JPH04215522A - 3気筒エンジンの防振支持装置 - Google Patents

3気筒エンジンの防振支持装置

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JPH04215522A
JPH04215522A JP41418290A JP41418290A JPH04215522A JP H04215522 A JPH04215522 A JP H04215522A JP 41418290 A JP41418290 A JP 41418290A JP 41418290 A JP41418290 A JP 41418290A JP H04215522 A JPH04215522 A JP H04215522A
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JP
Japan
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vibration
gravity
center
engine
rubbers
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JP41418290A
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Hiroyuki Yoshitomi
吉富 裕幸
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、バックホーやブルド
ーザ等の建設機械に搭載されるエンジンであって、3気
筒エンジンを防振支持するための装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来この種の建設機械に搭載される3気
筒エンジンの防振支持構造としては、特開平2−245
42号公報に記載されているように、4個の防振コムを
平面からみて前後左右に配置するとともに、それらの防
振ゴムは全てエンジンユニットの重心よりも低い位置に
同じ高さに取り付けている。
【0004】なお、建設機械ではなく、トラクタにおい
ては、前部側に左右2個の防振ゴムを配置し後部側に一
個の防振ゴムを配置するとともに、後部の一個の防振ゴ
ムをエンジンの重心よりも高い位置に取り付けたものが
ある(特開昭59−45219号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エンジンに発
生する振動はヨーイング、ピッチング、ローリング、及
び並振力に分けられる。これらのうち並振力は3気筒エ
ンジンではほとんど問題にならず、これを除いた3種類
の振動に付いては、建設機械に据え付けたときにその振
動がオペレータの位置するキャビンに伝達されないよう
にすることが肝心となる。なお、ヨーイングとは、平面
からみて重心を中心としてエンジンユニット全体が左右
方向に揺動するような振動であり、ピッチングとは、側
面からみて同じく重心を中心として上下に揺動するよう
な振動であり、ローリングとは、後方または前方からみ
て垂直面内で重心を中心に左右に揺動するような振動を
いう。
【0006】しかるに、4個の防振ゴムを全て重心より
も低い位置において前後左右に配置した前記従来の建設
機械においては、小型のエンジンの場合はさほど問題に
ならないが、往復動部分の慣性質量の大きい大型のもの
においては、特に、1000rpm前後のローアイドル
時の振動減衰効果が充分でなく、キャビン側に伝達され
易いという欠点があった。他方、3個の防振ゴムを配置
した前記トラクタの支持構造は、ブームの旋回などを繰
り返す建設機械においては、旋回時にエンジンに作用す
る外力の振動を充分に減衰することができず、大きな振
動がキャビン側に伝達され易い欠点があった。この発明
の目的は、建設機械に搭載される3気筒エンジンにおい
て、特にローアイドル時の上記3種類の振動を効率的に
減衰できるようにした防振支持装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、エンジン本体及びそのエンジン本体
と一体に据え付けられるエンジンユニットを、平面から
みて前後左右計4個の防振ゴムを介して据え付ける場合
において、エンジンユニット全体の重心よりも前部側に
配置される左右2個の一対の防振ゴムと、同じく重心よ
りも後部側に配置される左右2個の一対の防振ゴムのう
ち、その一方の一対の防振ゴムを重心よりも低い位置に
、他方の一対の防振ゴムをその重心よりも高い位置に配
置し、且つ、これらの防振ゴムを、側面からみてユニッ
ト全体の重心を通るか又は重心付近を通る線上に配置す
るとともに、各防振ゴムの最もバネ定数の小さい方をエ
ンジンユニットのローリング振動の略振動方向に向けて
配置したことを特徴とする。
【0008】上記において、この出願の第2の発明は、
エンジン本体の後部に位置するフライホイールハウジン
グの蓋に、前記重心より後部側に配置される防振ゴムを
取り付けたことを特徴とする。
【0009】
【作    用】上記この発明の防振支持装置では、ユ
ニット全体の重心を通るか又は重心付近を通る線上に配
置された前後左右4個の防振ゴムを配置し、各防振ゴム
をそのエンジンローリング方向にバネ定数の最も小さい
方向を向けることで、ピッチング、ヨーイング及びロー
リングの固有振動数を下げて振動を低減させる。この場
合、望ましくは防振ゴム間のスパンを縮めることでより
低減できる。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を示す図1及び図2におい
て、1はエンジン本体、2は、このエンジン本体1の動
力を機体側に伝達するための変速装置としてのHST(
ハイドロスタティックトランスミッション)であって、
これらエンジン本体1とHST2とが、機体側に一体に
据え付けられるエンジンユニット3を構成している。4
は、エンジンユニット3の下端部側方に配置された機体
フレームであって、エンジン本体1の前部側が、この機
体フレーム4へその左右両側において防振ゴム5、5を
介して支持されている。この場合、機体フレーム4には
、第2図のように、V字形のステー6がその上面に固定
され、エンジン本体1に対して傾斜したステー6の一片
に、防振ゴム5の一方の金具より突出するボルト7で固
定されている。図2のように、エンジン本体1のシリン
ダブロック8側面に、平面からみて概略コの字形の別の
ステー9が、ボルト10によって固着され、斜め下向き
に突出するそのステー9の一片に、ゴム本体の他方の金
具より突出するボルト11が差し込んで固定されている
【0011】他方、エンジン本体1の後部側においては
、左右の機体フレーム4上面に跨るようにして、概略ア
ーチ型の垂直フレーム12が固定されており、この垂直
フレーム12の傾斜した両肩部に、それぞれ防振ゴム1
3、13の一方の金具より突出するボルト14が差し込
んで固定されている。エンジン本体の後側面に、その後
部のフライホイールハウジング15を覆うようにして、
側面から見て断面L形のステー16が取付けられており
、このステー16両端の傾斜状部分に、各防振ゴム13
、13の他方の金具より突出するボルト17が差し込ん
で固定され、このようにして、4個の防振ゴム5、13
を介してエンジンユニット3全体を支持している。 図1において、18は、エンジン本体1の前部に突出す
る冷却ファン、19は、その冷却ファン18の前部側に
おいて、機体フレーム4に据え付けたラジェータである
。なお、HST2に替えて他の油圧機器や変速機を取付
ける場合もある。
【0012】上記のような防振ゴム5、13の取付にお
いて、エンジンユニット3全体の重心Gは、エンジン本
体1の重心PとHSTの重心Qを結んだ線上の中間点に
あるが、上下に高低差を設けて配置された前後の防振ゴ
ム5、13は、図1のように、その重心Gを通るかまた
は重心付近を通る線L上に来るようにして配置されてい
る。また、図で示すように、後面から見た場合も、左右
の防振ゴム5、13が重心Gを通るか又は重心付近を通
る線K上に配置されている。更に図2で示すように、各
防振ゴム5、13は、その最も柔らかい即ち最も防振効
果の大きい方向であるX−X方向がローリング方向とな
るようにして配置され、これによって、ローリング方向
の振動を有効に減衰させるようにしている。その理由は
、次の通りである。
【0013】一般に、エンジンがその共振域を逃げるた
めには、エンジンユニット3の固有振動数をエンジン回
転の1/√2にしなくてはならない。例えばローアイド
ル回転数1000rpmの時の3気筒エンジンの強制振
動数は16.7HZであるが、その時の共振域はI6.
7×1/√2=11.8HZとなる。ローアイドル回転
数は、使用される最低回転数であり、エンジンユニット
3全体の固有振動数をこの共振回転数よりも低くすれば
、全回転数を通じて共振回転数を外れることとなり、振
動の少ない構造とすることができる。前記、ヨーイング
振動及びピッチング振動に付いては、4個の防振ゴム5
、13を前記のようにユニット3全体の重心Gを通るか
又は重心G付近を通る線L上にバランス良く配置するこ
とによって、それ以下まで下げることができる。他方、
エンジン1の爆発力によって起こるローリング振動に付
いては、回転数が下がってもそれほど低くならず、その
ため、上記のように、防振ゴム5、13の最もバネ定数
の小さい方をそのローリンク゛振動の方向に向けること
によって、その振動を減衰させ、3気筒機関に発生する
全ての振動を効率よく減衰させることができたものであ
る。
【0014】図1において、2点鎖線で示した防振ゴム
は、必要に応じて、フライホイールハウジング15の後
部に、後部側の防振ゴム13を配置する場合を示したも
ので、この場合には、前後の防振ゴム5、13は、ほぼ
完全に重心Gを通る線L上に位置することになる。或い
は重心Gの高さに応じてこのように付け加えることがで
きる。
【0015】図3は、重心Gよりも高くして配置される
後部側の防振ゴム13を、フライホイールハウジング1
5の蓋20に取付けるようにしたもので、L形のステー
21をハウジング15の後部蓋20外側面に、ボルト2
2によって固定し、その上端の水平部を前方に突出させ
て、防振ゴム13の上方に突出するボルト17をこの水
平部に差し込んで固定し、他方の下部側に突出するボル
ト14を、図1と同じく、機体フレーム4へ差し込んで
固定している。図の一点鎖線は、別のステー21の水平
部を後方に突出させて支持させる場合を示している。こ
の場合、ステー21を取付けるボルト穴は、ハウジング
蓋20の同一のボルト穴を利用することにより、即ち、
ハウジング蓋20を取り替えることなく同一のものを用
いて、最も望ましい防振ゴム13の取付位置や角度を選
択することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明では、ユニット
全体の重心を通るか又は重心付近を通る線上に配置され
た前後左右4個の防振ゴムを配置し、各防振ゴムをその
エンジンローリング方向にバネ定数の最も小さい方向を
向けることで、ピッチング、ヨーイング及びローリング
の固有振動数を下げて振動を低減させる。この場合、望
ましくは防振ゴム間のスパンを縮めることでより低減で
きるので、全体に振動の少ない建設機械用のエンジン支
持構造を得ることができる。また、この発明の第2の発
明では、後部側の防振ゴムをエンジン本体後部のフライ
ホイールハウジングの蓋に取付けることで、複雑なステ
ーを用いることなく取付構造が簡単となり、また、その
ハウジング蓋のボルト穴の位置を変更することで、重心
の高さ等に応じて簡単に防振ゴムの取付角度や位置を、
ステーの形状を変更することなく簡単に変更することが
可能となる。更に、ハウジング蓋側面に取付けることで
、取付ボルトに対する荷重がせん断荷重となり、ボルト
本数を少なくできるという効果がある。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンユニットの支持構造の側面図である。
【図2】エンジンユニットの支持構造の後面図である。
【図3】エンジンユニットの他の支持構造の一部の側面
図である。
【符号の説明】
1        エンジン本体 3        エンジンユニット 5、13  防振ゴム 20      フライホイールハウジング蓋G   
     重心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジン本体及びそのエンジン本体と
    一体に据え付けられるエンジンユニットを、平面からみ
    て前後左右計4個の防振ゴムを介して据え付ける場合に
    おいて、エンジンユニット全体の重心よりも前部側に配
    置される左右2個の一対の防振ゴムと、同じく重心より
    も後部側に配置される左右2個の一対の防振ゴムのうち
    、その一方の一対の防振ゴムを重心よりも低い位置に、
    他方の一対の防振ゴムをその重心よりも高い位置に配置
    し、且つ、これらの防振ゴムを、側面からみてユニット
    全体の重心を通るか又は重心付近を通る線上に配置する
    とともに、各防振ゴムの最もバネ定数の小さい方をエン
    ジンユニットのローリング振動の略振動方向に向けて配
    置したことを特徴とする3気筒エンジンの防振支持装置
  2. 【請求項2】  エンジン本体の後部に位置するフライ
    ホイールハウジングの蓋に、前記重心より後部側に配置
    される防振ゴムを取り付けたことを特徴とする請求項1
    記載の3気筒エンジンの防振支持装置。 【0001】
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103431A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Yanmar Co Ltd 作業車両
JP2007139080A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Bridgestone Corp 防振支持構造
JP2011073490A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Kobelco Contstruction Machinery Ltd ハイブリッド建設機械

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