JPH04216404A - 測定条件設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は測定条件設定装置に係り
、特に測定目的に合った測定を測定機に行わせるための
測定条件を容易に且つ正確に設定できる測定条件設定装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近の粗さ計、真円度測定機は高機能に
なり、多目的に使える反面、目的に合った測定を行わせ
るためには、操作パネル上の多数のスイッチ、つまみを
操作し、その測定目的に合った測定条件を設定する必要
がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、測定の度に測
定機の操作パネル上の多数のスイッチ、つまみを操作し
て測定条件を設定するのでは煩雑であり、操作者の熟練
度も要求される。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、既存の測定機に増設することが可能で、測
定条件の設定を容易に且つ正確に行うことができ、必ず
しも専門家でない人でも測定機を使用することできる測
定条件設定装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、操作パネル上の複数のスイッチ類を操作す
ることにより測定目的に合った測定条件を設定し、該測
定条件に応じて被測定物の測定を行うとともに、デジタ
ル入出力端子を有し外部データ処理装置から該デジタル
入出力端子を介して入力するデータに基づいて自動運転
を行う機能を備えた測定機に適応される測定条件設定装
置であって、メモリカードと、前記デジタル入出力端子
に通信ケーブルを介して接続され前記メモリカードから
の読出し書込みを行う外部リーダライタとを備えたこと
を特徴としている。

【０００５】

【作用】本発明によれば、測定機本体のデジタル入出力
端子に外部リーダライタの通信ケーブルを接続すること
により本発明に係る測定条件設定装置を増設することが
できる。この測定条件設定装置はメモリカードと前記外
部リーダライタとからなり、メモリカードには始めに例
えば測定機の操作パネル上の複数のスイッチ類の操作に
基づいて測定条件を示すデータが前記外部リーダライタ
を介して書き込まれる。従って、次回以降は前記メモリ
カードを外部リーダライタに挿入することによってその
メモリカードに記憶された測定条件を示すデータが測定
機に出力され直ちに測定条件が設定される。即ち、測定
目的に合った測定条件を示すデータが記憶されているメ
モリカードを複数準備しておくことにより、メモリカー
ドの抜き差しのみで測定条件の設定ができる。また、測
定機には外部データ処理装置から自動運転用のデータが
入力できるデジタル入出力端子が設けられているため、
既存の測定機に対してそのまま或いは殆ど変更なしに本
発明に係る測定条件設定装置を適応することができる。

【０００６】

【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る測定条件
設定装置の好ましい実施例を詳述する。図１は本発明に
係る測定条件設定装置が増設された測定機の全体構成を
示す概略図である。同図において、１０は測定機本体、
２０は測定機管制部、３０は測定条件設定装置である。

【０００７】測定機本体１０は測定子１０Ａを有し、こ
の測定子１０Ａを被測定物（ワーク）に対して相対的に
移動させてワークの表面粗さ等の測定を行うもので、測
定機管制部２０によってその移動等が制御される。測定
機管制部２０は測定機本体１０を測定条件に従って移動
制御するとともに各種の測定演算等を行うもので、操作
パネル面には測定条件を設定するための多数のスイッチ
、つまみ類が設けられている。尚、２１はパワースイッ
チ、２２は測定パラメータの選択部及び測定長さ設定部
、２３、２４はそれぞれ測定縦倍率及び測定横倍率設定
部、２５はカットオフ設定部、２６は駆動速度設定部、
２７はデータシート２７Ａへの印字部である。

【０００８】また、この測定機管制部２０はデジタル入
出力端子（図示せず）を有し、このデジタル入出力端子
を介してパソコン等の外部データ処理装置と接続するこ
とにより、自動運転や測定値等の集計ができるようにな
っている。測定条件設定装置３０は外部リーダライタ３
２とメモリカード３４とからなり、外部リーダライタ３
２は通信ケーブル３３及び前記デジタル入出力端子を介
して測定機管制部２０に接続され、またメモリカード３
４は挿入部３２Ａを介して外部リーダライタ３２に着脱
される。

【０００９】メモリカード３４はカード状の筐体内に半
導体メモリ（ＥＰＲＯＭ，ＳＲＡＭ等）　、マイコン、
バックアップ用の電池が収納されて構成されている。ま
た、半導体メモリ等のアクセスのため、外部リーダライ
タ３２側のコネクタと接続される多数の端子が配列され
ている。次に、本発明に係る測定条件設定装置の作用に
ついて図２のフローチャートを参照しながら説明する。

【００１０】図２に示すように、パラメータ選択、カッ
トオフ等の測定条件を自動的に設定するか否かによって
以下の手続きを行う（ステップ１００）。最初の測定時
の場合は、測定目的に合わせて測定機管制部２０の操作
パネル上のスイッチ類を使用して手動操作で測定条件を
正確に設定する（ステップ１０２）。次に、測定が開始
されると（ステップ１０４）、その測定開始と同時に通
信ケーブル３３、外部リーダライタ３２を介してメモリ
カード３４に上記設定したされた測定条件が自動的に書
き込まれる（ステップ１０６）。

【００１１】そして、測定が終了すると（ステップ１０
８）、メモリカード３４に測定値、演算結果、判定結果
等の必要データが書き込まれる（ステップ１１０）。一
方、次回以降、測定条件を自動的に設定する場合には、
前記メモリカード３４を外部リーダライタ３２に挿入し
起動することにより、メモリカード３４に書き込まれた
測定条件を示すデータが読み出され、通信ケーブル３３
を介して測定機管制部２０に出力される。これにより、
測定条件を示すデータが測定機管制部２０に読み取られ
、測定条件が自動的に設定される（ステップ１１２）。 そして、ステップ１１４で測定が開始され、ステップ１
０８で測定が終了すると、上記と同様にメモリカード３
４に測定値、演算結果、判定結果等の必要データが書き
込まれる（ステップ１１０）。

【００１２】尚、本発明に係る測定条件設定装置は三次
元座標測定機にも適用でき、この場合、最初にジョイス
ティック等で測定子をワークに応じて移動させ、この測
定子の移動経路のデータ等をメモリカードに書き込むこ
とにより、次回以降の測定時にそのデータを利用するこ
とができる。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る測定条
件設定装置によれば、最初に測定条件を設定すると、次
回以降はメモリカードを用いて簡単に測定条件を設定す
ることができ、測定条件設定の煩わしさが軽減し、また
必ずしも専門家でない人でも測定機を扱うことができる
ようになる。また、本発明に係る測定条件設定装置は測
定機本体、測定機管制部から独立し、必要に応じてデジ
タル入出力端子を介して測定機管制部に接続できるため
、デジタル入出力端子を有する既存の測定機にそのまま
或いは殆ど変更することなしに適応することができる。 更に、複数台の外部リーダライタからのメモリカードを
利用することにより、測定ワーク数、不良率分布、統計
管理等を１台のパソコンで処理ができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る測定条件設定装置が増設された測
定機の全体構成を示す概略図である。

【図２】本発明に係る測定条件設定装置の作用を説明す
るために用いたフローチャートである。

【符号の説明】

１０…測定機本体 ２０…測定機管制部 ３０…測定条件設定装置 ３２…外部リーダライタ ３３…通信ケーブル ３４…メモリカード

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　操作パネル上の複数のスイッチ類を操
   作することにより測定目的に合った測定条件を設定し、
   該測定条件に応じて被測定物の測定を行うとともに、デ
   ジタル入出力端子を有し外部データ処理装置から該デジ
   タル入出力端子を介して入力するデータに基づいて自動
   運転を行う機能を備えた測定機に適用される測定条件設
   定装置であって、メモリカードと、前記デジタル入出力
   端子に通信ケーブルを介して接続され前記メモリカード
   からの読出し書込みを行う外部リーダライタと、を備え
   たことを特徴とする測定条件設定装置。
2. 【請求項２】　　前記測定機は操作パネル上の複数のス
   イッチ類の操作により測定条件が設定され測定指令を入
   力すると、前記測定条件を示すデータを前記デジタル入
   出力端子及び通信ケーブルを介して前記外部リーダライ
   タに出力し、該測定条件を示すデータを前記メモリカー
   ドに書き込ませることを特徴とする請求項１の測定条件
   設定装置。