JPH04213949A - ファクシミリ受信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、留守録音モードを備え
たファクシミリ装置における受信方法に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファクシミリ装置において、電話
機能を併設したものは周知であり、さらに、電話機能に
留守録音機能を持たせたものも製品化されつつある。

【０００３】このようなファクシミリ装置においては、
装置を種々のモードに設定できるようになっている。

【０００４】受信モードにおいては、手動受信モードと
自動受信モードとのいずれかを選択して設定できるよう
にされているのが普通である。

【０００５】手動受信モードは、着信は電話でのみ受信
できるモードであり、着信に対して電話で発信元と通話
を行ない、発信元がファクシミリを送信したい旨、通話
された場合に、ファクシミリ装置をファクシミリ受信モ
ードに切り換えるモードである。着信が通話でなく、フ
ァクシミリ信号である場合には、オフフックしたハンド
セットからの音でファクシミリ交信であることがわかる
から、操作ボタンによりファクシミリ受信モードに切り
換えて、ファクシミリ受信を行なうことができるもので
ある。

【０００６】ファクシミリ自動受信モードは、所定回数
のベル音、例えば、５回のベル音でファクシミリ受信モ
ードに自動的に移行するモードである。５回のベル音の
間にハンドセットがオフフックされれば電話通話モード
に移行する。したがって、ハンドセットをオフフックし
た場合に着信がファクシミリであれば、ファクシミリ装
置をファクシミリ受信モードに切り換えてファクシミリ
受信を行なうことができる。

【０００７】他方、留守録音モードにファクシミリ装置
が設定されている場合には、所定のベル音回数、例えば
、３回のベル音以内にハンドセットがオフフックされな
い場合に、留守録音モードに移行して、通話を録音する
旨のメッセージの送出と、発信元からの通話者の録音が
行なわれる。留守録音モードに移行した場合に、着信が
自動発呼のファクシミリであった場合には、ファクシミ
リの受信ができない。

【０００８】そこで、留守録音モードにおいて、ＣＮＧ
信号の検出を行なうなどにより、着信がファクシミリで
ある場合には、ファクシミリ受信に移行するという、留
守録音とファクシミリ受信とを自動的に切り換える機能
を備えたファクシミリ装置が開発されている。

【０００９】図２は、このような、留守録音／ファクシ
ミリ自動受信切換モードを説明するためのフローチャー
トである。着信によりフローがスタートする。Ｓｔｅｐ
１１でベル音の回数を計数する。ベル音を３回計数する
と、Ｓｔｅｐ１２で装置を内部的にオフフック状態とし
て回線に接続する。ついで、Ｓｔｅｐ１２へ移行してＣ
ＮＧ信号の検出を行なう。着信が通話であれば、ＣＮＧ
信号は検出されないから、Ｓｔｅｐ１４へ移行して、通
話を録音する旨のメッセージの送出と通話内容を録音す
る通常の留守録音が行なわれ、その終了によりフローを
終了する。Ｓｔｅｐ１３において、ＣＮＧ信号が検出さ
れれば、Ｓｔｅｐ１５へ移行してファクシミリの受信手
順が遂行される。

【００１０】留守録音モードの設定状態において、家人
がまだ外出していないなどにより、着信があった場合に
、ベル音の回数が３回以内において、ハンドセットがオ
フフックされれば、Ｓｔｅｐ１６からＳｔｅｐ１７へ移
り、電話通話モードとなり、上述したように、通話を行
なうことができ、また、ファクシミリの交信の場合には
、操作ボタンによりファクシミリ受信モードに切り換え
て、ファクシミリ受信を行なうことができるものである
。

【００１１】このような留守録音／ファクシミリ自動受
信切換機能は、一旦、留守番電話機に着信しないと、有
効でないから、Ｓｔｅｐ１２へ移行しても、留守番電話
機に故障があり、オフフック状態にできないなどによっ
て、留守番電話機に着信できない場合がある。このよう
な場合には、着信がファクシミリであっても、その受信
ができないという問題がある。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、留守番電話機に
故障があっても、ファクシミリの受信は保証できるファ
クシミリ装置を提供することを目的とするものである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、留守録音モー
ドを備え、所定のベル音回数で留守録音モードに優先的
に移行するようにしたファクシミリ受信方法において、
前記所定のベル音回数で留守録音モードに移行しない場
合に、ファクシミリ受信モードに優先的に移行するよう
にしたことを特徴とするものである。

【００１４】

【実施例】図１は、本発明のファクシミリ受信方法の一
実施例を説明するためのフローチャートである。なお、
図２で説明したＳｔｅｐ１６，１７のフローは省略した
。

【００１５】ファクシミリ装置が、上述した留守録音／
ファクシミリ自動受信切換モードに設定されている場合
に、着信があると図１のフローはスタートする。

【００１６】Ｓｔｅｐ１，２をループしてベル音の回数
を計数する。所定回数、例えば、３回のベル音により、
Ｓｔｅｐ２からＳｔｅｐ３へ移行して、留守番電話機へ
着信される。すなわち、ファクシミリ装置において、内
部回路でオフフック状態として回線への接続が行なわれ
る。このようにして、留守番電話機の起動状態に移行で
きると、Ｓｔｅｐ４からＳｔｅｐ５へ進み、ＣＮＧ信号
の検出が行なわれ、ＣＮＧ信号を受信しなければ、Ｓｔ
ｅｐ６へ移行して、メッセージ送出部、録音部の起動を
行ない、いわゆる留守録音を行なう。Ｓｔｅｐ５で、Ｃ
ＮＧ信号を検出した場合には、Ｓｔｅｐ７へ移行して、
ファクシミリの受信手順を遂行する。

【００１７】以上のフローは、ファクシミリ装置の正常
の動作である。上述したように、故障等によって、留守
番電話機に着信できない場合には、Ｓｔｅｐ３が正常に
遂行できないことになり、Ｓｔｅｐ４からＳｔｅｐ１へ
ループし、呼び出し状態が継続する。このループ中にお
いて、ベル音回数が留守番電話機への着信回数より多い
、例えば、５回に達すると、Ｓｔｅｐ１からＳｔｅｐ８
へ移行する。Ｓｔｅｐ８において、ファクシミリ装置の
受信部が起動され、先ず、内部回路でオフフック状態と
して回線への接続が行なわれる。接続が完了すると、Ｓ
ｔｅｐ９において、Ｓｔｅｐ５で説明したと同様にＣＮ
Ｇ信号の検出を行ない、この信号が検出できると、Ｓｔ
ｅｐ７へ移行して、ファクシミリの受信手順を遂行する
。

【００１８】Ｓｔｅｐ９でＣＮＧ信号の検出がされない
場合は、Ｓｔｅｐ１０へ移行して、再度電話をしてほし
い旨のメッセージを送出する、応答モードに移るように
するのがよい。もちろん、留守番電話機の留守録音状態
への移行が可能である故障が考えられる場合は、Ｓｔｅ
ｐ６へ進むようにしてもよい。

【００１９】また、Ｓｔｅｐ２において、ベル音が所定
回数になった場合の留守番電話機への着信状態を検出す
るようにして、着信できなかった場合には、直ちにＳｔ
ｅｐ８へ移行するようにしてもよい。

【００２０】いずれにしても、留守番電話機に着信でき
ない場合に、ファクシミリ部への着信を可能にしたから
、留守番電話機に故障が発生しても、ファクシミリの受
信が犠牲になることはない。

【００２１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、留守録音モードを備えたファクシミリ装置に
おいて、留守番電話機に着信できない場合に、ファクシ
ミリ受信モードへの移行を可能にしたので、留守録音モ
ードにおいても、ファクシミリの受信を不能とすること
がないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のファクシミリ受信方法の一実施例を説
明するためのフローチャートである。

【図２】従来の留守録音／ファクシミリ自動受信切換モ
ードを説明するためのフローチャートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　留守録音モードを備え、所定のベル音
   回数で留守録音モードに優先的に移行するようにしたフ
   ァクシミリ受信方法において、前記所定のベル音回数で
   留守録音モードに移行しない場合に、ファクシミリ受信
   モードに優先的に移行するようにしたことを特徴とする
   ファクシミリ受信方法。