JPH04214738A - ヒンジ付中空成形品 - Google Patents
ヒンジ付中空成形品Info
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- JPH04214738A JPH04214738A JP41898890A JP41898890A JPH04214738A JP H04214738 A JPH04214738 A JP H04214738A JP 41898890 A JP41898890 A JP 41898890A JP 41898890 A JP41898890 A JP 41898890A JP H04214738 A JPH04214738 A JP H04214738A
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Links
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空成形によるヒンジ
付成形品に関する。さらに詳しくは、保冷効果を付加し
た折りたたみコンテナー、家庭用品および自動車部品な
どに好適な樹脂ヒンジを有する中空成形品に関する。
付成形品に関する。さらに詳しくは、保冷効果を付加し
た折りたたみコンテナー、家庭用品および自動車部品な
どに好適な樹脂ヒンジを有する中空成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂ヒンジ付成形品は射出成形に
よるものが多い。射出成形におけるヒンジ部の形成は、
成形金型の細いスリット部に相当し、その箇所を通過さ
せることにより分子配向が生じ、ヒンジ耐久性が増すと
いわれている。また、ヒンジ部の柔軟性を向上させる方
法として、成形直後の完全固化する前に、「クセつけ」
と称する折り曲げが一般に行なわれている。
よるものが多い。射出成形におけるヒンジ部の形成は、
成形金型の細いスリット部に相当し、その箇所を通過さ
せることにより分子配向が生じ、ヒンジ耐久性が増すと
いわれている。また、ヒンジ部の柔軟性を向上させる方
法として、成形直後の完全固化する前に、「クセつけ」
と称する折り曲げが一般に行なわれている。
【0003】一方、中空成形によるヒンジ付成形品も見
られるが、ヒンジ部の形成は金型の凸面で押しつぶして
形成されるため、射出成形のようなヒンジ耐久性の向上
は期待できない。さらに、中空成形品は、成形直後に周
囲のバリを取り除く「製品仕上」の工程が必要であり、
折り曲げによる「クセつけ」が困難である。
られるが、ヒンジ部の形成は金型の凸面で押しつぶして
形成されるため、射出成形のようなヒンジ耐久性の向上
は期待できない。さらに、中空成形品は、成形直後に周
囲のバリを取り除く「製品仕上」の工程が必要であり、
折り曲げによる「クセつけ」が困難である。
【0004】したがって、中空成形品のヒンジ部は、い
ずれもヒンジ部分が硬かったり、折り曲げても元に戻る
など柔軟性に欠ける製品が多い。さらに、中空成形品の
用途として、中空部に発泡ウレタンなどを充填した断熱
性容器として利用する場合には、低温におけるヒンジ性
が要求される。
ずれもヒンジ部分が硬かったり、折り曲げても元に戻る
など柔軟性に欠ける製品が多い。さらに、中空成形品の
用途として、中空部に発泡ウレタンなどを充填した断熱
性容器として利用する場合には、低温におけるヒンジ性
が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のヒンジ付中空成形品が有する欠点を克服し、低温
下でもヒンジ性を有し、かつ「クセつけ」のための折り
曲げ不要のヒンジ付中空成形品を提供することを目的と
してなされたものである。
従来のヒンジ付中空成形品が有する欠点を克服し、低温
下でもヒンジ性を有し、かつ「クセつけ」のための折り
曲げ不要のヒンジ付中空成形品を提供することを目的と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、エチレン系重合体、プロピレン系重合体
およびエチレン−α−オレフィン共重合体を特定の割合
で含有する組成物を中空成形して得られるヒンジ付成形
品が前記目的に適合することを見出し,本発明を完成す
るに至った。
を重ねた結果、エチレン系重合体、プロピレン系重合体
およびエチレン−α−オレフィン共重合体を特定の割合
で含有する組成物を中空成形して得られるヒンジ付成形
品が前記目的に適合することを見出し,本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(a)メルトフロー
レートが0.1〜2.0g/10分であるエチレン系重
合体20〜80重量%と、メルトフローレートが0.1
〜2.0g/10分であるプロピレン系重合体80〜2
0重量%とからなる混合物90〜40重量%、(b)α
−オレフィンの含有量が15〜45重量%であり、かつ
メルトフローレートが0.1〜5.0g/10分である
エチレン−α−オレフィン共重合体 10〜60重量
%からなる組成物を用いたことを特徴とするヒンジ付中
空成形品を提供するものである。
レートが0.1〜2.0g/10分であるエチレン系重
合体20〜80重量%と、メルトフローレートが0.1
〜2.0g/10分であるプロピレン系重合体80〜2
0重量%とからなる混合物90〜40重量%、(b)α
−オレフィンの含有量が15〜45重量%であり、かつ
メルトフローレートが0.1〜5.0g/10分である
エチレン−α−オレフィン共重合体 10〜60重量
%からなる組成物を用いたことを特徴とするヒンジ付中
空成形品を提供するものである。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用するエチレン系重合体は、0.935g/cm3
以上のエチレン単重合体またはエチレンを主成分とする
エチレンとα−オレフィン(通常炭素数3〜12個で、
α−オレフィンの共重合割合は15重量%未満)の共重
合体である。エチレン系重合体のメルトフローレート(
JIS K6760に従い測定)は0.1〜2.0g
/10分である。メルトフローレートが0.1g/10
分未満では加工性が良くなく、一方2.0g/10分以
上では成形性および機械特性が低下し好ましくない。
使用するエチレン系重合体は、0.935g/cm3
以上のエチレン単重合体またはエチレンを主成分とする
エチレンとα−オレフィン(通常炭素数3〜12個で、
α−オレフィンの共重合割合は15重量%未満)の共重
合体である。エチレン系重合体のメルトフローレート(
JIS K6760に従い測定)は0.1〜2.0g
/10分である。メルトフローレートが0.1g/10
分未満では加工性が良くなく、一方2.0g/10分以
上では成形性および機械特性が低下し好ましくない。
【0009】また、本発明で用いられるプロピレン系重
合体は、プロピレン単重合体またはプロピレンを主成分
とし、プロピレンと20重量%以下、さらに好ましくは
18重量%以下のエチレンをブロック共重合させて得ら
れる共重合体である。プロピレン系重合体のメルトフロ
ーレート(JIS K6758に従い測定)は0.1
〜2.0g/10分である。メルトフローレートが0.
1g/10分未満では加工性が良くなく、一方2.0g
/10分を超えるとい成形性および機械特性が低下し好
ましくない。
合体は、プロピレン単重合体またはプロピレンを主成分
とし、プロピレンと20重量%以下、さらに好ましくは
18重量%以下のエチレンをブロック共重合させて得ら
れる共重合体である。プロピレン系重合体のメルトフロ
ーレート(JIS K6758に従い測定)は0.1
〜2.0g/10分である。メルトフローレートが0.
1g/10分未満では加工性が良くなく、一方2.0g
/10分を超えるとい成形性および機械特性が低下し好
ましくない。
【0010】エチレン系重合体とプロピレン系重合体と
からなる混合物中のエチレン系重合体の割合は20〜8
0重量%であり、好ましくは30〜70重量%、さらに
好ましくは40〜70重量%である。エチレン系重合体
の割合が20重量%未満では、低温下における耐衝撃性
が低下する。一方、80重量%を超えると低温下におけ
る耐屈曲性が低下し好ましくない。
からなる混合物中のエチレン系重合体の割合は20〜8
0重量%であり、好ましくは30〜70重量%、さらに
好ましくは40〜70重量%である。エチレン系重合体
の割合が20重量%未満では、低温下における耐衝撃性
が低下する。一方、80重量%を超えると低温下におけ
る耐屈曲性が低下し好ましくない。
【0011】本発明で使用するエチレン−α−オレフィ
ン共重合体は、エチレンを主成分としα−オレフィンを
15〜45重量%、好ましくは18〜40重量%、さら
に好ましくは20〜38重量%含有する共重合体である
。α−オレフィンとしては、炭素数3〜12のα−オレ
フィンであり、具体例としてはプロピレン、ブテン−1
、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1などである。この中で好ましいのはプロピレンである
。エチレン−α−オレフィン共重合体のメルトフローレ
ート(JIS K7210に従い測定)は0.1〜5
.0g/10分であり、0.2〜5.0g/10分が好
ましく、さらに0.5〜5.0g/10分が好適である
。メルトフローレートが0.1g/10分未満では加工
性が良くなく、一方5.0g/10分を超えると成形性
および機械特性が悪くなる。また、エチレン−α−オレ
フィン共重合体のムーニー粘度(ML1+4,100℃
)は通常10〜180であり、好ましくは10〜170
であり、さらに好ましくは10〜150である。
ン共重合体は、エチレンを主成分としα−オレフィンを
15〜45重量%、好ましくは18〜40重量%、さら
に好ましくは20〜38重量%含有する共重合体である
。α−オレフィンとしては、炭素数3〜12のα−オレ
フィンであり、具体例としてはプロピレン、ブテン−1
、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1などである。この中で好ましいのはプロピレンである
。エチレン−α−オレフィン共重合体のメルトフローレ
ート(JIS K7210に従い測定)は0.1〜5
.0g/10分であり、0.2〜5.0g/10分が好
ましく、さらに0.5〜5.0g/10分が好適である
。メルトフローレートが0.1g/10分未満では加工
性が良くなく、一方5.0g/10分を超えると成形性
および機械特性が悪くなる。また、エチレン−α−オレ
フィン共重合体のムーニー粘度(ML1+4,100℃
)は通常10〜180であり、好ましくは10〜170
であり、さらに好ましくは10〜150である。
【0012】前記混合物とエチレン−α−オレフィン共
重合体からなる本発明の組成物中に占めるエチレン−α
−オレフィン共重合体の組成割合は、10〜60重量%
であり、好ましくは15〜60重量%であり、さらに好
ましくは20〜55重量%である。エチレン−α−オレ
フィン共重合体の割合が10重量%未満では柔軟性が低
下し、一方60重量%を超えると、強度が低下し好まし
くない。
重合体からなる本発明の組成物中に占めるエチレン−α
−オレフィン共重合体の組成割合は、10〜60重量%
であり、好ましくは15〜60重量%であり、さらに好
ましくは20〜55重量%である。エチレン−α−オレ
フィン共重合体の割合が10重量%未満では柔軟性が低
下し、一方60重量%を超えると、強度が低下し好まし
くない。
【0013】本発明の組成物は、あらかじめエチレン系
重合体とプロピレン系重合体を混合して、混合物を調整
し、次に該混合物とエチレン−α−オレフィン共重合体
を混合してもよく、また本発明の組成割合になるように
エチレン系重合体、プロピレン系重合体およびエチレン
−α−オレフィン共重合体の配合量を決め、3成分を同
時に混合する方法をとってもよい。
重合体とプロピレン系重合体を混合して、混合物を調整
し、次に該混合物とエチレン−α−オレフィン共重合体
を混合してもよく、また本発明の組成割合になるように
エチレン系重合体、プロピレン系重合体およびエチレン
−α−オレフィン共重合体の配合量を決め、3成分を同
時に混合する方法をとってもよい。
【0014】混合方法としては、合成樹脂分野において
一般に行われているヘンシェルミキサー、タンブラーお
よびリボンミキサーのような混合機を使用してドライブ
レンドする方法ならびにオープンロール、押出混合機、
ニーダーおよびバンバリーのような混合機を用いて溶融
しながら混合する方法などがあり、いずれの方法を用い
てもよい。また、該組成物を製造するに当たり、合成樹
脂の分野において広く利用されている安定剤、難燃剤、
着色剤、滑剤、可塑剤ならびに帯電防止剤のような添加
剤を組成物の使用目的に応じて本発明の組成物の特性を
本質的に損なわない範囲で添加してもよい。
一般に行われているヘンシェルミキサー、タンブラーお
よびリボンミキサーのような混合機を使用してドライブ
レンドする方法ならびにオープンロール、押出混合機、
ニーダーおよびバンバリーのような混合機を用いて溶融
しながら混合する方法などがあり、いずれの方法を用い
てもよい。また、該組成物を製造するに当たり、合成樹
脂の分野において広く利用されている安定剤、難燃剤、
着色剤、滑剤、可塑剤ならびに帯電防止剤のような添加
剤を組成物の使用目的に応じて本発明の組成物の特性を
本質的に損なわない範囲で添加してもよい。
【0015】本発明の組成物を用いて中空成形する方法
としては、特に限定されるものはなく、一般の中空成形
法が使用できる。具体的には例えば、押出中空成形法、
射出中空成形法、アキュムレーター式中空成形法などが
挙げられる。前記方法で中空成形する場合は、いずれも
190〜260℃の温度で溶融後、ダイよりパリソンを
押出し、金型内で空気を吹き込み、冷却することにより
行うことができる。
としては、特に限定されるものはなく、一般の中空成形
法が使用できる。具体的には例えば、押出中空成形法、
射出中空成形法、アキュムレーター式中空成形法などが
挙げられる。前記方法で中空成形する場合は、いずれも
190〜260℃の温度で溶融後、ダイよりパリソンを
押出し、金型内で空気を吹き込み、冷却することにより
行うことができる。
【0016】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、組成物などの評価は以下の方法で行っ
た。ヒンジ屈曲試験:試験ピース(ヒンジ長さ1mm、
ヒンジ厚さ0.5mm、ヒンジ部幅20mm)を一定温
度条件下で、荷重1kgの引張り力を加えた状態で、角
度180度の折り曲げを繰り返し、その回数を測定した
。その結果は ○…折り曲げ回数3万回以上耐えたもの×…3万回未満
で示す
。
説明する。なお、組成物などの評価は以下の方法で行っ
た。ヒンジ屈曲試験:試験ピース(ヒンジ長さ1mm、
ヒンジ厚さ0.5mm、ヒンジ部幅20mm)を一定温
度条件下で、荷重1kgの引張り力を加えた状態で、角
度180度の折り曲げを繰り返し、その回数を測定した
。その結果は ○…折り曲げ回数3万回以上耐えたもの×…3万回未満
で示す
。
【0017】低温衝撃試験:ASTM D1709−
62Tに従い、温度−40℃の条件下における落錐衝撃
試験を行った。その結果は下記で示す。
62Tに従い、温度−40℃の条件下における落錐衝撃
試験を行った。その結果は下記で示す。
【0018】
○…エネルギー150kg・cmで脆性破壊を起こさな
いもの ×…エネルギー150kg・cmで脆性破壊を起こした
もの折りたたみ外力:図1および図2に示すような折り
たたみコンテナーの側板8と底板2がヒンジ5,7,1
2で係留されている中空品を成形し、ヒンジ5,7を折
りたたむのに要する外力を測定する。測定は台秤の上に
成形品を置き、ヒンジ5,7が完全に折りたたまれる状
態になるまで外力を加えた。その時の外力を台秤で測定
した。
いもの ×…エネルギー150kg・cmで脆性破壊を起こした
もの折りたたみ外力:図1および図2に示すような折り
たたみコンテナーの側板8と底板2がヒンジ5,7,1
2で係留されている中空品を成形し、ヒンジ5,7を折
りたたむのに要する外力を測定する。測定は台秤の上に
成形品を置き、ヒンジ5,7が完全に折りたたまれる状
態になるまで外力を加えた。その時の外力を台秤で測定
した。
【0019】ヒンジ耐屈曲試験:図1に示す折りたたみ
コンテナーの折り曲げを2万回行い、その結果は下記で
示す。 ○…ヒンジ部に異常なし。 ×…ヒンジ部に異常あり。
コンテナーの折り曲げを2万回行い、その結果は下記で
示す。 ○…ヒンジ部に異常なし。 ×…ヒンジ部に異常あり。
【0020】[実施例1〜3]
高密度ポリエチレン(密度0.95、メルトフローレー
ト0.8g/10分)とプロピレン系重合体(エチレン
10重量%を含むプロピレンとのブロック共重合体でメ
ルトフローレート0.6g/10分)とを50:50に
ブレンドした混合物と、プロピレン35重量%を含むエ
チレン−プロピレン共重合体(メルトフローレート0.
4g/10分、ムーニー粘度130)を表1に示す組成
割合になるように配合し、試験ピースを成形した。各試
験ピースについて温度20℃,−20℃,−40℃の各
条件下でヒンジ屈曲試験を行った。また、−40℃の条
件下で低温衝撃試験を行った。以上の結果を表1に示す
。
ト0.8g/10分)とプロピレン系重合体(エチレン
10重量%を含むプロピレンとのブロック共重合体でメ
ルトフローレート0.6g/10分)とを50:50に
ブレンドした混合物と、プロピレン35重量%を含むエ
チレン−プロピレン共重合体(メルトフローレート0.
4g/10分、ムーニー粘度130)を表1に示す組成
割合になるように配合し、試験ピースを成形した。各試
験ピースについて温度20℃,−20℃,−40℃の各
条件下でヒンジ屈曲試験を行った。また、−40℃の条
件下で低温衝撃試験を行った。以上の結果を表1に示す
。
【0021】次に、本組成物を使用して中空成形により
ヒンジ付成形品の1例として、図1の折りたたみコンテ
ナーを作った。すなわち、フレーム1と底板2と、前記
フレームおよび前記底板に対してそれぞれ回動し得るよ
うに取りつけられかつ連結部にて内側へ折れ曲がるよう
に連結された2枚の板状部分からなる側板8と、前記フ
レームに対して回動し得るように取りつけられたあおり
板10とから構成された折りたたみコンテナーであって
、前記底板と両側板とがヒンジ部5,7によって互いに
連結され更に両側板の底板と反対側には係止部材11が
ヒンジ部12によって連結された中空品よりなるもので
、中空部分に硬質ウレタンを充填し、保冷性能を付与し
た保冷ボックスである。
ヒンジ付成形品の1例として、図1の折りたたみコンテ
ナーを作った。すなわち、フレーム1と底板2と、前記
フレームおよび前記底板に対してそれぞれ回動し得るよ
うに取りつけられかつ連結部にて内側へ折れ曲がるよう
に連結された2枚の板状部分からなる側板8と、前記フ
レームに対して回動し得るように取りつけられたあおり
板10とから構成された折りたたみコンテナーであって
、前記底板と両側板とがヒンジ部5,7によって互いに
連結され更に両側板の底板と反対側には係止部材11が
ヒンジ部12によって連結された中空品よりなるもので
、中空部分に硬質ウレタンを充填し、保冷性能を付与し
た保冷ボックスである。
【0022】本折りたたみコンテナーを使用して、折り
たたみ外力およびヒンジ耐屈曲試験を行った。その結果
を表1に示す。
たたみ外力およびヒンジ耐屈曲試験を行った。その結果
を表1に示す。
【0023】[比較例1,2]
成形材料として組成物の代わりに、それぞれ高密度ポリ
エチレンおよびプロピレン系重合体を使用した以外は、
実施例1と同様にしてヒンジ屈曲試験および低温衝撃試
験を行なった。その結果を表1に示す。
エチレンおよびプロピレン系重合体を使用した以外は、
実施例1と同様にしてヒンジ屈曲試験および低温衝撃試
験を行なった。その結果を表1に示す。
【0024】[比較例3,4]
成形材料として組成物の代わりに、それぞれ超高分子量
ポリエチレン単体および高密度ポリエチレンとプロピレ
ン系重合体を50:50でブレンドした混合物を使用し
た以外は、実施例1と同様にしてヒンジ屈曲試験、低温
衝撃試験および折りたたみコンテナーによる折りたたみ
外力の測定を行なった。その結果を表1に示す。
ポリエチレン単体および高密度ポリエチレンとプロピレ
ン系重合体を50:50でブレンドした混合物を使用し
た以外は、実施例1と同様にしてヒンジ屈曲試験、低温
衝撃試験および折りたたみコンテナーによる折りたたみ
外力の測定を行なった。その結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
表1の結果からわかるように、本発明の組成物による中
空成形ヒンジ部は、低温屈曲性や低温衝撃性に優れるば
かりでなく、柔軟性や耐久性にも優れていることは明白
である。
空成形ヒンジ部は、低温屈曲性や低温衝撃性に優れるば
かりでなく、柔軟性や耐久性にも優れていることは明白
である。
【0026】
【発明の効果】本発明の組成物を使用したヒンジ付中空
成形品のヒンジ部は、低温屈曲性や低温衝撃性に優れる
ばかりでなく、成形直後の「クセつけ」を行なわずとも
十分な柔軟性を有しており、保冷効果を付加した折りた
たみコンテナー、家庭用品その他容器などに好適に用い
ることができる。
成形品のヒンジ部は、低温屈曲性や低温衝撃性に優れる
ばかりでなく、成形直後の「クセつけ」を行なわずとも
十分な柔軟性を有しており、保冷効果を付加した折りた
たみコンテナー、家庭用品その他容器などに好適に用い
ることができる。
【図1】本発明の折りたたみコンテナーの一実施例の斜
視図である。
視図である。
【図2】上記実施例の一体に連結された底板、側板、係
止部材の側面図である。
止部材の側面図である。
1 フレーム
2 底板
4 上部側板
6 下部側板
8 側板
10 あおり板
11 係止部材
5,7,12 ヒンジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)メルトフローレートが0.1〜
2.0g/10分であるエチレン系重合体20〜80重
量%と、メルトフローレートが0.1〜2.0g/10
分であるプロピレン系重合体80〜20重量%とからな
る混合物 90〜40重量%、(b)α−オレフィン
の含有量が15〜45重量%であり、かつメルトフロー
レートが0.1〜5.0g/10分であるエチレン−α
−オレフィン共重合体 10〜60重量%からなる組
成物を用いたことを特徴とするヒンジ付中空成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41898890A JPH04214738A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | ヒンジ付中空成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41898890A JPH04214738A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | ヒンジ付中空成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04214738A true JPH04214738A (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=18526724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41898890A Pending JPH04214738A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | ヒンジ付中空成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04214738A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010202272A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Sanko Co Ltd | 折り畳みコンテナー |
US8561824B2 (en) | 2005-09-21 | 2013-10-22 | Nakayama Industry Co., Ltd | Assembly box and plate material connecting structure |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50101177A (ja) * | 1974-01-12 | 1975-08-11 | ||
JPS6038448A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-02-28 | Tounen Sekiyu Kagaku Kk | ポリオレフイン組成物 |
JPS62112644A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | Nippon Petrochem Co Ltd | 軟質ポリオレフイン系組成物 |
JPH02160853A (ja) * | 1989-11-16 | 1990-06-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 化粧板用ポリオレフィンシート |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP41898890A patent/JPH04214738A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50101177A (ja) * | 1974-01-12 | 1975-08-11 | ||
JPS6038448A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-02-28 | Tounen Sekiyu Kagaku Kk | ポリオレフイン組成物 |
JPS62112644A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | Nippon Petrochem Co Ltd | 軟質ポリオレフイン系組成物 |
JPH02160853A (ja) * | 1989-11-16 | 1990-06-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 化粧板用ポリオレフィンシート |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8561824B2 (en) | 2005-09-21 | 2013-10-22 | Nakayama Industry Co., Ltd | Assembly box and plate material connecting structure |
JP2010202272A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Sanko Co Ltd | 折り畳みコンテナー |
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