JPH04216021A - 異硬度シートパッドの製造方法 - Google Patents
異硬度シートパッドの製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
家具用などの椅子等に用いられるシートパッドにおいて
、特に異硬度フォームを接合ないし積層した異硬度シー
トパッドの製造方法の改良に関する。
しては、一体発泡成形とワンショット発泡成形(同時成
形)が提供されている。
かいスラブシートを取り付け、残余部分を構成する原料
を注入して一体発泡することにより、シートパッドの表
面層に柔らかいフォーム層を一体成形する方法がある。
スコ法とB.P.ケミカル法があるが、ミルスコ法は、
座席シートの土手部と座面部に硬いフォームとなるポリ
ウレタン原料を同時に注入し、次に座面部に柔らかいフ
ォーム用原料を比重の差を利用して土手部及び/又は座
面部の硬い原料の下にもぐり込ませて同時に成形する方
法であり(特開昭55−96195号、特開昭59−1
38423号)、B.P.ケミカル法は、まず柔らかい
フォームとなるためのポリウレタン原料を注入し、この
原料が発泡し始めたときに、土手部に硬いフォーム用ポ
リウレタン原料を注入し、土手内部に硬い発泡体を内部
形成させる方法である(公表特許公報昭58−5010
25号)。
泡成形は、硬度の境界付近で低硬度と高硬度のポリウレ
タン原料が流れ込み、製品にばらつきが出るという問題
がある。
の発泡成形時に一体化する方法は、別成形されたインサ
ートパッドを用いてシートパッドに一体発泡成形するた
め、硬度がばらついた製品の提供はないが、インサート
パッドを別の製造ラインで製造するため、生産性が乏し
く、また運搬費用がかかるなど生産コスト面できわめて
大きい問題があった。またインサートパッドとしてスラ
ブシートを用いる場合は、特に複雑な形状に対処するこ
とが困難である。
なく、生産性に富み、運搬不要で、生産コスト面で良好
であり、また複雑な形状にも対処し得る異硬度シートパ
ッドの製造方法を提供する点にある。
鋭意検討した結果、この発明は、硬度が異なるメインパ
ッドとインサートパッドの発泡型を同一乃至隣接する金
型として構成し、インサートパッドの発泡成形と、当該
成形により得られたインサートパッドをシートパッドの
発泡型内に取り付けて一体発泡成形するメインパッドの
発泡成形とを同一ライン上で同期化して同時成形する構
成を採用した。
発泡成形とメインパッドの一体発泡成形とを同一ライン
上で同期化して同時成形することができるラインであれ
ばすべて採用できるが、ターンテーブル上に複数個の金
型を並設し、テーブルの回転とともに金型が回転し、回
転に応じてインサートパッドとメインパッドの原料を同
時に注入し、同時にキュアーし、同時に脱型し、同時に
離型剤塗布し、インサードパッドの取り付けをするター
ンテーブル方式が、小規模で大量の生産に向くため好ま
しい。
内に取り付ける方法も種々採用できるが、例えば上型或
は下型に固定治具を設けてインサートパッドを取り付る
ことができる。
発泡成形する発泡型が同一乃至隣接する金型で構成し、
同一ラインで中間製品であるインサートパッドと最終製
品であるシートパッドを同時に製造できるので、ライン
を少なく小規模化することができ、作業場を有効に利用
することができる。また脱型されたインサートパッドは
そのまま隣の金型に取り付けられるため、従来の様に、
インサードパッドを運搬する必要がないので運搬費用の
削減ができる。またインサードパッドとシートパッドの
製造工程が同期化されているため、インサートパッドが
過不足なく供給され、コストの無駄がなく生産性が大き
い。同一ラインで生産できるため、加熱、冷却等の生産
工程のエネルギーを効率よく利用することができる。ま
たインサートパッドは発泡成形により得られるので、発
泡型を調整することにより複雑な形状のものも成形でき
、シートの形状に応じた硬度調整も適宜可能である。
トパッドの製造方法を示す概念図である。
■はキュアー工程、■は脱型工程、■は離型剤塗布工程
、■はインサートパッド取り付け工程を示している。
図示の通り、各工程に応じてテーブル上には8個並設さ
れており、テーブルの回転に伴い8個の金型が回転移動
し、各工程において処理されるシステムとなっている。 金型1は、図2〜4に示す様に、下型2及び上型3にそ
れぞれ中央部にメインパッド発泡型4,5、その両側に
インサートパッド発泡型6,7を併設した金型としてい
る。なお、8は上型3のメインパッド発泡型5内に形成
されたインサートパッド取り付け用の治具である。
1に示す注入工程■で、図2に示す下型2のインサート
パッド発泡型6内にインサートパッドの原料を注入する
。この原料は特に限定されないが、発泡成形されたイン
サートパッドが密度50〜65g/m3 、25%圧縮
硬さ20〜33Kg/314cm2 となる高密度高硬
度ポリウレタン原料が好ましい。次にテーブルの回転と
ともにこの金型はキュアー工程■■■■でキュアーされ
る。キュアー時間はキュアー工程■■■■全体で3〜8
分、好ましくは5分程度が好ましい。脱型工程■に回転
してきたとき、キュアーされたパッドを取り出し、離型
剤塗布工程■で金型に離型剤を塗布する。次に脱型され
たインサートパッド11を、インサートパッド取り付け
工程■において図4に示す上型3のメインパッド発泡型
5内に形成された治具8に取付ける(図5)。次に、こ
のインサートパッド11を取り付けた金型が、再び注入
工程■に戻ってきたとき、今度はメインパッドの原料を
メインパッド発泡型4内に注入する。このメインパッド
には密度40〜65kg/m3 、25%圧縮硬さ12
〜65kg/314cm2 となるポリウレタン原料が
好ましく、インサートパッドよりも硬さの小さいものが
用いられる。そしてキュアー工程■■■■でキュアーさ
れ、脱型工程■で脱型し、図5に示すシートパッド9を
得る。なお図6において10はメインパッド、11はイ
ンサートパッドである。
が、実際は注入工程■では同一の金型内にあるインサー
トパッド発泡型6とメインパッド発泡型4内にインサー
トパッド及びメインパッドの所定のポリウレタン原料が
同時に注入され、キュアー工程■■■■ではインサート
パッドとシートパッドが同時にキュアーされ、脱型工程
■では同時に脱型し、離型剤塗布工程■では同時に離型
剤が塗布される。すなわちこの方法は2回転1サイクル
で一体発泡成形する製法である。
れるものではない。例えば上記の実施例ではインサート
パッドとメインパッドの各発泡型は同一の金型1で構成
されているが、これを隣接する別の金型としても差し支
えない。
側土手部の裏面側にそれぞれインサートパッド11を設
ける構造としているが、これに限定されない。例えば図
7に示す様に、インサートパッド12を土手部両側の内
部に埋設したシートパッド13をも製造することができ
る。この場合は、例えば図8に示す様に、下型14のメ
インパッド発泡型15に図9に示す様な2段構造の固定
治具16を設け、これにインサートパッド12を取り付
けることにより、メインパッドの原料を注入して一体発
泡成形する。この固定治具16を使用することにより、
インサートパッド12は図8に示す様に下型14の意匠
面から離れて設置されるため、図7に示す様なインサー
トパッド埋設のシートパッド13とすることができる。 この他、インサートパッドをメインパッドの裏面又は表
面に一部又は全部に形成する複数層の積層構造のシート
パッドをも製造することができる。
ッションの構造及び形状に応じて適宜所望とする製品が
得られる。
採用しているが、これに限定されず他の方法も採用でき
る。
の発泡型をメインパッドの発泡型すなわちシートパッド
の発泡型と同一又は隣接する金型で構成し、同一ライン
で製造する方法なので、インサードパッドの保管場所及
びライン数が少なくなり、作業場を有効に利用すること
ができる。また脱型されたインサートパッドはそのまま
シートパッドに取り付けられるので、従来の如くインサ
ードパッドを運搬する必要はなくなり、運搬費を削減で
きる。またインサートパッドとシートパッドの製造工程
が同期化しているので、インサートパッドが過不足なく
供給され、生産性が高く、生産コストの無駄がない。ま
た同一ラインで生産できるため、加熱、冷却等の生産工
程のエネルギーを効率よく利用することができる。
トパッドは、土手部に高硬度となる原料を用いるとその
表面も高硬度となり感触がよくない一方で、土手部の表
面をメインパッドと同じ柔らかい原料で構成すると、ホ
ールド性が悪くなる欠点があったが、この発明の製法を
用いれば、土手部においてソフトな感触とホールド性の
確保という2つの相反する性質を低コストで兼備するこ
とができ、当該技術分野に資するところが極めて大きい
。
概念図である。
示す平面図である。
示す断面図である。
図である。
ートパッドの断面図である。
す要部拡大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】硬度が異なるメインパッドとインサートパ
ッドとを一体発泡成形する異硬度シートパッドの製造方
法において、メインパッドとインサートパッドの発泡型
を同一ないし隣接する金型として構成し、インサートパ
ッドの発泡成形と、当該成形により得られたインサート
パッドをメインパッドの発泡型内に取り付けて一体発泡
成形するメインパッドの発泡成形とを同一ライン上で同
期化して同時成形する異硬度シートパッドの製造方法。 - 【請求項2】製造ラインがターンテーブル方式である請
求項1記載の異硬度シートパッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402268A JPH0651301B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 異硬度シートパッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402268A JPH0651301B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 異硬度シートパッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216021A true JPH04216021A (ja) | 1992-08-06 |
JPH0651301B2 JPH0651301B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=18512089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402268A Expired - Lifetime JPH0651301B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 異硬度シートパッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651301B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP2402268A patent/JPH0651301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0651301B2 (ja) | 1994-07-06 |
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