JPH0421513B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0421513B2
JPH0421513B2 JP59221625A JP22162584A JPH0421513B2 JP H0421513 B2 JPH0421513 B2 JP H0421513B2 JP 59221625 A JP59221625 A JP 59221625A JP 22162584 A JP22162584 A JP 22162584A JP H0421513 B2 JPH0421513 B2 JP H0421513B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
insulator
heater
thermistor
iron
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59221625A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61100299A (ja
Inventor
Ryoji Kumamoto
Tooru Hanada
Takayoshi Kojima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22162584A priority Critical patent/JPS61100299A/ja
Publication of JPS61100299A publication Critical patent/JPS61100299A/ja
Publication of JPH0421513B2 publication Critical patent/JPH0421513B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭または旅行用に携帯し、使
用するアイロンに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来、この種の携帯に用いるアイロンは、第4
図に示すように、ベース1上にマイカヒーター2
を置き、このマイカヒーター2をヒーター押え板
3によりベース1に固定していた。ヒーター押え
板3はネジ4によりベース1に固定していた。し
かし、マイカヒーター2は、ニクロム線と絶縁支
持部材で形成した発熱体であり、それ自体では、
温度コントロールができないため、必ず温度コン
トロール用のサーモスタツトと併用する必要があ
り、コスト的にも、サーモスタツトの分だけ高く
なるとともに、取付スペースも、サーモスタツト
の分だけ大きくなる問題点があつた。また、マイ
カヒーター2は、ニクロム線で形成されているた
め、過熱が生じた場合に、ニクロム線自体が自己
過熱焼損、さらには絶縁支持部材の熱的劣化を生
じることがあり、安全性および信頼性の面で問題
があつた。
そこで、従来のマイカヒーター2の問題点を解
決するために、正の抵抗温度係数を有するサーミ
スターをベース加熱用ヒーターとして使用するよ
うになつてきている。このヒーターはヒーター自
身が温度を自己制御するため、温度コントロール
用サーモスタツトを使用する必要がなくなるとと
もに、ヒーターの過熱による、自己過熱焼損およ
び絶縁部材の熱劣化を防ぐことができ、安全性お
よび信頼性の高いアイロンを提供することができ
る。
しかし、この正の抵抗温度係数を有するサーミ
スターは、チタン酸バリウム系の半導体磁器によ
り構成されているため、急激なヒートシヨツクお
よび、ベースと接触している面と非接触面の間の
熱勾配(温度差)が大きくなると、歪が発生し、
クラツク等の破損が生じる。特にアイロンの使用
に際してはヒートシヨツクを受ける機会が多く、
アイロンベースの加熱用ヒーターとして用いるに
は、耐久性、信頼性において、大きな問題があつ
た。
発明の目的 本発明は、上記問題を解消するためになされた
もので、安全性、耐久性、信頼性の高いアイロン
を提供することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため本発明のアイロンは、
アイロン掛けを行なうベースと、このベース上に
取付けられた正の抵抗温度係数を有するサーミス
ターよりなる加熱部と、この加熱部を前記ベース
上に固定する固定装置を備え、前記加熱部を挟持
する下部絶縁物および上部絶縁物とを備え、前記
上部絶縁物は前記下部絶縁物より薄く形成すると
ともに、その上面に高熱伝導率を有する熱緩衝部
材を設けた構成としている。
以上の構成によれば、正の抵抗温度係数を有す
るサーミスタよりなるヒーターと熱緩衝部材が熱
的に結合し、ヒーターのベース側と熱緩衝部材側
との熱勾配が小さくなるため、ヒートシヨツクを
受けても、ヒーター本体に対する熱的衝撃は小さ
くなり、歪によるクラツク等の破損がなくなる。
実施例の説明 以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施例
を説明する。
第1図〜第3図において、正の温度係数を有す
るサーミスタ5の上下面にそれぞれ銀メツキによ
る電極6を設け、さらに厚さの異なる上部絶縁物
7および下部絶縁物8で挾持し、ヒーターを形成
している。上部絶縁物7は下部絶縁物8より厚く
しており、熱が下面であるベース9側に伝達しや
すくしている。下部絶縁物8の下面とベース9の
上面との間にはシリコン10を介在させ、下部絶
縁物8とベース9上面との密着性を高め、熱伝達
率を高めている。また上部絶縁物7の上面に密着
するように設けた熱緩衝部材11は、ベース9の
後部にネジ12により固定された板バネ13、い
わゆる固定装置で押圧され、ヒーターをベース9
上に固定している。この熱緩衝部材11には熱伝
導性の良いアルミ、銅系のものを用いることが望
ましいが、鉄糸のものでも良い。以上のベース9
上の部品を覆うように設けたカバー14の上方に
握部を形成するボデイー15を設けている。本実
施例はヘアードライヤー兼用アイロンであるた
め、ボデイー15に送風手段であるモーター16
と加熱手段であるヒーター17とを内蔵している
が、通常の握部であつてもよい。
以上のように構成したアイロンについて動作を
説明する。電極6を介してサーミスタ5に電圧を
印加すると、サーミスタ5が発熱し、上部絶縁物
7および下部絶縁物8に熱を伝達する。上部絶縁
物8に伝わつた熱は熱緩衝部材11より周囲に放
熱される。また、下部絶縁物8に伝わつた熱は、
シリコン10を介してベース9に伝わりベース9
面を加熱し、アイロン掛けを可能とする。
以上のような熱伝達において、上部絶縁物7が
下部絶縁物8より厚いため、熱伝達は下部絶縁物
8の方が良くなり、ベース9に効率よくサーミス
タ5の熱を伝えることができる。また、下部絶縁
物8とベース9上面とを密着させるシリコン10
により、下部絶縁物8の熱を効率よくベース9に
伝えることができる。さらに、上部絶縁物7の上
面に熱緩衝部材11を設け、上部絶縁物7の上部
だけ温度が高まり、下部との熱勾配が大きくなる
ことがないため、上部絶縁物7に歪が生じ、クラ
ツク等の破損が発生することを防止でき、耐久性
および信頼性を向上さすことができる。
なお、サーミスタ5のみにおいても、一面をベ
ース9に接触させて発熱させると、ベース9に接
触させない側の温度が高まり、クラツク等の破損
を生じるため、ベース9と対向する面に熱緩衝部
材11を設ければ、上記のようなクラツク等の破
損が防止でき、要は熱勾配が小さくなるように熱
緩衝部材を設ければ良い。
発明の効果 上記実施例から明らかなように本発明のアイロ
ンは、ベース上に取りつけ正の抵抗温度係数を有
するサーミスタよりなる加熱部と、この加熱部を
前記ベース上に固定する固定装置と、前記加熱部
を挟持する下部絶縁物および上部絶縁物とを備
え、前記上部絶縁物は前記下部絶縁物より薄く形
成するとともに、その上面に高熱伝導率を有する
熱緩衝部材を設けたものであり、この構成とする
ことにより、ヒーターのベース側の面と、それに
対向する面との熱勾配を小さくし、クラツク等の
破損防止を図ることができるため、耐久性、信頼
性および安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるアイロンの
断面図、第2図は同ヒーター周辺の平面図、第3
図は同正面図、第4図は従来のアイロンの断面図
である。 9……ベース、5……サーミスタ、7……上部
絶縁物、8……下部絶縁物、13……板バネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アイロン掛けを行うベースと、このベース上
    に取りつけ正の抵抗温度係数を有するサーミスタ
    よりなる加熱部と、この加熱部を前記ベース上に
    固定する固定装置と、前記加熱部を挟持する下部
    絶縁物および上部絶縁物とを備え、前記上部絶縁
    物は前記下部絶縁物より薄く形成するとともに、
    その上面に高熱伝導率を有する熱緩衝部材を設け
    たアイロン。
JP22162584A 1984-10-22 1984-10-22 アイロン Granted JPS61100299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22162584A JPS61100299A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 アイロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22162584A JPS61100299A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 アイロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61100299A JPS61100299A (ja) 1986-05-19
JPH0421513B2 true JPH0421513B2 (ja) 1992-04-10

Family

ID=16769693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22162584A Granted JPS61100299A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 アイロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61100299A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013128253A1 (en) 2012-02-29 2013-09-06 Itc Limited Polymeric powdered coating composition for making liquid filled polymeric beads and methods thereof
US8927026B2 (en) 2011-04-07 2015-01-06 The Procter & Gamble Company Shampoo compositions with increased deposition of polyacrylate microcapsules
US8980292B2 (en) 2011-04-07 2015-03-17 The Procter & Gamble Company Conditioner compositions with increased deposition of polyacrylate microcapsules

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JPS5566698U (ja) * 1978-10-31 1980-05-08

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS61100299A (ja) 1986-05-19

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