JPH0421315B2 - - Google Patents

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JPH0421315B2
JPH0421315B2 JP8990087A JP8990087A JPH0421315B2 JP H0421315 B2 JPH0421315 B2 JP H0421315B2 JP 8990087 A JP8990087 A JP 8990087A JP 8990087 A JP8990087 A JP 8990087A JP H0421315 B2 JPH0421315 B2 JP H0421315B2
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JP
Japan
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wall
seal packing
blind chamber
housing
annular
Prior art date
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Expired
Application number
JP8990087A
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English (en)
Other versions
JPS63257187A (ja
Inventor
Juzo Inaba
Juji Hatagishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPS63257187A publication Critical patent/JPS63257187A/ja
Publication of JPH0421315B2 publication Critical patent/JPH0421315B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば自動車のエンジンルームの
ようなとくに水が浸入しやすいとこころで使用す
るのに適した、防水コネクタに関する。
〔従来の技術〕
この種の防水コネクタとして従来第6に示すよ
うなものがある。図において、1は第1ハウジン
グであつて、雌端子2の収容室3を区画する内壁
4とこれを囲む外壁5とで形成された環状の盲室
6を有し、内壁4に環状のシールパツキン7が装
着されている。8は第2ハウジングであつて、雄
端子9の収容室10の前方に套体部11を有す
る。そして、両ハウジング1,8の嵌合により套
体部11が上記盲室6に挿入されてシールパツキ
ン7を圧縮し、両ハウジングの嵌合面およびシー
ルパツキン7と内壁4の接触面を密封する。
なお、雌、雄端子2,9はそれぞれの収容室
3,10において可撓性係止腕12,12′によ
り1次係止され、接続電線13との圧着部にはゴ
ム栓14,14′を装着して電線側からの収容室
3,10への水の浸入を封ずるとともに、さらに
端子抜止部材15,15′をハウジング後端部に
装着して端子抜けを二重に防止している。
第6図のようにシールパツキン7を単に内壁4
の外挿した構造では、両ハウジング1,8を引き
離すと、その離脱力によつてパツキンも同時に引
き抜かれ、内壁4からはずれてしまう。エンジン
ルームのような複雑で込み入つた部位で使用され
る防水コネクタの場合、このようなパツキン落下
の発見は困難であり、このまま再嵌合して使用す
ると、水分浸入による電蝕などで機能が停止し、
大事故を引き起こすおそれがある。
このような事態を防止するため、第7図aのよ
うに、盲室6の内壁4にパツキンの抜止リブ16
を突設する手段も考案された。しかし、この場合
は第7図bのようにプラスチツク成形金型の合わ
せ目による段差17が生じるために、防水性が極
端に低下するという欠点があつた。
この欠点を改善するため、第8図のように、盲
室6の底壁18側において内壁4にリブ19を突
設し、リブ19をシールパツキン7の内周に設け
た溝20に係合させてパツキンを係止する技術が
開示された(特開昭58−186178、実開昭64−
60479号公報)。
リブ19を内壁4の底壁18寄りに設ける理由
は次のとおりである。第8図において符号Aで示
されるリブ19と底壁18間には前記と同様に金
型の合わせ目による段17(第7図b)が生じる
から、この部分での防水性は期待できない。防水
性は、符号Bで示される第2ハウジング8側のシ
ールパツキン7と内壁4との接触面に大きく依存
する。もし、リブ19が底壁18から離れた位置
にあると、B部分の長さが短くなり、防水性が低
下する。逆に、B部分を長くすると、シールパツ
キン7の全長がいたずらに長くなり、パツキン自
体の装着が困難になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来公知技術では、シールパツキン7を盲室6
に係止するためのリブ19を盲室の底壁18に近
設して設ける必要があるから、リブ19と係合す
る溝20もシールパツキン7の上下方向のどちら
か一方に偏倚して設けることになる。
一方、自動車等のワイヤーハーネスの生産は手
作業に負うところが多い。コネクタの結合作業も
その例にもれず、作業者は一日にきわめて多くの
コネクタを組み立てなければならない。したがつ
て、コネクタを他の部品に接続したり、正規位置
とは逆に嵌合する作業ミスが生じる。このような
誤組付の削減を大量の組付を行う作業者の能力の
みに期待することは困難であるから、端子の逆挿
入防止機構やコネクタの逆嵌合防止機構などの細
から配慮がなされるわけである。
そこで、防水コネクタの組付作業に際し、シー
ルパツキン7の溝20は前後対称でないために、
作業者はその都度方向を確認しなければならず、
しかも溝20がパツキン内面にあるために確認が
面倒である。また、エンジンルームのような部位
では、厳しい検査を要するが、この検査でも溝2
0とリブ19が確実に係合しているかどうか一見
して判断するのは難しく、パツキンを一旦ずらし
てまた挿入するといつた2度手間を要し、ワイヤ
ーハーネスの生産性を著しく低下させる要因とな
つていた。
本発明の目的は、前記の問題点に鑑み、防水性
を損なわずにシールパツキンを確実に係止でき、
しかもパツキンの装着に方向性が要求されず、そ
の組付および検査も簡単で、ワイヤーハーネスの
生産性向上に寄与する構造の防水コネクタを提供
するにある。
発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 前記の目的を達成するため、第1の発明は、第
1図ないし第3図に示すように、第1ハウジング
21の内壁22と外壁23とで形成された盲室2
4に環状のシールパツキン27を収容係止し、第
2ハウジング29の套体部30を盲室24に嵌合
することにより第1、第2の両ハウジングの嵌合
面およびシールパツキン27と盲室内壁22との
接触面を密封するようにした防水コネクタにおい
て、前記内壁22と盲室24の底壁25との間に
該内壁部分の外周に沿つて複数の溝26を断続し
て設け、前記シールパツキン27の内周面の少な
くとも両端に環状リブ28を設け、該環状リブ2
8を前記断続して設けた複数の溝26に係入さ
せ、シールパツキン27を盲室24に係止させた
構造を特徴とする。
なお、第1ハウジング21の内壁22で区画さ
れた収容室31には雌端子32が、また第2ハウ
ジング29の収容室33には雄端子34がそれぞ
れ収容係止されているが、その係止手段および収
容室への水の浸入を封ずるゴム栓などは従来と同
様の構成を有するので、詳細な説明を省略する。
また、套体部30の先端部には、突出壁35と段
差を有する壁面36が形成されている。26′は
溝26の成形時の型抜き穴を示す。
盲室24における溝26の溝巾(底壁25から
の高さh0)は、第4図に示すようにパツキン圧縮
域Sを激減させない範囲、すなわちシールパツキ
ン27の全長Hの1/3以下、好ましくは1/5以下と
なるようにする。
シールパツキン27は合成ゴム等の弾性部材で
製作され、図示の例では内外周両面に複数の環状
リブ28,28′(上下4段)が設けてあるが、
外周面の環状リブ28′は省くことができる。ま
た、内周面の環状リブ28は、上下対称でかつシ
ールパツキン27の内周面両端部に位置するよう
に設けてあるが、少なくとも両端に設けてあれば
よい。この端部に位置する環状リブ28の巾wは
前記溝26の巾(h0)よりも僅かに大きくとる。
第2の発明は、第5図に示すように、シールパ
ツキン37の少なくとも内周面に一端から他端に
かけて3個以上の環状リブ380,381,……を
段階的に形成すると共に最上段および最下段の環
状リブ380の前記内周面からの隆起寸法h2を中
段の環状リブ381,……の隆起寸法h1よりも嵩
高に形成した点に特徴がある。
なお、パツキン外周面の環状リブ38′は前記
と同様に省いてもよい。
〔作 用〕
第1の発明において、第1ハウジング21の内
壁22にシールパツキン27を外挿して、第2ハ
ウジング29の套体部30を盲室24に嵌合す
る。突出壁35が外壁23とシールパツキン27
との間に進入し、壁面36がシールパツキン27
を第1ハウジング21側(底壁25側)に押圧
し、圧縮する。これにより、シールパツキン27
の端面と底壁25およびパツキン内周面(環状リ
ブ28)と内壁22がそれぞれ密着状態となり、
気密を保つ。
一方、シールパツキン27の端部の環状リブ2
8が複数の溝26部分で上記圧縮状態から開放さ
れ、そこに嵌り込んだ状態となり、係止される。
シールパツキン27は、内周面の少なくとも両
端に環状リブ28が設けられているから、作業者
はその方向性を全く気にせずに組み付けることが
できる。また、防水性は溝26より上部の内壁2
2にシールパツキン内周面の環状リブ28が密着
することにより確保される。
点検などのために、両ハウジング21,29を
離脱させる場合、シールパツキン27に引き抜き
力が作用しても下端の環状リブ28が複数の溝2
6内に嵌り込み係止状態にあるので、はずれる心
配がない。
第2の発明も上記と同様であるが、シールパツ
キン37の最上段および最下段の環状リブ380
が中段のそれよりも嵩高に形成してあるから、溝
26に対する嵌込深度が大きく、係止力が強化さ
れる。同時に、最上段の環状リブ380は中段の
環状リブ381,……よりも強く内壁22に押し
付けられるので、防水性能も強化される。
発明の効果 以上説明したように、本発明の防水コネクタは
第2ハウジングの套体部を嵌合する第1ハウジン
グの盲室において、その前記内壁と盲室の底壁と
の間に該内壁部分の外周に沿つて複数の溝を断続
して設け、シールパツキン内周面の両端部の何れ
か一方の環状リブを係合させて係止する構造とし
たので、シールパツキンの装着に際し、その方向
性を全く気にせず、上下いずれの方からでも装着
でき、従前のような誤組付が生じるおそれもな
く、組付および検査点検に要する手間が大巾に減
少し、ワイヤーハーネスの生産性向上に寄与する
と共に誤組付により生ずる防水性の不完全な製品
(不良品)の発生が皆無になるので、信頼性の高
い製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の防水コネクタの代表例を
示す嵌合状態の断面図、第2図は第1図の防水コ
ネクタを構成する第1ハウジングの拡大断面図、
第3図は同じくシールパツキンの拡大断面図、第
4図は第2図の−線に沿う断面図、第5図は
第2の発明におけるシールパツキンの代表例を示
す断面図、第6図は従来の防水コネクタの嵌合状
態の断面図、第7図aは従来の他の防水コネクタ
におけるシールパツキンの係止手段を示す部分断
面図、第7図bは第7図aのb−b線に沿うシー
ルパツキンを除いた状態の断面図、第8図は従来
の別の防水コネクタにおけるシールパツキンの係
止手段を示す部分断面図である。 21……第1ハウジング、22……内壁、23
……外壁、24……盲室、25……底壁、26…
…溝、27……シールパツキン、28,28′…
…環状リブ、29……第2ハウジング、30……
套体部、37……シールパツキン、380,381
……,38′……環状リブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1ハウジングの内壁と外壁とで形成された
    盲室に環状のシールパツキンを収容係止し、第2
    ハウジングの套体部を該盲室に嵌合することによ
    り両ハウジングの嵌合面およびシールパツキンと
    盲室内壁との接触面を密封するようにした防水コ
    ネクタにおいて、前記内壁と盲室の底壁との間に
    該内壁部分の外周に沿つて複数の溝を断続して設
    け、前記シールパツキンの内周面の少なくとも両
    端に環状リブを設け、一方の環状リブを前記断続
    して設けた複数の溝に係入させ、シールパツキン
    を盲室に係止させた構造を特徴とする防水コネク
    タ。 2 第1ハウジングの内壁と外壁とで形成された
    盲室に環状のシールパツキンを収容係止し、第2
    ハウジングの套体部を該盲室に嵌合することによ
    り両ハウジングの嵌合面およびシールパツキンと
    盲室内壁との接触面を密封するようにした防水コ
    ネクタにおいて、前記内壁と盲室の底壁との間に
    該内壁部分の外周に沿つて複数の溝を断続して設
    け、前記シールパツキンの少なくとも内周面に一
    端から他端にかけて3個以上の環状リブを段階的
    に形成すると共に最上段および最下段の環状リブ
    の前記内周面からの隆起寸法を中段のそれよりも
    嵩高に形成し、該嵩高に形成された最上段または
    最下段の環状リブを前記断続して設けた複数の溝
    に係入させ、シールパツキンを盲室に係止させた
    構造を特徴とする防水コネクタ。
JP8990087A 1987-04-14 1987-04-14 防水コネクタ Granted JPS63257187A (ja)

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JPS63257187A JPS63257187A (ja) 1988-10-25
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Cited By (1)

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