JP2006244904A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2006244904A
JP2006244904A JP2005060667A JP2005060667A JP2006244904A JP 2006244904 A JP2006244904 A JP 2006244904A JP 2005060667 A JP2005060667 A JP 2005060667A JP 2005060667 A JP2005060667 A JP 2005060667A JP 2006244904 A JP2006244904 A JP 2006244904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber plug
mounting hole
plug mounting
peripheral surface
chamfered portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2005060667A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Ito
光 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2005060667A priority Critical patent/JP2006244904A/ja
Publication of JP2006244904A publication Critical patent/JP2006244904A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract


【課題】 ゴム栓の挿入力を低くする。
【解決手段】 ハウジング10の後面には、長径と短径とを有する長孔の断面形状をなすゴム栓装着孔12が前後方向に沿って形成されている。ゴム栓装着孔12内には後方からゴム栓50が挿入され、このゴム栓50がゴム栓装着孔12の内周面に密着することでシールがとられる。ゴム栓50の外径は、ゴム栓装着孔12の短径よりも大きいがゴム栓装着孔12の長径よりも小さくなっている。そして、ゴム栓50は、ゴム栓装着孔12内への挿入過程で短径側の内周面に押し潰されてゴム栓装着孔12の長径方向に伸長し、挿入完了時にはゴム栓装着孔12の内周面の全周に亘って密着する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来より、例えば自動車のエンジンルームのような浸水し易い箇所には防水コネクタが使用されている。例えば、以下の特許文献1に記載のものは、端子金具を挿入可能なキャビティが形成されたハウジングを備え、キャビティ内には電線に接続された端子金具とともにゴム栓が挿入され、このゴム栓がキャビティの内周面に密着されるようになっている。
特開昭63−257187号公報
ところで、キャビティがハウジングの幅方向に並列して形成されている場合にハウジングの幅寸法を狭小化しようとすると、キャビティ間のピッチをつめる必要があり、そのためにキャビティを幅方向に短径でかつ高さ方向に長径の縦長楕円形にすることがある。しかし、ゴム栓の外径が従前と同じ寸法のままであると、つまりゴム栓の外径がキャビティの長径よりも大きいと、キャビティ内へのゴム栓の挿入開始時からゴム栓の外周面がキャビティの内周面の全周に緊密に密着することになり、このときキャビティの短径側と対向する内周面によってゴム栓が強く押し潰されることから、ゴム栓の挿入力が急激に上昇して作業負担になる嫌いがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ゴム栓の挿入力を低くすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ハウジングには長径と短径とを有する長孔の断面形状をなすゴム栓装着孔が前後方向に沿って形成され、前記ゴム栓装着孔内には後方からゴム栓が挿入され、このゴム栓が前記ゴム栓装着孔の内周面に密着することでシールがとられるコネクタにおいて、前記ゴム栓の外径は、前記ゴム栓装着孔の短径よりも大きいが前記ゴム栓装着孔の長径よりも同じかあるいはそれよりも小さくなっており、かつ、前記ゴム栓は、前記ゴム栓装着孔内への挿入過程で前記ゴム栓装着孔の短径側に対向する内周面に押し潰されて前記ゴム栓装着孔の長径方向に伸長し、挿入完了時には前記ゴム栓装着孔の内周面の全周に亘って密着する構成とされたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ゴム栓は電線に対する挿通孔を有し、前記ゴム栓の外周面には前記ゴム栓装着孔の内周面に当接可能なリップ部が前後方向に沿って複数並設され、前記複数のリップ部のうちの最後方に位置するものは、他のリップ部よりも、前記ゴム栓装着孔の内周面に対する接触圧が小さくなっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ハウジングにおける前記ゴム栓装着孔の開口縁には前記ゴム栓を誘い込むための面取り部が全周に亘って形成され、このうち前記ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部は、前記ゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部よりも、前後方向の長さが大きくなっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部と前記ゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部とは同じ傾斜角度のテーパ状に形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ゴム栓の外径がゴム栓装着孔の短径よりも大きいがゴム栓装着孔の長径と同じかそれよりも小さくなっており、ゴム栓装着孔内にゴム栓を挿入すると、ゴム栓はゴム栓装着孔の短径側に対向する内周面に押し潰されてゴム栓装着孔の長径方向に伸長し、挿入完了時にはゴム栓装着孔の内周面の全周に亘って密着するため、挿入開始時からゴム栓の外周面がゴム栓装着孔の内周面の全周と緊密に密着する場合に比べ、ゴム栓の挿入力を低く抑えることができる。
<請求項2の発明>
ゴム栓の挿通孔に電線を挿通し、その状態でゴム栓をゴム栓装着孔内に挿入すると、ゴム栓の外周面に形成された複数のリップ部がゴム栓装着孔の内周面に当接される。この場合に、リップ部のうちで最後方に位置するものが他のリップ部よりもゴム栓装着孔の内周面に対する接触圧が小さくなっているから、その分だけゴム栓の挿入力を低く抑えることができる。また、この最後方に位置するリップ部によって電線の振れ止めがなされる。
<請求項3の発明>
ゴム栓をゴム栓装着孔内に挿入すると、その挿入開始時にゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部によってゴム栓が押し潰されて長径方向に伸長し、もってゴム栓がゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部に当接する。さらにゴム栓をゴム栓装着孔内に深く挿入すると、今度はゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部によってゴム栓がゴム栓装着孔内に誘い込まれる。つまり、ゴム栓は、ゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部から長径側に対向する面取り部にかけて長い挿入ストロークをもって当たり合うから、ゴム栓の圧縮率の変化が小さくなり、もって挿入力の急激な上昇を効果的に抑えることができる。
<請求項4の発明>
ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部とゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部とが同じ傾斜角度のテーパ状に形成されているから、ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部がゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部よりも傾斜が緩くなっているものに比べ、ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部の前端位置をゴム栓装着孔の開口側へ後退させることができる。その結果、ゴム栓装着孔の全長が大きくなるのを抑制できる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図9を参照して説明する。本実施形態に係るコネクタは、相手側となる雄コネクタ(図示せず)と嵌合可能な雌コネクタであって、ハウジング10と、端子金具30と、ゴム栓50とを備えて構成される。なお、以下の説明においては相手側となる雄コネクタとの嵌合面側を前方として説明する。
端子金具30は、金属板材を折り曲げ加工することで前後方向に細長く形成され、図2に示すように、その略前半部分が相手側となる雄タブ(図示せず)を挿入して接続可能な筒部31とされ、その略後半部分が電線40の端末に圧着して接続可能なオープンバレル状の圧着部32とされる。圧着部32は、電線40の端末芯線41にかしめ付けられる前端部32aとその後方に位置する後端部32bとからなる。圧着部32の後端部32bには、防水用のゴム栓50が嵌着されており、このゴム栓50の後端からは電線40のみが導出する形態となっている。端子金具30がハウジング10内に正規挿入された状態では、端子金具30の後端から延出する電線40がハウジング10の後面から後方へ導出されるようになっている。
ゴム栓50は、例えばシリコン製であって全体として円筒状をなし、その中心に前後方向(軸方向)に貫通する電線挿通孔51を有し、この電線挿通孔51を通して電線40の端末被覆42に嵌着されるようになっている。ゴム栓50の外周面と電線挿通孔51の孔面とは互いに同心の略真円形をなしている。ゴム栓50の前端部の外周面は圧着部32が巻き付けられる被圧着部52とされ、ここに圧着部32が圧着することでゴム栓50が端子金具30に保持されるようになっている。
ゴム栓50の外周面のうち被圧着部52よりも後方には、前後方向に一定間隔をあけて並列する複数(図示する場合は4つ)のリップ部53が周方向に形成されている。各リップ部53は、径方向外向きに突出する形態とされ、このうち前側に位置する3つのリップ部53aは互いに同形同大で前後幅を短くして形成され、最後方に位置する残りのリップ部53bは、前側に位置する3つのリップ部53aよりもその突出高さを高くするとともに前後幅を長くして形成されている。各リップ部53は、ゴム栓50が後述するゴム栓装着孔12内に挿入されたときに、ゴム栓装着孔12の内周面に密着するようになっているが、最後方に位置するリップ部53bは、前側に位置する3つのリップ部53aよりもその突出高さが低いことに起因してゴム栓装着孔12の内周面に対する接触圧が低くなっている。もっとも、この最後方に位置するリップ部53bは、その前後幅が長いことに起因してゴム栓装着孔12の内周面に対して前後方向に長い範囲で当接し、もってゴム栓50の後面から導出される電線40の振れ止めとして機能するようになっている。
なお、ゴム栓50の外周面のうち被圧着部52よりも前方には、圧着部32が前方へ抜けてしまうのを防止するための抜け止めリブ54が形成されている。圧着部32は、抜け止めリブ54と最前方に位置するリップ部53aとの間に、前後移動を規制された状態で巻き付けられるようになっている。
ハウジング10は、合成樹脂材により形成され、その内部に端子金具30とともにゴム栓50を挿入するためのキャビティ11が形成されている。キャビティ11は、図1に示すように、上下2段で幅方向に複数列となって整列状に配置されるとともに、前後方向に延出して形成されている。キャビティ11の前半部13には撓み変形可能なランス14が形成されている。ランス14は、前方へ片持ち状に延出するとともに前端側(自由端側)に係止突起14aを突出させた形態であって、その後端を支点として前端側が上下方向に撓み変形可能となっている。ランス14の後端はキャビティ11の長さ方向中央部近くに形成された段付面15に接続されており、この段付面15の前方にはランス14の撓み空間16が保有されている。本実施形態の場合、上段側のキャビティ11に対応するランス14はキャビティ11の内周面の底壁にその後端を接続させてその上面に係止突起14aを有する一方、下段側のキャビティ11に対応するランス14はキャビティ11の内周面の天井壁にその後端を接続させてその下面に係止突起14aを有しており、それぞれ反転姿勢をとっている。
キャビティ11内に端子金具30が挿入されると、端子金具30の前端に係止突起14aが干渉してランス14が撓み空間16側へ撓み変形するが、その後、端子金具30がキャビティ11内に正規深さで挿入されると、ランス14が弾性復帰してその係止突起14aが端子金具30の筒部31の後端縁を係止し、端子金具30が抜け止め状態に保持されるようになっている。
さて、キャビティ11の後半部(段付面15よりも後方領域)は、キャビティ11の前半部13よりも一回り大きな径をもって開口するゴム栓装着孔12となっている。ゴム栓装着孔12は、その断面形状がやや縦長の長円形(詳しくは楕円形)をなし、幅方向に短径、高さ方向に長径となっている。そして、ゴム栓装着孔12は、図1に示すように、各キャビティ11と対応して上下2段で幅方向に複数列となって整列状に配置されており、幅方向及び高さ方向に隣接する者同士がほとんど隙間なくつめられている。これにより、ハウジング10の幅寸法が狭められ、コネクタ全体としての小型化が図られている。
ハウジング10の後面におけるゴム栓装着孔12の開口縁にはラッパ状に拡開する面取り部17が全周に亘って形成されている。この面取り部17はゴム栓50をキャビティ11内へ誘い込む役割を果たすものである。面取り部17のうちゴム栓装着孔12の長径側に対向する部分(以下、長径側の面取り部17aと呼称する)は、ゴム栓装着孔12の短径側と対向する部分(以下、短径側の面取り部17bと呼称する)と同じ傾斜角度のテーパ状に形成され、かつ、その前後長さ(図2の(a)において符号Xで示す)が短径側の面取り部17bの前後長さ(図2の(b)において符号Yで示す)よりも大きくなっている。
そして、ゴム栓装着孔12の短径(開口部分の短径であって面取り部17bを含む)はゴム栓50の外径(ゴム栓50の最大外径であって前側に位置する3つのリップ部53aの直径に相当)よりも小さく設定されているとともに、ゴム栓装着孔12の長径(開口部分の長径であって面取り部17aを含む)はゴム栓50の外径よりも大きく設定されている。なお、最後方に位置するリップ部53bの外径はゴム栓装着孔12の面取り部17よりも前方に位置する前方内周面18の短径とほぼ同じに設定されている。
したがって、ゴム栓50は、図4に示すように、ゴム栓装着孔12内へ挿入された当初においては短径側の面取り部17bとは当接するものの長径側の面取り部17aとは非接触とされる。その後、ゴム栓50がゴム栓装着孔12内に押し込まれると、ゴム栓50は、図5に示すように、短径側の面取り部17bによって少しずつ幅方向に押し潰されて高さ方向(ゴム栓装着孔12の長径方向)に伸長し、その伸長先端部50aが長径側の面取り部17aと当接するや更にこの長径側の面取り部17aによって少しずつ押し潰される。最後にはゴム栓50は、図9に示すように、ゴム栓装着孔12の面取り部17を摺り抜けて前方内周面18の全周に亘って緊密に密着するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。まずゴム栓50の電線挿通孔51に電線40の端末を挿通させ、その状態でゴム栓50の被圧着部52に対して端子金具30の圧着部32をかしめ付け、電線40をゴム栓50とともに端子金具30に接続させる。続いて、図2に示すように、端子金具30の先端を対応するキャビティ11の後端面に対向して配し、その状態からキャビティ11内へ端子金具30を挿入する。端子金具30の前端がキャビティ11の前半部13に移行すると、図3の(a)に示すように、端子金具30の筒部31が係止突起14aと干渉してランス14が撓み空間16側へ撓み変形される。このとき、端子金具30の筒部31は、図3の(b)に示すように、キャビティ11の前半部13における幅方向両側面によって遊動規制されるから、幅方向に軸ぶれすることはない。
引き続き端子金具30を押し込むと、図4の(b)に示すように、ゴム栓50のうち最前方に位置するリップ部53aが短径側の面取り部17bに突き当たる。このとき、図4の(a)に示すように、最前方に位置するリップ部53aと長径側の面取り部17aとは未だ接触していない。さらに端子金具30を挿入すると、図5の(b)に示すように、最前方に位置するリップ部53aが短径側の面取り部17bによって後ろに引きずられつつ幅方向に圧潰されるとともに、高さ方向に伸長する。このとき、図5の(a)に示すように、最前方に位置するリップ部53aのうちの伸長先端部50aが長径側の面取り部17aと当接する。
端子金具30をさらに深く挿入すると、図6の(b)に示すように、最前方に位置するリップ部53aのうち伸長先端部50aを除いた部分が短径側の面取り部17bを摺り抜けて前方内周面18のうちの短径側に対向する面18aによって強く押し潰される。このとき、図6の(a)に示すように、最前方に位置するリップ部53aのうちの伸長先端部50aは、未だ長径側の面取り部17aと摺動しており、この面取り部17aによって圧潰されつつある。
端子金具30をまたさらに深く挿入すると、図7に示すように、最前方に位置するリップ部53aの全体がゴム栓装着孔12の面取り部17を摺り抜ける一方で、このリップ部53aの直後方に位置するリップ部53aが代わってゴム栓装着孔12の面取り部17と摺動し始める。あとは、図8から図9にかけて示すように、後方に位置するリップ部53a,53bが上記と同じ動作をもって次々とゴム栓装着孔12に挿入され、これによってキャビティ11内のシールがとられる。
こうしてゴム栓50がゴム栓装着孔12に正規深さで装着されると、図9の(a)に示すように、端子金具30がキャビティ11の前壁11aに当て止めされるとともにランス14が弾性復帰して端子金具30を抜け止め状態で保持する。またこの状態で、最後方に位置するリップ部53bは、前方内周面18のうちの短径側に対向する面18aと緩く当たり合うが、前方内周面18のうちの長径側に対向する面18bとは非接触とされる。この最後方に位置するリップ部53bの主たる役割は、ゴム栓50の後面から後方へ導出された電線40の振れ止めを図る点にある。
上述のように本実施形態によれば、ゴム栓50の外径がゴム栓装着孔12の短径よりも大きいがゴム栓装着孔12の長径よりも小さく設定され、ゴム栓装着孔12内にゴム栓50を挿入すると、ゴム栓50は、短径側の面取り部17bに押し潰されてゴム栓装着孔12の長径方向に伸長し、挿入完了時にはゴム栓装着孔12の前方内周面18の全周に亘って密着するようになっているから、従来のように挿入開始時からゴム栓50の外周面がゴム栓装着孔12の面取り部17の全周と緊密に密着するよりも、ゴム栓50の挿入力を低く抑えることができる。
また、ゴム栓50は、その前端部が短径側の面取り部17bを摺り抜けたあと長径側の面取り部17aと摺動するようになっているから、ゴム栓装着孔12の面取り部17と長いストロークをもって当たり合うこととなる。その結果、ゴム栓50の圧縮率の変化が小さくなり、ゴム栓50の挿入力の急激な上昇を効果的に抑えることができる。
さらに、長径側の面取り部17aと短径側の面取り部17bとが同じ傾斜角度のテーパ状に形成されているから、ゴム栓装着孔12の全長が大きくなるのを抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ゴム栓装着孔が幅方向に短径、高さ方向に長径となっていたが、本発明においては、ゴム栓装着孔が幅方向に長径、高さ方向に短径となっていても構わない。特に、ハウジングを低背化したい場合には、ゴム栓装着孔が幅方向に長径、高さ方向に短径となっているとよい。また、ゴム栓装着孔は数学的に定義される楕円形に限らず、長径と短径とを有する長孔であればよい。
(2)上記実施形態では、ゴム栓が端子金具に保持された状態でゴム栓装着孔内に挿入されたが、本発明においてはゴム栓と端子金具とが互いに離間していても構わない。また、ゴム栓は、電線挿通孔を有さず、空きとなるキャビティに対応するゴム栓装着孔を塞ぐためのダミー栓であっても構わない。さらに、ゴム栓は、複数の電線挿通孔を有する一括ゴム栓であっても構わない。
(3)上記実施形態では、ゴム栓の外径がゴム栓装着孔の長径よりも小さく設定されていたが、本発明においては、ゴム栓の外径がゴム栓装着孔の長径と同じであってもよい。
(4)上記実施形態では雌コネクタについて例示したが、本発明は雄コネクタに適用可能である。
本発明の一実施形態に係るコネクタの背面図 (a)端子金具を挿入する前のキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具を挿入し始めたときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具を深く挿入したときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具をより深く挿入したときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具をさらに深く挿入したときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具をさらに深く挿入したときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具をさらに深く挿入したときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図 (a)端子金具を正規深さで挿入したときのキャビティを示す側断面図 (b)同じく横断面図
符号の説明
10…ハウジング
11…キャビティ
12…ゴム栓装着孔
13…キャビティの前半部
14…ランス
17…面取り部
17a…長径側の面取り部(ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部)
17b…短径側の面取り部(ゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部)
30…端子金具
40…電線
50…ゴム栓
53…リップ部

Claims (4)

  1. ハウジングには長径と短径とを有する長孔の断面形状をなすゴム栓装着孔が前後方向に沿って形成され、前記ゴム栓装着孔内には後方からゴム栓が挿入され、このゴム栓が前記ゴム栓装着孔の内周面に密着することでシールがとられるコネクタにおいて、
    前記ゴム栓の外径は、前記ゴム栓装着孔の短径よりも大きいが前記ゴム栓装着孔の長径と同じかあるいはそれよりも小さくなっており、かつ、
    前記ゴム栓は、前記ゴム栓装着孔内への挿入過程で前記ゴム栓装着孔の短径側に対向する内周面に押し潰されて前記ゴム栓装着孔の長径方向に伸長し、挿入完了時には前記ゴム栓装着孔の内周面の全周に亘って密着する構成とされたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ゴム栓は電線に対する挿通孔を有し、前記ゴム栓の外周面には前記ゴム栓装着孔の内周面に当接可能なリップ部が前後方向に沿って複数並設され、
    前記複数のリップ部のうちの最後方に位置するものは、他のリップ部よりも、前記ゴム栓装着孔の内周面に対する接触圧が小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングにおける前記ゴム栓装着孔の開口縁には前記ゴム栓を誘い込むための面取り部が全周に亘って形成され、このうち前記ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部は、前記ゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部よりも、前後方向の長さが大きくなっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ゴム栓装着孔の長径側に対向する面取り部と前記ゴム栓装着孔の短径側に対向する面取り部とは同じ傾斜角度のテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
JP2005060667A 2005-03-04 2005-03-04 コネクタ Abandoned JP2006244904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005060667A JP2006244904A (ja) 2005-03-04 2005-03-04 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005060667A JP2006244904A (ja) 2005-03-04 2005-03-04 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006244904A true JP2006244904A (ja) 2006-09-14

Family

ID=37051108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005060667A Abandoned JP2006244904A (ja) 2005-03-04 2005-03-04 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006244904A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010067479A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及び防水コネクタ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63257187A (ja) * 1987-04-14 1988-10-25 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
JPH0214139Y2 (ja) * 1984-10-19 1990-04-18
JPH07263077A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Yazaki Corp コネクタ用防水栓および防水コネクタ
JP2004119088A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd 電気コネクタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0214139Y2 (ja) * 1984-10-19 1990-04-18
JPS63257187A (ja) * 1987-04-14 1988-10-25 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
JPH07263077A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Yazaki Corp コネクタ用防水栓および防水コネクタ
JP2004119088A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd 電気コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010067479A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd ゴム栓及び防水コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5754412B2 (ja) コネクタ
JP5423233B2 (ja) コネクタ
US20160134044A1 (en) Female terminal assembly
JP2014017119A (ja) 防水型コネクタ及びワイヤシール
EP2437357A1 (en) Connector
US20200176917A1 (en) Terminal fitting and connector provided therewith
EP2058905A1 (en) A connector
JP2020042914A (ja) 端子金具
EP2493025A2 (en) Connector
JP2008198528A (ja) 基板用コネクタ
JP2009283212A (ja) コネクタ
KR20170070997A (ko) 커넥터의 록킹 구조 및 커넥터
JP2014075202A (ja) ゴム栓及びゴム栓付き端子金具
JP2007141609A (ja) コネクタ
JP5310489B2 (ja) 防水コネクタ及びゴム栓
JP2010062028A (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
JP2006244904A (ja) コネクタ
JP2011134580A (ja) コネクタ
JP2010092626A (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
JP2009176580A (ja) ジャック型コネクタ
JP5898603B2 (ja) コネクタ及びシール部材
JP2016212969A (ja) コネクタ
JP2005222815A (ja) 端子金具及びコネクタ
JP4768641B2 (ja) 防水コネクタ
JP2007026705A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20091102