JPH04216721A - 作業車のバックホウ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、バックホウの前部やホ
イルローダの後部に装備されているバックホウ装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】機体の前部にバックホウ装置を装備して
いるバックホウにおいては、機体前部の縦軸芯周りにバ
ックホウ装置のブームが左右に揺動自在に連結されてい
る。このようなバックホウを倉庫等に置いておく場合に
は、バックホウ装置のブームを持ち上げアームを機体側
に揺動させる。そして、ブームを右又は左に大きく揺動
させてバックホウ装置を極力折り畳んだ状態にすること
により、倉庫内等にてあまり大きなスペースを取らない
ようにする。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上のようなバックホ
ウ装置においてはブームが比較的長いものである為に、
前述のようにブーム及びアームを操作してブームを右又
は左に大きく揺動させても、ブームの先端が機体の左右
幅から大きく出てしまう場合がある。このようにブーム
の先端が出ると大きなスペースを取ってしまうので、ス
ペースの有効利用の面で改良の余地がある。本発明は、
以上のようなバックホウ装置を装備した作業車を極力小
スペースで置くことができるように構成することを目的
としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車のバックホウ装置において、次のように構成
することにある。つまり、機体の前部又は後部の縦軸芯
周りに、支持ブラケットを左右揺動自在に連結し、支持
ブラケットの揺動端側の縦軸芯周りに、バックホウ装置
のブームを左右揺動自在に連結すると共に、ブームを持
ち上げアームを機体側に揺動させ、且つ、支持ブラケッ
トを左右一方に揺動させブームを逆方向に揺動させた状
態において、支持ブラケット及びバックホウ装置が機体
の左右幅内に略入るように設定している。

【０００５】

【作用】前述のように構成した場合、この作業車を格納
する際には例えば図１に示すようにブーム２を持ち上げ
操作すると共に、アーム３を機体側に揺動操作する。そ
の後、支持ブラケット８を例えば左側に揺動させる。こ
のように支持ブラケット８を左側に揺動させれば、ブー
ム２を逆に右側に揺動させてやる。以上にような操作を
行うと、ブーム２の基部が機体中央から支持ブラケット
８の分だけ左右一方に寄った状態でブーム２が逆方向に
延びる状態となるので、従来構造に比べてブーム２が見
掛け上短くなった状態となる。これにより、図１に示す
ように支持ブラケット８及びバックホウ装置５が機体の
左右幅内に略入るのである。

【０００６】

【発明の効果】以上のように、バックホウ装置を機体左
右幅内に略収めてバックホウ装置をコンパクトに折り畳
めるようになり、小スペース内に作業車を置いておける
ようになった。これにより、残りのスペースを利用して
他の作業車や機材も有効に配置格納できるようになる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図５に示すように、左右一対のクローラ式の走行
装置１Ａ，１Ｂで支持された機体の前部にブーム２、ア
ーム３及びバケット４等で構成されたバックホウ装置５
、機体の上面にバックホウ装置５用の操作レバー６、機
体の後部に作業者用のステップ７を備えて、歩行型のバ
ックホウが構成されている。

【０００８】図３及び図５に示すように、機体の前部の
縦軸芯Ｐ１周りに支持ブラケット８が左右揺動自在に連
結されており、この支持ブラケット８を左右に揺動駆動
する油圧シリンダ９が設けられている。そして、支持ブ
ラケット８の揺動端側の縦軸芯Ｐ２周りにブラケット１
０が左右揺動自在に連結され、このブラケット１０の横
軸芯Ｐ３周りに上下揺動自在に、バックホウ装置５のブ
ーム２が連結されている。又、ブラケット１０とブーム
２とに亘りブーム２の上下揺動駆動用の油圧シリンダ１
３が架設されている。図１，２，３に示すように、ブラ
ケット１０に５組の連結孔１２が開孔されており、この
連結孔１２と支持ブラケット８とに亘り連結ピン１１を
挿入することで、支持ブラケット８に対してブラケット
１０を所望の位置で固定する。左右中央の連結孔１２が
通常の作業用であり、その左右両隣の連結孔１２ａが側
溝堀り用である。

【０００９】次に、格納時について説明する。この場合
には図５に示すように、先ずブーム２を最上位置にまで
持ち上げると共に、アーム３を最も機体側に揺動させ、
バケット４を最も掻き込み側に操作する。その後、図１
及び図２に示すように、油圧シリンダ９によって支持ブ
ラケット８を例えば最左側にまで揺動させる。このよう
に支持ブラケット８を最左側にまで揺動させれば、ブー
ム２及びブラケット１０を逆に右側に揺動させてブラケ
ット１０における最右側の連結孔１２ｂ（図３参照）に
連結ピン１１を挿入して、ブラケット１０を固定する。 このような操作を行うと、図１に示すように支持ブラケ
ット８及びバックホウ装置５が機体の左右幅内に略入る
のである。又、支持ブラケット８及びブラケット１０を
図１に示すような姿勢にした状態でブーム２及びアーム
３等を操作することも可能であり、このような状態でブ
ーム２及びアーム３等を操作すれば、機体に非常に近い
位置の掘削作業等が行えるのである。

【００１０】この歩行型のバックホウにおいては機体前
部にドーザ１４を備えており、次にドーザ１４の支持構
造について説明する。図４及び図５に示すように、走行
装置１Ａ，１Ｂ用の左右のトラックフレーム１５に亘り
機体フレーム１６が連結されると共に、この機体フレー
ム１６にドーザ１４及びドーザ１４用の油圧シリンダ１
７が連結される一対のブラケット１８が固定されている
。そして、左右のトラックフレーム１５の前部、機体フ
レーム１６の下面及びブラケット１８の下面に亘って、
１組の補強部材１９が溶接固定されている。以上の実施
例では歩行型のバックホウが示されているが、本発明を
乗用型のバックホウのバックホウ装置やホイルローダの
後部に装備されるバックホウ装置に適用してもよい。

【００１１】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】バックホウ装置を折り畳んだ状態でのバックホ
ウ装置及び支持ブラケット付近の平面図

【図２】バック
ホウ装置を折り畳んだ状態での支持ブラケット付近の拡
大平面図

【図３】作業状態における支持ブラケット付近の拡大平
面図

【図４】ドーザ及びドーザ用の油圧シリンダの基部付近
の斜視図

【図５】歩行型のバックホウの全体側面図

【符号の説明】

２　　　　　　　　　　ブーム ３　　　　　　　　　　アーム ５　　　　　　　　　　バックホウ装置８　　　　　　
　　　　支持ブラケットＰ１，Ｐ２　　縦軸心

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　機体の前部又は後部の縦軸芯（Ｐ１）
   周りに、支持ブラケット（８）を左右揺動自在に連結し
   、前記支持ブラケット（８）の揺動端側の縦軸芯（Ｐ２
   ）周りに、バックホウ装置（５）のブーム（２）を左右
   揺動自在に連結すると共に、前記ブーム（２）を持ち上
   げアーム（３）を機体側に揺動させ、且つ、前記支持ブ
   ラケット（８）を左右一方に揺動させ前記ブーム（２）
   を逆方向に揺動させた状態において、前記支持ブラケッ
   ト（８）及びバックホウ装置（５）が機体の左右幅内に
   略入るように設定している作業車のバックホウ装置。