JPH04215916A - ソーセージの搬送方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ソーセージを腸詰め機
から包装機へ搬送するための方法及び装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、腸詰め機で配量されねじり切られ
たソーセージは手で腸詰め機から取り出され、次の包装
機の包装容器の中に入れられていた。この方法は、腸詰
め機から取り出したソーセージを包装機へ移し変えるた
めに５人以下の作業員を要するため極めて手間がかかり
コスト高になるばかりでなく、衛生的な方法ではなかっ
た。即ち、高配量速度で作動する腸詰め機において臓物
を交換する間に、タクト式に作動する包装機にソーセー
ジを供給できるようにするためには、作業員が１本１本
のソーセージを手に取って比較的長い時間保持しなけれ
ばならないからである。従って腸詰め機から包装機への
従来の移送方法は非能率的であり、時代に即しないもの
であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、腸詰
め機で配量されねじり切られたソーセージを人間が触れ
ないように機械的に包装機の包装容器のなかに入れるよ
うにすること、このために必要な構成を簡潔にすること
、従来の方法及び装置に比べて人手を減らすことによっ
て稼働コストを低減させること、互いに連結される構成
要素の異なる作業速度を簡単に補償できるようにするこ
と、種々の製品への適用が簡単にできるようにすること
、生産能力を予測可能にすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、方法においては、腸詰め機からソーセージ
の長手方向に搬送ベルトに供給されるソーセージを該搬
送ベルト上にて転向装置により所定の位置へもたらすこ
と、次にソーセージを積込ステーションにおいて搬送ベ
ルト上で堰き止め、搬送ベルトを貫通し鉛直方向に位置
調整可能な昇降部材によって、搬送ベルト上方に配置さ
れているコンテナへ単層または複層で装入すること、次
にコンテナを蓄積部により積降しステーションに搬送す
ること、最後に積降しステーションにおいて、コンテナ
内にあるソーセージを包装機の作動周期に応じてコンテ
ナから搬出することを特徴とし、装置においては、腸詰
め機からソーセージの長手方向に、該腸詰め機（２）に
接続している搬送ベルトに供給されるソーセージを、搬
送ベルト上にて所定の横向き位置へ整向するための転向
装置と、鉛直方向に位置調整可能な昇降部材と該昇降部
材へ向けて送り可能に該昇降部材上に配置されているコ
ンテナとを有している積込ステーションであって、堰き
止められたソーセージを、搬送ベルトを貫通している昇
降部材によりコンテナ内へ単層または複層で装入させる
ための積込ステーションと、ソーセージを積載したコン
テナ及びソーセージを積載していないコンテナを搬送す
るための蓄積部と、蓄積部によりコンテナを供給可能で
、包装機の作動周期でコンテナを空にするための積降し
ステーションとを有していることを特徴とするものであ
る。

【０００５】転向装置は、搬送ベルト上方に配置される
回転駆動可能な回転体によって簡単な構成で形成され、
該回転体に、ソーセージに作用する指状転向部材が装着
されている。

【０００６】臓物の交換時に不完全に腸詰めされたソー
セージを取り除くことができるように、転向装置の前方
に、腸詰め機の作動に応じて制御可能な放出装置が設け
られ、該放出装置は、搬送ベルトに対して軸線が垂直に
なるように回動可能な棒材である。

【０００７】搬送ベルトは、互いに並設され摩擦低減材
料ライニングでコーティングされているベルト部分から
構成され、積込ステーションの領域で個々のベルト部分
が短く構成されている。

【０００８】コンテナは、互いに回動可能に支持される
２つの半シェルを有し、該半シェルが積込ステーション
において昇降部材の位置調整運動に依存して強制的に位
置調整可能であり、且つ積降しステーションにおいて周
期的に空気圧操作可能なサーボ装置により位置調整可能
である。備蓄部は、水平方向に配置され連続的に回転す
るホイール、ベルト等によって形成され、該ホイール、
ベルト等に、積込ステーションと積降しステーションに
搬送するためのコンテナが制御可能に連結可能である。

【０００９】本発明による方法では、２つの半シェルか
ら成るコンテナの積込ステーションにおける開閉運動を
昇降部材の位置調整運動に依存して強制的に制御する。 これに対して、積降しステーションでは、包装機の作業
周期でコンテナを制御可能なサーボ装置により開く。

【００１０】

【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。

【００１１】１で示した搬送装置は、腸詰め機２で配量
されねじり切られたソーセージ１０を包装機３へ機械的
に搬送するために用いられ、大体において、搬送ベルト
１１と、転向装置１２と、グループ分けしたソーセージ
１０をコンテナ１８に装入する積込ステーション１５と
、蓄積部２１と、積降しステーション２３とから構成さ
れている。ソーセージ１０は、２つのベルト４と５の間
で該ベルトの長手方向へ搬送ベルト１１に供給され、該
搬送ベルト１１上で転向装置１２により回転せしめられ
る。その結果ソーセージ１０は、搬送ベルト１１を貫通
している昇降部材１７により単層または複層でコンテナ
１８に装入することができる。ベルト４と５には切断装
置６が付設されており、該切断装置６により無端のソー
セージが適当に分断される。

【００１２】転向装置１２は、指状転向部材１４を備え
た回転駆動可能な回転体１３から構成されている。この
ようにしてソーセージ１０は、該ソーセージ１０の付着
を阻止するために摩擦低減ライニングでコーティングさ
れ互いに並設されたベルト部分から形成されている搬送
ベルト１１上で整向されてストッパー１６で堰き止めら
れ、昇降部材１７により該昇降部材１７の上方に配置さ
れているコンテナ１８に装入される。コンテナ１８はそ
れぞれ半シェル１９と２０から構成されている。半シェ
ル１９，２０は回動可能に支持され、昇降部材１７の位
置調整運動に依存して強制的に制御される。

【００１３】蓄積部２１は、連続的に駆動されるホイー
ル２２から構成されている。ホイール２２にはコンテナ
１８が制御可能に連結可能である。積込ステーション１
５でコンテナ１８にソーセージ１０を積み込んだ後、コ
ンテナ１８はホイール２２によって連行されて積降しス
テーション２３に供給される。積降しステーション２３
では、包装機３のタクト（作動周期）に応じてコンテナ
１８が開く。包装機３のタクトでサーボ装置がコンテナ
１８の位置調整部材に作用する。従ってソーセージ１０
は、包装機３の搬送ベルト７上に設けられている搬送容
器８で空にされる。

【００１４】蓄積部２１により、腸詰め機２と包装機３
との異なる作業速度が補償され、これによってバッファ
が提供される。その結果、タクト式に作動する包装機３
の臓物の交換の際にも十分な量のソーセージ１０が提供
される。これに対して腸詰め機２は、配量されねじり切
られたソーセージ１０を臓物の充填の間高速で生産する
が、臓物の交換の際には停止している。従って本発明に
よる装置１により、包装機３は支障なく中断なく作動す
る。臓物の交換の際に不完全に充填されたソーセージを
除外するため、転向装置１１の前方には、搬送ベルト１
１の軸線に垂直に回動可能な棒材３２からなる放出装置
３１が設けられている。腸詰め機２の作業態様に応じて
棒材３２が回動し、その結果不完全に充填されソーセー
ジの流れから切り取られた不良のソーセージが放出され
る。

【００１５】次に、本発明の実施態様を列記しておく。

【００１６】 （１）２つの半シェル（１９，２０）から成るコンテナ
（１８）の積込ステーション（１５）における開閉運動
を昇降部材（１７）の位置調整運動に依存して強制的に
制御することを特徴とする、請求項１に記載の方法。

【００１７】 （２）包装機（３）の作業周期でコンテナ（１８）を積
降しステーション（２３）で制御可能なサーボ装置（２
４）により開くことを特徴とする、請求項１または上記
第１項に記載の方法。

【００１８】 （３）転向装置（１２）が、搬送ベルト（１１）上方に
配置される回転駆動可能な回転体（１３）によって形成
され、該回転体（１３）に、ソーセージ（１０）に作用
する指状転向部材（１４）が装着されていることを特徴
とする、請求項２に記載の装置。

【００１９】 （４）転向装置（１２）の前方に、腸詰め機（２）の作
動に応じて制御可能な放出装置（３１）が設けられ、該
放出装置（３１）は、搬送ベルト（１１）に対して軸線
が垂直になるように回動可能な棒材（３２）であること
を特徴とする、請求項２または上記第３項に記載の装置
。

【００２０】 （５）搬送ベルト（１１）が、互いに並設され摩擦低減
材料ライニングでコーティングされているベルト部分か
ら構成されていることと、積込ステーション（１５）の
領域で個々のベルト部分が短く構成されていることとを
特徴とする、請求項２、上記第３項または第４項のいず
れか１つに記載の装置。

【００２１】 （６）コンテナ（１８）が、互いに回動可能に支持され
る２つの半シェル（１９，２０）を有し、該半シェル（
１９，２０）が積込ステーション（１５）において昇降
部材（１７）の位置調整運動に依存して強制的に位置調
整可能であり、且つ積降しステーション（２３）におい
て周期的に空気圧操作可能なサーボ装置（２４）により
位置調整可能であることを特徴とする、請求項２または
上記第３項から第５項までのいずれか１つに記載の装置
。

【００２２】 （７）備蓄部（２１）が、水平方向に配置され連続的に
回転するホイール（２２）、ベルト等によって形成され
、該ホイール（２２）、ベルト等に、積込ステーション
（１５）と積降しステーション（２１）に搬送するため
のコンテナ（１８）が制御可能に連結可能であることを
特徴とする、請求項２または上記第３項から第６項まで
のいずれか１つに記載の装置。

【００２３】

【発明の効果】本発明によれば、ソーセージを腸詰め機
から包装機へ移送する際、簡単な操作で機械的に且つ連
続的に作業を行うことができる。この場合、互いに接続
している構成要素の異なる作業速度が補償され、ソーセ
ージを損傷させることなく処理できる。従って不良品の
発生を回避できる。

【００２４】また、ソーセージを適確に包装された状態
で搬送する本発明による装置は高い生産率を有し、種々
の生産物にも適用することができ、従って広範囲の応用
性があり、生産高を予測可能である。ソーセージは移送
の際人に触れられず、従って人手による作業の必要がな
いので、衛生的な処理が保証されている。このように本
発明によれば、腸詰め機から包装機までのソーセージの
生産工程が簡単な構成で自動化される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による装置の一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１　　　　　　　　　　搬送装置 ２　　　　　　　　　　腸詰め機 ３　　　　　　　　　　包装機 １０　　　　　　ソーセージ １１　　　　　　搬送ベルト １２　　　　　　転向装置 １５　　　　　　積込ステーション １７　　　　　　昇降部材 １８　　　　　　コンテナ ２１　　　　　　備蓄部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ソーセージを腸詰め機から包装機へ搬
   送するための方法において、腸詰め機（２）からソーセ
   ージ（１０）の長手方向に搬送ベルト（１１）に供給さ
   れるソーセージ（１０）を該搬送ベルト（１１）上にて
   転向装置（１２）により所定の位置へもたらすこと、次
   にソーセージ（１０）を積込ステーション（１５）にお
   いて搬送ベルト（１１）上で堰き止め、搬送ベルト（１
   １）を貫通し鉛直方向に位置調整可能な昇降部材（１７
   ）によって、搬送ベルト（１１）上方に配置されている
   コンテナ（１８）へ単層または複層で装入すること、次
   にコンテナ（１８）を蓄積部（２１）により積降しステ
   ーション（２３）に搬送すること、最後に積降しステー
   ション（２３）において、コンテナ（１８）内にあるソ
   ーセージ（１０）を包装機（３）の作動周期に応じてコ
   ンテナ（１８）から搬出することを特徴とする方法。
2. 【請求項２】　　ソーセージを腸詰め機から包装機へ搬
   送するための装置において、腸詰め機（２）からソーセ
   ージ（１０）の長手方向に、該腸詰め機（２）に接続し
   ている搬送ベルト（１１）に供給されるソーセージ（１
   ０）を、搬送ベルト（１１）上にて所定の横向き位置へ
   整向するための転向装置（１２）と、鉛直方向に位置調
   整可能な昇降部材（１７）と該昇降部材（１７）へ向け
   て送り可能に該昇降部材（１７）上に配置されているコ
   ンテナ（１８）とを有している積込ステーション（１５
   ）であって、堰き止められたソーセージ（１０）を、搬
   送ベルト（１１）を貫通している昇降部材（１７）によ
   りコンテナ（１８）内へ単層または複層で装入させるた
   めの積込ステーション（１５）と、ソーセージ（１０）
   を積載したコンテナ（１８）及びソーセージ（１０）を
   積載していないコンテナ（１８）を搬送するための蓄積
   部（２１）と、蓄積部（２１）によりコンテナ（１８）
   を供給可能で、包装機（３）の作動周期でコンテナ（１
   ８）を空にするための積降しステーション（２３）とを
   有していることを特徴とする装置。