JPH0421317B2 - - Google Patents

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JPH0421317B2
JPH0421317B2 JP7450386A JP7450386A JPH0421317B2 JP H0421317 B2 JPH0421317 B2 JP H0421317B2 JP 7450386 A JP7450386 A JP 7450386A JP 7450386 A JP7450386 A JP 7450386A JP H0421317 B2 JPH0421317 B2 JP H0421317B2
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JP
Japan
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metal
adhesive
spring
shielding material
tape
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JP7450386A
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JPS62232879A (ja
Inventor
Kyoto Furuya
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DDK Ltd
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DDK Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (発明の利用分野) 本発明は非接着部を有する多層電気触子形成材
の製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) コネクタ、リレー、スイツチなどに使用する電
気触子は、その機能上高い導電性とすぐれたばね
性を兼ね備えていることを要求される。しかし一
般にこの二つの要件を同時に満足させる金属材料
は現在のところ知られていない。そこで本発明者
は先に例えば第1図に示すように、板状の導電性
付与金属1と板状のばね性付与金属2とを、その
間にプラスチツク層3を介して接着積層(接着剤
層によりプラスチツク層3を代用させる場合を含
む)した多層電気接触形成材を提案した(例えば
特願昭59−139499号参照(特開昭61−19080号)。
この形成材によれば例えば第1図中に点線で示
す位置において切断しながら第2図の断面図に示
すように接触突部1aを作るように折曲げること
により、所望の導電性とばね性をもつた多層電気
接触子を作ることができる。
しかしこの接触子の場合各層相互は全面におい
て接着されているため、相手接触子により接触突
部1aが押されて曲げが与えられたとき、各層は
互いに拘束し合つて自由に変位することができな
い。従つてばね性付与金属2の固有のばね性をそ
のまま生かすことができない。そこで例えば第3
図の断面図に示すように、接触突部1aの部分に
非接着部4を作るように各層を部分接着して(図
では接着剤をプラスチツク層3とした場合を示
す)、ばね性への影響を少なくすることが行われ
ている。しかしこの場合第2図のように切断して
作られる接触子相互に特性のばらつきを生じない
ように正確に部分接着して、例えば接着剤の滲出
3′により第4図のように非接着部の長さが変わ
らないようにすることが必要であるが従来公知の
部分接着法ではこの要求を満たし得ない。即ち部
分接着は例えば所要の形状をしたシート状やテー
プ状の接着剤を一方の面の部分接着部に貼りつけ
たり、液状の接着剤をスクリーン式やロール式の
印刷機を用いて部分接着部に塗布して、これに他
方の面を重ね合わせることによつて行うことがで
きる。しかしシート状などの接着材は薄くしかも
軟弱であるため、正確に位置決めして貼りつける
のに大きな困難を伴い、また印刷方法では正確に
印刷するために高価な印刷機を必要とするなどの
問題がある。
本発明は上記のような欠点を伴うことなく作る
ことができる部分接着多層電気接触子形成材の製
造方法の提供を目的としてなされたもので、次に
図面を用いてその詳細を説明する。
〔発明の方法〕
(問題点を解決するための手段) 第5図a,b,c,dは接触突部の設置部分を
非接着部とした多層電気触子形成材の本発明方法
による製造例を説明するための図であつて、本発
明の特徴とするところは次の点にある。
先ず第5図aのように接着すべき一方の板、例
えば導電性付与金属1の非接着部4の形成部分
に、所要形状の遮蔽材5例えばテープ状の遮蔽材
を引き剥がしうるように重ね合わせる。次に第5
図bのように板1の全面にシート状に形成した接
着材を貼り付ける方法、或いは液状の接着剤をロ
ール式の印刷機により全面に塗布する方法などに
よりプラスチツク層3となる絶縁性の接触剤塗布
面を形成する。そして第5図cのように遮蔽材5
を剥がして接着剤の非塗布部分6を形成したの
ち、第5図dのようにこの上に接着すべき他方の
板であるばね性付与金属2を重ね合わせて(プラ
スチツク層3を形成するためプラスチツクフイル
ムを予め貼り合わせたものを使用してもよい。本
願ではこのプラスチツクフイルムを予め貼り合わ
せたものをもばね性付与金属と称する。また導電
性付与金属についても同様である。)非接着部4
をもつ多層電気接触子形成材を作ることを特徴と
するものである。
(発明の効果) 以上のように本発明では接着剤テープに比べて
取扱いの容易な遮蔽材を貼り付けて全面に接着剤
塗布面を形したのち、遮蔽材を剥がすことによ
り、非接着部を作るようにしている。従つて、遮
蔽材の幅の選定により第3図における所望の長さ
の非接着部を正確に形成することができる。また
接着剤も全面に塗布すればよく、従来方法のよう
に非接着部を残すように接着剤を正確に塗布する
必要が全くないので、例えば簡単安価なロール式
印刷機を用いて製造でき、以下に説明するように
大量生産方式の適用も容易である。
(大量生産方法による実施例) 第6図に示すように巻込みローラ7にコイル状
に巻かれているベルト状のばね性付与金属2をロ
ーラ8,9を介して巻取りローラ10により巻取
つて一定方向に流すように形成する。そして先ず
第7図aのように形すべき非接着部4の長さと同
一の幅をもつたテープ状の遮蔽材5を、ローラ1
1,11′によりベルト状のばね性付与金属2の
長手方向の非接着部4の位置に重ね合わせたの
ち、今度はローラ12,12′によりテープ状の
導電性付与金属1と同一幅のプラスチツク層3の
一部となるシート状接着剤13を、その剥離紙1
4を外側にして第7図bように遮蔽材5の上側か
ら重ね合わせる。次に熱ローラ15,15′によ
りばね性付与金属2と同一幅のシート状接着剤1
3を加熱してばね性付与金属2上に貼り合わせた
のち、引剥がしローラ16と巻取りローラ17に
より第7図cのように遮蔽テープ5を剥離紙14
と共に引剥がして巻取る。そして接触突部1aの
設置部にあるシート状接着剤13を除したのち、
この上に巻込みローラ18に巻込まれているプラ
スチツク層3となるプラスチツクフイルムが予め
貼り合わされたテープ状の導電性付与金属1をプ
ラスチツク層3となるプラスチツクフイルムを下
側にしてローラ19,19′に挟み込んで第7図
dのように位置を合わせて重ねたのち、加熱ロー
ラ20,20′により加熱してプラスチツクフイ
ルム3を介してテープ状導電性付与金属1とベル
状のばね性付与金属2間を貼り合わせる。そして
巻取りローラ10に、非接着部を有するテープ状
の多層電気接触子形成材21をうる。
なお以上の例では巻取りローラ10に形成材を
巻取つているが、巻取ることなく直接加工工程に
戻つて、例えばレジストインクの印刷、エツチン
グ、メツキ、フオーミング等を行うようにしても
よい。またこの実施例ではベルト状のばね性付与
金属2に接着材13を付着させてこの上にテープ
状の導電性付与金属1を重ね合わせて貼り付けた
が、これとは逆にしてもよい。また遮蔽テープ5
として位置ずれを防ぐため、ゴム系、アクリル
系、シリコン系などの粘着剤による部分接着部や
全面接着部を設けた粘着テープを用いてもよい。
また熱ローラ15,15′および20,20′に
よる接着時に溶け出した余分の接着剤13が、熱
ローラに付着してローラやばね性付与金属2を汚
すのを防ぐため、ばね性付与金属2やシート状接
着剤13より広幅のマスキングテープ22を設け
て、熱ローラ15,15′,20,20′の回転と
同期させてローラ23,23′により送るように
してもよい。またシート状接着剤13に代えて液
状のものを用いる場合は熱ローラ15,15′に
代えてローラ式の印刷機を設ければよく、例えば
接着面にローラの表面に供給された一定量の接着
剤を転写することによつて塗布することができ
る。この場合必要があれば接着剤を塗布したのち
に接着剤の乾燥等を目的とした加熱工程を加える
ことができる。また接着剤13としては必要に応
じて熱可塑性、熱硬化性などの公知の接着剤を使
用できる。
また更に以上では遮蔽材5を剥離して除去した
のちテープ状の導電性付与金属1を接着したが、
遮蔽材5が残つていても支障を来すおそれがすく
ない場合には除しなくともよい。例えばばね性付
与金属2の接着面に接着剤の非塗布部分6を作つ
た場合には、遮蔽材5とばね性付与金属2の面と
は接着されず、導電性付与金属1面と遮蔽材5の
面との間のみが接着される。従つてばね性付与金
属2のばね性に影響を与えることがないので、遮
蔽テープ5を除去することなく導電性付与金属1
とばね性付与金属2間を接着することができる。
即ち遮蔽材5が残つているとはいえ導電性付与金
属1とばね性付与金属2は完全に接着されておら
ず、この電気接触子形成材で作られた電気接触子
を、現実に使用したときの接触突部1aの遮蔽材
5の付近の微少変形に注目すれば、完全に接着さ
れている場合に比べて変形の自由度は相当に大き
く、電気接触子の接触部として良好であることも
少なくないから、これによつて遮蔽テープ5を除
去する工程をなくして製造の簡単化を図ることが
できる。
またシート状の接着剤13やばね性付与金属2
と導電性付与金属1の接着は、フレキシブルプリ
ント板などの製造において銅箔とプラスチツクテ
ープの接着に用いられているラミネータを使用で
きる。またばね性付与金属2や導電性付与金属1
は目的とする性能に応じて、各種の材料を自由に
選択して組合せ使用できる。例えばばね性付与金
属2としてステンレス鋼や各種の鉄系合金、銅合
金また導電性付与金属1として銅や銅の含有量の
高い銅合金更には銀などを使用できる。
また以上では説明を判り易くするため遮蔽テー
プ5を同一幅をもつ単なる帯状とした。しかし例
えば第8図のように接触子の非接着部4(接触突
部1a)の中心部に適当な大きさの接着部24を
作るように、遮蔽テープ5に第9図a,b,cに
示すような角穴や丸穴5aを設けて、接触突部1
aの設置部において導電性付与金属1を部分的に
ばね性付与金属2に接着して、相手接触子による
薄い導電性付与金属1に形成された接触突部1a
が下方へたれ下がるのを防止してもよい。なおこ
の場合接触子の形成のための形成材テープの切断
は、第9図中の点線位置において行う。また遮蔽
テープ5を同一幅とすることなく、例えば第10
図a,bに示すように鋸歯状などにして剥がれ易
い左右周辺部の接着強度を中央部より大にするよ
うにしてもよい。なお図中の点線は切断位置であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は多層電気接触子の説明図で、
第1図は形成材の斜視図、第2図は断面図、第3
図および第4図は非接着部を有する多層電気接触
子の説明図、第5図a,b,c,dは本発明方法
の基本的説明図、第6図および第7図は本発明に
よる大量生産方法の説明図で第6図はその製造装
置例図、第7図はその製造工程説明図、第8図、
第9図、第10図はそれぞれ遮蔽テープの変形例
図である。 1……導電性付与金属、1a……接触突部、2
……ばね性付与金属、3……プラスチツク層、4
……非接着部、5……遮蔽材、5a……角穴、丸
穴、6……接着剤の非塗布部分、7……巻込ロー
ラ、8,9……ローラ、10……巻取りローラ、
11,11′,12,12′,19,19′,23,
23′……ローラ、13……シート状接着剤、1
4……剥離紙、15,15′,20,20′……熱
ローラ、16……引剥がしローラ、22……マス
キングテープ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯状板のばね性付与金属の長手方向にこのば
    ね性付与金属を部分的に蔽う薄いテープ状の遮蔽
    材を密着して重ね合わせ、 この遮蔽材の重ね合わされた側のばね性付与金
    属の上にシート状接着剤または印刷転写ローラに
    より該ばね性付与金属に塗布されることにより形
    成される液状接着剤を重ね合わせて布設し、 次いで前記テープ状の遮蔽材を前記ばね性付与
    金属から引きはがし、 更にこのばね性付与金属の遮蔽材が除去された
    側の上から薄板状の導電性付与金属を重ね合わせ
    て接着する ことを特徴とする非接着部を有する多層電気接触
    子形成材の製造方法。 2 帯状板のばね性付与金属の長手方向にこのば
    ね性付与金属を部分的に蔽う薄いテープ状の遮蔽
    材を密着して重ね合わせ、 この遮蔽材の重ね合わされた側のばね性付与金
    属の上にシート状接着剤または印刷転写ローラに
    より該ばね性付与金属に塗布されることによる液
    状接着剤を重ね合わせて布設し、 この布設された接着剤の上から薄板状の導電性
    付与金属を重ね合わせて接着する ことを特徴とする非接着部を有する多層電気接触
    子形成材の製造方法。
JP7450386A 1986-04-01 1986-04-01 非接着部を有する多層電気接触子形成材の製造方法 Granted JPS62232879A (ja)

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JPS62232879A JPS62232879A (ja) 1987-10-13
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