 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS59122385A (ja) * 1982-12-26 1984-07-14 Toshio Sashita 超音波振動を利用したモ−タ−装置

Patent Citations (3)

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JPS59122385A (ja) * 1982-12-26 1984-07-14 Toshio Sashita 超音波振動を利用したモ−タ−装置

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JPS628152U (ja) 1987-01-19

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