JPH04216739A - 改修した快適住宅 - Google Patents
改修した快適住宅Info
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- JPH04216739A JPH04216739A JP2410664A JP41066490A JPH04216739A JP H04216739 A JPH04216739 A JP H04216739A JP 2410664 A JP2410664 A JP 2410664A JP 41066490 A JP41066490 A JP 41066490A JP H04216739 A JPH04216739 A JP H04216739A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既存住宅に対し容易に、
断熱層、熱交換器等を付加することにより健康で快適な
居住空間、および省エネルギー、腐れ、防虫、防カビの
改善も図れる改修した快適住宅に関するものである。
断熱層、熱交換器等を付加することにより健康で快適な
居住空間、および省エネルギー、腐れ、防虫、防カビの
改善も図れる改修した快適住宅に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、軸組木造住宅では内、外壁間、
天井裏にグラスウールマット(50mm) を充填した
断熱層を設けた住宅、あるいはポリスチレンフォームボ
ードを根太間、垂木上、躯体外表面に施工した断熱層を
設けた住宅が普通である。また、2×4の住宅では躯体
表面上にポリスチレンフォームボード、ウレタンフォー
ムボードを断熱層として施工した構造となっていた。さ
らに、住宅内の空気の交換は換気扇のみ、あるいは熱交
換型換気扇の使用のみで部分的に行っていた。
天井裏にグラスウールマット(50mm) を充填した
断熱層を設けた住宅、あるいはポリスチレンフォームボ
ードを根太間、垂木上、躯体外表面に施工した断熱層を
設けた住宅が普通である。また、2×4の住宅では躯体
表面上にポリスチレンフォームボード、ウレタンフォー
ムボードを断熱層として施工した構造となっていた。さ
らに、住宅内の空気の交換は換気扇のみ、あるいは熱交
換型換気扇の使用のみで部分的に行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グラス
ウールマットで断熱層を形成した場合はその周囲に多く
の隙間が生じ、全体の断熱層としての機能は極めて悪か
った。勿論、グラスウールを100mm位は充填でき、
その断熱性は従前より改善されるが、各部材との納まり
、通気性に欠け、しかも、必要個所への新鮮空気の補給
、熱交換の機能が低下し、腐敗したり、防虫性に欠け、
その上、施工的に繁雑で気密性と断熱性をもった構造と
なりえず省エネルギー、快適性に劣る不利があった。ま
た、ポリスチレンフォームボードを用いた住宅では、断
熱性と施工性の改善が部分的に図れるが、住宅全体とし
ての断熱性、新鮮空気と汚染空気の交換、住宅内の熱利
用に欠ける不利があった。さらに、既存住宅の外壁を断
熱化した改修住宅は知られているが、快適性、省エネル
ギー、新鮮空気の供給、廃熱利用による省エネルギー化
、熱交換時の結露水の処理などトータル的に対処した構
造の改修住宅が存在しなかった。特に、温暖な地方にお
いての夏季の快適性と冷房用エネルギーの低減を具備し
た改修住宅は皆無であった。
ウールマットで断熱層を形成した場合はその周囲に多く
の隙間が生じ、全体の断熱層としての機能は極めて悪か
った。勿論、グラスウールを100mm位は充填でき、
その断熱性は従前より改善されるが、各部材との納まり
、通気性に欠け、しかも、必要個所への新鮮空気の補給
、熱交換の機能が低下し、腐敗したり、防虫性に欠け、
その上、施工的に繁雑で気密性と断熱性をもった構造と
なりえず省エネルギー、快適性に劣る不利があった。ま
た、ポリスチレンフォームボードを用いた住宅では、断
熱性と施工性の改善が部分的に図れるが、住宅全体とし
ての断熱性、新鮮空気と汚染空気の交換、住宅内の熱利
用に欠ける不利があった。さらに、既存住宅の外壁を断
熱化した改修住宅は知られているが、快適性、省エネル
ギー、新鮮空気の供給、廃熱利用による省エネルギー化
、熱交換時の結露水の処理などトータル的に対処した構
造の改修住宅が存在しなかった。特に、温暖な地方にお
いての夏季の快適性と冷房用エネルギーの低減を具備し
た改修住宅は皆無であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、既存住宅の外気との接触面に断熱、気
密構造を施して空間外周を魔法瓶の外断熱構造に近似さ
せ、各換気口を蓋の機能として作用させ、かつ少なくと
も新鮮な空気を上記空間に送給し、汚染された空気およ
び熱交換時の結露水を居住空間外へ排気、排水し、省エ
ネルギー、快適性、防虫性、ダニ、カビの発生防止、耐
久性の向上、および間接熱伝導による柔らかい温度環境
と自然環境を十分に活用し、低コストで、その上居住を
殆ど中止することなく施工できる改修した快適住宅を提
供するものである。
を除去するため、既存住宅の外気との接触面に断熱、気
密構造を施して空間外周を魔法瓶の外断熱構造に近似さ
せ、各換気口を蓋の機能として作用させ、かつ少なくと
も新鮮な空気を上記空間に送給し、汚染された空気およ
び熱交換時の結露水を居住空間外へ排気、排水し、省エ
ネルギー、快適性、防虫性、ダニ、カビの発生防止、耐
久性の向上、および間接熱伝導による柔らかい温度環境
と自然環境を十分に活用し、低コストで、その上居住を
殆ど中止することなく施工できる改修した快適住宅を提
供するものである。
【0005】
以下に図面を用いて本発明に係る改修した快適住宅の一
実施例について詳細に説明する。すなわち、第1図(a
)は冬型、第1図(b)は夏型用に操作した住宅を例に
空気の流れを示すものである。そこで、改修した快適住
宅について説明すると、1は改修した快適住宅、例えば
既存の軸組木造住宅を改修した住宅であり、改修した断
熱屋根7と新規小屋裏換気口32と新規断熱壁37と新
規窓部41と改修した断熱基礎42と改修した断熱防湿
土間46と小屋裏空間29に配設した熱交換器53と一
端を熱交換器53に他端を床下空間51に開口を設けた
メインダクト54と、上記熱交換器53に設けたドレン
60とから構成したものである。さらに説明すると、改
修した断熱屋根7は第2図(a)、(b)に示すように
既存屋根2、所謂、屋根材3、防水シート4、野地板5
、垂木6、必要により設けた棟換気部15の構造に対し
、断熱材8、例えば第3図(a)〜(c)に示すように
プラスチックフォームボード10の装着、あるいは現場
吹付けによるウレタンフォーム11等で形成した断熱性
と気密性のある断熱構造としたものであり、9はシート
状物である。なお、12は目地部、13は接着テープ、
14は釘であり、プラスチックフォームボード10を敷
設した際の固定具として役立つものである。なお、棟換
気部15は第2図(b)、第4図に示すように例えば排
気筒16と棟カバー21とから形成し、小屋裏空間29
の空気を外部へ排気して居住空間Bの温度、湿度の低下
を図るものである。さらに説明すると、排気筒16は断
熱性と不通気性とを有する筒体17と蓋18とパッキン
グ19とエアシリンダーまたは歯車等からなる蓋18の
開閉機能20とから構成したものである。すなわち、排
気筒16は既存屋根2の棟を除去し、棟木28上でかつ
垂木6間に適宜間隔で配設したものであり、筒体17以
外は断熱材8で充填されて小屋裏空間29の空気が棟カ
バー21を経て外部へ漏洩しない気密性のある構造で装
着する。また、棟カバー21は第2図(b)に示すよう
にスペーサ22と小垂木23と鼻隠し24と仕上板25
と屋根材3とからくさ26と雨風の棟換気部15への侵
入防止板27とから構成したものである。小屋裏空間2
9は断熱屋根7と天井板30間に形成した空間である。 なお、桁31と垂木6および既存壁構造33に生ずる空
隙は上記断熱材8によって密封するものである。また、
新規小屋裏換気口32は既存小屋裏換気口を改修、即ち
、断熱性と気密性と開閉機能とを具備させた装置と交換
したものである。既存壁構造33は外壁34と内壁35
と内・外壁間の間隙36とからなり、間隙36は全くの
空隙、あるいはグラスウールマット等が充填されている
こともある。特に、上記マットが充填されている場合は
、間隙36が空気の循環路として十分に機能しないこと
もあり、その際は第6図に示すように貫通孔57を形成
して空気循環路Aを形成する構成とする。新規断熱壁3
7は既存壁構造33の上に第5図に示すように通気シー
ト38と断熱材8と胴縁39と乾式外壁材40とから形
成したものであり、断熱性と防水性と空気循環路Aと、
意匠性とを具備させたものである。新規窓部41は既存
サッシを除去して2重サッシ、またはペアガラスのサッ
シとしたものであり、断熱性の強化を図るものである。 改修した断熱基礎42は第7図に示すように既存基礎4
3に接着剤44を介して断熱材8を貼着し、次にモルタ
ル壁材を吹き付けてモルタル壁45を形成し、既存基礎
43の根元を図のように土等で埋設するものである。4
6は改修した断熱防湿土間で既存土間47上に断熱材8
、例えばポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム吹き
付けにより形成した断熱層、あるいはプラスチックフォ
ームボードを敷設した断熱層48とその上に必要により
敷設、もしくは貼着した防湿シート49とこのシート上
に必要により吸湿等と位置ズレ防止等のため散布したジ
ークライト、炭酸カルシウム、砂等の無機粒状物50と
から形成したものである。51は床下空間、52は改修
した床下換気口で既存床下換気口を除去して断熱開閉戸
と逆止弁付きの換気装置であり、床下空間51内の空気
が床下換気口52から外気へあまり漏洩しないように断
熱性と気密性とを具備した構造である。 熱交換器53は住宅内の加温され、かつ汚染された空気
と新鮮な外気との熱交換を行い、その後に新鮮な空気を
メインダクト54を経て床下空間51へ送給し、一方、
新鮮な空気(外気)は吸気口63、パイプ55を経て熱
交換器53の一方へ送給し、他方、加温され、汚染され
た空気が集気口64、パイプ56aを経て熱交換器53
に送給され、約50〜70%の効率で熱交換される。ま
た、熱交換された空気はパイプ56、排気口65を経て
住宅外へ排気される。換言すれば、熱交換器53は省エ
ネルギーと温、湿度のコントロールと居住空間B等の酸
素濃度を維持するために役立つものである。57は貫通
孔で内壁35の任意個所に床下空間51の空気を居住空
間Bに供給するのに役立つものである。58はスペーサ
台でボイラ等の熱源(2点鎖線で示す)の床下空間51
で、かつ前記断熱防湿土間46上に放熱パイプCをある
空隙を有して支持するのに役立つものである。59はコ
ントローラで住宅の各部に図示しないセンサーを装着し
、温度、湿度を送風ファンを用いて快適環境に向かって
コントロールするのに役立つものである。60はドレン
で熱交換器53で発生した結露水を住宅外へ排出するの
に役立ち、61は受皿で万一の漏水に際し、断熱防湿土
間46へ広がり浸透するのを防止するためのものである
。62はファンで空気を送風するためのものである。
実施例について詳細に説明する。すなわち、第1図(a
)は冬型、第1図(b)は夏型用に操作した住宅を例に
空気の流れを示すものである。そこで、改修した快適住
宅について説明すると、1は改修した快適住宅、例えば
既存の軸組木造住宅を改修した住宅であり、改修した断
熱屋根7と新規小屋裏換気口32と新規断熱壁37と新
規窓部41と改修した断熱基礎42と改修した断熱防湿
土間46と小屋裏空間29に配設した熱交換器53と一
端を熱交換器53に他端を床下空間51に開口を設けた
メインダクト54と、上記熱交換器53に設けたドレン
60とから構成したものである。さらに説明すると、改
修した断熱屋根7は第2図(a)、(b)に示すように
既存屋根2、所謂、屋根材3、防水シート4、野地板5
、垂木6、必要により設けた棟換気部15の構造に対し
、断熱材8、例えば第3図(a)〜(c)に示すように
プラスチックフォームボード10の装着、あるいは現場
吹付けによるウレタンフォーム11等で形成した断熱性
と気密性のある断熱構造としたものであり、9はシート
状物である。なお、12は目地部、13は接着テープ、
14は釘であり、プラスチックフォームボード10を敷
設した際の固定具として役立つものである。なお、棟換
気部15は第2図(b)、第4図に示すように例えば排
気筒16と棟カバー21とから形成し、小屋裏空間29
の空気を外部へ排気して居住空間Bの温度、湿度の低下
を図るものである。さらに説明すると、排気筒16は断
熱性と不通気性とを有する筒体17と蓋18とパッキン
グ19とエアシリンダーまたは歯車等からなる蓋18の
開閉機能20とから構成したものである。すなわち、排
気筒16は既存屋根2の棟を除去し、棟木28上でかつ
垂木6間に適宜間隔で配設したものであり、筒体17以
外は断熱材8で充填されて小屋裏空間29の空気が棟カ
バー21を経て外部へ漏洩しない気密性のある構造で装
着する。また、棟カバー21は第2図(b)に示すよう
にスペーサ22と小垂木23と鼻隠し24と仕上板25
と屋根材3とからくさ26と雨風の棟換気部15への侵
入防止板27とから構成したものである。小屋裏空間2
9は断熱屋根7と天井板30間に形成した空間である。 なお、桁31と垂木6および既存壁構造33に生ずる空
隙は上記断熱材8によって密封するものである。また、
新規小屋裏換気口32は既存小屋裏換気口を改修、即ち
、断熱性と気密性と開閉機能とを具備させた装置と交換
したものである。既存壁構造33は外壁34と内壁35
と内・外壁間の間隙36とからなり、間隙36は全くの
空隙、あるいはグラスウールマット等が充填されている
こともある。特に、上記マットが充填されている場合は
、間隙36が空気の循環路として十分に機能しないこと
もあり、その際は第6図に示すように貫通孔57を形成
して空気循環路Aを形成する構成とする。新規断熱壁3
7は既存壁構造33の上に第5図に示すように通気シー
ト38と断熱材8と胴縁39と乾式外壁材40とから形
成したものであり、断熱性と防水性と空気循環路Aと、
意匠性とを具備させたものである。新規窓部41は既存
サッシを除去して2重サッシ、またはペアガラスのサッ
シとしたものであり、断熱性の強化を図るものである。 改修した断熱基礎42は第7図に示すように既存基礎4
3に接着剤44を介して断熱材8を貼着し、次にモルタ
ル壁材を吹き付けてモルタル壁45を形成し、既存基礎
43の根元を図のように土等で埋設するものである。4
6は改修した断熱防湿土間で既存土間47上に断熱材8
、例えばポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム吹き
付けにより形成した断熱層、あるいはプラスチックフォ
ームボードを敷設した断熱層48とその上に必要により
敷設、もしくは貼着した防湿シート49とこのシート上
に必要により吸湿等と位置ズレ防止等のため散布したジ
ークライト、炭酸カルシウム、砂等の無機粒状物50と
から形成したものである。51は床下空間、52は改修
した床下換気口で既存床下換気口を除去して断熱開閉戸
と逆止弁付きの換気装置であり、床下空間51内の空気
が床下換気口52から外気へあまり漏洩しないように断
熱性と気密性とを具備した構造である。 熱交換器53は住宅内の加温され、かつ汚染された空気
と新鮮な外気との熱交換を行い、その後に新鮮な空気を
メインダクト54を経て床下空間51へ送給し、一方、
新鮮な空気(外気)は吸気口63、パイプ55を経て熱
交換器53の一方へ送給し、他方、加温され、汚染され
た空気が集気口64、パイプ56aを経て熱交換器53
に送給され、約50〜70%の効率で熱交換される。ま
た、熱交換された空気はパイプ56、排気口65を経て
住宅外へ排気される。換言すれば、熱交換器53は省エ
ネルギーと温、湿度のコントロールと居住空間B等の酸
素濃度を維持するために役立つものである。57は貫通
孔で内壁35の任意個所に床下空間51の空気を居住空
間Bに供給するのに役立つものである。58はスペーサ
台でボイラ等の熱源(2点鎖線で示す)の床下空間51
で、かつ前記断熱防湿土間46上に放熱パイプCをある
空隙を有して支持するのに役立つものである。59はコ
ントローラで住宅の各部に図示しないセンサーを装着し
、温度、湿度を送風ファンを用いて快適環境に向かって
コントロールするのに役立つものである。60はドレン
で熱交換器53で発生した結露水を住宅外へ排出するの
に役立ち、61は受皿で万一の漏水に際し、断熱防湿土
間46へ広がり浸透するのを防止するためのものである
。62はファンで空気を送風するためのものである。
【0006】次に冬季の空気の流れについて第1図(a
)を用いて具体的に説明すると、棟の排気筒16、新規
小屋裏換気口32、および改修した床下換気口52は閉
の状態とし、熱源として2点鎖線で示すクリーンヒータ
か、ボイラによる給湯用パイプ内の不凍液の加温による
床下暖房のいずれかを稼動させたと仮定する。なお、ボ
イラの放熱パイプCは改修した断熱防湿土間46上にス
ペーサ58を介して一部、もしくは全面的に配設したと
する。そこで、床下空間51に存在する加温された空気
は矢印方向に移動し、居住空間Bは床から天井までほぼ
均一に加温される。これは内壁35からの輻射熱が居住
空間Bに放射されるためである。なお、間隙36は南と
北で温度差が大きいと、空気の流れが北側において矢印
と逆方向になることもある。さらに、熱交換器53によ
って発生した結露水はドレン60を介して外部へ放水さ
れ、各空間に水分が蒸発しないようにした。また、夏は
第1図(b)に示すように空気は上方へ圧力の関係で上
昇し、新規小屋裏換気口32、排気筒16から温められ
た空気が外部へ放散される。そして、床下空間51の冷
気が居住空間B等を徐々に上昇し、自然のクーラーとし
て住宅の全空間を冷却するものである。勿論、改修した
断熱性もある床下換気口52は第8図(b)に示すよう
に逆止弁68が機能している。なお、夏季は熱交換器5
3が一切作動していないものである。
)を用いて具体的に説明すると、棟の排気筒16、新規
小屋裏換気口32、および改修した床下換気口52は閉
の状態とし、熱源として2点鎖線で示すクリーンヒータ
か、ボイラによる給湯用パイプ内の不凍液の加温による
床下暖房のいずれかを稼動させたと仮定する。なお、ボ
イラの放熱パイプCは改修した断熱防湿土間46上にス
ペーサ58を介して一部、もしくは全面的に配設したと
する。そこで、床下空間51に存在する加温された空気
は矢印方向に移動し、居住空間Bは床から天井までほぼ
均一に加温される。これは内壁35からの輻射熱が居住
空間Bに放射されるためである。なお、間隙36は南と
北で温度差が大きいと、空気の流れが北側において矢印
と逆方向になることもある。さらに、熱交換器53によ
って発生した結露水はドレン60を介して外部へ放水さ
れ、各空間に水分が蒸発しないようにした。また、夏は
第1図(b)に示すように空気は上方へ圧力の関係で上
昇し、新規小屋裏換気口32、排気筒16から温められ
た空気が外部へ放散される。そして、床下空間51の冷
気が居住空間B等を徐々に上昇し、自然のクーラーとし
て住宅の全空間を冷却するものである。勿論、改修した
断熱性もある床下換気口52は第8図(b)に示すよう
に逆止弁68が機能している。なお、夏季は熱交換器5
3が一切作動していないものである。
【0007】以上説明したのは本発明に係る改修した快
適住宅の一実施例にすぎず、第1図(b)に示すよう既
存土間47上にポリウレタンフォーム原液を吹き付けて
現場発泡させて断熱、防湿、防水層を一挙に形成するこ
ともできる。また、改修した床下換気口52は第8図(
a)、(b)に示すように形成することもできる。この
床下換気口52は断熱枠体66と開閉戸67と逆止弁6
8とを一体に形成したものであり、(a)図は外気が矢
印のように床下空間51へ吹き込んだ場合、(b)図は
空気が外部へ流出するのを抑止している状態である。 さらに、実施例では棟換気部15を付加した住宅で説明
したが、全く存在しない住宅の際も同様に改修するもの
である。
適住宅の一実施例にすぎず、第1図(b)に示すよう既
存土間47上にポリウレタンフォーム原液を吹き付けて
現場発泡させて断熱、防湿、防水層を一挙に形成するこ
ともできる。また、改修した床下換気口52は第8図(
a)、(b)に示すように形成することもできる。この
床下換気口52は断熱枠体66と開閉戸67と逆止弁6
8とを一体に形成したものであり、(a)図は外気が矢
印のように床下空間51へ吹き込んだ場合、(b)図は
空気が外部へ流出するのを抑止している状態である。 さらに、実施例では棟換気部15を付加した住宅で説明
したが、全く存在しない住宅の際も同様に改修するもの
である。
【0008】
【発明の効果】上述したように本発明に係る改修した快
適住宅によれば、■既存住宅の居住を殆ど中止すること
なく、しかも必要個所の居住空間の温度をほぼ均一に維
持でき、かつ容易に施工できる。■居住空間は直接フロ
アからの清潔な放熱と、熱交換によって加温された新鮮
な空気を内壁からの輻射と直接送給によって加温される
。■外断熱構造と気密性は省エネルギーに役立ち、かつ
熱交換を排熱を利用して行うため、より省エネルギー化
を促進できる。■新鮮空気が居住空間に供給されるため
、酸素濃度が低下することがなく、安全で衛生的である
。■外気が直接に居住空間の温度、湿度に影響すること
が少ない。■間隙部、居住空間、小屋裏および床下空間
に熱が付与されるため湿度が低下し、ダニ、カビの発生
を抑制でき、かつ躯体の耐久性も向上できる。■夏期は
放熱が容易であるため極めて快適な居住空間となる。 ■熱交換の際発生する結露水が住宅外へ排水されるため
他部への悪影響を防止できる。等の特徴、効果がある。
適住宅によれば、■既存住宅の居住を殆ど中止すること
なく、しかも必要個所の居住空間の温度をほぼ均一に維
持でき、かつ容易に施工できる。■居住空間は直接フロ
アからの清潔な放熱と、熱交換によって加温された新鮮
な空気を内壁からの輻射と直接送給によって加温される
。■外断熱構造と気密性は省エネルギーに役立ち、かつ
熱交換を排熱を利用して行うため、より省エネルギー化
を促進できる。■新鮮空気が居住空間に供給されるため
、酸素濃度が低下することがなく、安全で衛生的である
。■外気が直接に居住空間の温度、湿度に影響すること
が少ない。■間隙部、居住空間、小屋裏および床下空間
に熱が付与されるため湿度が低下し、ダニ、カビの発生
を抑制でき、かつ躯体の耐久性も向上できる。■夏期は
放熱が容易であるため極めて快適な居住空間となる。 ■熱交換の際発生する結露水が住宅外へ排水されるため
他部への悪影響を防止できる。等の特徴、効果がある。
【第1図(a)(b)】本発明に係る改修された快適住
宅の一実施例を示す説明図である。
宅の一実施例を示す説明図である。
【第2図(a)(b)】本発明の要部の1つである屋根
、棟の一例を示す説明図である。
、棟の一例を示す説明図である。
【第3図(a)〜(c)】本発明において使用する断熱
材の一例を示す説明図である。
材の一例を示す説明図である。
【第4図】排気筒の一例を示す説明図である。
【第5図】本発明における壁構造の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【第6図】本発明における壁構造の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【第7図】本発明において改修した基礎部の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【第8図(a)(b)】床下換気口の一例を示す説明図
である。
である。
1 改修した快適住宅
2 既存屋根
7 断熱屋根
16 排気筒
32 新規小屋裏換気口
37 新規断熱壁
40 乾式外壁材
46 断熱防湿土間
51 床下空間
53 熱交換器
54 メインダクト
Claims (1)
- 【請求項1】 既存住宅において、屋根、壁、基礎、
土間、各換気口を防水、断熱構造とし、窓は2重サッシ
構造とすると共に、小屋裏空間に内、外気の熱交換を行
う熱交換器を配設し、上記小屋裏空間と床下空間を連通
したメインダクトを設け、かつ前記壁の外表面に乾式外
壁材を装着してなり、また前記熱交換器には結露水を小
屋裏空間外へ排水するドレンを設けたことを特徴とする
改修した快適住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410664A JPH04216739A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 改修した快適住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410664A JPH04216739A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 改修した快適住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216739A true JPH04216739A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18519785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410664A Pending JPH04216739A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 改修した快適住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04216739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111456493A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-28 | 哈尔滨理工大学 | 一种合院公共庭院微气候智能化调节系统 |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP2410664A patent/JPH04216739A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111456493A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-28 | 哈尔滨理工大学 | 一种合院公共庭院微气候智能化调节系统 |
CN111456493B (zh) * | 2020-03-26 | 2021-04-06 | 哈尔滨理工大学 | 一种合院公共庭院微气候智能化调节系统 |
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